平成25年5月24日 第十管区海上保安本部
定例記者会見について
1 発表事項 (1)海猿が谷山に集結! ~潜水士・機動救難士による合同訓練の開催~ (警備救難部) (2)平成25年度 航路標識整備事業(公共事業費)について (交通部) (3)MICS(ミックス)登録するなら、今でしょ! ~「緊急情報配信サービス」7月1日(月)開始~ (交通部) (4)明治の海図を桜島火山「特別企画展」に展示! (海洋情報部) 2 ミニ講座(希望者のみ) 第十管区海上保安本部について (総務部)平成25年5月24日 第十管区海上保安本部 平成 18 年 4 月及び平成 24 年 4 月に佐多岬沖合において発生した高速旅客船による 事故においては、巡視船艇及びヘリコプターにより救助活動を行い、乗員乗客全員を 救助しております。(別添参照) このような事故を踏まえ、海上において多くの方が同時に負傷する事故が発生した 場合には、海上という特殊な環境であることから、初動の救助活動に当たる当本部の 活動が重要となってきます。 このため、当本部では、このような事故を想定し、巡視船艇やヘリコプターで駆け つけ救助に当たる潜水士及び機動救難士の更なる救助・救急能力の向上を目的とし て、潜水士と機動救難士による合同訓練を行います。 記 1 日時 平成25年6月3日(月)午後1時~午後3時30分 2 場所 鹿児島港谷山二区第ニ突堤係留中の巡視船さつま船内外 3 訓練参加船艇等 ① 鹿児島海上保安部所属巡視船さつま(救難強化巡視船、潜水士 6 名乗船) ② 奄美海上保安部所属巡視艇いそなみ(潜水指定船、潜水士 4 名乗船) ③ 鹿児島航空基地機動救難士(5 名、うち救急救命士 3 名) ④ 第十管区救難防災指導隊(4 名) ※第十管区救難防災指導隊とは、当管区職員の中から海難救助、油防除等に関し高度な 知識・技術を有する特殊業務経験者(特殊救難隊、機動防除隊)及び救急救命士など の特殊資格保有者を隊員に指名し組織したもので、これら隊員の知識・経験を活用し て、当管区の職員に対し救難防災に関する訓練、研修を行なっています。 ⑤ 第十管区海上保安本部職員 ⑥ 鹿児島海上保安部職員 総勢 約60名 問い合わせ先 警備救難部救難課 救難課長 髙田 淳 TEL099-250-9800(内線 3250)
海猿が谷山に集結!
~潜水士・機動救難士による合同訓練の開催~4 訓練内容 海上で高速旅客船が航行中に海上漂流物と衝突し、乗客が多数負傷、救助を求め ている想定で、着岸中の巡視船さつま船内おいて、潜水士と機動救難士が連携して トリアージ、応急措置、搬送等の訓練を実施します。 このような高速旅客船多数負傷者対応訓練については、これまでも地方自治体及 び関係機関と行なってきており、連携強化を図ってきていますが、今回の訓練にお いて、第十管区内における更なる体制強化に取組むこととしております。 5 その他 取材をご希望の方は、5月29日(水)午後5時までに広報・地域連携室(内線 2118)あて、ご連絡をお願いします。 訓練実施場所 巡 巡 視 視 船 船 さ さ つ つ ま ま
別添 事故概要1 平成 24 年 4 月 22 日午前 8 時 55 分頃、鹿児島から屋久島向け航行中の「トッピー1」(乗 員乗客計189名)が、佐多岬沖にて鯨らしき物と衝突し、航行不能となった。巡視船艇、ヘリコプ ター及び機動救難士による救助活動を行い、早急に救助が必要な負傷者 3 名を機動救難士によりヘリ コプターに吊上げ救助、巡視船さつま等により「トッピー1」を山川港まで曳航救助し、残りの乗員 乗客 186 名の救助を行なった。 事故概要2 平成 18 年 4 月 9 日午後 6 時頃、種子島から鹿児島向け航行中の「トッピー4」(乗員乗 客計112名)が、立目埼沖にて海上漂流物(丸太)と衝突し、乗員乗客全員が負傷した。巡視船艇、 ヘリコプターによる救助活動を行い、同船に移乗した潜水士において負傷者の状況把握及び応急措置 を行なうとともに、早急に救助が必要な負傷者を巡視艇により搬送救助、巡視船せんだいにより「ト ッピー4」を山川港まで曳航救助し、乗員乗客全員の救助を行なった。
