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個人化・無縁化する社会の公共墓地の変化と対応

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個 人化 ・無 縁化 す る社 会 の

公 共 墓 地 の変化 と対 応

愼 村

久 子

は じ め に 少 子 高 齢 人 口 減 少 社 会 が 進 む 中 で 、 近 年 葬 送 の あ り方 、 そ して 墓 地 も変 化 し て い る。 墓 地 は都 市 に人 ロ 集 積 が 進 み 、 大 都 市 や 大 都 市 周 辺 に 自治 体 の 公 共 墓 地 、 そ の 後 民 間(宗 教 法 人)墓 地 が 多 数 開発 され た。 自治 体 の多 くは人 ロ増 に合 わせ た 墓 地 需 要 に よ っ て 、 大 規 模 な 墓 地 を 造 成 した と こ ろ もあ る。 本 稿 で は、 公 共 墓 地 が 設 置 か ら40数 年 を経 た 所 もあ り、 高 齢 化 の 対 応 、 家 族 の 墓 へ の 意 識 変 化 、 墓 地 の 経 営 的 な持 続 性 の観 点 か ら、 公 共 墓 地 が どの よ うな 対 応 策 を と っ て い る か 、 そ の 内 容 と方 法 と課 題 を考 察 す る。 大 阪 府 下 の 郊 外 型 大 規 模 霊 園 と し て 大 阪 北 摂 霊 園 と大 阪 市 泉 南 メ モ リ ァ ル パ ー ク、 大 阪 市 瓜 破 霊 園 内 の 合 葬 式 墓 地 と 同 市 南 霊 園 内 の 無 縁 堂(慰 霊 堂)、 千 葉 県 浦 安 市 公 園 墓 地 、 京 都 市 深 草 墓 園 の 拡 張 計 画 、 そ して無 縁 社 会 の 中 で 無 縁 仏 を防 ぐ神 奈 川 県 横 須 賀 市 の取 り組 み を具 体 的事 例 と して取 り上 げ る 。 1.郊 外 型 大 規 模 霊 園 を 取 り巻 く 社 会 環 境 変 化 と 郊 外 型 大 規 模 霊 園 の 抱 え る 現 状 と 課 題 大 阪 府 下 の 墓 地 の現 状 と公 共 墓 地 墓 地 行 政 が2012(平 成24)年 第2次 地 方 分 権 一 括 法 に よ り、 都 道 府 県 が も っ て い た 墓 地 、 埋 葬 等 に 関 す る事 務 が 市 町 村 に権 限 移 譲 され た。 そ の た め大 阪 府 下 の墓 地 の 現 状 の 詳 細 資料 は大 阪府 健 康 医療 部 環 境 衛 生 課 に あ ま り残 っ て い な い とい うが 、 引 継 ぎ資 料 か ら3,305m2(1,000坪)以 上 の 墓 地 を 見 る と、 経 営 主

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体 が 市 町村 と宗 教 法 人 を含 め 市 町村 に92カ 所 あ る 。 そ の 中 で 経 営 主 体 が 市 町 村 の 墓 地 は21カ 所 。 ま た 面 積 が10ha以 上 の 大 規 模 墓 地 は 、特 例 民 法 法 人 の 大 阪 北 摂 霊 園98.3497ha、 大 阪 市 設 泉 南 メ モ リ ア ルパ ー ク33.7530ha、 大 阪 市 設 服 部 霊 園21.4107ha、 宗 教 法 人 楠 公 寺 大 阪 生 駒 霊 園 16.0552ha、 宗 教 法 人(仮 称)大 阪 御 堂 霊 園28.8152ha、 富 田 林 市 公 園 墓 地 11.2846ha、 貝 塚 市 墓 地 公 園10.7000haで あ る 。 霊 園 の 設 立 年 と経 営 主 体 、 規 模 に よっ て 社 会 変 化 の 受 け 方 や 対 応 は 異 な っ て くる。 こ の 中 で 、 公 共 墓 地 で 面積 規 模 が 大 き い大 阪 北 摂 霊 園 と泉 南 メ モ リ ア ル パ ー ク を事 例 に社 会 変 化 へ の対 応 や 課 題 を考 え て み る。 1大 阪 北 摂 霊 園 の 設 置 の 歴 史 と 現 状 、 そ し て 対 応 1-1こ れ ま で の経 過 と現 状 大 阪 北 摂 霊 園 は、 千 里 ニ ュ ー タ ウ ン(大 阪 府 豊 中 市 、 吹 田 市 に跨 り、 開 発 面 積 は約1,160ha、 計 画 人 口15万 人 、 日本 最 初 の 大 規 模 ニ ュ ー タ ウ ン)の 建 設 を 機 に 、 ニ ュ ー タ ウ ン とそ の 周 辺 市 町 村 の住 民 の 墓 地 需 要 に対 応 す る た め 、 大 阪 府 企 業 局(当 時)に よっ て 計 画 され た。1973(昭 和48)年 に 開 園 し、 段 階 的 な 墓 域 整 備 と墓 所 使 用 者 の 年 次 募 集 を経 て 、2009(平 成21)年 度 に墓 所 整 備 を完 了 して い る。 現 在 は、 墓 所 使 用 者 の 管 理 と施 設 維 持 管 理 が 主 体 業 務 に な っ て い る。 しか し、 未 貸 付 墓 所 や 返 還 墓 所 の 使 用 者 の 常 時 募 集 を行 っ て い る 。 そ し て2017(平 成 29)年10月1日 に、 合 葬 墓 地 の 開所 式 を行 い 使 用 開始 した 。 そ れ は 「近 年 の 少 子 高齢 化 な どの社 会 変 化 に よ っ て多 様 化 す る 墓 地 ニ ー ズ に対 応 す る た め 」 整 備 を進 め て きた 、 とい う。 1968(昭 和43)年 に大 阪 府 企 業 局 が 「北 摂 公 園 墓 地 基 本 計 画 」 を策 定 して か ら2017年 で49年 、 開 園 して か ら44年 が 経 つ 。(表1) ・位 置 同墓 地 の 位 置 は 、 大 阪府 豊 能 郡 豊 能 町 高 山 、 箕 面 市 粟 生 間谷 、 茨 木 市 泉 原 の

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個 人化 ・無縁化 する社 会の公共墓地の変化 と対応 表1事 業経 過 昭 和43年11月 昭 和45年 昭 和48年6月 昭 和48年ll月 平 成17年11月 平 成21年12月 平 成28年11月 平 成29年10月 大阪府が千里 ニュー タウンをは じめとする府民の墓地需要 に対 応する ことを目的に 「北摂 公園墓地基本計画」 を策定 大阪府企業局 に よる用地の取得 ・造成 の開始 側)大阪府千里 セ ンターに移管(有 償 譲渡)の うえ同法人が墓 地経営許可 を取得 大阪北摂霊 園開園 側)大阪府千里 セ ンターの解散 に伴 い、圃 大阪府 タウン管理財 団が事業承継 し墓地経 営許可 を取得 11区10番芝生墓所 整備完了(244区 画) 合葬式墓地建設工事 着工 合葬式墓地使用 開始 (出典:(一 財)大 阪 府 タ ウ ン管 理 財 団) 3市 に ま た が り、98.3ha(98万3,497m2)の 広 大 な土 地 で あ る。 墓 地 全 域 は 山 林 地 に あ り、 最 も高 い と こ ろ で600m、 事 務 所 が あ る 入 りロ付 近 で400mの 位 置 で 、 墓 所 区 画 か らは 大 阪 北 部 を見 渡 せ る景 観 が 良 い 。 地域 と の景 観 協 議 に よ り 下 方 か ら は墓 地 区 域 は見 え な い 。 ア ク セ ス は千 里 ニ ュ ー タ ウ ンの 中心 駅 で あ る 、 阪 急 北 千 里 駅 か ら タ ク シー で は30分 、 千 里 中 央 駅 を経 由 して 路 線 バ ス(阪 急 バ ス)で は50分 で か か る。 園 内 は広 く登 っ て い くた め、 路 線 バ ス が そ の ま ま構 内 を運 行 し、 停 留 所 が9カ 所 設 け られ て い る。 ・面 積

公 園墓 地 は93.8haと 広 大 で あ るが 、 そ の 内墓 域 は24.9ha、 純 墓 所 は12.2ha、 施 設 は5.6haで 、 残 り67.8haと 全 面積 の3分 の2は 保 全 緑 地 で あ る。 国 道 か らの勝 尾 寺 を通 過 し、 同霊 園 に進 む と周 辺 の 山 林 の樹 々 が 四 季 折 々 の 景 色 を彩 り、 渓 流 と 山並 み が 見 え る 。(図1) ・墓 所 の 種 類 広 大 な 墓 域 は 、 芝 生 墓 所(3m2∼12m2)と 一 般 墓 所(2m2∼30m2)、 ま た 階 段 墓 所(3m2∼)の3種 類 。 芝 生 墓 所 は 、 緩 や か な斜 面 に 洋 風 の 墓 石 が 並 ぶ 。 巻 石 が な い た め 、3m2と12m2で は墓 石 の 間 の 空 間 の 広 が りが 異 な る が 、 芝 生 地 で参 拝 者 が 座 っ た りす る 場 面 もあ る。

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大 阪 北 摂 霊 園 全 体 図

大 阪北 摂霊 園 管理事 務所 (豊能 郡豊 能 町高 山235-1) () ⊥ 囲 p ● バ ス 停 休 憩 所 ・便 所 パ ー キ ン グ モ ニ ュ メ ン ト 休 憩 所

区 涯 一 〇 〇 ⊥ ー ⑥ δ 至茨木高瓢 濠 _ 至泉原 霊園北ロ ② 圏 ② ③ ④ ⑤ 1区 ⑥ ⑦ ⑧ ⑭ ⑪ モニュメン

旧事務所 2 囲

ノ ノノ , ,' .〃 ン 至箕面ダム/り 図1北 摂 霊 園 全 体 図 (出典 ② 駆

1灘

(一 財)大 阪府 タ ウ ン管 理 財 団)

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個 人 化 ・無 縁 化 す る社 会 の公 共 墓 地 の変 化 と対応 も_噛 翌  し  じ 一lJ∫ 「'、 ・ ,㌧ 、

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,1 写真1芝 生 墓所 写真2一 般墓所 」.凶4

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蝿 琵 置覧F触 マ瞬, 雲 写 真3階 段墓 所 一 般 墓 所 は 平 地 に 純 和 風 の 墓 石 が 並 ぶ。 階 段 墓 所 は、 丘 陵 地 の 地 形 をそ の ま ま生 か して 斜 面 地 に 立 っ て い る 。 こ れ まで の 墓 所 整 備 区 画 数 は2万4,624区 画 、 貸 付 区 画 数 は2万2,922区 画 (2017年3月 末)で あ る。(写 真1)(写 真2)(写 真3) ・使 用 料 と管 理 料 同 霊 園 で は 、 後 で 述 べ る が2017年10月1日 に 次 の よ う に 使 用 料 と管 理 料 を 改 定 した 。 まず 「永 代 使 用料 」 は 、芝 生墓 所(4m2∼)は73万 円か ら、一 般墓 所 は(3m2∼) 61万9,000円 か ら、階 段 墓 所(2m2∼)は27万2,000円 か らで 、区 画 の広 さ に よ っ て 異 な る 。 一 方 、管 理料 は園路や施設 の園 内共用 部の清掃 や、植栽 の選定、 施設の維持 109

