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重回帰分析による高校生のエネルギーおよび栄養素摂取量と食品群別摂取量との関係

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Academic year: 2021

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(1)

[論  文]

(₃₅)₉₇ 日本食生活学会誌 第₂₈巻 第 ₂ 号 ₉₇︲₁₀₇(₂₀₁₇)

重回帰分析による高校生のエネルギーおよび

栄養素摂取量と食品群別摂取量との関係

島田咲希・森 奈央・横山佳子

(京都女子大学家政学部食物栄養学科)

(平成₂₉年 ₂ 月 ₆ 日受付,平成₂₉年 ₆ 月 ₇ 日受理)

Relationship between energy, nutrient intakes

and food group intakes by multiple regression analysis

of high school students

Saki Shimada, Nao Mori, Keiko Yokoyama

Department of Food and Nutrition, Faculty of Home Economics, Kyoto Women’s University,

₃₅, Imagumano-kitahiyoshi-cho, Higashiyama-ku, Kyoto, ₆₀₅-₈₅₀₁

〒₆₀₅︲₈₅₀₁ 京都市東山区今熊野北日吉町₃₅

 In this study, the results of a food frequency questionnaire (FFQ) administered to high school students were analyzed by multiple regression analysis to determine which food groups contributed to energy and nutrient intakes.

1) Confectioneries and cooked rice had a significant impact on energy.

2) The three macronutrients were greatly impacted by the following food groups: i) protein by meats in male students and fish and shellfish in female students; ii) fat by meats in males and females; iii) carbohydrate by cooked rice and confectioneries in males and females.

3) These minerals were greatly impacted by the following food groups in males and females: i) calcium by milk; ii) magnesium by beverages; iii) iron by confectioneries; and iv) zinc by meats.

4) These vitamins were greatly impacted by the following food groups in males and females: i) vitamin A by green and yellow vegetables; ii) vitamin B1 by meats; iii)

vitamin B2 by milk; iv) folate by green and yellow vegetables; and v) vitamin C by

fruits. Meats in male students and fish and shellfish in female students had a significant impact on vitamin B6.

5) Confectioneries in male students and light-colored vegetables in female students had the most significant impact on total dietary fiber. In both male and female students, seasoning and spices had the most significant impact on salt equivalent.  The consumption of rice, pulses, green and yellow vegetables, light-colored vegetables, fish and shellfish, eggs, and fruits should be encouraged to i) enhance fat energy ratio, ii) improve intake of minerals and vitamins in which many students are deficient and iii) increase intake of total dietary fiber.

(2)

₉₈(₃₆)

1 .緒  言

 成長段階にある高校生は大学等への進学や社会進出等 で将来を担う人材になり,また次世代へ影響を及ぼす世 代であるため,適切な栄養摂取や食習慣を身につけるこ とが重要である。しかし平成₂₆年国民健康・栄養調査結 果では,₁₅~₁₉歳の朝食の欠食率が男性で₁₅%,女性で ₁₀%を超える結果₁ )となった。また野中によると,女子 高校生は体型にかかわらず,自分のことを現実よりも 太っていると認識している者の割合が多く,やせ願望か ら誤った知識のもとで炭水化物抜きダイエットの実施や 食事の欠食など,不適切な食事を摂取していることが問 題になっていると報告₂ )している。  このような現状が,近年,国民健康・栄養調査₃ )にお けるエネルギーの平均摂取量が減少していることに関与 している可能性がある。さらに,成長期に欠かせないカ ルシウムやビタミン摂取量においても,日本人の食事摂 取基準(₂₀₁₅年版)₄ )で定められている基準値と平成₂₆ 年国民健康・栄養調査結果₃ )を比較すると,不足者が存 在する可能性が高い。一方,脂肪エネルギー比率と食塩 相当量では,食事摂取基準(₂₀₁₅年版)₄ )における目標 量と平成₂₆年国民健康・栄養調査結果₃ )を比較すると, 脂肪エネルギー比率の平均比率は目標量の上限値付近を, また食塩相当量の平均摂取量は目標量以上であった。  これらの問題点を踏まえて高校生の食生活状況を見直 し,改善すべき策を検討する必要性がある。これまでに 高校生を対象に食事調査を行った調査研究報告は極めて 少なく,また栄養素と食品群との関連性を調査した文献 を検索したところ,ある特定の栄養素と食品群との関連 性を分析した研究報告₅ ︲ ₇ )はあるが,エネルギーや多数 の栄養素と食品群別摂取量との関連を検討した報告はな い。  そこで本研究では,高校生の食生活状況の見直しや改 善策の検討を行う際の基礎データとして,高校生の食事 調査結果をもとにエネルギーや栄養素摂取がどの食品群 に由来しているかを明らかにすることを目的とした。

2 .方  法

( 1 )対象者と解析対象  京都府立 K 高等学校で₂₀₁₁年から₂₀₁₅年の ₅ 年間に 実施した調査データを解析対象とした。₂₀₁₁年は₂,₃年 生₁₉₈名(男子₉₅名,女子₁₀₃名),₂₀₁₂年は₂,₃年生₁₆₈ 名(男子₈₁名,女子₈₇名),₂₀₁₃年は ₂ 年生₂₇₅名(男子 ₁₃₈名,女子₁₃₇名),₂₀₁₄年は ₁ 年生₃₁₆名(男子₁₃₃名, 女子₁₈₃名),₂₀₁₅年は ₁ 年生₁₅₅名(男子₇₃名,女子₈₂名) の ₅ 年間で計₁,₁₁₂名(男子₅₂₀名,女子₅₉₂名)を対象 に調査を行った。そのうち,有効回答である₉₇₄名(男 子₄₅₈名,女子₅₁₆名,有効回答率₈₇.₆%)を解析対象と した。なお,対象者の重複を避けるため,調査は各人 ₁ 回限りとした。 ( 2 )調査内容  食事調査には高校生に回答してもらうこと,また家庭 科教育の一環として授業中に調査を行うため,簡便な調 査法である自記式の食物摂取頻度調査法を用いた。本研 究では,「エクセル栄養君」(建帛社)のアドインソフト である「食物摂取頻度調査 FFQg」(建帛社)の質問紙 を用いた。ただし,アルコール飲料に関する問いは未成 年には不適切であるとして除外した。なお,FFQg のバー ジョンは,₂₀₁₁年では ver.₃.₀,₂₀₁₂~₂₀₁₄年では ver.₃.₅, ₂₀₁₅年では ver.₄.₀を用いたが,本報告では ₅ 年分のデー タを ver.₄.₀に変換し,検討した。 ( 3 )解析方法  エネルギーとたんぱく質,脂質,炭水化物,カルシウ ム,マグネシウム,鉄,亜鉛,ビタミン A(レチノール 活性当量),ビタミン B₁,ビタミン B₂,ビタミン B₆, 葉酸,ビタミン C,食物繊維総量,食塩相当量の₁₅種類 の栄養素を目的変数とし,米類(めし)(以下,米類), パン類(菓子パン除く),麺類(ゆで麺),いも類,砂糖 類,豆類,種実類,緑黄色野菜,その他の野菜,漬物類, 果実類,海草類,魚介類,肉類,卵類,牛乳,その他の 乳製品,油脂類,菓子類,その他の嗜好飲料,調味料・ 香辛料類,佃煮類の₂₂種類の食品群を説明変数として, 男女ごとにステップワイズ法の重回帰分析により解析し た。解析ソフトは SPSS ver.₂₂(IBM)を用いた。また χ₂検定は統計ソフト Statcel₃(オーエムエス出版)を用 いた。  なお本調査は,調査対象校を通じて生徒の保護者に調 査の趣旨説明を行った後,保護者から同意を得て実施し た。

3 .結  果

( 1 )エネルギー,栄養素および食品群別摂取状況  対象者の BMI の分布は男子で低体重(BMI ₁₈.₅未満) ₇₆名(₁₆.₆%),普通体重(BMI ₁₈.₅以上₂₅.₀未満) ₃₆₀名(₇₈.₆%),肥満(BMI ₂₅.₀以上)₂₂名(₄.₈%), 女子で低体重(BMI ₁₈.₅未満)₈₂名(₁₅.₉%),普通体 重(BMI ₁₈.₅ 以 上 ₂₅.₀ 未 満)₄₁₀ 名(₇₉.₅ %), 肥 満 (BMI ₂₅.₀以上)₂₄名(₄.₇%)であった。また,運動 部所属者は男子₃₀₉名(₆₇.₅%),女子₁₈₄名(₃₅.₇%) であった。  エネルギーと栄養素摂取量について表 ₁ に示した。参 考として平成₂₆年国民健康・栄養調査結果を記載した。 国民健康・栄養調査は本研究と異なり食事記録法で食事 調査を行っているが,FFQg 調査票の妥当性₈ )の結果か ら,本研究の対象者はほぼ全国と同様の平均摂取量であ ると判断した。また食事摂取基準(₂₀₁₅年版)を用いた 集団の評価では,脂肪エネルギー比率の目標量の上限を 超えている者の割合が高く,食物繊維総量,ビタミン B₁₂以外のビタミン,女子の亜鉛を除くミネラルにおけ

(3)

