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の経開発の経緯 3 特性 4 製品情報 ( ドラッグインフォメーション ) 5 1. 禁忌 5 2. 組成 性状 5 3. 有効成分に関する理化学的知見 5 4. 効能 効果及び効能 効果に関連する 使用上の注意 6 5. 用法 用量及び用法 用量に関連する 使用上の注意 6 6. 使用上の注意 6

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(1)

日本標準商品分類番号 872259

総合製品情報概要

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

1. 閉塞隅角緑内障の患者

  

[眼内圧を高め、症状を悪化させるおそれがある。]

2. 前立腺肥大等による排尿障害のある患者

 

[更に尿を出にくくすることがある。]

3. アトロピン及びその類縁物質あるいは本剤の成分に対して過敏症の既

  往歴のある患者

(2)

製品特性

製品特性

開発の経緯

目次

開発の経緯

スピオルト

®

は、慢性閉塞性肺疾患(以下、

COPD

(慢性気管支炎、肺気腫)の治療に用いられてい

るスピリーバ

®

(チオトロピウム臭化物水和物、以下、チオトロピウム)に、オロダテロール塩酸塩

(以下、オロダテロール)を配合した新たな治療薬です。オロダテロールは、チオトロピウムの配合

パートナーとして新規に開発された、投与

5

分後から効果を発現する長時間作用性β

2

刺激薬であ

り、チオトロピウムとの併用時にも有効性及び安全性が確認されました。なお、スピリーバ

®

(ハン

ディヘラー

/

レスピマット

®

を含む)は日本を含む世界

113

カ国、オロダテロールは世界

50

カ国以

※1

COPD

の治療薬として承認されています(

2015

7

月時点)。

国内外における

COPD

治療のためのガイドライン

※2

では、

COPD

における薬物療法の中心は気管

支拡張薬であり、患者の重症度に応じて段階的に治療を増強し、単剤で症状の改善が不十分な場

合には作用機序の異なる薬剤を併用することが推奨されています。また、薬剤の投与経路は、作用

と副作用のバランスから吸入剤の使用が推奨されています。

このような背景をもとにスピオルト

®

の開発が開始され、非臨床試験、臨床試験の結果に基づいて

有効性及び安全性が評価されたことから、米国及び

EU

※3

では

2015

5

月、本邦では

2015

9

に承認を取得しました。

1

:オロダテロール単剤は国内未承認です。

2

:日本呼吸器学会

COPD

ガイドライン第

4

版作成委員会

: COPD

(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン

4

Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease

GOLD

: GLOBAL STRATEGY FOR THE DIAGNOSIS,

MANAGEMENT, AND PREVENTION OF CHRONIC OBSTRUCTIVE PULMONARY DISEASE UPDATED 2015

3

:分散承認審査方式で承認勧告を受けた月

スピオルト®レスピマット®の【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の 併用が必要な場合) スピオルト®レスピマット®の【用法・用量】 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回吸入投与する。 スピリーバ®2.5µgレスピマット®の【効能・効果】 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解  慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)、気管支喘息 スピリーバ®吸入用カプセル18µgの【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解

開発の経緯

3

特性

4

製品情報(ドラッグインフォメーション)

5

1. 禁忌

5

2. 組成・性状

5

3. 有効成分に関する理化学的知見

5

4. 効能・効果及び効能・効果に関連する

使用上の注意

6

5. 用法・用量及び用法・用量に関連する

使用上の注意

6

6. 使用上の注意

6

臨床成績

10

1.海外第Ⅲ相臨床試験(海外データ)

10

(1)呼吸機能改善効果

12

(2)安全性

16

2.日本人を含む国際共同第Ⅲ相試験

17

(1)呼吸機能改善効果

19

(2)健康関連QOL(SGRQ総スコア)

改善効果

22

(3)臨床症状改善効果

23

(4)安全性

24

3.国内第Ⅲ相臨床試験(長期投与)

25

(1)安全性

26

(2)呼吸機能改善効果

27

4.副作用

28

薬物動態

30

1. チオトロピウム及びオロダテロール併用

投与時の薬物動態

30

(1)日本人COPD患者における反復投与

での検討

30

(2)チオトロピウムとオロダテロールの

相互作用(外国人データ)

31

2. チオトロピウム及びオロダテロールの

単独投与時の薬物動態

32

(1)吸収(外国人データ)

32

(2)分布(外国人データ、

in vitro )

32

(3)代謝

32

(4)排泄(外国人データ)

34

(5)薬物相互作用(外国人データ)

34

(6)特別な集団における薬物動態

35

(7)心電図への影響

38

薬効薬理

39

1. 非臨床試験

39

(1)作用機序

39

(2)チオトロピウムの薬理学的特徴

40

(3)オロダテロールの薬理学的特徴

42

一般薬理試験及び毒性試験

45

1. 一般薬理試験

45

(1)一般薬理試験

45

2. 毒性試験

46

(1)単回投与毒性試験

46

(2)反復投与毒性試験

47

(3)生殖発生毒性試験

47

(4)遺伝毒性試験

48

製剤学的事項

49

取扱い上の注意

49

包装

50

関連情報

50

主要文献

51

製造販売業者の名称及び住所

(資料請求先を含む)