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補 修 や 電 気 水 道 等 の 費 用 に あ て るた め の料 金 で 、1年 分 払 い 、5年 分 前 払 い の 短 期 、20年 前 払 い の 長 期 の3種 類 が あ り、 選 択 で き る。1年 間 で 芝 生 墓 所 で は 1万5,984円 、 一 般 墓 所 で は8,424円 、 階 段 墓 所 で は5,616円 。1m2あ た りに換 算 す る と、 芝 生 墓 所 は3,996円 と高 め だ が 、 一 般 墓 所 と階段 墓 所 は 同 じ2,808円 で あ る 。 1-2現 在 の 課 題 と対 応 2017年 度 に使 用 料 や 管 理 料 の 改 定 や 、 共 同墓 所(合 葬 墓)の 建 設 ・開所 が 実 施 さ れ た の に は 、 背 景 と理 由 が あ る 。 特 に合 葬 墓 の 開 設 と経 営 改 善 計 画 の 策 定 は、 開 園 か ら40年 余 りが 経 過 す る な か 、 墓 地 を取 り巻 く社 会 の 環 境 変 化 や経 済 的 に は低 金 利 等 の情 勢 変 化 が 大 き い。 「大 阪 北 摂 霊 園 経 営 改 善 計 画 」 は、 長 期 に わ た っ て 安 定 的 な霊 園 の 運 営 を 図 る た め に 、 収 支 の 改 善 と よ り良 いサ ー ビス の在 り方 につ い て 見 直 し を行 っ た もの で 、 取 り組 み 期 間 は2017年 度 か ら2021年 度 の5年 間 と して い る。 経 営 改 善 の 前 に ア ンケ ー ト調 査 を実 施 して い る。 霊 園 が 開 園 して か ら40年 余 が 経 ち、 使 用 者 は千 里 ニ ュ ー タ ウ ン に住 ん で い た 人 た ちが 多 い が 、 そ の 後 人 々 の生 活 は大 き く変 化 。 転 勤 で戻 っ て 来 な い 人 や 、2代 ・3代 目は す で に就 職 な どで ニ ュ ー タウ ンか ら転 出 。 墓 が 霊 園 に在 り、 墓 を継 承 し た い が 、 子 ど もの 負 担 や 迷 惑 を か け た くな い と、 自分 の 代 で 墓 終 い した い 人(墓 所 の 返 還)が 増 え て い る こ とが わ か っ た。 も ち ろ ん 、 東 京 や 海外 の 人 で も使 用 者 は い る。 1-3こ れ まで の開 園以 来 の利 用 状況 と現在 の 利用 状 況 の変 化 便 新 、撤 去 、新 規) 墓 所 の 整 備 区 画 は 一 度 に 開発 す る の で は な く、11区 の10番 の 芝 生 墓 所 の整 備 が 最 後 で2009年 度 に す べ て完 了 して い る 。 1973年 の 最 初 の使 用 か ら2017年 度(8月)ま で の 貸 付 区 画 数 と返 還 区 画 数 の 推 移 を 見 よ う。 貸 付 区 画 数 は1973年 度 当 初 は2,653区 画 、1974(昭 和49)年 度 1,172、1975(昭 和50)年 度2,352、1976(昭 和51)年 度1,352、1977(昭 和52)

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個人化 ・無縁化す る社会 の公共墓地 の変化 と対応 年 度970区 画 と使 用 者 は順 次 伸 び、1980(昭 和55)年 度 に は総 貸 付 数 は1万145 区 画 と1万 を超 え て い る 。1997(平 成9)年 に は2万 区 画 を超 え、 最 も多 い の は2010(平 成22)年 度 で2万3,354区 画 で あ る。 一 方、 返 還 区 画 数 は 、 全 数 に比 べ て わず か で あ り、 顕 著 な傾 向 は な い が 、90 件 を超 え た の が2006(平 成18)年 で 、2011(平 成23)年 以 降 は100件 以 上 に な り、 2016(平 成28)年 度 は171件 に な っ て い る。 墓 所 整 備 が 完 了 し、 一 方 返 還 区 画 が 増 え る傾 向 が 見 られ 、 少 子 ・高 齢 社 会 の 中 で 参 拝 者 の 高 齢 化 へ の 対 応 や 墓 終 い な ど家 族 の墓 地 に対 す る考 え方 の 変 化 や 、 経 営 的持 続 性 の た め に使 用 料 と管 理 料 だ け で な く、 さ ま ざ ま な手 数 料 の 改 定 や新 設 を計 画 して い る 。 第 一 に永 代 使 用 料 の 改 定 に よ る新 規 貸 し付 け の 拡 充 。 こ れ ま で の 標 準4m2 が155万6,000円 の場 合 、 ① 永 代 使 用 料 を2割 値 下 げ して 、124万4,000円 に 、 ② 既 使 用 地 の 再 使 用 は さ ら に2割 減 額 し て99万5,000円 に し た。 ③ 角 地 、 次 地 、 中地 の価 格 差 を解 消 、 そ して ④ 返 還 制 度 も改 正 した。 返 還 制 度 は、 墓 碑 建 立 の 有 無 に よっ て 差 が あ っ た もの を、 契 約 年 数 に応 じた 返 還 率 に改 め た 。 現 行 は 、 年 数 に 関 わ らず 、 未 使 用 の場 合 は3分 の2、 既 使 用 の 場 合3分 の1を 返 還 して い た。 これ を、10年 未 満 、10年 以 上20年 未 満 、20年 以 上 に 区 分 し、20年 以 上 は 未 使 用 や 既 使 用 か は 関 係 な く返 還 金 は 無 い 。 未使 用 の 場 合 、10年 未 満 は3分 の2、10年 以 上20年 未 満 は3分 の1を 返 還 。 既 使 用 の 場 合 は3分 の1、6分 の1で あ る 。 こ の よ う に考 えた の は 、 買 い や す く、 選 択 肢 も増 や し、 申 し込 み を しや す く す る た め で あ る 。 墓 石 代 を入 れ て も、 手 が 届 く金 額 の 範 囲 に な る 。 年 間100件 以 上 あ る 返 還 され る 区画 も増 え、 そ の 利 用 もあ る。 第 二 に 、 墓 地 管 理 料 の 改 定 に よ る 運 営 費 用 の 適 正 化 。 返 還 が 多 くな り、 管 理 料 が 少 な くな っ て き た こ と、 高 齢 化 対 応 で 施 設 で の バ リア フ リー化 や 老 朽 化 施 設 の リニ ュ ー ア ル の 工 事 に お 金 が か か る た め で あ る 。 一 般 ・階 段 墓 所 は 現 行 2,160円/m2/年 を、4m2短 期 の場 合5万6,160円/5年 に改 定 。 芝 生 墓 所 は3,024円/ m2/年 を、7万9,920円 に 改 定 した 。 この 管 理 料 の 改 定 は、 一 般 ・階 段 墓 所 で

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1996(平 成8)年 、 芝 生 墓 所 で1997(昭 和53)年 以 降 な か っ た もの で あ る 。 第 三 に、 手 数 料 等 の改 定 ・新 設 に よ る運 営 費 用 の適 正 化 で あ る。 ① 使 用 許 可 証 再 交 付 手 数 料 と承 継 手 数 料 は現 行1,050円/件 を1,100円/件 に、 ② 埋 蔵 証 明 交 付 手 数 料 とバ ス 特 別 乗 車 証 再 交 付 手 数 料 は1,100円/件 を 新 設 した 。 ③ 法 事 集 会 室 使 用 料 は1,400円/時 間 を、1,500円/時 間 に。 また工 事 徴 収 金(建 立)3,080円/m2、 同(移 転)2,050円/m2、 同(撤 去)0円 を、今 回す べ て の工 事 につ い て5,500円/件 に し た。 これ らは 、 現 在 増 えて きて い るサ ー ビス で 、 現 実 に即 した 対 応 に した 。 上 記 の ほ か 、 第 四 にそ の他 の 改 善 策 もあ げ て い る。 まず 収 支 の 面 に つ い て、 ① 園 内 の外 部 発 注 業 務 ・方 法 の 見 直 し ② 供 花 売 店 や 自販 機 の 設 置 を 有 償 貸 付 に 変 更 ③ 組 織 体 制 の 見 直 し。 そ して さ ら な る魅 力 作 りに つ い て ① 合 葬 式 墓 地 の 整 備 ② 園 内施 設 の 改 良 ・改 修 ③ 管 理 料 の 口 座 振 替 制 度(1年 単 位)の 導 入 が あ る 。 施 設 の 改 良 は、 便 所 の 改 修 や 階 段 手 摺 、 転 落 防 止 策 の設 置 な ど高 齢 化 へ の対 応 や 、 携 帯 電 話 通 信 環 境 の 改 良 も あ る 。 上 記 の 新 規 貸 し付 け の 拡 充 、 経 費 の 見 直 し に よ る収 入 の 増 加 と魅 力 作 り、 そ して 管 理 運 営 の 適 正 化 に よ っ て 、 平 成33年 度 に対27年 度 比 で赤 字 額 の半 減 を達 成 し、 収 支 改 善 効 果(目 標)に よ って 、 安 定 した霊 園 経 営 に持 って い く計 画 で あ る 。 い ず れ も、 周 知 期 間 を経 て2017年10月1日 か ら実 施 さ れ る 。 永 代 使 用 料 は消 費 税 は非 課 税 、 管 理 料 と手 数 料 等 は い ず れ も消 費税 込 み の 金 額 で あ る 。 1-4合 葬 式 墓 地 の 建 設 合 葬 式 墓 地 が2017年10月1日 に使 用 開 始 さ れ た 。 こ れ は 「経 営 改 善 計 画 」 の 料 金 等 以外 の 改 善 策 に あ げ られ て い た 項 目で あ る。(写 真4)(図2) 合 葬 式 墓 地 が で きた 理 由 は 、 少 子 高 齢 化 社 会 も背 景 に あ るが 、 先 に述 べ た よ う に千 里 ニ ュ ー タ ウ ン開発 時 に住 民 で あ っ た 人 々が 同霊 園 に墓 を 建 立 した が 、 そ の 後 転 出 や 次 世 代 ・次 々世 代 が ニ ュー タ ウ ン を離 れ 、 墓 の継 承 が 難 し く な っ

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個 人 化 ・無 縁 化 す る社 会 の 公 共 墓 地 の 変 化 と対 応 ノ

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図2合 葬 式 墓 地 平 面 図 (出典:(一 財)大 阪府 タウ ン管理財団)

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仏 に な っ て しま う。 墓 石 を 撤 去 後 に 遺 骨 を納 め る場 所 が 必 要 で あ る 。 しか し、 臨 翁塾、 園 内になけれ ば 自分の住 む都 市 の近 く

