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移行支援資料 ~J2EE機能から Java EE 5機能への移行ポイント~

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(1)

migration-201410

2014年10月

FUJITSU Software

Interstage Application Server

移行支援資料

J2EE

機能から

(2)

まえがき

本書の目的

本書はInterstage Application Server V6~V11でJ2EEのServletサービス機能を使用していたユーザーが、Interstage Application Server

V11のJava EE 5に移行する場合について説明します。

本書の表記について

本製品のマニュアル名称の表記について 本書では、製品マニュアル名称の記載において、マニュアル名の先頭の製品名を省略しています。また、V11.1のマニュアルを参 照しています。このため、他のVLのマニュアルでは、章節項番号が異なる場合があります。 例:移行ガイド 本製品の機能名の読替えについて 以下の機能は、同じ機能ですが、バージョンレベルにより、インストール時に選択する機能の名称が異なります。本書では、V11.1 の名称を使用しています。

V11.0 Webサーバコネクタ

V11.1 Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server用) Java EEの表記について 本書では、V11の標準インストールでインストールされるJava EE機能を「Java EE 5」と表記しています。 本書の対象製品と表記について

本書は以下の製品を対象としています。以下の製品を総称して「Interstage Application Server」と表記しています。

Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition/Web-J Edition V6~V11

Interstage Business Application Server Enterprise Edition/Standard Edition V8~V11

輸出許可・商標・著作権

輸出管理規制 本ドキュメントを非居住者に提供する場合には、経済産業大臣の許可が必要となる場合がありますので、ご注意ください。 商標 本書に記載されている商標および登録商標については、一般に各社の商標または登録商標です。 著作権

Copyright 2014 FUJITSU LIMITED

(3)

目 次

第1章概要... 1 1.1 サーブレットの実行環境の違い...1 1.2 構成の違い...2 第2章 J2EE機能に対応するJava EE 5機能...4 2.1 用語の対応...4 2.2 IJServerワークユニットとIJServerクラスタの対応...4 2.3 アプリケーションの定義編集の対応... 5 2.4 起動停止時実行クラスの対応... 5 2.5 コマンド操作の対応... 6 2.6 GUI操作の対応...7 第3章準備... 9 3.1 アプリケーションへの影響確認... 9 3.2 バッチ/シェルへの影響確認... 9 3.3 定義への影響確認...10 3.4 J2EE機能とJava EE 5機能の違いの確認...10 第4章環境構築... 11 4.1 各種サービスの起動... 11

4.2 Interstage Java EE管理コンソールへのログイン... 11

4.3 IJServerクラスタの作成... 12 4.4 配備... 15 4.5 IJServerクラスタの起動... 18 4.6 Webサーバの起動... 19 第5章保守情報... 20 5.1 ログファイルの説明...20 5.2 トラブルを未然に防止する機能の説明... 20 5.2.1 アプリケーション最大処理時間の監視... 20

(4)

1

概要

ここでは、Interstage Application Server V6~V11のサーブレットの実行環境の違いと、J2EE機能とJava EE 5機能の構成の違いを説明 します。

1.1

サーブレットの実行環境の違い

Interstage Application Serverのバージョンによって、サーブレットの実行環境や使用できるJavaバージョンが異なります。バージョンごと

の違いを以下に示します。

注1)Servlet2.3/JSP1.2環境はJDK1.3/1.4、Servlet2.4/JSP2.0環境はJDK5.0で運用可能

注2)J2EE機能のWebコンテナはServlet 2.4/JSP2.0に、Java EE 5機能のWebコンテナはServlet 2.5/JSP 2.1に対応 注3)Java EE 5機能のWebコンテナはJDK5.0/JDK6.0いずれかで運用可能

J2EE機能の資源とJava EE 5機能の資源は異なるためInterstageのバックアップ・リストア機能による資源の移行は行えません。

このため、J2EE機能のWebコンテナで運用していたアプリケーションをJava EE 5機能で運用するためには、Java EE 5機能のWebコン テナを作成し、そこにアプリケーションを配備し直す必要があります。

なお、Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise EditionではJ2EE機能のWebコンテナも提供しているため、引き続き

J2EE機能を使用することもできます。その際にはInterstageのバックアップ・リストア機能による資源の移行も可能です。 J2EE機能への移行の詳細は、「移行ガイド」および「J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」を参照してください。

