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係省庁に, 漁業, 海面養殖, 観光, 医療, 環境その他の分野を含み得る, 上記 1 に言及された共同経済活動の条件, 形態及び分野の調整の諸問題について協議を開始するよう指示する 3: 日露双方は, その協議において, 経済的に意義のあるプロジェクトの形成に努める 調整された経済活動の分野に応じ

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(1)

年頭のご挨拶

日露関係の飛躍的発展を希求して

日ロ平和条約締結への 1 里塚の年としよう

望月喜市

2016 年は日露関係が大きく前進した年でした。5 月、9 月、11 月、12 月と 4

回の日露首脳会談が行われました。12 月 15-16 日の山口県長門市および東京で

行われた交渉では、北方四島での日露の共同経済活動に関する協議を開始する

ことで合意しました。平和条約の締結に向けた重要な一歩となり得るものです。

このことに関して道新は以下のように書いています(要約)。

<安倍晋三首相は両国の法的立場を害さない「特別な制度」のもとでの実現を

目指すが、主権が絡む警察権や裁判権税制など複雑な法的問題の整理が必要と

なる。活動対象については「漁業、海面養殖、観光、医療、環境その他の分野」

としたが、その「条件、形態および分野の調整の諸問題」はまさにこれから協

議するのが実情だ。首相は、四島のサケ加工工場に日本企業が投資する例を挙

げ「働く日本人の立場、収益、税金をどうするかを含め、専門的に細かく詰め

る必要がある」と説明した。こうした課題の調整結果は「国際約束の締結」な

どが検討されるとしており、外務省幹部は「国会承認が必要な条約を想定して

いる」と話す。首相は「基本的に四島ともロシアの支配下にある。

(警察権な

どの)強制措置は別の高いハードルになる」と述べ、国際約束はあくまで経済

分野に限定されるとの考えを示唆。政府高官は「島に日本の警察はいない。ト

ラブルが起きても裁判ではなく、示談で済ますイメージ」と話しており、実質

的にはロシア主権下での経済活動になる懸念もある。

・・・安倍晋三首相は 18

日の民放番組で、北方四島で日ロ両国が共同活動を行うための「特別な制度」

について、両国が合意したルールに基づいて活動する特区のような枠組みを想

定していることを明らかにした。政府が検討している日ロ双方が共通の法制度

で活動する「共同立法地域」を念頭に置いた発言とみられる。

首相は番組で、共同経済活動に関し、日本人とロシア人の島民が一緒に暮す

特区のようなものを考えているのかと問われ「大体そのイメージだ。世界でも

あまり例はない。まさに共存共栄の姿だ」とのべた。

先の日ロ首脳会談の評価については「本格的な領土問題の話に入ったと、私

は思っている」と強調。元島民の北方墓参の拡充については「時間を置くつも

りはない。先方もよくわかっている」と述べ、元島民の高齢化を踏まえて実現

を急ぐ考えを示した。以下「プレス声明」原文を日本文、露文で掲載します。

<プレス向け声明:

1:安倍晋三日本国総理大臣及びV.V.プーチン・ロシア連邦大統領は,2

016年12月15日-16日に長門市及び東京で行われた交渉において,択

捉島,国後島,色丹島及び歯舞群島における日本とロシアによる共同経済活動

に関する協議を開始することが,平和条約の締結に向けた重要な一歩になり得

るということに関して,相互理解に達した。かかる協力は,両国間の関係の全

般的な発展,信頼と協力の雰囲気の醸成,関係を質的に新たな水準に引き上げ

ることに資するものである。

2:安倍晋三日本国総理大臣及びV.V.プーチン・ロシア連邦大統領は,関

(2)

係省庁に,漁業,海面養殖,観光,医療,環境その他の分野を含み得る,上記

1に言及された共同経済活動の条件,形態及び分野の調整の諸問題について協

議を開始するよう指示する。

3:日露双方は,その協議において,経済的に意義のあるプロジェクトの形成

に努める。調整された経済活動の分野に応じ,そのための国際約束の締結を含

むその実施のための然るべき法的基盤の諸問題が検討される。

4:日露双方は,この声明及びこの声明に基づき達成される共同経済活動の調

整に関するいかなる合意も,また共同経済活動の実施も,平和条約問題に関す

る日本国及びロシア連邦の立場を害するものではないことに立脚する。

5:両首脳は,上記の諸島における共同経済活動に関する交渉を進めることに

合意し,また,平和条約問題を解決する自らの真摯な決意を表明した。経済分

野では大きく前進した。>

<以下は露文です(中沢氏提供)