に改葬 す る瓜 どこか に縮 す る必 要 ・.\ 弔 が あ る 。 そ れ が 合 葬 式 墓 地 が 建 設 され …_,・ が'げ 幾 しタ た た め に 、 遺 骨 を動 か さ ず 、 同 じ霊 園 写 真4北 摂霊 園合 葬式 墓地 が 管 理 して くれ る こ とに な る。 ま た 、 遺 骨 を 仏 壇 な どに 既 に持 っ て い る が 承 継 す る 人 が い な い 人 、 承 継 す る 人 は い るが 負 担 をか け た くな い 人 な どが 使 用 を 申 請 した 。 さ ら に 生 前 申 込 も あ っ た 。 予 想 に反 して 、合 葬 墓 の 申 請 者 は 、約100体 の 内3分 の2が 既 存 の 墓 の使 用 者 、 3分 の1が 新 規 使 用 者 で あ っ た。

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当初 か ら合 葬 墓 を選 択 す る人 、 初 め は墓 を建 て 次 世 代 に な れ ば合 葬 墓 に 、 と い う人 な ど、 墓 の 選 択 の 可 能 性 を 高 め る こ とに つ なが る 、 と い う。 合 葬 式 墓 地 は霊 園 の入 り口 付 近 の緩 傾 斜 地 に 建 設 。 直 方 体 の建 築 で レ ンガ 積 み 、 上 部 は ガ ラス 張 りで 周 囲 の 自然 景 観 が 写 る 。 焼 香 台 と献 花 台 は少 し下 方 に あ り、 納 骨 時 は そ こ で 職 員 が 遺 骨 を受 け取 っ て 建 物 真 ん 中 に安 置 し、 そ の 後 職 員 が 納 骨 す る 。 合 葬 式 墓 地 か ら道 路 へ と続 く園 路 沿 い に記 名 板 が 設 置 さ れ て い る 。 安 置 室 に は1,500体 、 地 下 室 に は2万4,000体 が 埋 蔵 で きる。 申 込 区 分 は 、 遺 骨 所 持 者 と生 前 予 約 者 で 、 生 前 は満65歳 以 上 で あ る。 使 用 区 分 と使 用 料 は 、 直 接 合 葬 は 一 体6万4,800円 、5年 間 安 置 後 合 葬 は8 万6,400円 、10年 間安 置 後 合 葬 は12万9,600円 で あ る。 記 名 板 は希 望 制 で1枚3 万2,400円 で あ る 。 同霊 園 の 墓 所 の 返 還 者 に は、 使 用 料 を2分 の1に 減 額 し て い る 。 慰 霊 祭 な ど は して い な い が 、 毎 月 霊 園 が 献 花 を して い る 。 2大 阪 市 の 霊 園 設 置 の 歴 史 と現 状 2-1大 阪市の霊 園の現在 大阪市設霊 園 は、 明治期 の南 霊園 と北 霊園、次 に戦前 に公園様式 で造 られ た 瓜破霊 園 と服 部霊 園、その他小 規模 は霊 園が58か所 で64霊 園あ る。市 民の大 き 表2主 な霊 園 の面積 と貸 付件 数(使 用 数)、 開設年 な ど 霊園名称 面積(m2) 霊 園 面 積(m2) 総面積 に 対 する割合 貸付件数 開設年 月 泉 南 メ モ リア ル パ ー ク 33Z530 計 画83ρ00 完 成6α963 246% 18,248 昭 和54年10月 瓜破霊 園 280,772 85ユ44 30.3% 11950 昭和15年5月 服 部霊 園 192,448 57,268 298% 7,949 昭和16年4月 南霊 園 61,319 39522 64.5% 7,756 明 治40年2月 買 収 北霊 園 20236 約14200 7α2% a208 明 治40年2月 買 収 加 美霊園 15350 約a400 156% 770 昭和30年4月 合 併 そ の他(58霊 園) 74176 約41ρ00 56.5% 約22,㎜ 計(64霊 園) 981,831 約7LOOO (出典:大 阪市環境局)

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個人化 ・無縁化す る社会の公共墓地の変化 と対応 な 墓 地 需 要 に 対 応 す る た め 造 られ た 、 市 設 最 大 規 模 の 公 園 様 式 墓 地 と して 泉 南 メ モ リ ア ルパ ー クが あ る 。 2-2大 阪 市 の 泉 南 メ モ リア ル パ ー ク 泉 南 メモ リア ル パ ー ク は 、 大 阪 市 が 大 阪 市 市 民 の 墓 地 需 要 に対 応 す る た め 、 大 阪 市 外 そ れ も和 歌 山 県 にす ぐ に 隣接 す る 大 阪 府 阪 南 町 箱 作(現 在 は 阪 南 市) に 建 設 した 。1979(昭 和54)年10月 に 開 園 、総 面 積 は34ha、 霊 域 は8万3,000m2、 施 設 ・園 路2万6,000m2、 緑 地23.Ihaの 大 規 模 な、芝 生 式 の 公 園 墓 地 で あ る。(写 真5)(写 真6) 同 墓 地 の特 徴 は、 西 方 に大 阪 湾 の 広 大 な 海 や 関 西 国 際 空 港 を 見 渡 せ る 景 観 が 抜 群 に よ い こ とで あ る 。 そ れ は 、 国 道26号 線 沿 い の 入 り口 か ら、 丘 陵 地 を 上 る よ うに 区 画1∼6ま で 設 計 さ れ 、 そ れ ぞ れ の 区 画 か ら海 が 見 え 、 また 四 季 折 々 の 樹 林 地 や 花 々 が 景 色 を 彩 る か らで あ る。 そ の た め 、 霊 地 の 大 き さ を1カ 所 2.75m×1.lmの 均 等 区 画 と し、 また 墓 石 の 形 を定 め て い る。 使 用 料 と管 理 料 は 、2017年 度 の新 規 墓 地 で 、 大 阪 市 民 と阪 南 市 民 は 一 般 区 で 68万&800円 、両 市 以 外 の 人 は103万2,000円 で あ る。 これ 以 外 に 「割 増 区 」や 「再 募 集 霊 地 」 が あ り、 使 用 料 が 割 増 区 は霊 地 の 場 所 が特 段 に 良 い 所 で 一 般 区 よ り や や 高 く、 再 募 集 は 返 還 され た霊 地 で 新 規 よ りや や 安 い 区 画 で あ る。 管 理 料 は .勉 〆

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ゆゆ κ 誹㌔ 錺 琶. 写 真6泉 南 メ モ リア ルパ ー ク 芝 生 式 公 園 墓 地

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い ず れ も27万 円 と 同 等 で あ る。 管 理 料 は 年 間1万3,500円 で20年 間 の 前 納 。20 年 間 の 契 約 の使 用 後 、 どの よ うな こ とが 起 きて い る の か を後 で 見 よ う。 管 理 運 営 は 、1979年 当 初 飼 大 阪 市 霊 園 サ ー ビス 公 社 に大 阪市 が 管 理 を 委 託 し て い た 。 そ の 後 、 同公 社 が(助環 境 事 業 協 会 に吸 収 され 、 そ こ に 管 理 委 託 され た 。 さ ら に2006年 に指 定 管 理 制 度 の 導 入 に よ り、 同協 会 が 指 定 管 理 者 に な り、 現 在 は 別 の 共 同事 業 体 組 織 で あ る泉 南 メ モ リア ル パ ー ク管 理 グ ル ー プが 指 定 管 理 者 と な っ て い る。 2-2--1現 在 の 課 題 設 置 か ら既 に約40年 を経 過 し、 近 年 急 激 に利 用 者 が 減 少 す る傾 向 に あ る 。 泉 南 メ モ リ ア ル パ ー ク の墓 石 建 立 と撤 去 数 の推 移 か ら現 在 の 大 きな 課 題 が わ か る。 こ こ15年 ほ どの 墓 石 建 立(新 規 貸 し付 け)と 撤 去(返 還)数 を見 て み る と、 新 規 貸 し付 け は2003(平 成15)年 度 ∼2008(平 成20)年 度 まで は年 間200件 以 上 、 しか し2003年 度 は293件 と約300件 で あ っ た が 、2008年 度 は219件 に 減 少 。2009 年 度 ∼2013(平 成25)年 度 は172件 か ら199件 と約200件 を 維 持 。 しか し2014(平 成26)年 度 に は87件 と な り、2015年 度100件 、2016年 度93件 と約100件 に な っ て い る。 こ の 約10年 間 で300件 、200件 、100件 と減 少 傾 向 をた どっ て い る。 一 方 、 墓石の撤去 は直線 的に右肩上 が りで増加 。2003年 度 は45件 であ ったが、 2016年 度 は202件 で あ る 。2013年 度 以 降 は返 還 区 画 数 が 新 規 貸 し付 け 数 を上 回 る状 況 が 起 きて い て 、 近 年 そ の 差 は拡 大 す る ば か りで あ る。 2-2-2大 阪 市 市 政 モ ニ タ ー 「墓 地 に 関 す る市 民 意 識 調 査 」 に み る変 化 こ の 理 由 は い くつ か あ る 。 大 阪市 が2016年8月 に実 施 し た市 政 モ ニ タ ー ア ン ケ ー ト 「墓 地 に 関 す る 意 識 調 査 に つ い て 」(電 子 申請 ・環 境 局)か ら、 今 後 の 方 向 を見 る こ とが で きる 。 回 答 者 数 は646名 で 、 回 答 率 は81.1%。 男 女 の 割 合 は ほ とん ど半 分 ず つ 。 全