(₃₇)₉₉ 表 1  対象者の栄養素等摂取量 栄養素等 男 子 女 子 対象者 平成 ₂₆ 年国民健康・栄養調査 栄養素摂取量評価 対象者 平成 ₂₆ 年国民健康・栄養調査 栄養素摂取量評価 ( n= ₄₅₈ ) ₁₅ ~ ₁₉ 歳 評価指標 n(% ) ( n = ₅₁₆ ) ₁₅ ~ ₁₉ 歳 評価指標 n(% ) エネルギー( kcal ) ₂, ₂₀₀ ± ₅₈ ₃   ₂, ₃₆₇ ± ₇₅₆   ₁₈₈₉ ± ₄₇₈  ₁₇₇₆ ± ₄₇₄  たんぱく質( g) ₇₄ .₇ ± ₂₁ .₉ ₈₃ .₀ ± ₂₆ .₇ EAR 未満  ₄₉ ( ₁₀ .₇ ) ₆₄ .₂ ± ₂₀ .₃ ₆₂ .₇ ± ₁₉ .₃ EAR 未満  ₇₅ ( ₁₄ .₅ ) 脂質( g) ₇₉ .₁ ± ₂₅ .₃ ₇₇ .₁ ± ₂₉ .₈ ₆₈ .₁ ± ₂₁ .₉ ₅₉ .₀ ± ₂₂ .₉ 脂肪エネルギー比率(%) ₃₂ .₁ ± ₄. ₁  ₂₉ .₃ ± ₆. ₉  DG 未満   ₁ (  ₀. ₂) ₃₂ .₀ ± ₄. ₃  ₂₉ .₅ ± ₆. ₆  DG 未満   ₃ (  ₀. ₆) DG 超過 ₃₁₉ ( ₆₉ .₇ ) DG 超過 ₃₆₅ ( ₇₀ .₇ ) 炭水化物( g) ₂₈ ₈. ₄± ₇₇ .₉  ₃₂ ₂. ₆± ₁₁ ₈. ₅ ₂₄ ₇. ₈± ₆₀ .₈  ₂₄ ₂. ₁± ₆₇ .₇  炭水化物エネルギー比率(%) ₅₄ .₃ ± ₅. ₂  ₅₆ .₅ ± ₇. ₈  DG 未満  ₉₀ ( ₁₉ .₇ ) ₅₄ .₄ ± ₅. ₄  ₅₆ .₄ ± ₇. ₄  DG 未満 ₁₀₀ ( ₁₉ .₄ ) DG 超過  ₁₀ (  ₂. ₂) DG 超過  ₁₅ (  ₂. ₉) 食物繊維総量( g) ₁₁ .₆ ± ₃. ₉  ₁₃ .₅ ± ₆. ₂  DG 未満 ₄₃₃ ( ₉₄ .₅ ) ₁₀ .₉ ± ₄. ₁  ₁₂ .₁ ± ₅. ₀  DG 未満 ₄₈₇ ( ₉₄ .₄ ) ビタミン A( μ gRAE ) ₅₆₄ ± ₂₁₈ ₅₃₅ ± ₆₂₂ EAR 未満 ₃₂₁ ( ₇₀ .₁ ) ₅₀₇ ± ₂₁₆ ₄₅₅ ± ₃₃ ₈ EAR 未満 ₂₇₅ ( ₅₃ .₃ ) ビタミン B₁ ( mg ) ₁. ₀₅ ± ₀. ₃₅ ₁. ₀₃ ± ₀. ₄₃ EAR 未満 ₃₆₀ ( ₇₈ .₆ ) ₀. ₉₀ ± ₀. ₃₁ ₀. ₇₆ ± ₀. ₂₈ EAR 未満 ₃₄₆ ( ₆₇ .₁ ) ビタミン B₂ ( mg ) ₁. ₂₆ ± ₀. ₄₅ ₁. ₂₆ ± ₀. ₅₅ EAR 未満 ₃₁₉ ( ₆₉ .₇ ) ₁. ₀₆ ± ₀. ₃₈ ₁. ₀₆ ± ₀. ₄₄ EAR 未満 ₃₈ ₁( ₇₃ .₈ ) ビタミン B₆ ( mg ) ₁. ₀₆ ± ₀. ₃₅ ₁. ₁₁ ± ₀. ₄₃ EAR 未満 ₃₂₆ ( ₇₁ .₂ ) ₀. ₉₅ ± ₀. ₃₅ ₀. ₉₃ ± ₀. ₃₄ EAR 未満 ₃₈₀ ( ₇₃ .₆ ) ビタミン B₁₂ ( μ g) ₆. ₃± ₂. ₈ ₅. ₄± ₄. ₈ EAR 未満  ₁₄ (  ₃. ₁) ₅. ₆± ₃. ₄ ₄. ₇± ₅. ₂ EAR 未満  ₃₂ (  ₆. ₂) 葉酸( μ g) ₂₄₄ ± ₈₆  ₂₅ ₇± ₁₂₀ EAR 未満 ₁₈₄ ( ₄₀ .₂ ) ₂₃₀ ± ₉₅  ₂₃₇ ± ₁₀₁ EAR 未満 ₂₄₁ ( ₄₆ .₇ ) ビタミン C ( mg ) ₇₄ ± ₃₆ ₆₈ ± ₄₇ EAR 未満 ₃₁₁ ( ₆₇ .₉ ) ₇₂ ± ₃₈ ₇₄ ± ₅₀ EAR 未満 ₃₅₅ ( ₆₈ .₈ ) カルシウム( mg ) ₆₀ ₉± ₂₈₃ ₅₃₆ ± ₃₇₈ EAR 未満 ₂₉₈ ( ₆₅ .₁ ) ₄₉₄ ± ₂₃₀ ₄₄₇ ± ₂₃₂ EAR 未満 ₃₅₃ ( ₆₈ .₄ ) マグネシウム( mg ) ₂₄₂ ± ₇₅  ₂₃₇ ± ₁₀₀ EAR 未満 ₃₆₄ ( ₇₉ .₅ ) ₂₀₉ ± ₇₅  ₂₀₀ ± ₆₉  EAR 未満 ₄₂₁ ( ₈₁ .₆ ) 鉄( mg ) ₇. ₅± ₂. ₄ ₈. ₀± ₄. ₄ EAR 未満 ₂₉₄ ( ₆₄ .₂ ) ₆. ₇± ₂. ₄ ₆. ₆± ₂. ₃ EAR 未満 ₄₂₇ ( ₈₂ .₈ ) 亜鉛( mg ) ₉. ₂₀ ± ₂. ₆₄ ₁₀ .₆ ± ₄. ₁  EAR 未満 ₂₃₈ ( ₅₂ .₀ ) ₇. ₈₅ ± ₂. ₂₁ ₇. ₆± ₂. ₃ EAR 未満  ₉₄ ( ₁₈ .₂ ) 食塩相当量( g) ₈. ₆± ₃. ₃ ₁₀ .₆ ± ₃. ₈  DG 以上 ₂₂₇ ( ₄₉ .₆ ) ₇. ₆± ₂. ₈ ₈. ₅± ₃. ₁ DG 以上 ₂₇₅ ( ₅₃ .₃ ) EAR :推定平均必要量   DG :目標量

(4)

