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年金1(問題)

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Academic year: 2021

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(1)

年金1(問題)

【第Ⅰ部】

問題1.次の(1)~(6)の各問に答えなさい。[解答は解答用紙の所定の欄に記入すること] 各5点 (計30点) (1)年金制度に関する次の①~⑤の文章について、下線 部分が正しい場合は○を、誤っている 場合は×を記入するとともに、誤っている場合には下線 部分を正しい内容に改めなさい。 ① 企業型年金加入者掛金の算定方法については、定額、定率(給与に一定の率を乗ずる方法) および定額と定率の組み合わせが認められている。 ② ある確定給付企業年金制度の脱退一時金相当額を他の確定給付企業年金制度へ移換する場合 における申出は、中途脱退者が移換元確定給付企業年金の加入者の資格を喪失した日から起算 して1 年を経過する日又は移換先確定給付企業年金の加入者の資格の取得した日から起算して 3 か月を経過する日のいずれか早い日までの間に限って行うことができる。ただし、天災等のや むを得ない理由があるときは、この限りでない。 ③ 年金積立金に対する特別法人税は平成31 年 3 月 31 日まで課税が凍結されることとなってい る。 ④ 個人型年金加入者となることができる者は、国民年金の第一号被保険者、国民年金の第三号 被保険者および企業年金等対象者でない60 歳未満の厚生年金保険の被保険者である。 ⑤ 確定拠出年金の企業型年金規約に基づき支給される一時金のうち、退職所得となるのは、加 入者の退職に起因して支給される一時金である。

(2)

(2)「確定給付企業年金法並びにこれに基づく政令及び省令について(法令解釈)」の「第四 掛金 の額に関する事項」に関する記述について空欄を埋めなさい。 ○加入者のうち、「休職等(労働協約等に規定される A 休業、 B 休業を含む。)期間中の者」 については、「休職等期間の全部又は一部」のうち、労働協約等に定める C の算定対象期間に 含まれていない等の合理的な理由があることにより給付の額の算定の基礎としていない部分があ る場合には、当該部分の全部又は一部について、当該加入者に係る掛金を拠出しないことができ ること。 ○加入者のうち、「一定の勤続期間未満」、「一定の勤続期間以上」、「一定の年齢以上」又は「一定の 年齢以下」の者については、「当該期間の全部又は一部」のうち、労働協約等に定める D 期間 中若しくは E 期間中であること又は労働協約等に定める C の算定対象期間に含まれてい ない等の合理的な理由があることにより、給付の額の算定の基礎としていない部分がある場合に は、当該部分の全部又は一部について、当該加入者に係る掛金を拠出しないことができること。

(3)

(3)「確定給付企業年金法」および「確定給付企業年金法施行令」における確定拠出年金を実施する 場合における手続等に関する記述について空欄を埋めなさい。 ○確定給付企業年金法 第八十二条の二 事業主等は、規約で定めるところにより、積立金の一部を、実施事業所の事業 主が実施する企業型年金における当該実施事業所に使用される加入者の F (確定拠出年金 法第二条第十二項に規定する F をいう。第四項において同じ。)に充てる場合には、政令で 定めるところにより、当該積立金の一部を、当該事業主等の資産管理運用機関等から当該企業 型年金の資産管理機関(同条第七項第一号ロに規定する資産管理機関をいう。以下同じ。)に移 換することができる。 2 前項の規約を定める場合には、当該企業型年金を実施する実施事業所の事業主の全部及び加 入者のうち当該積立金の移換に係る加入者(以下この条において「移換加入者」という。)とな るべき者の G の同意並びに加入者のうち移換加入者となるべき者以外の者の G の同意 を得なければならない。 3~5 (略) ○確定給付企業年金法施行令 第五十四条の二 法第八十二条の二第一項の規定による積立金の移換は、次に定めるところによ り行うものとする。 一 加入者の給付の額を減額することにより当該加入者の F (確定拠出年金法(平成十三 年法律第八十八号)第二条第十二項に規定する F をいう。以下同じ。)に充てるものであ ること。 二 移換加入者(法第八十二条の二第二項に規定する移換加入者をいう。以下同じ。)となるべ き者の範囲が同条第一項の規約において定められていること。 三 前号の移換加入者となるべき者の範囲は、特定の者について H なものでなく、かつ、 加入者が I できるものでないこと。 四 当該移換加入者の F に充てることができる金額は、イに掲げる額からロに掲げる額を 控除した額に相当する額(以下「移換相当額」という。)であること。 イ 給付の額の減額に係る規約の変更が効力を有することとなる日(以下「規約変更日」と いう。)を法第六十条第三項に規定する事業年度の末日とみなし、かつ、当該規約の変更に よる給付の額の減額がないものとして同項の規定の例により計算した額 ロ 規約変更日を法第六十条第三項に規定する事業年度の末日とみなして同項の規定の例に より計算した額 五 移換加入者となるべき者のうち実施事業所の事業主が実施する企業型年金(確定拠出年金 法第二条第二項に規定する企業型年金をいう。以下同じ。)の資産管理機関(同条第七項第一 号ロに規定する資産管理機関をいう。第五十四条の六において同じ。)への移換相当額の移換 に代えて移換相当額の支払を受けることを希望する者(法第八十二条の二第一項の規約を定 めることに同意しない者に限る。)に対して、移換相当額の支払を行う旨を同項の規約で定め る場合にあっては、当該移換相当額を J ものであること。

