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訪問面接方式による科学技術に関する意識調査の結果について
科学技術政策研究所では、2011 年 7 月に訪問面接方式による科学技術に関する意識調査を実施しました。
今回の調査では、科学技術の話題に対する関心など、これまで内閣府等で実施されていた意識調査で用い られていた質問のほかに、福島第1原子力発電所の事故に関する意識についても質問を行っています。
取り急ぎ、単純集計の結果を取りまとめましたので、ここに紹介いたします。
1 調査目的 国民の科学技術に対する意識や理解度を把握する。特に、過去の世論調査等で使用された質 問と同等の質問項目を用いることにより、国民の科学技術に対する意識の変化を把握する。
2 調査方法 調査員による個別面接聴取法
なお、調査は、調査実施機関が募った調査依頼者からの質問項目を複合させて行うオムニバス 方式で実施。
3 調査時期 2011 年 7 月 21 日(木)~7 月 31 日(日)
4 調査対象 (1) 母集団 全国 20 歳以上の者
(2) 調査地点の選定 全国を地域と都市規模で層化し、無作為抽出した 100 地点
(3) 抽出方法 性別・年齢層別の割当表に基づく確率標本抽出法
(各地点では、調査員の恣意性を排除し、スタート点から道に沿って 3 軒 おきの世帯訪問によるランダム・ウォークにより、性別・年齢層別の割当 表に沿った個人抽出を遂行。)
(4) 目標回収数 1,000 人(各地点 10 人×100 地点)
(5) 有効回収数 1,010 人(1,000 人+予備 10 人)
5 性・年代別の有効回収数
6 調査実施機関 社団法人 新情報センター
総数(人) 男(人) 女(人) 男(%) 女(%)
20~29歳
135 70 65 6.9 6.430~39歳
185 92 93 9.1 9.240~49歳
152 81 71 8.0 7.050~59歳
166 81 85 8.0 8.460~69歳
174 85 89 8.4 8.870歳以上
198 81 117 8.0 11.6計 1,010 490 520 48.5 51.5
2 7 質問項目および掲載頁
(1) 科学技術に対する関心度(Q1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 (2) 科学技術に対する評価(Q2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4 (3) 科学者や技術者に対する信頼(Q3(1)、(2))・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5,6 (4) 科学的な思考力(Q4(1))・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P7 (5) 科学技術の基礎的概念理解度(Q4(2))・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P8 (6) 科学技術に対する期待(Q5)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10 (7) 今後のエネルギー政策に対する認識(Q6)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11
(8) 太陽光発電の利用に対する考え方(Q7)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P12 (9) 福島第 1 原子力発電所の事故に対する不安(Q8)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13 (10) 原発の事故に関して不安を感じている人の不安要因(Q9(1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 (11) 原発の事故に関して不安を感じていない人の不安を感じない理由(Q9(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P15 (12) 原発の事故に関する科学者・学会等による意見表明の有無(Q10(1))・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16 (13) 原発の事故に関する科学者・学会等による意見表明を聞いてみたい者の割合(Q10(2))・・・・・・・・・・・P17 (14) 科学者等からの情報発信の適切な方法(Q10(3))・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P18 (15) 大規模災害などの緊急時にとるべき対策(Q11)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19 (16) 災害対策強化のために力を入れるべきと思う研究(Q12)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P20 (17) 今後の原子力発電の利用に対する考え方(Q13)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P21
注意:以下に示す図では、科学技術政策研究所で 2011 年 7 月に行った面接調査の回答数を 1,010 人(70 歳
以上を含む)としている図と、回答者の年齢を 69 歳までに制限して 812 人としている図(補正値)がある。こ
れは、過去に実施されている調査の調査対象者が 69 歳までのものがあり、その調査結果との比較を適切
に行えるようにしているためである。
3
(1)科学技術に対する関心度
今回の調査(2011 年 7 月調査)では、科学技術のニュースや話題に関心がある(「関心があ る」+「ある程度関心がある」)者の割合が 76.4%となり、これまで内閣府が実施していた世論 調査で最も高い値であった 63.0%(2010 年 1 月調査)を大きく上回る結果となっている。
図 1 科学技術に対する関心度(Q1)
注:1) 調査では、「先ず初めに、科学技術に対する関心についてお伺いします。」と前書きした上で、「あなたは、科学技術についてのニュースや 話題に関心がありますか。この中から1つだけお答えください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「関心がある」、「ある程度関心がある」、「わからない」、「あまり関心がない」の 4 つを提示し、提示した選択肢のいずれでもない 場合は「わからない」に位置づけている。
3) 内閣府の調査は、内閣府が数年おきに実施している「科学技術と社会に関する世論調査」の結果である。
4) 内閣府が 2007 年まで実施していた世論調査では、「どちらともいえな」の選択肢が設定されていた。
24.9 21.9 21.6 24.7
35.4
33.2 30.8
39.5 38.3
41.0
1.4 3.4
4.2
0.3 1.0
1.0 1.3
0.4