52

付録:吸入指導の参考資料

54

(3)

製品特性

特性

製品特性

製品情報

特性

製品情報(ドラッグインフォメーション)

スピオルト

®

レスピマット

®

投与

5

分後から気管支拡張効果を発現し、

24

時間にわたりスピリーバ

®※

と比較して有意な呼吸

機能(

FEV

1

)改善効果を示しました。

12,13,21

ページ参照)

スピリーバ

®※

と比較して有意な息切れ(

TDI

総スコア)改善効果を示しました。

23

ページ参照)

スピリーバ

®※

と比較して有意な

QOL

SGRQ

総スコア)改善効果を示しました。

22

ページ参照)

※スピリーバ®レスピマット®

安全性

COPD

患者を対象として、本剤を

52

週間投与した第Ⅲ相国際共同試験及び国内長期投与試験にて、

1,070

(日本人

120

例を含む)中

76

例(

7.1

%)に副作用が認められ、主な副作用は口渇

14

例(

1.3

%)でした。

(承認時)

重大な副作用として、心不全(頻度不明

注)

)、心房細動(

1

%未満)、期外収縮(

1

%未満)、イレウス(頻度不明

注)

)、

閉塞隅角緑内障(頻度不明

注)

)、アナフィラキシー(頻度不明

注)

)が報告されています。

注)チオトロピウム、オロダテロール単剤でのみ認められた事象は頻度不明とした。

28,29

ページ参照)

レスピマット

®

1

1

2

吸入のソフトミストインヘラー(

SMI

)です。

54,55

ページ参照)

「禁忌を含む使用上の注意」の改訂に十分ご留意ください。

1

.禁忌

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

1

.閉塞隅角緑内障の患者

[眼内圧を高め、症状を悪化させるおそれがある。]

2

.前立腺肥大等による排尿障害のある患者

[更に尿を出にくくすることがある。]

3

.アトロピン及びその類縁物質あるいは本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

2

.組成・性状

販 売 名

スピオルト

レスピマット

28

吸入  スピオルト

レスピマット

60

吸入

成分・含量

1

噴霧中チオトロピウム

2.5µ

g(チオトロピウム臭化物水和物として

3.124µ

g)及び

オロダテロール

2.5µ

g(オロダテロール塩酸塩として

2.736µ

g)

添 加 物

ベンザルコニウム塩化物、エデト酸ナトリウム水和物、精製水、塩酸

内 容 物

カートリッジの内容物は無色澄明の液である。

3

.有効成分に関する理化学的知見

名:チオトロピウム臭化物水和物(

Tiotropium Bromide Hydrate

名:(

1

α

,2

β

,4

β

,5

α

,7

β

-7-

[(

Hydroxydi-2-thienylacetyl

oxy

-9,9-dimethyl-3-oxa-9-azoniatricyclo

3.3.1.0

2,4

nonane bromide monohydrate

化学構造式:

OH O O H S S O Br-・H2O H3C N + CH3

式:

C

19

H

22

BrNO

4

S

2

H

2

O

量:

490.43

状:白色∼帯黄白色の粉末である。水にやや溶けにくく、エタノール(

99.5

)に溶けにくい。

名:オロダテロール塩酸塩(

Olodaterol Hydrochloride

名:

6-Hydroxy-8-

((

1R

-1-hydroxy-2-{[2-

4-methoxyphenyl

-1

1-dimethylethyl]amino}

ethyl

-2H-1

4-benzoxazin-3

4H

-one monohydrochloride

化学構造式:

CH3 CH3 ・HCI H3C H OH O HO O HN H N O

分 子 式:

C

21

H

26

N

2

O

5

HCl

分 子 量:

422.90

性    状:白色の粉末である。メタノール及び

N,N-

ジメチルホルムアミドに溶けやすく、水にやや溶けやす

く、エタノール(

99.5

)にやや溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。

禁忌を含む使用上の注意、用法・用量、用法・用量に関連する使用上の注意については

5

9

ページをご参照

ください。また、副作用の詳細については

28,29

ページをご参照ください。

(4)

製品特性

製品特性

製品情報

製品情報

4

.効能・効果及び効能・効果に関連する使用上の注意

慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリ

ン剤及び長時間作用性吸入β

2

刺激剤の併用が必要な場合)

<効能・効果に関連する使用上の注意>

本剤は慢性閉塞性肺疾患(

COPD

:慢性気管支炎、肺気腫)の維持療法に用いること。本剤は急性症状の軽減

を目的とした薬剤ではない。

5

.用法・用量及び用法・用量に関連する使用上の注意

通常、成人には

1

2

吸入(チオトロピウムとして

g及びオロダテロールとして

g)を

1

1

回吸入投与する。

<用法・用量に関連する使用上の注意>

本剤は

1

1

回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止

等の重篤な副作用が発現する危険性があることを理解させ、

1

1

回を超えて投与しないよう注意を与えるこ

と。

(「重要な基本的注意」、

「過量投与」の項参照)

6

.使用上の注意

1.

慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

1

)心不全、心房細動、期外収縮の患者、又はそれらの既往歴のある患者

[心不全、心房細動、期外収縮が発現することがある。

「重大な副作用」の項参照]

2

)心血管障害(冠不全、不整脈、肥大型閉塞性心筋症)のある患者

[交感神経刺激作用により症状を悪化させるおそれがある。また、

QT

延長があらわれるおそれがある。]

3

)高血圧の患者

[血圧を上昇させるおそれがある。]

4

)腎機能が高度あるいは中等度低下している患者(クレアチニンクリアランス値が

50mL/min

以下の患者)

[チオトロピウムは腎排泄型であり、腎機能低下患者では血中濃度の上昇がみられる。

「薬物動態」の項参照]

5

)痙攣性疾患のある患者

[痙攣の症状を悪化させるおそれがある。]

6

)糖尿病の患者

[高用量のβ

2

刺激薬を投与すると、血糖値が上昇するおそれがある。]

7

)甲状腺機能亢進症の患者

[甲状腺機能亢進症の症状を悪化させるおそれがある。]

8

)前立腺肥大のある患者

[排尿障害が発現するおそれがある。]

2.

重要な基本的注意

1

本剤は

COPD

の急性増悪の治療を目的としていない。

COPD

に基づく症状を安定させるためには、本剤

を継続して投与する必要がある。ただし、用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合に

は、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。

2

本剤は気管支喘息治療を目的とした薬剤ではないため、気管支喘息治療の目的には使用しないこと。

なお、気管支喘息を合併した慢性閉塞性肺疾患患者に投与する場合には、気管支喘息の治療が適切に行

われるよう注意すること。

3

本剤を他の長時間作用性抗コリン薬、長時間作用性β

2

刺激薬又はこれらを含む配合剤と同時に使用し

ないこと。本剤の投与中に短時間作用性吸入β

2

刺激薬を使用する場合は、急性の気管支痙攣等、急性呼

吸器症状の緩和のみに使用するよう患者に注意を与えること。

[「その他の注意」の項参照]

4

本剤の吸入後、即時型過敏症(血管浮腫を含む)が発現することがあるので、異常が認められた場合に

は、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

5

吸入薬の場合、薬剤の吸入により気管支痙攣が誘発される可能性があるので、異常が認められた場合に

は、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

6

本剤の投与時に、本剤が眼に入らないように患者に注意を与えること。また、結膜の充血及び角膜浮腫に

伴う赤色眼とともに眼痛、眼の不快感、霧視、視覚暈輪あるいは虹輪が発現した場合、急性閉塞隅角緑内

障の徴候の可能性がある。これらの症状が発現した場合には、可及的速やかに医療機関を受診するよう

に患者に注意を与えること。

7

腎機能が低下している高齢者に対して本剤を投与する場合には、治療上の有益性と危険性を勘案して慎

重に投与し、有害事象の発現に注意すること。

[「慎重投与」、

「高齢者への投与」、

「薬物動態」の項参照]

8

過度に使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならない

よう注意すること。

3.

相互作用

オロダテロールは主にグルクロン酸抱合及び

O-

脱メチル化により代謝される。

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等

臨床症状・措置方法

機序・危険因子

QT

間隔延長を起こすことが

知られている薬剤

MAO

阻害剤

三環系抗うつ剤等

QT

間隔が延長され心室性不整脈等の

リスクが増大するおそれがある。

いずれも

QT

間隔を延長させる可能

性がある。

交感神経刺激剤

オロダテロールの交感神経刺激作用

が増強され、心拍数増加、血圧上昇等

がみられるおそれがある。

交感神経刺激剤との併用により、ア

ドレナリン作動性神経刺激が増大

する可能性がある。

キサンチン誘導体

ステロイド剤

非カリウム保持性利尿剤

低カリウム血症による心血管事象を起

こすおそれがあるため、血清カリウム

値に注意すること。

キサンチン誘導体はアドレナリン作

動性神経刺激を増大させるため、血

清カリウム値の低下が増強する可

能性がある。

ステロイド剤及びこれらの利尿剤は

尿細管でのカリウム排泄促進作用

があるため、血清カリウム値の低下

が増強する可能性がある。

β遮断剤

オロダテロールの作用が減弱するおそ

れがある。やむを得ず併用する場合に

は、心選択性β遮断剤が望ましいが、注

意すること。

β遮断剤との併用により、オロダテ

ロールの作用が拮抗される可能性

がある。

(5)

製品特性

製品特性

製品情報

製品情報

4.

