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IRなどについての文献メモ contentscinii

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(1)

要旨

 尚絅大学では大学生を対象に授業改善アンケートが毎年実施されている。アンケートの回 答項目にはマークシートと自由記述の項目があり,マークシート項目についてはグラフ化な どの分析が実施されている。しかし,自由記述については担当教員へ知らせる程度で活用さ れていなかった。そこで,自由記述について,どのような傾向があるのかテキストマイニン グを用いて,学生の改善要望を分析し今後の授業改善方法を示した。

キーワード

 テキストマイニング,FD,授業評価

Abstract

 Class improvement questionnaires targeted at students are conducted at Shokei University every year. Each questionnaire has a mark sheet and an area for students to write in free responses. Mark sheet items are analyzed graphically. However, class teachers are only informed about what students wrote for the free response area. The free responses are not otherwise analyzed or used for any other purpose by the university. With this in mind, the author used text mining to see what kind of patterns there were with free responses in order to analyze student requests for improving classes and suggest methods for how to improve classes in the future.

Keywords

 text mining, FD, class evaluation

テキストマイニングを用いた授業評価の

自由記述の分析と対策

釜 賀 誠 一

Analysis and Measures to Improve Comments Section

of Class Evaluations Using Text Mining

Seiichi KAMAGA

(2)

釜 賀 誠 一 50

1.はじめに

 尚絅大学(文化言語学科,栄養科学科),尚絅短期大学部(総合生活学科,食物栄養学科, 幼児教育学科)では,FD 活動の一環として,年に2回前期と後期の終了時期に受講生に対 して授業評価アンケートを実施している。授業評価アンケートではマークシートカードを用 いて,表面にマークシートによる選択式の記入項目があり,裏面には,3つの自由記述の項 目(1. この授業で良かったと思う点を具体的にあげてください,2. この授業で改善すべき点 を具体的にあげてください,3. その他,気づいたことがありましたら自由に書いてくださ い。)がある。学生が記述した3つの自由記述の内容は,誰が記述したのか筆跡により特定 されないように,テキストデータとして入力し,授業担当教員へ知らせているだけであり, 内容について分析などなされておらず,全学的には活用されていなかった。これは,自由記 述が文章であり定量的に把握しづらく,仮に分析しようとしても解釈が恣意的になる恐れが あったためであると考えられる。また場合により情報量が膨大になり作業そのものが煩雑に なる恐れがあるためと考えられる1)

 しかし,イメージデータではなくテキストファイルで,パソコンで扱いやすくなっている ものを活用しないのはもったいないと考え,平成25年度の前期および後期に実施した3つの 自由記述項目の全データをテキストマイニングの手法を用いて分析2)3)を行なった。分析区

分は大学全体および学科毎に傾向の分析および,今後の授業改善方法について検討を行った。  テキストマイニングとは,テキストを対象としたデータマイニングのことである。マイニ ング(mining)とは「発掘」という意味で,テキストの山から価値ある情報を掘り出す, といった意味が込められている。テキストマイニングでは通常の文章からなるテキストデー タを単語や文節で区切り,単語の出現頻度や共出現の相関,出現傾向などを解析することで 分析者にとって有益な情報を取り出そうという技術4)である。

2. データ形式

 今回入手した自由記述の1件のデータは[表1]の例に示すように,1つの授業で複数の 学生の意見が記述されているデータ形式となっている。従って,何人が意見を記載したかに

表1 H25年度自由記述件1件データ(例)

学部 学科

1. この授業で良かったと思う点を具体的にあげてください。 2. この授業で改善すべき点を具体的にあ げてください。

3. その他,気づい たことがありまし たら自由に書いて ください。

文化 言語 学科 40

DVD で、様々な世界を見ることができ、面白かったです。 おもしろかった。様々な国のことを知れて。

単語などもわかりやすく説明してくださってよかった。 色々な国のことを知れて,海外旅行に行った気分になりました。 単語を詳しく説明してくれたことが良かったです。

板書の漢字が間違っ ていたことがあった。

… … … … …

Shokei College

(3)

ついては不明である。このような全授業科目分の自由記述のデータが前期と後期の Excel ファイルとして保存されている。なお[表1]はサンプルであり全体を示すものではない。

2.1. データ集計方法

 学科により自由記述がどの程度記述されているのか調査するために件数の集計を行う。件 数のカウント方法は,[表1]のように,1つの欄に複数の記述があり,項目毎に“。”がつ けられている。入力担当者の話では文の最後に必ず“。”を入力しているとの事であった。 セル内の改行をカウントすることも検討したが,セルの最後の部分にいくつもの改行が入っ ている場合が多く,見た目には区別がつかないため,改行による判定は行わず,文の最後に ある“。”の数を1件として算出することにした。但し,最後に“。”が無い場合や途中に “。”が挿入してある場合も考えられるので,正確な件数とならない場合がある。従って,自

由記述の件数はおおよその数として捉えて頂きたい。

 上述のカウント方法で算出した自由記述件数を[表2]に示す。[表2]中に記載してあ る「良い点」は[表1]の「1. この授業で良かったと思う点を具体的にあげてください」を, 「改善点」は「2. この授業で改善すべき点を具体的にあげてください」を,「その他」は 「3. その他,気づいたことがありましたら自由に書いてください」を意味する。

 作成した[表2]を元に[図1]H25年度項目別自由記述件数の図,および[図2]H25 年度学科別自由記述件数の図を作成した。

 [図1]の項目別自由記述件数は,学生が良い点に記載した件数が64% で,改善点が26% と良い点が多く記述されていることがわかり,全体的には良い評価が多い。しかし,改善点 が26% を占めており何らかの対策が必要である。