₁₀₀(₃₈) る不足者の割合が非常に高いことが特徴であった。なお, ビタミン B₁₂は不足者の割合が低かったため目的変数か ら除外した。さらに食品群別摂取量について表 ₂ に示し た。参考として平成₂₆年国民健康・栄養調査結果を記載 した。エネルギーおよび栄養素摂取量と同様に FFQg 調 査票の妥当性₈ )の結果を考慮すると,対象者は米類,そ の他の野菜の摂取量が少なく,菓子類の摂取量が多い傾 向であった。 ( 2 )重回帰分析の結果  重回帰分析の結果を男女別にそれぞれ表 ₃ ,表 ₄ に示 した。いずれの調整済み決定係数(調整済み R₂)も₀.₉ を超えており,データに回帰直線がよく当てはまってい た。特にたんぱく質,亜鉛,ビタミン B₆,葉酸は男女 ともに₀.₉₉を超えており非常によく当てはまっていた。 ( 3 )エネルギー  エネルギーでは男女とも菓子類の標準偏回帰係数が最 も高く(男子:₀.₄₂₁,女子:₀.₄₇₅),次いで米類(男 子₀.₃₈₃,女子:₀.₃₂₃),肉類(男子:₀.₂₆₀,女子: ₀.₂₇₀)の順であった。 ( 4 )三大栄養素 1 )たんぱく質   た ん ぱ く 質 で は 標 準 偏 回 帰 係 数 が 男 子 で は 肉 類 (₀.₄₄₁),女子では魚介類(₀.₄₃₃)が最も高く,たんぱ く質摂取量に対する影響が最も大きかった。たんぱく質 源となる食品群である豆類,魚介類,肉類,卵類,牛乳 に着目し男女で比較すると,男子では肉類に次いで魚介 類(₀.₂₉₈), 牛 乳(₀.₂₅₈), 豆 類(₀.₁₈₀), 卵 類 (₀.₁₃₁)の順となり,女子では魚介類に次いで肉類 (₀.₃₈₉),豆類(₀.₂₀₆),牛乳(₀.₁₉₀),卵類(₀.₁₂₄) の順となった。 2 )脂  質  脂質では男女とも肉類の標準偏回帰係数が最も高く (男子:₀.₄₇₀,女子:₀.₄₆₄),次いで菓子類(男子: ₀.₄₀₁, 女 子:₀.₄₁₆), 牛 乳(男 子:₀.₂₄₇, 女 子: ₀.₂₀₂),油脂類(男子:₀.₁₇₁,女子:₀.₁₉₁)の順であっ た。脂質摂取量に最も影響力が大きい肉類のみを説明変 数として回帰分析を行った結果,調整済み R₂は男子 ₀.₄₉₁,女子₀.₄₂₈であり,男子では脂質摂取量の₄₉.₁%, 女子では₄₂.₈%が肉類のみで説明された。 3 )炭水化物  炭水化物では男女ともに米類の標準偏回帰係数が最も 高く(男子:₀.₆₂₆,女子:₀.₅₆₅),次いで菓子類(男子: 表 2  対象者の食品群別摂取量 食品群(g) 男 子 女 子 対象者 (n=₄₅₈) 平成₂₆年国民健康・栄養調査 ₁₅~₁₉歳 対象者 (n=₅₁₆) 平成₂₆年国民健康・栄養調査 ₁₅~₁₉歳 米類(めし) ₃₂₂.₃±₁₂₁.₈ ₄₈₃.₀±₂₈₁.₇ ₂₉₇.₇±₉₈.₄  ₃₂₂.₇±₁₅₂.₄ パン類(菓子パン除く) ₃₉.₅±₃₀.₉ ₄₀.₁±₅₃.₄ ₃₅.₅±₂₈.₄ ₂₅.₉±₃₈.₉ 麺類(ゆで麺) ₄₁.₁±₄₂.₂ ₆₈.₉₁ ) ₃₉.₈±₄₄.₈ ₃₅.₂₁ ) いも類 ₃₄.₈±₃₀.₅ ₄₉.₅±₅₆.₅ ₃₂.₃±₂₆.₂ ₅₇.₂±₆₃.₅ 砂糖類 ₅.₉±₄.₅  ₈.₀±₁₀.₈ ₅.₅±₄.₂ ₆.₅±₉.₄ 豆類 ₄₂.₆±₄₀.₆ ₄₄.₂±₅₆.₆ ₄₀.₄±₃₈.₇ ₄₆.₉±₆₃.₆ 種実類 ₁.₃±₂.₅ ₁.₆±₄.₆ ₁.₂±₂.₀ ₁.₅±₄.₂ 緑黄色野菜 ₆₈.₅±₃₈.₁ ₆₉.₉±₆₂.₀ ₆₅.₄±₄₇.₁ ₇₄.₇±₆₁.₇ その他の野菜 ₁₀₀.₆±₆₀.₅  ₁₇₀.₁±₁₁₅.₂ ₁₀₀.₆±₇₄.₈  ₁₄₁.₉±₉₇.₀  漬物類 ₅.₅±₇.₉  ₃.₇±₁₀.₀ ₆.₁±₉.₁  ₃.₃±₁₀.₀ 果実類 ₅₂.₆±₅₅.₉ ₅₄.₆±₈₅.₈ ₅₁.₆±₅₅.₁  ₈₃.₇±₁₁₅.₇ 海草類 ₄.₃±₃.₅  ₈.₃±₃₃.₁ ₃.₉±₃.₂  ₇.₂±₁₃.₀ 魚介類 ₅₂.₅±₃₉.₅ ₅₄.₃±₆₀.₈ ₅₀.₁±₃₉.₄ ₅₁.₃±₅₅.₈ 肉類 ₁₁₂.₄±₅₅.₈  ₁₅₇.₄±₉₂.₇  ₁₀₀.₆±₄₈.₈  ₉₇.₁±₆₅.₂ 卵類 ₄₀.₇±₂₀.₁ ₅₅.₉±₄₃.₈ ₃₈.₃±₂₁.₄ ₄₄.₂±₃₄.₇ 牛乳 ₁₂₈.₄±₁₅₅.₇ ₁₀₇.₂±₁₇₆.₂  ₈₅.₆±₁₃₁.₂  ₇₇.₁±₁₂₀.₈ その他の乳製品 ₆₄.₂±₄₅.₈ ₄₆.₆₂ ) ₅₉.₅±₄₁.₈ ₄₇.₃₂ ) 油脂類 ₁₃.₀±₅.₅  ₁₅.₇±₁₃.₃ ₁₂.₃±₅.₆  ₁₁.₈±₈.₈  菓子類 ₁₀₇.₃±₆₉.₆  ₃₀.₁±₄₉.₁ ₉₅.₂±₅₆.₁ ₃₅.₈±₆₂.₂ その他の嗜好飲料₃ ) ₁₁₁.₀±₁₃₀.₅ ₄₅₄.₂±₄₁₇.₅  ₈₉.₅±₁₇₁.₈ ₃₈₈.₀±₃₁₉.₃ 調味料・香辛料類 ₂₄.₅±₁₆.₂ ₉₀.₃±₇₄.₇ ₂₃.₆±₁₆.₈ ₆₃.₅±₅₃.₈ 佃煮類 ₂.₄±₃.₁ ― ₂.₂±₂.₅ ― ₁ )平成₂₆年国民健康・栄養調査食品群別摂取量のうどん,中華めん類,即席中華めん,パスタ類を合計した。 ₂ )平成₂₆年国民健康・栄養調査食品群別摂取量のチーズ,発酵乳・乳酸菌飲料,その他の乳製品,その他の乳類を合計した。 ₃ )アルコール飲料を除く。

