2010年7月
NPO法人キャンサーリボンズ
NPO 法人 キャンサーリボンズ
第2回「がん支えあいの日」記念フォーラム
つなげよう、がん支えあいの心を。あなたが大切だから
報告書
-プログラム A がん支えあいトーク&コンサート概要-
<実施概要>
■テーマ 「体験したからこそ伝えたい!あなたにあった検診・自分らしい生活」 ■開催日 2010 年 6 月 19 日(土) 13:15~15:30(開場 12:30) ■会場 ニッショーホール 2F ホール (東京都港区虎ノ門 2-9-16) ■参加申込み 【主催】 特定非営利活動法人キャンサーリボンズ 【特別協賛】 SIEMENS(シーメンス) 【協賛、寄付】 アストラゼネカ株式会社 アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社) がん性疼痛緩和推進コンソーシアム サンスター株式会社 株式会社スヴェンソン ノバルティス ファーマ株式会社 バイエル薬品株式会社 P&Gパンテーン 株式会社メディネット 【後援】 厚生労働省、日本医師会、日本栄養士会、日本看護協会、日本薬剤師会、 日本癌学会、日本がん看護学会、日本癌治療学会、日本緩和医療学会、 日本臨床腫瘍学会、日本対がん協会、労働者健康福祉機構、 がん患者団体支援機構 お申込み者数 1250 名 一般参加者数 700 名■プログラム
(敬称略) 13:15~13:20 開会挨拶 福田護(NPO 法人キャンサーリボンズ理事長、 聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージングセンター院長) 13:20~14:30 がん支えあいトーク 「体験したからこそ伝えたい!あなたにあった検診・自分らしい生活」 <コーディネーター> 山田邦子(タレント、スター混声合唱団団長、NPO 法人キャンサーリボンズ委員) 岡山慶子(NPO 法人キャンサーリボンズ副理事長、朝日エルグループ会長) <パネリスト> 中村清吾(昭和大学病院ブレストセンター長・教授、NPO 法人キャンサーリボンズ理事) 橋本志穂(タレント) <VTR 出演> 中島康雄(聖マリアンナ医科大学放射線医学教室教授、NPO 法人キャンサーリボンズ理事) 14:30~14:40 生活のヒント提案 「あなたらしい生活を支える知恵と工夫」を集めた展示ブースの内容や見所を紹介 岡山慶子(朝日エルグループ会長、NPO 法人キャンサーリボンズ副理事長) 中村清吾(昭和大学病院ブレストセンター長・教授、NPO 法人キャンサーリボンズ理事) 14:40~15:00 休憩 15:00~15:30 コンサート スター混声合唱団 進行:山田邦子(タレント、スター混声合唱団団長、NPO 法人キャンサーリボンズ委員)■開会挨拶
福田護 (NPO 法人キャンサーリボンズ 理事長) 今回の「がん支えあいトーク&コンサート」は、【体験したからこそ伝えたい!あなたに合った 検診・自分らしい生活】をテーマとしていますが、このテーマは、多くの がん体験者の方から寄せられた『自分たちの体験を、がん検診を受けたこと がない方や、不安が大きい患者さんたちのサポートに役立てられないか』と いう言葉から生まれたものです。 この記念フォーラムをきっかけに、一人でも多く方が、がんケアのネット ワークに加わってくだされば大変嬉しいことです。■〔がん支えあいトーク〕 『体験したからこそ伝えたい!あなたにあった検診・自分らしい生活』
コーディネーター 山田邦子(タレント、スター混声合唱団団長、NPO 法人キャンサーリボンズ委員) 岡山慶子(NPO 法人キャンサーリボンズ副理事長) パネリスト 中村清吾(昭和大学病院ブレストセンター長・教授、NPO 法人キャンサーリボンズ理事) 橋本志穂(タレント、山田邦子さんの影響をうけて検診受診) VTR 出演 中島康雄(聖マリアンナ医科大学放射線医学教室教授、NPO 法人キャンサーリボンズ理事) まず、NPO 法人キャンサーリボンズ副理事長 岡山慶子より、トークセッションの趣旨説明がありました。 「今日は、がんを体験した方だけでなく、がん検診を受けたことがない方にもご参加 いただいています。自分に合った検診から自分らしい治療中・後の生活のことまで、 体験者の方とそうでない方が、情報を共有し共に支えあいを考える場にしたいと思い ます。」 山田邦子さんは、3 年前のテレビ番組をきっかけに専門医を受診し、乳がんであること が分かりました。 「私の場合は、偶然早期発見できて早期治療したおかげで、すっかり元気になれました。 だから今度は、人の役に立ちたいと思って活動しています。日本のがん検診受診率は まだまだ低いので、来場者の皆さん一人一人がリーダーになってがん検診を受診する ようにまわりに勧めましょう。」と呼びかけました。 山田さんの影響で乳がん検診を受診したという橋本志穂さんは、 「フリーになる前は、年 1 回、必ず検診を受けていました。それから 10 年以上、検診する 機会がありませんでしたが、山田さんに乳がんが発見されたことで、私も心配になって マンモグラフィー検診を受けようと決意しました。」と話されました。 乳がん検診の現状について、中村清吾先生から紹介がありました。 「乳がん検診の方法には、問診、視触診のほかに、マンモグラフィー検査、超音波検査 があります。マンモグラフィーでは、乳房を薄く伸ばしてX線を使った検査を行ないます。 一方、超音波検査は、乳房の表面から超音波を加えて検査を行ないます。画像診断については、40 歳以上でのマンモグラフィー検査が国のガイドラインで決められています。しかし、場合 によっては超音波検査が有効な場合もあると考えられ、現在そのデータ収集が行われています。また、20 代、 30 代の方にもマンモグラフィー検査が注目されていますが、若い方は乳腺の密度が濃いために小さなしこりを 発見しにくいことが指摘されており、乳がん検診を受けるのであれば、超音波検査の方が適していると考える 専門家は多いです。いずれにしても、年齢やリスクを理解した上で自分に合った検診方法を専門家と相談しな がら決めていただきたいと思います。普段から自分で触診することも大切です。」とのアドバイスがありました。 続いて、「自分らしい生き方ができるように支援していくことも、がん医療にとって重要になってきました。医師が 患者さんの話をよく聞くことはもちろんですが、患者さん同士が医師に相談 しにくいことでも話し合えるような空間を医療現場に作る必要があるでしょう」 と、がん患者さんの生活の質を高めることの重要性を強調しました。 トークセッションの途中には、最新の超音波検査方法である「乳房超音波自動 スキャナー」について山田邦子さんがレポートする様子を放映するなど、最新 の情報も紹介しました。