26.8 25.6
20.2 23.9
17.3
13.4 17.4
13.5 11.8
5.8
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
1998
年
10月 内閣府調査
n=2,1152004
年
2月 内閣府調査
n=2,084 2007年12月 内閣府調査n=1,667
2010年1月 内閣府調査 n=1,916 2011
年
7月
NISTEP調査
n=1,010
関心がある ある程度 関心がある
どちらとも いえない
わからない あまり 関心がない
関心がない
(76.4) (63.0)
(61.1) (52.7)
(58.1)
4
(2) 科学技術に対する評価
科学技術の発展についてプラス面が多い(「プラス面が多い」+「どちらかというとプラス面が 多い」)と評価する者の割合は、今回の調査では 48.4%となっており、2010 年 1 月に内閣府が 実施した調査結果の 53.5%よりも 5 ポイント低下している。
なお、内閣府の世論調査では、2007 年 12 月から 2010 年 1 月にかけて、プラス面が多いと 評価する者の割合が 7 ポイント低下していた。
図 2 科学技術の発展のプラス面とマイナス面の評価(Q2)
注:1) 調査では、「科学技術全般についてお伺いします。」と前書きした上で、「科学技術の発展には、プラス面とマイナス面があると言われてお りますが、全体的に見た場合、あなたはそのどちらが多いと思いますか。この中から1つだけお答えください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「プラス面が多い」、「どちらかというとプラス面が多い」、「両方同じくらいである」、「どちらかというとマイナス面が多い」、「マイナ ス面が多い」の 5 つを提示し、提示した選択肢のいずれでもない場合は「わからない」に位置づけている。
3) 内閣府の調査は、内閣府が数年おきに実施している「科学技術と社会に関する世論調査」の結果である。
23.7 20.7 18.6
20.4
35.6 39.8 34.9 28.0
24.4 24.9 35.2 37.9
7.0 3.4
4.7 4.7
5.6 7.3
5.1 7.3
3.7 3.9
1.5 1.7
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2004年2月 内閣府調査 n=2,084 2007年12月 内閣府調査
n=1,667
2010年1月 内閣府調査 n=1,916 2011年7月 NISTEP調査
n=1,010 プラス面が 多い
どちらかというと プラス面が多い
両方同じくらい である
わからない どちらかというと マイナス面が多い
マイナス面が 多い
(48.4)
(53.5)
(60.5)
(59.3)
(9.0)
(7.0)
(11.2)
(9.3)
5
(3) 科学者や技術者に対する信頼
今回の調査で、科学者の話は信頼できる(「信頼できる」+「どちらかというと信頼できる」)と 答えた者の割合は 72.0%となっている(図 3)。一方、技術者の話は信頼できる(「信頼できる」
+「どちらかというと信頼できる」)と答えた者の割合は 80.2%となっている(図 4)。
このことから、技術者に対する信頼感のほうが科学者に対する信頼感よりもやや高いというこ とが分かる。
なお、同様の質問で行っていたインターネット調査の結果を参考までに見てみると、技術者 に対する信頼感が科学者よりも高いという結果は面接調査と同様であった。また、東日本大震 災前後のネット調査の結果同士を比較して見ると、震災後に科学者や技術者に対する信頼感 が低下していたことが分かる(以下の図 3、図 4 の参考図参照)。
図 3 科学者の話は信頼できると思うか(Q3(1))
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注:1) 面接調査では、「科学者や技術者に対する「信頼」についてお伺いします。」と前書きした上で、(1)「あなたは、科学者の話は信頼できると 思いますか。この中から1つだけお答えください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「信頼できると思う」、「どちらかというと信頼できると思う」、「どちらかというと信頼できないと思う」、「信頼できないと思う」の 4 つ を提示し、提示した選択肢のいずれでもない場合は「わからない」に位置づけている。
3) ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では初めから「わからない」の選択肢を調査画面に提示している。なお、ネット調査の結果は 科学技術政策研究所ホームページで公表している。 (→http://www.nistep.go.jp/nistep/about09.html)
4) ネット調査では 69 歳までを上限に調査を実施しているため、2011 年 7 月の面接調査の結果についても参考までに、年齢の上限を 69 歳ま でにしたもの(補正値)を作成している。
13.4 14.0
60.5 58.0
15.8 15.5
4.9 5.7
5.4 6.7
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年7月NISTEP面接調査 20歳~69歳まで
n=812
2011年7月NISTEP面接調査 20歳以上(70歳以上を含む)
n=1,010
信頼できる どちらかというと 信頼できる
どちらかというと 信頼できない
信頼できない わからない
(72.0)
(73.9)
11.3 16.1 6.5 7.1
63.6 69.6 61.7 59.4
6.9 4.6 10.3 13.3
3.1 0.4 3.9 2.9
15.1 9.4 17.6 17.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2010年5月NISTEPネット調査 15歳~69歳 n=777 2010年10月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=790 2011年5月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=744 2011年7月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=761
(74.9) (85.7)
震
災 前 震 災
後
(68.2)(66.5)
6
図 4 技術者の話は信頼できると思うか(Q3(2))
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注:注釈は図 3 の注 1)~4)と同様である。ただし、「(1)「あなたは、科学者の話は信頼できると思いますか。」と聞いていたところは、(2)「あなたは、
技術者の話は信頼できると思いますか。」と聞いている。
22.0 23.0
59.4 57.2
11.1 10.5
2.8 3.5
4.7 5.8
