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個人投資家向け会社説明会 ミーティングメモ

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個人投資家向け会社説明会 ミーティングメモ

コニカミノルタ株式会社(4902)

日 時:2014 年 12 月 10 日 場 所:大和コンファレンスホール(東京都千代田区) 説明者:代表執行役社長 山名 昌衛 1.会社概要 ・創業以来、カメラやフィルム事業で培ってきた材料、光学、微細加工、画像の4分野のコ ア技術をベースに、情報機器事業や産業用材料・機器事業、ヘルスケア事業などの事業分 野で、約 150 カ国において革新的な商品の販売とサービス体制を構築しています。 ・情報機器事業では、オフィスサービス分野での A3 カラー複合機が海外トップクラスのシ ェア、商業・産業印刷分野では、カラーデジタル印刷機が世界トップクラスのシェアを獲 得しています。産業用材料・機器事業、ヘルスケア事業でも、主力製品が国内外でトップ クラスのシェアを獲得しています。オンデマンドプリント、マーケティングプリントマネ ジメントなど、サービス領域にも事業を拡大し、産業用インクジェット、有機 EL 光源な ど新しい事業を創出するための投資も継続しています。 ・投資市場においては、さまざまな CSR 活動が評価され、ダウ・ジョーンズ・サステナビ リティ・ワールドインデックスの構成銘柄に 3 年連続で採用される一方、日本では、当社 株式が新株価指数として注目度の高い JPX 日経インデックス 400 の構成銘柄に 2 年連続 で選定されています。 ・当社は、2003 年 8 月に経営統合をしてできた会社です。コニカは 1873 年創業、ミノルタ は 1928 年創業で、2003 年当時は、それぞれ売上高約 5,000 億円の会社でした。経営統合 時には、ホールディングカンパニーと事業会社という形でスタートしましたが、統合後 10 年を経て、2013 年 4 月に、「ワン・コニカミノルタとして求心力を高める」ことを目的に 経営体制再編をし、現在のコニカミノルタ株式会社になりました。 ・2006 年にカメラとフィルム事業から撤退しました。撤退で当時約 2,700 億円の売り上げ がなくなりましたが、その後 2011 年度からの売上高は増加しています。この 3 年間は年 率約 10%で売り上げを成長させています。2014 年度の連結売上高 1 兆円、連結営業利益 620 億円という公表値を、この第 2 四半期が終わった時点で、連結営業利益 650 億円と、 30 億円上方修正しました。2014 年度の B/S 主要指標では、自己資本比率は 49.5%、NET D/E レシオは 0.02 で、R&I の格付けで A ランクという状況です。 ・2013 年度の売上高構成比は、77%が情報機器事業で、このうち 60%がオフィスサービス 分野、17%が商業・産業用印刷分野です。そのほか、構成比 9%がヘルスケア事業、12% が産業用材料・機器事業で、このうち産業用光学システム分野、機能材料分野がそれぞれ 6%となっています。

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2.事業概要 ・コニカとミノルタが創業以来培ってきた、キーとなる 4 つの技術分野は、画像分野、微細 加工分野、光学分野、材料分野です。 ・情報機器の分野のうち、コピー、プリンターでは、リコー社、キヤノン社、ゼロックス社 が有名です。当社はその中で海外中心ですが、カラー複合機でトップクラスのシェア、カ ラーデジタル印刷システムでもトップクラスのシェアです。トップクラスのシェアが取 れる理由は、1 つには材料技術をうまく組み合わせていることです。材料技術というのは、 写真フィルムの化学材料の技術です。これをベースにしているので、A3 カラー複合機で もカラーデジタル印刷システムでもその画質を構成するためのトナーに技術的な優位性 があり、機械そのものの競争力はもちろん、高画質を低コストで提供できます。 ・当社は、グループ全体の売り上げの約 70%が海外ビジネスです。情報機器事業だけでは 80%近くが海外での売り上げです。カメラ、フィルムの時代から、海外でコニカブランド、 ミノルタブランドということで世界中のお客様から愛されており、海外に販売子会社を 多く設置しているのが要因です。ディーラーを通した販売比率は 4 割です。残りの 6 割 はお客様へ直接販売しています。 ・材料の技術を生かすということと、海外で直接お客様に販売、サポートをするということ が、当社の強みです。 3. 事業戦略 ・当社は、今後 5 年、10 年間に成長するマーケットに経営資源を極力集中しようという「ジ ャンルトップ戦略」を掲げています。そのジャンル、セグメントでトップを取ろうという ことで展開しており、経営統合以降、一番大切な方針として貫いてきています。 ・情報機器事業における「ジャンルトップ」は、デジタル印刷機です。当社のデジタル印刷 機は、500 部だけとか少部数でも印刷できます。しかも、製版をしないでコンピュータか らそのままこの機械にデータを送り、必要な部数を外国でも、東京と地方のように離れた ところでも出力ができます。印刷物を保管したり輸送したりする必要がなく、これからの 環境を考えても無駄がありません。これらは、オンデマンド印刷、機械はカラー機でプロ ダクション・プリンティングと呼ばれます。この分野では、ゼロックス社は高価格のセグ メントで世界トップです。それに対して、当社は、少し下のミドルセグメント、ライトセ グメントにこの技術を持ち込むことを世界で初めて行い、今日現在、販売台数ではカラー のプロダクション・プリンティングでは世界第 1 位となりました。 ・オフィスサービス分野において、コピー、プリントだけでなく、スキャンもできる当社の A3 カラーデジタル複合機は、28 カ国においてシェアが 1 位、2 位です。11 年前に経営統 合した当時は、出力機全体の中でカラーは 10%でしたが、このときに当社は、「カラーが 成長するので、カラーでジャンルトップを取ろう」と決めて経営資源を集中しました。モ ノクロではリコー社、キヤノン社、ゼロックス社が強いです。