副作用

COPD

患者を対象として、本剤を

52

週間投与した第Ⅲ相国際共同試験及び国内長期投与試験にて、

1070

(日本人

120

例を含む)中

76

例(

7.1

%)に副作用が認められ、主な副作用は口渇

14

例(

1.3

%)であった。

(承認時)

1

)重大な副作用

1

心不全、心房細動、期外収縮:心不全(頻度不明

注)

)、心房細動(

1

%未満)、期外収縮(

1

%未満)が発現

することがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

[「慎重投与」の

項参照]

2

イレウス(頻度不明

注)

:イレウスが発現することがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、

適切な処置を行うこと。

3

閉塞隅角緑内障(頻度不明

注)

:閉塞隅角緑内障を誘発することがあるので、視力低下、眼痛、頭痛、

眼の充血等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

4

アナフィラキシー(頻度不明

注)

:アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)が発現することが

あるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

注)チオトロピウム、オロダテロール単剤でのみ認められた事象は頻度不明とした。

2

)その他の副作用

以下のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

副作用の頻度

1

%以上

注1)

1

%未満

注1)

頻度不明

注2)

霧視

眼圧上昇

瘙痒、蕁麻疹、脱毛

発疹、皮膚感染、皮膚潰瘍、皮膚

乾燥

浮動性めまい、不眠

味覚倒錯

嗅覚錯誤

口渇(

1.3

%) 便秘

消化不良、口内炎、舌炎、嚥下障

害、胃食道逆流性疾患、歯肉炎

高尿酸血症

脱水

動悸、頻脈、上室性頻脈、高血圧

好酸球増多、白血球減少

発声障害、咳嗽、鼻出血、咽頭炎、鼻

咽頭炎、喉頭炎、中咽頭カンジダ症、

咽喉刺激感、呼吸困難

喘鳴、副鼻腔炎、気管支痙攣

尿

排尿障害、尿閉

血尿、夜間頻尿、クレアチニン上

昇、腎機能異常、尿路感染

関節痛、背部痛

関節腫脹

一般的全身障害

過敏症(血管浮腫を含む)

注1)第Ⅲ相国際共同試験及び国内長期投与試験において外国又は国内で認められた事象 注2)チオトロピウム又はオロダテロール単剤でのみ認められた事象は頻度不明とした。

5.

高齢者への投与

一般に高齢者では腎クリアランス等の生理機能が低下しており、血中濃度が上昇するおそれがあるので、副作

用の発現に注意すること。

[「重要な基本的注意」、

「薬物動態」の項参照]

6.

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にの

み投与すること。

[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。高用量オロダテロール(

2489µ

g

/k

g

/

日)の妊娠ウサギへの吸入投与により、その胎児に骨格、眼及び心血管の発生異常が報告されている。チオ

トロピウム及びオロダテロールいずれも、動物実験(ラット)で胎児に移行することが認められている。]

2

授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。

[チオトロピ

ウム及びオロダテロールいずれも、動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている。]

7.

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

[使用経験がない]

8.

過量投与

徴候及び症状:本剤を高用量投与した場合、抗コリン作動薬の徴候及び症状(口渇、動悸、排尿困難等)並び

にβ

2

刺激薬の徴候及び症状(心筋虚血、高血圧、低血圧、頻脈、不整脈、頭痛、振戦、口渇、筋痙攣、悪心、疲労、

倦怠、低カリウム血症、高血糖、代謝性アシドーシス等)が発現する可能性がある。

健康成人(海外)にチオトロピウム

10

20

及び

40µ

gを

1

1

回、

14

日間吸入投与したとき、用量依存的に口内、

咽喉及び鼻粘膜の乾燥がみられ、

40µ

g群で

7

日目以降に唾液分泌の顕著な減少がみられた。

健康成人(海外)にオロダテロール(

10

20

30

50µ

g)を単回吸入投与したとき、

20µ

g以上で用量依存的に

QT

間隔延長がみられた。

[「薬物動態」の項参照]

健康成人(海外)にチオトロピウム

+

オロダテロール

g

/2µ

g、

g

/10µ

g、及び

10µ

g

/40µ

g

注)

1

1

回、

14

間吸入投与したとき、検討した最高投与量(

10µ

g

/40µ

g)では、β

2

刺激薬又は抗コリン薬の薬理学的作用によ

る症状と考えられる有害事象(頭痛、落ち着きのなさ、口内乾燥)が認められた。

注)本剤の承認された用法・用量は、1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回投与である。

処置:本剤の投与を中止し、支持療法、対症療法を行うこと。また、症状が重篤な場合には入院させること。

心選択性β遮断剤を使用する際は、気管支痙攣を誘発する可能性があるため、使用にあたっては十分に注

意すること。

9.

適用上の注意

本剤を患者に交付する際には、正しい使用方法を必ず交付前に説明すること。

本剤と短時間作用型抗コリン性気管支拡張剤(イプラトロピウム臭化物水和物、オキシトロピウム臭化物等)と

の併用に関しては、臨床試験成績はなく、併用による有効性及び安全性は確立していないことから、併用は推

奨できない。

◆このD.I.は2016年11月改訂(第2版)の製品添付文書に基づいて作成しました。

10.