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年7月NISTEP面接調査 20歳~69歳まで
n=812
2011年7月NISTEP面接調査 20歳以上(70歳以上を含む)
n=1,010
信頼できる どちらかというと 信頼できる
どちらかというと 信頼できない
信頼できない わからない
(80.2)
(81.4)
19.4 23.2 14.9
16.0
62.7 66.3 61.2
62.4
5.4 2.9 7.7
7.0
1.7 0.5 2.4
1.7
10.8 7.1 13.8
12.9
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2010年5月NISTEPネット調査 15歳~69歳 n=777 2010年10月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=790 2011年5月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=744 2011年7月NISTEPネット調査
15歳~69歳 n=761
(82.1) (89.5) 震
災 後
震 災 前
(76.1) (78.4)
7
(4) 科学的な思考力
科学的な思考力を問う質問として、新薬の試験方法の妥当性について聞いたところ、2001 年 3 月の調査では 65%あった正答率が今回の調査(補正値)では 61.6%と 3 ポイントほど低 下している。
図 5 新薬試験の妥当性(Q4(1))
注:1) 調査では、「科学技術の基本的な考え方や知識についてお伺いします。テストではありませんので、思ったとおりお答えください。」と前書き した上で、「ここに示すような状況について考えてみてください。二人の科学者が、ある薬が高血圧に効くかどうか知りたいと思っています。最 初の科学者は1000人の高血圧患者にその薬を投与し、血圧が下がった人の人数を調べました。もう一人の科学者は500人の患者にその 薬を与え、別の500人の患者には与えず、それぞれのグループに血圧が下がったかどうか聞いてみました。あなたは、この薬を試験するの に、どちらの方法が適当と思いますか。この中から1つお答えください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「1000人すべての患者に投与する」、「500人に投与し、残り500人には投与しない」、「わからない」の 3 つを提示している。
3) 2001 年 3 月の面接調査では調査対象者の年齢を 69 歳までにして調査を実施しているため、2011 年 7 月の面接調査の結果についても、70 歳以上を含む全回答者を集計したものと、年齢の上限を 69 歳までにしたもの(補正値)の 2 種類の図を作成している。なお、2001 年 3 月調 査の結果との比較では、調査対象者の年齢の上限を揃え、69 歳までの結果(補正値)と比較するようにしている。
65 61.6 56.6
24 33.7 36.3
11 4.7 7.0
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2001年3月NISTEP面接調査 18
歳~
69歳まで
n=2,146 2011年
7月
NISTEP面接調査
20
歳~
69歳まで
n=812 2011年
7月
NISTEP面接調査
20歳以上(70歳以上を含む) n=1,010500 人に投与し残りには
投与しない(正答)
1000人すべての
患者に投与する
わからない
8
(5) 科学技術の基礎的概念理解度
科学技術の基礎的概念理解度(科学技術の基礎的な知識水準)について、過去と共通の 11 問の正答率を用いて比較したところ、2001 年 3 月の調査で 53.6%であった平均正答率が 今回の調査(補正値)では 52.8%と、10 年前とほぼ同じ水準の結果となっている。
個別の問いの正答率を 2001 年と 2011 年(補正値)間で比較してみると、「大陸移動説(7.8 ポイント増)」、「地球中心部の高温性(5.9 ポイント増)」、「人類進化論(2.3 ポイント増)」、「放 射能の人工性(3.0 ポイント増)」、「人類と恐竜の同時代性(4.1 ポイント増)」、「抗生物質の効 能(0.4 ポイント増)」の 6 問の正答率が上がっているのに対して、「放射能汚染牛乳煮沸効果
(7.5 ポイント減)」、「植物の酸素供給(7.9 ポイント減)」、「電子と原子の大小(5.2 ポイント 減)」、「性別決定と父親の遺伝子(3.2 ポイント減)」、「レーザーと音波との関係(7.8 ポイント 減)」と、5 つの問いでは大きく正答率を下げている。
なお、本年 12 月には、同じ質問項目を用いた調査をもう一度行う予定であるため、その結果 を得てから、再度、科学技術の基礎的概念理解度の変動について検討してみたい。
図 6 科学技術の基礎的概念理解度(正答率)(Q4(2))
-共通 11 問又は 6 問の比較-
21.1 13.1
29.3
52.6
74.3 60.3
45.9
28.1 25.2 22.8
29.5 40.2
55.8 66.6
84.0 77.5 77.2
82.6 53.6
20.3 22.0
23.2 24.3
44.3
58.5 58.7
76.5 79.8
83.1 90.4 52.8
17.8 21.0
22.1 23.1
39.0
55.0 58.4
75.4 79.6
80.2 88.3 50.9
0 20 40 60 80 100
レーザーと音波との関係 性別決定と父親の遺伝子
抗生物質の効能 電子と原子の大小 人類と恐竜の同時代性 放射能の人工性 植物の酸素供給 放射能汚染牛乳煮沸効果
人類進化論 地球中心部の高温性 大陸移動説 平均(共通11問、6問(1991年))
% 2011年7月調査(11問)
20歳以上(70歳以上を含む)
n=1,010
2011年7月調査(11問)
20歳~69歳 n=812
2001年3月調査(11問)
18歳~69歳 n=2,146
1991年11月調査(6問)
18歳以上(70歳以上を含む)
n=1,457
9
注:1) 調査では、「ここにあげる①から⑪ついて、「正しい」か、「誤っている」かをお答えください。もし、あなたが知らない時や、自信がない時は、
「わからない」とお答えください。①から⑪それぞれについて1つずつお答えください。」と聞いている。
2) 選択肢は、①地球の中心部は非常に高温である、②すべての放射能は人工的に作られたものである、③我々が呼吸に使っている酸素は 植物から作られたものである、④赤ちゃんが男の子になるか女の子になるかを決めるのは父親の遺伝子である、⑤レーザーは音波を集中 することで得られる、⑥電子の大きさは原子の大きさよりも小さい、⑦抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す、⑧大陸は何万年もかけて 移動しており、これからも移動するだろう、⑨現在の人類は原始的な動物種から進化したものである、⑩ごく初期の人類は恐竜と同時代に生 きていた、⑪放射能に汚染された牛乳は沸騰させれば安全である、と提示している。
