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(1)

申請排出削減方法論(案)

方法論番号

方法論名称

025

コンプレッサーの更新

026

電動式建設機械・産業車両への更新

016-A

太陽熱を利用した熱源設備の新設

027

工作機械の更新

004-D

バイオマスを燃料とするストーブへの更新

028

バイオディーゼル燃料製造設備の導入及び化石燃

料からバイオディーゼル燃料への切り換え

(2)

1 方法論025 コンプレッサーの更新 1.方法論番号 025 2.方法論名称 コンプレッサーの更新 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件1:既存のコンプレッサーよりも高効率のコンプレッサーに更新すること。1 • 条件2:コンプレッサーの更新を行わなかった場合、既存のコンプレッサーを継続して利用する ことができること。 • 条件3:コンプレッサーを更新した事業者は、更新後のコンプレッサーで生産した圧縮空気を自 家消費すること。 • 条件4:排出削減事業実施前及び実施後のエネルギー使用量に最も影響を与える活動量(例:生 産した圧縮空気量など)が計測できること。 4.バウンダリー コンプレッサー及びコンプレッサーで作成した圧縮空気を使用する設備。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、コンプレッサーの更新を行わずに、更新前のコンプレッサーを使用し続けた 場合に想定される二酸化炭素排出量である。 (2)ベースラインエネルギー使用量2 ①コンプレッサーが電力で稼動する場合 α 1 × = PJ BL EL EL (式1) B P G G = α (式2) 1 ただし、間欠運転制御、インバータ制御又は台数制御機器の導入を伴う場合については、方法論 005 を適用すること。 2 更新の前後で、化石燃料から電力等への転換が行われる場合については、所要の読み替えを行うことにより、本方法論 を適用することができる。

(3)

2 記号 定義 単位 EL,BL ベースライン電力使用量 kWh/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 α 効率改善係数(エネルギー削減比) G P 更新後のコンプレッサーのエネルギー原単位 kWh/㎥ 等 GB 更新前のコンプレッサーのエネルギー原単位 kWh/㎥ 等 • 原単位については、エネルギー消費量に最も影響を与える活動量(吐出空気量等)あたりのエネ ルギー消費量とする。また、コンプレッサー単体の原単位のほか、コンプレッサーシステム全体 の原単位を適用しても良い。 ②コンプレッサーが燃料で稼動する場合 α 1 × × = fuel,PJ fuel,PJ BL , fuel F HV Q (式3) B P G G = α (式4) 記号 定義 単位 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 Ffuel,PJ 事業実施後の燃料使用量 T,kL,㎥ N 等 HVfuel,PJ 事業実施後燃料の単位発熱量 GJ/t, GJ/kL, GJ/㎥ N 等 α 効率改善係数(エネルギー削減比) G P 更新後のコンプレッサーのエネルギー原単位 kWh/㎥ 等 GB 更新前のコンプレッサーのエネルギー原単位 kWh/㎥ 等 (3)ベースライン排出量 ①コンプレッサーが電力で稼動する場合 12 44 × × = BL electricity,t BL EL CF EM (式5) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 EL BL ベースライン電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh

(4)

3 方法論025 コンプレッサーの更新 ②コンプレッサーが燃料で稼動する場合 12 44 × × = fuel,BL fuel BL Q CF EM (式6) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFfuel 燃料の単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ 6.事業実施後排出量 ①更新後のコンプレッサーが電力で稼動する場合 12 44 , × × = PJ electricityt PJ EL CF EM (式7) 記号 定義 単位 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh ②更新後のコンプレッサーが燃料で稼動する場合 12 44 × × ×

= fuel,PJ fuel,PJ fuel,PJ

PJ F HV CF EM (式8) 記号 定義 単位 EMPj 事業実施後排出量 tCO2/年 Ffuel,PJ 事業実施後の燃料使用量 T,kL,㎥ N 等 HVfuel,PJ 事業実施後燃料の単位発熱量 GJ/t, GJ/kL, GJ/㎥ N 等 CFfuel,PJ 事業実施後単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ

