<腰部・体幹のアスレティックトレーニング>
体幹筋機能のエビデンスとアスレティックトレーニング
大久保 雄
1) キーワード:体幹安定性,筋電図,パフォーマンスⅠ はじめに
体幹筋は四肢に力を伝達するための土台であり,ス ポーツパフォーマンスに関与することから様々な体幹筋 トレーニングが現場で行われている.さらに,腰痛治療 においても体幹筋機能が重要であることは広く知らてお り,2017 年に改訂された米国内科学会による腰痛診療 ガイドライン1)においても,慢性腰痛に対して最もエビ デンスのある治療法は『運動療法』である.そこで本稿 では,主に筋電図学的研究から基本動作や体幹筋トレー ニング時の筋活動様式を紹介し,運動パフォーマンスに 対する体幹筋トレーニングの効果をレビューする.Ⅱ 体幹筋の分類(ローカル筋,グローバル筋)
体幹筋は腰椎安定化作用における機能の違いから, ローカル筋とグローバル筋の 2 つに分類される2)(表 1). ローカル筋はいわゆるインナーマッスルであり,起始も しくは停止が腰椎に直接付着する筋と定義され,体幹深 部に位置し腰椎の分節的安定性を制御している.体幹筋 のみならず,関節の深部に位置する筋は関節に適度な緊 張を与え安定性を高める働きをしており,肩では回旋肩 板,膝では内側広筋,股関節では中殿筋がこれにあた る3).一方,アウターマッスルにあたるグローバル筋は 脊椎に直接付着しない多分節間を横断する表在筋であ り,脊椎運動時のトルクを発生し運動方向をコントロー ルしている.多分節間を横断していることから張り網の ように作用し,胸郭から骨盤に力を伝達する役割を有し ている.この 2 つの筋システムが相互に作用することに より腰椎の安定性が増加し,体幹の剛性が高まる4).Ⅲ 筋活動様式からみた基本的な体幹筋機能
従来,体幹筋の機能向上には,腹筋・背筋運動を代表 としたグローバル筋に対する体幹筋トレーニングが行わ れてきたが,1990 年代からローカル筋機能の重要性を 報告した研究が多く発表されるようになった.その代表 的研究が,Hodges ら5, 6)によって報告された四肢運動時 の腹横筋フィードフォワード作用である.上肢挙上時に 腹横筋は主動筋(三角筋)に先行して活動し,体幹筋の 中で最も早く活動を開始する5).同様の結果が下肢の運 動でも確認されており6),四肢運動時に腹横筋は主動筋 よりも早く活動するフィードフォワード作用を有する. 我々の研究においても,ジャンプ動作時に腹横筋は外腹 斜筋や腹直筋よりも有意に早く活動し,蹴り出し期 (push-off phase)にて大きな地面反力を受ける準備段階 として働くことを報告している7)(図 1-A).以上の通り, 腹横筋は様々な動作において先行して活動する『Early activity』によって,四肢への力の伝達や円滑な運動制 御をしている. また,ローカル筋は歩行など負荷の低い反復運動や姿 勢制御を行う際には,低い筋活動量を保ちながら持続的 に活動する『Tonic activity』を有する.Saunders ら8) は,歩行速度を変えて体幹筋群の筋活動を評価したとこ ろ,遅い歩行速度ではグローバル筋(腹直筋)は活動し ていないのに対し,ローカル筋(腹横筋や内腹斜筋)は 歩行周期全体を通じて活動していることを報告してい る. 一方,ランニング8)など負荷の高い運動では,ローカ ル筋とグローバル筋は共同収縮を示す相かつ筋活動量が 著明に低い相の両者が混在する『Phasic activity』を呈 する.ジャンプ動作時の腹筋群においても,地面反力を 強く受ける push-off phase では全ての腹筋群の活動量が 共同収縮を示すが,空中の floating phase では筋活動量 が一気に低下する on/off のある筋活動様式を示した7)(図 1-B). ローカル筋は上記 3 つの筋活動様式(表 2)が協調的 に作用することで,関節への負荷やグローバル筋の過剰 収縮を軽減していると考えられる.よって,体幹筋のア スレティックトレーニングでは,これらのローカル筋活 動様式を意識しながら運動処方することが重要となる.特 集