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(₃₉)₁₀₁ 表 3  対象者男子の重回帰分析の結果 説明変数 目的変数 エ ネル ギ ー た ん ぱ く質 脂質 炭水化物 カ ル シウ ム マ グ ネ シウ ム 鉄 亜鉛 ビ タミン A ビ タミン B₁ ビ タミン B₂ ビ タミン B₆ 葉酸 ビ タミン C 食物繊維総量 食 塩 相当量 β β β β β β β β β β β β β β β β 米類(めし) ₀. ₃₈₃ *** ₀. ₁₅₁ *** ― ₀. ₆₂₆ ***  ₀ .₀ ₁₉ *   ₀. ₁₂₀ ***  ₀ .₀ ₈₄ *** ₀. ₃₀₂ *** ₀. ₀₁₅ *   ₀ .₁ ₀₂ ***  ₀ .₀ ₄₀ *** ₀. ₀₇₃ *** ₀. ₀₄₅ *** ― ₀. ₁₀₁ *** ― パン類(菓子パン除く) ₀. ₁₅₃ *** ₀. ₁₄₀ ***  ₀ .₀ ₃₇ *** ₀. ₂₁ ₁ ***  ₀ .₀ ₄₆ *** ₀. ₀₆₀ ***  ₀ .₁ ₂₅ *** ₀. ₀₈₁ ***  ₀ .₀ ₃₁ ***  ₀ .₁ ₀₄ ***  ₀ .₀ ₄₅ *** ₀. ₀₂₁ *** ₀. ₁₀₃ *** ₀. ₀₁₁ *  ₀. ₁₇₅ *** ₀. ₀₉₈ *** 麺類(ゆで麺) ₀. ₁₃₂ *** ₀. ₀₈₃ ***  ₀ .₀ ₅₄ *** ₀. ₁₇₂ ***  ₀ .₀ ₃₄ *** ₀. ₀₆₅ ***  ₀ .₀ ₆₃ *** ₀. ₀₃₃ *** ―  ₀ .₀ ₉₆ ***  ₀ .₀ ₆₂ *** ₀. ₀₁₂ *** ₀. ₀₁₈ *** ― ₀. ₁₇₃ *** ₀. ₂₀₇ *** いも類 ₀. ₀₃₂ *** ₀. ₀₁₈ *** ― ₀. ₀₆₃ *** ― ₀. ₀₆₇ *** ₀. ₀₃₆ *  ₀. ₀₂₆ *** ― ₀. ₀₄₁ ** ― ₀. ₁₃₂ *** ₀. ₀₇₉ ***  ₀ .₁ ₇₄ *** ₀. ₁₄₀ *** ― 砂糖類 ₀. ₀₂₁ **  ― ― ₀. ₀₄₉ *** ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ₀. ₁₂₄ *** 豆類 ₀. ₀₈₂ *** ₀. ₁₈₀ ***  ₀ .₁ ₀₇ *** ₀. ₀₂₆ ***  ₀ .₂ ₀₀ *** ₀. ₂₈₂ ***  ₀ .₃ ₁₄ *** ₀. ₁₅₄ *** ―  ₀ .₁ ₀₂ ***  ₀ .₀ ₇₁ *** ₀. ₀₉₄ *** ₀. ₁₄₀ *** ― ₀. ₂₀₄ *** ― 種実類 ₀. ₀₂ ₈ *** ₀. ₀₁₃ ***  ₀ .₀ ₃₈ *** ₀. ₀₂₀ ***  ₀ .₀ ₂₁ **  ₀. ₀₅₄ *** ― ₀. ₀₂₁ *** ― ― ― ₀. ₀₃₃ *** ₀. ₀₂₅ *** ― ₀. ₀₅₃ *** ― 緑黄色野菜 ₀. ₀₂₆ **  ₀. ₀₂₁ *** ― ₀. ₀₃₇ ***  ₀ .₀ ₅₅ *** ₀. ₁₃₈ ***  ₀ .₁ ₃₆ *** ₀. ₀₄₇ ***  ₀ .₅ ₈₆ ***  ₀ .₀ ₆₇ ***  ₀ .₀ ₇₄ *** ₀. ₁₄₂ *** ₀. ₄₁₃ ***  ₀ .₂ ₉₂ *** ₀. ₂₅₀ *** ₀. ₀₅₉ *** その他の野菜 ₀. ₀₁₈ *   ₀. ₀₄₀ *** ― ₀. ₀₄₃ ***  ₀ .₀ ₇₅ *** ₀. ₀₈₇ ***  ₀ .₁ ₀₇ *** ₀. ₀₆ ₄ *** ₀. ₀₃₂ **  ₀ .₀ ₈₇ ***  ₀ .₀ ₅₇ *** ₀. ₁₄₄ *** ₀. ₃₁₂ ***  ₀ .₂ ₇₄ *** ₀. ₂₇ ₈ *** ― 漬物類 ₀. ₀₁₃ *   ― ― ₀. ₀₁₁ *    ₀ .₀ ₂₁ **  ₀. ₀₃₅ *** ₀. ₀₃₁ *  ₀. ₀₀₈ *   ― ₀. ₀₂₃ *  ― ₀. ₀₂₁ *** ₀. ₀₀₈ *   ― ₀. ₀₂ ₇ *** ₀. ₀₈₂ *** 果実類 ₀. ₀₃₄ *** ₀. ₀₂₀ *** - ₀. ₀₂₀ * ₀. ₀₈₃ ***  ₀ .₀ ₅₈ *** ₀. ₀₅₉ ***  ₀ .₀ ₆₈ *** ₀. ₀₂₁ ***  ₀ .₁ ₀₈ ***  ₀ .₀ ₈₈ ***  ₀ .₀ ₄₈ *** ₀. ₁₀₅ *** ₀. ₀₉₁ ***  ₀ .₅ ₁₂ *** ₀. ₁₅₆ *** ― 海草類 ― ₀. ₀₁₇ *** ― ―  ₀ .₀ ₄₉ *** ₀. ₀₉₉ ***  ₀ .₀ ₈₆ *** ₀. ₀₁₄ ***  ₀ .₀ ₅₄ *** ₀. ₀₃ ₃ **  ₀ .₀ ₂₉ *** ₀. ₀₁₀ **  ₀. ₀₇₃ ***  ₀ .₀ ₂₅ *** ₀. ₁₀₄ *** ₀. ₀₂₄ *   魚介類 ₀. ₀₉₁ *** ₀. ₂₉₈ ***  ₀ .₀ ₉₄ *** ―  ₀ .₀ ₆₁ *** ₀. ₁₆₁ ***  ₀ .₁ ₆₁ *** ₀. ₁₅ ₇ ***  ₀ .₀ ₄₈ ***  ₀ .₁ ₁₆ ***  ₀ .₁ ₃₆ *** ₀. ₂₈₅ *** ₀. ₀₄₉ *** ₀. ₀₁₈ ** ― ₀. ₁₅ ₂ *** 肉類 ₀. ₂₆₀ *** ₀. ₄₄₁ ***  ₀ .₄ ₇₀ *** ―  ₀ .₀ ₂₉ **  ₀. ₁₃₅ ***  ₀ .₂ ₄₆ *** ₀. ₄₇₇ ***  ₀ .₂ ₂₈ ***  ₀ .₆ ₀₇ ***  ₀ .₂ ₃₀ *** ₀. ₄₄₈ *** ₀. ₀₆₄ ***  ₀ .₁ ₀₄ *** ― ₀. ₀₇₅ *** 卵類 ₀. ₀₄₈ *** ₀. ₁₃₁ ***  ₀ .₀ ₇₄ *** ―  ₀ .₀ ₃₇ *** ₀. ₀₂₆ ***  ₀ .₁ ₆₁ *** ₀. ₁₁₅ ***  ₀ .₁ ₅₃ *** ―  ₀ .₂ ₁₂ *** ₀. ₀₄₆ *** ₀. ₁₁₅ *** ― ― ₀. ₀₃₈ *** 牛乳 ₀. ₁₉₀ *** ₀. ₂₅₈ ***  ₀ .₂ ₄₇ *** ₀. ₀₉₉ ***  ₀ .₆ ₇₆ *** ₀. ₂₂₃ *** ₀. ₀₃₂ *  ₀. ₂₆ ₂ ***  ₀ .₃ ₀₄ ***  ₀ .₂ ₀₃ ***  ₀ .₅ ₇₂ *** ₀. ₁₄₂ *** ₀. ₀₉₄ ***  ₀ .₀ ₅₁ *** ― ₀. ₀₆₅ *** その他の乳製品 ₀. ₁₃₅ *** ₀. ₀₉₂ ***  ₀ .₁ ₆₉ *** ₀. ₀₉₉ ***  ₀ .₂ ₄₆ *** ₀. ₀₉₀ *** ₀. ₀₃₃ *  ₀. ₀₈₈ ***  ₀ .₀ ₈₄ ***  ₀ .₀ ₆₂ ***  ₀ .₁ ₈₄ *** ₀. ₀₂₅ *** ₀. ₀₁₀ **  ― ― ₀. ₀₄₂ *** 油脂類 ₀. ₀₇₁ *** ―  ₀ .₁ ₇₁ *** ― - ₀. ₀₂₈ ** ₀. ₀₁₅ *   - ₀. ₀₄₁ ** ₀. ₀₀₈ *   - ₀. ₀₁₈ * - ₀. ₀₄₁ ** - ₀. ₀₁₅ * ₀. ₀₀₆ *   ― - ₀. ₀₁₉ ** ― ₀. ₀₅₄ *** 菓子類 ₀. ₄₂₁ *** ₀. ₁₉₄ ***  ₀ .₄ ₀₁ *** ₀. ₄₃₅ ***  ₀ .₁ ₆₀ *** ₀. ₂₂₆ ***  ₀ .₃ ₄₁ *** ₀. ₁₆₃ ***  ₀ .₁ ₃₆ ***  ₀ .₂ ₄₁ ***  ₀ .₂ ₂₁ *** ₀. ₁₁₁ *** ₀. ₁₇₆ ***  ₀ .₀ ₇₆ *** ₀. ₃₅₀ *** ₀. ₁₃₅ *** その他の嗜好飲料 ₁) ₀. ₁₄₃ *** ₀. ₀₆₀ ***  ₀ .₀ ₂₄ *   ₀. ₂₃₂ ***  ₀ .₁ ₀₀ *** ₀. ₂₉ ₇ ***  ₀ .₀ ₈₇ *** ₀. ₀₅₁ *** ― ₀. ₀₃₀ *   ₀ .₀ ₈₆ *** ₀. ₀₁₃ *** ₀. ₀₂₂ ***  ₀ .₀ ₇₂ *** ₀. ₀₂₇ *** ― 調味料・香辛料類 ₀. ₀₅₇ *** ₀. ₀₃₆ ***  ₀ .₀ ₃₇ *** ₀. ₀₆₅ *** ₀. ₀₂₃ ** ₀. ₀₇₅ ***  ₀ .₀ ₉₇ *** ₀. ₀₂₈ *** ― ―  ₀ .₀ ₂₂ *** ₀. ₀₄₁ *** ₀. ₀₄₁ *** ― ₀. ₀₃₉ *** ₀. ₆₉₅ *** 佃煮類 ― ₀. ₀₁₇ *** ― ― ₀. ₀₁₉ *  ₀. ₀₃₇ *** ― ₀. ₀₁₀ **  ― ― ― ― ― - ₀. ₀₁₄ ** ₀. ₀₂₈ *** ₀. ₀₇₃ *** 採用された食品群数 ₂₀ ₁₉ ₁₄ ₁₆ ₂₀ ₂₁ ₁₉ ₂₁ ₁₃ ₁₇ ₁₇ ₂₀ ₁₉ ₁₃ ₁₅ ₁₅ 調整済み R ₂ ₀. ₉₈ ₆    ₀. ₉₉₈    ₀. ₉₆₂   ₀. ₉₉₁    ₀. ₉₇ ₅   ₀. ₉₈₅    ₀. ₉₁₈   ₀. ₉₉₆    ₀. ₉₈ ₁   ₀. ₉₄₉   ₀. ₉₈₆   ₀. ₉₉₇    ₀. ₉₉ ₅    ₀. ₉₈₉   ₀. ₉₈₀    ₀. ₉₆₀    *p< ₀. ₀₅   ** p< ₀. ₀₁   *** p< ₀. ₀₀₁  ―:説明変数から棄却された食品群 ₁ )アルコール飲料を除く