(5)

4 7.リーケージ排出量 LE (式9) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。 8.排出削減量

(

EM LE

)

EM ER = BL PJ + (式10) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2/年 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 LE リーケージ排出量 tCO2/年

(6)

5 方法論025 コンプレッサーの更新 9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 Ffuel,PJ 事業実施後の燃料使用量 ・燃料計による計測 ・燃料供給会社からの請求書をもとに算定 ELPJ 事業実施後年間電力使用 量 ・電力量計による計測 ・電力会社からの請求書をもとに算定 HVfuel,PJ 事業実施後燃料の単位発 熱量 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値を利用 GP 更新後コンプレッサーの エネルギー原単位 ・一定量のサンプリング計測 GB 更新前コンプレッサーの エネルギー原単位 ・一定量のサンプリング計測 CFfuel,PJ 燃料の単位発熱量あたり の炭素排出係数 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t) : t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全電源 炭素排出係数を利用することができる 10.付記 • 限界電源炭素排出係数を適用する排出削減事業については、当該事業の承認申請に当たって、 全電源炭素排出係数を適用した場合の排出削減量の試算を付すこととする。

(7)

1.方法論番号 026 2.方法論名称 電動式建設機械・産業車両への更新 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件 1:既存のエンジン式建設機械・産業車両を電動式建設機械・産業車両に更新すること。1 • 条件 2:電動式建設機械・産業車両の導入が行われなかった場合、既存のエンジン式建設機械・産 業車両を継続して利用できること。2 • 条件 3:排出削減事業実施前及び実施後のエネルギー消費効率が把握できること。3 4.バウンダリー 電動式建設機械又は電動式産業車両。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、電動式建設機械・産業車両の導入を行わずに、既存のエンジン式建設機械・ 産業車両を使用し続けた場合に想定される二酸化炭素排出量である。 (2)ベースラインエネルギー使用量 α 1 × × = PJ fuel BL BL fuel, EL HV , Q (式1) B P

G

G

= α (式2) 1 走行を主たる目的とする車両を電動式へ更新する場合については、方法論020 を適用すること。 2 故障又は設備の老朽化により既存のエンジン式建設機械・産業車両を継続して利用できない場合には、条件 2 を満たさ ない。 3 エネルギー消費効率については、統一した基準(例:事業実施前後における代表的な作業に対する燃料又は電力使用量 など)で測定されたものである必要がある。

(8)

2 方法論026 電動式建設機械・産業車両への更新 記号 定義 単位 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 HVfuel, PJ 事業実施前の燃料の単位発熱量 GJ/t, GJ/kL, GJ/m3N 等 α 効率改善係数(エネルギー削減比) GP 事業実施後の建設機械・産業車両でのエネルギー消費効率 kWh/単位作業量 GB 事業実施前の建設機械・産業車両でのエネルギー消費効率 t, kL, m3N 等/単位作業 量 • ベースラインエネルギー使用量は、事業実施後の電力使用量、事業実施前の燃料の単位発熱量 及び事業実施前後の効率改善係数を用いて算定する。 (3)ベースライン排出量 12 44 , , × × = fuel BL fuel BL BL Q CF EM (式3) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFfuel,BL 事業実施前の燃料の単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ 6.事業実施後排出量 12 44 , × × = PJ electricityt PJ EL CF EM (式4) 記号 定義 単位 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh

(9)

7.リーケージ排出量 LE (式5) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。 8.排出削減量 ) (EM LE EM ER = BL PJ + (式6) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2/年 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 LE リーケージ排出量 tCO2/年

(10)

