af究 鎗 文 J l u ( l MJ l ) m m H m ‖J J M
マグナリウム( Mg/ Al ) ‑ AP 系推進薬の燃焼
羽生宏人● . 野酎克彦糾. 薄日正隆仙 山谷寿夫〜 頻 恵一 P. 斉藤猛男叫
乳用のAP系コンポジット推進薬の燃掛 こより生成する塩化水素の削減方法の一つとして, 金属 触科のアルー ミニウムをマグナ7 )ウム( 独 仏1 %金) で置き換える串を賦み, MgAl ^り推進薬の倣 煉ガス中に含まれる HCl 浪皮および触 特性について検討した.
M岳 仏1 を含む推進薬と従来のAl 系推進薬は . T G美浜より温度管理上ほほ同等の安全性を有する 串が分かったユ 5 0 / Jd g Al ・ A P系推進薬は35 %山 ‑ AP系推進薬に比べJI C l 排出丑を 4 0 % 以上低 下させることが匿められた. そして准勧 叫 さく演掛けの叫癖分の高い鳩 仏孫推進薬ほど HCl 前波効果が大きく, またA係推進薬と此軟して脚 温度および触 速度も高いことがわかった. 特 に Al 系推進薬と比べ, 庄力持掛 ま変わらないものの遡焼速度は 5 0% 位高いことが示された.
1 . 緒 盲
昨今の環境開港に対し,あらゆる分野でその対兼の ための研究が盛んに進められている。固体推進薬の分 野においても例外ではなく.例えば「 排出 HC l ( 塩化水 素) の削減」 が課速の一つであると青えよう.固体推進 薬の棚 ガス中には HCl が多食に含まれており.固体 ロケットの打ち上げによって大気宙や曲別削こ 放出さ れ,掛 こランチャ施投周辺の環境に与える HC l の師 は大きいものと考えられ
y )2
).. HCl が籍生する根本的 な原田は教化剤に過塩素敢アンモニウム( 以下 AP と略 妃)を用いていることにあるが ,A Pはコンポジット固 体推進薬の敢化剤としてコス7 t や放粍性能など様々な 面で今のところ最も適している。したがって , 鵬 推 進薬中の成分を改良することで HC l を削減する方法を 考える必要がある。この場合,固体推進薬の雛 能を
1 999 年 1 月 1 2 日受理
+東脚 研宛糾ヒ 学システム瑚 攻 ( 文辞省宇宙科学研究所)
〒 2 2 9 ‑ 巷51 0 相模原市由野 合3 ‑ 1 ‑ 1 TE L O 42 1 75 9 ‑ め8 2( ダイヤルイン) F A X04 2 ‑ 75 9 ‑ $ 28 3
叫文部省宇宙科学研究所
干2 2 9 ・ 8 51 0 相模原市由野台 3 ・ l ・ l T EL 042 , 75 9 ‑ 8 28 2( ダイヤn / イン) FA X042 ‑ 75 9 ‑ 8 28 3
+ + ●東海大学大学院工学研究科工業化学専攻
〒 25 9 ̲ 1 2 0 7 平壌市北金目 1 1 1 7 T EL 046 3 ‑ 58 ‑ 1 21 1
FA X046 3 ‑ 5 0‑ 2 01 2
Kayak uGa k k a i s h i ,Vo I :60. No・ 2.1 999
凍持しながら低公封 ヒさせることが理想的であろう.
高掛 こよると1 ㌧ 金属姓科のアルミニウム仏1 ) の一 部をマグナリウム 叫 臣 仏1 ) で犀き換えることによ1 3て 愚焼ガス中に含まれる HCl が減少するという報告がな されている。本研究はこの点に注目し,Al の代替金属 餅 としての鳩 仏1 の HC 渦 減助具を走丑的に槻 正す るとともに
,MgAl を固体推進薬の金屑餅 とした場 合の特軌 こついて鮒 したq叫.