Webサーバについて

WebサーバのInterstage HTTP ServerなどJ2EE機能以外の資源についてはバックアップ・リストア機能で資源の移行が行えます。た

だし、Interstage HTTP Serverの資源については、V8以前の資源と差異があるため移行方法が異なります。詳細は、「移行ガイド」 -「3.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照してください。

(5)

なお、J2EE機能とJava EE 5機能ではGUIおよびコマンドでの操作方法が異なります。必ずJava EE 5機能のGUIであるJava EE管理コ ンソール、またはasadminコマンドを使用してください。

1.2

構成の違い

J2EE機能では、Webコンテナにアクセスする場合は、必ずWebサーバを経由していました。これに対し、Java EE 5機能では、Webサー

(6)

Webサーバを経由しない運用 Webブラウザなどのクライアントから直接Webコンテナへアクセスしたり、クライアントから負荷分散装置を経由してWebコンテナにア クセスしたりする運用形態です。HTTPプロトコルでのみアクセスできます。 標準インストールで提供される運用形態です。このため、標準インストールではWebサーバ(Interstage HTTP Server)とWebサーバ コネクタ(Interstage HTTP Server用)はインストールされません。 Webサーバを経由する運用(推奨) WebブラウザなどのクライアントからWebサーバを経由してWebコンテナへアクセスする運用形態です。クライアントとWebサーバの 間に負荷分散装置を配置する場合もこの運用形態になります。HTTPプロトコル、またはHTTPSプロトコルでアクセス可能です。 J2EEからJava EE 5に移行する場合には、J2EE機能と同じ構成のWebサーバを経由する運用を推奨します。Webサーバを経由す る運用とWebサーバを経由しない運用では使用できる機能が異なるからです。提供機能の違いの詳細は、「Java EE運用ガイド」- 「C.1 Interstage HTTP ServerとJava EEの機能の違い」を参照してください。

なお、この構成で運用する場合には、インストール時にカスタムインストールでWebサーバ(Interstage HTTP Server)、Webサーバ コネクタ(Interstage HTTP Server用)およびInterstage管理コンソールを選択してインストールする必要があります。

Webサーバを経由する場合の運用準備の詳細は、「Java EE運用ガイド」-「4.7 Webコンテナの運用準備」および「4.8 Webサーバ

(7)

2

J2EE

機能に対応する

Java EE 5

機能

ここでは、J2EE機能に対応するJava EE 5機能を説明します。

2.1

用語の対応

Java EE 5機能とJ2EE機能では、用語が異なるものがあります。 Java EE 5機能では、J2EE機能で提供されていた機能と同じ機能が一般的なアプリケーションサーバで使用される名称で呼ばれてい ます。主な用語の対応例を以下に示します。 機能 J2EE機能での名称 Java EE 5機能での名称 アプリケーションの運用単位 IJServerワークユニット IJServer IJServerクラスタ 業務プロセス(Java VM) プロセス(特別な用語はない) プロセス通番で識別 サーバーインスタンス インスタンス名で識別

GUI(運用GUI) Interstage管理コンソール Interstage Java EE管理コンソール

起動停止で呼び出されるJavaアプリケー ション 起動停止時実行クラス ライフサイクルモジュール データベースとの接続定義 JDBCデータソース JDBC接続プール、JDBCリソース 異常なデータベースコネクションの再作成 異常時の自動再接続 接続検証

2.2 IJServerワークユニットとIJServerクラスタの対応

J2EE機能で「IJServerワークユニット」と呼んでいたアプリケーションの運用単位は、Java EE 5機能では「IJServerクラスタ」になります。 J2EE機能のIJServerワークユニットは、業務プロセスを一括で管理するためのグループです。このため、一括での起動/停止/設定変更 はできますが、プロセスごとの起動/停止などはできませんでした。 Java EE 5機能では、「IJServerワークユニット」に対応する「IJServerクラスタ」に、実際に生成されるJava VMプロセスと対応する「サー バーインスタンス」を定義できます。一括での起動/停止/設定変更ができるほか、サーバーインスタンス(プロセス)ごとに起動/停止、シ ステムプロパティの設定変更ができます。このため、きめ細かい運用操作が可能です。 「IJServerワークユニット」と「IJServerクラスタ」の対応を以下に示します。 J2EE機能 Java EE 5機能 名称 IJServerワークユニット IJServerクラスタ 位置付け 業務プロセスを一括管理する論理的なグループ 業務プロセスを「サーバーインスタンス」と呼び、サー バーインスタンスを一括管理する論理的なグループ