4 方法論026 電動式建設機械・産業車両への更新 9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 ELPJ 事業実施後電力使用 量 ・電力量計による計測 ・電力会社からの請求書をもとに算定 HVfuel, PJ 事業実施前の燃料の 単位発熱量 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値を利用 GP 事業実施後の建設機 械・産業車両でのエ ネルギー消費効率 ・計測(事業実施後の代表的な作業に対する電力消費量等) ・メーカーによる試験データやカタログ値 ・建設機械等損料表を利用 GB 事業実施前の建設機 械・産業車両でのエ ネルギー消費効率 ・計測(事業実施後の代表的な作業に対する燃料消費量等) ・メーカーによる試験データやカタログ値 ・建設機械等損料表を利用 CFfuel,BL 事業実施前の燃料の 単位発熱量あたりの 炭素排出係数 ・燃料供給会社からのスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t): t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全電 源炭素排出係数を利用することができる

(11)

10.付記 • 電動式重機が蓄電池を使用し、充放電の過程で相当量のロスが見込まれる場合には、蓄電池にお ける充放電ロスを算定又は勘案するために必要な項目をモニタリングし、事業実施後電力使用量 の調整を行う必要がある。 • 限界電源炭素排出係数を適用する排出削減事業については、当該事業の承認申請に当たって、全 電源炭素排出係数を適用した場合の排出削減量の試算を付すこととする。

(12)

1 方法論016-A 太陽熱を利用した熱源設備の新設 1.方法論番号 016-A 2.方法論名称 太陽熱を利用した熱源設備の新設 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件1:太陽熱を利用した熱源設備(以下「太陽熱利用熱源設備」という。)を新設すること。 • 条件2:太陽熱利用熱源設備の太陽集熱器で加温された温水(又は熱媒)は直接熱利用、もしく は熱交換器を介して熱利用すること。(ヒートポンプ等の高効率機器を使用しない) • 条件3:太陽熱利用熱源設備を新設した事業者が、太陽熱利用熱源設備で製造した温熱を自家消 費すること1 4.バウンダリー 太陽熱利用熱源設備及び製造した温熱の供給を受ける設備。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、標準的な熱源設備を導入した場合に想定される二酸化炭素排出量とする。た だし、太陽熱利用熱源設備と同時に併設する熱源設備がある場合は、当該熱源設備をベースラインの熱 源設備として想定することもできる。 (2)ベースラインエネルギー使用量 BL PJ heat BL heat ε Q Q , = , ×100 (式 1) PJ heat PJ vol PJ heat F HV Q , = , × , (式 2) 3 10 , , ,

,PJ =Δ heat PJ× heat PJ × heat PJ ×

heat T C

HV ρ (式 3)

1 太陽熱利用熱源設備を新設した事業者が事業者の外部に熱を供給する場合には、自家消費する熱量分についてのみ本方

(13)

2 記号 定義 単位 Qheat,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 Qheat,PJ 事業実施後エネルギー使用量 GJ/年 Fvol,PJ 事業実施後の太陽集熱器で加温された温水(又は熱媒)の使 用量 m3 HVheat,PJ 事業実施後の太陽集熱器で加温された温水(又は熱媒)の単 位使用量当たりの熱量 GJ/m3 εBL 標準的な熱源機器の効率 % ΔTheat,PJ 事業実施後の太陽集熱器で加温された温水(又は熱媒)の熱 利用前後の温度差 K Cheat,PJ 水(又は熱媒)の比熱 MJ/(t・K) ρheat,PJ 水(又は熱媒)の密度 t/m3 • 積算熱量計を用いて、事業実施後エネルギー使用量(Qheat,PJ)を計測できる場合は、(式1)の みを用いてベースラインエネルギー消費量を求めることが出来る。 • 熱交換器等を用いて温水及び温風等を製造する場合、Fvol,PJ及びHVheat,PJの定義は、“太陽集熱 器で加温された温水(又は熱媒)”を“熱交換器等で製造した温水及び温風等”とすることが出 来る。 • 比熱(Cheat,PJ)、密度(ρheat,PJ)は、水(又は熱媒)の比熱、密度を用いる。 (3)ベースライン排出量 ①エネルギーが燃料の場合 12 44 , , × × = heat BL fuel BL BL Q CF EM (式 4) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qheat,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFfuel,BL 燃料の単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ ②エネルギーが電力の場合 12 44 ) 10 6 . 3 ( , , ÷ × 3 × × = heat BL electricityt BL Q CF EM (式 5) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qheat,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh

(14)

3 方法論016-A 太陽熱を利用した熱源設備の新設 6.事業実施後排出量 12 44 , × × = PJ electricity t PJ EL CF EM (式 6) 記号 定義 単位 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh 7.リーケージ排出量 LE (式 7) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。 8.排出削減量 ) LE EM EM ER = BL ( PJ + (式 8) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2 /年 EMBL ベースライン排出量 tCO2 /年 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2 /年 LE リーケージ排出量 tCO2 /年 9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 Qheat,PJ 事業実施後エネルギー 使用量 ・積算熱量計による計測

・Fvol,PJ、ΔTheat,PJ、Cheat,PJ及びρheat,PJを計測し、事業実施後エネ

(15)

4 Fvol,PJ 事業実施後の太陽集熱 器 で 加 温 さ れ た 温 水 (又は熱媒)の使用量 ・流量計による計測 ・ポンプ等搬送動力の電力量計による計測。ポンプ稼働時間より、 流量を算定。 εBL 標準的な熱源機器の効 率 ・カタログ値を利用 ΔTheat,PJ 事業実施後の太陽集熱 器 で 加 温 さ れ た 温 水 (又は熱媒)の熱利用 前後の温度差 ・温度計による計測 ・管理温度を利用2(モニタリングが困難であり、管理温度を利 用した推定が合理的な場合) Cheat,PJ 水(又は熱媒)の比熱 ・水(又は熱媒)の比熱を利用 ・カタログ値を利用 ρheat,PJ 水(又は熱媒)の密度 ・水(又は熱媒)の密度を利用 ・カタログ値を利用 ELPJ 事業実施後電力使用量 ・電力量計による計測 CFfuel 燃料の単位発熱量あた りの炭素排出係数 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 ・以下の算定方法を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t): t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全電源 炭素排出係数を利用することもできる • 積算熱量計を用いて、事業実施後エネルギー使用量(Qheat,PJ)を計測できない場合には、Fvol,PJ、

ΔTheat,PJ、Cheat,PJ及びρheat,PJを計測し、事業実施後エネルギー使用量を算定するものとする。

(16)

5 方法論016-A 太陽熱を利用した熱源設備の新設 10.付記 • 排出削減事業実施後の熱需要の条件によって、製造された温熱のうち、利用されていない熱量 が相当程度見込まれる場合には、事業実施後の太陽熱有効利用量の調整を行う必要がある。 • 温度計測について、温水熱を直接使用する場合、使用箇所に可能な限り近い箇所の温度と使用 後の温度を計測する。熱交換器を用いて、温熱を製造する場合、熱交換器の出入口温度を計測 する。 • 温度計測は連続計測とする。 • 限界電源炭素排出係数を適用する排出削減事業については、当該事業の承認申請に当たって、 全電源炭素排出係数を適用した場合の排出削減量の試算を付すこととする。

(17)

1.方法論番号 027 2.方法論名称 工作機械の更新 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件1:既存の工作機械よりも高効率の工作機械に更新すること1 • 条件2:工作機械の更新を行わなかった場合、既存の工作機械を継続して利用することができる こと2 • 条件3:排出削減事業実施前及び実施後のエネルギー使用量に最も影響を与える活動量(例:生 産量など)が計測できること。 4.バウンダリー 工作機械。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、工作機械の更新を行わずに、更新前の工作機械を使用し続けた場合に想定さ れる二酸化炭素排出量である。 (2)ベースラインエネルギー使用量 α 1 × = PJ BL EL EL (式1) B P G G = α (式2) 記号 定義 単位 Qfuel,BL ベースライン電力使用量 kWh/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 α 効率改善係数(エネルギー削減比) GP 事業実施後の機器でのエネルギー原単位 MJ/生産量 GB 事業実施前の機器でのエネルギー原単位 MJ/生産量 • ベースライン電力使用量は、事業実施後の電力使用量及び事業実施前後の工作機械の効率改善 1 本方法論において対象とする工作機械とは、JIS B0105 に定められるものをいう。 2 故障又は設備の老朽化等により既存の工作機械を継続して利用できない場合には、条件 2 を満たさない。