1)埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科,〒350-0496 埼玉県入間郡毛呂山町川角 981Ⅳ 体幹筋機能を向上させるアスレティックトレー
ニング
4.1 3 種類の腹筋群活動様式 体幹筋機能を向上させるための基礎トレーニングとし て行われているのが Draw-in(Hollowing)であるが, まず 2 種類の Draw-in と Bracing との違いについて解 説する(表 3).Draw-in は腹横筋の選択的収縮を促通 する手法であり,ゆっくり内腹斜筋の収縮が入らない時 点まで引き込ませる.この時,腹横筋は内腹斜筋の深層 を滑走するように収縮するため,触診部位(上前腸骨棘 の内側)では膨隆する感覚よりむしろ深層の腹横筋が横 方向に滑走していくことを感じる. 一方,腹部を最大限まで引き込んでいくと,後半は内 腹斜筋の収縮によって触診部位が膨隆し指が押し出され る感覚を感じる.これは内腹斜筋の収縮を含む Draw-in (Submaximal draw-in)であり,腹横筋および内腹斜筋 の共同収縮となる.Draw-in よりも収縮強度が上がるた め,Submaximal Draw-in は Draw-in の 次 の 段 階 の ト レーニングとして用いる手法と考えられるが,現場にお ける Draw-in と Submaximal draw-in の使い分けについ ては詳細な検証が行われておらず,今後の課題である. Bracing は腹筋群全体の共同収縮を促通する手法であ り,腹部全体に力を入れて膨らませる.Bracing は体幹 の剛性を高めるトレーニングとなり,Draw-in や Sub-maximal draw-in よりも収縮強度は高くなる.体幹安定 性の向上には Bracing が有用であることが報告されてい るが4, 9, 10),これらの研究では脊椎全体を剛体モデル化し 『動かない=安定性』と捉えているものが多い.しかし, 機能的な体幹には安定性と可動性が共存すべきであり, 前述したローカル筋の Early activity や Tonic activity 表 1 ローカル筋・グローバル筋の分類 * 大腰筋は股関節筋として考えられ,ローカル筋に含まれない こともある 表 2 各筋活動様式の特徴 図 1 立ち幅跳び時の腹筋群のオンセット(A)と筋活動量(B)(文献 7 を一部改変) Toe-off を基準とした(0 秒)をしたオンセットにおいて,腹横筋は外腹斜筋,腹直筋よりも有意に早い(A).筋活動量では, Push-off phase で全ての腹筋群の活動量が有意に高いが,floating phase では筋活動量が低下する(B)RA : 腹直筋,EO : 外腹斜 筋,TrA : 腹横筋の中で大きな力を産生するグローバル筋が働く必要があ る.そのためには,ローカル筋の Motor control exer-cise から始めて,徐々に運動強度を上げていく段階的な 体幹のアスレティックトレーニングが重要と考える.
