別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 甲 第 3118 号 氏 名 高畑 洋
論文審査担当者
主査 小野 賢二郎 教授 副査 新家 俊郎 教授
副査 中牧 剛 教授
(論文審査の要旨)
2 型糖尿病患者では, 酸化ストレスが惹起され, 血管障害を引き起こすことが知られて おり, 持続グルコースモニタリング(CGM)での血糖変動が大きい程, 酸化ストレスが増大 する事が報告されている. 本研究では2型糖尿病患者においてCGMではなく, 血液検査で HbA1c, グリコアルブミン(GA), 1,5-アンヒドロ-D-グルシトール(1,5-AG)などの血糖変 動を評価するマーカーと酸化ストレスマーカーであるd-ROMs との関係を調査した.
d-ROMs, HbA1c, GAおよび1,5-AG を測定した2 型糖尿病患者234 を対象に横断研究を行 った. d-ROMs, GA, 1,5-AG, 空腹時血糖(FPG), 脂質代謝マーカーや患者背景の関係を調 べた.
多変量解析では, HbA1c <8.0%の患者は 1,5-AG、性別, HbA1cおよびメトホルミンの使 用が, HbA1c≧8 の患者は GA, 性別, FPGが, d-ROMs の独立した要因として特定された.
以上より, コントロール良好の2型糖尿病患者には1.5-AG, コントロール不良な2型糖 尿病患者には GA が酸化ストレスを反映するという新しい知見を得ており、学術論文に相 当すると判断した。
論文題名:Association of Hemoglobin A1c, 1,5-Anhydro-D-glucitol and Glycated Albumin with Oxidative Stress in Type 2 Diabetes Mellitus Patients: A Cross-Sectional Study (2 型糖尿病患者におけるヘモグロビン A1c、1,5-アンヒドロ-D-グルシトールおよびグリ コアルブミンと酸化ストレスの関連の検討:横断研究)
掲載雑誌名:Diabetes Therapy 2020年 掲載予定
(主査が記載、500字以内)