静岡理工科大学紀要 2 1
展示周波長多重光通信システムの設計と構築
D 回 i 伊 叩 dT r i a l M a n u f a c t u r e o f a W a v e l e n g t h Di 吋 sionM 雌 p l e x e d 句 l t i 回 1 T r a n s m 邸 i o nS y s t e m f o r 盈 p o s i t i o n 袴 田 吉 朗 *
Yω : h i r o HAKAMA':臥
Ab s 刷 : Th e p a p e r s u m m a r i z e s 白 d e s i g no f a W a v e l e n , 併 1 D i v i s i o n M u l t , 静 l e x e dOp 畑 1T r a n s 凶 s s i o nS 附 mfor E ヰlO s i t i o n . I t ∞ n s i 描 o fa p l a s t i c o p t i 伺 1 f i b e ζ ap e r s o n a l ∞ mpu 岡 P I C r n i c r o ∞ mpu 加 叩 dop 回 1 f i 1 蜘.A G r e e n a n d a Red lED a r e u 鈴 df o r o p t i c a l 伽lS r n i 胞 r s . 百 l es y s t e m h a r 伽 r a r e ∞ n f i 思 m u i o n a n d s o : 食 w a r e ∞ n f i g u r a t i o n a r e p r 配 民 l y d 回 α i b e d 担 保 p a p e r .
1 . はじめに
多くの高校生に電気電子に対して興味を持って貰うためには,
働く","光る",唱が出る"などの要素を取り入れた展示物カ効 果的ではないかと考えている.この観的、ら昨年度には文字が"
光り"ながら"動くヘという 2 つの要素を取り込んだ漢字表示電 泊易示板(以下漢字ディスプレイ)を設計,試作し [ 1 ] . いろ
いろな所で使用してみて効果がありそうな感触を得た 一方. 3 年前にプラスチック光ファイパ(P O F ) を用いた低 速の泊直信システムを作り,オープンキャンパスの展示におい て使用してきた
今回両者を組み合わせることにより,オープンキャンパスに 来場された高校生に「高校名 j を教えて貰い,その「高校名 j
を治直信システムにより伝送し,漢字ディスプレイに表示する ようにすればよりインパクトがあり,電気電子に対して今まで よりも興味を持ってもらえるようになるのではないかと考えた のが,本システムを構築することにしたきっかけである.
幸いにも所望の波長フィルタを入手することカ?できたので,
従来の治直信システム(以下緑色通信系)をそのまま生かして,
新たに赤色通信系を製作し波長多岳町重信システムとして構築 することにした本論文では今回試作した波長多島町重信シス テムの設計および試作内容をとりまとめた結果を示す.
2 . システムの概要 2 . 1概要
因 2 . 1 にシステム全体の構成を示す.本システムは緑色通 信系旬 r e n ) と赤位置信男女問。を 2 つの波長フィルタで合成・分 離し. 1 本のプラスチック光ファイパ(P O めを用いて伝送する 波長多岳町直信システムである.送信器(以下TX).受信器(以
F I L ‑ l F I L ‑ 2 図 2 . 1 システム全体の構成
却 1 0 年 2 月5 日受理
*理工学部電気電子工学科
下RX).漢字ディスプレイ ( d i s p ) などを構成する主要部品に は PIC マイコンを使用している.
2 .2緑包重信系
TX. RX とも P I C 1 6 問 4A により構成している .τx 内部に格 納した下記のデータを SW 切り替えにより選択して送信する.
① M ∞ metoD El波田町田 KOU G.広 UKA( メモリに格納
② QUIαFOXJUMPSOV 四 百 f f i lAS YDOO 包 EPROM に 格 納
図22 に示すように. 8 ビットのデータを 1 ピットのスタート ピットおよび 1 ピットのストップビットで挟み込んで伝送する 調歩同期方式を用いて送受信を行っている. 1ピット時間は 1仙ns. すなわち伝通車度は 1助制d であり.~可古車度を教えて 遅くしてlEDの点滅がよく分かるように配慮した .τx では,
データの送信に先立ちフレーム同期パターンとして 5個 の * (あるいは SW 切り替えにより亦訟を送{言するようにし,受 信データを液晶ディスプレイに表示するときにフレーム同期が 取りやすいようにした.
LSB MSB
スタートピット DO 01 02 03 04 05 06 07
T1 τ ' 2 ストップピット
50ms 1 ∞ I m s ( 1 0 b a u d )
時間一一→
図 2 . 2 緑色通信系における伝送路フォーマット RX において 1 バイトのデータを受信する手順は以下の通り である.なおプログラムは α :s社の Cコンパイラを用いて作 成し. RS232C の送受信は C 言語の命令を使用してソフトウェ ア的に実現した.
( a ) ポート Aの RA4にフォトトランジスタ τP S 6 0 1Aを接続し ており .RA4出力をセンスしてスタートビットがHになるのを 待つ. PIC マイコンのクロック周波数は却 M 匝である.
( b ) RA4=H を検出したら半ピット時間である 5 伽lS ( 1 1 )だ
け待ち,その後 1 ピット時間 1 仙 n s ( 1 2 )待つ毎に 8 ピットの
データをI.S B から順次受信し,変数 I X d に格納する.
2 2
( c ) 8 ピットのデータ受信が終了したら. 1 ピット時間(1仙 n s ) 待ち. RA4=L によってストップピットを確認し 1 バイトの受 信を終了する.
(の受信したデータを2ox2行の LCD キャラクタディスプレイ に表示させる.
( e ) なお RX における P I C をリセットするとフレーム同期パタ ーンの受信に移行し. 5 個のフレーム同期パターンを受{笥愛デ ータの受信が可能になる.
