• 検索結果がありません。

への影響を勘案して,主桁下面に鋼製のストラット部材を設け,

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "への影響を勘案して,主桁下面に鋼製のストラット部材を設け,"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)5‑355. 土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月). 下弦ケーブルを用いた有ヒンジラーメン橋のたわみ回復補強工法に関する有効性 (株)富士ピー・エス. 正会員. (株)富士ピー・エス. 正会員. ○ 西 真鍋. 弘. 阪神高速道路公団. 正会員. 鈴木. 威. 英規. 阪神高速道路公団. 正会員. 若槻. 晃右. 1.はじめに 喜連瓜破高架橋は 1979 年に建設された橋長 154m のPC3径間連続2主有ヒンジラーメン箱桁橋である. 本橋は供用されてから 5 年後に,中央ヒンジ部の垂れ下がりが問題となり,経過観察,各種検討が行われてき たが,近年の点検結果より垂れ下がり量が 2002 年 12 月時点で 236mm であること,経年変化量が年々約 2mm 〜9mm 程度の進行傾向にあること,また,アルカリ骨材反応の劣化を窺わせるコンクリートの材料物性値が 確認されていることなどから,複合的な要因と推定され,今後の垂れ下がり抑止や回復を目的として,図‑1 に示すような大規模補修・補強工事が実施された.以下にその工法概要と有効性について述べる. 2.本補修方法の概要 本橋は主要幹線道路の交差点を跨ぐ高架橋であり,街路交通. 外 ケーブル: SWPR7BL 19S15.2. への影響を勘案して,主桁下面に鋼製のストラット部材を設け,. ストラット: STKN490B. 外ケーブルを偏心配置させる構造(以下,下弦ケーブル構造) 案が採用された.以下に本橋における主な補強概要を記す. (1)外ケーブルは作業性から SWPR7BL 19S15.2 を 4 本/全橋と コンクリート強 度. し,初期張力を 3341kN/本とした.緊張作業は作業時間の制約,. 上部工: 40N/mm2. 導入張力の左右均等化のため 4 本を同時両引きとした.. 下部工: 24N/mm2. (2)ストラット高さは回復量効果に大きく寄与するため,街路走. 図‑1 下弦ケーブル補強の概要図. 行車両の視認性を侵さない範囲で,可能な限り偏心量を確保す る高さに設定した(主桁下面から 4m).なお,ストラットは. 12450. ヒンジ部を跨ぎ配置するため,予め相対変位量を計測し,設. 5. 計ではその結果を反映している.取付作業は路下交差点の一. 偏向部を 0.60m の厚さに設定し,FEM 解析にて局部応力に 対する照査を行った.施工は狭い箱桁内となるため,施工性. 垂 れ下がり量 (m). て対処した.その寸法は部品構成の配置上,定着部を 0.75m,. 10. 0. 部を作業ヤードとして確保し,クレーンを用いて取り付けた. (3)外ケーブル定着部は柱頭部に設け,増し厚コンクリートに. 153900 8×3500 4000 16 × 3500 = 56000 4500 8 ×3500 =28000 4500 4000 =28000. を考慮し,フロー値 45cm の高流動コンクリートを用いた. (4) 既設ヒンジ沓はせん断伝達のみ寄与するゲレンク沓のた め,プレストレスや温度変化による軸力を伝達させるための. 25. 17. 20. 40. 60. 29. 80. 35. 100. 41 45. 12450. 50. 120. 55. 140. 160. 0.050 -0.050 -0.150 -0.250 -0.350. -0.100 -0.150. 72. 74. 76. 78. 80. 82. -0.202. -0.200. 補強前) -0.202( 補強後) -0.243( 2003.10.22(補強前 ). -0.250 -0.300. -0.243. 2003.10.24(補強後 ). -0.450. 測点距離 (m). 図‑2 垂れ下がり量測定結果. ゴム製水平支承を中央ヒンジ部既設横桁に設けた.この水平支承に作用する軸力が最大 6350kN/沓のため,既 設横桁を増し厚コンクリートと鋼板接着工法により補強した. 3.本補修方法の効果 本補強方法は部材評価法による弾性平面骨組解析により設計し,下弦ケーブルによるたわみ回復量は中央ヒ ンジ部で 44.8mm 上昇する結果となった.補強後の曲げ圧縮応力度は中央径間で 2.0〜6.0N/mm2 程度に改善 され,補強前と比べ応力上有利となっている.なお,補強前に載荷活荷重をB活荷重にした場合,道路橋示方 書の許容値に満足しない部位が存在したが,補強後には全ての断面において満足する結果が得られた. キーワード:有ヒンジラーメン橋,下弦ケーブル,大規模補修・補強工事,維持管理 連絡先:〒530-0012 大阪市北区芝田 2-2-1(株)富士ピー・エス TEL:06-6372-0380 FAX:06-6372-3639 ‑707‑.