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個人化 ・無縁化す る社会 の公共墓地 の変化 と対応 体 の 世 代 別 割 合 は 、29歳 以 下9.1%、30歳 代20.7%、40歳 代21.7%、50歳 代 23.2%、60歳 以 上25.2%と な っ て い る 。 世 代 全 体 で は20歳 以 下 を 除 い て ほ ぼ 割 合 は 同 じだ が 、 世 代 別 の 男 女 回 答 数 は 男 女 で異 な り、 女 性 で は40歳 以 下 の 回 答 数 が 多 く、 男 性 で は60歳 以 上 が 多 く、 数 値 に影 響 を与 え て い る可 能 性 が あ る 。 例 え ば、 「お 墓 の 必 要 性 につ い て 」、 全 体 で は 「必 要 だ と思 う」45.0%、 「必 要 だ と思 わ な い 」34.5%だ が 、 男 女 別 で は 男 性 が 女 性 よ り必 要 性 を 高 く考 え 、 世 代 別 で は40歳 代 が 最 も必 要 性 を低 く考 え て い る。 そ の 理 由 の 一 つ は、 墓 に 対 す る意 識 の 変 化 で あ る。 「将 来 的 に お 墓 を持 ち た い と思 い ます か 」 の 問 い に、 「お 墓 を持 って い る 」 人 は40.1%、 「持 っ て い な い 」 人 は59.9%と 持 っ て い な い 人 は6割 い る。 しか し、 持 っ て い な い 人 で 「お 墓 を 持 ち た い 」 と思 う人 は18.3%し か な く、 「持 ち た い とは 思 わ な い 」 人 は51.4%、 「わ か ら な い 」 人 は30.2%で あ る。 お 墓 の 所 有 ・ 未 所 有 を合 わ せ た全 体 で は、 「持 ち た い と思 う」 は11.0%、 「持 ち た い とは 思 わ な い 」 が30.8%、 「わ か らな い 」 が18.1%で 、 持 ち た い と思 う 人 は約1割 しか い な い 。 で は 「お 墓 を持 ち た い と思 わ な い 理 由」 を 「持 ち た い と思 わ な い」 人 に聞 い て い る。 最 も多 い の は、 「お 墓 の 維 持 が 大 変 で 子 ど も に負 担 が か か る 」 が45.2%、 次 い で 「お 墓 を 用 意 して も継 ぐ人 が い な い か ら」19.6%、 「お 墓 の 入 手 や 維 持 に お 金 が 要 る」13.1%、 「お 墓 の 維 持 、 管 理 が 面 倒 」10.1%、 「そ の他 」12.1%で あ った 。 そ の 他 の 内 容 と して 、 お 墓 の必 要 性 を 感 じ な い(15人)や 、 将 来 的 に 管 理 で きる か わ か ら ない 等 が あ っ た。 子 ど もへ の 負 担 や 継 承 者 が い な い とい う 人 が65%を 占 め 、 維 持 管 理 に 困 難 を感 じて い る 。 ま た 、 現 在 は墓 地 の 経 営 主 体 は多 様 で あ る。 そ こ で 、 「墓 地 の 経 営 主 体 と し て どれ が 望 ま しい か 」 を 聞 い て い る。(回 答 者646人)「 都 道 府 県 や 市 町 村 が 経 営 す る墓 地 」 が39.5%、 「寺 院 や 宗 教 法 人 が 経 営 す る墓 地 」 は20.6%、 「古 くか

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らあ る地 域 に あ る共 同 の 墓 地 」7.6%で 、「わ か ら な い」29。4%、 「そ の他 」2.9% で あ る。 「そ の 他 」 は特 に こ だ わ らな い、 墓 を持 つ つ も りが な い 、 墓 終 い を考 え て い る く らい で あ る 等 で あ っ た 。 市 政 モ ニ ター 調 査 か ら、 墓 地 の 経 営 主 体 と して 自治 体 を望 ん で い る が 、 子 ど もへ の 負 担 や 継 承 の不 安 、 ま た経 済 的 な 理 由 か ら、 お 墓 を持 ち た い と思 わ な い 人 の 割 合 が 多 い こ とが 分 か る。 こ う した新 規 貸 し付 け が 減 少 して い る こ と と 同 時 に、 墓 石 の 撤 去 、 つ ま り現 在 墓 が あ る の に使 用 を 継 続 しな い 件 数 の増 加 が 課 題 で あ る。 この 理 由 の1つ は 、 当 初 に利 用 を契 約 した 市 民 が 高 齢 化 した こ と に よる 。 例 え ば 当 時40歳 代 で 契 約 した 人 は現 在80歳 代 に な っ て い る な ど、 利 用 者 の 高 齢 化 に よ り墓 参 が 難 し くな り返 還 さ れ る 場 合 が あ る 。 承 継 者 が い れ ば 子 ど も世 代 が 墓 を 継 承 で きる が 、 先 に 示 した よ う に再 契 約 せ ず に返 還 す る場 合 が 増 え て い る の で あ る。 そ の 理 由 は 、 次 世 代 の 承 継 者 が い て も、 大 阪 市 以外 の 遠 方 の 他 府 県 、 近 畿 圏 外 、 首 都 圏 な ど に居 る 場 合 は返 還 す る ケ ー ス が 多 い 。 こ う した状 況 を見 る と、 高 度 経 済 成 長 時代 に地 方 か ら大 都 市 の 大 阪市 を 中心 と した 近 畿 圏 に移 動 した 人 た ち が 大 阪 市 の 墓 地 を1980年 代 に 取 得 した が 、 さ ら に 、 一・極 集 中 の 状 況 が 見 られ る 首都 圏 な どへ の 生 産 年 齢 人 口 の 人 口移 動 に よ り、 墓 の 承 継 が 難 し くな っ て い る と考 え られ る 。 また 、 同墓 地 の 契 約 は20年 間 で 、 使 用 を 延 長 す る 再 契 約 時 に 、 高 齢 に よ り経 済 的 負 担 の た め 、 遺 骨 を合 葬 墓 に 移 動 させ た い 人 が 多 い 。 しか し泉 南 メ モ リ ア ル パ ー ク に は 、 共 同墓 ・合 葬 墓 が 設 置 さ れ て い な い 。 そ の た め 、 大 阪 市 で は市 設 墓 地 の1つ で あ る 瓜破 霊 園(大 阪 市 平 野 区)の 合 葬 墓 の利 用 を呼 び掛 け て い る 。 この 共 同 墓 は瓜 破 霊 園 の一 角 に2010年 に開 設 され て い る 。 しか し多 くの 遺 骨 は 大 阪 市 内 の 天 王 寺 駅 に近 い一 心 寺 ・骨 仏 に納 骨 す る人 が 多 い と言 う。 また 、 継 承 者 の 不 安 が あ る利 用 者 も合 葬 式 共 同墓 の あ る他 霊 園 に、 移 動 す る 人 も多 くな っ て い る。

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個 人化 ・無縁化 する社 会の公共墓地の変化 と対応 2-2-3課 題 へ の 対 応 第 一 に 、 も し新 規 貸 し付 け の 利 用 者 を増 や す 努 力 をす る と して も、 こ の ま ま 新 規 貸 し付 け よ り返 還(撤 去)数 が 増 え て い き、 基 数 が 減 少 して い け ば、 どの ラ イ ンが 経 営 的 に リ ミッ ト、 限 界 に な る の か を 見 極 め る必 要 が あ る だ ろ う。 市 町 村 の 墓 地 は永 続 的 経 営 が 義 務 付 け られ て お り、 そ の 経 営 の方 向 性 は どの よ う に考 え られ て い る の だ ろ うか 。 市 民 が 墓 地 の 経 営 主 体 と し て 「都 道 府 県 や 市 町 村 が 経 営 す る墓 地 」 を4割 も望 ん で い る の は 、 永 続 的 に 経 営 さ れ る こ とを 期 待 し、 安 心 感 が あ る か らで あ る 。 第 二 に、 ① 現 在 の 利 用 者 の 高 齢 化 問 題 と② 承 継 者 問 題 に どの よ う に 対 応 す る か 、 で あ る 。 この2つ の 課 題 に対 応 す る に は 、1つ に は承 継 者 が い な くて も よ い お 墓 を考 え る こ とで あ る。 ① 納 骨 の 当初 か ら共 同 墓(合 葬 式 墓 地)を 造 る、 ② 個 人 ・家 族 墓 か ら返 還 の 時 に 共 同墓(合 葬 式 墓 地)に 移 動 で き る よ う にす る 、 ③ 有 期 限 の 個 人 ・家 族 墓 に して 期 限 が 来 れ ば 共 同 墓(合 葬 式 墓 地)に 移 動 す る方 法 で あ る。 この 場 合 、 期 限 を25年 、30年 、50年 な ど何 年 に設 定 す るか 、 また 撤 去 費 用 を前 払 い す る 方 法 も考 え られ る。 い ず れ に して も共 同墓(合 葬 式 墓 地)が 必 要 に な る 。 も う一 つ の 方 法 は④ 樹 木 葬 墓 地 で あ る。 合 葬 式 墓 地 、 ま た は樹 木 葬 墓 地 か 、 あ る い は両 方 か 、 そ の違 い は何 か 、 ま た 同地 の 特 性 を 考 え る必 要 が あ る。 ・使 用 料 と管 理 料 、使用 期間 と返 還時の対応 新 規 霊 地 使 用 料(永 代 使 用 料)は68万8,000円 、管 理 料 は20年 分 前 納27万 円 で 、 計95万5,800円 で あ る。 こ の 一 般 区 以 外 に 「割 増 区」 が あ る。 こ れ は霊 園 の 中 央 に位 置 し、 景 観 的 に優 れ た 区画 で 、 一 般 区 の 約1割 増 しの 金 額 に な っ て い る。 ま た 、 「再 募 集 霊 地 」 は返 還 さ れ た 墓 所 の カ ロー トを取 替 え て募 集 して お り、 約L5割 使 用 料 は安 い 。 大 阪市 設 で あ る が 、 阪 南 市 に造 っ た 経 緯 か ら阪 南 市 民 は 大 阪 市 民 と 同 じ条 件

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で あ る が 、 約3.5割 増 しで あ る。(新 規 で は計130万2,000円) 実 際 は、 こ の 永 代 使 用 料 と管 理 料 に、 墓 石 代 を付 加 す る と、100万 円 以 上 に な る 。 同霊 園 が 設 置 され た の は1979年 で 、2017年 で38年 経 過 した 。 当 時 墓 を建 て た 人 が 例 え ば40歳 代 だ とす れ ば 、 現 在80歳 代 に 近 くな っ て い る。80歳 代 か ら さ ら に20年 間 の 管 理 料 の 契 約 更 新 を躊 躇 す る利 用 者 が い る と考 え られ る。 墓 の 承 継 者 が い るか 、 い て も墓 参 に 来 る か 、 子 ど もへ の 負 担 に な る、 と考 え る利 用 者 も い る 。 ・民 間霊 園 の 墓 地 使 用 料 と管 理 料 、墓 石 代 な どの 変 化 墓 地 不 足 と高 度 経 済 成 長 時 代 に は 高 額 な墓 が 見 られ た が 、 景 気 動 向 も関 係 し て 、 近 年 小 さ な 区 画 で あ る が 、 墓 所 使 用 料 と管 理 料 と墓 石 代 を含 め て100万 円 を下 回 る 民 間霊 園 も あ る 。 す る と、 墓 地 の利 用 者 に対 して 経 済 的 に 競 争 上 の 劣 位 に 置 か れ て し ま っ て い る 。 市 政 モ ニ タ ー か ら見 る 数 字 は そ れ を示 して い る。 ・施 設 イ ン フ ラ の老 朽 化 と状 況 へ の対 応 同霊 園 は 開設 以 来 約40年 を経 過 し、 施 設 、休 憩 所 、 設 備 関 係 、 道 路 等 が 老 朽 化 して きて い る こ と、 ま た 高 齢 化 に伴 う対 応 も必 要 に な っ て い る 。 駐 車 場 は3か 所 あ っ た が 、 駐 車 場 か ら 区 画 まで 徒 歩 で坂 道 を上 る な ど で 、 近 年 霊 地 の あ る 区 の付 設 の駐 車 場 を 区 割 りの端 に 造 っ て い る。 丘 陵 地 に あ る た め 、 坂 道 は 高 齢 者 に は 困 難 で、 構 内 の 循 環 バ ス や霊 地 に近 くに 駐 車 場 が 必 要 に な る。 現 在 循 環 バ ス や 駐 車 場 を整 備 して い る 。 しか し、 階 段 状 の構 造 な ど改 変 が 難 し い 構 造 物 もあ る。 通 路 の手 す りの 改 修 や 設 置 が 必 要 で、 通 路 を安 全 に通 行 で き る よ うに 計 画 的 に 整 備 を進 め て い る 、 とい う。 休 憩 所 の トイ レ も高 齢 化 に伴 い 洋 式 へ の 改 修 も必 要 に な り、 現 在 計 画 的 に進 め られ て い る 。 しか し、 こ の よ う な老 朽 化 や 新 しい 時 代 に対 応 し て イ ン フ ラ を 更 新 ・改 修 し て い くに は 、 整 備 費 が 必 要 に な り、 どの よ うに 経 費 を捻 出 して い くの か が 大 き な課 題 で あ る。