訓練想定内容イメージ図 巡視船艇等により潜水士・機動救難士を派遣 発動指示 事故発生情報 派遣した潜水士・機動救難士によりトリアージ・応急措置の実施 負傷者の搬送 ※巡視船艇は出港いたしません。訓練は、係留中の巡視船内及びその周辺岸壁上で実施されます。 トリアージとは ・「最大多数に最良の結果」を目的に、傷病者の重症度、緊急度にその状況 下での救命の可能性を考慮して、救出、治療、搬送などの優先順位(赤: 最優先、黄:待機可能、緑:軽症、黒:死亡又は救命困難)を決めること。 ・その語源はコーヒー豆や羊毛の識別を表すフランス語といわれ、傷病者 の選別という目的ではナポレオン時代の軍医により導入された。 ・日本では平成 7 年 1 月に発生した阪神・淡路大震災で広く知られるよう になった。 ・トリアージ実施者(トリアージオフィサー)は、必ずしも医師である必 要はなく、トリアージを理解し災害現場で活動する救急救命士・看護師等 でも可能。
平 成 2 5 年 5 月 2 4 日 第 十 管 区 海 上 保 安 本 部
平 成 2 5 年 度 航 路 標 識 整 備 事 業 ( 公 共 事 業 費 ) に つ い て
第 十 管 区 海 上 保 安 本 部 管 内( 熊 本 県・宮 崎 県・鹿 児 島 県 )に お け る
平 成 2 5 年 度 航 路 標 識 整 備 事 業 の 実 施 箇 所 は 、2 1 箇 所( 約 1 億 2 9
0 0 万 円 ) で す 。
1 航 路 標 識 の 防 災 対 策 ( 灯 塔 改 修 ) 航 路 標 識 の 防 災 対 策 の 一 環 と し て 、 老 朽 化 し た 都 農 港 南 防 波 堤 灯 台 ( 宮 崎 県 ) 等 の 灯 塔 改 修 を 行 い ま す 。 2 標 識 機 能 の 最 適 化 次 の 灯 台 は 、 海 上 交 通 環 境 の 変 化 に 伴 い 移 設 等 を 行 い ま す 。 ( 1 ) 移 設 鹿 児 島 港 木 材 港 南 防 波 堤 灯 台 ( 2 ) 廃 止 鹿 児 島 港 南 港 南 防 波 堤 灯 台 、 庄 司 浦 港 南 防 波 堤 灯 台 ( 種 子 島 ) ( 3 ) M I C S ( 沿 岸 域 情 報 提 供 シ ス テ ム ) の 改 修 西 之 表 港 洲 之 崎 防 波 堤 灯 台 に あ る 気 象 装 置 の 喜 志 鹿 埼 灯 台 へ の 移 設 3 灯 浮 標 の 定 期 交 換 灯 浮 標( 海 上 に 浮 か ん で い る 光 を 発 す る ブ イ )は 4 年 毎 に 定 期 交 換 し て お り 、 今 年 度 は 熊 本 県 及 び 鹿 児 島 県 に 設 置 し て い る 1 4 基 を 交 換 し ま す 。 4 そ の 他 老 朽 化 に 伴 う 機 器 の 換 装 等 を 行 い ま す 。 ( 1 ) 佐 多 岬 灯 台 の 気 圧 計 の 換 装 ( 2 ) 草 垣 島 灯 台 ( 鹿 児 島 県 ) の 蓄 電 池 換 装 等 【 問 い 合 わ せ 先 】 第 十 管 区 海 上 保 安 本 部 交 通 部 計 画 運 用 課 長 福 満 睦 男 TEL: 099-250-9800( 代 表 )1 航路標識の防災対策(灯塔改修)[★]
・都農港南防波堤灯台
2 標識機能の最適化[▲]
・鹿児島港木材港南防波堤灯台(移設)
・鹿児島港南港南防波堤灯台(廃止)
・庄司浦港南防波堤灯台(廃止)
・喜志鹿埼灯台(MICSの改修)[ ]
3 灯浮標の定期交換
◎鹿児島湾口神瀬灯浮標(鹿児島県)
・メツ曽根灯浮標ほか12基
(熊本県、別紙)
4 その他
(1) 気圧計の換装[ ]
・佐多岬灯台
(2) 蓄電池の換装等[ ]
・草垣島灯台
