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第4学年理科学習指導案

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Academic year: 2021

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第4学年理科学習指導案(改善プラン)

1 単元名 「物の体積と温度」 2 単元の目標 金属・水・空気の性質について興味・関心をもって追究する活動を行い,温度の変化と体積の変化 を関係付ける能力を育てる。「金属・水・空気は,温めると体積が膨張し,冷やすと体積が収縮する。」 「体積の変化の様子には,物質によって違いがある。」「最も変化が大きいのは,空気である。」とい う金属・水・空気の性質についての見方や考え方をもてるようにする。 3 単元の評価規準 自然への 関心・意欲・態度 科学的な思考・表現 観察・実験の技能 自然現象についての 知識・理解 ① 物を温める実験を 意欲的に行い,温め るとどうなるかを 進んで調べようと している。 ① 水の体積変化を温 度と関係付けて説 明している。 ② 閉じこめられた空 気を温めたときの 体積の変化につい て,水の時の実験結 果をもとに自分な りの予想を立て表 現している。 ③ 水や空気,金属の体 積変化を比較し,温 度と関係付けて説 明している。 ① 空 気 を 温 め た り 冷 や し た り し て 体 積 の変化を調べ,結果 を記録している。 ② 金 属 球 を 熱 し た り 冷やしたりして,体 積の変化を調べ,結 果を記録している。 ① 水 は 温め たり 冷や し たりすると,その体積 が 変 化 す る こ と を 理 解している。 ② 空 気 は温 めた り冷 や したりすると,その体 積 が 変 化 す る こ と を 理解している。 ③ 温 度 によ る体 積変 化 は,空気が最も大きい ことを理解している。 ◎中学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い,見出した問題を興味・関心をもって追究することを通して,実感を伴っ た理解が得られる指導方法を工夫する。 ◎研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科・生活科 実感を伴った理解を図る指導の工夫 成果があったところ 改善したところ

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4 単元について 本単元の内容は,「粒子」についての基本的な見方や概念を柱とした内容のうち「粒子の存在」にか かわるものである。児童は,空気や水について素朴な概念をもっているが,第4 学年から,それらの性 質を調べることによって,より確かな概念を作っていくことが学年としての大きなねらいである。また, 本単元は,水や空気,金属という物の性質を理解するという点で第 4 学年「物の体積と力」「物の温ま り方」「すがたを変える水」,第5 学年「物の溶け方」,第 6 学年「水溶液の性質」,中学 1 年「状態の変 化(状態変化と熱,沸点と融点)」と関連している。 児童が問題を見出す手順として,空気や水の体積が,圧縮することで変化したり,しなかったりした という経験から,他の方法で体積を変化させることができないかと考えることが予想される。空気を温 めて体積を変化させることから本単元を始めていくことが一般的であるが,児童の考えには,水は圧縮 しても体積を変化させることができなかったから,他の方法で変化させたいという思いが少なからずあ る。そこで本単元では,水を温めて体積を変化させる活動から取り組む。また,体積変化の小さい水か ら,体積変化の大きい空気,そして,体積変化のとても小さい金属の順に扱うことで,体積変化の違い を一層深く実感することにつながると考える。物質の違いと体積変化を比べるだけではなく,「圧縮す ること」と「温めること」という実験方法による体積変化の違いも考えさせることで,関係付ける力の 育成にも努めたい。また,本単元を通して,「進んで実験方法を考えようとする」「他の物ではどうだろ うと次の問題を考えられる」「どんなことに生かされているのだろうと思う」の3つ児童像を期待した い。 5 研究主題との関連・指導上の工夫 研究の視点1 教材と児童との出会いを意図的・具体的に設定する。 ○児童は,教材との出会いを通して,関心・意欲を高めたり,主体的に問題解決をしようとしたりする。 また,学習したことを生かせる教材に出会うことにより,学びの有用感をもつことができる。 手立て 理解を促す工夫 ①単元全体にわたり関心・意欲を高める効果的な 教材を工夫する。 熱いお湯を一番上まで入れたペットボトルが, 放っておくといつの間にか少しへこんでいること から問題作りをする。 ②受け身の活動ではなく,主体的にかかわれる教 材を工夫する。 体積変化がはっきり分かるために,簡単に何度 も試すことができる方法を提示する。 ③学習したことが,生活に生かせていることが実 感できる教材を工夫する。 体積の変化を利用しているものとして,水温度 計づくりをする。 実際に使われていた水銀の温度計を知る。 研究の視点2 児童が探究したくなるような指導計画を工夫・改善する。 ○児童は,自ら課題を考え出すことを通して,その課題を解決したいという意欲を高めていく。また, 自分で考えた解決方法で結論を導くことにより,達成感と実感を伴った理解を得ることができる。 手立て 理解を促す工夫 ①児童が進んで課題を考え,解決したくなるよう な指導計画を工夫する。 温度で体積が変化する不思議さを実感するため に,圧しても体積が変化しなかった水を空気より 先に取り上げる。 ②児童自らが考えた解決方法が生かされる指導計 画を工夫する。 空気と温度の関係を自分たちで考え,吟味した 実験方法で調べる。