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個人化 ・無縁化す る社会の公共墓地の変化 と対応 2-3大 阪 市 設 瓜 破 霊 園 内 「合 葬 式 墓 地 」 の 現 状 大 阪 市 の合 葬 式 墓 地 は 大 阪 市 設 瓜 破 霊 園 内(大 阪 市 平 野 区瓜 破 東)に2010年 3月 に供 用 を 開 始 し、 現 在8年 目に な る 。 「近 年 の 都 市 化 ・少 子 高 齢 化 に 合 わ せ て 利 用 され る 方 の ニ ー ズ に 応 え る新 し い タ イ プ の お 墓 」 と あ る。 当 初 毎 年 800体 を埋 蔵 す る と し て、60年 間 に2万4,200体 を埋 蔵 で き る計 画 に な っ て い る。 (写 真7)(写 真8) 構 造 は、 池 に 円 状 の 島 が あ り、 中 心 に球 が あ る。 そ の 地 下 が埋 蔵 室 で 、 地 上 の 扇 形 の 礼 拝 ・献 花 所 が あ り、 そ こか ら中心 の 球 形 を 拝 む 形 式 で あ る。 使 用 で きる の は、 現 在 遺 骨 が あ り埋 蔵 す る場 合 で 、(1)住民 登 録 が3か 月 以 上 あ る 大 阪 市 民 、 ま た(2)市民 以 外 で① 生 前 に 大 阪 市 民 で あ っ た 人 の 遺 骨 を埋 蔵 す る 人 、② 市 設 霊 園 の 使 用 者 で 現 在 使 用 中 の霊 地 を返 還 した う え で 現 在 の遺 骨 を 改 葬 す る 人 、 ③ 市 立 服 部 納 骨 堂 の使 用 者 で納 骨 して い る 遺 骨 を 改 葬 す る 人 が 対 象 で あ る。 しか し生 前 予 約 の 制 度 もあ る。 申 し込 み 時 に 住 民 登 録 が3か 月 以 上 は 同 じだ が 、 満65歳 以 上 が 条 件 で あ る。 使 用 料 は直 接 合 葬 型 が1体5万 円 、10年 間保 管 後 合 葬 型 は10万 円 、20年 保 管 後 合 葬 型 は15万 円 で あ る。 当 初 年 問800体 の 受 入 れ を想 定 し て い た が 、 現 在 は 約300体 前 後 で あ る 。 また 、利 用 者 は ほ と ん どが 直 接 合 葬 型 を選 ん で い る とい う。

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1紀 . 遡 乏 遡ll, ご 1← ・η 写真7瓜 破 霊 園合 葬式 墓地 写 真8瓜 破 霊 園記名板

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合 葬 墓 地 の 前 に は何 列 も石 板 が 建 て られ て い て 、 遺 骨 の埋 蔵 後 記 名 版 に彫 刻 で き る。 氏 名 と生 没 年 月 日が 彫 刻 さ れ 、 記 名 料 は 一 体 あ た り5万 円 で あ る。 合 葬 墓 地 に埋 蔵 す る 人 は、 墓 終 い で地 方 か ら親 族 の 遺 骨 を埋 蔵 す る 人 もい る。 8人 も記 名 して あ る家 族 も い る 。 夫 婦 で 一 人 を埋 蔵 して 、 記 名 し、 後 ろ に も う 一 人 の 配 偶 者 の 氏 名 を 彫 刻 す る ス ペ ー ス を 空 け て お く 。 しか し、 先 に 亡 くな っ た 配 偶 者 は埋 蔵 で きる が 、 後 で亡 くな っ た 配 偶 者 の 遺 骨 を合 葬 墓 地 に届 け て も ら う人 が い な い 場 合 、 夫 婦 一 緒 に 合 葬 墓 地 に 入 れ な い ケ ー ス が あ る。 誰 か が 生 前 の 使 用 許 可 書 と遺 骨 を 持 っ て墓 地 に来 な い と、 後 で 亡 くな っ た 配 偶 者 は 、 火 葬 後 引 き取 られ ず に無 縁 遺 骨 とな って 、 大 阪 の 南 霊 園 にあ る無 縁 堂 に埋 蔵 され る か らで あ る 。 墓 地 の 承 継 者 が い な い 人 や 、 家 族 に迷 惑 を か け た くな い とい う人 が 合 葬 墓 地 の利 用 者 に な る場 合 が 多 い が 、 遺 骨 を墓 地 まで 届 け る 人 が い な い と、 利 用 者 の 意 図 は 達 成 さ れ な い 。 生 前 契 約 な ど後 見 人 の 必 要 性 を伝 達 す る 、 あ る い は 情 報 提 供 す る な ど対 策 が 必 要 で あ る。 2-4新 しい無 縁 堂 の設 置 、 現 在 は 「慰 霊 碑 」 の 文 字 上 記 の よ う に 、 墓 地 の承 継 者 が い な い 、 ま た い て も次 世 代 に負 担 をか け た く な い と、 合 葬 墓 地 に入 る準 備 をす る 人 、 誰 か に 納 骨 を依 頼 す る 人 は よ い。 しか し、 火 葬 後 に遺 骨 を引 き取 られ な い 人 は行 政 が 無 縁 仏 と して 合 祀 す る こ とに な る。 京 都 市 で は深 草 墓 園 の 共 同 墓 に 一 般 納 骨 者 と一 緒 に合 祀 して い る。 しか し、 自治 体 に よ っ て は 無縁 仏 を 別 の 墓 に合 祀 して い る 。 大 阪 市 の 斎 場 は5ヵ 所 あ り、 毎 年 瓜 破 、 北 、 小 林 、 鶴 見 、佃 の 斎 場 の 無 縁 仏 を、1年 間 は 各 斎 場 で 保 管 し、 1年 後 に 秋 の 慰 霊 祭 を行 っ て 、 そ の後 に南 霊 園 に 在 る無 縁 堂 に合 祀 して きた 。 毎 年 慰 霊 祭 は9月 中 旬 に実 施 され る た め 、 前 年 の9月1日 ∼ 翌 年8月31日 ま で 火 葬 した もの で あ る 。 内 訳 は 行 旅 、民 生 、一 般 の 区 分 で 、「行 旅 」 は行 旅 死 亡 人 、 「生 保 」 は生 活 保 護 受 給 者 、 「一 般 」 は そ れ 以 外 の 人 で あ る 。(表3) 無 縁 仏 の 総 数 を見 る と、1997年 は684件 、 そ れ が1,043件 と1,000件 を超 え る

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個人化 ・無縁化す る社会 の公共墓地 の変化 と対応 表3大 阪市 無縁 仏合 祀件 数 慰霊 祭実施年月 日 行 旅 民 生 一 般 合 計 平成9年9月18日 71 551 62 684 平 成10年9月21日 89 525 76 690 平 成ll年9月21日 128 554 77 759 平 成12年9月21日 138 619 83 840 平 成13年9月21日 135 660 60 855 平 成14年9月20日 108 730 62 goo 平 成15年9月19日 89 776 64 929 平 成16年9月17日 ll2 871 60 1,043 平 成17年9月16日 117 847 80 1,044 平 成18年9月15日 99 1,014 100 1,213 平 成19年9月14日 69 1,042 99 1,210 平 成20年9月10日 85 1,201 ll3 1,399 平 成21年9月16日 63 1,223 122 1,408 平 成22年9月8日 74 1,325 125 1,524 平 成23年9月15日 71 1,498 168 1,737 平 成24年9月12日 59 1,668 163 1,890 平 成25年9月ll日 45 1,605 200 1,850 平成26年9月9日 59 1,723 169 1,951 平成27年9月9日 75 1,764 200 2039 平 成28年9月14日 78 1,894 184 2,156 平 成29年9月13日 27 ao26 198 a251 の が2004年 、 そ し て 順 次 増 え2,000件 を 超 え る の が2015年 、 そ し て2017年 に 納 骨 さ れ た の は2,251件 で あ る 。 こ の20年 間 で3.3倍 に 増 加 し て い る 。 内 訳 を 見 る と 、 「行 旅 」 は1997年 に71件 で あ っ た が 、100前 後 の 横 ば い 状 態 が 続 き 、2007(平 成19)年 か ら は 約60∼80件 で 推 移 し、2017年 に27件 だ け で あ る 。 一 方 「民 生 」 は1997年 に551件 が 順 次 増 え2006年 に1 ,014件 と1,000件 を 超 え 、 2017年 に は2,026件 と2,000件 を 超 え た 。 「一 般 」 は1997年 は62件 で 横 ば い 状 態 で あ っ た が 、2006年 に100件 を 超 え 、 平 成25年 に200件 に な り横 ば い 状 態 で あ る 。 こ の20年 間 で 、 「行 旅 」 は 減 少 、 「民 生 」 は3.7倍 、 「一 般 」 は3.2倍 に な っ て い る 。 「一 般 」 も 増 え て い る が 、 総 数 の 伸 び は 生 活 保 護 受 給 者 で あ る 。 今 後 高 齢 化 が さ ら に 進 み 、 高 齢 者 の 貧 困 率 が 高 ま る と 生 活 保 護 が 増 加 す る と予 測 さ れ 、

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室 響繊磯 面…"…'一'r"無 縁 仏 が 増 え る 可 能 性 が あ る 。 も ち ろ {}ん 生活保灘 給 者 に遺 骨の承儲 もレ・   の