4.2 ローカル筋の Motor control exercise
前述の通り,ローカル筋は Early activity や Tonic activity による体幹筋活動の土台となるため,トレーニ ン グ の 初 期 段 階 と し て ロ ー カ ル 筋 の Motor control exercise を行う.腹横筋に対しては,息を吐きながら腹 部を引き込ませる Draw-in を用いる(図 2-A).先行研 究により,Draw-in はグローバル筋(腹直筋,外腹斜筋) の活動が抑制された中で腹横筋の活動量が最も大きくな り,特に背臥位で下腹部のみを引き込ませることが腹横 筋の下部および中部線維の促通に有効であることが示さ れている11).また,片側性に腹横筋を促通する場合,促 通する側を下にした側臥位にて Draw-in を行う Side draw-in が有用である(図 2-B). 多裂筋に対する Motor control exercise は,腹臥位や 四つ這い姿勢でゆっくり骨盤の前傾を促すよう運動させ る(図 3).この際,表層脊柱起立筋の過剰収縮を認め ず,下位腰椎の多裂筋の収縮が起きていることを触診に て確認する. このような深部筋の選択的トレーニングは,対象筋の 神経筋反応時間を改善させることがシステマティックレ ビューにより明らかにされており12),腹横筋や多裂筋の Early activity を生み出し,機能的な体幹を作る土台と なる.実際に,Draw-in や多裂筋エクササイズがローカ ル筋の Early activity を改善し13, 14),腰痛再発予防にも 有効15)であったことが報告されており,トレーニング の初期段階として実施されることが推奨される. 4.3 Bridge exercise Motor control exercise によりローカル筋機能を向上 表 3 3 種類の体幹筋活動様式の説明とエコー画像
Draw-in では腹横筋のみが滑走するように収縮し,Submaximal draw-in では内腹斜筋の収縮がメインとなる.Bracing は 全ての腹斜筋群が収縮している.
図 2 Draw-in(A)と side draw-in(B)
息を吐きながら腹部を引き込ませ,腹横筋の選択的収縮を促通する(A).side draw-in は側臥位で draw-in を行わせ,ウエスト を持ち上げるように指導する(B).
させた後,機能的な体幹の剛性を高めるために Bridge exercise が行われる.基本的な Bridge exercise として, Elbow-toe,Hand-knee,Back ridge,Side bridge があ り,各エクササイズに上下肢挙上を行わせて難易度を調 整する.我々はワイヤ電極を腹横筋および多裂筋に刺入 し,各 Bridge exercise 時の体幹筋活動様式を検証して きた.その結果,Elbow-toe が腹筋群の共同収縮,Back bridge が背筋群の共同収縮,Hand-knee では 30~40% MVC の腹筋・背筋群の共同収縮を示し,Side bridge で は支持側の外腹斜筋の活動量が特異的に大きかった16, 17) (図 4).つまり,Bridge exercise では床面に面してい る体幹筋群が抗重力位になることで共同収縮を示し,現 場で促通すべき体幹筋によってエクササイズを適切に選 択する必要がある. また,Bridge exercise における上下肢挙上の筋活動 変化では,Elbow-toe にて,上肢挙上側と同側の腹横筋 と反対側の外腹斜筋の活動量が有意に増加した18)(図 5).よって,臨床現場において,Elbow-toe で右上肢挙 上が困難な場合,右腹横筋あるいは左外腹斜筋の機能低 下が疑われる.一方,Hand-knee での上下肢挙上では, 挙上した下肢と同側の多裂筋および反対側の脊柱起立筋 の活動量が有意に増加した18)(図 6).よって,Hand-knee 右上肢・左下肢挙上時に大きな代償動作が確認さ れる場合,左多裂筋あるいは右脊柱起立筋の機能低下が 疑われる.このように,Bridge exercise は体幹筋機能 不全の評価および促通の両者に利用することができる. 図 3 多裂筋の Motor control exercise
ゆっくり骨盤前傾方向に力を入れさせ,セラピストは下位腰椎棘突起の側面に指を置き,多裂筋の収縮を確認する(A). この時,脊柱起立筋に過剰な収縮が生じていないことは重要となる.エコー画像では胸腰筋膜の下にある多裂筋の筋厚が 厚くなっている(B)
図 4 基本的な Bridge exercise 時の筋活動様式(文献 17 を一部改変)
Elbow-toe では腹筋群の共同収縮,Hand-knee では中等度の腹筋・背筋の共同収縮,Back bridge では背筋群の共同収縮,Side bridge では外腹斜筋の活動量が大きくなる傾向を示した.
