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(2) 掛金の算定ア組合員が負担すべき掛金は 支給された基本給及び諸手当などを合算した額から決定される標準報酬月額を標準として算定されます 標準報酬月額は以下の5つのタイミングにより決定 改定されます 種類対象者対象となる報酬決定 改定の時期申出法令 資格取得時決定 新たに組合員の資格を取得した者

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63

Ⅱ 掛金及び負担金

1 共済組合の掛金及び負担金の意義

共済組合は、組合員及びその遺族の生活の安全と福祉の向上を図るために、短期給付・ 長期給付・福祉事業の三つの事業を行っており、これらの事業の運営は組合員の掛金と地 方公共団体の負担金を財源として行われるものです。

<掛金>

<負担金>

短 期 給 付 ・ 介 護 保 険

50%

50%

厚生年金 ・年金

払い退職給付

長期給付 基礎年金

追加費用負担金

50%

50%

掛金

25%

負担金

25%

公的負担分

50%

地方公共団体負担

100%

50%

50%

2 共済組合の掛金及び負担金の取扱い

(1) 掛金の徴収期間

掛金は、組合員の資格を取得した日の属する月から、その資格を喪失した日の属す る月の前月までの各月につき徴収します。 また、組合員の資格を取得した日の属する月にその資格を喪失したときも、その月 の掛金は徴収しますが、退職等掛金と厚生年金保険料は以下の場合は徴収しません。 (法第 114 条第 1 項、第2項) ・厚生年金保険料 その月に更に組合員の資格を取得したとき、または厚生年金保険の被保険者もしく は国民年金の被保険者の資格を取得したとき。 ・退職等掛金 その月に更に組合員の資格を取得したとき、または国の組合の組合員の資格を取得 したとき。

(2)

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(2) 掛金の算定

ア 組合員が負担すべき掛金は、支給された基本給及び諸手当などを合算した額から決 定される標準報酬月額を標準として算定されます。 標準報酬月額は以下の5つのタイミングにより決定・改定されます。 また、期末手当等に係る掛金は、組合期間における各月の標準期末手当等(期末・ 勤勉手当の合計額千円未満切り捨て)を標準として算定します (法第 114 条第3項) イ 無給休職組合員については、無給休職になった際給与支給機関が支部へ連絡します。 ウ 組合員が負担すべき掛金額は、標準報酬月額または標準期末手当等の額に別表1の 割合を乗じて得た金額とします。 (法第 114 条第3項、定款第 28 条) エ 標準報酬月額または標準期末手当等の額が別表2の金額を超える場合は、別表2の 金額を掛金の標準となる給料額とします。 オ 掛金に係る端数計算については、国等の債権債務等の金額の端数計算に関する法律 (昭和 25 年法律第 61 号。以下「端数計算法」という。)第2条の規定を準用し、円 未満を切捨てます。 (法第 144 条の 26 第2項)

(3) 掛金の給与からの控除

組合員の給与支給機関は、毎月、報酬その他の給与を支給する際組合員の給与から 掛金等に相当する金額を控除して、組合員に代わって組合に払い込みます。 (法第 115 条第1項) 種類 対象者 対象となる報酬 決定・改定の時期 申出 法令 資格取得時決定 新たに組合員の資 格を取得した者 資格取得時の報酬 資格取得時 不要 法第43条 第8項 定時決定 7月1日現在におい て組合員である者 4月、5月、6月の報酬の平均 9月 不要 法第43条 第5項 随時決定 報酬の額が著しく変 動した者 固定的給与に変動があった 月以後の3ヶ月の報酬の平 均 固定的給与に変動が あった月から4か月目 不要 法第43条 第10項 育児休業等 終了時改定 育児休業等を終了 した者 育児休業等終了日の翌日が 属する月以後の3ヶ月間の 報酬の平均 育児休業終了日の 翌日が属する月から 4か月目 必要 法第43条 第12項 産前産後休業 終了時改定 産前産後休業を終 了した者 産前産後休業終了日の翌日 が属する月以後の3ヶ月間の 報酬の平均 産前産後休業終了日 の翌日が属する月か ら4か月目 必要 法第43条 第14項

(3)