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写 真92017年 の新 しい 「慰霊碑 」 村 長 が こ れ を 行 わ な け れ ば な ら な い 」 と さ れ 、 また 「2前 項 の 規 定 に よ り埋 蔵 又 は火 葬 を行 っ た と き は、 そ の 費 用 に 関 して は 、 行 旅 病 人 及 び行 旅 死 亡 人取 扱 法(明 治32年 法 律 第93号)の 規 定 を準 用 す る 」(「墓 地 、埋 葬 等 に 関 す る法 律 」 第9条)と な っ て い て 、 同 法 に従 っ て 行 わ れ て い る。 大 阪 市 は こ れ まで の 無 縁 堂 へ の 納 骨 が い っ ぱ い に な り、2017年 に これ ま で の 無 縁 堂 を解 体 し、 新 た な 無縁 堂 を建 立 した 。 名 称 も 「慰 霊 堂 」 と改 め て い る 。 建 築 は こ れ ま で の お 堂 様 式 か ら 直 方 体 の 記 念 碑 様 式 に な っ た 。"無 縁"と い う 言 葉 に な じま な い 状 況 もあ る。(写 真9) 瓜破 霊 園 の 合 葬 式 墓 地 に 無 縁 は 入 れ な い。 例 え ば、 夫 婦 で 生 前 に合 葬 墓 を生 前 予 約 して い て 、 ど ち らか が 亡 くな る と配 偶 者 は火 葬 後 遺 骨 を 家 に持 ち帰 り置 い て お くか 、 合 葬 墓 に持 参 す る。 しか し、 後 に残 さ れ た 配 偶 者 が 亡 くな る と、 二 人 と も無 縁 堂 に合 祀 され るか 、 先 に 亡 くな っ た配 偶 者 は生 前 予 約 に よ り合 葬 墓 に 持 参 さ れ る が 、 後 の 配 偶 者 は持 参 す る 人 が な く、 無 縁 堂 に 合 祀 さ れ る こ と に な る。 合 葬 墓 は、 生 前 予 約 して も誰 か 必 ず 遺 骨 を持 参 す る 人 が な け れ ば 、 生 前 予 約 は成 立 し な い。 合 葬 式 墓 地 と無 縁 堂 の 関 係 は微 妙 で あ る 。 しか し、 大 阪 市 は 毎 年9月 に 無 縁 堂 の 慰 霊 祭 を実 施 して い る。

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個 人化 ・無縁化す る社 会の公共墓地の変化 と対応 3最 近 の 公 共 墓 地 の 建 設 、 経 営 の 方 向 性 上 記 の 公 設 墓 地 の 現 状 と課 題 を踏 ま え 、 公 設 墓 地 の 近 年 の 展 開 を 見 よ う。 千 葉 県 浦 安 市 営 墓 地 公 園 は 海 辺 の芝 生 墓 地 で 、 泉 南 メ モ リ ア ルパ ー ク と似 て い る た め 、 ま た京 都 市 営 墓 地 深 草 墓 園 は 当 初 か ら合 葬 式 墓 地 だ け で あ り異 な っ て い る た め で あ る。 3--1千 葉 県 浦 安 市 墓 地 公 園 の 市 民 ア ンケ ー トと新 構 想 と建 設 千 葉 県 浦 安 市 営 墓 地 公 園(浦 安 市 日の 出8丁 目)の 樹 林 墓 地 は、2015(平 成 27)年 に 開 設 さ れ た。JR京 葉 線 新 浦 安 駅 、 東 京 メ トロ東 西 線 浦 安 駅 か ら2.5∼ 5kmの 地 で 、 東 京 デ ィ ズ ニ ー ラ ン ドが 近 くに あ る。 浦 安 市 は 東 京 都 と 隣…i接し、 交 通 の 便 も良 い 。 人 口 は1980年 に 人 口増 加 率 が 100%に な り、 そ れ 以 降 は低 下 して きて い るが 、2016年 に は16万6,500人 、7万 6,000世 帯 で あ る。 海 辺 の 埋 め 立 て 地 に 海 を臨 む13万3,000m2(約4万 坪)の 霊 園 を1992(平 成4)年7月1日 に開 設 。 同 墓 地 公 園 は 「ふ る さ と浦 安 」 と して 心 の 拠 り所 と な る墓 地 を基 本 理 念 と して い る。 これ は東 京 都 に隣接 し急 激 に都 市 化 、 発 展 し、 新 しい 住 民 が 多 い た め で あ る。 市 民 の 墓 地 需 要 に応 じて 段 階 的 に 整 備 す る こ とで 、 社 会 情 勢 の 変 化 に よる 新 しい ニ ー ズ に応 え、 長 期 的 に安 定 した 墓 所 供 給 を進 め よ う と して い る。 同 市 で は 、1973年 に 「浦 安 町 総 合 開発 計 画 」 に墓 地 整i備の 必 要 性 が 位 置 づ け られ 、1988(昭 和63)年3月 に 墓 地 公 園 基 本 計 画 が 策 定 され て い る 。13万2,954m2 の 敷 地 に 、 一 区 画3m2の 芝 生 墓 所 が 計 画 墓 所 と して1万4000基 、 ロ ッ カ ー式 納 骨 堂 は計 画 ロ ッカ ー が2,000基 で あ る 。 納 骨 堂 は1995(平 成7)年 に 開 設 。 芝 生 墓 所 は第1区(第1街 区 ∼ 第7街 区)3,334区 画 、 第2区(同)3,658区 画 、第3区(将 来 計 画)7,008区 画 と さ れ た 。 納 骨 堂 は 一 般 納 骨 檀(ロ ッカ ー 式) が336檀 、 無 縁 納 骨 檀108檀 で あ る。 墓 所 使 用 料 と管 理 料 は、1墓 所 につ き45万 円(30年 間 分)、管 理 料 は 年 間5,500円 で 、30年 契 約 の 有 期 限 で あ る 。 墓 所 の利 用 は 同市 に 継 続 して3年 以 上 居 住 し住

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民 台 帳 に記 録 さ れ て い る こ とが 必 要 で あ る。 納 骨 堂 の利 用 は、 墓 所 の 使 用 資 格 を満 た す まで の 一 時 的 な1年 契 約 の 利 用(再 更 新 の 手 続 き有 り)で 、1焼 骨 に つ き1万2,960円 で あ る。 この よ う な 中 で 、 現 在 使 用 し て い る 第2区 墓 域 が2015年 に 整 備 が 完 了 し、 2017年 頃 に は供 給 が 完 了 す る 見 込 み に な っ て い た 。 次 の整 備 の 段 階 と して最 大 面 積 とな る第3区 の 整 備 を検 討 す る 時 期 に な っ た が 、 当初 の 計 画 か ら既 に20数 年 が 過 ぎ、 当 初 の考 え方 で は合 わ な い こ とが 予 測 され た。 つ ま り、 少 子 ・高 齢 化 な どの 社 会 状 況 の 変 化 に よ り市 民 ニ ー ズ の 多 様 化 や 将 来 人 ロ が16万4,000人 に 変 更 さ れ た こ とな ど、 対 応 す べ き 問題 が 大 きい こ とか ら、 計 画 の 見 直 しが 必 要 に な っ た 。 そ の た め 、2012年 に 計 画 ・設 計 の 改 定 が 検 討 さ れ 、2013年10月 に墓 地 公 園 運 営 審 議 会 が 設 置 さ れ 、 専 門 家 や市 民 の意 見 を求 め た 。 審 議 会 で は永 代 供 養 や 生 前 申 し込 み 、 樹 木 葬 な ど新 た な市 民 の 要 望 が 検 討 され 、 検 討 を重 ね る 中 で 、 墓 地 公 園 全 体 の 計 画 施 設 の 配 置 、 施 設 の 整 備 計 画 数 、 樹 林 墓 地 永 代 使 用 料 の 設 定 、 計 画 施 設 の概 要 、 生 前 申 し込 み を行 う施 設 と資 格 に つ い て 審 議 され 、 答 申 を 出 して い る。 こ の 答 申 に よ り、 第3区 墓 域 計 画 が 決 ま り、 樹 林 墓 地 は第1と 第2の2か 所 に整 備 され る こ と に な っ た 。 現 在 整 備 さ れ て い る第1樹 林 墓 地 は 第1区 と第2 区 の 隣i接地 で あ る 。 ・樹 林 墓 地 の 概 要 浦 安 市 墓 地 公 園 の樹 林 墓 地 の 特 徴 は 、 全 て初 め か ら共 同 埋 蔵 施 設 に合 葬 す る 方 式 で あ る。 「樹 林 墓 地 とは 、 樹 林 を シ ン ボ ル と した 、 共 同 埋 蔵 方 式 の 墓 地 で す 。 遺 骨 は 絹 の 袋 に 入 れ られ 、 土 に直 接 触 れ る よ う に埋 蔵 され ます の で 、 自然 に還 りた い と考 え る 方 や 、 ま た永 代 使 用 で す の で 、 お 墓 を 守 る方 が い な い 方 や残 され た家 族 に負 担 を か け た くな い と考 え る方 に 適 し て い ます 」 とあ る 。 構 造 と規 模 は 、コ ンク リー トの 底 の な い 共 同 埋 蔵 施 設(カ ロ ー ト)が16基 あ り、

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個 人化 ・無 縁 化 す る社 会 の 公 共 墓 地 の 変 化 と対 応 ボ 借 摺 鰯 -鋤 ﹂ 2 . 驚 ㌦ 胤 舞 郭 -翼 勘 鎧 蔵 帥

b亀 ご 融 .8 胡 欝 礁 ・'一・斜'擁 舞 ,φ・ ∼ ・`・ 鷺 . . ・ ﹃ 臼鰍 炉・ 凶 . 唯 鍵 ・, ' ト 6 ・ 、勲 -、 D " ご £ ・∼ : . 繕 罫 糺肖矯 灘 短 織 鋪 鴬 摺 馳 、 ∵ 醜 レ . ぎ 毎 "、 瓢 % . 母 均

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・ ' ` 、 h 璽 噸 ぺ ' . 酪 写 真10浦 安 市樹 林墓 地 写 真11「 お まい りくん」の 専 用 タブ レ ット 1基 に約320体 収 容 で き、 この 樹 林 墓 地 全 体 で 約5,000体 の 遺 骨 を納 め る こ とが で き る。 第1樹 林 墓 地 の 整 備 面 積 は2,500m2、 墓 域 面 積 は450m2で 、 平 面 図 の と お りで あ る 。樹 木 は 、 海 辺 の た め 潮 風 に比 較 的 強 い 、 ま た季 節 感 が 感 じ られ る よ う な花 木 や 紅 葉 す る樹 種 が 植 え られ て い る。 ク ス ノキ 、 ス ダ ジ イ、 タブ ノ キ 、 オ オ シマ ザ ク ラ、 サ ル ス ベ リ、 ハ ナ モ モ 、 ナ ン キ ンハ ゼ な ど計39本 。(写 真10) 市 民 に とっ て 関心 が 高 い 一 つ は 、 申 し込 み 資 格 と使 用 料 で あ る。1体 あ た り 12万 円 で 管 理 費 は な く永 代 使 用 。 生 前 申 し込 み も可 能 で 、 申 請 者 が65歳 以 上 、 浦 安 市 に1年 以 上 居 住 して い る 、 自己 の た め に使 用 す る こ とが 条 件 で あ る。 2014年 度 に生 前 枠 の 抽 選 を実 施 した と こ ろ 、 芝 生 墓 地50墓 所 に対 して299人 が 応 募 、樹 林 墓 地 「個 人 」 と 「ペ ア」100人 に対 して 個 人 枠 に119人 、ペ ア枠(夫 婦2体)に216組 の551人 が 応 募 した。 抽 選 倍 率 は 芝 生5.98、 樹 林 墓 地 は個 人 と ペ ア を 同 じ倍 率 に して 、 個 人 は5 .4、 ペ アは5.5で850人 が150の 枠 に応募 し、5 ∼6倍 で あ っ た 。 自分 の 眠 る墓 所 を生 前 に確 保 した い 意 思 が 伺 え る 2015∼2017年 度 は 毎 年 、 生 前 枠1体 用 、 生 前 枠2体 用 で200人 、 改 葬 枠 で50 人 を 募 集 。 現 在(2015∼2016年 度)使 用 者 数 は709人 で 、 埋 蔵 遺 骨 総 数 は183柱 で あ る 。 芝 生 墓 所 の 生 前 枠 は毎 年50人 あ る が 、 倍 率 は 高 い 。 樹 林 墓 地 は記 名 板 が な い 設 計 に な っ て お り、 名 前 が ど こか に ほ しい 、 とい う要 望 もあ る。 そ こで 樹 林 墓 地 案 内 シス テ ム 「お まい り くん 」とい う専 用 タブ レ ッ トも貸 出 が あ る(写