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₁₀₂(₄₀) 表 4  対象者女子の重回帰分析の結果 説明変数 目的変数 エ ネル ギ ー た ん ぱ く質 脂質 炭水化物 カ ル シウ ム マ グ ネ シウ ム 鉄 亜鉛 ビ タミン A ビ タミン B₁ ビ タミン B₂ ビ タミン B₆ 葉酸 ビ タミン C 食物繊維総量 食 塩 相当量 β β β β β β β β β β β β β β β β 米類(めし) ₀. ₃₂₃ *** ₀. ₁₁₀ *** ― ₀. ₅₆₅ *** ― ₀. ₀₉₁ *** ₀. ₀₃₉ *   ₀. ₂₅₁ *** ― ₀. ₀₅₇ *** ₀. ₀₃₀ *** ₀. ₀₅₀ ***  ₀ .₀ ₂₄ *** ― ₀. ₀₆₉ *** ― パン類(菓子パン除く) ₀. ₁₇₆ *** ₀. ₁₃₈ *** ₀. ₀₃₃ ** ₀. ₂₅₉ *** ₀. ₀₁₈ *   ₀. ₀₆₈ *** ₀. ₀₅₇ *** ₀. ₀₉₉ *** ― ₀. ₀₆₀ *** ₀. ₀₃ ₆ *** ₀. ₀₂₃ ***  ₀ .₀ ₈₃ *** - ₀. ₀₁₀ * ₀. ₁₅₈ *** ₀. ₀₈₂ *** 麺類(ゆで麺) ₀. ₁₂₇ *** ₀. ₀₈₃ *** ₀. ₀₃₅ ** ₀. ₁₈₄ *** ₀. ₀₄₁ *** ₀. ₀₅₂ *** ₀. ₀₄₉ *** ₀. ₀₃₉ *** ― ₀. ₀₈₂ *** ₀. ₀₇₁ *** ₀. ₀₀₆ **   ₀ .₀ ₁₂ *** ― ₀. ₁₃₁ *** ₀. ₁₇₉ *** いも類 ₀. ₀₅₂ *** ₀. ₀₁₈ *** ― ₀. ₀₈₂ *** ₀. ₀₃₂ **  ₀. ₀₇₁ *** ₀. ₀₅₂ *** ₀. ₀₂₈ *** ― ₀. ₀₅₈ *** ― ₀. ₁₂₀ ***  ₀ .₀ ₆₅ ***  ₀ .₁ ₄₆ *** ₀. ₁₂₆ *** ₀. ₀₄₁ **  砂糖類 ₀. ₀₂₃ **  ― ― ₀. ₀₆₄ *** ― ― ― ― ― ― ― ― - ₀. ₀₀₆ * ― ― ₀. ₁₈₆ *** 豆類 ₀. ₁₁₃ *** ₀. ₂₀₆ ***  ₀ .₁ ₄₇ *** ₀. ₀₃₆ *** ₀. ₂₆₃ *** ₀. ₂₉₂ *** ₀. ₃₁₀ *** ₀. ₁₉₆ *** ― ₀. ₁₃₀ *** ₀. ₀₉₃ *** ₀. ₀₉₆ ***  ₀ .₁ ₂₄ *** ― ₀. ₁₉₉ *** ― 種実類 ― ₀. ₀₁₄ *** ― ― ₀. ₀₂₃ *   ₀. ₀₃₅ *** ₀. ₀₂₇ *   ₀. ₀₁₉ *** ― ― ₀. ₀₁₃ *   ₀. ₀₂₁ ***  ₀ .₀ ₁₄ *** ― ₀. ₀₃₁ *** ― 緑黄色野菜 ₀. ₀₅₃ *** ₀. ₀₃₉ *** ― ₀. ₀₇₇ *** ₀. ₁₁₈ *** ₀. ₁₇₂ *** ₀. ₂₂₃ *** ₀. ₀₇₃ *** ₀. ₇₅₇ *** ₀. ₁₄₈ *** ₀. ₁₃₅ *** ₀. ₁₈₀ ***  ₀ .₄ ₆₄ ***  ₀ .₃ ₅₅ *** ₀. ₃₀₅ *** ₀. ₀₄₇ *** その他の野菜 ₀. ₀₂₇ *   ₀. ₀₄₂ *** ― ₀. ₀₆₁ *** ₀. ₁₀₁ *** ₀. ₁₄₂ *** ₀. ₀₈₂ *** ₀. ₁₀₆ *** ― ₀. ₀₇₅ *** ₀. ₀₈₄ *** ₀. ₁₉₆ ***  ₀ .₃ ₅₁ ***  ₀ .₂ ₉₉ *** ₀. ₃₄₈ *** ― 漬物類 ― ₀. ₀₀₆ *   ― ― ― ₀. ₀₂₈ *** ₀. ₀₄₉ **  ― ― ₀. ₀₃₈ **  ― ₀. ₀₂₁ *** ₀. ₀₀₇ ** ― ₀. ₀₂₃ *** ₀. ₁₁₀ *** 果実類 ₀. ₀₄₄ *** ₀. ₀₁₈ *** - ₀. ₀₂₅ * ₀. ₁₂ ₁ *** ₀. ₀₃₅ *** ₀. ₀₅₈ *** ― ₀. ₀₂₃ *** ₀. ₀₉₁ *** ₀. ₀₇₂ *** ₀. ₀₃₃ *** ₀. ₁₁₄ ***  ₀ .₀ ₉₁ ***  ₀ .₄ ₈₃ *** ₀. ₁₅₇ *** ― 海草類 ― ₀. ₀₂₁ *** ― ― ₀. ₀₅₅ *** ₀. ₀₈₈ *** ₀. ₀₆₄ *** ₀. ₀₁₈ *** ₀. ₀₄₆ *** ― ₀. ₀₂₉ *** ₀. ₀₀₆ *    ₀ .₀ ₆₁ *** ₀. ₀₁₃ ** ₀. ₀₈₁ *** ₀. ₀₅₁ *** 魚介類 ₀. ₁₄₆ *** ₀. ₄₃₃ ***  ₀ .₁ ₃₁ *** ₀. ₀₁₈ **  ₀. ₀₇₇ *** ₀. ₂₁₃ *** ₀. ₁₈₂ *** ₀. ₂₅₃ *** ₀. ₀₄₈ *** ₀. ₁₅₀ *** ₀. ₂₀₆ *** ₀. ₃₈₁ ***  ₀ .₀ ₅₃ *** ₀. ₀₁₃ ** ― ₀. ₁₆₅ *** 肉類 ₀. ₂₇₀ *** ₀. ₃₈₉ ***  ₀ .₄ ₆₄ *** ― ― ₀. ₁₁₇ *** ₀. ₁₆₄ *** ₀. ₄₆₁ *** ₀. ₁₆ ₀ *** ₀. ₅₂₇ *** ₀. ₂₁₁ *** ₀. ₃₅₉ ***  ₀ .₀ ₄₈ ***  ₀ .₀ ₆₄ *** ― ₀. ₀₆₆ *** 卵類 ₀. ₀₅₆ *** ₀. ₁₂₄ ***  ₀ .₀ ₇₈ *** ― ₀. ₀₃₇ *** ₀. ₀₂₅ *** ₀. ₁₂₇ *** ₀. ₁₂₂ *** ₀. ₁₂₅ *** ― ₀. ₂₂₂ *** ₀. ₀₄₂ ***  ₀ .₀ ₈₆ *** - ₀. ₀₀₉ * ― ₀. ₀₃₃ **  牛乳 ₀. ₁₆₃ *** ₀. ₁₉₀ ***  ₀ .₂ ₀₂ *** ₀. ₀₈₇ *** ₀. ₅₇₂ *** ₀. ₁₄₈ *** ₀. ₀₇ ₈ *** ₀. ₂₀₄ *** ₀. ₂₁₄ *** ₀. ₁₉₇ *** ₀. ₄₇₅ *** ₀. ₀₉₀ ***  ₀ .₀ ₅₁ ***  ₀ .₀ ₄₃ *** ― ₀. ₀₃₂ **  その他の乳製品 ₀. ₁₄₇ *** ₀. ₀₈₃ ***  ₀ .₁ ₆₃ *** ₀. ₁₂₆ *** ₀. ₂₄₆ *** ₀. ₀₇₀ *** ₀. ₀₃₃ *   ₀. ₀₈₈ *** ₀. ₀₇₀ *** ₀. ₀₅₈ *** ₀. ₁₉₂ *** ₀. ₀₁₉ *** ― ― ― ₀. ₀₂₆ *   油脂類 ₀. ₀₈₂ *** ―  ₀ .₁ ₉₁ *** ― ― ― ― ₀. ₀₁₀ **  ― ― ― ― ― ― ― ₀. ₀₅₀ *** 菓子類 ₀. ₄₇₅ *** ₀. ₁₉₀ ***  ₀ .₄ ₁₆ *** ₀. ₅₂₉ *** ₀. ₁₉₄ *** ₀. ₁₈₆ *** ₀. ₃₃₈ *** ₀. ₁₆₀ *** ₀. ₁₄₉ *** ₀. ₂₉ ₃ *** ₀. ₂₆₂ *** ₀. ₀₉₃ ***  ₀ .₁ ₃₁ ***  ₀ .₀ ₇₉ *** ₀. ₂₇₀ *** ₀. ₁₂₁ *** その他の嗜好飲料 1) ₀. ₂₀₂ *** ₀. ₀₈₀ ***  ₀ .₀ ₂₄ *   ₀. ₃₅₄ *** ₀. ₁₆₈ *** ₀. ₃₄₅ *** ₀. ₁₁₄ *** ₀. ₀₇₇ *** ― ₀. ₀₄₈ *** ₀. ₁₄₅ *** ₀. ₀₁₀ ***  ₀ .₀ ₁₃ ***  ₀ .₀ ₇₃ *** ₀. ₀₁₉ **  ₀. ₀₅₄ *** 調味料・香辛料類 ₀. ₀₇₅ *** ₀. ₀₂₈ ***  ₀ .₀ ₅₈ *** ₀. ₀₈₁ *** ₀. ₀₂₁ *   ₀. ₀₆₉ *** ₀. ₀₈₁ *** ₀. ₀₂₄ *** ― ₀. ₀₃₆ **  ₀. ₀₁₉ **  ₀. ₀₄₀ ***  ₀ .₀ ₃₃ *** ₀. ₀₁₀ *  ₀. ₀₄₀ *** ₀. ₆₅₁ *** 佃煮類 ― ₀. ₀₁₀ *** ― ₀. ₀₁₁ *   ₀. ₀₃ ₃ *** ₀. ₀₃₈ *** ― ₀. ₀₁₀ **  ― ― ― ― - ₀. ₀₀₆ * ― ₀. ₀₂₀ **  ₀. ₀₇₇ *** 採用された食品群数 ₁₈ ₂₀ ₁₃ ₁₆ ₁₇ ₂₀ ₁₈ ₂₀ ₉ ₁₆ ₁₇ ₁₉ ₂₀ ₁₃ ₁₅ ₁₇ 調整済み R 2 ₀. ₉₇₉    ₀. ₉₉₇     ₀ .₉ ₄₄    ₀. ₉₈₇    ₀. ₉₆₂    ₀. ₉₈₇    ₀. ₉₁₃    ₀. ₉₉₅    ₀. ₉₈₂    ₀. ₉₂₇    ₀. ₉₈₁    ₀. ₉₉₇    ₀. ₉₉₇   ₀. ₉₉₁   ₀. ₉₈₄    ₀. ₉₃₈    *p< ₀. ₀₅   ** p< ₀. ₀₁   *** p< ₀. ₀₀₁  ―:説明変数から棄却された食品群 ₁ )アルコール飲料を除く

(7)