(8)

J2EE機能 Java EE 5機能 プロセス多重度 業務プロセスの多重化は、IJServerワークユニットの「プ ロセス多重度」として設定する。 業務プロセスの多重化は、IJServerクラスタにサーバー インスタンスを複数作成する。 業務プロセスの起 動/停止 IJServerワークユニット単位の操作で行う。 業務プロセスごとの起動・停止操作は不可。 IJServerクラスタ単位の(一括)操作と、サーバーインス タンス単位の起動/停止が可能。 業務プロセスの設 定変更 IJServerワークユニット内の業務プロセスはすべて同じ 設定を共有。 IJServerクラスタ内のサーバーインスタンスはすべて同 じ設定を共有することもでき、また、システムプロパティ などサーバーインスタンス単位に設定することも可能。

2.3

アプリケーションの定義編集の対応

J2EE機能では、配備後にアプリケーション定義を編集する運用でした。これに対し、Java EE 5機能では、配備前にアプリケーション定 義を作成し、配備ファイルに含めて運用するため、配備後の運用が容易になります。 ただし、J2EE機能では配備後にアプリケーション定義を変更することができますが、Java EE 5機能では配備後の変更はできません。 変更する場合には、変更したInterstage deployment descriptorを配備モジュールに含めて再度配備を行う必要があります。

2.4

起動停止時実行クラスの対応

J2EE機能の「起動停止時実行クラス」は、Java EE 5機能では「ライフサイクルモジュール」で実現します。呼び出しのイベントが増える ため、より柔軟な運用が可能です。 「起動停止時実行クラス」と「ライフサイクルモジュール」の対応を以下に示します。 J2EE機能 Java EE 5機能 名称 起動停止時実行クラス ライフサイクルモジュール 実装クラスの条件 mainメソッドが実装され、コマンドラインから実行可能 なpublicクラスであること。 mainメソッド中に必要な処理を実装。 com.sun.appserv.server.LifecycleListenerインタフェースを 実装したクラスであること。 handleEventメソッド中に必要な処理を実装。 イベント の種類 起動時

リクエスト受付開始前

コンテナの起動前(INIT_EVENT)

ア プ リ ケ ー シ ョ ン の ロ ー ド 前 / 初 期 化 前 (STARTUP_EVENT)

(9)

J2EE機能 Java EE 5機能

リクエスト受付開始後(READY_EVENT) → J2EE機能とほぼ同等 停止時

リクエスト受付停止後

ク ラ イ ア ン ト か ら の リ ク エ ス ト 受 付 停 止 後 (SHUTDOWN_EVENT) → J2EE機能とほぼ同等

コンテナ停止後(TERMINATION_EVENT) JNDIの利用 可能 可能 ただし、利用可能なリソースやタイミングに条件有 引数の受渡し mainメソッドの引数に、実行クラスの定義時に指定し た値を受け渡すことが可能 handleEventメソッドの引数のLifecycleEventより、ライフサ イクルモジュール作成時に指定したプロパティを取得可能 登録方法

1.

実行クラスの設定

2.

クラスパスの設定

1.

ライフサイクルモジュールの作成

2.5

コマンド操作の対応

J2EE機能とJava EE 5機能のコマンド操作の違いを以下に示します。操作の大まかな流れはどちらも同じですが、使用するコマンド名 や操作する対象が異なります。

(10)

異なる点

実行環境の操作において、J2EE機能の場合は各種操作によってisj2eeadminコマンド、isstartwu/isstopwuコマンド、isdeployment/ isundeploymentコマンドなどの使い分けが必要です。その点、Java EE 5機能の場合は、ほぼasadminコマンドのサブコマンドで 操作可能です。

Java EE 5機能の場合は、サーバーインスタンスの作成や必要に応じて接続プールの作成操作が必要です。

2.6 GUI操作の対応

J2EE機能とJava EE 5機能では、操作する管理コンソールが異なります。

J2EE機能の操作は、Interstage 管理コンソールで行います。一方、Java EE 5機能の操作は、Interstage Java EE管理コンソールで行い