(4)

(4)「確定給付企業年金法並びにこれに基づく政令及び省令について(法令解釈)」の「第3 給付 の額に関する事項」に関する記述について空欄を埋めなさい。 1 (略) ① 給付の額は、 K に応じて算定されるものであり、原則として、 K が長くなるにも かかわらず給付の額が減少するものであってはならないこと。このため、 L であっても、 若年者に支給する額は年長者に支給する額に比して過大なものとならないこと。 ② 加入者間で給付の額に差を設ける場合にあっては、労働協約等において、特定の職種に属 する従業員や特定の学歴の従業員に係る給与及び退職金等の M が他の職種に属する従業 員や他の学歴の従業員の M とは別に規定されているなど、給付の額に差を設けることに つき合理的な理由があること。 ③ 制度の目的が老後の N であることに鑑み、資格喪失事由や資格喪失時の年齢等により 給付の額に格差を設ける場合においても、給付の額の格差が過大であること、 O の給付 の額の方が有利であることなど、制度の目的を逸脱するものであってはならないこと。また、 給付の額の算定方法に規則第25 条第 2 号の方法に基づく上限の設定が含まれている場合にお いても、 O の給付の額の方が有利であることなど、制度の目的を逸脱するものであって はならないこと。 ④~⑪ (略) 2~8 (略)

(5)

(5)在職老齢年金に関する以下の記述について空欄を埋めなさい。なお、数値は平成27 年度のもの とする。 ① 65 歳未満で在職し厚生年金の被保険者である場合、総報酬月額相当額と老齢厚生年金の月額の 合計が P 万円に達するまでは年金の全額が支給される。合計が P 万円を上回る場合は、 総報酬月額相当額の増加 Q に対し、年金額 1 が停止される。総報酬月額相当額が R 万円 を超える場合は、さらに総報酬月額相当額が増加した分だけ年金が支給停止される。 ② 65 歳以上 70 歳未満で厚生年金の被保険者である場合、総報酬月額相当額と老齢厚生年金(報酬 比例部分)の月額の合計が R 万円に達するまでは年金の全額が支給される。合計が R 万 円を上回る場合は、総報酬月額相当額の増加 Q に対し、年金額 1 が停止される。なお、70 歳 以降も厚生年金適用事業所に在職している場合には、厚生年金の被保険者ではないが、同様に支 給停止される。 ③ 上記の支給停止の対象となる老齢厚生年金は、①の場合は「 S の老齢厚生年金」であり、 いずれの場合も T を含まない。また、老齢厚生年金が全額支給停止となった場合は、 T の 支給は受けられない。 (6)中小企業退職金共済制度に関する以下の記述について空欄を埋めなさい。 ① 加入できる企業の条件として、一般業種においては常用従業員数 U 人以下または資本金・ 出資金 V 円以下であることが必要である。 ② パートタイム等の短時間勤務者を除き、掛金については月額最低 W 円から月額最高 X . 円まで設定することができる。 ③ 給付は、掛金月額と納付月数に応じて固定的に定められている基本退職金とこれに上積みさ れる Y の2 つで構成されている。