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・カラー複合機の各地におけるマーケットシェアは、米国では、当社は 18%で、ほぼトッ プグループです。欧州では 21%でトップに追いついています。中国では 2 年ほど若干シ ェアが下がっていますが、24%でトップです。日本国内は 7%で、日本でのブランドのプ レゼンスが少し低いです。 ・次のジャンルトップは、薄く膜を合成する技術です。世界で一番薄いフィルムが液晶テレ ビのパネルに組み込まれており、このフィルムが、視野角拡大を実現させています。正面 や横から見ても見え方が変わらないテレビを可能にしているのが「視野角拡大フィルム」 です。現在、VA モードでトップシェアで、薄くする技術を液晶テレビ、特に大型テレビ に活かせるという状況です。 ・ヘルスケア事業では、病院で使われている X 線画像診断装置のパネルです。当社は、病 院の X 線フィルムを製造・販売していました。今は、フィルムは少なくなってきており、 デジタルで診断した画像がコンピュータに送信、保存され、場合によっては検査センター にも送信されるという時代になっています。カセッテ型 DR(当社が販売するフラットパ ネルディテクター)は、フィルムの代わりに画像が撮れ、すぐ送ることができます。当社 は、世界で初めて、このカセッテを小さくし、持ち運べるようにしました。画質もよく、 非常に軽くなったので、手術室にも、患者様のベッドのある部屋にも持ち込めます。当社 がこれから目指すのは、在宅です。病院に行って X 線画像を撮らなくても、このカセッ テで専門医に診断をしてもらうことができます。当社は、パナソニック社から超音波の事 業を譲り受けました。そのパナソニック社の超音波技術に、当社の材料技術を入れた非常 にコンパクトな新製品を今年度、発売しました。 4.新中期経営計画 ・新中期経営計画「TRANSFORM 2016」は、3 つの基本方針を掲げています。基本方針の 1 つ目は、「持続的な利益成長の実現」です。5 年、10 年、会社や利益を成長拡大させて、 次の投資をし、株主様にきちんと還元できるように、持続的にやっていくということです。 ・2 つ目は「顧客密着型企業への変革」です。良い商品を作っても、それが世の中でどんな 価値があるのか、我々の生活の何がどう変わるのかということが重要です。企業に買って いただく場合、そこで働いているビジネスマンにその製品を使ってどう変わるのかを説 明しなくてはなりません。製造業は、ものを作って売る時代から「もの」に「こと」をつ けて、「こんなことができます」という形でサービスにしていく時代になっています。 ・3 つ目は、「強靭な体質の企業にしていく」ことです。 ・当社の新中期経営計画は、2016 年度を 1 つのゴールとしています。その先の 2018 年に最 終目標を置いています。2016 年度の売上高は 1 兆 1,000 億円以上、営業利益は 900 億円、 営業利益率は 8%以上、ROE は 10%以上にしたいと考えています。当社は、この 2015 年 度から IFRS(国際会計基準)という会計基準に変えます。この目標は、IFRS によるもの ですが、私としましては、2016 年度に掲げている数字は単なる目標ではないと思ってい