2 . 夷職および推進薬趨鹿
本研究で用いた金属粉末は Al と Mg / A l の 2 種類であ る 。 A lは平均粒径 5 0pm である。M g / A は ㈱ レアメ タリック製で租庇が質丑比で Mg: Al ≡5 0: 5 0 の瀞未 を用い.ふるい分ける前のものく 勝入時のまま ,8 S ‑ r e c e i v e d) とふるい分けによって平均粒径 5 0J L mと 2 0 0
I , m のものに嗣並した。
A Pは日本カーリット㈱ 製の平均粒径が1 0 0J L m の
ものをモノモーダルで用いた。
T d e l C o叩 0血 中 o f p r o p e l hnt sbAS go )
; ̲ 1 ら‑ 1 C
‑ 1 m ー 1 2 1 5
1 5 1 5 hQI Al( 5 0 / 5 0 ) ‑ ( 5 0〝m) 2 0
2 0
位 ∝I 〟m)
A l ( 5 0
J L m) 2 0 ‑ ‑
AP( 1 0 0pm
2 .1推進薬の着火性
新しい乱虎の推進薬を扱う上では,まず安全性につ いて検討する必葉がある。したがって.はじめに金属 放熱成分の種類と粒径の変化が推進薬の弟火性に与え
る影取 こついて検討した。
試料租成を Ta b l e l に示す.末端水敢基ポリブタジエ ン ( m B) バインダで硬化させた各銑恥 、 ら約 5 m gの 薄層状の試験片を切断し ,T G 柵 を行った。湘定条件 は加熟達度 が4 ℃/ S および 8 ℃/ S で ,0. 1 MPa の皇薫穿開 気中である 。T G 曲最上で急敵な韮丑減少の起こる着火 温度で着火性を評価した。
2. 2H C l の生成串
HCl はアンモニア同株水に非常に溶解しやすく,求 に付する溶解度は 8 2. 31 8 / 1 0 0 g 水 ( 0 ℃) である7 ) .この 性質を利用して,推進薬を大気圧下で燃娩させ.患焼 ガス中の HCl をイオン交換法によって特製した純水中 に回収し定立した。
Ta b l e 2 の就科は ,Mg 仏1 ( a s ‑ r e c e i v e d) および Al ( 5 0
〟m) と A Pの混合割合の変化に対する HCl 生成率の変 化を鰐べるために調製された。拭科中の金属の混合割 合は 5 % 刻みで 5 %〜25 % まで変化させ,それに伴い A Pを 75 %〜55 % まで変化させた。さらに金属を含ま ない推進薬● ( AP8 0% , 横車推進薬)を加え,全部で11 唖類の試料を作製した。
Ta b l e 3は, A l ( 5 0F L m) と M d Al ( 5 0J L n , 2 0 0J l n) を混合して,MgAl 中の見掛 ナの叫 ; 含有率およUMg A
l の亜種が HC l 削減に与える蹄 について墳封するた めの組成である。共用赴庇を考慮し, HTP B の割合を 1 5 m a ∬%に固定した。
HCl の定盤は次のように行った。推進薬.純水共に 室温で,蝕 は大気圧の密即事昏中で行った。触 ガ ス中の HCl の回収率および生成串は以下に示すような 仮定に基づいて計算した。
【 促 走】
( 1 )放映ガス回収轍 において , HCl の馳 囁 いので 水素イオン濃度P' ]=塩素イオン濃度 【 CI ・ )
也)実酸の生成丘は HC l >C 1 2 であるから
r A P中の Cl 原子は,蝕 によって全てが H Cl に遭 元される 」
【 計 井】
溶液の p H より水素イオン濃度を井出 ml :溶液の塩素イオンの絶好丑 bo l )
Ⅰ 止 :推進薬中の塩素原子の熊村丑( mo l )
回収率 =m l hn 2 生成( 百分) 率( %)
=( 各就科の回収率) / ( 樵準推進薬の回収率) ×l o o 2 . 3億塊状感の観察
鳩 仏嬢 推進薬とA係 推進薬の俵妖状態を置換写真 で観察した。
試料 ま Tdl e l の赴庇のものを用いた。試料の大きさ は 1 0×1 0xl O O 皿 nである。このストランド緋 をス タンドに固定し.上端部から加放したニクロム魚で着 火させ撮影した。カメラはニコン F3 ,カラーフイ叫
I iASA4 0 0である。入射光の偏光は行わなかった。
2.4 火炎温度の封定
Td ) 1 C 3に示される租成の推進薬鉄幹を用いた。妖昇 一 の大きさは 7×7×1 00mm でス トランド状に丑形 し
T a b l e 2Co mpo s 申O nofp r o pe l l m t s( ma s s %)
a ‑ 2 b ‑ 2 ‑ C ‑ 2 d ‑ 2 e ‑ 2 f ‑ 2 g ‑ 2 h ‑ 2 i ‑ 2 j ‑ 2 k‑
HTPB 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 2
0 2 0 Al 5 1 0 1
5 2 0 25
Mg ノ Al 5 1
0 1 5 2 0 25 AP $ 0 75 7 0 65 6 0 5 5
75 7 0 65 6 0 55 T a b t e 3Co J nP d 郵 o nofpmpe 1 1
a
nt S( na s s %) a ‑ 3 b ‑ 3 C ‑ 3 d ‑ 3 e ‑ 3 f ‑ 3 g ‑
3 h‑ 3 i ‑ 3 j ‑ 3 k‑ 3 m 1 5 1 5 1 5 1
5 1 5 1 5 1 5 1 5 1 5 1 5 1 5 M dAl( 5
0J L m) ‑ 2 0 1 6 1 2 8 4 ‑ Mg 仏 1
( 2 0 0〟m) 一 一 2 0 1 6 1 2 8 4 .