 次に[図2]の学科別自由記述件数では,文化言語学科が46% で,幼児教育学科が36% の記述量があり,この2つの学科で全体の82% を占めている。従って,全体的な意見とし て分析するとこの2学科の意見が多く反映されることが予想される。従って,全学科のもの とは別に学科別に分析を行うことにした。

表 2 H25年度自由記述件数

件数 良い点 改善点 その他 合計

文化言語学科 929 380 135 1,444 栄 養 科 学 科 73 63 22 158

総合生活学科 79 34 15 128

食物栄養学科 133 90 43 266 幼児教育学科 782 238 105 1,125 合計 1,996 805 320 3,121

(4)

釜 賀 誠 一 52

図1 H25年度項目別自由記述件数 

ル内の改行をカウントすることも検討したが,セルの最後の部分にいくつもの改行が入って

いる場合が多く,見た目には区別がつかないため,改行による判定は行わず,文の最後にあ

る“。”の数を 件として算出することにした。但し,最後に“。”が無い場合や途中に“。”

が挿入してある場合も考えられるので,正確な件数とならない場合がある。従って,自由記

述の件数はおおよその数として捉えて頂きたい。

上述のカウント方法で算出した自由記述件数を[表 ]に示す。「表 」中に記載してある

「良い点」は[表 ]の「 この授業で良かったと思う点を具体的にあげてください」を,「改

善点」は「 この授業で改善すべき点を具体的にあげてください」を,「その他」は「 その

他,気づいたことがありましたら自由に書いてください」を意味する。

作成した[表 ]を元に[図 ] 年度項目別自由記述件数の図,および[図 ]

年度学科別自由記述件数の図を作成した。

[表 ] 年度自由記述件数

件数 良い点 改善点 その他 合計 文化言語

栄養科学 総合生活 食物栄養 幼児教育 合計

[図 ] 年度項目別自由記述件数 [図 ] 年度学科別自由記述件数

[図 ]の項目別自由記述件数は,学生が良い点に記載した件数が で,改善点が

と良い点が多く記述されていることがわかり,全体的には良い評価が多い。しかし,改善点 ル内の改行をカウントすることも検討したが,セルの最後の部分にいくつもの改行が入って

いる場合が多く,見た目には区別がつかないため,改行による判定は行わず,文の最後にあ

る“。”の数を 件として算出することにした。但し,最後に“。”が無い場合や途中に“。”

が挿入してある場合も考えられるので,正確な件数とならない場合がある。従って,自由記

述の件数はおおよその数として捉えて頂きたい。

上述のカウント方法で算出した自由記述件数を[表 ]に示す。「表 」中に記載してある

「良い点」は[表 ]の「 この授業で良かったと思う点を具体的にあげてください」を,「改

善点」は「 この授業で改善すべき点を具体的にあげてください」を,「その他」は「 その

他,気づいたことがありましたら自由に書いてください」を意味する。

作成した[表 ]を元に[図 ] 年度項目別自由記述件数の図,および[図 ]

年度学科別自由記述件数の図を作成した。

[表 ] 年度自由記述件数

件数 良い点 改善点 その他 合計 文化言語

栄養科学 総合生活 食物栄養 幼児教育 合計

[図 ] 年度項目別自由記述件数 [図 ] 年度学科別自由記述件数

[図 ]の項目別自由記述件数は,学生が良い点に記載した件数が で,改善点が

と良い点が多く記述されていることがわかり,全体的には良い評価が多い。しかし,改善点

図2 H25年度学科別自由記述件数

表3 授業評価自由記述上位150語の抽出結果

抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数

授業 498 テスト 62 持てる 33 持つ 20

分かる 387 毎回 61 聞こえる 33 社会 20

先生 379 話す 59 小さい 32 大好き 20

楽しい 347 理解 55 速い 31 長い 20

思う 320 映像 52 作る 30 入る 20

説明 270 字 51 出る 30 変わる 20

良い 185 知れる 51 英語 29 学習 19

話 160 考える 50 絵本 29 見れる 19

使う 157 難しい 50 注意 29 言葉 19

内容 130 黒板 47 スライド 28 参考 19

多い 126 今 46 他 28 席 19

知る 122 資料 46 体験 28 全体 19

教える 113 質問 45 役に立つ 28 熱意 19

声 109 聞き取る 45 パソコン 27 部分 19

たくさん 102 問題 44 改善 27 模擬 19

見る 100 学生 42 知識 27 遊び 19

自分 100 感じる 42 ノート 26 レポート 18

もう少し 98 講義 42 出来る 26 環境 18

ビデオ 91 早い 42 実習 25 挙げる 18

プリント 89 課題 41 色々 25 古典 18

人 84 実践 41 生徒 25 今後 18

書く 83 受ける 41 練習 25 深い 18

面白い 79 様々 41 大事 24 進める 18

時間 78 例 41 評価 24 見せる 17

興味 77 子ども 39 私語 23 細かい 17

丁寧 76 発表 39 経験 22 実験 17

学べる 74 聞ける 39 指導 22 出す 17

具体 74 好き 38 進む 22 発言 17

パワーポイント 72 大きい 38 非常 22 復習 17

少し 70 現場 37 文字 22 レジュメ 16

教科書 69 前 37 観る 21 違う 16

言う 69 読む 37 仕方 21 歌 16

保育 69 板書 36 大切 21 考え 16

実際 67 見える 35 本当に 21 寝る 16

聞く 67 発音 35 役立つ 21 提出 16

学ぶ 66 事例 34 スピード 20 特に 16

詳しい 65 マイク 33 一つ一つ 20

勉強 64 作品 33 解説 20

Shokei College

(5)

