平 成 3 0 年 3 月 2 2 日 農 林 水 産 部
平成 29 年度第2回山形県農業・農村政策審議会の開催結果について
1 日 時 平成 30 年3月 22 日(木) 14:20~16:00
2 審議会出席者
○会 長 大川健嗣(東北文教大学人間科学部特任教授)
○委員・オブザーバー
阿部多喜子(金山町森林組合認定施業プランナー)、岡田まさえ(山形食 育ネットワーク代表)、佐藤秀之(山形新聞常務取締役編集局長)、相馬佳 苗(オフィスK&M主宰)、髙橋慎知子((農)ひまわり農場理事)、玉谷 貴子((有)玉谷製麺所取締役営業部長)、土屋喜久夫((株)四季ふぁ~
む代表)、後藤雅喜(山形県農業協同組合中央会参事)、平田勝越((株)
山形川西産直センター代表取締役)、吉原元子(山形大学人文社会学部准 教授)
3 会議の概要
事務局から資料により説明の上、「本県の農林水産業を担う人材の育成」について、
意見交換を行った。
【主な意見】
○1 農業を担う多様な人材の育成・確保と活躍の促進
・事情があって離農される場合、直接の子弟でなくても次世代にバトンタッチできれ ば、農地を含めて維持されていくので、「農地と技術の一体的継承の推進」は非常 に重要な取組みである。
・法人化して大量に作ることで、他県や外国から来るものではなく、山形県産のもの がもっと使えるようになればよい。
・加工することで食品ロスを少なくしたり、市場マーケットを広げられるが、一者で 行うとコストが高くなるので大規模化等で対応できるとよい。
・ベテランの技術をいかに引き継ぎ、スムーズに就いてもらえるかが重要。スマート 農業による技術伝承などの取組みにより、継続したものにしていく必要がある。
・頑張っている生産者を積極的にPRや紹介することで、やる気がでたり、同じ世代 や同じ取組みをしようとしている人にも刺激になり、農林水産業の担い手が育つこ とに繋がっていくと感じる。
・新規就農者が直ぐに自立するのは難しく、また、離農する方も農地を新規就農者に 貸すのにはためらいがある。そこで経営体や指導農業士などが農地を借り受け、新 規就農者を雇い、その農地で一緒に働き、育てながら、将来、新規就農者にその農 地を受け持ってもらう仕組みが必要ではないか。
概要版
・独立就農はハードルが高いため、雇用就農という方法や、雇用就農から独立するな どの多様なキャリアプランを見せることも新規就農者の確保には必要ではないか。
・今の生産者が儲かる農業、格好良い農業、自己実現できる農業の姿で、若い人に夢 を見せることも大事。
・次の世代を作るには、今の世代をしっかりと支えていくことが重要。
・夏はハウスでトマトを栽培し、冬は苗木を栽培するなど、農と林を超えた働き方の 支援があるとよいのではないか。
○2 高い競争力を持つ農業経営体の育成
・強い、優れた経営者を育てるというのも大切であるが、他の組織と連携して、小さ いなら小さいなりに自分の得意分野に特化して、苦手なところは他と共同していく 経営のあり方もあるのではないか。また、農業の法人は、商工業者の支援も必要。
そのため、農業関係、商工関係、金融機関が全て組織に入って支援をするという、
「山形県農業経営戦略会議」の取組みはよいと思う。
・身近な窓口、そこから様々な専門家やサポート体制のあるよろず相談所のような仕 組みが必要ではないか。
・今の指導農業士、青年農業士、中でも会社や法人であって、雇用を積極的にやれる 経営体はまだ少ない。強化をして、雇用できる経営体に育てるのが大事。
・農業の経営者が、ものづくりの技術屋から、経営者、経営のマネジメントに変わり つつある。
○3 女性の活躍を促進する環境整備 ・女性に対する支援がまだ少ない。
・外部や女性農業者とのつながりが、女性農業者の自立、経営に対しての考え方を新 たにしてくれると感じたので、アグリウーマン塾のような場を多く作っていただき たい。
・志が高くないと農業士になろうとは思わないので、その志の高い人をしっかりと受 け止めて、支えていくのは、今後 10 年の人材育成で大事なこと。
○4 やまがた森林ノミクスを担う人材の育成・確保
・ただ資格を取るだけではなく、フォレストリーダー、施業プランナーなどの立場の 人たちが、次の世代の人たちに、どれだけ自分がやっている仕事が、素晴らしいこ とかということを、自分で認めて、それを発していくことが大事。
○5 水産業を担う人材の育成・確保
・外から漁業に入りたい方にとって、漁業の入り口が見えない。また、上司となる方 も見えないので、それが見えることが必要ではないか。
以上