A l ( 5 0
pm) 2 AP 65 0 6 ‑ 5 65 4 も 8 ∫ 6 1 2 1 6 ‑ 4 8 1 2 1 6
T d' f e 4 C o mp o s i J t i o nof p r o p e 1 1 a 地 ( ma s s %)
ー a , 4 b
‑ 4
那 ‑ 1 2 2
0 2 0
Mg / AI ( 50 / 5 0 ) 2 0 ( 5 0f 2 0 l m) Al
( 5 0〟m) ‑
Al
( 5 0〝m) 6 0 6 0 た。本研究の火炎温
度の測定方法はストランドの側面 に放射温度計の焦点を国定するため試料 二は側面コー ティング加工は行わなかった。 火炎温度は放射温度
計( 東京頼工株式会社製 RPH‑
LDWP) を用いて測定した
。M g I A l の放射率は,アル ミニウムの億( £ ‑0. 1 2) を用
2 . 5 試料嵐庇を 推進薬の燃焼速度 T b b l e 4に示す.就 いた。
料の大きさは 6×6×7 0 mm で側面をエポキ
シでレス トリクトして側面燃焼を 抑制した。また測定のた
めのセンサとして 0 . 5 mm ¢の フュー ズワイヤを 1 0 m
m問解で 3 本通した。外部に露出 したフユ・ ズワイヤに
は飛散する火花による切断を防ぐ ためにエン
パイヤチュ・ プを被せ保護した。
脚走にはチムニ型
燃焼券を用いた。試料上端部に装 着したニクロム線を
加熱させ , 少 食の着火薬に点火し ス トランド試料を着火させた
。測定は ‑ l MPa , 3 MP a . 5 MPa 付近の圧力の皇素雰囲気中
で行った。
S.
轟果および考察 さ . 1 Fi 着火温度 g . 1は各試料 ( Ta b l e
t ) の T Gの結果である。着火温 度は,各試料とも加熱速度 4 ℃
/ S では約 31 0 ℃であり
, ∫また加熱速度 8 ℃' / S では
約 3 9 0 ℃に上昇するが,加熟遮 度が同じなら MgA l 系
推進琴と A l 系推進薬の着火温度 はほぼ同じである。
したがっ TM dA 係 推進薬は,堤 度管理上 A l 系推進薬とはぼ同等の
安全性を有すると考 えら
3 . 2 H れる。 C l の生成
3 . 2. 推進薬中の 1 金属含有量の影響 MgA 量 l 含
有丑が HC l 削滅効果に与える影 響について検討した。
金属を含まか 、 推進薬( 標準推進 義) 中の C l 庶子は燃焼に
より全て HC l に還元されると仮 定すると,現在の走丑
法において ,HC l 回収率は約 60% であった。そこで
,全ての 1 J C l 湘定実験におい て ,HC l 回収率を 6 0
% と仮定し,棟準推進薬の見掛け の HC l 生成率を 1 0 0 %
とした時,推進薬中の金属含有率 および金属中の見掛
けの Mg 含有率による燃焼ガス中 の HC l 生成率を Fi g . 2 と Fi g. 3
に示す. Fi g . 2 に示される
ように .Ta bl e 2 の試料を用いた実験において ,Al ( 5 0 O A J
△ Mg / A l ( S OF L m) Mg vm l
/
3 4 F L eqti 5 n gRote 6 ( 7 ℃ノ 8 9 S )
F i g l l1 g r L i t i o nt e mp e r a t u r e
o fp r o p e I l a n t sa t O . l MPao f N2
〟m) 系推進薬で A l 含有丑の増加に伴い ,HCI の生成丑 は減少し ,A l
が2 5 0 ( O の暗 ,5 0 % の生成率であった。一 方 ,Mg/ A l ( 50 / 50) ( a s ‑ r e c e i ve d ) を用い
た推進薬で は,金属含有丑の増加による HC l の生成丑
の減少は Al 系推進薬に比べて大きく ,MdA lが 2 5
% の時 ,HC l の 生成率が約 5 % 迄減少している。したがっ
て嘩焼ガス中 の HC 梢悦 効果は ‥M gA 雌 進薬の場合 2
5 %MgA l を 加えることにより .A l 系推進薬に
比 J qO % 以上の HCI を削減出来る。これにより推
進薬中の M dAl が HC 側 減には A は り効果的であるこ
とが分かる。この実験に おいて,金属含有率が増加す
ると AP の含有率が減少 し,金属含有率が高い推進薬
は燃料過多とな・ り,金属 の燃焼効率の低下などが推進薬の
燃焼に負の影響を与 えると考えられるにもかかわらず,金
属含有率の増加 と共に HC l 削減効果は増大している。
これは ,AP の含 有率が減少し金属含有率が増加すると ,C l 原子の
