• 検索結果がありません。

:. SPSS

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア ":. SPSS"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

被服製作に関する知識と技能の実態 : 帰国生と一般生と

の比較( fulltext )

Author(s)

山崎,真澄; 池﨑,喜美惠

Citation

東京学芸大学紀要. 総合教育科学系, 64(2): 175-182

Issue Date

2013-02-28

URL

http://hdl.handle.net/2309/132633

Publisher

東京学芸大学学術情報委員会

Rights

(2)

 * 高等工科学校 ** 東京学芸大学(184-8501 小金井市貫井北町 4-1-1)

被服製作に関する知識と技能の実態

── 帰国生と一般生との比較 ──

山 崎 真 澄

・池 﨑 喜美惠

**

家庭科教育学分野

(2012 年 9 月 13 日受理) 1 目的  文部科学省の調査によると,長期間家族と共に海外 で生活する子どもが増加し,現地の小学校や中学校へ 通学する生徒が増えている1 )。海外における教育機関 には,現地校やインターナショナルスクール,日本人 学校,補習授業校などがある。現地校やインターナ ショナルスクールでは,日本の家庭科に相当する教育 はあまり行われていない。補習授業校では家庭科の実 施率は低いため2 ),日本人学校に通っていた生徒のみ 家庭科の学習経験があることになる。このように,家 庭科の学習状況の差により,帰国した生徒が初めて家 庭科の授業を受けることに戸惑いが生じると考えられ る。この現状は,以前勤務していた帰国生が在籍する 高校で被服実習を指導した際,「糸通し」「玉結び」 「玉どめ」など,初歩的な製作技能から教えた経験か らもいえることである。生徒が海外で小学校や中学校 時代を過ごした場合,家庭科の実習に必要な技能が未 学習のため,調理や被服製作における海外生活の影響 は大きいことが考えられる。  そこで,海外の生活経験がある生徒(帰国生)と日 本で過ごした生徒(一般生)との間に,被服製作用語 を知っているか(認知度)と,被服製作用語を正しく 理解できているか(理解度),また被服製作技能をど のくらい習得できているか(技能習得度)を明らかに した。  その結果をふまえて,帰国生と一般生との間で理解 度や技能習得度の差が大きい生徒が在籍するクラスの 授業方法を検討した。 2 方法 ( 1 ) 調査時期  2010 年 2 月∼ 5 月東京都内の高校で調査を実施した。 ( 2 ) 調査対象  東京都内帰国高校生 119 名,一般高校生 92 名 にア ンケートと技能テストを実施した。 ( 3 ) 調査内容  ・ 被服製作用語に関するアンケート (認知度)  ・ 被服製作用語に関する知識テスト(理解度)  ・ 技能テスト【なみ縫い,半返し縫い,(玉どめ, 玉結びを含む)各 5 分】(技能習得度) ( 4 ) 分析方法  統計ソフト SPSS を使用し,単純集計やクロス集計 を行った。 3 結果および考察 ( 1 ) 被服に関する家事手伝い  図 1 に示した 7 項目を「実施する」から「実施しな い」の 4 件法で回答させた。  洗濯に関する項目は実施する割合が高い傾向にある が,『ボタンつけをする』『編み物をする』『小物を作 る』『裾上げをする』など被服製作に関する手伝いを 実施している割合が低いことから,帰国生も一般生も 被服製作や繕いを自宅で実施する機会が少ないことが

(3)