(₄₁)₁₀₃ ₀.₄₃₅,女子:₀.₅₂₉),その他の嗜好飲料(男子:₀.₂₃₂, 女子:₀.₃₅₄)の順であった。主食となる食品群に着目 すると,米類の炭水化物摂取量への影響力が大きく,パ ン類(菓子パン除く)が ₄ 番目,麺類(ゆで麺)が ₅ 番 目であった。また,米類のみ,菓子類のみを説明変数と して回帰分析を行った結果,調整済み R₂は米類では男 子₀.₃₁₀,女子₀.₀₉₈,菓子類では男子₀.₃₈₄,女子₀.₄₄₄ となり,炭水化物摂取量への説明力は男子では米類のみ で₃₁.₀%,菓子類のみで₃₈.₄%であった。女子では米類 のみでは₉.₈%の説明力しかなかったが,菓子類のみで は₄₄.₄%の説明力であった。 ( 5 )ミネラル 1 )カルシウム  カルシウムでは男女とも牛乳の標準偏回帰係数が最も 高く(男子:₀.₆₇₆,女子:₀.₅₇₂),次いで男子ではそ の他の乳製品(₀.₂₄₆),女子では豆類(₀.₂₆₃)であった。 牛乳のみを説明変数として回帰分析を行った結果,調整 済み R₂は男子₀.₆₅₂,女子₀.₄₇₈であり,男子ではカル シウム摂取量の₆₅.₂%,女子では₄₇.₈%が牛乳のみで説 明された。 2 )マグネシウム  マグネシウムでは男女ともその他の嗜好飲料の標準偏 回帰係数が最も高く(男子:₀.₂₉₇,女子:₀.₃₄₅),次 いで豆類(男子:₀.₂₈₂,女子;₀.₂₉₂)がマグネシウム 摂取量への影響力が大きかった。男子において ₃ ~ ₆ 番 目に影響力を示した食品群は,菓子類,牛乳,魚介類, 緑黄色野菜であった。一方,女子では魚介類,菓子類, 緑黄色野菜,牛乳の順であり,男女間で異なっていた。 3 )鉄  鉄では男女とも菓子類の標準偏回帰係数が最も高く (男 子:₀.₃₄₁, 女 子:₀.₃₃₈), 次 い で 豆 類(男 子: ₀.₃₁₄,女子:₀.₃₁₀)が鉄摂取量への影響力が大きかっ た。 ₃ ~ ₈ 番目に影響力を示した食品群は,男子では肉 類,魚介類,卵類,緑黄色野菜,パン類,その他の野菜 であった。一方,女子では緑黄色野菜,魚介類,肉類, 卵類,その他の嗜好飲料,その他の野菜の順であり,男 女間で異なっていた。また,菓子類のみを説明変数とし て回帰分析を行った結果,調整済み R₂は男子₀.₂₁₅,女 子₀.₂₂₂であり,菓子類のみで鉄摂取量が₂₀%程度説明 された。たんぱく質源となる豆類,魚介類,肉類,卵類, 牛乳に着目し,それぞれ単独と ₅ つの食品群で回帰分析 を行った結果,調整済み R₂は豆類のみ男子₀.₃₁₄,女子 ₀.₄₂₄,魚介類のみ男子₀.₂₆₂,女子₀.₂₈₀,肉類のみ男 子₀.₂₈₇,女子₀.₂₃₀,卵類のみ男子₀.₀₉₀,女子₀.₁₀₇, 牛乳のみ男子₀.₀₇₂,女子₀.₀₄₂,豆類,魚介類,肉類, 卵類,牛乳では男子₀.₆₀₉,女子₀.₆₃₉であり,豆類のみ で鉄摂取量の₃₀~₄₀%, ₅ つの食品群では₆₀%が説明さ れた。緑黄色野菜のみを説明変数として回帰分析を行っ た結果,調整済み R₂は男子₀.₃₂₆,女子₀.₃₂₈であり, 緑黄色野菜により鉄摂取量の₃₀%程度が説明された。 4 )亜  鉛  亜鉛では男女とも肉類の標準偏回帰係数が最も高く (男子:₀.₄₇₇,女子:₀.₄₆₁),亜鉛摂取量への影響力が 大きかった。また,肉類のみを説明変数として回帰分析 を行った結果,調整済み R₂は男子₀.₅₇₁,女子₀.₅₄₈で あり,亜鉛摂取量は肉類のみで男子では₅₇.₁%,女子で は₅₄.₈%が説明された。 ₂ ~ ₇ 番目に影響力を示した食 品群は男子では米類,牛乳,菓子類,魚介類,豆類,卵 類の順で,女子では魚介類,米類,牛乳,豆類,菓子類, 卵類の順であり,男女間で異なっていた。 ( 6 )ビタミン 1 )ビタミン A  ビタミン A では男女とも緑黄色野菜の標準偏回帰係 数が最も高く(男子:₀.₅₈₆,女子:₀.₇₅₇),ビタミン A摂取量への影響力が大きかった。また緑黄色野菜のみ を説明変数として回帰分析を行った結果,調整済み R₂ は男子₀.₆₉₂,女子₀.₇₉₅であり,ビタミン A 摂取量の うち緑黄色野菜のみで男子では₆₉.₂%,女子では₇₉.₅% が説明された。 2 )ビタミン B1  ビタミン B₁では男女とも肉類の標準偏回帰係数が最 も高く(男子:₀.₆₀₇,女子:₀.₅₂₇),次いで菓子類(男 子:₀.₂₄₁,女子:₀.₂₉₃)の順であった。また肉類のみ を説明変数として回帰分析を行った結果,調整済み R₂ は男子₀.₆₂₆,女子₀.₅₃₄であり,ビタミン B₁摂取量の うち,肉類のみで男子では₆₂.₆%,女子では₅₃.₄%が説 明された。 3 )ビタミン B2  ビタミン B₂では男女とも牛乳の標準偏回帰係数が最 も高く(男子:₀.₅₇₂,女子:₀.₄₇₅),次いで男子では 肉類(₀.₂₃₀),女子では菓子類(₀.₂₆₂)であった。また, 牛乳のみを説明変数として回帰分析を行った結果,調整 済み R₂は男子₀.₅₁₉,女子₀.₃₄₆であり,ビタミン B ₂摂 取量のうち牛乳のみで男子では₅₁.₃%,女子では₃₄.₆% が説明された。 4 )ビタミン B6  ビタミン B₆では男子では肉類の標準偏回帰係数が最 も高く(₀.₄₄₈),次いで魚介類であった。女子では魚介 類(₀.₃₈₁)の標準偏回帰係数が最も高く,次いで肉類 であった。 5 )葉  酸  葉酸では男女で緑黄色野菜の標準偏回帰係数が最も高 く(男子:₀.₄₁₃,女子:₀.₄₆₄),次いでその他の野菜(男 子:₀.₃₁₂,女子:₀.₃₅₁)であった。また,緑黄色野菜 のみ,その他の野菜のみ,緑黄色野菜とその他の野菜を 説明変数として回帰分析を行った結果,調整済み R₂ 緑黄色野菜のみでは男子₀.₇₃₀,女子₀.₈₀₃,その他の野 菜のみでは男子₀.₆₄₅,女子₀.₇₆₂,緑黄色野菜とその他

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₁₀₄(₄₂) の野菜では男子₀.₈₂₁,女子₀.₈₆₇であり,野菜全体で葉 酸摂取量の ₈ 割以上が説明された。 6 )ビタミン C  ビタミン C では男女で果実類の標準偏回帰係数が最 も高く(男子:₀.₅₁₂,女子:₀.₄₈₃),次いで緑黄色野 菜(男子:₀.₂₉₂,女子:₀.₃₅₅),その他の野菜(男子: ₀.₂₇₄,女子:₀.₂₉₉)であった。また,果実類のみ,緑 黄色野菜のみ,その他の野菜のみ,緑黄色野菜とその他 の野菜を説明変数として回帰分析を行った結果,調整済 み R₂は果実類のみでは男子₀.₅₉₇,女子₀.₅₁₉,緑黄色 野菜のみでは男子₀.₅₇₂,女子₀.₆₂₈,その他の野菜のみ では男子₀.₅₀₃,女子₀.₅₉₂,緑黄色野菜とその他の野菜 では男子₀.₆₄₂,女子₀.₆₇₆であった。いずれもビタミン C摂取量の₅₀~₇₀%程度を説明していた。 ( 7 )そ の 他 1 )食物繊維総量  食物繊維総量では男子では菓子類の標準偏回帰係数が 最も高く(₀.₃₅₀),次いでその他の野菜(₀.₂₇₈),緑黄 色野菜(₀.₂₅₀)の順であった。女子ではその他の野菜 の標準偏回帰係数が最も高く(₀.₃₄₈),次いで緑黄色野 菜(₀.₃₀₅),菓子類(₀.₂₇₀)の順であり,男女で異なっ ていた。また,緑黄色野菜のみ,その他の野菜のみ,緑 黄色野菜とその他の野菜を説明変数として回帰分析を 行った結果,調整済み R₂は緑黄色野菜のみでは男子 ₀.₄₉₆,女子₀.₆₀₄,その他の野菜のみでは男子₀.₄₆₀, 女子₀.₆₃₁,緑黄色野菜とその他の野菜では男子₀.₅₆₈, 女子₀.₆₈₄であった。食物繊維総量摂取量のうち野菜全 体のみで男子では₅₆.₈%,女子では₆₈.₄%が説明された。 2 )食塩相当量  食塩相当量では男女で調味料・香辛料類の標準偏回帰 係数が最も高く(男子:₀.₆₉₅,女子:₀.₆₅₁),次いで 男子は麺類,女子は砂糖類であった。また,調味料・香 辛料類のみを説明変数として回帰分析を行った結果,調 整済み R₂は男子₀.₇₀₂,女子₀.₆₅₂であり,食塩相当量 摂取量のうち調味料・香辛料類だけで男子では₇₀.₂%, 女子では₆₅.₂%が説明された。