第十管区海上保安本部管内 航路標識整備箇所
◎
2 灯浮標の定期交換
①メツ曽根灯浮標
②印度瀬南灯浮標
③芋瀬灯浮標
④小瀬灯浮標
⑤水俣港七ツ瀬北方灯浮標
⑥田浦七ツ瀬南西灯浮標
⑦肥後延瀬西灯浮標
⑧熊本港第一号灯浮標
⑨熊本港第二号灯浮標
⑩八代港小築島灯浮標
⑪八代港大築島灯浮標
⑫八代港第一号灯浮標
⑬八代港南第一号灯浮標
熊本県 航路標識整備箇所
⑤
①
⑥
⑦
⑬
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
②
③
④
熊本県、別紙
鹿児島港木材港南防波堤灯台
鹿児島港木材港南防波堤灯台 鹿児島港南港南防波堤灯台 第十管区海上保安本部 ● 移設平成25年5月24日 第十管区海上保安本部
~「緊急情報配信サービス」7月1日(月)開始~
○ 第十管区海上保安本部では、小型船舶等に対する海難防止等の安全対策の充実強化を図る ため、平成25年7月1日から、携帯電話等に海の安全情報を電子メールで配信する「緊急 情報配信サービス」を開始します。 このサービスは、事前に下記のアドレスにアクセスして、予め、配信先を登録していただ いた方に情報を配信するものです。(登録は無料) 6月3日(月)から試験運用を開始し、7月1日(月)に正式運用できるよう準備を進めて 行きます。 【登録用アドレス】http://www7.kaiho.mlit.go.jp/micsmail/reg/touroku.html ○ 海の安全情報を提供している沿岸域情報提供システム(MICS)のホームページもリニ ューアルし、これまでの表示様式、内容を整理し、統一された画面により海の安全情報を提 供します。 【H.P. アドレス】http://www6.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/ 【問い合わせ先】 交通部企画課 課 長 杉山 陽一 TEL099-250-9800 (内線 2610) 《緊急情報配信サービスで配信する情報》 ● 緊急情報 ・ 武力攻撃事態等の広域的な情報(日本全国の沿岸海域) ・ 海上保安部等が発する船舶の避難勧告等の発令情報 ・ 航行船舶に影響のある海難・事故等の発生情報 ・ 航路標識(灯台・灯浮標等)の消灯・異常等の情報 ・ 航行船舶に影響のある航路障害物等の情報 ・ その他、航行船舶の安全を確保するために必要な情報 ● 気象警報・注意報等(気象庁発表) ・ 津波警報(大津波、津波)・注意報(津波) ・ 気象警報(暴風、大雨、波浪、高潮、大雪、暴風雪) ・ 気象注意報(強風、波浪、高潮、濃霧、風雪、大雨、大雪) ・ 地方海上警報(濃霧、強風、暴風、台風、うねり、着氷)平成25年5月24日 第十管区海上保安本部
明治の海図を桜島火山「特別企画展」に展示!
鹿児島県立博物館で開催される「特別企画展 桜島火山-100 年の軌
跡-」に、海上保安庁で所有している桜島に関する明治の貴重な海図を
展示します。
平成25年6月15日(土)から9月16日(月)までの間、
鹿児島県立博物館において開催される「桜島大正噴火100周年
記念 特別企画展「桜島火山100年の軌跡」に、以下の資料を
展示します。
○明治32年に刊行した「鹿児島海湾」の海図の写し
(別添 図1)
桜島大正噴火前の地形で、桜島と大隅半島の間には、桜島瀬戸
があり、桜島は当時、島であったことがわかります。
○平成24年に作製した鹿児島湾の海底地形図
(別添 図2)
当庁が過去に鹿児島湾の水深調査により取得したデータを使
用して作製した海底地形図です。
○当庁の航空機で撮影した桜島の写真
(別添 図3)
航空機による定期的な観測の際に撮影した桜島の写真です。
問い合わせ先 海洋情報部監理課 監理課長 増田 貴仁 TEL099-250-9800(内線 2510)別添
図1 明治32年に刊行した
「鹿児島海湾」の海図 図2 平成24年に作製した 鹿児島湾の海底地形図