言える。そのため,授業で習った被服製作の技能を活 用するチャンスがないと考えられる。  『ボタンつけをする』という項目以外全てにおいて, 帰国生の方が一般生より「実施する」と回答した割合 が多かった。一般生の手伝い頻度の低さが示される結 果となった。 㧑 図 1 被服に関する家事手伝い ( 2 ) 用具に関する認知度  図 2 に示した 17 項目を「知っている」「知らない」 の 2 件法で回答させた。  被服製作用具に関して,帰国生と一般生が共に 60%以上「知っている」と回答した項目は『四つ穴ボ タン』『二つ穴ボタン』『チャコペン』『糸きりバサミ』 『裁ちバサミ』『縫い糸』『指ぬき』『縫い針』『まち針』 『巻尺(メジャー)』『ものさし』である。同じボタン の種類でも『足つきボタン』は約 40%と低い傾向に あった。  日景ら3 )の研究からも家庭科の学習前の子ども (小学 5 年生)は『足つきボタン』を知らない傾向に あった。このことから,『足つきボタン』は既製服等 に使用されている頻度が少ないため,認知度が低いと 考えられる。一方『四つ穴ボタン』や『二つ穴ボタ ン』は既製服や制服等に使用されているため,認知度 も高い傾向にあると考えられる。  帰国生と一般生との間に有意差がみられた項目は, 『へら』『チャコペン』『裁ちバサミ』『まち針』である。 この 4 項目全てにおいて一般生の認知度が高かった。  『へら』に関して一般生は「知っている」割合が約 60%であったが,帰国生は「知っている」割合が約 40%しかなかった。帰国生にとって『へら』を使用し た被服製作を経験することが少ないと推測される。  『ルレット』『リッパー』は,授業でも使用頻度が低 い用具のため,帰国生・一般生共に認知度が低い傾向 にあった。  㧑 図 2 用具の認知度 ( 3 ) 用具に関する認知度と理解度の相関  表 1 に示した『リッパー』『まち針』『ピンキングバ サミ』『指ぬき』の 4 項目の認知度と理解度の相関を 帰国生と一般生とで検討した。  認知度については被服製作用語を「知っている」 「知らない」の 2 件法,理解度については被服製作用 語に関する知識テストとして,図に示した用具の名前 を複数の中から選択させた。  『リッパー』を「知っている」と回答した帰国生, 一般生はリッパーの正しい解答を選択することがで きた。  『まち針』および『指ぬき』を「知っている」と回 答した帰国生はそれぞれの解答を正しく選択すること ができた。  このことから,帰国生は認知度と理解度が一致して いるが,一般生は認知度と理解度が一致していない。 なぜ,帰国生の認知度と理解度が一致するのか,その 理由を今後検討する余地がある。 認知度 理解度 リッパー まち針 ピンキングバサミ 指ぬき 帰国生 [33 名] 一般生 [31 名] 帰国生 [92 名] 一般生 [88 名] 帰国生 [42 名] 一般生 [37 名] 帰国生 [100 名] 一般生 [74 名] リッパー 0.237*** 0.223*       まち針     0.495**       ピンキングバサミ       指ぬき       0.48**   表1 用具に関する認知度と理解度の相関 東 京 学 芸 大 学 紀 要 総合教育科学系Ⅱ 第 64 集(2013)

(4)

( 4 ) 布に関する用語の認知度  図 3 に示した『縫い代』『よこ糸・たて糸』『みみ』 『バイアス』の 4 項目を「知っている」「知らない」の 2 件 法 で 回 答 さ せ た。 一 般 生 は す べ て の 項 目 で, 「知っている」割合が帰国生より高かった。特に,『縫 い代』を「知っている」と回答した帰国生 51.3%,一 般生 75%であり,0.1%水準で有意差が認められた。 『みみ』を「知っている」と回答した帰国生 16.8%, 一般生 29.3%であり,5 %水準で有意差が認められた。 㧑 㧖㧖㧖 㧖 図 3 布の認知度 ( 5 ) 縫製方法に関する用語の認知度  図 4 に示した『ミシン縫い』『袋縫い』『かがり縫 い』など縫製方法に関する用語 20 項目を「知ってい る」「知らない」の 2 件法で回答させた。  縫製方法に関して帰国生と一般生が共に 60%以上 が「知っている」と回答した項目は『ミシン縫い』 『なみ縫い』『ボタンつけ』『玉どめ』『玉結び』であ る。日景ら4 )の研究でも以上の項目の割合が高い 傾向にあった。  帰国生と一般生との間に有意差がみられた項目は, 『かがり縫い』『まつり縫い』『半返し縫い』『本返し縫 い』『三つ折り縫い』『しつけ』『まち針の打ち方』で ある。その中で『かがり縫い』や『三つ折り縫い』は 帰国生も一般生も 60%以下の認知度であった。日景 ら5 )の研究によれば,『かがり縫い』のできる割合は 小学生・中学生・大学生でも 60%に満たない結果と なっていた。また,『三つ折り縫い』のできる割合は 中学生のみ 60%以上であった。継続的に実習で使用 しない縫製方法は,生徒の認知度や実施できる割合が 低い傾向にあると考えられる。教師が小学校や中学校 の被服実習で主に教えている縫製方法について,今後 調査する必要がある。  『たてまつり』『ぬいとり』『端ミシン』に関しては 帰国生,一般生共に認知度が 30%程度であった。『端 ミシン』の認知度が低い理由として考えられるのは, 㧑 㧖㧖 㧖㧖㧖 㧖㧖㧖 㧖㧖㧖 㧖㧖㧖 㧖㧖㧖 㧖㧖㧖 図 4 縫製方法の認知度