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真ll)。 管 理 事 務 所 で 名 前 な ど告 げ る と 専用 タブ レ ッ トに 故 人 の氏 名 や 写 真(希 望 の み)な どが 画 面 に 出 され 、 そ れ を樹 林 墓 地 に持 参 して 、 埋 蔵 場 所 を 表 示 さ れ た 所 に置 い て 手 を合 わ す 。 樹 林 墓 地 に は 記 名 は望 ん で い な い とい う人 もい る。 第1期 の樹 林 墓 地 が 開 設 さ れ 、 次 期 計 画 と して 第3区 に 第2樹 林 墓 地 と短 期 (1年 間)と 長 期 の 納 骨 をす る合 葬 式 墓 地(仮 称 複 合 霊 朝)を 現 在 整 備 中 で あ る。 3-2京 都 市 深 草 墓 園 の 墓 所 と樹 林 墓 地 の 計 画 京 都 市 は 、 人 口 約150万 の 大 都 市 で あ る が 、 大 規 模 な墓 地 を 造 成 した こ と は な い 。 京 都 市 の 墓 地 の成 り立 ち は特 徴 的 で あ る 。 明 治 期 に火 葬 禁 止 令 に よ って 京 都 府 が 墓 地 の 区 域 を 指 定 して埋 葬 地 を持 っ て い な い 人 の た め に 供 した 共 葬 墓 地 が 京 都 市 の市 政 が 施 行 され た と き に 同市 に 移 管 さ れ 、 市 営 墓 地 と して使 用 し て きた 。(写 真12) 京 都 市 が 都 市 計 画 墓 地 と して初 め て 造 成 され た の は納 骨 堂 形 式 の 深 草 墓 園 だ け で あ る 。7カ 所 あ る 旧 共 葬 墓 地 の 残 余 地 が 無 くな り1957(昭 和32)年 に墓 地 公 園 と して 都 市 計 画 決 定 し、1958(昭 和33)年7月 に、 京 都 市 の 東 山 の南 部 に 開 園 した 。 当 時 レ ク リエ ー シ ョ ンを 兼 ね て 家 族 そ ろ っ て 墓 参 りが で き る よ う に、 四 季 の樹 々や 児 童 遊 園地 もあ る。 周 辺 も含 め て3万1,068m2。 他 の 自治 体 が 最 近 の 家 族 の 変 化 、 葬 送 ・墓 に対 す る意 識 、 経 済 的 状 況 の変 化 に よ り、 受 け皿 と して 合 葬 式 墓 地 を 設 置 し て い る の に対 して 、 京 都 市 は初 め か 『 ・ド憲 憂 ・ ら共 同 墓 で あ っ た 。

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膨 ち、 今 後 どの よ う にす る か 、 考 え る必 要 が あ っ た 。 そ こで 、2つ の 計 画 が 作 写真12京 都 市深 草 墓園 春 ・秋季 慰霊 祭 られ た 。1つ は深 草 墓 園 の 空 地 に こ れ

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個 人化 ・無縁化す る社 会の公共墓地の変化 と対応 まで 無 か っ た個 別 墓 所 の 区 画 地 を造 成 す る こ と、 ま た1つ は樹 木 葬 墓 地 で あ る 。 2015年 に 墓 地 区 画 が 建 設 さ れ 、 共 用 を 開 始 して い る。 こ の 時代 の 社 会 変 化 の 中 で 、 なぜ 個 別 墓 所 を新 た に造 成 す る の か 分 か らな い が 、 樹 木 葬 墓 地 は 、 合 葬 式 墓 地 の 一 種 で あ り、 無 形 の 墓 地 で あ る。2016年 に樹 木 葬 墓 地 の 区画 整 備 の 実 地 調 査 と設 計 の 準 備 を 始 め た。 樹 木 葬 墓 地 に つ い て 深 草 墓 園 納 骨 堂 の 利 用 者 で あ る、2015年 に春 季 墓 参 者 に ア ンケ ー ト調 査 を 実 施 し、 意 見 を 聞 い て い る。 現 在 深 草 墓 園 納 骨 堂 を利 用 して い る人 の4分 の3が 樹 木 葬 を 利 用 した い と考 え て い る こ とが 分 か っ た 。 そ の 理 由 と して 、 「墓 地 の管 理 で 親 族 に 迷 惑 を か け た くな い 」 「自然 に還 る とい う樹 木 葬 の 考 え 方 に興 味 が あ る」 「墓 石 が 不 要 な ど、 経 済 的 負 担 が 少 な い 」 「区 画 墓 地 で は 管 理 を 任 せ る 人 が い な い(い な くな る 可 能 性)」 で 最 も多 い の は 「市 営 の 施 設 で あ る」 点 だ っ た 。 親 族 へ の 負 担 、継 承 者 の不 在 、経 済 的負 担 、自然 へ の 志 向性 、公 共 墓 地 へ の信 頼 性 で あ っ た。 また 、 自分 の 分 を生 前 予 約 が で き る こ と に希 望 が 多 くみ られ た 。 家 族 の 遺 骨 よ りも、 自分 自身 の死 後 の 埋 葬 の 約 束 、 安 心 感 が 強 く求 め られ て い る こ とが 分 か る 。 京 都 市 は 今 後 市 民 の 声 に どの よ うに 具 体 的 に 対 応 して い く の か が 求 め られ て い る。 4横 須 賀 市 の エ ン デ ィ ン グ プ ラ ン ・サ ポ ー ト事 業/無 縁 仏 に な る 前 に 連 携 4-1身 元 判 明 者 な の に 引 取 られ な い 遺 骨 が 増 加 無 縁 者 の死 に 関 し て、 発 見 、 そ の 後 の 手 続 き、 葬 儀 、 遺 骨 の取 り扱 い な ど行 政 の 関 わ る割 合 が 増 加 す る 可 能 性 を述 べ た 。 そ れ に対 して 、 行 政 が 積 極 的 に関 与 す る 新 しい シス テ ム を 初 動 させ て い る の が 、 神 奈 川 県 横 須 賀 市 で あ る。 誰 も が 無 縁 に な らな い よ う に と発 案 ・実 施 して い るの は福 祉 部 生 活 困 窮 者 自立 支 援二 担 当 課 で あ る 。 横 須 賀 市 の 人 ロ は40万6,800人(2014年)、 高 齢 化 率 は 約30%で 、 人 口流 出 が

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続 き2013年 に転 出 超 過 が 全 国 で 最 も多 か っ た。 神 奈 川 県 で 高 齢 化 率 が 最 も高 い 。 高 齢 者 人 口約12万 の う ち 、1人 暮 ら し高 齢 者 は2015年 に1万 人 以 上 と な っ た 。 65歳 以 上 の単 身 世 帯 の増 加 は激 し く、 単 身世 帯 の40%を 占め る。 そ の なか で 、 引 取 られ な い 遺 骨 が 増 加 して い る。2003年 と2014年 を比 較 す る と、2003年 は 身 元 不 明 者5人 、 身 元 判 明 者(住 民 登 録 者)11人 の 計16人 で あ っ た が 、2014年 に は 身 元 不 明 者3人 、 身 元 判 明 者57人 で 計60人 に増 加 。 こ れ を見 る と、 身元 判 明 者 が 増 えて い て 、 親 族 に看 取 られ て 、 病 院 や 自宅 で 亡 くな っ て も遺 骨 が 引取 ら れ な い 、 孤 独 死 で は な い が 遺 骨 が 引取 られ な い場 合 もあ る 。 つ ま り住 民 登 録 も あ り、 預 金 もあ る、 市 民 の 遺 骨 が 引 き取 られ な くな っ て きた 、 と言 う。 この よ う な場 合 、 遺 骨 は他 の 自治 体 の よ う に無 縁 納 骨 堂 に 安 置 さ れ 、 そ の 後 市 有 墓 地(横 須 賀 市 根 岸 町)に あ る合 葬 墓 に合 祀 され て きた 。 浦 賀 無 縁 納 骨 堂 が 旧 火 葬 場 ・旧 共 同 墓 地 の 敷 地 内 に あ るが 、 こ の 一 時 安 置 所 は満 杯 状 態 に な り、 2005(平 成17)年 度 に211柱 と2011年 度 に196柱 を 遺 骨 だ け を別 の 合 葬 墓 に合 祀 した。 直 接 携 わ っ た 職 員 は 「政 教 分 離 なの で 、一 定 の 宗 教 に よ る、供 養 も無 い 」 こ とに い た た まれ な くな っ た と言 う。 家 族 や 親 族 が い な い 場 合 、 関 係 者 が い て も引 取 ら れ な い 場 合 、 生 前 に本 人 の 意 思 を 聞 い て お け ば 無 縁 納 骨 堂 に入 れ る こ とを 回 避 で きる の で は な い か と考 え た 。(写 真13) 2015年 に 自宅 で 亡 くな っ た 一 人 暮 ら し の男 性 宅 か ら遺 書 が 見 つ か っ た。 そ れ ・ い 、 ・'∴ ぬ ら  つ ㌦ 虹 喋 こ\ 噛・・、 暫・こ""glへ'ト 継'

影 漆

臨咳

晦 轟

熱 鞠

写 真13横 須賀市浦賀無縁納骨堂(後の建物) に は 、 私 が 死 亡 の 時 、15万 円 しか あ り ませ ん 、 火 葬 して 、 無 縁 仏 に して も ら え ませ ん か 、 私 を引 き取 る 人が い ませ ん 、 と い う こ とが 書 い て あ っ た とい う。 預 金 は15万 円 あ っ た が 、 通 帳 か ら引 き 出 せ る親 族 が い な い の で あ る 。 親 族 が い な い 、 い て も関 係 が な い 、 経 済 的 に 困 窮 して い る一 人 暮 ら し高齢 者 は、 自