1. Президент Российской Федерации

В.В.Путин и Премьер-министр Японии С.Абэ в ходе

переговоров 15–16 декабря 2016 года в городах Токио и Нагато

достигли взаимопонимания относительно того, что важным

шагом на пути к заключению мирного договора может стать

начало консультаций о совместной хозяйственной

деятельности России и Японии

на южных Курильских

островах

. Такое взаимодействие будет

способствовать развитию всего комплекса связей между двумя

странами и созданию атмосферы доверия и сотрудничества,

выводу отношений на качественно новый уровень.

2. Президент Российской Федерации

В.В.Путин и Премьер-министр Японии С.Абэ поручают

заинтересованным министерствам и ведомствам начать

консультации по вопросам согласования условий, форм и

областей упомянутой в п.1 совместной хозяйственной

деятельности, которая может включать такие направления,

как рыболовство, марикультура, туризм, медицина, экология

и другие.

3. Стороны будут стремиться к выработке на этих

консультациях экономически значимых проектов. В

зависимости от согласованных направлений хозяйственной

деятельности будут рассматриваться вопросы о

сответствующей правовой основе ее осуществления, в том

числе о заключении отдельного международного договора.

4. Стороны исходят из того, что ничто в настоящем

заявлении, любых достигнутых на его основе договоренностях

(3)

о налаживании совместной хозяйственной деятельности и ее

осуществление не наносит ущерба позициям Российской

Федерации и Японии по проблеме мирного договора.

5. Руководители двух стран договорились продвинуть

переговоры о совместной хозяйственной деятельности на

вышеупомянутых островах, а также выразили свою

искреннюю решимость урегулировать проблему мирного

договора.>

<以下は中沢氏のコメントです。 プーチンの(16 年)年末記者会見では国際情勢についての持論を展開しています。日露 首脳会談に触れていないのは、これはプーチンが優先順位のうえで日露首脳会談を、度外 視とまではいかなくても、軽視している証左でしょう。前のめり、はしゃぎ過ぎの安部に 比べて、プーチンは領土問題を含め日露関係を、喫緊の課題ととらえていない姿勢の表れ でしょう。彼は安倍にせっつかれて仕方なく、いやいやながら訪日したのでした。注目し ていただきたいのは、「共同経済開発」について、双方は「実施に踏み切ることで合意し た」のではなく、つまり、「実施に踏み切った」のではなく、以下に「張り付けた「プレ ス向け声明」に明記されたように、「交渉を進めることで合意した」のです。安倍の誘い に乗らないプーチンのしたたかな意図がそこに見えます。以下声明の最後の部分です。 「5 両首脳は,上記の諸島における共同経済活動に関する交 渉を進めることに合意し, また,平和条約問題を解決する 自らの真摯な決意を表明した」。また邦訳の声明は、 「・・・・,2016年12月15日-16日に長門市 及び東京で行われた交渉におい て,択捉島,国後島,色丹 島及び歯舞群島における日本とロシアによる共同経済活動に 関する協議を開始することが,平和条約の締結に向けた重要な一歩になり得るということ に関して,相互理解に 達した。」と、島の名前を具体的に挙げていますが、露文ではどう でしょうか。(上記の露文のように)「南クリル諸島」としか書かれていません。つまり共 同経済協力の対象の島は、既に、あいまいなのです。一つの島かもしれないし二つの島か もしれない、「南クリル諸島」全部、とは書かれていない点を抑えておくべきでしょう。 楽観的な見通しは禁物ですね。> ★以下はボストーク 28 号(2017 年 1 月 10 日発行、新年号に寄稿した筆者(KM)の論考 に加筆訂正したものである。 安倍晋三首相は、故郷の山口県長門市にプーチン氏を招待し、先祖の前で領土問題を一 歩でも前進させようと考えていた。一方、プーチン氏は次のように北方 4 島問題について 考えている。 「(1) 北方 4 島は第二次大戦の結果ソ連(ロシア)のモノになった。(2) 56 年の「モスク ワ宣言」で、日本の要請にこたえ善意の証として歯舞・色丹を日本に引き渡すこととした。 ただし 2 島に米軍が駐留しないよう日米安全保障の適用外とすること。(3) 2 島引き渡し の条件や時期についてはなにも決められていない。(4) 引き渡しを実現するには高度の 信頼醸成が達成されることが条件だ。露中関係のレベルが参考になる。(5) 信頼醸成に は、戦略的関係の強化(双方の外務・軍事担当相の定期協議:2+2 関係の復活)、双方の経 済・貿易関係の引き上げ、文化・観光・人的交流の発展など多面的国家関係の構築が必要 だ」。 歯舞・色丹の返還は、ロシアにとって国際的義務であると大統領として認めたの はプーチン氏が初めてだ。 畔蒜泰助(あびるたいすけ)氏は次のように言う。 <プーチン氏の姿勢は一貫している。16 年 9 月に「平和条約締結の環境は整っていない」 と発言し、10 月には内外のロシア専門家が集まるバルダイ会議で、今後 2~4 年にその環