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6 指導計画(10時間) 次 時 ○主な学習活動 ・教師の働きかけ ◇評価 1 2 3 4 5 6 ○ペットボトルが少しへこんだ現象から学習 問題を考える。 ・水は圧しても体積を小さくできない。 ・では,どうしてペットボトルは少しへこん だのだろうか。 ○実験方法を考え,結果を予想する。 ・試験管に水を入れて温めれば,水位が上が るはずだ。 ○水を温めたり冷やしたりして体積の変化を 調べる。 ・体積の変化がよく分からない。 ・試験管とガラス管を使って調べる。 ○水を温めたり冷やしたりすると,体積が変 わった。空気ではどうだろう。 ○実験方法を考え,結果を予想する。 ・丸底フラスコに石鹸水で膜を張って調べる。 ・空気と同じように,ガラス管を使って調べ る。 ○空気を温めたり冷やしたりして体積の変化 を調べる。 ・どの方法でも,温めると体積は大きくなり, 冷やすと小さくなると言えそうだ。 ・事前に児童の前で,ペットボトルにお湯 を入れふたをする。少し変形したペット ボトルを観察することから導入する。 ◇物を温める実験を意欲的に行い,温める とどうなるかを進んで調べようとして いる。 【関心・意欲・態度①】 ・以前の単元で,温めると体積が変わると 予想した発言を取り上げる。 ◇水の体積変化を温度と関係付けて説明 している。 【思考・表現①】 ◇水は温めたり冷やしたりすると,その体 積が変化することを理解している。 【知識・理解①】 ・考えた実験方法が,問題を解決するのに 適切かを考えるために,結果を予想させ るなどの話し合いを十分にする。 ・児童が一人一人の実験方法を発表し,よ りよい実験にするための話し合いを十 分するために実験を吟味する活動を1 時間設ける。 ◇閉じこめられた空気を温めたときの体 積の変化について,水の時の実験結果を もとに自分なりの予想を立て表現して いる。 【思考・表現②】 ◇空気を温めたり冷やしたりして体積の 変化を調べ,結果を記録している。 【技能①】 ◇空気は温めたり冷やしたりすると,その 【問題①】 温めたり冷やしたりすると,水の体積は変わるだろうか。 【まとめ①】 水の体積は,温めると大きくなり,冷やすと小さくなる。 【問題②】 空気は温めたり冷やしたりすると体積が変わるのだろうか。 1 次 「 水 の 温 度 と 体 積 」 ( 2 時 間 ) 2 次 「 空 気 の 温 度 と 体 積 」 ( 4 時 間 )