3. 自由記述テキスト分析

 この授業で良かったと思う点,改善すべき点,気づいたことに関する全自由記述データを KH Coder5)を用いて,テキスト分析を行った。自由記述中の頻出語の上位150語を抽出した

結果を[表3]授業評価自由記述上位150語の抽出結果として示す。

 次に,全自由記述のデータを用いて出現パターンの似通った語,すなわち共起の程度が強 い語を線で結んだネットワーク図,つまり共起ネットワーク図を作成したところ,[図3] に示す自由記述に関する共起ネットワークの関係が分かった。この図は強い共起関係ほど太 い線で描画し,出現数が多い語ほど大きい円で描画している。図の色は中心性(固有ベクト ル)という手法で色付けを行い,それぞれの語がネットワーク構造の中でどの程度中心的な 役割を果たしているのかを示しており,水色・白・ピンクの順に中心性が高くなることを示 している。

 なお,今回の図は,全学科のデータをすべてまとめた形で記載したので,自由記述を多く 記述した学科(文化言語学科,幼児教育学科)の結果が大きく反映されていることに注意す る必要がある。これは保育という語が入っていることからも推測できる。

線で描画し,出現数が多い語ほど大きい円で描画している。図の色は中心性(固有ベクトル) という手法で色付けを行い,それぞれの語がネットワーク構造の中でどの程度中心的な役割 を果たしているのかを示しており,水色・白・ピンクの順に中心性が高くなることを示して いる。

なお,今回の図は,全学科のデータをすべてまとめた形で記載したので,自由記述を多く 記述した学科(文化言語,幼児教育)の結果が大きく反映されていることに注意する必要が ある。これは保育という語が入っていることからも推測できる。

[図3]H25年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(中心性)

全自由記述の分析

[図 ] 年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(中心性)では,中心となるもの

が つあり,大きく表示されている文字をつなげるとわかる。 つ目は,「先生の授業の話が

分かり楽しいと思う」という文字が浮かび上がり,教員に対する評価が高いことを物語って いる。 つ目は「黒板に書く字をもう少し大きく見えるように」という文字が浮かび上がり, 今後全教員が改善しなければならない点であることがわかる。

次に同じデータを用いて色付けを変えた[図 ]を作成した。図の色はサブグラフ検出(媒 介)という手法で色付けを行っており,比較的強くお互いに結びついている部分を自動的に

内容

興味

教科書

ビデオ

映像 資料

現 場

先生

授業

説明 具体

保育

子ども 勉強

理解

実践 黒板

板 書

自分

発 音 テスト

丁寧

好き たくさん

毎回

パワーポイント

分かる

プリント

思う

使う

知る

教える

見る 書く

学べる

様々 言う

学生

聞く

時間

話す

知れる 考える

問題 受ける

聞ける 読 む

見 え る

楽しい

ありがとう

良い

多い

課題

面白い

詳しい 難しい

早い

大きい

もう少し

少し

実際

聞き取る 前

図3 H25年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(中心性)

(6)

釜 賀 誠 一 54

4. 全自由記述の分析

 [図3]H25年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(中心性)では,中心となるもの が2つあり,大きく表示されている文字をつなげるとわかる。1つ目は,「先生の授業の話 が分かり楽しいと思う」という文字が浮かび上がり,教員に対する評価が高いことを物語っ ている。2つ目は「黒板に書く字をもう少し大きく見えるように」という文字が浮かび上が り,今後全教員が改善しなければならない点であることがわかる。

 次に同じデータを用いて色付けを変えた[図4]を作成した。図の色はサブグラフ検出 (媒介)という手法で色付けを行っており,比較的強くお互いに結びついている部分を自動 的に検出してグループ分けを行い,その結果を色分けによって色を変えている。詳細は KH Coder のリファレンスマニュアル6)を参照いただきたい。

 [図4]では,次のグループが考えられる。まずプラスの評価として「授業の話は楽しい」, 「先生の教え方がわかるので良いと思う」,「説明に具体例があり丁寧で理解しやすい」,「自

分が実際に知ることができた」などがある。次にマイナス評価として改善点が必要なグルー プは,「黒板やパワーポイントやビデオなど,少し早い」などというものが挙がっている。  [図3]と[図4]は自由記述の良い点,改善点,その他の3項目をすべて合わせたデー 検出してグループ分けを行い,その結果を色分けによって色を変えている。詳細は

のリファレンスマニュアル を参照いただきたい。

[図 ] 年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(サブグラフ)