なお、それぞれの問いの正誤は次のとおり。①正、②誤、③正、④正、⑤誤、⑥正、⑦誤、⑧正、⑨正、⑩誤、⑪誤 3) 2011 年、2001 年、1991 年の 3 回の調査は、全て科学技術政策研究所で訪問面接方式により実施している。
4) 2001 年 3 月の面接調査では 69 歳までを上限に調査を実施しているため、2011 年 7 月の面接調査の結果についても、70 歳以上を含む全 回答者を集計したものと、年齢の上限を 69 歳までにしたもの(補正値)の 2 種類の図を作成している。なお、2001 年 3 月調査の結果との比 較では、調査対象者の年齢の上限を揃え、69 歳までの結果(補正値)と比較するようにしている。
10
(6) 科学技術に対する期待
科学技術が今後どのような分野で貢献すべきだと思うかを複数選択方式(いくつでも選択 可)で聞いたところ、今回の調査結果は 2010 年 1 月の調査結果よりも、「資源・エネルギーの開 発や貯蔵に関する分野(10.3 ポイント増)」、「宇宙・海洋の開拓に関する分野(12.0 ポイント 増)」、「製造技術などの産業の基盤を支える分野(12.9 ポイント増)」、「未知の現象の解明、新 しい法則や原理の発見(15.8 ポイント増)」が、大きく高まっている(赤色丸部分)。
図 7 科学技術が貢献すべき分野(Q5)
(いくつでも選択可)
注:調査では、「次に、科学技術に対する期待についてお伺いします。」と前書きした上で、「あなたは、科学技術が今後どのような分野に貢献す べきだと思いますか。この中からいくつでもあげてください。」と聞いている。提示した選択肢は 2 回の調査ともに上図の通りであり、いずれの選 択肢を選ばなかった者の回答は、調査員の聞き取りにより「その他」、「特にない」、「わからない」に位置づけている。
3.3 1.4 0.1
29.7 36.7 24.9
31.5 47.7 36.3
56.7 65.2
75.7
4.0 0.6 0.1
33.3 39.4
40.7 44.4
46.4 48.3
67.0 69.3
77.3
0 20 40 60 80 100
わからない 特にない その他 家事の支援などの衣食住の充実や高齢
者などの生活の補助に関する分野 防災、防犯などの社会の安全・安心に関
する分野
未知の現象の解明、新しい法則や原理の 発見
製造技術などの産業の基盤を支える分野 食料(農林水産物)分野 宇宙、海洋の開拓に関する分野 資源・エネルギーの開発や貯蔵に関する
分野
地球環境の保全に関する分野 医療分野
% 2011年7月 NISTEP面接調査 20歳以上(n=1,010) 2010年1月 内閣府面接調査 20歳以上(n=1,916)
11
(7) 今後のエネルギー政策に対する認識
エネルギー政策で最優先すべきと思う課題を複数選択方式(3 つまで選択可)で聞いたとこ ろ、今回の調査結果は 2005 年 12 月の調査結果よりも、「新エネルギーの導入を推進する
(20.7 ポイント増)」、「天然ガスの利用を拡大する(21.8 ポイント増)」、「省エネルギーを大胆に 推進する(13.1 ポイント増)」の 3 課題に対する認識が大きく高まっている(赤色丸部分)。
一方、「石油の利用を拡大する(23.9 ポイント減)」に対する認識が大きく低下している(青色 丸部分)。
また、「原子力を推進する」を選んだ者の割合は 6.4 ポイント増加している(橙色丸部分)。
図 8 エネルギー政策で優先すべき課題(Q6)
[3 つまで選択可]
注:1) 調査では、「日本のエネルギー政策についてお伺いします。」と前書きした上で、「エネルギー政策として最優先すべき課題だと思うものを、
この中から3つまであげてください。」と聞いている。2011 年 7 月の調査で提示した選択肢は上図の通り。
2) 内閣府の調査は、2005 年 12 月に実施された「エネルギーに関する世論調査」の結果を用いている。なお、同調査における選択肢は以下 のとおりとなっており、今回の NISTEP の調査では現実に即した表現にするため、選択肢の一部を修正している。
[2005 年 12 月に実施された「エネルギーに関する世論調査」で提示された選択肢]
(ア)安くて便利な石油の利用を拡大する、(イ)多尐高くとも,石油と較べれば二酸化炭素の排出が尐ない天然ガスの利用を拡大する、
(ウ)石油と較べて安価だが、二酸化炭素の排出が多い石炭について、環境に優しくする高度な利用技術の併用を前提に、利用を拡大す る、(エ)安全確保を前提に、二酸化炭素は全く排出せず安価な原子力を推進する、(オ)高くとも二酸化炭素を全く排出しない太陽光発電、
風力発電など新エネルギーの導入を推進する、(カ)生活スタイルを大きく変えることになっても、省エネルギーを大胆に推進する、の 6 つ が提示されている。
3) NISTEP、内閣府の両調査ともに、調査で提示した 6 つの選択肢を選ばなかった者に対して、「その他」または「わからない」かの確認が行 われている。
6.5 0.2
35.9 18.0
20.6 34.7 34.1
59.1
2.7 0.3
12.0 17.8
27.0
47.8 55.9
79.8
0 20 40 60 80 100
わからない その他 便利な石油の利用を拡大する 石油と較べて安価だが、二酸化炭素の排出が多い石炭 について、環境に優しくする高度な利用技術の併用を前
提に、利用を拡大する
安全確保を前提に、発電時に二酸化炭素を排出しない 安価な原子力を推進する
生活スタイルを大きく変えることになっても、省エネル ギーを大胆に推進する
石油と較べれば二酸化炭素の排出が尐ない天然ガスの 利用を拡大する
高くとも、発電時に二酸化炭素を排出しない太陽光発 電、風力発電など新エネルギーの導入を推進する
% 2011年7月 NISTEP面接調査 20歳以上(n=1,010) 2005年12月 内閣府面接調査 20歳以上(n=1,712)
12
(8) 太陽光発電の利用に対する考え方
太陽光発電の利用に対する考え方を費用面に焦点を当てて聞いたところ、今回の調査で 最も高い選択率を得た考え方は、2005 年 12 月の調査結果と同様に、「耐用年数(20 年程度)
までに、毎年の電気代の削減ですべて回収できる程度のお金で購入できるようになれば、使 いたい」というものであった(橙色丸部分)。
その一方で、今回の調査結果は 2005 年 12 月の調査結果よりも、「太陽光や風力などの新 エネルギーから発電した電気であれば、多尐高くても使いたい(10.5 ポイント増)」と考える者が 倍増し(赤色丸部分)、「新エネルギーから発電した電気を使うことに興味はない(8.5 ポイント 減)」と答えた者の割合は低下していた(青色丸部分)。
図 9 太陽光発電の利用に対する考え方(Q7)
[一つだけ選択]
注:1) 調査では、「太陽光発電の利用についてお伺いします。」と前書きした上で、「あなたは、費用面でどの程度条件が合えば、太陽光発電をお 使いになりますか。この中から1つだけお答え下さい。」と聞いている。
2) 内閣府の調査は、2005 年 12 月に実施された「エネルギーに関する世論調査」の結果を用いている。
3) NISTEP および内閣府の調査ともに、提示した選択肢は上図のとおりである(ただし、「その他」と「わからない」は提示していない。)。なお、
