国 語 科 学 習 指 導 案
日時 平 成 15年 9月 3日
学級 宮 古市立河南中学校 3年 A鰻 33名 指導者 =卜 え り子
1、 単元 (教材〉 四 状況 に生 きる 人間 の生きる姿をとらえよう 「生 ましめんかな」
2、 教材 について
(D四単元 「状況 に生 きる」 と詩教材 「生 ましめんかな」
この 「生 ましめんか な」は、 ヒロシマの原爆投下の直後 に、と 人 の産婆が産気づいた人か ら赤子を取 り上げて 自 分 は血 まみれにな って 死んで い った とい う詩である。
この単元 には、小説 「故郷 」随筆 「二つの悲 しみ」詩 「お辞犠 す る人」の二つの教材が入れ られて いて、どの作 品 も人間が 自分 をと りまく状 況 と対時 し、状況 とのかかわ りの中で人間 としての どう生 きてい くかを言語によって 表現 した ものである。 また、本単元 は 「読 む こと」 に本格的 に取 り組 む学習 としては中学校最後 の もの となり、昨 年 、自主教材 として取 り入れ た 「ヒロシマ神話」 「夕焼 け」の延長線上 に位置 したい単元で もある。
そ こで、 この二つ の作品の他 にもう一編 「生ましめんかな」 とい う詩 も持 ち込 み教材 として投入 し、生徒たちと 共 に 「人 間 として生 き るとい うこと」について考えたいと思 った。
教材解釈 は、 あとの資料で詳 しく記 したが、作者栗原貞子 さんは、広島で被爆。それ以後、 ひたす ら原爆につい .そ の詩や文章そ書 き続 けてい る人で ある。 この詩は敗戦の翌年に発表 された ものである。栗原 さんは、人づてにこ
の詩に書 いた事実を聞 き、作 詩す る。その時生 まれた女の子 は成長 して広島で生活 しているとい う。
歴史の波 にもまれて生 きて きている人た ち、信 じがた く驚 くような とロシマの事実を無いた 「生 ま しめんかな」
を、中国残留孤児を扱 った 「お辞犠す る人 」 と共に詩教材 として味わせたい。
「言葉 の芸術」 といわれる詩【は、選 び抜かれた言葉によって、韻律 ・イメージ ・思想が一体 とな り、読者 の心 . に感動を もたらす。 とすれば、言葉を丁寧 に読み、イメージを広 げ、作者の思想 に通 ってい くことが詩 を味わ うこ との第一であり、さ らにそこか ら音読 ・朗読 ・群読 などで詩の持つ張律 の美 しさを体得 させてい くことは、言語感 覚 を養 う意味で も大 きな意味 を持つ もの と考 え られ る。
12)教材の自主編成 について
大村はま先生 は、 自分の目の前の生徒 たちのためにどんな教材をどう与 えるかを常 に自問 し、実践 した俸大 本国 語教師で あると思 って いる。今風 の言 い方 で言えば、一人一人の生徒 を診断評価 し、つ けるべ き目話 の力をとらえ そ こか ら、どの場面 で どんな教材を与えれば効果的であるかを実践 した と言 えるように思 う。指導 と評価の一体化 とは この ことをいうのだと考 えている。
軍敬すべき偉大な実 践 は、変化 し続 ける教育現場 の状況 の中で も不易な もの として常 に私 を圧倒す る。自分 もわ ずかなが らで もそん な先生に あやか りたい と考 えている。教科書や指導要領 を鑑 みなが らも、良 い教材 を見る目や 生徒た ちにつけるべ き力をどん な教材を もちいて指導するかなどとい う自主研修をすることで、わず争でも良 い実 践 に近づ きたい、その ような姿勢 を持 って生徒たちの前 に立 ち続 けたいと考 えている。
