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音声音と顔刺激に対する早期統合処理の脳磁図研究

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Academic year: 2022

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

音声音と顔刺激に対する早期統合処理の脳磁図研究

中村, 一太

http://hdl.handle.net/2324/1543937

出版情報:Kyushu University, 2015, 博士(医学), 課程博士 バージョン:

権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (2)

(2)

氏 名:中村 一太

論 文 名:Early Integration Processing between Faces and Vowel Sounds in Human Brain: An MEG Investigation

(音声音と顔刺激に対する早期統合処理の脳磁図研究)

区 分:甲

論 文 内 容 の 要 旨

顔情報と声情報との早期統合は、他者との効率的なコミュニケーションにおいて重要な神経基盤 であると考えられる。本研究では、左右聴覚野における早期の音声と顔との統合処理機能について 脳磁計を用いて検討を行った。

健常ボランティア22名を対象として、顔刺激[V]、声刺激[A]、顔と声の同時刺激[AV]のそれぞれ に対する事象関連磁場成分(P50mおよびN100m)を計測し、左右の聴覚野周囲の各28チャンネルを 用いて視聴覚刺激に対する反応[AV–V]と聴覚刺激に対する反応[A]について解析を行った。解析の 結果、両側聴覚野で、視聴覚刺激に対する P50m振幅が聴覚刺激に対する振幅より有意に上昇して いた。さらに、N100m成分においては、左側聴覚野において視聴覚刺激に対する振幅およびダイポ ールモーメントが音声刺激に対するものと比較して有意に低下していたが、右側聴覚野ではそのよ うな有意差は見られなかった。本研究により、視聴覚刺激(音声音と顔刺激)に対する両側P50mおよ

び左側N100mの変化は、視聴覚統合(顔と声の統合)が早期の処理段階から行われていることを示し

ており、その早期の神経処理機構が、我々の社会生活におけるコミュニケーションの円滑化に寄与 している事が示唆された。

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