(5)

ミシンを使用した高度な被服製作技術を被服実習や家 庭で活用する機会が少ないからであろう。また,被服 製作用の家庭科教材として,半縫製済みの商品やフ リースを使用した商品等,端の処理が必要ないような 教材が開発され,現場でも時間短縮のため利用するこ とが多いからであると考えられる。 ( 6 ) 縫製方法に関する認知度と理解度の相関  『まち針』を「知っている」と回答した帰国生 98 名 は『まち針の打ち方』も「知っている」と回答し, 0.1%水準で有意差が認められた。『まち針の打ち方』 を「知っている」と回答した帰国生 53 名のうち,『ま ち針の打ち方』を「正解した」帰国生は 23 名であり, 認知度と理解度の関係は認められなかった。  『まち針』を「知っている」と回答した一般生 88 名 は『まち針の打ち方』も「知っている」と回答し, 5 %水準で有意差が認められた。『まち針の打ち方』 を「知っている」と回答した一般生 64 名のうち,『ま ち針の打ち方』を「正解した」一般生は 16 名であり, 認知度と理解度の関係は認められなかった。つまり, 帰国生,一般生共に認知度と理解度との間には,関係 は認められなかった。  『まち針の打ち方』は縫い線の印に対してまち針を垂 直に打つのが正しい。しかし,帰国生も一般生も『ま ち針の打ち方』を「知っている」と回答した生徒は, 縫い線の印に対してまち針を平行に打つという間違っ た解答をした生徒が多くみられた。このことから,正 しいまち針の打ち方を繰り返し教える必要がある。  また,『まつり縫い』『たてまつり』を「知ってい る」と回答した帰国生は,『まつり縫い』を正しく選 択することができていた。 ( 7 ) 理解度  被服製作用語に関する知識テスト(理解度)では, 全問正解を 25 点として,それぞれの得点を算出した。 得点分布は図 5 に示すとおりである。帰国生平均 10.08 点(SD 3.75),一般生平均 10.57 点(SD 3.44)であった。 帰国生と一般生との間に大きな差は認められなかった。 㧔ੱ㧕 㧔ὐ㧕 図 5  理解度

0

5

10

15

20

25

30

3

4

5

6

7

8

9

10

帰国生 一般生 (ੱ) (ὐ) 図 6  技能習得度(なみ縫い)

0

5

10

15

20

0

1

4

5

6

7

8

9

10

帰国生 一般生 (ੱ) (ὐ) 図 7  技能習得度(半返し縫い) ボタン付け 小物を作る 裾あげ 帰国生 [28 名] 一般生 [29 名] 帰国生 [23 名] 一般生 [14 名] 帰国生 [ 9 名] 一般生 [ 5 名] なみ縫い 0.211* 0.231* 0.214* 半返し縫い 0.222* 0.289* 0.27** 表 2 被服製作における実施状況と技能習得度の相関 * 5 % 水準で有意 ** 1 % 水準で有意 東 京 学 芸 大 学 紀 要 総合教育科学系Ⅱ 第 64 集(2013)

(6)