その ようなことか ら自主教材 を取 り入れた り、教材の編成 がえtまよ く行 っている。生徒 には 「教科書 を学ぶ」 と
「教科書 で学ぶ」 とど う違 うか を助詞の授業 の中で考 えきせ、私 の姿勢 について も理解 させて はいる。
今回 の裁材 もその よ うな考 え方か ら、持 ち込んだ ものである。
3、 生徒 の実態 と本教材
一年生のときか ら受 け持 っている生徒た ちである。また、ガヽ学校の時か ら大 きな問題を抱えて入学 した生徒が
多い学年でもあると全体的には落ち着いているが、生活上の細かい課題は山積みである。しかし、一年との時から
受 け持 って い る ことで 、国語 の授業 にお い て は多 くの生徒 が ま じめ には取 り組 んで い る。
よ く、 「楽 しい授 業 をす る」 ことが大 切 だ という。 しか し、私 の授業 はいわ ゆ る 「楽 しい」 とい う言 葉 とは無縁 で あ る。 「誠実 」 とい う言葉 を私 は よ く生 徒 たちに用 いる。私 自身 も生徒 に誠 実 に投業 をす る とい う ことをモ ッ ト ー に して いるが 、同時 に生徒 た ちに も 「誠実 」 に学習す る ことを厳 しく求 めて いる。学年長 とい う立 場 の私の授業 に厳 しきを求 め る こ とで、学 習 へ の姿勢 を育 てたい と考 えて いるか らで あ る。 い ろいろな問題 を抱 え る本学年 であ るか らこそ よけ いに もその必 要 性 を感 じて い る。
学力 的 には、高 い とはいえ な い。教 科 に よ っては おヽな り落 ち込 んで い る もの もあ る。 また 、 国語 に お いて は、男 子 に比較 的活字 ばな れ して い る生 徒 が多 く、 語彙指導 に苦労 して い る。 た だ 、 咋年度 か らず っ と続 け て いる自己評 価 カ ー ドの 「今 日の授 業 の ま とめや 感猥 」 の欄 には、 多 くが きちん と文 章 と して記 入 し提 出 して い る。発言 をす る ことが 不得意 な〜徒 は 自分 の 思 い を私 に伝 え て くれ る唯一 の もの の よ うで あ る。 国語 の能 力 の観 点一 つ一つを一 人
一人診断すれば、多 くの課 題があるが、その自己評価カー ドの記入やわた しからの返事や評価 によって、自分の課 題をき巴握で きて い る生徒 も多 くな ってきている。 や 、
本学年 の生徒 た ちの中 には情操面で優れている生徒や感性が豊か な生徒 もお り、情感に訴えるだろ う本教材は、 , そのよ うな生徒 た ちに読 みを導かれなが ら、全体的に も心 に響 くものと思われる。
4、 指響 目標
業調観器観選盤欝 聾範誘謝謗灘親襲策闘襲那郷器醐鵠謡審謡。
(D文学的な文 章 を読み、物の見方、考 え方を深めよ うとす る態度を育てる。
12)表現 の仕方 や文章の特徴 に注意 して読み、作者の表現意図を とらえさせ、主題 を読み取 らせ る。
G}文章を読 ん で 、人間 の生 き方や社会 などについて考 えさせ る。
、指導計画 (15時 FH7) 評価規準