丑が 減ると共に C 1 庶子を挿捉する金屑成分の丑が相
対的に 増加するからであると考えられる。
3 . 2 . 2
台金銀成および抱雀効果
合金中に含まれる見掛けの Mg 含有率お
よび合金の 粒径の HC l 削減効果について検討した。各試料組成は Ta bl C 3 に示される。金属組成については Mg / Al ( 5 0 / 50)( 5 0J l m, 2 0 0〟m) に Al ( 5 0〟m
) を混合し,見掛 ナ 上組成の異なる MdA J を模擬して
いるが,真の MdAl 合金とは物理的,化学的性質が異な
り,ある程度 HCl 塘推効果に差はあると考えられる。 ● ここで
は近似的に
MdA 仲 の Mg 成分の HC l 削減に与える影軌 こついて調
べた oFi g . 3 から MgA
01 (y 7 5.0 9 uO T} Srl qu FE,) u !
小u中U J
a'dluH
' 雫 ㌔ ヽ
O No r t ‑ Me t a f
i Z e d
△ 〟
コ Mg / AJ (
a s ‑ r c c e i V e d ) 0 5 1
0 1 5 2 0 25 3 0 1 始t QZC o n c e n t r a t i o ni nP r o p e uQ n t S
( h k l S S V
F i g . 2 HCI c on c e n t r a t i oni nc omb u
s t i onga svs . me t a l c on c e n t r a t i o
ni nAP・ b a s e d p r oPl l a nt swi t hme t al s ( at O・
I MPa ofAi r ) に伴い,また見糾 すの粒径
が細かい程 HC J 生成牢は減 少する。粒径 5 0J l m の MdA l ( 5 0 /
5 0 ) の場合 ,HC l の生 成卒は約 1 % で,標準推進薬に
比べ HC l 削減劾異は9 9 % になる。したがって金属
含有率 20 % の推進薬におい て. Mg 含有丑が高く.粒径
が小さい M岳 / A l を含む推 進射 ま とHC l 削減効果が
3 . 3 F i g 燃焼状感 . 4血) 〜( C ) に Td) l e l 大きい.
の胤庇の推進薬試料の燃焼状 態の直接写真を示す. Fi g. 4
( a ) は A 係推進薬であるo A l の平均粒径が 5 0J L m で
あるにもかかわらず粒子が確 乾できる大きさに写ってい
る。これは燃焼表面で A l 粒 子が凝集しているという
従来の見解と一致する。一方 MdAl ( 5 0J L m) 系推進射 土 A
l 系推進薬と異なり MdAl 粒子が捻焼表面で凝集せ
ず,個々の粒子が独立して燃 焼していると考えられる 。Fi g . 4( C )
で MdAl ( 2 0 0〝m) 系推進薬の億焼状態を評細に
観察すると .Mg 仏 1 の粒 径が大きくなると.火炎
帯からの熟で表面上の粒子が 加熟され,回転し始め,
その後気相中に放出されてい ることが確故できる。さ
らにその粒子は気相中でもし ばらく回転運動を続けて
いることもわかった。粒子が このような連動をするの
は起子自身から高速で吹き出 す気体成分が存在するた
めであると推測できる。この 吹き出しは A l よりも揮発
性の高い Mg 蒸気である可能 性が高い.以上から MdA
l は単体の金属と異なるメカ ニズムで肱塊が進行して いるものと推測され か 9‑. ‑0 (K
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O AJ ( 5 0J ▲ m)
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( m Q S S 卑) F i g. 5 Fl a m et e mCa t u r eofAp‑ b a
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c on c e n t r a t i oni na l l o ya tdi f f e r e n t p a r t i c l es i z e s( a t0. l MPaofa
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3 . 4火炎温度 Fi g . 5は .Ta b l e 3 に示される就科
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