( 8 ) 技能習得度  なみ縫いと半返し縫いの技能テスト(技能習得度) を行った。図 6 に示すように,『なみ縫い』は,帰国 生 平 均 7.29 点(SD 1.78), 一 般 生 平 均 8.38 点(SD 1.24)であり帰国生より一般生の方が技能習得度が高 い傾向にあった。『なみ縫い』を「知っている」帰国 生は『なみ縫い』の技能習得度は平均 7.56(SD 1.57) であり,『なみ縫い』を「知っている」一般生は『な み縫い』の技能習得度は平均 8.56 点(SD 1.2)であっ た。認知度と技能習得度の関係では,帰国生において 相関があり, 5 %水準で有意差が認められた。  また,図 7 に示すように,『半返し縫い』でも同様 の結果が示され,帰国生平均 6.39 点(SD 3.11),一般 生平均 7.1 点(SD 2.18)であり,帰国生より一般生の 方が技能習得度が高い傾向にあった。『半返し縫い』 を「知っている」帰国生は『半返し縫い』の技能平均 6.82 点(SD 2.92),一般生は『半返し縫い』の技能平 均 7.31(SD 2.07)であった。  前述の図 1 に示す家庭における手伝いの状況のう ち,『ボタンつけ』『小物を作る』『裾上げをする』に ついて検討すると,表 2 に示すとおり,手伝いをよく している帰国生は,『なみ縫い』や『半返し縫い』の 技能習得度の得点が高い結果が示された。つまり,手 伝いの経験と実習における技能習得度が関係している と考えられる。 4 授業方法の検討  研究の目的で述べたように,これまでの高等学校の 現場での指導経験から,家庭科の学習経験の少ない帰 国生は「糸通し」もできない生徒が多いため,小学生 に家庭科を教えるのと同じレベルで指導をすることが 必要である。一般生の認知度や技能の実態に鑑みて, 一般生も十分には技能を習得できているとはいえな い。そのため,一般生にとっては復習となるが,表 3 に示すように,手縫いを中心とした授業を高校で実施 することを提案したい。  一般生の中にも技能差があるので,早くできる生徒 には他の教材を準備し,それも加えて評価することで 生徒のやる気を伸ばすことにもつながると考えてい る。 5 まとめ 1   知識テストの結果,帰国生と一般生との間に差は ほとんどみられなかった。 2   用語の認知度は一般生の方が高い。 3   一般生は縫製方法を認知していても,正しい縫製 方法を理解している生徒は少ない。 4   帰国生は家で被服製作等を実践する生徒が多いた め,縫製技能の習得度が高い生徒が多い。  一般生は認知度が高くても正解率の低い理由とし て,家庭での実践経験が少ないことが考えられる。現 代の生活において,家で被服製作をすることが少なく なっている。ファストファッションや安価な修理業者 がいるため,家庭で修理することが低下しているから だと思われる。  しかしながら,家庭で実施することが少なくなるか ら,家庭科の学習が必要ではないというわけではな い。実習をすることで得られることを生徒に伝え,学 習効果を高められるような指導方法を考えていくこと が必要である。  就学別の位置付けを考えてみると小学校では手縫 い,中学校では手縫いとミシン縫い,高校でも手縫い とミシン縫いを実施することが,現状のカリキュラム を考えると妥当であると考える。つまり,家庭基礎を 履修する高等学校が多くなり,授業時数が少ない中 で,被服製作実習を実施しようと考えている教員が多 い。被服製作には多くの時間が取られるため,製作を どのように位置づけるかが課題でもある。そこで,学 習経験に差がある生徒(特に帰国生)が在籍する高校 では,被服製作を学ぶ最後の場として,手縫いのみで 実施できる製作を授業に取り入れることを提案した い。 小学校 中学校 高等学校 高等学校 (帰国生在籍) 現状 手縫い ○ ○ ○ ○ ミシン縫い ○ ○ △ △ 試案 手縫い ○ ○ △ ○ ミシン縫い × ○ ○ × 表 3 学習経験の少ない生徒(帰国生)が在籍するケース

(7)

謝辞  調査に協力頂いた生徒の皆様に深謝いたします。ま た本研究にあたり,助言を頂いた山本厚子先生に深謝 いたします。  本研究の一部は,日本家庭科教育学会第 54 回大会 (2011 年 6 月 28 日)において発表した。 参考文献 1 ) 海外在留邦人数及びその同伴する義務教育段階の子 供 の 数 の 推 移 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ clarinet/004/001/001/002.pdf#search 2 ) 補習授業校における教科別実施率 http://www.mext.go.jp/ a_menu/shotou/clarinet/004/001/003/004.pdf#search 3 ) 柏崎真理子,前田雄也,日景弥生.小・中・大学生を対 象とした被服製作用語の知識の実態 弘前大学教育学部 紀要第 101 号 109-114(2009) 4 ) 前掲 3 )111 5 ) 前掲 3 )112 東 京 学 芸 大 学 紀 要 総合教育科学系Ⅱ 第 64 集(2013)