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(4) 掛金の免除

以下休業中の組合員の掛金は、職員の申し出により免除されます。 ア 産前産後休業中 (免除期間:産前産後休業を開始した日の属する月から産前産後休業(※)が終了する 日の翌日の属する月の前月まで) (法第 114 条の2の2) ※ 掛金免除の対象となる産前産後休業期間とは、出産の日以前 42 日から出産の日後 56 日までの間で、妊娠又は出産に関する事由を理由として勤務に服さない期間(地方 公務員等共済組合法上の産前産後休業)をいいます。(多胎の場合は、「42 日」を「98 日」と読み替える。) (ア) 提出書類 a 産前産後休業掛金免除申出書 b 県条例等に規定する療養休暇(職員の分べん。以下「県産前産後休暇」という。) を取得していること及び期間がわかる書類の写し ・ 休暇簿、休暇承認等状況報告書 等 c 子の出産日(出産予定日)及び出産(出産予定)人数(多胎の場合のみ)がわか る書類の写し ・ 医師の診断書、母子手帳、出生証明書 等 ※ 出産前に申し出をした者が出産予定日どおり出産した場合には、後日、出産日 のわかる書類の写しの提出が必要 (イ) 申し出後に実際の出産日と出産予定日に相違があった場合の提出書類 a 産前産後休業掛金免除変更申出書 ・・(ア)aと同様式 b 県産前産後休暇を取得していること及び変更後の期間がわかる書類の写し ・ 休暇簿、休暇承認等状況報告書 等 c 子の出産日及び出産人数(多胎の場合のみ)がわかる書類の写し ・ 母子手帳、出生証明書 等 イ 育児休業中 (免除期間:育児休業の開始する日の属する月から終了する日の翌日の属する月の 前月まで) (法第 114 条の2) (ア) 提出書類 a 育児休業等掛金免除申出書 b 育児休業に係る該当子の生年月日のわかる書類の写し

(4)

66 (イ) 申し出後に育児休業期間に変更があった場合の提出書類 a 育児休業等掛金免除変更申出書 b 育児休業期間変更後の年月日がわかる書類の写し

(5)育児休業等終了時改定・産前産後休業終了時改定

ア 育児休業等終了時改定 育児休業等を終了した組合員が、当該育児休業等に係る3歳未満の子を養育する場 合において、組合に申出をしたときには、育児休業等終了日の翌日が属する月以後3 か月間に受けた報酬の額をその期間の月数で除して得た額を報酬月額として標準報 酬月額を改定します。 (ア) 提出書類 標準報酬育児休業等終了時改定申出書 イ 産前産後休業終了時改定 産前産後を終了した組合員が当該産前産後休業を終了した日において、その産前産 後休業に係る子を養育する場合において、組合に申出をしたときは、産前産後休業終 了日の翌日が属する月以後3か月間に受けた報酬の総額をその期間の月数で除して 得た額を報酬月額として、標準報酬月額を改定します。 なお、産前産後休業終了日の翌日に育児休業等を開始している組合員はこの限りで はありません。 (ア) 提出書類 標準報酬産前産後休業終了時改定申出書 ※育児休業等終了時改定・産前産後休業終了時改定の申出を行わなかった場合でも、 随時改定に該当するときは、標準報酬月額が改定されます。 ※育児休業等終了時改定・産前産後休業終了時改定の申出により標準報酬月額が下が って改定される場合は、次項の3歳未満の子を養育している期間の特例に係る申出 書も共済組合へ提出してください。

(6)3歳未満の子を養育している期間の特例

3歳に満たない子を養育している組合員が、組合に申出をしたときは、当該子を養 育することとなった日の属する月から以下のいずれかに該当するに至った日の翌月 の属する月の前月までの各月のうち、標準報酬月額が当該子を養育することとなった

(5)