指導内容 に町 臨への醐 ・軸 ・餓 話す目(畳肋 書(働 読む鋤 言語について卿判 撤 妊脚漱雛引て、球 さ
せる。「お辞僚する人」いム静 。
詩に興味を持 ち、
いうない設4どを轍的に再ベ
tttl14背景曜 の上に、描かれている状況を読み 来ることができる。
的瞬鍬を期待る。汗 ヽられている載法をうかる。
「お辞儀する人 」 の読解、鑑賞
内容榔 しようとし、急極的に 指した, まとめた, する。
船0‑縮みを生ぶして、搬の期割を螺 し 害者0層動0喘を読み取ることお昭きぢ。
「生ま しめんか なJ の一人読 み。
地 下菫の情景把 握。
1
ヨ分 な りに調 べた, 者えよ うとす る。
青景 を ま とめ られ│
肝量の申の情景瑚慨を討み取ることができる。 強の表現営□などれ、儒り取ヽt―人読みす
;ことおtできる。
1罰PJl動詞の意味周X31わ 卜る。あ な歳J怖駐:が用い 1ているかをわか る
「生 ましめんか な」
の読解、鑑賞
本 隠
こんで発言 しよう1 し、説,取 ろうとサ る。
護という絃惨な状況El申で、新しい命をとみ出そう
■る人たちの準機颯り、そこか耳生ましめれ
【」という言葉にとめられた呂とヽを考えることぶでき'
「二 つ の悲 しみ 」0 諸み。
戦争て央ヮたも2を考えさせる。
署読を ま じめに田 課題を指一杯考 え
聯でわたしたち】失ったものを考たまとめることぷ
〔きる。
魯迅 の時代 を説 明。
「故郷」を読 み 、熙梯たせるく1
主じめに読 み、初寄 み感想を しっかり書
駐の時や描所、:鞍人物など明蘇楢成を大まかに :らえることぷできる。
帰 郷 の場面 を読 み 取 らせ る。
邑んで、発間 につい て考 え よ うとす る
わ た し」が脚 した輔やそのとき0端 靭 された言貫かう詫み取ることllで営る。
ル ン トウ との思 い出の場 面 とヤ ンを読 み取 らせ る( 2
羊習 シー トを しっ いり書 き込 もうと する。
れヽ出019ルントウと「わたし」を比較最みできるく 抄ヤン靭抑ヤン憾い器如ることかできる(
ル ン トウ との再 会の場面 を読 み取 らせ る。 1
籍岡 に対 して よ く 吉え、まとめようとする。
謝された―チつの言発れ形其を詩み取り、そ0 1き0「わたし」とルントウ0心億を考える。
離 郷 の場 面 を読 み取 ら
せ る。 ︐︻
一つ一つの言葉か い情を考 えよ うとす
靭0ときり会話や「わたし」D喘描号から、「わ こじ」0思いを正偉r読み取ることができる。
最 後 の場 面 を 読 み 「わ た し」 の思 い を 読 み取 らせ
る。 1
袴言 はで きな くて 妊習の内容か ら、
断出柳 取りをしようと努力す
卿内容を振りこり、最後に「わたし」情えたこと 心に深 く感 じた ことを桟弧る ことができる。
単元 全 て を振 り返 り、お 況 と人間 にか か わ る自分 のテ ーマ を決 め て レポ ー トを作成 させ る。 1
これ まで のま とめ1 文章か ら課題 を決 1 自分 な りの レポ ー │ に しあ げよ うとす│
評担にそって既留事1を 材料にし、人間がときて1 くということをその生徒 t)にまとめることがでi
︱
︱
︱ 嗣
「状 況 と人 間 」 とい うテ ーマ でパネル デ ィスカ ッ シ ョンを行 い、 感 想を持 =
〈給 合 の時間 と の抱 き合 芝
