4-17-1
4-17
日照阻害
4-17-1
現況調査
(1)調査内容
日照阻害に係る現況調査の内容を表4-17-1に示す。
表4-17-1 日照阻害に係る現況調査の内容
調査項目 調査方法 調査地点 調査時期
日照時間 日影範囲
【現地調査 】
現地で状況 確認を実 施する方 法
建設予定地 周辺
平成24年12月19日(水)
平成24年12月20日(木)
【机上検討 】
現 ク リ ー ン セ ン タ ー の 建 築 物 に よ る 時 刻
別 日 影 線 図 を 机 上 検 討 に よ り推 計 し 、 現 地 調 査 結 果 と の 整 合 性 を 確 認 した 上 で 、 等 時
間日影線図 を作成
-
注)平成24年12月19日は天候が「 晴一時曇」であった ため、途中で 調査を中断し、12月20日に再度調 査を実施した。
(2)調査結果
① 現地調査結果
現地調査結果は、図4-17-1(1)~図4-17-1(4)の写真に示すとおりである。
8時の日影線は、現クリーンセンターのやや北西側に位置している。以降の時間は太陽
高度の上昇に伴って、日影の範囲は狭くなり、11時~13時頃の日影線は、現クリーンセン
ター北側の道路に沿った位置となっている。14時以降は北東に日影線が延び、15時は北側
4-17-2 8時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
9時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
10時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
4-17-3
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
11時
現 ク リ ー ン セ ン タ ーの北側道路
4-17-4 12時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
12時
現 ク リ ー ン セ ン タ ーの北側道路
13時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
4-17-5
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
15時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北方向
16時
現 焼 却 施 設 屋 上 か ら北東方向
4-17-6 ② 机上検討結果
現クリーンセンターの建築物による時刻別日影線図を机上検討により推計し、現地調査
結果との整合性を確認した上で、等時間日影線図を作成した。検討方法は、「4-17-2 施
設の存在による日照阻害の予測及び影響の分析」における予測方法と同様の手法とした。
時刻別日影線図(8時~16時の日影線)と現地調査時に撮影した写真の比較結果は図
4-17-2に示すとおりであり、机上検討による日影線と現地で確認した日影線は一致している。
この時刻別日影線図を基に作成した等時間日影 線図(建築物の影になる時間を示した
4
-17
-7
9時
8時
10時 11時 12時
16時
15時
14時
13時
図4-17-2
4
-17
-8
図4-17-3
4-17-9
4-17-2
施設の存在による日照阻害の予測及び影響の分析
(1)予測項目
予測項目は、新焼却施設の存在による日影の範囲及び時間とした。
(2)予測地域
予測地域は、建設予定地周辺とした。
(3)予測方法
① 予測式
日照阻害の予測は、新焼却施設の位置、高さ及び形状をもとに、 太陽高度と建築物の高
さから日影の到達位置を求める理論式を用いて、冬至日における日影の範囲及び時間を予
測した。
)
cos
Z
cot
H
L
=
・
・
(
θ
-
α
ここで、
L
H
Z
α
:構造物の 延長方向 に垂直な 方向におけ る構造物 の端から 日影線まで の水平距 離(m)
:構造物の 高さ(m)
:太陽高度 (°)
:太陽の方 位角(°)
:構造物の 延長方向 に垂直な 方向が北か らなす角 度
なお、Z及びθは次の式により求める。
t
cos
cos
cos
sin
sin
Z
sin
=
ϕ
・
δ
+
ϕ
・
δ
・
)
cos
Z
(cos
)
sin
sin
Z
(sin
cos
θ
=
・
ϕ
−
δ
/
・
ϕ
ここで、
ϕ
δ
t
:その地方 の緯度(°)
:太陽の赤 緯(°)
: 時 角 ( ° ) ( 1 時 間 に つ い て15° の 割 合 で12時 を 中 心 に と っ た 値 。 午 前 は 負 、 午
4-17-10 ② 予測条件
日影予測の計算条件を表4-17-2に示す。
表4-17-2 予測条件の設定
項目 計算条件
予測対象日 冬至日
予測時間帯 8時から16時
緯度、経度 北緯34度45分51秒 、東経135度38分51秒
予測計算高 さ 地上0m
建物高さ 地上45m
煙突高さ 地上59m
(4)予測結果
1年のうちで最も日影時間が長くなる冬至日における時刻別日影線図(8時~16時の日影
線)を図4-17-4に、等時間日影線図(建築物の影になる時間を示した図)を図4-17-5に示 す。
1時間以上日影になる範囲はクリーンセンターの敷地から約120mの範囲内であり、住宅
4
-17
-11
図4-17-4 時刻別日影線図
4
-17
-12
図4-17-5 等時間日影線図
4-17-13 ① 影響の分析方法
影響の分析は、予測の結果を踏まえ、新焼却施設の存在による日影の影響が実行可能な
範囲内で回避され、または低減されているものであるか否かについて検討した。また、生
活環境の保全上の目標と予測結果を対比して、その整合性を検討した。
② 影響の分析結果
ア 影響の回避または低減に係る分析
新焼却施設の存在による日影の影響については、1時間以上日影になる範囲内に住宅や
農地は存在しないことから、日影による影響は回避できる。
イ 生活環境の保全上の目標との整合性
日照阻害に係る生活環境の保全上の目標は、「周辺の住宅や農地 に著しい影響を与えな
いこと。」とした。
1年のうちで最も日影時間が長くなる冬至日においては、現況よりも日影の範囲が広く
なると予測されるが、1時間以上日影になる範囲内に住宅や農地は存在しないことから、