ます。主な操作の画面の対応を以下に示します。細かい点では、画面の構成や設定できる項目等に違いがありますが、おおまかな流 れは同じです。それぞれ、対応した機能のGUIがあり、同等の操作が可能です。

(11)

なお、Interstage Java EE管理コンソールでは、Webサーバの操作はできません。Webサーバの操作はInterstage 管理コンソールまた は、コマンドで行います。

(12)

3

準備

J2EE機能からJava EE 5機能に移行する場合、アプリケーションについては、原則流用可能です。ただし、製品提供の独自機能には 差異があるため、独自機能を使用している場合には、アプリケーションの修正が必要な場合があります。J2EE機能とJava EE 5機能の 差異の詳細は、「移行ガイド」-「第2章 J2EEからJava EEへの移行」を参照してください。特に、Servletに関する情報は、「移行ガイド」 -「2.9.1 Servletの機能差異について」および「2.9.2 Webアプリケーションの非互換一覧」を参照してください。 注1)「移行ガイド」-「第2章 J2EEからJava EEへの移行」参照 注2)「移行ガイド」-「2.4 運用操作コマンド」参照

3.1

アプリケーションへの影響確認

J2EE規約範囲内の機能を使用したアプリケーションであれば、そのまま流用可能です。ただし、異常系の動作など規約規定外の動作 についてはJ2EE機能とJava EE 5機能で異なる場合があるため、必ずアプリケーションの動作確認を十分に行ってください。 また、製品が提供している独自機能を使用していた場合には、移行ガイドに従って修正が必要な場合があります。修正が必要となる 場合の差異としては、例えば以下があります。

J2EEの「起動停止時実行クラス」は、Java EE 5の「ライフサイクルモジュール」という機能への移行が必要です。アプリケーション呼 び出しタイミングの追加やアプリケーション作成時のインタフェースの規定の差異に対応する必要があります。

J2EEではサーブレット・マッピングの定義がない状態でもサーブレットを動作させることが可能でしたが、Java EE 5では必ずdeployment descriptor(web.xml)にマッピングの記述が必要です。

deployment descriptor(web.xml)のサーブレットの初期化パラメタ(<init-param>タグ)を重複したパラメタ名(<param-name>タグ)で複 数指定した場合、J2EE環境では最後に指定したものが有効になりますが、Java EE 5環境では最初に指定したものが有効になりま す。

3.2

バッチ/シェルへの影響確認

J2EE機能とJava EE 5機能で、コマンド名が異なります。このため、バッチファイル/スクリプトなどにコマンドを記述している場合は修正 を行う必要があります。 また、ワークユニットの起動(isstartwu)が、IJServerクラスタの起動(asadmin start-clusterサブコマンド)になるなど、機能の違いについて も修正を行う必要があります。

(13)

3.3

定義への影響確認

環境定義やチューニング定義は、そのまま移行できません。再定義が必要です。J2EE実行環境(従来のワークユニット)と、概念は共 通しますが、コンテナ機能や運用方法が異なります。このため、定義に使用する運用管理コンソールや運用コマンドも、J2EEとは別に なります。詳細は、「移行ガイド」-「第2章 J2EEからJava EEへの移行」を参照してください。 再定義したあと、アプリケーションを配備します。

3.4 J2EE機能とJava EE 5機能の違いの確認

J2EE環境とJava EE 5環境では機能の差異によって環境構築や運用方法に注意が必要なものがあります。 例えば以下のような違いがあります。

V9以降のJ2EE環境ではJREでJSPを含むWebアプリケーションを運用できましたが、Java EE 5環境ではJREで運用することはでき ません。

クラスのオートリロード機能は、Java EE 5環境ではInterstage Java EE DASサービスでのみ利用でき、IJServerクラスタでは利用でき ません。そのため、IJServer稼働中にクラスファイルを置き換えて反映させることはできず、再配備が必要です。

(14)

