海外からの輸出が多い業界
食品およびスナック商品
オーガニック食品、健康食品、
自然食品と原料市場は急成長
を続けています。
自動車部品 &
アフターサービス
この市場は約 50～60億米ドル
の価値があると推定され、
地元の生産者と輸入品がそれぞ
れ半々を占めています。3
化粧品および
トイレタリー製品
時価総額は34億米ドルと推定
され、輸入品がこの需要の
70%を満たしています。4
また、自然食品と高級品の
人気が高まっています。
業種別に見たオーストラリア経済
79%
サービス業
8.8%
建設業
7.4%
製造業
1
26
年連続の成長
2
オーストラリア流のビジネス展開とは
オーストラリアでは率直に話すことが好まれます。一方で慎み深さが好まれるので、売り過ぎやアグレッシブな
販売方法では交渉が成立しにくいでしょう。現実的に、友好的に、要点をわかりやすく伝えて、謙虚な対応が大切です。
国際貿易の草分け
80%を超えるオーストラリア人が海
外から商品を購入しています。海外
からの購入率はオーストラ
リア全体のオンライン売上高の
35～40%を占め、オーストラリ
ア人の63%が海外から購入した
商品に満足していると言われていま
す。2018年には、その売上高は 149
億米ドルを超えるとも予測さ
れています。9
越境ショッピング率が
それほど高い理由は?
• eコマースを手掛けている国内小売
業者は、全体のわずか半分に過ぎず、
オンラインで利用可能な業者が少な
いためです。
• 流行に敏感なデジタル消費者は越境
ショッピング以外に選択肢がありません。
• 1,000豪ドル以下の商品購入において、
海外企業のウェブサイトは、10%の
一般消費税 (GST) が免除されるという
メリットがあります。
オンラインサーフィン
増加する人口と良好なインターネット
環境が魅力的な市場を形成しています。
オーストラリア人の85%がインターネッ
トを利用しており、利用者は今なお
1.7%の割合で上昇しています。5
優れた市場価値
オーストラリアのオンライン市場は、2017年末
までに 325億 6000万豪ドルの価値になると予想
され、eコマースでの売上高は2018年ま
でに21%増加すると予測されています。6
わずか 2,300万人の人口でありながら強固
な経済とインフラに支えられたこの市場は
十分に注目に値すると言えます。7
インターネット環境
オーストラリアのユーザーのうち 65%
がオンラインショッピングを経験しており
(1,260万人)、この数は増加しています。8
また、オーストラリア人はインターネット
での購入を身近に感じており抵抗感があ
りません。インターネットユーザーの79.4%
が従来の買い物よりもオンライン購入を好
みます。5
オーストラリアの
ユーザーの
65%
が
オンラインで購入
ファッション
市場シェア22.2%
成長率16.7%
靴、ファッションアクセサリー、スポーツウェア
は人気が高まっています。
百貨店および雑貨店品目
市場シェア30.1%
成長率7%
オーストラリア全土の企業がオンラ
イン製品の範囲を拡大しています。
オーストラリア向けに輸出するには?
オーストラリアでの注意事項
オーストラリア人は自国が広いため、商品が手元
に届くまで時間がかかることを認識しています。
ただし何週間も遅れることは想定してませんの
で、お客さまには適切な配送日数で商品をお届
けしましょう。
家庭用品
市場シェア14.8%
成長率6.9%
主婦が自宅の装飾品をオ
ンラインで購入するなど、需
要は高まっています。
メディア
市場シェア12.9%
成長率22.9%
書籍の80%以上はオン
ラインで購入されます。
健康＆美容
関連商品
市場シェア8.7%
成長率22.9%
美容関連商品は、2015年に
50%という驚異的な成長率を見せました。
高級食品&酒類
市場シェア6.1%
成長率0%
ワイン、紅茶、高級食品、
酒類、贈答品、長期保存可能
な食料品やコーヒーなど。
趣味＆レクリエー
ション用品
市場シェア5.2%
成長率15.6%
ゲーム、玩具、アウトド
アグッズのオンライン購入が
全体の半分以上を占め
ています。10
検疫
オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、生果実、野菜、肉お
よび家禽製品の輸入を対象とした厳格な衛生上
および植物検疫上の制限が課されている多数の製品
に対して検疫措置を実施しています。
商品サービス税
(GST)
輸入品には、税、GST、および/または追加
費用が発生することがあります。輸入者は、
適用されるGST の支払いと、輸入にかかる10%
のGSTを支払う義務があります。
輸入要件
税関は輸入許可証を必要としませんが、
輸入者は許可証を取得する必要があり
ます。通関手続きには、記入済みの通関
申告書または非公式の通関手続き書類
(ICD)、航空貨物運送状(AWB)または船
荷証券(BLAD)に、請求書およびその他
の書類が必要です。
ほとんどの米国製品はオース
トラリアへの輸入で関税が免除さ
れます。非米国製品の関税率は、
自動車、衣類、靴などの
例外を除き、平均5%以下です。ま
た、製品が米国で生産されている
場合、特恵関税措置が適用されま
す。
重要なオーストラリア
政府省庁
さあ、オーストラリアとの
国際貿易の準備が整いました。
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参考資料
1. https://www.industry.gov.au/Office-of-the-Chief-Economist/Publications/AustralianIndustryReport/
assets/Australian-Industry-Report-2016-Chapter-2.pdf
2. https://www.theguardian.com/business/2017/jun/07/australia-sets-new-world-record-for-recession-
free-economy
3. https://www.trade.gov/topmarkets/pdf/Autoparts_Australia.pdf
4. https://www.trade.gov/industry/materials/AsiaCosmeticsMarketGuide.pdf
5. https://www.webalive.com.au/future-of-australian-ecommerce/
6. http://www.pfsweb.com/blog/2016-australia-ecommerce-market/
7. http://www.specommerce.com.s3.amazonaws.com/dl/fs/150416_fs_australia.pdf
8. https://www.ecommercewiki.org/wikis/www.ecommercewiki.org/images/3/39/Australia_B2C_
Ecommerce_Country_Report.pdf
9. https://www.ecommerceworldwide.com/expert-insights/expert-insights/why-australian-shoppers-
are-happy-to-look-cross-border
10. https://acquire.startrack.com.au/pdf/Inside%20Australian%20Online%20Shopping%202017.pdf
貿易に関する規制と税関情報
輸入関税
非米国製品が対象
5%
Australian Business Register
(オーストラリア事業者登録)
Australian Customs Manual
(オーストラリア税関マニュアル)
Australian Trade Commission
(オーストラリア貿易委員会)