(18)

2 方法論027 工作機械の更新 係数を用いて算定する。 • 効率改善係数は、工作機械のエネルギー使用量に最も影響を与える活動量(生産量など)を用 いて算定する。 (3)ベースライン排出量 12 44 × × = BL electricity t BL EL CF , EM (式3) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 ELBL ベースライン電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh 6.事業実施後排出量 12 44 × × = PJ electricity t PJ EL CF , EM (式4) 記号 定義 単位 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh 7.リーケージ排出量 LE (式5) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。

(19)

8.排出削減量 ) (EM LE EM ER = BL PJ + (式6) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2/年 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 LE リーケージ排出量 tCO2/年 9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 ELPJ 事業実施後電力使用量 ・電力計による計測 ・電力会社からの請求書をもとに算定 GP 事業実施後の機器での エネルギー原単位 ・一定量のサンプリング計測 GB 事業実施前の機器での エネルギー原単位 ・一定量のサンプリング計測 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t): t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全電源炭 素排出係数を利用することができる • 限界電源炭素排出係数を適用する排出削減事業については、当該事業の承認申請に当たって、 全電源炭素排出係数を適用した場合の排出削減量の試算を付すこととする。

(20)

1 方法論004-D バイオマスを燃料とするストーブへの更新 1.方法論番号 004-D 2.方法論名称 バイオマスを燃料とするストーブへの更新 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件1:既存の暖房機器をバイオマスを燃料とするストーブに更新すること1 • 条件2:バイオマスを燃料とするストーブへの更新を行わなかった場合、既存の暖房機器を継続 して利用できること2 • 条件3:バイオマス燃料は、有害物質に汚染されていない木材を原料とすること3 4.バウンダリー 燃料供給設備、導入されるストーブ及び当該ストーブにより暖房が行われる範囲。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、バイオマスを燃料とするストーブへの更新を行わずに、更新前の暖房機器を 使用し続けた場合に想定される二酸化炭素排出量である。 (2)ベースラインエネルギー使用量 BL PJ PJ fuel PJ fuel BL fuel ε ε HV F Q , = , × , × (式1) 記号 定義 単位 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 Ffuel,PJ 事業実施後(バイオマスストーブ)燃料使用量 t/年 HVfuel,PJ 事業実施後(バイオマスストーブ)燃料の単位発熱量 GJ/t εPJ 事業実施後のバイオマスストーブの効率 % εBL 事業実施前の暖房機器の効率 % 1導入するストーブは、事業実施後排出量及びリーケージ排出量の合計が、既存の暖房機器よりも低減することが求められ る。 2故障又は設備の老朽化等により既存の暖房機器を継続して利用できない場合には、条件2 を満たさない。 3有害物質に汚染されていない木材とは、財団法人日本住宅・木材技術センターにおいて議論されている規格を踏まえ、 有害な化学物質により処理された木材、海中貯木された木材、解体木材及び履歴不明な木材以外とする。

(21)

(3)ベースライン排出量 ①エネルギーが燃料の場合 12 44 , , × × = fuel BL fuel BL BL Q CF EM (式2) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFfuel,BL 燃料の単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ ②エネルギーが電力の場合 12 44 ) 10 6 . 3 ( , , ÷ × 3 × × = fuel BL electricityt BL Q CF EM (式3) 記号 定義 単位 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 Qfuel,BL ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh 6.事業実施後排出量 12 44 , × × = PJ electricity t PJ EL CF EM (式4) 記号 定義 単位 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 ELPJ 事業実施後電力使用量 kWh/年 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 tC/kWh

(22)