耐用年数の「20 年程度」という記載は、NISTEP の調査で加筆している(2005 年の調査では別途説明されている。)。
4) NISTEP および内閣府の調査ともに、調査で提示した 5 つの選択肢を選ばなかった者に対して、「その他」または「わからない」かの確認が 行われている。
6.5 0.2
1.7
9.6
24.1 10.5
37.8
5.1 1.8
3.5
14.2 15.6
21.0
38.8
0 10 20 30 40 50
わからない その他 既に使っている 耐用年数(20年程度)までに最初にかけたお金の回 収はできなくても、環境に優しいエネルギーであれ
ば、使いたい
自ら購入することに興味はないし、新エネルギーから 発電した電気を使うことにも興味はない 自ら太陽光発電設備を購入することには興味はない が、太陽光や風力などの新エネルギーから発電した
電気であれば、多尐高くても使いたい 耐用年数までに、毎年の電気代の削減ですべて回収 できる程度のお金(150万円程度)で購入できるように
なれば、使いたい
%
2011年
7月
NISTEP面接調査
20歳以上(
n=1,010)2005
年
12月 内閣府面接調査
20歳以上(
n=1,712)13
(9) 福島第 1 原子力発電所の事故に対する不安
今回の調査から、7 月末現在においても、9 割近くの人が福島第 1 原子力発電所の事故に 対して不安を感じていることが分かる。
なお、同様の質問で行っていたインターネット調査の結果を参考までに見てみると、不安を 感じている者の割合はネット調査のほうが 15 ポイントほど低くなっていた。
図 10 福島第 1 原子力発電所の事故に対する不安(Q8)
注:1) 調査では、「以下の質問では、3 月 11 日に発生した東日本大震災(福島第1原子力発電所における事故を中心)に関連することについてお 伺いします。」と前書きした上で、「福島第1原子力発電所の事故の影響に対する不安について、あなたが現在感じている不安の度合いを、
この中から1つだけお選びください。」と聞いている。提示した選択肢は上図のとおり(ただし、「その他」と「わからない」は提示せず、回答状 況によって位置づけている。)。
2) NISTEP で同様の問いを用いて実施したネット調査では 69 歳までを上限に調査を実施しているため、参考までに、2011 年 7 月の面接調査 の結果についても年齢の上限を 69 歳までにしたもの(補正値)も作成している。
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注:ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では「わからない」の選択肢を初めから調査画面に提示している。
49.3 50.8
37.3 36.3
7.0 6.4
5.2 5.1
1.1 1.1
0.1 0.2
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年7月NISTEP面接調査 20歳~69歳まで
n=812
2011年7月NISTEP面接調査 20歳以上(70歳以上を含む)
n=1,010
非常に 不安である
どちらかというと 不安である
どちらとも いえない
どちらかというと 不安でない
全く 不安でない
わからない
(87.1)
(86.6)
39.6 37.1 33.1
34.2
34.7 38.2 39.4
38.2
12.3 11.4 13.1 12.2
9.3 8.6 9.1 9.2
2.8 3.0 3.5 4.6
1.5 1.7 1.8 1.6
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年4月NISTEPネット調査 20歳~69歳まで n=756 2011年5月NISTEPネット調査
20歳~69歳まで n=744 2011年6月NISTEPネット調査
20歳~69歳まで n=770 2011年7月NISTEPネット調査
20歳~69歳まで n=761 非常に 不安である
どちらかというと 不安である
どちらとも いえない
どちらかというと 不安でない
全く 不安でない
わからない
(74.3)
(75.3)
(72.5)
(72.4)
14
(10) 原発の事故に関して不安を感じている人の不安要因
今回の調査において、原発事故に対して不安を感じている人の不安要因で最も高いもの は、「放射能・放射性物質の身体への影響が分からないこと」となっている。なお、この結果は ネット調査でも同様であった。
図 11 不安を感じている人の不安要因(Q9(1) -2011 年 7 月 NISTEP 面接調査-
注:1) 調査では、Q8で「非常に不安である」または「どちらかというと不安である」と答えた方に、「あなたは、福島第1原子力発電所の事故に関し て、どのようなことに対して不安を感じていますか。この中からいくつでもお選びください。(M.A.) また、お選びになったものの中から、あ なたが最も不安だと思うものを1つだけお選びください。」と聞いている。提示した選択肢は上図のとおり(ただし、「その他」と「わからない」
は提示せず、回答状況によって位置づけている。)。
2) 同様の問いを用いて行ったネット調査では対象者を 69 歳までとしているため、面接調査の結果についても 69 歳までの図(補正値)を作 成している。
(参考:ネット調査で聞いた場合 - 2011 年 7 月 NISTEP ネット調査-)
注:ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では「その他」の選択肢を初めから調査画面に提示している。
80.9 66.4
61.6
61.5
60.3
44.4 36.4
27.0
0.7
35.7
12.7
13.8 14.2
10.3
5.7
3.4
2.8
1.3
80.4
68.4
62.6
64.0
59.3
44.7 35.0
27.3
0.7
35.0
12.1
14.4 16.2
9.7
5.8
3.0
2.6
1.3
0 20 40 60 80 100
放射能・放射性物質による身体への影響が分からないこと
事故がいつ収束するのか分からないこと
同じような事故がまた起きるのではないかということ
事故の情報が十分得られていないこと 水道水や食材の安全性
日本の経済活動が停滞すること
電力不足
今後の生活が成り立つかどうかということ
その他、わからない
% 複数選択の場合n=880 20歳以上(70歳以上を含む)
1つだけ選択する場合n=880 20歳以上(70歳以上を含む)
複数選択の場合 n=703 20歳~69歳まで
1つだけ選択する場合 n=703 20歳~69歳まで
85.7 79.3 68.8
77.7 75.3 64.1 58.8 35.2
3.1
30.7 18.0 9.8
11.1 12.3 7.6 6.2 3.1 1.3
0 20 40 60 80 100
放射能・放射性物質による身体への影響が分からないこと 事故がいつ収束するのか分からないこと 同じような事故がまた起きるのではないかということ 事故の情報が十分得られていないこと 水道水や食材の安全性 日本の経済活動が停滞すること 電力不足 今後の生活が成り立つかどうかということ その他