Front bridge の段階上げとして,Hand-knee → Elbow-knee → Elbow-toe の順に負荷が上がる.そこで,3 つ の Front bridge 時 の 筋 活 動 量 を 比 較 し た と こ ろ, Elbow-toe で腹部グローバル筋(腹直筋,外腹斜筋)の 活動量が有意に大きかったのに対し,背筋群(脊柱起立 筋,多裂筋)の活動量は Hand-knee で有意に大きかっ た( 図 7). し か し, 腹 横 筋 の 活 動 量 は 3 つ の Front bridge で有意差を認めなかった(Hand-knee:38.0± 33.5%MVC,Elbow-knee:37.5±34.1%MVC,Elbow-toe:46.9±41.2%MVC).様々な文献により,筋力強化 に必要な筋活動量の目安は 45~66%MVC 以上されてい るが19-21),neutral zone(わずかな負荷によって生理学 的椎間運動が生じる領域)において腰椎安定性を制御す るには 30%MVC 程度の活動量で十分であると報告され ている22, 23).よって,体幹安定性向上を図ったトレーニ ングでは,高負荷トレーニングを処方する必要はなく, 特にローカル筋機能に焦点を当てる場合は Elbow-toe の ような高負荷トレーニングではなく,Elbow-knee や Hand-knee などに一側四肢挙上を伴わせる特異的なト レーニングが有用となる. 4.4 筋筋膜経線に沿った体幹筋トレーニング 体幹筋を抗重力位にした Bridge exercise を習得した 後,より機能的な体幹筋機能を作るために,筋筋膜経線 を意識した体幹筋トレーニングを実施する.人体の筋肉 は筋膜で連結されており,あらゆる動作において共同的 に活動することで,体幹安定性を高める24).体幹前面で は,一側の外腹斜筋が反対側の内転筋へと前斜走スリン グによって連結されている25).前斜走スリングを促通す るには side bridge 姿勢を上側の下肢で支持する adduc-図 5 Elbow-toe での上下肢挙上による筋活動変化(文献 18 を一部改変) Elbow-toe では,左上肢挙上で左腹横筋,右上肢・左下肢挙上で右腹横筋と左外腹斜筋,左上肢・右下肢挙上で左腹横筋と右外 腹斜筋の活動量が有意に大きかった.つまり,挙上した上肢と同側の腹横筋が賦活化される. 図 6 Hand-knee での上下肢挙上による筋活動変化(文献 18 を一部改変) Hand-knee では,左下肢挙上で左多裂筋,右上肢・左下肢挙上で右脊柱起立筋と左多裂筋,左上肢・右下肢挙上で左脊柱起立筋 と右多裂筋の活動量が有意に大きかった.つまり,挙上した下肢と同側の多裂筋が賦活化される.
tor side bridge が有効である(図 8A). 一方,背面の筋群では,一側の広背筋から腰背筋膜を 介して反対側の大殿筋へと後斜走スリングによって連結 されている25).この後斜走スリングの促通には,背筋運 動に対側の肩関節伸展と股関節伸展を伴うクロスモー ション背筋(図 8B)が有効である.また,前述の Hand-knee 対側上下肢挙上時における下肢挙上側の多裂筋お よび反対側の脊柱起立筋の共同収縮も背面の筋筋膜経線 に沿ったエクササイズとなる(図 6)18) .特に,Hand-knee は運動負荷が高くないため,高齢者などにも処方 することができる.
Ⅴ 体幹筋機能は運動パフォーマンスを向上させる
か?