3 方法論004-D バイオマスを燃料とするストーブへの更新 7.リーケージ排出量 LE (式5) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。 8.排出削減量 ) LE EM EM ER = BL ( PJ + (式6) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2/年 EMBL ベースライン排出量 tCO2/年 EMPJ 事業実施後排出量 tCO2/年 LE リーケージ排出量 tCO2/年

(23)

9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 Ffuel,PJ 事業実施後(バイオマスス トーブ)燃料使用量 ・重量計等による計測 ・燃料供給会社からの請求書に基づき算定 HVfuel,PJ 事業実施後(バイオマスス トーブ)燃料の単位発熱量 ・熱量計等による計測 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 εPJ 事業実施後のバイオマス ストーブの効率 ・計測データをもとに算定 ・カタログ値を利用 εBL 事業実施前の暖房機器の 効率 ・計測データをもとに算定 ・カタログ値を利用 CFfuel,BL 燃料の単位発熱量あたり の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ELPJ 事業実施後電力使用量 ・電力量計による計測 CFelectricity,t 電力の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t): t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全電源炭 素排出係数を利用することができる • 単位発熱量には高位発熱量(総発熱量)と低位発熱量(真発熱量)の2 種類がある。モニタリング 項目 CFfuel,BL、HVfuel,PJの単位発熱量の種類は、同一種類のものを利用する。 10.付記 • 限界電源炭素排出係数を適用する排出削減事業については、当該事業の承認申請に当たって、全電 源炭素排出係数を適用した場合の排出削減量の試算を付すこととする。

(24)

1 方法論028 バイオディーゼル燃料精製設備の導入及び 化石燃料からバイオディーゼル燃料への切り替え 1.方法論番号 028 2.方法論名称 バイオディーゼル燃料精製設備の導入及び化石燃料からバイオディーゼル燃料への切り替え 3.適用条件 本方法論は、次の条件の全てを満たす場合に適用することができる。 • 条件1:バイオディーゼル燃料精製設備を導入すること。 • 条件2:化石燃料を使用する車両・設備における使用燃料を、導入された精製設備で精製される バイオディーゼル燃料へ切り替えること。1 • 条件3:バイオディーゼル燃料へ切り替えなかった場合、化石燃料を継続して利用すること。 • 条件4:バイオディーゼル燃料精製設備を導入した事業者は、精製されたバイオディーゼル燃料 を自家消費すること。2 4.バウンダリー バイオディーゼル燃料精製設備及び精製されたバイオディーゼル燃料を消費する車両・設備。 5.ベースライン排出量 (1)ベースライン排出量の考え方 ベースライン排出量は、バイオディーゼル燃料の精製設備の導入及びバイオディーゼル燃料への切 り替えを行わずに、燃料として化石燃料を使用し続けた場合に想定される二酸化炭素排出量である

(2)ベースラインエネルギー使用量 PJ , BDF PJ , BDF BL F HV Q = × (式1) 記号 定義 単位 BL Q ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 PJ BDF, F 事業実施後のバイオディーゼル燃料使用量 kL/年 PJ BDF, HV 事業実施後のバイオディーゼル燃料の単位発熱量 GJ/kL 1 本方法論において、バイオディーゼル燃料を車両に用いるにあたっては、①軽油との混合比率 5%以下の場合には「改正 揮発油等の品質の確保等に関する法律」上の特定加工業者として登録されているものによって精製・加工され、燃料の品 質が同法の強制規格に準拠していること、②軽油と混合しない場合には「バイオディーゼル燃料の製造・使用にかかるガ イドライン」を満たしていることが必要である。また、ボイラー等で利用する場合には「バイオディーゼル燃料の製造・ 使用にかかるガイドライン」を満たしていること、もしくはメーカーが当該燃料を利用することを許容していることが必 要である。 2 バイオディーゼル燃料精製設備を導入した事業者が事業者の外部に精製もしくは混合されたバイオディーゼル燃料を供 給する場合には、自家消費するバイオディーゼル燃料についてのみ本方法論の対象とする。