その他の注意

(6)

製品特性

製品特性

臨床成績

臨床成績

臨床成績

「禁忌を含む使用上の注意」等は

5

9

ページをご参照ください。

本剤は、海外第Ⅲ相臨床試験、日本を含む国際共同第Ⅲ相試験及び国内長期投与試験の成績に基づいて承認

されました。そのため、国内の承認用法・用量と異なる成績及び国内未承認薬の成績が含まれています。

本剤の有効成分であるオロダテロール単剤は国内未承認です。

1.海外第Ⅲ相臨床試験(海外データ)

1, 2)

COPD

患者を対象に、チオトロピウム+オロダテロール配合剤

2

用量(

2.5µ

g

/5µ

g、

g

/5µ

g)を、

1

1

6

週間吸入投与したときの

24

時間呼吸機能プロファイルを検討する。

中等症から最重症(

GOLD Stage

/

/

Ⅳ)

COPD

患者

219

第Ⅲ相、多施設共同、ランダム化、二重盲検、プラセボ・実薬対照、

6

4

期不完備型クロスオーバー試験

チオトロピウム+オロダテロール配合剤

2.5µ

g

/5µ

g

※1

、チオトロピウム+オロダテロール配合剤

g

/5µ

g

(スピオルト

®

g

/5µ

g)、チオトロピウム

2.5µ

g

※1

、チオトロピウム

g(スピリーバ

®

g)、オロダテロー

g

※1

及びプラセボを、レスピマット

®

を用いて

1

1

6

週間吸入投与した。

※1:チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µg、オロダテロール5µgは国内未承認です。 スピリーバ®の国内で承認された効能・効果、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量、用法・用量に関連する使用上の注意、使用上の注意につき ましては最新の添付文書をご参照ください。

試験プロトコール

:6週間 :呼吸機能検査(投与3時間後) :呼吸機能検査(投与24時間後)及び 体プレチスモグラフィ検査のサブスタディ :2~6週間 :3週間

スクリーニング

ランダム化

ウォッシュアウト

導入期間

治療期間

1

治療期間

2

ウォッシュアウト

治療期間

3

ウォッシュアウト

治療期間

4

6群4期不完備型クロスオーバー試験 ・プラセボ      ・チオトロピウム2.5µg ・オロダテロール5µg ・チオトロピウム+オロダテロール配合剤5µg/5µg ・チオトロピウム5µg  ・チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg ® スピオルト® レスピマット®の【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の 併用が必要な場合) <効能・効果に関連する使用上の注意> 本剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD:慢性気管支炎、肺気腫)の維持療法に用いること。本剤は急性症状の軽減を目的とした薬剤ではない。 スピオルト® レスピマット®の【用法・用量】 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回吸入投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 本剤は1日1回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性が あることを理解させ、1日1回を超えて投与しないよう注意を与えること。(「重要な基本的注意」、「過量投与」の項参照) スピオルト® レスピマット®の【使用上の注意】(抜粋) 2.重要な基本的注意 (1) 本剤はCOPDの急性増悪の治療を目的としていない。COPDに基づく症状を安定させるためには、本剤を継続して投与する必要がある。ただし、 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。

主 要 評 価 項 目

FEV

1

AUC

0-24h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)

重要な副次評価項目:

FEV

1

AUC

0-12h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)、

FEV

1

AUC

12-24h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)

副 次 評 価 項 目

:トラフ

FEV

1

のベースラインからの変化量(

6

週間後)、ピーク

FEV

1(0-3h)

のベースラインからの変化量

6

週間後)、トラフ

FVC

のベースラインからの変化量(

6

週間後)、ピーク

FVC

0-3h

のベースラインからの

変化量(

6

週間後)、機能的残気量(

FRC

)のベースラインからの変化量(

6

週間後)、残気量(

RV

)のベース

ラインからの変化量(

6

週間後)、

FVC AUC

0-24h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)、

FVC AUC

0-12h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)、

FVC AUC

12-24h

のベースラインからの変化量(

6

週間後)など

安 全 性

:副作用

※2

は、スピオルト

®

g

/5µ

g投与

139

例中

3

例(

2.2

%)、スピリーバ

®

g投与

138

例中

8

例(

5.8

%)、

オロダテロール

g投与

138

例中

6

例(

4.3

%)及びプラセボ投与

138

例中

9

例(

6.5

%)に認められた。

主な副作用は、スピオルト

®

g

/5µg

では口内乾燥

2

例(

1.4

%)、咽頭乾燥

1

例(

1.4

%)、上気道分泌増加

1

例(

1.4

%)、スピリーバ

®

gでは頭痛

3

例(

2.2

%)、浮動性めまい

2

例(

1.4

%)、鼻咽頭炎

1

例(

0.7

%)、オ

ロダテロール

gでは鼻咽頭炎、頭痛、不整脈が各

1

例(

0.7

%)及びプラセボでは発声障害

3

例(

2.2

%)、咳嗽

2

例(

1.4

%)、鼻咽頭炎

1

例(

0.7

%)であった。

※2:医師の判定による。 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため、臨床成績から削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.