[図 ]では,次のグループが考えられる。まずプラスの評価として「授業の話は楽しい」,

「先生の教え方がわかるので良いと思う」,「説明に具体例があり丁寧で理解しやすい」,「自

分が実際に知ることができた」などがある。次にマイナス評価として改善点が必要なグルー

プは,「黒板やパワーポイントやビデオなど,少し早い」などというものが挙がっている。

[図 ]と[図 ]は自由記述の良い点,改善点,その他の 項目をすべて合わせたデー

タとなっている。そのために,良い点の比率が大きくなっていて,改善点が埋もれた形にな

っている。そこで,今後の教員の授業指導力向上のために,自由記述の改善点に記載された

項目の分析を次に示す。

自由記述改善点の分析

平成 年度の授業評価の自由記述の改善点の項目について,まず頻出語の上位 語を

抽出した結果を[表 ]に,共起ネットワーク図を[図 ]記載する。

内容 興味

教科書

ビデオ

映像 資料

現場

先生

授業

説明 具体

保育

子ども

勉強 理解

実践 黒板

板書

自分

発音 テスト

丁寧

好き たくさん

毎回

パワーポイント

分かる

プリント

思う

使う

知る

教える

見る 書く

学べる

様々 言う

学生

聞く

時間

話す

知れる 考える

問題 受ける

聞ける 読む

見える

楽しい ありがとう

良い

多い

課題

面白い

詳しい 難しい

早い

大きい

もう少し

少し

実際

聞き取る 前

図4 H25年度授業評価自由記述の共起ネットワーク(サブグラフ) Shokei College

(7)

タとなっている。そのために,良い点の比率が大きくなっていて,改善点が埋もれた形に なっている。そこで,今後の教員の授業指導力向上のために,自由記述の改善点に記載され た項目の分析を次に示す。

5. 自由記述改善点の分析

 平成25年度の授業評価の自由記述の改善点の項目について,まず頻出語の上位150語を抽 出した結果を[表4]に,共起ネットワーク図を[図5]記載する。

 [図5]からは,「先生の声が小さいために聞き取りにくい。そのためにマイクを使用して ほしい。」また,「黒板に書く字が見にくいので見えるように大きく書いてほしい」という要 望が浮かび上がってくる。

表4 授業評価自由記述改善点上位150語の抽出結果

抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数

思う 117 長い 18 言葉 8 ペース 5

授業 98 話す 18 最後 8 引く 5

もう少し 92 スピード 17 自分 8 画面 5

説明 78 教える 17 守る 8 解説 5

声 70 文字 17 終了 8 楽しい 5

分かる 67 進む 16 進める 8 漢字 5

先生 64 学生 15 全体 8 基準 5

多い 58 生徒 15 読める 8 教材 5

言う 49 席 15 買う 8 細かい 5

書く 48 スライド 14 変わる 8 使用 5

少し 47 提出 13 毎回 8 次 5

人 47 聞く 13 音 7 集中 5

時間 44 ノート 12 困る 7 助かる 5

字 43 具体 12 指示 7 詳しい 5

使う 40 見にくい 12 実習 7 辛い 5

教科書 37 質問 12 終わる 7 早め 5

テスト 35 寝る 12 早口 7 増やす 5

早い 34 前 12 早口 7 多々 5

良い 33 違う 11 聞き取れる 7 対応 5

課題 32 読む 11 勉強 7 大変 5

小さい 32 範囲 11 問題 7 短い 5

見える 31 評価 11 お願い 6 遅い 5

内容 30 理解 11 ページ 6 喋る 5

マイク 29 ボード 10 気 6 伝える 5

黒板 29 感じる 10 後ろ 6 途中 5

聞き取る 28 取る 10 考える 6 特に 5

話 28 出す 10 最初 6 入る 5

プリント 27 他 10 作る 6 発表 5

速い 27 丁寧 10 仕方 6 返す 5

大きい 27 部分 10 時々 6 あと 4

聞こえる 27 ビデオ 9 全く 6 カーテン 4

板書 25 ホワイト 9 遅刻 6 コメント 4

改善 24 意味 9 日本語 6 ダメ 4

パワーポイント 23 講義 9 発言 6 パソコン 4

見る 22 大事 9 眠い 6 メモ 4

注意 22 クラス 8 訳 6 ライン 4

私語 21 レポート 8 スクリーン 5

難しい 21 悪い 8 スムーズ 5

(8)

釜 賀 誠 一 56

[表 ]授業評価自由記述改善点上位 語の抽出結果

[図 ] 年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(中心性)

抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数 抽出語 出現回数

思う 117 長い 18 言葉 8 ペース 5 授業 98 話す 18 最後 8 引く 5 もう少し 92 スピード 17 自分 8 画面 5 説明 78 教える 17 守る 8 解説 5 声 70 文字 17 終了 8 楽しい 5 分かる 67 進む 16 進める 8 漢字 5 先生 64 学生 15 全体 8 基準 5 多い 58 生徒 15 読める 8 教材 5 言う 49 席 15 買う 8 細かい 5 書く 48 スライド 14 変わる 8 使用 5 少し 47 提出 13 毎回 8 次 5 人 47 聞く 13 音 7 集中 5 時間 44 ノート 12 困る 7 助かる 5 字 43 具体 12 指示 7 詳しい 5 使う 40 見にくい 12 実習 7 辛い 5 教科書 37 質問 12 終わる 7 早め 5 テスト 35 寝る 12 早口 7 増やす 5 早い 34 前 12 早口 7 多々 5 良い 33 違う 11 聞き取れる 7 対応 5 課題 32 読む 11 勉強 7 大変 5 小さい 32 範囲 11 問題 7 短い 5 見える 31 評価 11 お願い 6 遅い 5 内容 30 理解 11 ページ 6 喋る 5 マイク 29 ボード 10 気 6 伝える 5 黒板 29 感じる 10 後ろ 6 途中 5 聞き取る 28 取る 10 考える 6 特に 5 話 28 出す 10 最初 6 入る 5 プリント 27 他 10 作る 6 発表 5 速い 27 丁寧 10 仕方 6 返す 5 大きい 27 部分 10 時々 6 あと 4 聞こえる 27 ビデオ 9 全く 6 カーテン 4 板書 25 ホワイト 9 遅刻 6 コメント 4 改善 24 意味 9 日本語 6 ダメ 4 パワーポイント 23 講義 9 発言 6 パソコン 4 見る 22 大事 9 眠い 6 メモ 4 注意 22 クラス 8 訳 6 ライン 4 私語 21 レポート 8 スクリーン 5