(25)

2 (3)ベースライン排出量 12 44 × × = BL fuel,BL BL Q CF EM (式2) 記号 定義 単位 BL EM ベースライン排出量 tCO2/年 BL Q ベースラインエネルギー使用量 GJ/年 BL , fuel CF 事業実施前の燃料の単位発熱量あたりの炭素排出係数 tC/GJ 6.事業実施後排出量 PJ , MeOH PJ , y electricit PJ EM EM EM = + (式3) 12 44 × × = PJ electricity t, PJ , y electricit EL CF EM (式4) 12 44 32 12 × × = MeOH ,PJ PJ , MeOH MC EM (式5) 記号 定義 単位 PJ EM 事業実施後排出量 tCO2/年 PJ , y electricit EM 事業実施後の電力由来の排出量 tCO2/年 PJ , MeOH EM 事業実施後のメタノール由来の排出量 tCO2/年 PJ EL 事業実施後のバイオディーゼル燃料精製設備における 電力使用量 kWh/年 t, y electricit CF 電力の炭素排出係数 tC/kWh PJ , MeOH MC 事業実施後のメタノール使用量 t/年 • バイオディーゼル燃料精製の際に用いるメタノールが化石燃料由来である場合については、(式 5)に従ってメタノールによる排出量を算出し、事業実施後排出量として算定する必要がある。

(26)

3 方法論028 バイオディーゼル燃料精製設備の導入及び 化石燃料からバイオディーゼル燃料への切り替え 7.リーケージ排出量 LE (式6) 記号 定義 単位 LE リーケージ排出量 tCO2/年 • 排出削減事業の実施により生じるバウンダリー外での温室効果ガス排出量の変化であって、技 術的に計測可能かつ当該事業に起因するものを、リーケージ排出量として考慮する。 • 設備の生産、運搬、設置、廃棄に伴う温室効果ガス排出量は、リーケージとしてカウントしな い。 8.排出削減量

)

(

EM

LE

EM

ER

=

BL

PJ

+

(式7) 記号 定義 単位 ER 排出削減量 tCO2 /年 BL EM ベースライン排出量 tCO2 /年 PJ EM 事業実施後排出量 tCO2 /年 LE リーケージ排出量 tCO2 /年

(27)

4 9.モニタリング方法 ベースライン排出量と事業実施後排出量を算定するために必要となる、モニタリング項目及びモニタ リング方法例を下表に示す。 モニタリング項目 モニタリング方法例 PJ BDF, F 事業実施後のバイオディ ーゼル燃料使用量 ・燃料計による計測 PJ BDF, HV 事業実施後のバイオディ ーゼル燃料の単位発熱量 ・計測データを利用 BL , fuel CF 事業実施前の燃料の単位 発熱量あたりの炭素排出 係数 ・燃料供給会社のスペックシートをもとに算定 ・デフォルト値を利用 PJ EL 事業実施後のバイオディ ーゼル燃料精製設備にお ける電力使用量 ・電力計による計測 ・電力会社からの請求書をもとに算定 t, y electricit CF 電力の炭素排出係数 ・デフォルト値を利用 CFelectricity,t = Cmo・(1-f (t)) + Ca(t)・f (t) ここで、 t : 電力需要変化以降の時間(事業開始日以降の経過年) Cmo : 限界電源炭素排出係数 Ca(t): t年に対応する全電源炭素排出係数 f (t) : 移行関数 0 [0≦t<1 年] f (t) = 0.5 [1 年≦t<2.5 年] 1 [2.5 年≦t] ・排出削減事者等からの申請に基づき、CFelectricity,tとして全 電源炭素排出係数を利用することができる PJ , MeOH MC 事業実施後のメタノール 使用量 ・積算流量計による測定 10.付記 • 必要な項目をモニタリングできない場合は、把握可能なデータを使用して、データの推定を行 う。その場合、推定の算定式が合理的であることを、十分な根拠資料を用いて説明できること が必要である。

参照

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