剰
語を真 剣 に聞 き、廟 なりの意 見を書いたり 苦した りしようとする(
│
6、 本 時の指導 (1)本時の指導 目翠
①原爆 とい う農惨 な状 況の中で新 しい命を生み出そ うとす る人たちの姿を読 み取 り、そ こか ら 「人間 として 生きる」 とい う意味 を考 える。 (読む能力)
② 進んで発言 しようと し、読 み取ろ`とする。 (国語への関心意欲態度) 12)本時の指導構想
前 時の一人読みを生 か した発 問を組み立 てなが ら、主題 に通 りたい。また、科学的読みにおける深層の読 み の手 法を自分 な りの指導過程 のなかに取 り入れなが ら、 レ トリックなどに注 目させ表現意図を考えさせたい。さ
らに、文語的な表現 もあ るので、その点にづいては一人読 みの段階で机間巡視 を しなが らと入 し、理解 させたい。
授 業の始 めに国語教室通信 を配布 して本時の読 みの意欲を喚起 した り、読みの一助 としているが、それ も取 り 入れ ていきた い。
O)本時の展開
学習内容 学習活 動 留意 点 な ど
轄
ス
1、 前時 の猥起 語旬 に注 目しなが ら 地下室の情景をイ メー
ジ化 し、状況を確認 する。
本時への意欲喚起
①時、所 、状況を大 まか に確認す る。
②地下 室の状況 く情景)を 読 み取 る。
・ 「 人いきれ」の語句の意味の確認 教科 リーダーが配 った国語通信に したが っ て、前時のノー トか ら地下室の状況情景 に ついて発表 させ る。 1
・ 「負傷者たちは〜地下室を うず めて いっぱいだ った」の表現意図 、
吾手発 言
峯疑応 答を繰 り返す
す時 に一人読 みで調べている 究科 リーダー主導で、導入部は 圭めさせ る。
ヽ容 が多いので、ス ピーデ ィー
、導入部のまとめと させ、本時 させ る。
韓講覇鉛馨鱗 醐
政 とっの板書
2、 本時 のめあての確認 めあて の指名読 み
「生 ま しめんか な」 とい う言葉 に込 め られた思 いにつ いて考 える 。
書を準備 し、発 問はそれ, なが ら視覚に訴えて行 う。
であ>芳 夕末Ⅲ ム本
3、 範 読
地 下 室 に いた人 々 や 産姿 の思 いを読 み取 る。
4、
。 「不思議な」 とい う言葉 についての読 (期待 される生在 の反応》
鞭 端謡路離 部 !涌織鶴郡器盤部 i寵距蝦 覇鞭 掩i難餓 鮒鞘難
「自分 の病 み を忘れて 気 づか った」 と 接 続 詞 「と」 のかかわ り 「私胡産 婆 で
の 「が 1の 用いナ 孝諄 み酌 スハ
紙用
「が 1の 用い方 を読 み取 る。 1 ゆ っ くりと考 えさせ る。
反復 ・倒 置 な どの技法 や これ まで の読 みか ら、
主 題 を読 み取 る。
(期待され る生徒 の反応 》
義韓題 i挙霧嬰繁鏡斡舗遷鞠認 灘西鱗轟津撃畿軽 !盤軽繁緩 鋼 鞭 努黎
・ 「血まみれのまま」の 「まま」か ら 助産 の様子を読 み取 る。
(期待 される生徒 の反応 〉
板書をノートに書かせる
・レ トリ ックの確認。 感動 的な読 みを させ た い。
感性 が豊 か な生徒 を中心 に発 させ る。
( 期待 され る生徒 の反 応 )
オ
鞭 鞭 鱗 騨 軽 等 翠 畿 鐘 寵 範 鞭 雲
僧)本時 の評価
原爆 とい う凄 惨 な状 況 や その 中で新 しい命 を みだ そ うとす る人 た ち 姿 を読 み取 りそ こか ら