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7 8 9 10 ○水や空気の体積は,温めたり冷やしたりす ると変わった。金属ではどうだろう。 ○実験方法を知り,結果を予想する。 ・金属球を温めて,体積が大きくなれば,球 が大きく見えるだろう。 ○アルコールランプの扱い方を知る。 ○金属は,温めたり冷やしたりすると体積が 変化するかを調べる。 ・見た感じでは,金属球の大きさは変わらな い。 ○金属の輪を使って,金属球が通るか調べる。 ・温める前は,球が輪の中を通った。 ・温めると,球が輪の中を通らなくなった。 ・冷やすと,球が輪の中を通った。 ○学習したことと生活との結びつきについて 考え,まとめる。 ・温度による体積変化で起こる問題やこれら の現象を利用したものを知る。 ○学習したことを生かして,水温度計を作る。 ・ガラス管に目盛りをつけて温度計を作る。 体積が変化することを理解している。 【知識・理解②】 ・安全に実験ができるために,アルコール ランプの正しい扱い方や実験の約束を 指導する。 ・輪を使うわけを考えるようにするため, 始めに金属球だけを熱し,その変化の分 かりづらさに注目させる。 ◇金属を温めたり冷やしたりして体積の 変化を調べ,結果を記録している。 【技能②】 ・小さな体積の変化を調べるのに,金属の 輪を使うことが有効であることを押さ える。 ◇水や空気,金属の体積変化を比較し,温 度と関係付けて説明している。 【思考・表現③】 ◇空気,水,金属は温めたり冷やしたりす ると,体積が変化することと,温度によ る体積変化は,空気が最も大きいことを 理解している。 【知識・理解③】 ・温度の変化で体積が変わることを使っ て,温度計を作ることで,学んだことの 有用感をもたせる。 【まとめ②】 空気の体積は,温めると大きくなり,冷やすと小さくなる。 その変化の大きさは,水よりも大きい。 【問題③】 温めたり冷やしたりすると,金属の体積は変わるだろうか。 【まとめ③】 金属の体積は,温めると大きくなり,冷やすと小さくなる。 金属の体積の変化はとても小さい。 変化が最も大きいものは,空気である。 空気は,縮めたりのばしたりしたときにも変化が大きかった。 3 次 「 金 属 の 温 度 と 体 積 」 ( 2 時 間 ) 4 次 「 ま と め ・ 応 用 」 ( 2 時 間 )

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7 本時の指導(2/10時) (1)目標 ○水は温めると体積が増え,冷やすと体積が減ることを理解している。 (2)展開 主な学習活動 ・教師の働きかけ ◇評価 ○学習問題と予想を確認する。 ・水は圧しても体積が変化しなかったので,温めたり 冷やしたりしたら体積が変わると思った。 ・しばらくすると熱いお湯を入れたペットボトルが, 少しへこんだのは,中に入れたお湯が冷めたからだ と思うので,温度が下がると体積が減ると思う。 ・水を温めると,反対に体積は大きくなると思う。 ○実験方法を考え,結果を予想する。 ・試験管に水を入れて温めてみれば,水の体積が増え て,初めに付けた目印より水位が上にくるだろう。 ○ここまでの内容は,1/8 時間目に時間の余裕がある ので,前時に行う。 ○実験をし,結果を記録する。 ・温めたら,水位が始めに付けた目印より上がった。 ・温めても,水位が変わらなかった。 ○実験方法を吟味する。 ・変化がもっとはっきりわかる方法はないか。 ・もっと細い入れ物だったら,変化がはっきり見られ ないかな。 ○小さな変化でもわかる実験方法を知り,再度実験を する。 ○結果を確認する。 ・温めると,目印より水位が上がった。 ・冷やすと,目印より水位が下がった。 ・水の体積が大きくなる様子が,1 回目の実験よりは っきりとわかった。 ○まとめをする。 ・水は,温めると体積が大きくなり,冷やすと小さく なる。 ・水は,圧したり引っ張ったりしても体積は,変わら なかったのに,温めたり冷やしたりすると体積が変 わった。 ・温度で体積が変化する不思議さを実感するた めに,圧しても体積が変化しなかった水を空 気より先に取り上げる。 ・以前に児童が考えた方法と本時の学習が関連 していることをつなげ,意欲付けをする。 ・キャップを外すと,ペットボトルが元の形に 戻り,満杯に入れた水が少し減っていること を振り返る。 ・実験方法を考えるきっかけにするため,試験 管を入れた水を見せる。 ・考えた実験方法で変化が分かるか,試しに温 める実験のみを行う。 ・変化がもっとはっきり分かる方法を考えるこ とができるように,ペットボトルの形に注目 するように提示する。その際に,ペットボト ルの途中までお湯を入れて冷やしたものを 取り上げ,いっぱい入れた時のペットボトル と比べ,同じ太さのところでは,水位があま り変化していないことを見せる。 ・ペットボトルの口近くが細くなっているのと 同じような実験器具として,ガラス管を提示 する。 ・実験方法を吟味させることで,その実験のね らっていることが児童の中でより明確になっ た。 ・ガラス管の先に十分注意することと,変化の 違いに気付くために,最初の水面に色ペンで 印をつける。 ・危険を伴う実験もあるので,担任と補助教員 二人で実験を支援する。 ・自分の考えに自信をもち,分かりやすく伝え られるように,グループの仲間とまとめたこ とや気付いたことを伝え合う時間をとる。 ◇水の体積変化を温度と関係付けて説明して 【問題①】 温めたり冷やしたりすると,水の体積は変わるだろうか。