(4)

境が整うかという私の質問に「時期は設けられない。むしろ有害だ」と答えた。中国と領 土問題を解決できたのも。戦略関係以上の信頼醸成の結果だとも強調した。(こうした認 識をプーチンしが持っている以上)今回、領土問題の進展がないのは予想できたことだ。 > 郷里にプーチン氏を招待して国境問題を前進させようという戦略は、今年5月、ロシア 南部ソチであった首脳会談で「新たなアプローチ」としてプーチン氏に提案された。9月 に極東ウラジオストクで再び会談し、このアイデアの詳細について意見が交わされた。帰 国後の首相は交渉進展への自信を隠さなかった。「交渉を具体的に進める道筋が見えてく るような手応えを強く感じた」(9月 27 日衆院本会議)。だが、期待は 11 月のペルーでの 会談で雲散霧消する。ロシア側は予想以上に強硬な姿勢を示した。会談の後、首相は「そ う簡単な課題ではない。一歩一歩、山を越えていく必要がある」と慎重な言い回しに転じ た。米大統領選では、プーチン氏に融和姿勢を示すトランプ氏が勝利し、ウクライナ問題 やシリア情勢で対立してきた米露関係が改善するとの期待が出てきた。米欧の制裁ととも にロシア経済低迷の要因だった原油安も、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意などで 懸念は後退しつつあり、ロシア側の強硬姿勢につながっていることも否定できない。 両首脳は山口県長門市と東京で夕食会を含めて約6時間会談し、16 日午後、共同記者会 見に臨んだ。首相は「北方四島の未来図を描き、その中から解決策を探し出す未来志向の 発想が必要だ」と呼びかけたが、プーチン氏は「1945 年、ソ連はサハリンだけでなく、南 クリル(北方四島)も取り戻した」と述べ、北方四島はもともとロシア領だったとの認識 を示した。それと共に、「私たちが経済関係を発展させて、平和条約を後回しにしている と見なすのは正しくない。一番大事なのは平和条約締結だ」とも述べ首相に一定の配慮を みせた。 ロシア大統領として 11 年ぶりとなった今回の公式訪日。巨額の経済協力を引き出した 上、日本が四島の主権問題を棚上げして北方領土での共同経済活動に踏み切ったとして、 ロシアメディは「ロシアの外交的勝利」と伝えた。 政府は 12 月 19 日、安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が合意した北方領土での共 同経済活動について、制度設計の本格交渉に入る準備に着手した。日露両政府は年明けに も、水産加工をはじめとする具体的な協力案件や活動形態の交渉を開始する見通しだ。両 国は特区などの「特別な制度」を設ける方向だが、ロシアはロシア法に基づく活動を求め ており、取りまとめは難航する可能性がある(毎日 12 月 20 日)。 首相とプーチン大統領は15、16両日に会談して共同経済活動の交渉開始で合意し、 プレス向け声明を発表した。共同経済活動は漁業▽海面養殖▽観光▽医療▽環境--など の分野を想定している。政府間交渉には外務省のほか、具体的な事業を所管する国土交通、 厚生労働、環境、水産などの各省庁が参加する予定だ。 最大の焦点となる双方の法的立場を害さない活動のあり方は、外務省が主に担当する。 外務省は19日、省内で検討会議を開催。両首脳の声明を踏まえ、どのような枠組みが可 能かを検討したとみられる。 安倍首相は 12 月 18 日のフジテレビの報道番組で、活動を実施する際の特別な制度につ いて、地域を区切って特別な行政対応を可能とする「特区」をイメージしているとし、 「世界でもあまり例のないことをやる。ロシア法にも日本の法律にもよらない、新しいも のを作る」と強調した。 日本政府は、日本企業がロシア法の下で活動すれば、ロシアの実効支配を強めかねない と懸念している。一方、ロシア政府高官は活動について「ロシアの法制度下で行われる」 と明言しており、どこまで歩み寄れるかが焦点となる。 また、首相は同番組で、過去に北方領土にサケの加工工場があったと指摘し、「日本の 会社や人々がもう一度工場をつくり、(ロシア人の)島民も一緒に働けば雇用が生まれ、 極東にも販売先が広がる」と具体的な構想も披露した。水産加工場の建設は、共同経済活 動の案件として協議される見通しだ。