「人 間 と してと き る」と ヽ うことの意味 を考 え る。
( 読む能 力 )
言豪 や技送 か ら的 確 に情景 を読 め る
「生 ま しめん か な」 と い う意束 を考 える こと がで き る。
ま とめの文 章 を豊 か に
友 違 や議 師 の言 葉 な どか ら情景 を読 め る
友達 や教 師 の言妄 か ら左 の こ とを考 え る。
書 と教 師 の ま とめ の 明 を聞かせ る ことで B 段 階 に近 づ ける。
ノー トを集 めて本 時 の 師 に よる コメ ン トに 題 をわか りや す く書 い
と、まとめと次時の予告 ・指 名読 み
・読 みの まとめを 自分 の言葉 で書 く て期待 され る生徒 の ま とめ)
。 「二 つ の悲 しみ」の予―riの指 示
書 くことが でき る。 づ ける。
進んで発言 しよ うとし 読 み取 ろ うとす る。
(国語 への関心意歓態度
常に教師の発問や指 示 に反応 し、的確 な
教 節 の発 問や指示に 反応 しよ うとす る。
階名 した り机 間巡視 しな が ら励 ま しア ドバ イ スす る。 '
7、 板 書計画 別紙
8、 座 席表 (生徒一人一人の本時にかかわ る情報) 別紙 わ
9、 教 材解釈 (資料) 別紙
10、 「国語教室」通信 (資料) 別紙
襲ウ針刃︶
ぽ鎖 軽藩
新母 雑ぶ 韻
苺ド ミ ぼド
ヽ
措ヅ 窃
鶏 壁ザ 窃幹
ぷ穏車朴
学鞠 一串
羽輯 移ぶ
ぶ慕念ふ沖出規
介
普ウ状ツ
単 ASト r ぺ勢 典鼠
齢
,AAゥ`ハヘジ
争争
…→ 谷
号角こべこ〔羊゛浮亨ウ ド
ト蕊 苔 声
亨卜をA と〔トンボ典 4 平せ名ヽ
r■ギー」
:■S も
毎鱗
│ 、】キ s 、
軽塵皐│ヾ
ま l p鱒 童
養暦勝 tお Э雛'4ネ声 苦
品既督sr̲1
溢 S `や さ!半電デ云 ギ f袋 尉
ぶ ↓・a)L五ン→沖卜もドヽ
卓 ′や ヽ豊熊
代 ねチ合゛ き蒔ケ乳丼 ドヽl―こ庁「母ジおSヽ 及1ドヽ、
串・・A 無 将 那
中` ふ 米〔
母 ジト心「 典岸
翌毬盤盤
ラを王子五>゛君卜さ辞ず
詩﹁生ましめんかな﹂教材研究
/
制作者について粟原貞子 一九一三年広島県に生まれる ︒広島で原燥に道い ︑その後 ︑平和の詩を書き続けている ︒﹁ヒロシ
マというとき﹂﹁私は広島を証言する﹂などがある ︒
0作品解釈生ましめんかな x口む粒役島助銅当ん舎と喜の艶調苓各﹂竪の路﹁生ませたい﹂という強い言い方
﹁こわれた︐の地下室の夜だった﹂と﹁こわれた﹂﹁地下室﹂﹁夜﹂と暗いイメージを重ねることで ︑読み手を地下室の夜何か起きるのだなというドラマの入り日に立たせる ︒
﹁ローツク一本ない暗い地下室は原子爆弾の負傷者たちでいっばいにうずめられていた ︒﹂という表現と比蚊してみると︑この表現は ︑﹁負傷者たち﹂をま請にすることで負傷者たちの動きや苦しみが読み手に伝わHる︒ 一行日の地下室の在から負傷者たちの姿にスポットが当てられる ︒また ︑この﹁は﹂は取り立ての助詞であり﹁負傷者たちは︐うずめている﹂となるので ︑彼らの意志的な行動が読み取れる ︒
体言を重ねて ︑最後も体言止めにすることで ︑そのほかの凄惨な状況を ︑人間が ︑肉体の塊のようになりつつあるような ︑この世のものとも思えない無残な状況を想像させる ︒もしかして ︑既に死んでいる人もいたつかもしれないし︑傷日がくさってうじがわき ︑そのうじが肉を食べる音などが聞こえたかもしれない ︒