(7)

製品特性

製品特性

臨床成績

臨床成績

スピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後における

FEV

1

は、各単剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及

びプラセボと比較して、吸入後

24

時間までのいずれの評価時点においても有意に改善しました。

吸入後

24

時間の

FEV

1

の推移(

6

週間後)

(海外データ)

(L)

0 0.5

-0.5

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

22

24(時間)

吸入後時間

1.70

1.65

1.60

1.55

1.50

1.45

1.40

1.35

1.30

1.25

1.20

0

1

スピリーバ®5µg(n=135) スピオルト®5µg/5µg(n=138) プラセボ(n=132) オロダテロール5µg(n=136)

FEV

1 調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 投与前の共通ベースライン±SE:1.301±0.030(L) ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、####:p<0.0001、###:p<0.001 vs. オロダテロール5µg投与、****:p<0.0001、***:p<0.001、 **:p<0.01 vs. スピリーバ®5µg投与 †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† #### **** †††† #### ****††††#### **** †††† #### **** †††† #### **** †††† #### **** †††† #### **** †††† #### **** †††† #### **** †††† ### *** †††† #### **** †††† #### **** †††† #### ** †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††† †††††††† †††† †††† †††† †††† ※投与及び投与期を固定効果、患者を変量効果、投与期のベースライン及び患者のベースラインを共変量として調整 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験)より改変 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.

 本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。 スピオルト® レスピマット®の【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の 併用が必要な場合) <効能・効果に関連する使用上の注意> 本剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD:慢性気管支炎、肺気腫)の維持療法に用いること。本剤は急性症状の軽減を目的とした薬剤ではない。 スピオルト® レスピマット®の【用法・用量】 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回吸入投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 本剤は1日1回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性が あることを理解させ、1日1 回を超えて投与しないよう注意を与えること。(「重要な基本的注意」、「過量投与」の項参照) ●オロダテロール単剤は国内未承認です。 ●スピリーバ®の用法・用量につきましては、最新の添付文書をご参照ください。

1

)呼吸機能改善効果

1, 2

1

FEV

1

AUC

0-24h

のベースラインからの変化量:主要評価項目

主要評価項目であるスピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後における

FEV

1

AUC

0-24h

のベースラインからの変化

量は

0.244L

であり、各単剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及びプラセボと比較して有意に改善しま

した。

FEV

1

AUC

0-24h

の変化量(

6

週間後)

(海外データ)

調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 共通ベースライン±SE:1.301±0.030(L) ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、####:p<0.0001 vs. オロダテロール5µg投与、****:p<0.0001 vs. スピリーバ®5µg投与

0.4

0.3

0.2

0.1

0

-0.1

(L)

0.244±0.013

0.133±0.014

0.129±0.013

-0.037±0.014

プラセボ

(n=132)

オロダテロール

5µg

(n=136)

スピリーバ

®

5µg

(n=135)

スピオルト

®

5µg/5µg

(n=138)

#### †††† ****

FE

V

1

AU

C

0-24 h

スラ

ンか

スピオルト

®

g

/5µ

g(

n=138

)との差

調整平均値

の差±

SE

L

p

(混合効果反復測定モデル)

95

%信頼区間

スピリーバ

®

g(

n=135

0.110

±

0.014

0.0001

0.082, 0.139

オロダテロール

g(

n=136

0.115

±

0.014

0.0001

0.087, 0.143

プラセボ(

n=132

0.280

±

0.014

0.0001

0.252, 0.309

※投与及び投与期を固定効果、患者を変量効果、投与期のベースライン及び患者のベースラインを共変量として調整 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.より作図

(8)

製品特性

製品特性

臨床成績

臨床成績

3

)機能的残気量(

FRC

)及び残気量(

RV

)のベースラインからの変化量

1, 2)

:副次評価項目

スピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後における吸入後

2.5

時間及び

22.5

時間の

FRC

のベースラインからの

変化量は、各単剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及びプラセボと比較して有意に減少しました。ま

た、スピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後における吸入後

2.5

時間及び

22.5

時間の

RV

のベースラインから

の変化量も、各単剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及びプラセボと比較して有意に減少しました。

FRC

の変化量(

6

週間後)

(海外データ)

調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 共通ベースライン±SE:4.669±0.105(L) ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、#:p<0.05 vs. オロダテロール5µg投与、*:p<0.05 vs. スピリーバ®5µg投与

0.2

0.1

0.0

-0.1

-0.2

-0.3

-0.4

-0.5

-0.6

-0.7

(L)

吸入後2.5時間

吸入後22.5時間

# †††† * # †††† *

FRC

スラ

ンか

プラセボ (n=86) オロダテロール 5µg (n=90) スピリーバ® 5µg (n=94) スピオルト® 5µg/5µg (n=94) プラセボ (n=86) オロダテロール 5µg (n=90) スピリーバ® 5µg (n=94) スピオルト® 5µg/5µg (n=94)