(6)

問題2.次の(1)~(4)の各問に答えなさい。[解答は解答用紙の所定の欄に記入すること] 各5点 (計20点) (1)確定給付企業年金は、原則として一つの厚生年金適用事業所について一つに限り実施すること ができるが、例外的に一つの厚生年金適用事業所について複数の確定給付企業年金を実施するこ とが認められるケースがある。そのうち任意の3つのケースを選んで内容を簡記しなさい。 (2)確定給付企業年金において、以下に掲げた2つの給付の額が年金として支給する老齢給付金の 額に対して満たすべき要件に関し、確定給付企業年金法施行令および確定給付企業年金法施行規 則に定められている内容について簡記しなさい。 ① 一時金として支給する老齢給付金の額 ② 確定給付企業年金法第四十一条第二項第二号にかかる脱退一時金の額 (3)平成26 年 1 月 1 日に施行された確定拠出年金の企業型年金の資格喪失年齢の引上げに関する次 の①~④の記述のうち誤っているものを2つ選んで、番号を記入のうえ、それぞれについて誤っ ている理由を簡記しなさい。 ① 平成26 年 4 月 1 日に資格喪失年齢を引上げる規約変更を行った場合、平成 26 年 12 月 16 日 に満60 歳に到達し、その日に定年退職し、翌月の 1 月 15 日に再雇用された者は再雇用により 加入者となる。 ② 資格喪失年齢を引上げる規約変更を行った場合、当該規約変更日時点で60 歳未満の加入者は 満60 歳到達時点で継続して雇用されている場合でも、規約で定めることにより、従前通り満 60 歳に到達時点で加入者とならないことを選択することも可能となる。 ③ 資格喪失年齢を引上げる規約変更を行った場合、加入者掛金を定めている場合は、当該加入 者掛金は引上げ後の資格喪失年齢まで拠出することが可能である。 ④ 資格喪失年齢を引上げる規約変更を行った場合でも、60 歳以降の加入者期間は退職所得控除 計算のための勤続年数に算入することはできない。 (4)公的年金に関する昭和60 年改正の際、被用者年金の被扶養配偶者に対する第 3 号被保険者制度 が導入された。第 3 号被保険者に関する国民年金法における定義とともに、就労等による収入の ある被扶養配偶者が第3 号被保険者に留まるための要件を簡記しなさい。なお、平成 28 年 10 月 に予定されている短時間労働者への被用者年金の適用拡大に関しては、説明から除外してよい。

(7)