4 .考  察

( 1 )エネルギー  エネルギー摂取量への影響力は,男女とも菓子類が最 も大きく,米類,肉類の順であった。米類は主食として 主要なエネルギー源であり,エネルギー摂取量に対する 影響力が大きいのは当然であるが,本研究の調査対象者 の特徴として菓子類を多く摂取する傾向があるため,エ ネルギーへの影響力が最も大きい結果となった。 ( 2 )三大栄養素 1 )たんぱく質  たんぱく質では,男女で肉類と魚介類の標準偏回帰係 数の順番が異なっていた。本研究において,エネルギー ₁,₀₀₀ kcal あたりの肉類と魚介類の平均摂取量は,肉類 では男子₅₃.₀ g,女子₅₀.₆ g,魚介類では男子₂₄.₀ g, 女子₂₅.₇ g であり,それぞれ男女間でマン・ホイット ニ検定を行ったところ,魚介類では有意差がみられな かったが,肉類では有意差がみられた(p<₀.₀₅)。以上 のことから,肉類の平均摂取量の差により男女で肉類と 魚介類の標準偏回帰係数の順番が異なる結果になったと 考えられる。またこの傾向は,国民健康・栄養調査結果 の肉類の平均摂取量が男子のほうが多いこと₉ )や高校生 において魚と肉ではどちらが好きかという質問で,魚が 好きな者は女子に多く,肉が好きな者は男子に多いとの 報告₁₀)もあり,この傾向は調査対象者に限ったことでは ないと考えられる。 2 )脂  質  脂質摂取量への影響力は,男女とも肉類が最も大きく, 菓子類,牛乳,油脂類の順であった。「平成₂₆年国民健 康・栄養調査」の「食品群別栄養素等摂取状況」(以下 「食品群別栄養素等摂取状況」)₁₁)より,各食品群の脂質 摂取量への寄与率〔各食品群由来の脂質摂取量(g/日) /総脂質摂取量(g/日)×₁₀₀(%)〕を算出したところ, 最も寄与率が高い食品群は肉類(₂₄.₄%),次いで油脂 類(₁₈.₂%),調味料類(₉.₅%)の順となり,肉類以外 は本研究の結果と異なっていた。肉類に次いで標準偏回 帰係数が大きかった菓子類は本研究の調査対象者の特徴 として多く摂取する傾向があるため影響が大きくなった と考えられる。 3 )炭水化物  炭水化物摂取量への影響力は,男女とも米類が最も大 きく,菓子類,その他の嗜好飲料の順であった。また回 帰分析の結果,男女とも米類よりも菓子類の説明力が高 く,女子のほうがより菓子類の説明力が大きかった。高 校生男女を対象とした間食摂取状況に関する文献がほと んどないため本研究結果を比較検討できないが,女子の ほうが男子より炭水化物摂取における菓子類への依存が 大きいことが推察される。 ( 3 )ミネラル 1 )カルシウム  カルシウム摂取量への影響力は,男女とも牛乳が最も 大きかった。牛乳はカルシウム源として重要な食品であ る。しかし,牛乳は脂質摂取量への影響が ₃ 番目に大き いため,牛乳摂取の増加は脂質の過剰摂取につながる。 関らはカルシウムの充足率が高くなるに従い,豆類と乳 類の摂取量が有意に高くなったと報告₁₂)している。そこ でカルシウム摂取量への影響が ₂ ~ ₃ 番目に大きい豆類 に着目した。豆類は本研究の結果で不足者の多いマグネ シウム,鉄,葉酸,食物繊維総量で ₂ ~ ₄ 番目に影響が 大きい食品群であった。また緑黄色野菜はカルシウム摂 取量への影響は比較的小さかったが,不足者の多いビタ

(9)

(₄₃)₁₀₅ ミン A,葉酸,ビタミン C,食物繊維総量摂取量への影 響が ₁ ~ ₃ 番目に大きく,また脂質に対しては説明変数 から棄却されたため,摂取量への影響が非常に小さいと いう結果になった。したがってカルシウム不足者を減少 させるためには,牛乳の摂取と豆類や緑黄色野菜も組み 合わせて摂取することにより,マグネシウム,鉄,ビタ ミン A,葉酸,ビタミン C,食物繊維総量の不足者も合 わせて減少させることが可能であると考えられる。 2 )マグネシウム  マグネシウム摂取量への影響力は,男女ともその他の 嗜好飲料が最も大きく,次いで豆類であった。「食品群 別栄養素等摂取状況」₁₁)より,各食品群のマグネシウム 摂取量への寄与率〔各食品群由来のマグネシウム摂取量 (g/日)/ 総マグネシウム摂取量(g/日)×₁₀₀(%)〕を 算出したところ,豆類(₁₃.₀%)が最も高く,次いで米 類(₁₀.₃%),調味料類(₉.₈%)であった。また大学生 を対象にした研究₁₃)では,各食品群のマグネシウム摂取 量への寄与率は穀類(₁₉.₇%)が最も高く,次いで豆類 (₁₅.₅%),野菜類(₁₅.₃%)という報告がある。本研究 の結果では最も影響力のある食品群はその他の嗜好飲料 であったが,その他の嗜好飲料の摂取量を増加させるの は望ましくない。そこで寄与率が高いと報告されている 豆類と米類に着目した。豆類は本研究の結果でも ₂ 番目 に摂取量への影響が大きく,また不足者の多いカルシウ ム,鉄,葉酸,食物繊維総量でも影響が大きい食品群で あった。また,米類は本研究の結果ではマグネシウム摂 取量への影響はそれほど大きくないが,荒牧らは脂肪エ ネルギー比と穀物エネルギー比との ₂ 変量間には強い逆 相関(r =-₀.₈₆₀)が認められると報告₁₄)しており, 米類の摂取を促すことで脂肪エネルギー比率が目標量を 超える者の減少につながると考えられる。よって,マグ ネシウム摂取量の不足者を減少させるには豆類と米類の 摂取を促すべきである。 3 )鉄  本研究結果より,鉄摂取量に最も影響が大きいのは菓 子類であるが,菓子類の摂取量を増加させるのは望まし くない。関らは女子短大生において鉄の充足率が高くな るに従い,豆類,緑黄色野菜,その他の野菜,魚介類, 肉類,卵類の摂取量が有意に高いと報告₁₂)している。豆 類は本研究でも ₂ 番目に鉄摂取量への影響が大きく,不 足者の多いカルシウム,マグネシウムでも影響力が大き い食品群である。緑黄色野菜は鉄摂取量への影響力が小 さいが,不足者の多いビタミン A,葉酸,ビタミン C, 食物繊維総量において影響力が大きい食品群である。そ の他の野菜も影響力は小さいが,ビタミン B₆,葉酸, ビタミン C,食物繊維総量において影響力が ₁ ~ ₃ 番目 に大きい食品群であり,また摂取量が少ない食品群であ る。よって,鉄の不足者を減少させるためには豆類,緑 黄色野菜,その他の野菜の摂取を促すべきである。 4 )亜  鉛  女子大学生を対象とした研究₁₅)では,各食品群の亜鉛 摂取量の寄与率は穀類₃₈.₉%,肉類₂₅.₀%,魚介類₁₂.₅% という報告がある。本研究では亜鉛摂取量に最も影響力 が大きいのは肉類であったが,肉類は脂質摂取量でも最 も影響力が大きいため,摂取量の増加は脂質の過剰摂取 にもつながる。そこで男子で ₂ 番目,女子で ₃ 番目に影 響力が大きい米類は炭水化物摂取量に対する影響が最も 大きいため,肉類よりも米類の摂取を促すことにより亜 鉛の不足者の減少と脂肪エネルギー比率が目標量を超え る者の割合を減少させることにつながると考えられる。 ( 4 )ビタミン 1 )ビタミン A  ビタミン A 摂取量への影響力は,男女とも緑黄色野 菜が最も大きかった。調査対象者における緑黄色野菜の 平均摂取量は ₁ 日あたり男子₆₈.₅ g,女子₆₅.₄ g であっ た(表 ₂ )。またビタミン A は男子で₇₀.₁%,女子で₅₃.₃% の者が不足している栄養素であった(表 ₁ )。緑黄色野 菜は ₁ 日約₁₂₀ g の摂取が目安とされており,摂取量を 増加することでビタミン A の不足者の減少にもつなが ると予想される。 2 )ビタミン B1  ビタミン B₁摂取量への影響力は,男女とも肉類が最 も大きく,次いで菓子類であった。「食品群別栄養素等 摂取状況」₁₁)より,各食品群のビタミン B ₁摂取量への寄 与率〔各食品群由来のビタミン B₁摂取量(g/日)/ 総ビ タミン B₁摂取量(g/日)×₁₀₀(%)〕を算出したところ, 肉類₂₈.₉%,米類₈.₄%,魚介類₇.₂%であり,肉類の寄 与が大きかった。本研究の結果でも肉類の影響が最も大 きかったが,肉類の摂取増加は脂質摂取増加につながり 望ましくない。そこで,ビタミン B₁摂取量への影響が ₄ 番目に,また不足者の多いビタミン B₆摂取量への影 響が ₁ ~ ₂ 番目に大きい魚介類や寄与率が大きい米類の 摂取も促すことにより,ビタミン B₁,ビタミン B₆摂取 量の不足者の減少と脂肪エネルギー比率が目標量を超え る者を減少させることが可能であると考えられる。 3 )ビタミン B2  ビタミン B₂摂取量への影響力は,男女とも牛乳が最 も大きく,次いで男子では肉類,女子では菓子類であっ た。「食品群別栄養素等摂取状況」₁₁)より,各食品群のビ タミン B₂摂取量への寄与率〔各食品群由来のビタミン B₂摂取量(g/日)/ 総ビタミン B₂摂取量(g/日)×₁₀₀ (%)〕を算出したところ,卵類₁₂.₅%,肉類₁₁.₆%,牛 乳₁₀.₇%,魚介類とその他の嗜好飲料がそれぞれ₉.₈% であった。本研究の結果ではビタミン B₂摂取量への影 響が最も大きいのは牛乳であったが,牛乳は脂質摂取量 への影響も大きい。そこで,脂質摂取量への影響が比較 的小さく寄与率が大きい卵類やビタミン B₁,ビタミン B₆摂取量への影響が大きい魚介類も合わせて摂取する