難しい 21 悪い 8 スムーズ 5

先生 マイク

黒板 文字

私語

学生

生徒

スピード

ノート

範囲 内容

授業

具体

テスト 話

板書

改善

注意

プリント

スライド

課題 提出

評価 丁寧 パワーポイント

思う

教科書

分かる 説明

言う 前

書く

使う

見える ボード

聞き取る 聞こえる

見る

話す

教える 進む 聞く

寝る 違う

取る 時間

出す

多い

早い

良い

小さい

速い 大きい

難しい 長い 見にくい

もう少し

少し 声

図5 H25年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(中心性)

[図 ]からは,「先生の声が小さいために聞き取りにくい。そのためにマイクを使用して ほしい。」また,「黒板に書く字が見にくいので見えるように大きく書いてほしい」という要 望が浮かび上がってくる。

[図 ] 年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(サブグラフ) 先生

マイク

黒板 文字

私語

学生

生徒

スピード

ノート

範囲 内容 授業

具体

テスト 話

板書

改善

注意

プリント

スライド

課題 提出

評価 丁寧 パワーポイント

思う

教科書

分かる 説明

言う 前

書く

使う

見える ボード

聞き取る 聞こえる

見る

話す

教える 進む 聞く

寝る 違う

取る 時間

出す

多い

早い

良い

小さい

速い 大きい

難しい 長い 見にくい

もう少し

少し 声

人 字

[図 ] 年度授業評価自由記述改善点のクラスター分析

図6 H25年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(サブグラフ)

Shokei College

(9)

テキストマイニングを用いた授業評価の自由記述の分析と対策 57

6.教員の授業改善対策

 [図5]H25年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(中心性),[図6]H25年度 授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(サブグラフ),[図7]H25年度授業評価自由 記述改善点のクラスター分析(図7は,出現パターンの似通った語の組み合わせにはどんな ものがあったのかを探索できる図である。),および,学生から改善点の指摘と原データ文を 参考に,教員の主な授業改善対策を記載すると次のようになる。

• 黒板に書く文字が見にくいので見えるように丁寧に書くこと。 • 声が小さく聞き取りにくいのでマイクを使って聞こえるようにする。

• 説明が長いあるいは進むスピードが速く難しいので,簡潔な説明で学生にあった進度での 授業展開を行う。

 この分析と授業改善対策は教員個別の評価ではなく,全体的な評価であるため,個人の先 生においては既に上に示す対策を実施している項目も多いと思われるが,学生からの改善意 見が多い項目なので,さらに改善を図ることが必要であると考える。

[図6]H25年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(サブグラフ) 先生

マイク

黒板 文字

私語

学生

生徒

スピード

ノート

範囲 内容 授業

具体

テスト 話

板書

改善

注意

プリント

スライド

課題 提出

評価 丁寧 パワーポイント

思う 教科書

分かる 説明

言う 前

書く

使う

見える

聞き取る 聞こえる

話す

教える 進む 聞く

寝る 違う

取る 時間

出す

多い

早い

良い

小さい

速い 大きい

難しい 長い 見にくい

もう少し

少し 声

[図7]H25年度授業評価自由記述改善点のクラスター分析 図7 H25年度授業評価自由記述改善点のクラスター分析 Shokei College

(10)

釜 賀 誠 一 58

7. 学科別授業改善点

 次に全学科をまとめた分析ではなく,各学科別の改善点について共起ネットワークを作成 し各学科により合った分析を試みて,主要なものを記載した。

7.1.文化言語学科

 [図7]の文化言語学科の授業 評価における自由記述改善点の 分析結果を参照してみると,学 生から改善要望の抜粋項目とし て,次の項目が読み取れる。 • 声が小さく聞き取りにくいの