ここまで,筋電図学的な視点からの体幹筋機能や体幹 筋トレーニングを紹介したが,実際にこれらの体幹筋機 能が運動パフォーマンスと関連しているか否かを先行研 究からレビューする.Nesser の研究グループは腹筋群, 背筋群,腹斜筋群の持久性テストの total score を core stability の指標とし,様々なフィールドテストとの関連 を検討した結果,垂直跳び,アジリティ,スプリント能 力に弱~中等度の相関を示したことを報告している26, 27). また Imai らは Elbow-toe, Side bridge の保持時間を体 幹筋機能の指標として評価し,持久力やアジリティと中 ~強い相関を認めたことを報告している28) .一方,Shar-rock ら29)は,Double leg lowing test(両側 SLR-90°の 姿勢から,腰部の圧を変化させずに両下肢を降ろしてい ける角度を測定)とパフォーマンスの関連をみた結果, メディシンボール投げの距離にのみ弱い相関を認め,ア ジリティやスプリント,ジャンプ能力には相関がないこ とを示した.以上の通り,体幹筋機能とパフォーマンス との関連について一致した見解が得られていないが,体 図 7 3 種類の Front bridge(右上肢・左下肢挙上)における体幹筋活動量Elbow-toe では腹部グローバル筋(腹直筋,外腹斜筋)の活動量が有意に大きく,Hand-knee や Elbow-knee では多裂筋や脊柱 起立筋の活動量が大きい.一方,腹横筋は 3 種類の Front bridge の中で有意差を認めなかった.
図 8 前斜走スリング(A)と後斜走スリング(B)に沿ったトレーニング
Adductor side bridge では,上側の足で体重を指示し, 下側の腹斜筋群と上側の内転筋の共同収縮を促通する(A).一方,クロ スモーション背筋では,対側の上肢と股関節を伸展させ,広背筋と大殿筋を共同収縮させる(B).
幹筋機能をある姿勢を保持する持久性テストにて評価し ている研究が多い26-28)ため,持久力との相関が強くな る傾向がある. さらに,ここまで紹介した体幹筋トレーニングがパ フォーマンスに及ぼす影響を検証した介入研究も数多く 行われている.まずジャンプ能力に関する研究として, 9 週間の体幹安定性トレーニングが下肢筋力トレーニン グ同様に垂直跳びの初速を増加させることが報告されて いる30).Sharma ら31)は,バレーボール選手に対する体 幹安定性トレーニングによって,ブロックジャンプ高が 向上したことを報告している.我々の研究チームにおい ても,Bridge exercise を用いた体幹安定性トレーニン グが即時的にジャンプ効率を高める32)ことや,長期的 にリバンドジャンプ能力を向上させる33)ことを報告し ている.このように,体幹安定性トレーニングがジャン プ能力を向上させることを示した研究は非常に多い.こ れは前述した通り(図 1 参照),ジャンプ時は離地前の 腹 横 筋 の Early activity か ら 活 動 が 始 ま り,push-off phase で腹筋群の大きな phasic activity が必要となる腹 筋群の筋活動様式が重要になることに由来している可能 性がある.また,ジャンプ能力だけでなく,体幹安定性 トレーニングが 5,000 m のタイム34)や Cooper 走(12 分 間走)の距離33)を向上させるなど,持久力に対しても ポジティブな結果を示す研究が多い.これは体幹安定性 トレーニングが一定時間姿勢を保持するトレーニング様 式であることが要因の 1 つとして考えられる. 一方で,体幹安定性トレーニングはパフォーマンスを 向上させないと報告している研究もある.特に,スプリ ント35)やランニング能力36)に対しては効果がないと報 告されており,ポジティブな結果を示した研究も少な い.また Jamison ら37)は,体幹のコントロール能力に おいても,従来のレジスタンストレーニングと体幹安定 性トレーニングの介入効果に差がないことを示してい る. 以上のように,体幹筋機能が運動パフォーマンスに及 ぼす影響について様々な見解が報告されている.その中 で 2008 年のシステマティックレビュー38)では体幹安定 性トレーニングがパフォーマンスを向上させるエビデン スはないと結論づけられていたが,近年のシステマ ティックレビュー39, 40)では「わずかなエビデンス」があ ることが示されており,徐々にその有効性が認められつ つある.「わずかなエビデンス」にとどまっている要因 として,体幹安定性を評価するアウトカムや体幹安定性 トレーニングの定義が標準化されていないことが挙げら れ,今後それらの点が明確になることで,より有用な体 幹筋トレーニングの考案につながると考える.
文 献
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