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₁₀₆(₄₄) ように促すべきである。 4 )ビタミン B6  ビタミン B₆摂取量への影響力は,男子では肉類,女 子では魚介類が最も大きかった。「食品群別栄養素等摂 取状況」₁₁)より,各食品群のビタミン B ₆摂取量への寄与 率〔各食品群由来のビタミン B₆摂取量(g/日)/ 総ビタ ミン B₆摂取量(g/日)×₁₀₀(%)〕を算出したところ, 肉類₁₈.₅%,魚介類₁₄.₈%,その他の野菜と果物がそれ ぞれ₉.₃%であった。本研究の結果では,肉類が ₁ ~ ₂ 番目にビタミン B₆摂取量への影響が大きかった。しかし, 肉類は脂質摂取量への影響も大きい。そこで本研究でも ₁ ~ ₂ 番目にビタミン B₆摂取量への影響が大きく,比 較的脂質摂取への影響が小さい魚介類,ビタミン B₆摂 取量への影響が ₃ 番目に大きく不足者が多い葉酸,ビタ ミン C,食物繊維総量摂取量への影響が ₁ ~ ₃ 番目に大 きいその他の野菜も合わせて摂取することでビタミン B₆不足者の減少とともに葉酸,ビタミン C,食物繊維 総量の不足者も減少することが可能であると考えられる。 5 )葉  酸  葉酸摂取量への影響力は,男女とも緑黄色野菜が最も 大きく,次いでその他の野菜であった。また回帰分析結 果より野菜全体で葉酸摂取量の₈₀%以上が説明された。 したがって野菜は重要な葉酸の摂取源であるといえる。 本研究の調査対象者では,男子₄₀.₂%,女子₄₆.₇%が葉 酸の不足者であり(表 ₁ ),不足者を減少させるために は緑黄色野菜,その他の野菜の摂取を促すべきである。 6 )ビタミン C  ビタミン C 摂取量への影響力は,男女とも果実類が 最も大きく,緑黄色野菜,その他の野菜の順であった。 本研究結果より,いずれの食品群も摂取量が少なく(表 ₂ ),また男子で₆₇.₉%,女子で₆₈.₈%がビタミン C の 不足者であることから(表 ₁ ),果実類,野菜類の摂取 を促すべきである。 ( 5 )そ の 他 1 )食物繊維総量  本研究では食物繊維総量摂取量において菓子類が男子 では ₁ 番目,女子では ₃ 番目に影響が大きかったが,菓 子類の摂取増加は望ましくない。近藤らは₁,₀₀₀ kcal 当 たりの食物繊維総量摂取量の多い群は大豆類,緑黄色野 菜,その他の野菜,果物の摂取が有意に多く,砂糖・菓 子類の摂取が有意に少ないと報告₁₆)している。本研究で 豆類,緑黄色野菜,その他の野菜は ₁ ~ ₄ 番目に影響の 大きい食品群であった。一方,果実類の影響はそれほど 大きくないが,不足者の多いビタミン C において影響 力が大きいため,食物繊維総量の不足者を減少させるに は豆類,緑黄色野菜,その他の野菜,果物の摂取を促す べきである。 2 )食塩相当量  本研究結果より,女子で調味料・香辛料類に次いで影 響力が大きかった砂糖類について,食塩相当量との相関 を検討するためにスピアマン順位相関係数検定を男女そ れぞれで行った。その結果,男子の相関係数は₀.₄₂₁, 女子では₀.₄₄₂であり,弱い相関が認められた。これは 煮物や酢の物といった食塩や食塩を含む調味料と砂糖を 同時に使用する調理方法によるのではないかと考えられ る。また,市販のだしの素には食塩,砂糖が添加されて いるという報告₁₇)や学校給食献立についての研究で,醤 油は砂糖と一緒に使用される傾向が認められるという報 告もある₁₈)。つまり,食塩相当量を減らすには調味料・ 香辛料類を減らすことが最も効率的であると考えられる。  以上のことより,高校生の食生活において,脂肪エネ ルギー比率の適正化,不足者の多いミネラルやビタミン 摂取量の改善,食物繊維総量の摂取増加を目指すために は,米類,豆類,緑黄色野菜,その他の野菜,魚介類, 卵類,果実類の摂取を促すべきだと考えられる。

5 .要  約

 本研究では,高校生に実施した食物摂取頻度調査の結 果から,エネルギーおよび栄養素摂取がどの食品群に由 来しているかを重回帰分析により検討した。 ₁ )エネルギーは菓子類と米類(めし)の影響が大きかっ た。 ₂ )三大栄養素は,たんぱく質では男子が肉類,女子が 魚介類,脂質は男女とも肉類,炭水化物は男女とも米 類(めし)や菓子類の影響が大きかった。 ₃ )ミネラルは,男女ともカルシウムでは牛乳,マグネ シウムではその他の嗜好飲料,鉄では菓子類,亜鉛で は肉類の影響が大きかった。 ₄ )ビタミンは,男女ともビタミン A では緑黄色野菜, ビタミン B₁では肉類,ビタミン B₂では牛乳,葉酸で は緑黄色野菜,ビタミン C では果実類の影響が大きく, ビタミン B₆では男子が肉類,女子が魚介類の影響が 大きかった。 ₅ )食物繊維総量では男子が菓子類,女子はその他の野 菜,食塩相当量では男女とも調味料・香辛料類の影響 が最も大きかった。  脂肪エネルギー比率の改善,不足者の多いミネラルや ビタミン摂取量の改善,食物繊維総量の摂取増加を目指 すためには,米類,豆類,緑黄色野菜,その他の野菜, 魚介類,卵類,果実類の摂取を促すべきだと考えられる。

謝  辞

 本調査にご協力していただきました京都府立 K 高等 学校の皆様に深く感謝申し上げます。 文  献 ₁ ) 厚生労働省:平成₂₆年国民健康・栄養調査結果の概要, p.₉₀,http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h₂₆-houkoku-₀₄.pdf

(11)

(₄₅)₁₀₇ ₂ ) 野中美津枝:高校生の体型認識と生活習慣,日本家政学 会誌,66( ₇ ),₃₄₂︲₃₅₀(₂₀₁₅) ₃ ) 厚生労働省:平成₂₆年国民健康・栄養調査結果の概要, p.₅₈︲₆₃,http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/ h₂₆-houkoku-₀₄.pdf ₄ ) 厚生労働省:日本人の食事摂取基準₂₀₁₅年版,第一出版, 東京,p.₁₉₀︲₁₉₃,p.₂₃₈︲₂₄₆,p.₂₈₂︲₂₈₅,p.₃₃₅︲₃₃₆(₂₀₁₄) ₅ ) 岡田玲子,田辺直仁,若井静子,樺沢禮子,鈴木宏:幼 児における日常食からの亜鉛摂取量と食品群別摂取状況お よびそれらの身体発育への影響,日本公衆衛生雑誌,51( ₉ ), ₇₅₃︲₇₆₃(₂₀₁₄) ₆ ) 中島順一:栄養素摂取と食品摂取との関連性について, 岐阜市立女子短期大学研究紀要,52,₁₀₉︲₁₁₃(₂₀₀₃) ₇ ) 中島順一:食品群別摂取量と栄養素摂取量の関連性,岐 阜市立女子短期大学研究紀要,53,₁₁₁︲₁₁₄(₂₀₀₄) ₈ ) 高橋啓子,吉村幸雄,開元多恵,國井大輔,小松龍史, 山本茂:栄養素および食品群別摂取量推定のための食品群 をベースとした食物摂取頻度調査票の作成および妥当性, 栄養学雑誌,59( ₅ ),₂₂₁︲₂₃₂(₂₀₀₁) ₉ ) 厚生労働省:平成₂₆年国民健康・栄養調査結果の概要, p.₇₂︲₇₉,http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/ h₂₆-houkoku-₀₄.pdf ₁₀) 飯島由美子,関口紀子:高校生の魚の嗜好と食生活,東 京家政大学研究紀要,42( ₂ ), ₁ ︲₁₀(₂₀₀₂) ₁₁) 厚生労働省:平成₂₆年国民健康・栄養調査結果の概要, p.₈₆︲₈₉,http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/ h₂₆-houkoku-₀₄.pdf ₁₂) 関千代子,加藤栄子,岩瀬靖彦,君羅満,富岡孝,赤羽 正之:カルシウム及び鉄摂取と食生活状況に関する考察, 栄養学雑誌,49( ₁ ),₁₇︲₂₄(₁₉₉₁) ₁₃) 今井具子,辻とみ子,山本初子,福渡努,柴田克己:秤 量法食事記録調査より求めた小学生,大学生,高齢者のミ ネラル摂取量及び食品群別寄与率の比較,栄養学雑誌,72 ( ₂ ),₅₁︲₆₆(₂₀₁₄) ₁₄) 荒牧礼子,都島基夫,北村章:若年成人女性における脂 肪エネルギー過多状態の原因推定,日本未病システム学会 雑誌,21( ₂ ),₁₉︲₂₇(₂₀₁₅) ₁₅) 加藤信子,黒木智奈美,尾木千恵美:女子学生における 食塩に対する味覚と亜鉛摂取量―食事調査に基づく検討―, 東海女子短期大学紀要,23,₇₉︲₈₄(₁₉₉₇) ₁₆) 近藤みゆき,小田良子,徳留裕子,今枝奈保美,永谷照男, 徳留信寛:食物繊維摂取量について,名古屋文理短期大学 紀要,27,₄₁︲₄₄(₂₀₀₃) ₁₇) 工藤貴子,松本仲子:市販だしの素の表示成分と嗜好, 日本食生活学会誌,25( ₄ ),₂₈₃︲₂₉₂(₂₀₁₅) ₁₈) 鈴野弘子,杉山法子,三好恵真子,相川りゑ子,澤山茂, 川戸喜美枝,川端晶子:学校給食献立における献立構成要 素及び料理内容の考察,栄養学雑誌,53( ₂ ),₁₁₉︲₁₂₆(₁₉₉₅)

参照

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