% 複数選択の場合n=551 15歳~69歳まで
一つだけ選択する場合n=551 15歳~69歳まで
15
(11) 原発の事故に関して不安を感じていない人の不安を感じない理由
今回の調査で、原発事故に対して不安を感じていない人の不安を感じない理由で最も高い ものは、「今後の生活に不安を感じていないため」となっている。一方、ネット調査では、同じ理 由とともに「放射能・放射性物質の身体への影響の有無が分かってきたこと」も高くなっている。
図 12 不安を感じていない人の不安を感じない理由(Q9(2) -2011 年 7 月 NISTEP 面接調査-
注:1) 調査では、Q8 で「どちらかというと不安でない」または「全く不安でない」と答えた人に、「福島第1原子力発電所の事故に関して、あなた が不安を感じない理由について、以下の選択肢から該当する理由をいくつでもお選びください。(M.A.) また、お選びになったものの中 から、最も不安を感じない理由を1つだけお選びください。」と聞いている。提示した選択肢は上図のとおり(ただし、「その他」と「わからな い」は提示せずに、回答者の回答状況によって調査員が「その他」又は「わからない」に位置づけている)。
2) 同様の問いを用いて行ったネット調査では対象者を 69 歳までとしているため、面接調査の結果についても 69 歳までの図(補正値)を作成 している。
(参考:ネット調査で聞いた場合 - 2011 年 7 月 NISTEP ネット調査-)
注:ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では「その他」の選択肢を初めから調査画面に提示している。
46.0 31.7 25.4 25.4 23.8 20.6 14.3 14.3 9.5
25.4 9.5
9.5 12.7 7.9
12.7 4.8
9.5 7.9
43.1 27.5 25.5 23.5
27.5 23.5 13.7 9.8 9.8
25.5 5.9
9.8 15.7 7.8
15.7 5.9 5.9 7.9
0 20 40 60 80 100
今後の生活に不安を感じていないため 水道水や食材の安全性が確保されていると考えられるため 事故がこれ以上悪化しないと考えられるため 自分の経済活動に対する影響は生じていないため 居住地域での電力不足に対する心配がないため 放射能・放射性物質による身体への影響の有無が分かって
きたため
事故に関する情報が十分に得られているため 今後このような事故が起きることはないと思われるため その他、わからない
% 複数選択の場合n=63 20歳以上(70歳以上を含む)
1つだけ選択する場合n=63 20歳以上(70歳以上を含む)
複数選択の場合n=51 20歳~69歳まで
1つだけ選択する場合n=51 20歳~69歳まで
46.7 33.3 25.7
38.1 31.4
46.7 17.1
11.4 6.7
22.9 4.8
6.7 14.3 11.4
24.8 8.6 1.9
4.8
0 20 40 60 80 100
今後の生活に不安を感じていないため 水道水や食材の安全性が確保されていると考えら
れるため
事故がこれ以上悪化しないと考えられるため 自分の経済活動に対する影響は生じていないため 居住地域での電力不足に対する心配がないため 放射能・放射性物質による身体への影響の有無が
分かってきたため
事故に関する情報が十分に得られているため 今後このような事故が起きることはないと思われる
ため
その他
% 複数選択の場合n=105 15歳~69歳まで
一つだけ選択する場合n=551 15歳~69歳まで
16
(12) 原発の事故に関する科学者・学会等による意見表明の有無
福島第 1 原子力発電所の事故に関し、科学者・学会等による意見表面が行われていると思 うかを聞いたところ、今回の調査において、科学者・学会等からの意見表明が行われていると 認識している人は 2 割に留まっている。
なお、この結果はネット調査でも同様の結果が得られているが、ネット調査では月日を経過 するごとにその比率が低下していた。
図 13 原発の事故に関し、科学者・学会等による意見表明が行われていると思うか(Q10(1))
注:1) 調査では、「今回の福島第1原子力発電所の事故に関して、日本の科学者・学会などが、それぞれの分野における専門家・専門家集団と しての意見表明を行っているか(メッセージを発信しているか)どうかについて、お伺いします。」と前書きした上で、「あなたは、今回の福島 第1原子力発電所の事故に関して、科学者・学会などは、専門家・専門家集団としての立場から、政府や国民に対して意見表明を行ってい ると思いますか。この中から、あなたの考えに最も近いものを1つだけお選びください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「積極的に行っていると思う」、「どちらかというと行っていると思う」、「どちらともいえない」、「どちらかというと行っていないと思 う」、「行っていないと思う」の 5 つを提示し、提示した選択肢のいずれでもない場合は「わからない」に位置づけている。
3) 同様の問いを用いて行ったネット調査では対象者を 69 歳までとしているため、面接調査の結果についても 69 歳までの図(補正値)を作成し ている。
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注: ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では「わからない」の選択肢を初めから調査画面に提示している。
3.3 3.7
16.5 17.4
29.8 27.8
31.0 30.8
18.1 17.9
1.2 2.4
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年7月 NISTEP面接調査 20
歳~
69歳まで
n=812
2011
年
7月
NISTEP面接調査
20歳以上(70歳以上を含む)n=1,010
積極的に 行っている と思う
どちらかというと 行っている と思う
どちらとも いえない
どちらかというと 行っていない と思う
行っていない と思う
わからない
(21.1)
(19.8)
1.3 1.2
1.6 2.2
18.3 17.2 15.5 14.5
29.5 29.7 28.1 27.1
27.0 23.3 26.9 27.9
18.5 21.4
21.2 22.1
5.4 7.3 6.9 6.3
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011
年
4月
NISTEPネット調査
15歳~69歳までn=756 2011年
5月
NISTEPネット調査
15
歳~
69歳まで
n=744 2011年6月NISTEPネット調査15
歳~
69歳まで
n=770 2011年7月NISTEPネット調査15
歳~
69歳まで
n=761 積極的に 行っている と思うどちらかというと 行っている と思う
どちらとも いえない
どちらかというと 行っていない と思う
行っていない と思う
わからない
(19.6)