図 23は,使用した波長フィルタの波長一遺品率特性を示し ている.遷移帯域は 5 倫 u n ‑ ‑ 氏励 m であり,緑色(5 2 5 nm)に おける遺品率はほぼ 0である.また赤色( 伽m)における透 過率は 0 . 9 8 である.したがって緑色のlED光が反射,赤色の IED 光が透過するように, POF に対して波長フィルタを 4 5 。 の 角度をなして固定する治具を作製して使用した.
1 . 0
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4 ∞
図2 . 3 赤色通信系
500 6 0 0 700 波長( n m )
使用した波長フィルタの波長一透過率特性
P c . τX , RX および漢字ディスプレイ,赤色1ED,
トランジスタ,波長フィルタおよびPOF などからなる.
800
フォト
通信には, P I C マイコン(P I C 1 6F<併鮎)および PC にインプ リメントされている UART (調捗同期通信)機能を使用した.
また PC で使用した RS232C 通信は,インターネットからダウ ンロードした f C + + における RS232C 通信クラス j を基にして 一割譲買を加えて実現した.
( 1 ) PC
以下の 2 つのプログラムを作成して使用した.
漢字データ作成プログラム 胸 l j i ̲ i n p u t e x e 漢字データ送受信プログラム h 蜘 n . e x e h t e r m . e x e を起動してマウスを右クリックすると, S h e llEx聞も巴
命令を用いて k a n j i ̲ i n p u . t e x e を諸子し,ファイル回 g i ̲ ! 伽低血 i に格納した漢字データを読み込むことができる.
(2)τX. RX および漢字ディスプレイ
最初は. PCから送信した高校名のデータを P I C 内部の EEPROM に書き込んだ後,このデータを順次バケツリレー的に 受信側に伝送する方式を検討した.漢字ディスプレイでは,
EEPROM に漢字データを書き込んだ後,漢明回数の値を変数 NAME MAX に格納し,データの表示に新子する.
伝送速度は以下のようになっている.
PC‑τχ 間 192 助 制 d
Vo 1 . 1 8 . 2 0 1 0
τX‑RX 間 1 9 . 2 k b a u d RX 一漢字ディスプレイ間 1 9 . 2 肋 ' a u d しかし,この方式では PC において高校名を送信してから,
漢字ディスプレイか漫示を開始するまでに数 1 0 秒の時聞がか かった.このため最終的には RX において受信データを EEPROM に書き込むのを止め,受信データを単にトランスペア
レントに漢字ディスプレイに送信する方式に変更した.
3 . ハードウェア構成
3 . 1 1 叉
図 3 . 1 に τx の回路図を示す.ポート B におけるRB3の出力 により NAND ゲート ( 7 4 H OX>)を用いた 2 ・ 1 セレクタを制御し,
RB3 =L の聞は,阻 2 出 力 低 S232C 出力)を PC に返送する.
一方 TX の EEPROM に漢字データが書き込まれるとRB3 =H に なり .RB2 出力低 S232C 出力)によって赤色lEDを点滅させ,
POF を介して RX に向けて光信号を送信する.
光信号を送信中に新しい高校名を受信すると. RS232C の受 {詰 J ' り込み PIRがアクティブになる.この結果図 4.4のフロー チ ャ ー ト に 示 す よ う に 変 数 w r i 包 : ̲ f l a g = 1 となる. この w 託児flag= 1 の結果を受けてRB4が L となる.この信号を.l(均 F
とlO kQ から成る微分回路を介してNANDゲートを用いたアー スクランプ型の単安定マルチバイブレータに入力し,入力信号 の立下りエッジを用いてトリガをかけ, P I C のリセット信号 (9Jns幅)を生臆する.このリセット信号によって P I C をリセ ットし,新しい高校名の受信に移行するようにしている.
M A 沼 3 2Aは RS232C のレベル変換用の I C であり, PC から 送信される: ! : 1 5 V の信号を TI 工レベル ( + S V ) に変換している.
2 番 ピ ン 仮XD) に T線を, 3番ピン(1XD)に R線を接続 することによりクロス接続を実現している.また RIS 線は CIS 線に, UIR 線 を 日 B 線および DSR 線に折り返している.
3 . 2 RX
図 32 に RX の回路図を示す.フォトトランジスタ1P S601A に 1kQの負荷抵抗を直列接続し,全体に 5Vの逆バイアスをか けて広帯域化を図り受光系を構成している.負荷抵抗の値は 1 9 . 2 k b a u d の伝送速度に対して十分な帯域カ苛尋られるように,カ ットアンドトライによって調整して 1kQに決定した.後置した コンパレータIM311Pによって論理振幅を 5Vにまで矯幅して いる拭オペアンプを用いればしきい値の調整が不要となるた めベターであったかも知れない.
当初は,漢字データに先立って伝送する図 45 に示すヘッダ ーフレーム(5 8個の*. n u m b e r 包 B ) . データ個数也B) お よと燃結デリミタ祖 ω において,フィールド脚nの債が更新 されたときに「新しい高校名 J を検出できたとするプログラム を検討した.しかし,この方法では理由は不明であるが. num の差分を再現性良く検出することかできす慨念した.
そこで「新しい高校名 J を送出するのに先立ち, τ x から R 岱 凶 t
信号を送信するようにし,この信号を検出したときに「新しい
2 3 静岡理工科大学紀要
リセット 2 事
赤色 LED → POF へ
図 3 . 1
き と のし 迫出ド
弛 み 一
郎読モ
1 ‑ 2 ‑ 3 一 4
‑ 5
‑ 6
‑ 7
四