RV

の変化量(

6

週間後)

(海外データ)

調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 共通ベースライン±SE:3.835±0.091(L) ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、#:p<0.05 vs. オロダテロール5µg投与、*:p<0.05 vs. スピリーバ®5µg投与

0.2

0.1

0.0

-0.1

-0.2

-0.3

-0.4

-0.5

-0.6

-0.7

-0.8

-0.9

(L)

# †††† * # †††† *

吸入後2.5時間

吸入後22.5時間

RV

スラ

ンか

プラセボ (n=86) オロダテロール 5µg (n=90) スピリーバ® 5µg (n=94) スピオルト® 5µg/5µg (n=94) プラセボ (n=86) オロダテロール 5µg (n=90) スピリーバ® 5µg (n=94) スピオルト® 5µg/5µg (n=94) ※投与及び投与期を固定効果、患者を変量効果、投与期のベースライン及び患者のベースラインを共変量として調整 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.より改変

2

)ピーク

FEV

1(0-3h)

及びトラフ

FEV

1

のベースラインからの変化量

1, 2)

:副次評価項目

スピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後におけるピーク

FEV

10-3h

のベースラインからの変化量は

0.411L

であり、各単剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及びプラセボと比較して有意に改善しました。ま

た、スピオルト

®

g

/5µ

gの投与

6

週間後におけるトラフ

FEV

1

のベースラインからの変化量は、各単

剤(スピリーバ

®

g、オロダテロール

g)及びプラセボと比較して有意に改善しました。

ピーク

FEV

1(0-3h)

の変化量(

6

週間後)

(海外データ)

調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 共通ベースライン±SE:1.301±0.030(L) ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、####:p<0.0001 vs. オロダテロール5µg投与、****:p<0.0001 vs. スピリーバ®5µg投与

0.5

0.4

0.3

0.2

0.1

0

(L)

0.411±0.016

0.300±0.016

0.291±0.016

0.072±0.017

#### †††† **** †††† ††††

プラセボ

(n=135)

オロダテロール

5µg

(n=138)

スピリーバ

®

5µg

(n=137)

スピオルト

®

5µg/5µg

(n=138)

ピー

FEV

1(0-3h)

スラ

ンか

※投与及び投与期を固定効果、患者を変量効果、投与期のベースライン及び患者のベースラインを共変量として調整 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.より作図

 本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。

トラフ

FEV

1

の変化量(

6

週間後)

(海外データ)

トラフ

FEV

1

のベースラインからの変化量(

L

スピオルト

®

g

/5µ

g(

n=138

0.201

±

0.015

††††,####,****

スピリーバ

®

g(

n=135

0.122

±

0.015

††††

オロダテロール

g(

n=136

0.109

±

0.015

††††

プラセボ(

n=132

0.006

±

0.015

調整平均値(混合効果反復測定モデル)※ 共通ベースライン±SE1.301±0.030L ††††:p<0.0001 vs. プラセボ投与、####:p<0.0001 vs. オロダテロール5µg投与、****:p<0.0001 vs. スピリーバ®g投与 ※投与及び投与期を固定効果、患者を変量効果、投与期のベースライン及び患者のベースラインを共変量として調整 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) 2)Beeh KM, et al. Pulm Pharmacol Ther 2015; 32: 53-59.より改変

 本試験はベーリンガーインゲルハイム社の支援により行われました。 スピオルト® レスピマット®の【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の 併用が必要な場合) <効能・効果に関連する使用上の注意> 本剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD:慢性気管支炎、肺気腫)の維持療法に用いること。本剤は急性症状の軽減を目的とした薬剤ではない。 スピオルト® レスピマット®の【用法・用量】 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回吸入投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 本剤は1日1回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性が あることを理解させ、1日1 回を超えて投与しないよう注意を与えること。(「重要な基本的注意」、「過量投与」の項参照) ●オロダテロール単剤は国内未承認です。

(9)

製品特性

製品特性

臨床成績

臨床成績

2.日本人を含む国際共同第Ⅲ相試験

3-6)

COPD

患者を対象に、チオトロピウム+オロダテロール配合剤

2

用量(

2.5µ

g

/5µ

g、

g

/5µ

g)を、

1

1

52

週間吸入投与したときの有効性・安全性を、単剤(チオトロピウム

2.5µ

g又は

g、及びオロダテロール

g)

と比較検討する。

中等症から最重症(

GOLD Stage

/

/

Ⅳ)

COPD

患者

5,162

例(日本人

413

例を含む)

第Ⅲ相、国際共同、多施設共同、ランダム化、二重盲検、実薬対照、並行群間比較試験(同じデザインで実施した

2

試験)