﹁その﹂の指示する内容←②③④⑤死に近い無残な状況の中から ︒﹁不思議な声﹂とは具体的には次の行の﹁赤ん坊が生まれる﹂を指す ︒﹁不思議な﹂とは ︑誰もが死んでもおかしくない状況の中で﹁赤ん坊が生まれる﹂とはどういうことかということ︒
O目跡□助囲□田阿□日日回研回四日刀応日岡協欄問隅掘田□魔冊田日田困口船四四四/
一
な掴軽粥範描劉賊梁戦率犠翌牡 ャい荘辞緊
す 中一 も
威酢鞠賊夢 ヽ
﹁不思議な﹂に対応して﹁揚にそぐわない﹂という﹁驚き﹂も読み取られる ︒
⑩︼覇□■田口回四田□柄□閉品質科盟四B□悶扇阻盟日B■四鳳将職m朋田四四踊閉日日掘日日珊凹口四日﹁人々﹂←原子塀弾の負傷者たち ︒①が気遣 っている内容 ︒
﹁と﹂←接続詞 ︑順接の意 ︒︿被門を入った ︒と︑ベルが鳴った︶時間的 ︑心情的空間を生み出す ︒ ﹁すると﹂と比較すると︑時間的にやや早い様子や多少の意外性が読み取れる︒また ︑﹁私が﹂の﹁が﹂に注目すると︑なぜ﹁は﹂ではないのだろうという疑問が浮かぷ ︒つまり︑0人々が気通ったことが具体的にここからJ浮かび上がってくる ︒誰かが ︑﹁誰か生ませてやって臣しい﹂とか ︑﹁産婆はいないのか﹂などという声があったのだと読み取れる︒だから︑﹁私が産姿です ︒私が生ませましょう﹂という表現になる ︒
死という言葉に象徴されるような摸惨な状況の中で新しい命が生まれ ︑その命を取り上げた産姿は ︑自分の流した血と赤子を取り上げた■で血まみれになり︑そのまま息をひきとった ︒﹁かくて﹂という言葉には﹁自分の痛みを忘れて気遣った﹂人Tや血まみれになりながら必死にとりあげた産姿の様子やおそらく産声をあげて生まれ出たであろう赤子の様子などをイメージできる ︒また︑人々の﹁うましめんかな﹂という思いの中で生まれたと読み取ることができる ︒﹁血まみれのまゴ﹂の﹁まま﹂からは ︑﹁生ましめ﹂て ︑
果てていくという産婆やまわりの人違の﹁人間として生きた ︑生きている﹂という思いを読み取ることがで
き る
︒
上日具 蜘卿岡 醐珈蜘
蜘 帥 印抑 的申 性 抑弾巾 雑市中 け﹄巾 殖帥沖 鵡中ら ﹁ た
れ 己 L ︑ 舛 性韓
ウ 埠帥 巾暇姉 ゆい巾 中殻帥 中 抑
ていることや ︑旬説点がないことからもここに主題が収厳されていると読みたい ︒
﹁生ましめんかな﹂とは︑産婆だけでなく︑この場にいる人たち多くの声である ︒そのことは反復されていることからも読み取れる ︒また ︑﹁己が命捨つとも﹂という言葉は︑生ましめんために命を捨てたのではなく︑﹁原子爆弾という非人間的な化学兵器の犠性になっていても﹂と読みたい ︒
Xこの詩を﹁生と死の交錯﹂と読む読み方もある ︒たしかに︑形象的には ︑生と死が交錯している ︒しかし︑
この詩の題が全てを話っているように思われる ︒生まれ出ようとするものを﹁生ましめん﹂とする人間の強き︑﹁命﹂への限りない員敬を中心に表現している ︒
極限状態の中でも︑産気づいた若い女を気遣った人々 ︒極限状態の中でも命を生み出すという使命を果たそと思った産婆 ︒戦争という井人間的なことの犠牲になり自分の命が果てるかもしれない幣だったからこそ︑
I N
I
脇 麟 鱗 聯 き 随 鴨 隈 数 雛 誕 築 禁
な﹂
さ を 描 い て い
る ︒