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ます。株主の皆様に、これを「コミットするつもりでやりきるぞ」という数字です。5 年 後の 2018 年度の売上高は、1 兆 3,000 億円、営業利益率は 10%を目標としています。 ・情報機器事業のオフィスサービス分野では、ただ単にオフィスのコピーやプリンティング の話をするだけではなく、そのオフィスの IT サービスというもの、「クラウドをどう活用 するか」「情報のセキュリティをどうするか」など、オフィスの IT に関わるサービスとド キュメントに関わるサービスの両方を合わせて提供しようとしています。そのためには IT サービスを丸ごと引き受ける人財が必要なので、当社は、過去3年間で 20 社近い IT サ ービスの会社を M&A という形で買収して、その人たちに当社グループに入ってもらいま した。その人たちといっしょにこのようなサービスを行っていきます。 ・デジタル印刷という領域では、日本国内に約 50 店舗、プリンティングサービスの Kinko's ショップがあります。2 年前に当社が買収しました。当社は、デジタル印刷の機械だけを 作っているのではなく、Kinko's の出力サービスも行っています。企業のマーケティング 部門が印刷の業務を発注し、当社が間に入ってコンサルティングをしながら受注し、企業 のお困りごとやご要望、コストダウン、ダイレクトメール、カタログ、ポスター、キャン ペーンのパッケージ、ラベルなど、いろんな形を一括してお預かりして、それを出力とい う形にして提供するサービスを行っています。 ・テキスタイルのデジタルプリンターもあります。今は、イタリアのブランドのネクタイで も、インクジェットというデジタル印刷機で作れる時代です。インクジェットのテキスタ イルプリンターは、デジタルなのでプリントしたいものをそこに置くだけです。ネクタイ、 壁紙、タイルそうしたところにどんどん拡大していきます。 ・ヘルスケア事業では、当社の機器で撮っていただいたデジタルの画像診断に加えて、超音 波やタルボなど、いろいろな診断画像を患者様ごとにセキュリティをかけて保護して、そ の患者様が次の検査センターに行ったときにまとめて情報を送れるようにするなど、病 院向けビジネスとして注力しています。日本国内の地方病院と連携して、在宅のかかりつ け医さんができるだけ効率よく患者様に対応できるように、ケアマネージャさんの情報 などいろいろな情報を端末に入れて、そこに超音波で撮った情報もまとめて、検査センタ ー、大病院へ必要があったら送るということを積極的に進めています。 ・産業用光学システムでは、光学の技術を活用して、いろんな産業用分野向けに機器を作っ ています。特に注力しているのは、色を計る技術、光を計る技術です。たとえば、自動車 メーカーで世界中 20 か国に工場があると、車のカラーをデジタル機器に数値で書いて同 じ青をどこでも作らないといけません。これを当社の機器で計って、海外の工場に送りま す。このようなカラーのソリューションサービスを国を越えて行っていきます。 ・当社は、LED の次の時代、有機 EL を使った OLED(オーレッド。オーガニック・ライト・ エミッティング・ダイオード)、当社は O(オー)の LED と呼んでいますが、次の時代の 技術を見据えています。今はどんどん LED 照明に変わっていますが、5 年後、10 年後は それが有機 EL に代わっていくと確信しています。有機 EL の OLED は面光源なので、フ

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ィルムになり、曲げられ、どこにでも貼れるので、新しい空間、新しい照明が作れます。 このような技術を研究開発していますが、3 年、5 年、8 年の年数がかかります。甲府に 100 億円を投資して新しい量産工場を作りました。 5.株主還元策 ・2014 年度の対外的な公表としては、年間1株当たり 20 円、中間と期末でそれぞれ 10 円 配当するということで進めています。上期は予定通り 10 円の配当を行いました。2015 年 度、2016 年度の中期経営計画を確実に達成することにより、増配を目指してまいります。 ・自己株式の取得は、約 300 億円の規模で行い、企業として大切な ROE の向上の具体的な 施策を打っています。カレンダーと Kinko's のサービスの一部を、株主様への優待として います。 6.質疑応答 Q1. 新中期経営計画の進捗状況と目標について A1. 新中期経営計画がスタートして 7 カ月が過ぎましたが、手応えは十分にあります。国 内外の事業所を回り、従業員・幹部に会い、工場の現場も歩きました。一番手応えを感 じているのは、会社を1つにしたことでやはり非常にやる気が出ているというところ です。会社というものは当然ですが、従業員に活気がないと強くならないと思います。 そういう意味でしっかりとした手応えを感じており、これをエネルギーに目標達成に 向けて頑張りたいと思っています。 Q2. 将来の ROE 目標レベルについて A2. 今日、様々な有識者の方によって、日本企業の ROE の低さについて指摘があり、5 年 連続で 5%いかなかったら、取締役あるいは社長として推奨しないというような動きも 出てきております。ROE をグローバル優良企業のように、最低でも 8%、10%、さらに 上げていくことに向けて努力をしていきます。 Q3. 販売力を高める戦略について A3. 当社は、世界中の企業、病院、印刷関係の方々に直接サポートをしてつながっていま す。よって、お困りごとを聞いて課題を解決するということがそのお客様の成長になり、 当社の成長にもなります。それを可能にするための必要な人財は当社で教育します。仕 事の転換もします。足りないところは、M&A という方法を取って、スピードを上げる と同時に、そういうことを可能とする能力を上げていきます。 Q4. 社長のビジョンについて A4. 当社が何をやっている会社かというのは、カメラ、フィルムの時代は分かりやすかっ

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たのですが、今は一言で非常に言いづらいという悩みを抱えています。ただ言えるのは、 当社は、カメラ、フィルムで築かれた技術をベースにした、非常に信頼性のあるブラン ドだということです。提供する商品は変わっても、このコニカミノルタというブランド が輝き、世界のブランドであり続けることが、私のビジョンです。 Q5. コニカミノルタならではのアピールポイントについて A5. 4 兆円、5 兆円、10 兆円の会社と同じようなことはしませんが、「コニカミノルタはこ んなことをやったんだ」と、世の中でまだ誰もやっていないことに挑戦します。先程の プレゼンテーションの中で有機 EL の照明について話しました。時間は少しかかります が、新しいことに初めて挑戦することでコニカミノルタの特徴を出していきたいと考 えています。

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