67 日の属する月の前月の標準報酬月額(従前標準報酬月額)を下回る月については、従 前報酬月額を当該下回る月の標準報酬月額とみなして、年金額を算定します。 (法第 79 条) ・当該子が3歳に達したとき ・当該組合員もしくは当該組合員であった者が死亡したとき、または当該組合員が退 職したとき ・当該子以外の子を養育することとなったとき、その他これに準ずるものとして厚生 労働省令または総務省令で定めるものが生じたとき ・当該子が死亡したとき、その他当該組合員が当該子を養育しないこととなったとき ・当該組合員が育児休業等を開始したとき ・当該組合員が産前産後休業を開始したとき ア 申出契機 ・女性の組合員で実子の場合は、育休終了(育休を取得しない場合は産休終了)し、 職場復帰した時点 ・女性の組合員で養子の場合は、養育開始時点、または育休取得の場合は育休終了し 職場復帰した時点 ・男性の組合員の場合は、養育開始時点、または育休取得の場合は育休終了し職場復 帰した時点 ・3歳未満の子を養育する者が資格取得したとき ・別居(単身赴任を含む)していた子と同居することとなったとき イ 提出書類 (ア) 3歳未満の子を養育する旨の申出書 (イ) 戸籍謄(抄)本、または戸籍記載事項証明書(コピー不可)(申出者・子の続柄 が確認できるもの) ただし、共済組合で子を被扶養者として民呈した場合、育休掛金免除・育休手当 金を申請した場合など、親子関係が確認できている場合は省略可能です。 (ウ) 住民票(コピー不可)(申出者・子の記載があるもの) ウ 3歳未満の子を養育しなくなったとき 3歳未満の子を養育している期間の特例を受けている間に、当該子を養育しなく なったときは、共済組合へ届出が必要です。

(6)

68 (ア) 届出契機 ・他の子を養育することとなったとき(出生、養子縁組) ・当該子を養育しなくなったとき(死亡、養子縁組解消、別居(単身赴任含む)) ・産休、育休を開始したとき(他の子を育休、産休取得、当該子の育休(再)取 得) (イ) 提出書類 3歳未満の子を養育しない旨の届出書 エ 参考図 掛金等を算定するときの標準報酬月額 年金額を計算するときの標準報酬月額 勤務形態 実際の報酬 標準報酬月額 掛金等の徴収 年金記録上の 標準報酬月額 免除 徴収 従前の標準報酬月額 産前産後休業 育児休業 育児短時間勤務・部分休業等または通常勤務 全額支給(通勤手当除く) 無給 一部支給または全額支給 従前の標準報酬月額 育児休業終了時改定後の標準報酬月額 出産

従前の

報酬額

育児短時間勤務等や手当等の減少 により、下がった報酬額 従前の標準報酬月額の保障 育児休業等終了時改定 (従前標準報酬月額と1等 級以上の差がある場合) 3ヶ月 3歳未満の子を養育 育児等期間中 産前産後休業中 掛金免除

(無給)

復帰 下がる

(7)

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(7) 海外居住等に係る介護保険の適用外

40 歳以上 65 歳未満の組合員が、海外派遣・海外自主研修等により日本国内に住所を 有しなくなった場合又は障害者支援施設等に入所した場合は、介護保険第2 号被保険者 の資格を喪失することとなります。 ア 提出書類 (ア) 介護保険第 2 号被保険者資格喪失届出書 別表1 (単位:千分率) 保険料 負 担 金 保険料 負 担 金 (注) 40歳以上の組合員は、介護保険の被保険者になります。 短期掛金及び負担金には、福祉事業分の率(1.41/1000)が含まれています。 別表2 (注) 標準報酬月額または標準期末手当等が最高限度額を超える場合は、最高限度額で算出します。 掛金・負担金率(平成30年度適用) 掛金の標準となる給料の最高限度額 短   期 (福祉含む) 介   護 平成30年4月~   平成30年8月 掛 金 負担金 掛 金 負担金 組合員等の種別 7.5 短 期 掛 金 厚生年金保険・退職等年金 一般組合員・特別職組合員 組合員の種別 1,500,000円 標準報酬月額 標準期末手当等 標準報酬月額 標準期末手当等 1,390,000円 5,730,000円 620,000円 一般組合員・ 特別職組合員 89.93 128.93 91.5 130.5 7.5 標準報酬月額・ 標準期末手当等 44.51 44.58 5.91 5.91 掛金 負担金 退職等年金 厚生年金保険 平成30年9月~   平成31年3月

参照

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