【第Ⅱ部】

問題3.次のA、Bいずれかを選択して解答しなさい。 [解答は選択した問題の解答用紙の所定の欄に記入すること。また、A、Bいずれかの解答用紙 のみを提出することとし、解答を記入したA、B両方の解答用紙が提出された場合には、A、B 両方とも採点の対象外とする。] (10点) A 甲社においては、過去に退職一時金のみが存在していたが、現在、その給付を一律に50%とし たものを新たな退職一時金とし、残りを確定給付企業年金に移行して実施している。今般、同社 は退職一時金あるいは確定給付企業年金のいずれかから、その一部を資産移換を伴って確定拠出 年金へ移行することを検討している。諸前提は以下のとおりである。 【現行退職一時金の制度内容】 ・給付の額の算定方法:いわゆるポイント制度とし、退職時にその時点での「職能ポイント累計 ×ポイント単価×50%」を一時金として支給する。 ・退職事由によらず上記一時金額を支給する。 【現行確定給付企業年金の制度内容】 ○給付の額の算定方法:退職一時金と共通の職能ポイントを使用するポイント制度とし、「職能 ポイント累計×ポイント単価×50%」(退職事由によらない)に基づき給付の額を算定する。 ○老齢給付金 ・支給要件:加入者期間20 年以上での 60 歳到達 ・年金種類:60 歳支給開始 10 年保証期間付終身年金 ・年金額 :資格喪失時の「職能ポイント累計×ポイント単価×50%」に資格喪失時から 60 歳 到達時までの期間に係る据置乗率を乗じたものを保証期間の確定年金現価率(給付 利率:年3.0%)で除して算出した額 ○脱退一時金(確定給付企業年金法第四十一条第二項第一号に基づくもの) ・支給要件:加入者期間20 年未満での資格喪失 ・支給額 :資格喪失時の「職能ポイント累計×ポイント単価×50%」 ○脱退一時金(確定給付企業年金法第四十一条第二項第二号に基づくもの) ・支給要件:加入者期間が20 年以上である者の 60 歳到達前の資格喪失 ・支給額 :資格喪失時の「職能ポイント累計×ポイント単価×50%」に資格喪失時から支給時 までの期間に係る据置乗率を乗じたもの ○据置乗率:年3.0%での複利による乗率(=1.03n、n は据置期間) ○最低保全給付の算出方法:確定給付企業年金法施行規則第五十四条第一項第二号に定める方法 年齢xに応じて定めた率:年金給付=1.00、一時金給付=(1/1.03)60-x (次頁に続く)

(8)

○加入者拠出金:なし ○年金受給権者:存在しない ○資産の評価方法:時価方式 【確定拠出年金への移行案】 ・A案:退職一時金の給付を一律に現行の50%に減額し、減額分相当を確定拠出年金へ移行し資 産移換を行う。 ・B案:確定給付企業年金の給付を一律に現行の50%に減額し、掛金のうち当該減額分相当を確 定拠出年金の事業主掛金に充て、積立金の一部を移換する。 以上の前提のとき、以下の設問に答えなさい。 各5点 (計10点) (1)A案のように退職一時金から確定拠出年金へ移行する場合に、確定拠出年金法施行令第二十 二条第一項第三号に定められている確定拠出年金への移換額の要件について簡記しなさい。 (2)A案とB案を検討する際に事業主が考慮すべき影響および留意点について簡記しなさい。な お、退職給付会計は考慮しなくてよい。 B 乙厚生年金基金では、平成26年4月に施行された「公的年金制度の健全性及び信頼性の確保 のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律(平成二十五年法律第 63 号)」に基づき、平成 29年4月に代行返上をして確定給付企業年金に移行する方針を代議員会にて議決した。方針議 決後、代行返上時までの取り組みとして乙厚生年金基金が検討したいと考えている、最低責任準 備金の前納について以下の設問に答えなさい。 各5点 (計10点) (1)最低責任準備金の前納を行う場合の以下の点について簡記しなさい。 ① 「前納する金額を算出した根拠となる書類」において確認する前納額の合理性について ② 前納した厚生年金基金の最低責任準備金の算出方法について (2)最低責任準備金の前納を行うことができる厚生年金基金の要件について簡記しなさい。また、 前納を行う場合に留意すべき点を2つ簡記しなさい。

(9)

問題4.次の(1)、(2)の各問に解答しなさい。[解答は汎用の解答用紙に記入し、(1)、(2)そ れぞれ2枚以内とすること。3枚以上解答した場合、3枚目以降については採点の対象外とする。] 各20点 (計40点) (1)確定給付企業年金制度において給付減額および制度終了を実施する場合のそれぞれの現状の 取扱いについて問題があると考える場合はその改善策について法令等の要件の改正等も視野に 入れ、述べなさい。逆に問題がないと考える場合はそのように考える理由を述べなさい。 (2)老後所得保障の柱である公的年金制度は中長期の給付水準調整により縮小していく方向にあ る。また、働き方の多様化が進む中で、個々人のライフスタイルに合わせた老後の生活設計を 支える仕組みが必要となっている。これらの背景を踏まえ、退職給付制度全体における確定給 付企業年金と確定拠出年金の果たすべき役割、今後のあり方についてどのように考えるか所見 を述べなさい。 以上

参照

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