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個 人化 ・無縁 化する社会の公共墓地の変化 と対応 分 の死 の 前 後 に つ い て大 き な不 安 を 抱 え た ま まで あ る 。 4-2経 済 的 に 困 難 な1人 暮 ら し高 齢 者 の死 後 の 準 備 の 相 談 生 前 に 自 らの 意 思 を伝 え、NPO法 人 や 任 意 後 見 制 度 の 利 用 な ど で死 後 の 葬 送 に つ い て 準 備 して い る 人 々 が い る 。 しか し、 この よ うな 対 策 や準 備 が で き る 人 た ち は 知 識 や経 済 的 に余 裕 が あ る 層 で あ る。 知 識 や情 報 弱 者 や所 得 が 低 い 人 た ち は 生 前 に死 後 の 選 択 の準 備 をす る こ とが 実 際 は 困 難 で あ る。1人 暮 ら し高 齢 者 の 経 済 状 態 は 、 全 体 で は 先 に述 べ た とお りで あ る が 、 同 市 で は41万 人 の 中 で 約5,300人 が 生 活 保 護 を受 け 、 生 活 保 護 率 は約1%。 そ の 中 で1人 暮 ら し高 齢 者 の 生 活 保 護 率 は 約19%に な っ て い る 。 こ の よ う な経 済 的 に 良 くな い 市 民 は 自分 の死 後 の 諸 相 談 を民 間 に す る こ とは 難 しい 。 そ の た め 行 政 と して 、1人 暮 ら しで 、 家 族 や 親 族 が い な い 、 い て も関 わ りが 無 い 、 生 活 に ゆ と りの な い 高 齢 者 を対 象 に、 あ らか じめ 意 思 を 聞 い て お くこ と で 無 縁 納 骨 堂 に入 らず にす む と考 え た 。 行 政 が 市 民 の 死 後 の 意 思 を 聞 き、 行 動 す る こ とが で きる の か が 問題 に な る 。 行 政 は こ れ まで 、 死 の 直 前 まで福 祉 や 医 療 とい う範 囲 で 関 与 して い る 。 次 の段 階 と して 、 同 市 は 「エ ン デ ィ ン グ プ ラ ンサ ポ ー ト事 業 」 を創 案 した。 実 施 す る にあ た っ て 、 い くつ か の 間題 を検 証 して い る。 まず1人 暮 ら し高 齢 者 と葬 儀 社 が 生 前 契 約 す る場 合 で は、 例 え ば 高 齢 者 が 緊 急 入 院 し、 意 識 を喪 失 した 場 合 に 、 誰 が 葬 儀 社 に情 報 を伝 え る の か 。 そ こ で 、1人 暮 ら し、 身 寄 りが 無 い 、 生 活 に ゆ と りが 無 い 、 の3条 件 を満 た す 市 民 を対 象 に行 政 が 仲 立 ち す る意 義 が あ る と して 、 同市 が 生 前 に 意 思 を 聞 き取 り、 そ の 後 もフ ォ ロ ーす る 仕 組 み を 葬 儀 社 に 提 案 し、 葬儀 社 と連 携 す る こ とが で きた 。 次 に葬 儀 費 用 の 問題 で あ る。 高 齢 者 か ら生 前 に葬 儀 費 用 を 市 で 預 か る こ と は 、 地 方 自治 法 で 禁 止 さ れ て い る。 生 前 に委 任 状 を貰 い死 後 に通 帳 か ら預 金 を 出す 方 法 は、 金 融 機 関 で は で き な い 。 そ の他 信 託 を利 用 す る方 法 等 考 え られ た が 、 い ず れ も課 題 が あ る。 そ こで 、 葬 儀 社 に 葬 儀 費 用 を 預 か っ て も らい 、 市 は 毎 年

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流 用 防 止 の た め に預 か り金 口 座 の 残 高 をチ ェ ッ クす る こ と に した。 しか し葬 儀 社 が 倒 産 す る可 能 性 もあ る 。 4-3市 役 所 と本 人 と葬 儀 社 の 取 り決 め の 関係 高 齢 者 と市 役 所 と葬 儀 社 の3者 の 取 り決 め と流 れ は次 の とお りで あ る。(図3) ま ず 市 は、 相 談 訪 問、 要 件 確 認 、 希 望 聴 取 、 葬 儀 社 情 報 開示 、 死 亡 届 出 入 や 葬 祭 執 行 者 の確 保 協 力 、 生 前 の 安 否 確 認 訪 問 、 孤 立 死 防 止 の支 援 を高 齢 者 本 人 に 行 う。 本 人 は 登 録 申 請 と同 意 書 を市 に提 出 す る。 一 方 葬 儀 社 は 、本 人 に葬 儀 ・ 納 骨 に 関 す る 知 識 を提 供 、 本 人 に20万6,000円(生 活 保 護 基 準 の 最 低 費 用)の 生 前 預 託 に よ る死 後 事 務 委 任 を提 案 、 本 人 の 死 後 、 死 後 事 務 委 任 契 約 を履 行 。 そ して 本 人 は 葬 儀 社 に 生 前 契 約 預 託 を す る 。 葬 儀 社 は 市 に対 して 協 力 申 出 書 を提 出 し、 守 秘 義 務 を負 う。 市 は 葬 儀 社 に 対 して 契 約 履 行 を 見 届 け 、 見 守 りをす る 。 しか し実 施 に は さ ら に リ ビ ン グ ウ ィル 伝 達 の 課 題 が あ る 。 高 齢 者 本 人 の 意 思 を どの よ う に伝 え る こ とが で き る か で あ る。 リ ビ ン グ ウ ィ ルの 内 容 は、 特 に こ だ わ らな い 、 専 門 家 に任 せ る、 参 考 様 式 だ け は 本 人 に提 示 して どの よ う な 形 で も提 出 す れ ば保 管 す る こ と を伝 え 、 選 ん で も ら う こ とに した。 しか し1人 暮 ら

勘 串幽鍵 提出と守"

主響 と 図3終 活 課 題 解 決 へ の 連 携 ・支 援 (出典:横 須賀市)

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個 人化 ・無縁化 する社 会の公共墓地の変化 と対応 し で 身 寄 りが い な い か ら こそ 、 市 役 所 が リ ビ ン グ ウ ィル を保 管 し病 院 か らの 問 い 合 わ せ に市 役 所 が 答 え る の だ が 、 市 役 所 は 土 日、 祝 祭 日、 年 末 年 始 、 夜 間 は 閉 ま っ て い て 、 医療 機 関 等 か らの 緊急 の ニ ー ズ に応 え る こ とが で き な い。 そ の た め生 前 契 約 した 葬 儀 社 に も リ ビ ン グ ウ ィ ル の コ ピ ー を 預 か っ て も ら い、 葬 儀 社 が リ ビ ン グ ウ ィ ル を伝 え る こ と に した 。 葬 儀 社 は365日24時 聞 体 制 で 行 わ れ て い る か らで あ る 。 4-41人 暮 ら し高 齢 者 、 市 役 所 、 葬 儀 社 、 地 域 住 民 の 新 た な展 開 こ の 新 しい シス テ ム は 、 そ れ ぞ れ に次 の よ う な メ リ ッ トが あ る と市 は考 え て い る 。 高齢 者 本 人 に と っ て 、 死 亡 届 出 人 の 確 保 や 葬 儀 や 戒 名 を望 む 人 はそ れ が 叶 え られ 、 ど こへ 納 骨 して ほ しい か な ど、 全 体 的 な解 決 策 が 生 活 保 護 基 準 並 み で 可 能 に な る。 ま た リ ビ ング ウ ィ ル も伝 達 で き、1人 暮 ら しで あ っ て も生 前 か ら安 心 を 得 られ る 。 死 後 の準 備 費 用 を事 前 に預 託 し て お くこ と で、 過 剰 預 金 を 残 す 必 要 が 無 くな り現 在 の 生 活 に使 用 で き る 。 市 に と っ て 、1人 暮 ら し高 齢 者 本 人 の 意 思 の 実 現 を支 援 で き る 、身 元 の 分 か っ て い る市 民 の 遺 骨 を無 縁 納 骨 堂 に 納 め な くて は な らな い とい う悲 しい事 態 を 防 止 で き る、 予 算 は非 常 に 少 額 で 実 現 で きる 、 市 の イ メ ー ジ もア ッ プす る 、 町 づ く りにつ な が る、 孤 独 死 の 防止 に もつ な が る、 と考 え られ て い る。 葬 儀 社 に と っ て、1人 暮 ら し高 齢 者 と安 心 して 契 約 で き、 市 の 支 援 な しで は 入 院 情 報 さえ 入 らな い 、 社 会 貢 献 と い う意 識 で 会 社 全 体 が ま と ま る、24時 間体 制 で リ ビ ン グ ウ ィ ル も伝 達 で き る とい う"新 た な サ ー ビス"、 価 値 創 造 に な り、 企 業 の イ メ ー ジ ア ップ に な る、 と考 え られ て い る 。 地 域 住 民 に と っ て 、1人 暮 ら しの 高 齢 者 で 身寄 りが 無 い 人 が 亡 くな っ て か ら、 地 域 の 人 た ち が 担 わ な け れ ば な ら な い負 担 を軽 減 で き る、 高齢 者 本 人 が 費 用 を 予 納 して あ る た め、 家 主 や 地 域 住 民 が 費 用 の 心 配 を し な くて す む。 この 中 で 、 こ れ ま で1人 暮 ら しで 孤 独 死 の 場 合 、 住 居 の管 理 人 や 、 町 内 会 な

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本 人 め メリット

身寄りも、ゆとりもない人 が 亡くなった後の、 地域住民が担 う、 減る ・本人 が予納 済みなので、 葬祭費 の支出がなくなる 図4本 人 、 市 、 地 域 住 民 、 葬 儀 社 の メ リ ッ ト (出典:横 須賀市) ど地 域 の 人 々が 担 っ て い た 様 々 な場 面 で の 関 わ りが 軽 減 で き る とい う点 も注 目 さ れ る 。(図4) 対 象 者 の 経 済 的 要 件 は、 土 地 家 屋 を所 有 して お らず 、 預 貯 金 が 約100万 円 以 下 で 、 収 入 が 月 収16万 円 ∼18万 円 と し て い て 、 生 活 保 護 受 給 者 よ り少 し高 い 層 で あ る 。 一・定 の 収 入 や 資 産 以 下 の 要 件 設 定 に して 、 民 業 圧 迫 を 回 避 す る た め だ とい う。 しか し この 要 件 に 該 当 しな い 場 合 で も市 は相 談 を受 け 、 市 で 解 決 で き な い 課 題 は まず 、 市 役 所 で 内 容 を 整 理 して 、 弁 護 士 会 や 司 法 書 士 会 な どに 繋 ぎ、 解 決 に向 け て 連 携 して い る。 エ ンデ ィ ン グ プ ラ ンサ ポ ー ト事 業 は ま だ 始 ま っ た ば か りだ が 、 課 題 が あ る。 葬儀 社 へ の預 託 金 が 、 市 の 監 督 が あ る もの の 倒 産 や 流 用 の 懸 念 が 払 拭 され た わ け で は な い こ と。 こ の 点 は これ ま で のNPO法 人 等 で も 同様 と考 え ら れ る 。 ま た い か に早 く市 民 の死 に気 づ く こ とが 必 要 で あ る 。 そ の 点 に つ い て登 録 した市 民 は登 録 カー ドを携 帯 す るが 、 自宅 の 玄 関 周 りに も大 きな カー ドを貼 り、 リ ビ ン グ ウ ィル の 有 無 、 契 約 葬 儀 社 、 市 役 所 、 か か りつ け医 、 知 人 な どの 連 絡 先 が 示 さ れ て い る。

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