(18.4)
(17.1)
(16.7)
17
(13) 原発の事故に関する科学者・学会等による意見表明を聞いてみたい者の割合 福島第 1 原子力発電所の事故に関し、科学者・学会等による意見表面を聞いてみたいかを 聞いたところ、今回の調査から、6 割を超える人が聞いてみたいと考えているのが分かる。
なお、この結果はネット調査でもほぼ同様となっていた。
図 14 原発の事故に関し、科学者・学会等による意見表明を聞いてみたいと思うか(Q10(2))
注:1) 調査では、Q10(1)に続いて、「あなたは、今回の福島第1原子力発電所の事故に関して、科学者・学会などによる専門家・専門家集団とし ての意見表明を聞きたいと思いますか。この中から、あなたの考えに最も近いものを1つだけお選びください。」と聞いている。
2) 選択肢は、「是非とも聞いてみたい」、「どちらかというと聞いてみたい」、「どちらともいえない」、「どちらかというと聞いてみたいとは思わな い」、「聞いてみたいとは思わない」の 5 つを提示し、提示した選択肢のいずれでもない場合は「わからない」に位置づけている。
3) 同様の問いを用いて行ったネット調査では対象者を 69 歳までとしているため、面接調査の結果についても 69 歳までの図(補正値)を作成 している。
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注: ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では最初から「わからない」の選択肢を調査画面に提示している。
25.6 24.8
42.0 39.7
20.1 21.4
5.7 6.0
6.2 7.2
0.5 0.9
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年7月 NISTEP面接調査 20
歳~
69歳まで
n=812
2011
年
7月
NISTEP面接調査
20歳以上(
70歳以上を含む)
n=1,010 是非とも 聞いてみたい
どちらかというと 聞いてみたい
どちらとも いえない
どちらかというと 聞いてみたいとは 思わない
聞いてみたい とは思わない
わからない
(64.5) (67.6)
31.5 26.5
29.2 27.9
38.9 35.9
34.3 35.1
18.8 22.0 19.1 19.4
4.1 6.0 5.2
6.6
3.4 4.4 5.8
5.9
3.3 5.1 6.4
5.1
0% 20% 40% 60% 80% 100%
2011年4月NISTEPネット調査 15
歳~
69歳まで
n=756 2011年5月NISTEPネット調査15
歳~
69歳まで
n=744 2011年6月NISTEPネット調査15
歳~
69歳まで
n=770 2011年7月NISTEPネット調査15
歳~
69歳まで
n=761 是非とも 聞いてみたいどちらかというと 聞いてみたい
どちらとも いえない
どちらかというと 聞いてみたいとは 思わない
聞いてみたい とは思わない
わからない
(70.4) (62.4)
(63.5)
(63.0)
18
(14) 科学者等からの情報発信の適切な方法
放射能や原発事故に関する科学者等からの情報発信のあり方について聞いたところ、今回 の面接調査だけでなく、同様の質問をしたネット調査においても、国民の多く(8 割以上)が、テ レビ等の番組を介した科学者等からの情報発信を望んでいることが把握された。
なお、面接調査では「新聞」が 2 番目に望ましい手段と認識されているが、ネット調査では
「インターネット」が 2 番目に高い手段と認識されていた。
図 15 科学者等からの情報発信の適切な方法(Q10(3)) -2011 年 7 月 NISTEP 面接調査-
注:1) 調査では、Q10(1)、(2)に続いて、「科学者や学会、科学者が所属する研究機関や大学などが、放射能・放射性物質に関する情報や、
地震、原発事故などに関する情報を積極的に社会へ発信しようとする場合、どのような方法でそのような活動を促進したらよいと思います か。この中から適切と思われる方法をいくつでもお選びください。(M.A.) また、お選びになったものの中から、最も適切な方法と思われ るものを1つだけお選びください。」と聞いている。提示した選択肢は上図のとおり(ただし、「その他」と「わからない」は提示せずに、回答 者の回答状況によって調査員が「その他」又は「わからない」に位置づけている)。
2) 同様の問いを用いて行ったネット調査では対象者を 69 歳までとしているため、面接調査の結果についても 69 歳までの図(補正値)を作成 している。
(参考:ネット調査で聞いた場合 -2011 年 7 月 NISTEP ネット調査-)
注:ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では最初から「その他」の選択肢を調査画面に提示している。
86.0
57.9
40.3
35.6
36.6
23.8
16.7
1.4
61.8
11.2
7.8
5.8
8.1
3.6
0.4
1.3
85.1
58.4
46.1
39.0
38.1
26.1
17.4
1.1
59.7
11.0
9.1
6.7
8.1
4.1
0.2
1.1
0 25 50 75 100
1 テレビやラジオなどの番組に出演して説明する
2 新聞に投稿したり、取材を受けて新聞紙上で説明する
3 インターネットを利用して情報を発信する 4 小学校や中学校、高校などに出向いて体験学習や説明
会を開催する
5 公民館などで地域住民を対象にした説明会を開催する
6 ホールなどで大規模な説明会や討論会を開催する
7 雑誌に投稿する
その他、わからない
% 複数選択の場合 n=1,010 20歳以上(70歳以上を含む)
1つだけ選択する場合 n=1,010 20歳以上(70歳以上を含む)
複数選択の場合 n=812 20歳以上~69歳まで 1つだけ選択する場合 n=812 20歳以上~69歳まで
84.2 58.6
54.3 36.1
32.6 31.8 21.2 2.0
58.5 14.8
9.1 4.9 5.3 3.9 1.6
2.0
0 25 50 75 100
1 テレビやラジオ等の番組に出演して説明する 2 インターネットを利用して情報を発信する 3 新聞に投稿したり、取材を受けて新聞紙上で説明する 4 ホール等で大規模な説明会や討論会を開催する 5 公民館等で地域住民を対象にした説明会を開催する 6 小学校や中学校、高校などに出向いて体験学習や説明会を開催する 7 雑誌に投稿する その他
% 複数選択の場合 n=761
15歳以上~69歳まで 1つだけ選択する場合 n=761 15歳以上~69歳まで
19
(15) 大規模災害などの緊急時にとるべき対策
大規模災害などの緊急時にどのような対策をとるべきと思うか聞いたところ、今回の調査で は、選択方式を問わず、「可能な限り迅速な対策」であることが 1 番目に、「安心感を与えるよう な対策」が 2 番目に高くなっていた。
図 16 大規模災害などの緊急時にとるべき対策(Q11)
-2011 年 7 月 NISTEP 面接調査-