でマイクを使う。

• 黒板に書く文字が見にくい。 • 説明時間が長い。

• 話す(言う)内容が難しい。 • パワーポイントの進度が速い。

7.2.栄養科学科

 [図8]の栄養科学科の授業評 価における自由記述改善点を参 照してみると,次の要望がある。 • 話が長く,説明をもう少し詳

しく。

• 声が小さいのでマイクの音量 を大きく。

• ビデオの音量が小さい。 • 話すスピードが速い。 • 黒板の板書が見にくい。 • スライドが早い。

• 終了時刻を守ってほしい。 • ホワイトボードの位置が見え

づらい。

教員の授業改善対策

[図 ] 年度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(中心性),[図 ] 年

度授業評価自由記述改善点の共起ネットワーク(サブグラフ),[図 ] 年度授業評価自

由記述改善点のクラスター分析(図 は,出現パターンの似通った語の組み合わせにはどん

なものがあったのかを探索できる図である。),および,学生から改善点の指摘と原データ文

を参考に,教員の主な授業改善対策を記載すると次のようになる。

黒板に書く文字が見にくいので見えるように丁寧に書くこと。

声が小さく聞き取りにくいのでマイクを使って聞こえるようにする。

説明が長いあるいは進むスピードが速く難しいので,簡潔な説明で学生にあった進度での

授業展開を行う。

この分析と授業改善対策は教員個別の評価ではなく,全体的な評価であるため,個人の先

生においては既に上に示す対策を実施している項目も多いと思われるが,学生からの改善意

見が多い項目なので,さらに改善を図ることが必要であると考える。

学科別授業改善点

次に全学科をまとめた分析ではなく,各学科別の改善点について共起ネットワークを作成

し各学科により合った分析を試みて,主要なものを記載した。

文化言語学科

[図 ]の文化言語学科の

授業評価における自由記述改

善点の分析結果を参照してみ

ると,学生から改善要望の抜

粋項目として,次の項目が読

み取れる。

声が小さく聞き取りにくい

のでマイクを使う。

黒板に書く文字が見にくい。

説明時間が長い。

話す 言う 内容が難しい。

パワーポイントの進度が速

い。

学生

私語 黒板 文字

部分

最 後 日 本 語

漢 字

説明

範囲

テスト 教科書

プリント

注意

評価

レ ポ ー ト 早 め

理 解 指 示

課題 提 出 大 事

丁 寧

パ ワ ー ポ イ ン ト

改善

講 義

先生

思う

授業 書く

言う 内容

使う マイク

分かる 聞き取る

話す 聞こえる

感じる

出す 読む

教 材

聞く

変わる

教 え る 取 る

終 わ る

時間

進 む

見 え る

進 め る

多い 小さい

良い 長い

早い

難しい

大きい 見にくい

速 い

もう少し

少し

全 く

人 字

[図 7]H25 年度授業評価自由記述改善点-文化言語

図7 H25年度授業評価自由記述改善点-文化言語学科 栄養科学科

[図 ]の栄養科学の授業評

価における自由記述改善点を参

照してみると,次の要望がある。

話が長く,説明をもう少し詳

しく。

声が小さいのでマイクの音量

を大きく。

ビデオの音量が小さい。

話すスピードが速い。

黒板の板書が見にくい。

スライドが早い。

終了時刻を守ってほしい。

ホワイトボードの位置が見え

づらい。

総合生活学科

総合生活学科の場合は,[図 ]

に示したように改善点の記載件

数が 件と少ない為に,結び

つきが弱く,有効と思われる意

見が抽出しにくくなっているの

で参考程度とする。[図 ]の総

合生活における自由記述改善点

を参照すると,一番小さい円は

つの意見と考えられるので,

少し大きい円の部分についての

要望を次に記載する。

コンピュータで自動出欠の為

遅刻が欠席になる。

前に座る人が良い評価になる。

工事の音がうるさい。今期の

みの一時的な評価となる

[図 9]H25 授業評価自由記述改善点-総合生活

コンピューター出欠 回数

外部 講師

考え 自分

語句

染料 用語

具体改善

欠席 遅刻

用紙 フィードバック テスト 構成

雰囲気

質問 移動

実習

加工 染色

勉強

自動的

調理

スムーズ 簡潔

黒板 必要 まじめ 普通

評価 前

英語 全て 製図

多く 座る

押しつける メモ

間に合う

気に入る

限る 取る

助かる スライド 進める 集中

切れる

苦労 喋る

ポイント 届く 去年

比べる

読める 聞き取れる

恥ずかしい

学生 優しい

良い 読む

何と

少し 私語

多々 淡々 工事 音

生徒 他

気 字

所 人

席 音量

ビデオ

ホワイト ボード

マイク

スクリーン 教科書

先生 授業

黒板

板書 手元

テスト

答え

プリント

写真

解説

時刻

終了

献立

レポート 位置

意味 一緒

具体 改善

表現

評価

クラス 理解

問題

時間 前

器具

毎回

見える

思う

使う

守る

分かる

違う

言う

見る

教える

付ける

スピード 話す

スライド 早い

大きい

小さい

悪い

速い

話 長い

説明 もう少し

詳しい 実際

後 声

誤字

[図 8]H25 年度授業評価自由記述改善点-栄養科学

図8 H25年度授業評価自由記述改善点-栄養科学科

Shokei College

(11)

テキストマイニングを用いた授業評価の自由記述の分析と対策 59

7.3.総合生活学科

 総合生活学科の場合は,[図 2]に示したように改善点の記 載件数が34件と少ない為に,結 びつきが弱く,有効と思われる 意見が抽出しにくくなっている ので参考程度とする。[図9] の総合生活における自由記述改 善点を参照すると,一番小さい 円は1つの意見と考えられるの で,少し大きい円の部分につい ての要望を次に記載する。 • コンピュータで自動出欠の為

遅刻が欠席になる。

• 前に座る人が良い評価になる。 • 工事の音がうるさい。(今期

のみの一時的な評価となる)

7.4.食物栄養学科

 食物栄養学科の場合も,[図 2]に示したように改善点の記 載件数が90件と少ないために, 有効な意見の抽出がしにくく なっている。[図10]の食物栄 養学科における自由記述改善点 を参照してみると,次の改善要 望がある。

• ホワイトボードに書く字が薄い。 • 大切な所には強調ラインを引

くなど詳しく説明してほしい。 • 後方から黒板が見にくい。 • カーテンを閉めてスクリーン

を見やすく。

• 1つの班にとどまらずに他に動いて質問を受ける。 

しく。

声が小さいのでマイクの音量 を大きく。

ビデオの音量が小さい。 話すスピードが速い。 黒板の板書が見にくい。 スライドが早い。

終了時刻を守ってほしい。 ホワイトボードの位置が見え

づらい。

総合生活学科

総合生活学科の場合は,[図 ]