(8)

* High technical school

** Tokyo Gakugei University (4-1-1 Nukuikita-machi, Koganei-shi, Tokyo, 184-8501, Japan)

── 帰国生と一般生との比較 ──

A Survey of Sewing Vocabulary and Skills of High School Students :

A comparison between the general and the returnee groups

山 崎 真 澄

・池 﨑 喜美惠

**

Masumi YAMAZAKI and Kimie IKEZAKI

家庭科教育学分野

Abstract

In the process of proceeding with sewing lessons, teachers tend to deal with uneven levels of sewing experience and knowledge of each student. Since there are very few high-schools in overseas countries that provide home economics in their curriculums, there are serious gaps for Japanese high-schools that have several returnees who are just starting there school lives in Japan. Those returnees are worrying how to catch up and get along with this subject, among other classmates who are already familiar with it.

In order to determine their level of cognition and degree of skill acquisition,119 returnees and 92 general students were tested in a survey of sewing terms from February to May,2010. The purpose of this survey was to attain their degree of cognition and understanding, level of cognition, and understanding of sewing terms, in order to make the individual difference of their level or skill acquisition. They were surveys to make each student’s score of skill learning clear.

Then, based on all those scores of cognition and understanding, proper teaching program for each level were discussed. The result was as follows

1 The level of cognition: general students recognized a higher percentage of sewing terms. 2 No difference was found in levels of understanding sewing terms

3 General students showed a higher level of skill acquisition(eg. plain stitches). 4 Returnee students who sewing work at home tended to show higher levels.

Based on these facts, hand sewing is suggested for the schools with many returnees attending.

Key words: sewing, high school student, returnee students, knowledge, skill

(9)

要旨 : 被服製作の授業を進める時,生徒の技術差が大きいため,進度差が生じることがある。帰国生が在籍 する学校ではその差が更に大きいことが考えられる。海外では家庭科の教育を行っている学校が少ないため, 現地の学校へ通っていた生徒は日本へ帰国し,授業を受けるときに授業の内容についていけるか不安を抱えて いることが多い。  帰国高校生 119 名,一般高校生 92 名の計 211 名を対象に 2010 年 2 月∼ 5 月に被服製作用語に関する認知度や 理解度,技能習得度の差を明らかにするために調査を行った。そして,認知度や理解度の差を踏まえ授業方法 のあり方を検討した。  その結果,以下の知見を得た。 1  認知度に関しては帰国生より一般生の方が被服製作用語について「知っている」割合が高かった。 2  被服製作用語の理解度は帰国生も一般生も差がみられなかった。 3  「なみ縫い」などの手縫いの技能習得度の結果は,帰国生より一般生の方ができる傾向にあった。 4  被服製作の手伝いをする帰国生は,技能習得度も高い傾向にあった。  この結果より,帰国生が在籍する高校の授業において,手縫いの製作実習を重視して指導することを提案 する。 キーワード : 被服製作,高校生,帰国生,知識,技能

参照

関連したドキュメント

An example of a database state in the lextensive category of finite sets, for the EA sketch of our school data specification is provided by any database which models the

A NOTE ON SUMS OF POWERS WHICH HAVE A FIXED NUMBER OF PRIME FACTORS.. RAFAEL JAKIMCZUK D EPARTMENT OF

First we use explicit lower bounds for the proportion of cyclic matrices in GL n (q) (obtained in [9, 14, 20]) to determine a lower bound for the maximum size ω(GL n (q)) of a set

She reviews the status of a number of interrelated problems on diameters of graphs, including: (i) degree/diameter problem, (ii) order/degree problem, (iii) given n, D, D 0 ,

A lemma of considerable generality is proved from which one can obtain inequali- ties of Popoviciu’s type involving norms in a Banach space and Gram determinants.. Key words

By interpreting the Hilbert series with respect to a multipartition degree of certain (diagonal) invariant and coinvariant algebras in terms of (descents of) tableaux and

de la CAL, Using stochastic processes for studying Bernstein-type operators, Proceedings of the Second International Conference in Functional Analysis and Approximation The-

[3] JI-CHANG KUANG, Applied Inequalities, 2nd edition, Hunan Education Press, Changsha, China, 1993J. FINK, Classical and New Inequalities in Analysis, Kluwer Academic