注:調査では、「今回の震災を受けて、大規模災害などの緊急時にとるべき対策(住民の安全確保対策、その他の応急対策など)は、どのような ものであるべきと思われますか。あなたの考えに近いものを、この中から3つまでお選びください。また、お選びになったものの中で、あなたが 最も重要だと思われるものを1つだけお選びください。
67.9
55.2
51.0
43.6
41.8
0.2
1.2
31.5
22.3
14.9
16.9
12.7
0.2
1.6
0 25 50 75 100
可能な限り迅速な対策であること 住民に安心感を与えるような対策であること
内容が明確で分かりやすい対策であること 科学的に最悪の事態に備えた対策であること 正確な科学的データに基づいた対策であること
その他 わからない
%
3つまで選択可の場合 n=1,010 20歳以上(70歳以上を含む)
1つだけ選択する場合 n=1,010
20歳以上(70歳以上を含む)
20
(16) 災害対策強化のために力を入れるべきと思う研究
今後の災害対策強化のために必要となる研究について聞いたところ、複数選択方式(3 つま で選択可)で一番高かったのは「災害の状況を早期に把握し、今後の展開を正確に予測でき る研究」(赤色丸部分)であるのに対して、一つだけ選ぶ方式で一番高かったのは「災害発生 前の兆しを検知し、発生を予測できる研究」(青色丸部分)であった。
図 17 災害対策強化のために力を入れるべきと思う研究(Q12)
注:調査では、「今回の震災を受けて、災害対策の強化のためには、科学者や技術者はどのような研究に力を入れるべきだと思いますか。あなた の考えに近いものを、この中から3つまであげてください。(3M.A.) また、お選びになったものの中で、あなたが最も重要だと思われるもの を1つだけお選びください。」と聞いている。
55.8
52.0
49.8
42.9
26.2
24.6
0.2
4.8
20.8
30.2
17.1
12.7
6.2
7.7
0.2
5.0
0 25 50 75 100
災害発生後に、その時々の災害の状況を早期に把握し、今後の展開 を正確に予測できる研究
災害発生前の兆しを検知し、発生を予測できる研究
災害からの復旧・復興の最適化・効率化のための研究 災害発生後に、情報の収集・伝達・共有や意志決定が円滑に行わ れ、災害対策要員や機材と言ったリソースが最大限有効に活用され
ることを支援する研究
災害が発生してもその影響が小さいシステムやネットワーク、早期の 復旧が容易なシステムやネットワークの構築につながるような研究 既存の細分化された分野ごとの研究ばかりではなく、縦割りを排除し
た(領域横断的な)科学技術の研究
その他
わからない
% 3つまで選択可の場合 n=1,010 20歳以上(70歳以上を含む)
1つだけ選択する場合 n=1,010 20歳以上(70歳以上を含む)
21
(17) 今後の原子力発電の利用に対する考え方
今回の調査では、原子力発電の利用をについて現状維持以上の考えを有していた者の割 合は 44.4%となっており、4 年前に(財)社会生産性本部(現在の日本生産性本部)が実施した 訪問留置き調査の結果より 20 ポイント近く低下している。ただし、推進していく(「積極的に推 進していく」+「慎重に推進していく」)と答えた者の割合は 34.8%となっており、4 年前の調査 より 1.9 ポイント増加している。
一方、「現状より減らす」と答えた者の割合は 37.5%となっており、4 年前の調査より 20 ポイ ント近く増加している。さらに、「現在動いている全ての原子力発電を止める」と答えた者の割 合 16.6%は、4 年前の調査より 15 ポイント近く増加している。
図 18 今後の原子力発電の利用に対する考え方(Q13)
注:1) 調査では、「今後の原子力発電の利用についてお伺いします。」と前書きした上で、「あなたは、今後の原子力発電について、どのようなご 意見持ちですか。あなたの考えに最も近いものを1つだけお選びください。」と聞いている。
2) 2011年7月のNISTEPの面接調査で提示した選択肢は、「積極的に推進していくほうがよい」、「慎重に推進していくほうがよい」、「現状を維 持したほうがよい」、「現状より減らすほうが よい」、「現在動いている全ての原子力発電を止めたほうがよい」の5つを提示し、提示した選 択肢のいずれでもない場合は「わからない」に位置づけている。なお、(財)社会経済生産性本部による調査では、「わからない」の選択肢 が回投票に最初から提示されていたと思われる。
3) (財)社会生産性本部(現在の公益財団法人 日本生産性本部)による調査は、1988年の調査は郵送方式で、それ以後の調査は訪問留め 置き法により実施されている。
4) NISTEPの調査および(財)社会生産性本部の調査ともに対象年齢は20歳以上である。
7.1 3.2 1.4
2.4 2.1 1.5 0.4
8.8 5.4 4.7
49.9 38.8
30.0 35.7 17.0
20.5 15.2
33.7 27.5
30.1
14.6 14.8
23.3
28.1 39.7
29.0 20.4
25.7 30.5 9.6
16.4 23.6
24.6
20.3 23.5 30.6 58.3
14.5 18.7 37.5
5.0 4.2 3.0
2.8 4.0 3.4
1.1 2.1
2.4 16.6
7.0 15.3 17.7
10.6 13.8 15.0
4.5 15.0 15.4
1.5
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
1998年11月調査
(n=1,986) 1999年11月調査
(n=4,332) 2000年11月調査
(n=4,354) 2001年11月調査
(n=4,367) 2002年11月調査
(n=4,344) 2003年12月調査
(n=4,322) 2004年10月調査
(n=4,325) 2006年1月調査
(n=2,527) 2007年7月調査
(n=2,499) 2011年7月NISTEP 面接調査(n=1,010)
積極的に 推進していく
慎重に 推進していく
現状を維持する 現状より減らす 現在動いている全ての 原子力発電を止める
わからない
・無回答
( 財
) 社 会 経 済 生 産 性 本 部 に よ る 郵 送 又 は 訪 問 調 査
(68.2) (36.0)
(63.4)
(44.4)
22
(参考:ネット調査で聞いた場合)
注:ネット調査でも同様に聞いているが、ネット調査では最初から「その他」の選択肢を調査画面に提示している。
2.9 3.5 3.0 2.8
30.6 23.8 22.6 23.4
17.0 11.3
11.6 14.1
31.5 38.0 31.8
34.4
10.6 15.3 17.1
17.1
7.3 8.1 13.9
8.3
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
2011
年
4月
NISTEPネット調査
15~
69歳まで
n=756 2011年5月NISTEPネット調査15
~
69歳まで
n=744 2011年
6月
NISTEPネット調査
15~69歳まで n=770 2011年7月NISTEPネット調査
15