に示したように改善点の記載件

数が 件と少ない為に,結び

つきが弱く,有効と思われる意

見が抽出しにくくなっているの

で参考程度とする。[図 ]の総

合生活における自由記述改善点

を参照すると,一番小さい円は

つの意見と考えられるので,

少し大きい円の部分についての

要望を次に記載する。

コンピュータで自動出欠の為 遅刻が欠席になる。

前に座る人が良い評価になる。 工事の音がうるさい。今期の

みの一時的な評価となる

[図 9]H25 授業評価自由記述改善点-総合生活

コンピューター出欠

回数 外部 講師

考え 自分

語句

染料 用語

具体改善

欠席 遅刻

用紙 フィードバック テスト 構成

雰囲気

質問 移動

実習

加工 染色

勉強

自動的

調理

スムーズ 簡潔

黒板 必要 まじめ 普通

評価 前

英語 全て 製図

多く 座る

押しつける メモ

間に合う

気に入る

限る 取る

助かる スライド 進める 集中

切れる

苦労 喋る

ポイント 届く 去年

比べる

読める 聞き取れる

恥ずかしい

学生 優しい

良い 読む

何と

少し 私語

多々 淡々 工事 音

生徒 他

気 字

所 人

席 マイク

スクリーン 教科書

先生 授業

黒板

板書 手元

テスト 写真

解説

時刻

終了

献立

レポート

意味 一緒

表現

評価 クラス 理解

時間 前

毎回 思う

守る

分かる

違う

言う

見る

スピード 話す 大きい

小さい

悪い

速い

話 長い

説明 もう少し

詳しい 実際

[図 8]H25 年度授業評価自由記述改善点-栄養科学

図9 H25授業評価自由記述改善点-総合生活学科

食物栄養学科

食物栄養学科の場合も,[図 ]

に示したように改善点の記載件

数が 件と少ないために,有

効な意見の抽出がしにくくなっ

ている。[図 ] 授業評価

自由記述改善点 食物栄養を参

照してみると,次の改善要望が

ある。

ホワイトボードに書く字が薄

い。

大切な所には強調ラインを引

くなど詳しく説明してほしい。

後方から黒板が見にくい。 カーテンを閉めてスクリーン

を見やすく。

 つの班にとどまらずに他に

動いて質問を受ける。

幼児教育学科

[図 ] 授業評価自由記

述改善点 幼教幼児教育を参照

してみると,学生から改善要望

として次の物がある。

黒板に書く字をもう少し大き く丁寧に書いてほしい。

私語が多い場合は席を指定し てもよいと思う。

少し話のスピードが速い。 より分かる説明をしてほしい。 声が聞こえるようにマイクを

使ってほしい。

パワーポイントの文字が小さ

い。 [図 9]H25 授業評価自由記述改善点-幼教幼児教育 スピード

ノート

生徒

言葉 ボード

ホワイト

ペース 早口

教科書 ライン

マイク 後ろ

課題 提出

自主

具体 改善

板書 お願い

クラス

テスト

ページ 私語

対応

使用 指定

発言 大変 仕方

注意

あと

文字 全部 パワーポイント

思う 授業

説明 分かる

先生

言う

黒板 見える カーテン

書く

丁寧 見る

使う

聞こえる

教える 聞き取る

早口 内容

話す 違う

寝る

聞く

引く 困る

進む

読む 速い

多い

良い

大きい

早い

難しい 小さい

楽しい

濃い

眠い もう少し

少し

時々 プリント

字 人

声 席

紙 辞書

[図 10]H25 授業評価自由記述改善点-食物栄養

ホワイト ボード

スクリーンカーテン

エアコン 温度

学生 機嫌

黒板

後方

インターネット 情報

真ん中 地声

ワープロ

点数 不得意

自分

偏見

ミニ テスト

一つ

質問

解説 やり方 解答

写真 許可

ライン 強調

撮影

実験 効率

調理

返事 理解

大切

脱線 ギリギリ

話し声 残念

得意 問題

途中

タイピング 申し訳 すみません

きれい

書く

引く

短大

感じる

動く

早口

聞き取れる

資料 異なる

ページ 移る

意味 沿う 解く

決める

見る

見下す 戸惑う

ため息 止める 終了

守る

終わる

寝る 深まる

画面

替わる

追いつける

当たる 手書き 配る

買う

全体

飛ぶ

閉める 戻る

悪い 見にくい

師範長い講義

間隔 狭い レベル 高い

詳しい

多い

低い

薄い 良い

全然

渡す 同時に

他 班

口頭

知識 横

雑談 気 形

次 後ろ

席 線

豆 隣

図10 H25授業評価自由記述改善点-食物栄養学科 Shokei College

(12)

釜 賀 誠 一 60

7.5.幼児教育学科

 [図11]の幼児教育学科におけ る自由記述改善点を参照してみ ると,学生から改善要望として 次の物がある。

• 黒板に書く字をもう少し大き く丁寧に書いてほしい。 • 私語が多い場合は席を指定し

てもよいと思う。

• 少し話のスピードが速い。 • より分かる説明をしてほしい。 • 声が聞こえるようにマイクを

使ってほしい。

• パワーポイントの文字が小さ い。

8. まとめ

 自由記述の回答データを元にテキストマイニングと言う手法を用いて分析を行った結果, 学生から求められる改善要望をまとめると次のようになる。

• 後方の学生に聞こえる音量で話す。マイクを使用できる場合は使用する。 • 板書について,後方からわかる大きさで見やすく記述する。

• よりわかりやすく説明する工夫を行う必要がある。

 これらの項目は学生からの要望が大きい項目であるので,これらを各先生方が対策を行う だけで学生の満足度を大きく向上させることが期待できる。但し,今回は全体的な分析を 行ったために全体的な傾向をつかむだけと考えてほしい。分析の過程で感じたことを2点ほ ど記載する。