(2) 5‑355. 土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月). 4.実橋計測 4.1. 表‑1 計測項目および目的. 目的および計測内容. 計測項目. は特定されておらず,本補修方法も実績が. ②鉛直変位. 垂れ下がり量改善の検証. 無いことから,実橋における挙動把握,補. 設計照査および安全管理 設計照査および安全管理. ひずみゲージ. 計測を,補強前後には B 活荷重の 1/2 相当. ③主桁軸方向ひずみ ④局部応力 ・下弦ケーブル定着部 ・中央ヒンジ部横桁 ・下床版切欠部 ⑤ストラットひずみ. センサー 圧 力計 磁歪センサー 電子スタッフ レベル( 水準測量 ) ひずみゲージ. 設計照査および安全管理. の荷重載荷 による実橋静的試験 を実施し. ⑥橋脚の変形. 設計照査および安全管理. た.表‑1 に計測項目および目的を示す.. ⑦中央ヒンジ部の変位・回転角 設計照査および安全管理 ⑧外気温・箱桁内の温度 設計照査 ※ 下弦ケーブル緊張力管理は緊張時のみ計測を行う。. ひずみゲージ 傾 斜計 ひずみゲージ 変 位 計 温 度 計. ①下弦ケーブル緊張力※. 中央ヒンジ部垂れ下がり事象の主要因. 強効果,設計的検証,今後の維持管理に活 用すべく,下弦ケーブル緊張作業時に実橋. 4.2. 目. 計測結果と検証. 実橋計測により以下に示すことが確認できた. (1) 図‑2 に示すように,中央ヒンジ部たわみ回復量は解 析値 44.8mm に対して,計測値は 41.0mm 回復する結 果が得られた.この相違は実際のコンクリート弾性係数. 下弦ケーブルの緊張力管理. 表‑2 中央ヒンジ部たわみ量計測結果 項 目 下弦ケーブル緊張時計測 補強前(A) 補強後(B) 比率(A/B). 載荷試験. や高欄などが曲げ剛性に影響していると考察している. 短縮量ついては解析値と計測値は一致しており,中央ヒ ンジ部で 2.3mm 程度であった.. 善効果は殆どないと言える. (3)その他の上部工に関する計測では,計 測値と解析値がほぼ一致しており,特に 有害となるような局部応力など各部位に 発生していないことが確認できた. (4) 図‑3 に補強後以降の中央ヒンジ部た わみ変動量を示す.一般車両荷重や床版. 44.8 24.5 23.7. 比率(②/①). 41.0 21.0 21.0. 0.92 0.86 0.89 ― 1.03 1.00 ※符号:+が上向き/単位:mm. 80 たわみ変動量(mm)/温度(℃). 表‑2 に示すように上部工の曲げ剛性の改. ①解析値 ②計測値. 100. (2)補強後はプレストレスによる軸力作用 により,主桁の応力改善は見られるが,. 的. 60 40 20. 20 ℃ 12 ℃. 17 ℃ 15 ℃ 13 ℃ 14 ℃. 8℃. 9℃. 11 ℃ 9 ℃. 0 10/16. 11/5. -20 -40. 11/25. 12/15. -60. 下り線 上り線. -80. 計測時外気温. -100. 1/4. 1/24. 2/13. 3/4. 3/24. ※ 符号:(−)下向き /(+)上向き 計測時間:14:00〜15:00. 日にち) 時間(. 図-3 中央ヒンジ部たわみ変動量経時変化計測結果. 温度差の影響により,計測値には多少の ばらつきのある値が得られているが,現時点ではたわみ変動は殆どないといえる.今後,遅れ弾性たわみなど 予期せぬ事象などを把握するため,中期的にモニタリングを行う予定である. (5)ストラット部材は円筒シェルの座屈式より,局部座屈耐力が計測値の最大値に対して,約8倍の安全性を 有していることが確認できた.一方,疲労に対する安全性は鋼管構造の継手部を全断面溶け込み溶接としてい ること,また,別途ピークバレー法により 48 時間の応力頻度計測を行い,最大頻度(回数)を示す発生応力 が変動振幅応力の打ち切り限界以下の小さな値であったことから,疲労に対する安全性も確認できた. 5.おわりに 本業務により,下弦ケーブル補強工法は有ヒンジラーメン橋特有の垂れ下がり事象に対して,大幅に橋面上 の交通規制を行うことなく,たわみ回復,抑止対策ができる一工法として有効であることが確認できた.今後 の補強技術の一助となれば幸いである.最後に,本補強方法の設計・各種計測・試験にあたり,大阪工業大学 園田教授にご指導頂き,ここに感謝の意を表します. 参考文献 余田・鈴木・林田:ディビダーグ橋梁補修設計について,土木学会第 58 回年次学術講演会,2003.9/Ⅰ-553 ‑708‑.

(3)

参照

関連したドキュメント

耐震補強鉄筋及び AFRP シート巻立て補強を施したこ とによって柱部の剛性が増加し、柱基部に曲げ変形が集 中したためと推察される。

鋼道路橋の疲労設計資料 『§4.疲労設計計算例 』の横桁計算の修正

補強工法 概要 メリット デメリット 縦桁増設 工法 主桁間に縦桁を増設 し,発生曲げモーメ ントを低減 曲げモーメントを減少

3径間連続鋼2層ラーメン橋の中間支点橋脚の上層隅角  部を図−1 に示すようにモデル化し,主桁が取り付く位置 

図-6 に同じレンジで比較した評価点を含む断面の 最大主応力図を示す。どちらも鉄骨部分の応力が大 きくなった。斜角度 45

板添接による活荷重応力の低減効果も期待できる効果的な補強工法である.さらに,補強板の鋼桁への定着構

ることを意味している。例えば、25mm

設置状況による区分(例示) 効用の減少 割合の目安 判定に際しての考え方 ①主たる居室の外 部に設置する場合 - 1~-4% 外付けフレーム 補強の場合