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・実験方法を工夫すると,変化が分かりやすくなった。 ○次時の問題を考える。 ・水については分かったので,空気について調べたい。 いる。【思考・表現①】(話し合い,ノート) ・水を圧したときと温めた時の違いを考えるた め,圧縮した時の学習をふり返る。 ◇水は温めたり冷やしたりすると,その体積が 変化することを理解している。 【知識・理解①】(ノート) ・児童がまとめを書き,一人が発表するまでで 時間となった。お湯や氷の配付の仕方など で,時間をもっと短縮しないと,1 時間では, 授業が終わらない。 ・次時の学習を主体的に取り組むために,次の 問題を考える。 【まとめ①】 水の体積は温めると大きくなり,冷やすと小さくなる。

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8 本時の指導(5,6/10時) (1)目標 ○空気を温めたり冷やしたりして,それらの体積の変化を温度と関係付けながら調べ,空気は温め ると体積が増え,冷やすと体積が減ることを理解している。 (2)展開 ○主な学習活動 ・予想される児童の反応 ・教師の働きかけ ◇評価 ○学習問題と予想を確認する。 ○自分たちの考えた実験方法と結果の予想を確認す る。 ○実験をする。 (予想される主な実験方法) A:石けん水の膜をはった丸底フラスコを温めたり 冷やしたりする。 体積が大きくなれば,膜は膨らみ,体積が小 さくなれば,膜はへこむだろう。 B:寒天を入れたガラス棒を丸底フラスコに入れ, 温めたり冷やしたりする。 体積が大きくなれば,ゼリーは上へ動き,体 積が小さくなれば,ゼリーは,下へ動くだろう。 ○実験結果を記録する。 ・温めると石けん水の膜がふくらんだ。冷やすと膜 がへこんでフラスコの中へ入っていった。 ・温めるとゼリーが上に動いた。冷やすとゼリーが 下に動いた。 ○結果を発表し合い,考察を加える。 ・温めると膜がふくらんだのは,空気の体積が大き くなったからだ。 ・冷やすと膜がへこんだのは,空気の体積が小さく なったからだ。 ・温めるとゼリーが上に動いたのは,空気の体積が 大きくなったからだ。 ・冷やすとゼリーが下に動いたのは,空気の体積が 小さくなったからだ。 ・水よりも体積の変化が大きい。 ・前時に吟味した実験方法を確認する時間を設 定する。 ・児童が考えた実験方法に適した実験用具を用 意する。 ・事前に予備実験をして,実験方法に適した実 験道具を準備するなどしたことで,本時では どの方法もしっかりと結果を出すことができ た。 ・危険を伴う実験もあるので,担任と補助教員 二人で実験を支援する。 ◇空気を温めたり冷やしたりして,体積の変化 を調べ,結果を記録している。 【技能①】(ノート) ・自分で考えた実験方法で実験することで,よ り主体的に実験に取り組む様子が見られた。 ・実験結果と考察を共有するために,発表カー ドを用意する。 ・どのグループも体積の変化を調べられたこと を実感できるように,各グループの発表カー ドを並べる。 ・同じような実験の発表カードはまとめて掲示 する。 ・考察やまとめにつなげられるよう,発表カー ドに書かれていることを補助教員と見て,重 点的に取り上げるものを選んでおく。 ・水の体積の変化と比べたり,空気を圧縮した 時の体積変化も想起したりできるよう,前時 までの発表カードを掲示しておく。 ◇空気は温めたり冷やしたりすると,その体積 が変化することを理解している。 【知識・理解②】(ノート) 【問題②】 空気は温めたり冷やしたりすると体積が変わるのだろうか。

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○まとめをする。 ・実験に時間がかかり,まとめをすることがで きなかった。本時で2 時間使うをまとめまで しっかりできる。

【まとめ②】 空気の体積は,温めると大きくなり,冷やすと小さくなる。 その変化の大きさは,水よりも大きい。

参照

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