 1点目は,元のデータの改善要望数は,要望の重複度により異なるが,今回の場合はおお よそ100件程度の数があったほうがテキストマイニングを用いる場合,より有用なデータが 抽出可能であると考える。これより少ない場合は,直接元データを参照したほうが良いと考 える。

 2点目は,改善点の自由記述が多く記載される科目と,そうでない科目に分かれる傾向が 見られる。従って,全体的にまとめて取り扱うと改善点が多く記載された教員の授業評価が 全体の結果に顕著に反映されてしまうと考えられる。従って今回のような全体的な分析の場 合は,各教員へのフィードバックという点においては少し適切でない場合がある。しかし,

食物栄養学科

食物栄養学科の場合も,[図 ]

に示したように改善点の記載件

数が 件と少ないために,有

効な意見の抽出がしにくくなっ

ている。[図 ] 授業評価

自由記述改善点 食物栄養を参

照してみると,次の改善要望が

ある。

ホワイトボードに書く字が薄

い。

大切な所には強調ラインを引

くなど詳しく説明してほしい。

後方から黒板が見にくい。

カーテンを閉めてスクリーン

を見やすく。

 つの班にとどまらずに他に

動いて質問を受ける。

幼児教育学科

[図 ] 授業評価自由記

述改善点 幼教幼児教育を参照

してみると,学生から改善要望

として次の物がある。

黒板に書く字をもう少し大き

く丁寧に書いてほしい。

私語が多い場合は席を指定し

てもよいと思う。

少し話のスピードが速い。

より分かる説明をしてほしい。

声が聞こえるようにマイクを

使ってほしい。

パワーポイントの文字が小さ

い。 [図 9]H25 授業評価自由記述改善点-幼教幼児教育

スピード ノート

生徒

言葉 ボード

ホワイト

ペース 早口

教科書 ライン

マイク 後ろ

課題 提出

自主

具体 改善

板書 お願い

クラス

テスト

ページ 私語

対応

使用 指定

発言 大変 仕方

注意

あと

文字 全部 パワーポイント

思う 授業

説明 分かる

先生

言う

黒板 見える カーテン

書く

丁寧 見る

使う

聞こえる

教える 聞き取る

早口 内容

話す 違う

寝る

聞く

引く 困る

進む

読む 速い

多い

良い

大きい

早い

難しい 小さい

楽しい

濃い

眠い もう少し

少し

時々 プリント

字 人

声 席

紙 辞書

[図 10]H25 授業評価自由記述改善点-食物栄養 ホワイト ボード スクリーンカーテン

エアコン 温度

学生 機嫌 黒板

後方

インターネット 情報

真ん中 地声

ワープロ 点数 不得意

自分 偏見

ミニ テスト

一つ 質問

解説 やり方 解答

写真 許可

ライン 強調

撮影

実験 効率

調理

返事 理解

大切

脱線 ギリギリ

話し声 残念

得意 問題

途中

タイピング 申し訳 すみません

きれい

書く

引く

短大 感じる

動く

早口 聞き取れる

資料 異なる

ページ 移る

意味 沿う 解く

決める

見る

見下す 戸惑う

ため息 止める 終了

守る

終わる

寝る 深まる

画面 替わる

追いつける

当たる 手書き 配る

買う 全体

飛ぶ

閉める 戻る

悪い 見にくい

師範長い講義

間隔 狭い レベル 高い

詳しい

多い

低い

薄い 良い

全然 渡す

同時に

他 班

口頭 表

知識 横

雑談 気 形

次 後ろ

席 線

豆 隣

図11 H25授業評価自由記述改善点-幼児教育学科

Shokei College

(13)

これまで活用されてこなかった自由記述を分析したことで上述の結果を得られたことは意義 があるものと考える。今回の結果を元に今後の授業改善につなげていただければ幸いである。

参考引用文献

1) 小林祐司,寺田充伸,佐藤誠治,テキストマイニングを活用したアンケートにおける自 由回答の分析と生活環境評価,日本建築学会計画系論文集,第77巻 第671号,85-93, 2012

2) 市村由美,鈴木優,テキストマイニング技術と応用,東芝レビュー Vol.56 No.5,pp.19-22,2001

3) 林田英雄,脇森浩志,テキストマイニング技術とその応用,UNISYS TECHNOLOGY REVIEW 第84号, pp.29-44,FEB. 2005

4) 岡本敏雄監修,安齋公士,安間文彦,香山瑞恵,小泉力一,佐々木整,永田奈央美,西 端律子,平田謙次,松下孝太郎,夜久竹夫,渡辺博芳,標準教科書よく解る情報リテラ シー,技術評論社,2013,pp.163-168

5) KH Coder Index Page,http://khc.sourceforge.net/,2014.11.21 6) 樋口耕一,KH Coder 2.X リファレンスマニュアル,2013,pp.54-57

7) 今尚之,自由記述文の分析に対するキーワード分類法の適用,小樽商科大学言語セン ター広報 Language Studies 第4号,pp81-90,1996

8) 平知宏,飯吉弘子,教育実践の取組み事例の分類に基づく,大阪市立大学における教育 改善・FD の実態,大阪市立大学『大学教育』 第11巻 第2号,pp71-78,2014

参照

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