(5)

朝日新聞社の 12 月 20 日の世論調査によれば 11 月の調査より、長門首脳会談後の 方が、(A)安倍内閣の支持率は低下し(51→50)支持しない人が増えた(25→31)。 (B)今度の会談を評価する人(45)の方が、しない人(41)よりわずかに多かった。 (C)今度の会談で北方領土を巡る 交渉が、どの程度進んだと思うかという問いに対し、 進んだが 27(進んだ(2)、ある程度進んだ(25))、進まなかった 70(あまり進まなかっ た(48)、まったく進まなかった(22))。(D)北方領土問題を今後どうするのがよいと思 か:4島すべてを一括返還させる→18、歯舞、色丹の2島を先行して返還させ、残りは引 き続き協議する→51、2島の返還で決着させる→13、返還を求めない→9。2 島で決着以 外は、実現性はないと考えられるので、現段階では決着しても国民には大きな不満が残る。 首相としては、「2 島プラス共同経済活動」を支持する人の割合を高める啓発活動を活発化 させるべきだ。 北海道は平和条約交渉に他地域より大きな関心を持っている。 1:元島民の多くが根室を中心に居住しているだけでなく、根室の沖合は北方 4 島の海 域に隣接している。4 島の島別漁業生産額は次のとうり:4 島全体 661.7 億円、歯舞群島 141.2 億円 21%、色丹島 30.6 億円 5%、国後島 188.7 億円 28%、択捉島 301.2 億円 46%、 注目してほしいのは、歯舞・色丹の陸地面積は、4 島の僅か7%であるが、漁獲高は 26% になる(道新 161208)。 2:高橋はるみ道知事は、日ロ首脳会談翌 16 日、サハリン州のコジェミャコ知事と会 談、(8項目の協力プランに呼応し)5 項目の協力パッケージを提案したほか、両地域と中 国・黒龍江省を加えた“トライアングル交流”も打診した。5 項目の協力パケージはつぎ のとおり:①食の安全・安心、健康長寿、②寒冷地の快適な生活確保、③環境保全、④エ ネルギーの地産地消、⑤直行航空路の開設(D161218)。 3:根室市は 17 日、市として北方四島周辺海域での操業や、地元企業が島でのインフ ラ整備に参画できる「特区」案などを要望することとした(D161218)。 4:北海道総合商事社長天間幸生氏は「極東地方は人口が減り続け、インフラも整って いないといわれるが、600 万人はいる。道内の企業が事業をするのに十分。インフラが未 整備であれば、むしろそこにチャンスがある。効率的な物流システムとか、北海道の農業 や住宅における寒冷地技術、水産加工技術など、ロシアにとって魅力的な商品やサービス は沢山ある。輸出だけでなく飼料用穀物を栽培しそれを(米国からでなく)日本に輸入す るビジネスも考えている。領土問題の有無よりビジネス上のメリットがあれば取引するの が我々の世界だ。」という(D161210)。 5:10 月 31 日、9 月の「東方経済セミナー」後、全国のトップを切って札幌市でロシ ア関連ビジネスセミナーが開催された。ジェトロの日系企業 92 社へのアンケートでは 82.6%が「市場規模・成長性」を重視してロシアに投資している、と回答。 6:ジェトロ北海道 の 15 年度の調査によ ると、ロシアに拠点を 置く道内企業は、22 社 で、中国、米国に次い で第 3 位。ジェトロの 梅津哲也・海外地域戦 略主幹は、ロシアの実 質成長率は今年で下げ 止まり、来年 2017 年 は 1.9 % 、 18 年 は 2.4%に上昇する。ジェトロが日系企業 92 社へのアンケートでは、82.6%の企業が「市場 規模・成長性」を重視してロシアに投資しているという。進出に伴うリスクについて 84.8%の企業が「不安定な為替」69.6%がが「不安定な政治・社会情勢」、62%が「行政