チオトロピウム+オロダテロール配合剤

2.5µ

g

/5µ

g

、チオトロピウム+オロダテロール配合剤

g

/5µ

g(ス

ピオルト

®

g

/5µ

g)、チオトロピウム

2.5µ

g

、チオトロピウム

g(スピリーバ

®

g)及びオロダテロール

g

を、レスピマット

®

を用いて

1

1

52

週間吸入投与した。

※チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µg、オロダテロール5µgは国内未承認です。 スピリーバ®の国内で承認された効能・効果、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量、用法・用量に関連する使用上の注意、使用上の注意につき ましては最新の添付文書をご参照ください。

試験プロトコール

Visit 2

(無作為化)

(治療終了)

Visit 10

Visit 11

55

52

0

主要評価

24

2

(週目)

Visit 1

(スクリーニング)

2

週間

スクリーニング期間

52

週間

治療薬投与期間

3

週間

後観察期間

Visit 0

(同意)

チオトロピウム+オロダテロール配合剤

2.5µ

g

/5µ

g群

スピオルト

®

g

/5µ

g群

チオトロピウム

2.5µ

g群

スピリーバ

®

g群

オロダテロール

g群

®

2

)安全性

1

副作用

は、スピオルト

®

g

/5µ

gを投与された

139

例中

3

例(

2.2

%)、スピリーバ

®

g投与

138

例中

8

5.8

%)、オロダテロール

g投与

138

例中

6

例(

4.3

%)及びプラセボ投与

138

例中

9

例(

6.5

%)に認められま

した。主な副作用は以下のとおりです。

副作用(海外データ)

プラセボ

n=138

オロダテロール

g

n=138

スピリーバ

®

g

n=138

スピオルト

®

g

/5µ

g

n=139

副作用発現例数

9

6.5

6

4.3

8

5.8

3

2.2

感染症および寄生虫症

1

0.7

1

0.7

1

0.7

0

 鼻咽頭炎

1

0.7

1

0.7

1

0.7

0

神経系障害

2

1.4

1

0.7

3

2.2

0

 頭痛

1

0.7

1

0.7

3

2.2

0

 浮動性めまい

0

0

2

1.4

0

 脳血管発作

1

0.7

0

0

0

 一過性脳虚血発作

1

0.7

0

0

0

心臓障害

1

0.7

1

0.7

0

0

 不整脈

0

1

0.7

0

0

 上室性期外収縮

1

0.7

0

0

0

呼吸器、胸郭および縦隔障害

5

3.6

4

2.9

3

2.2

2

1.4

 咳嗽

2

1.4

1

0.7

1

0.7

0

 発声障害

3

2.2

0

0

0

 咽喉乾燥

0

1

0.7

1

0.7

1

0.7

 呼吸困難

1

0.7

1

0.7

0

0

 慢性閉塞性肺疾患

0

1

0.7

1

0.7

0

 労作性呼吸困難

1

0.7

0

0

0

 気管支分泌増加

1

0.7

0

0

0

 上気道分泌増加

0

0

0

1

0.7

 喀痰増加

0

0

1

0.7

0

胃腸障害

0

1

0.7

1

0.7

2

1.4

 口内乾燥

0

1

0.7

1

0.7

2

1.4

一般・全身障害および投与部位の状態

0

0

1

0.7

0

 胸部不快感

0

0

1

0.7

0

n(%) ※医師の判定による。

MedDRA基本語を基にまとめた(MedDRA ver.16.0)。

チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため削除した。

1)Sauter W, et al. 承認時評価資料: COPD患者対象プラセボ対象24時間呼吸機能試験(1237.20試験) スピオルト® レスピマット®の【効能・効果】 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の 併用が必要な場合) <効能・効果に関連する使用上の注意> 本剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD:慢性気管支炎、肺気腫)の維持療法に用いること。本剤は急性症状の軽減を目的とした薬剤ではない。 スピオルト® レスピマット®の【用法・用量】 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5µg及びオロダテロールとして5µg)を1日1回吸入投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 本剤は1日1回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。患者に対し、本剤の過度の使用により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現する危険性が あることを理解させ、1日1回を超えて投与しないよう注意を与えること。(「重要な基本的注意」、「過量投与」の項参照) スピオルト® レスピマット®の【使用上の注意】(抜粋) 2.重要な基本的注意 (1) 本剤はCOPDの急性増悪の治療を目的としていない。COPDに基づく症状を安定させるためには、本剤を継続して投与する必要がある。ただし、 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。 ●オロダテロール単剤は国内未承認です。 ●スピリーバ®の用法・用量につきましては、最新の添付文書をご参照ください。 チオトロピウム+オロダテロール配合剤2.5µg/5µg、チオトロピウム2.5µgは承認外用量のため、臨床成績から削除した。

3)Sauter W, et al. 承認時評価資料: 国際共同COPD患者対象52週間有効性安全性試験(1237.5試験) 4)Sauter W, et al. 承認時評価資料: 国際共同COPD患者対象52週間有効性安全性試験(1237.6試験) 5)Sauter W, et al. 承認時評価資料: 国際共同COPD患者対象52週間有効性安全性試験(1237.5/6試験併合解析) 6)Buhl R, et al. Eur Respir J 2015; 45(4): 969-979.

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