(6)

手続きの煩雑さ」をリスクと考えている(読売 161215)。 6 : 稚 内 は ロ シ ア 船 の 「母港」になることを指向 している。稚内市はサハリ ンとの交流促進を担当する サハリン課をもち、ユジノ サハリンクスに現地事務所 を置いている。今年からコ ルサコフと結ぶ客船が導入 され、ロシアを繋ぐ唯一定 期 航 路 と な っ た ( 日 経 161220)。 7:「水産根室」復活、共同 経済活動を注視→日ロ首脳 会談では四島での共同経済 活動に向け協議が始まるが、 海でどのような共同経済活動が地涌源するか現在のところ不明。チェックポイント変更だ けでも大きい。12 月 3 日に妥結した日ロ漁業交渉で、イカ釣り漁船のチェックポイントを 現状の奥尻沖から約200キロ北に増設することが認められた。海水温上昇で漁場が北上 しているのでこれには m リットがある。北海道水産研究所が紅サケ養殖の試験を釧路市な どで始めた。宮城県では 70 代から始まった銀サケの養殖が水揚げ額で約 60 億円のさん魚 に育ったが、道東は始まったばかりだ(N161121)。 8:居酒屋「炎」ロシア進出→道内飲食大手の伸和ホールデングス(HD 札幌)は17年4 月、道内の飲食業では初めてウラジオストクに「炭火居酒屋 炎(えん)」を開店する。 1店目を軌道に乗せ、2020 年にはウラジオストクとハバロフスクに 3 カ所づつ店を構える 予定。本物の日本食と重厚感のある店を創る。ロシアには料理を個別配達する文化がある ので、焼き鳥や寿司の出前も始める。」(D161227)。 まとめ:政府は 4 島での「共同経済活動」の実施に踏み切った。共同経済活動は漁業、海 面養殖、観光、医療、環境などの分野を想定している。最大の焦点となる双方の法的立場 を害さない活動のあり方は、外務省が主に担当する。筆者の私見だが、ロシアの法律が適 用されてもロシアの実効支配が深化するとは思えない。もう 1 つビザ発給の簡素化、90 日 以内の入国の場合は、ビザ免除制度を是非検討してほしい。そうすれば、ロシアからの観 光客の比率が全体のコンマ以下という現実を大きく換え、人的交流が急増しよう。これは 日ロの信頼醸成を引き上げ平和条約締結を促進するに違いないのだ。さらに、経済制裁の 解除を G7 の一員としてイニシャチブをとれないか。そうすればプーチン氏の大きな信頼 を勝ち取ることは間違いない。折からレイムダック化したオバマ現大統領でなく、プーチ ン氏の行政手腕を賞賛するトランプ次期米大統領の就任式が年明けの 1 月 20 日に迫って いる。なお、対ロ経済協力をバックアップする政府主導の 20 事業費 40 億円が 2017 年度 の予算案に盛り込まれた。主な事業としては、医療:性感染症対策の簡易診断システム2 億円、都市整備:インフラ老朽化や渋滞むけの調査7千億円、中小企業:日本の外食産業 の対ロ進出のための市場調査 3 億円、エネルギー:石油精製技術や寒冷地での風力発電の 実証実験 4.8 億円、ロシア産業の生産性向上:来年 7 月にロシアで開かれる産業総合博覧 会でのフォーラム開催費 9 千億円、極東振興:港湾荷役施設の近代化調査費 3 千万円、先 端技術協力:ロシアの郵便効率化実証実験 2 億円、人的交流:北大や東北大など、世界の 大学間学生相互派遣「世界展開強化事業」の拡大 4.3 億円。(12 月 24 日脱稿)

絡先 [email protected]

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