4

環境構築

ここでは、環境構築の手順を説明します。

注意

インストール時の注意

J2EEからJava EE 5に移行する場合には、J2EE機能と同じ構成の「Webサーバを経由する運用」を推奨します。Java EE 5でWebサー

バを経由する運用にする場合には、インストール時にカスタムインストールでWebサーバ(Interstage HTTP Server)、Webサーバコネク タ(Interstage HTTP Server用)およびInterstage管理コンソールを選択してインストールしてください。

Webサーバを経由するかどうかの運用の詳細は、「Java EE運用ガイド」-「4.7 Webコンテナの運用準備」を参照してください。

4.1

各種サービスの起動

Java EE 5機能を利用する場合、以下のサービスが事前に起動されていることを確認してください。

Interstage Java EE DASサービス

Interstage Java EE Node Agentサービス

上記の各サービスを起動するには、以下のコマンドを実行します。

ijdasstart(Interstage Java EE DASサービスの起動)

ijnastart(Interstage Java EE Node Agentサービスの起動)

Windowsのサービス画面からも起動を行うことができます。

注意

Webサーバを経由する運用の場合には、Interstage JMXサービスも起動されている必要があります。Interstage JMXサービスは以下の

方法で起動します。

Windows(R)の[管理ツール]→[サービス]からInterstage Operation Toolサービスを起動します。

isjmxstart(Interstage JMXサービスの起動)コマンドを実行します。

4.2 Interstage Java EE管理コンソールへのログイン

Java EE 5機能の各種環境設定は、Interstage Java EE管理コンソールまたはasadminコマンドで行います。以下の説明では、Interstage Java EE管理コンソールでの環境設定を利用します。

1.

Webブラウザから以下のURLを実行してInterstage Java EE管理コンソールを起動します。 https://localhost:12001/javaee_admin/

注意

上記は標準インストールした場合のURLです。インストール時に利用するプロトコル情報(http/https)やポート番号(12001)を変更 した場合には、変更内容に合わせて指定するURLを変更してください。

(15)

以下の画面が表示されます。

2.

ユーザID/パスワードを入力して[Login]ボタンをクリックします。 ユーザID/パスワードは運用操作のためのレルムを使用して認証されます。初期設定のOSレルムでは、ログイン時にOSのユー ザー、パスワードを利用します。 以下の画面が表示されます。

4.3 IJServer

クラスタの作成

アプリケーションを運用するためのIJServerクラスタとサーバーインスタンスを作成します。

(16)

1.

ツリーから[クラスタ]を選択します。

(17)

3.

新しいクラスタの作成画面で以下を入力します。 項目 内容 指定例 名前 IJServerクラスタ名を指定します。 IJServer01 設定 事前に作成した設定を選択します。デフォルト設定を利 用する場合には“default-config”を指定できます。 default-config

4.

作成するサーバーインスタンスの[新規]ボタンをクリックします。

(18)

5.

インスタンス名に任意の名前を指定します。 複数のサーバーインスタンスを作成する場合には、4.~5.の操作を繰り返します。

6.

すべて入力したら、[了解]ボタンをクリックします。 作成されたIJServerクラスタが以下のように表示されます。 以上でIJServerクラスタの作成は完了です。

4.4

配備

配備モジュールを配備します。以下の説明では、Webアプリケーション(.war)ファイルを配備します。

(19)

1.

ツリーから[アプリケーション]-[Webアプリケーション]を選択します。

(20)

3.

[エンタープライズアプリケーション/モジュールを配備]画面で以下を入力します。 項目 内容 指定例 場所 配備するアプリケーションを指定します。

ファイルがクライアントマシンにある場合、またはクライアントマシ ン か ら ア ク セ ス 可 能 な 場 合 は 、 ラ ジ オ ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 Application Serverにアップロードするパッケージファイルを指定 します。

ファイルがサーバーマシンにある場合、またはディレクトリ展開済 みアプリケーションを配備する場合は、ラジオボタンをクリックし て、サーバーからアクセス可能なパッケージファイルまたはディレ クトリパスを指定します。 C:\TEMP\sample.war アプリケーション 名 アプリケーション名を入力します。 ファイルをアップロードした場合は、ファイル名がデフォルトとして表 示されるので、必要に応じて名前を入力してください。なお、アプリ ケーション名は、サーバー内で一意である必要があります。 sample コンテキストルー Web アプリケーションを識別する文字列を入力します。 /sample

(21)

項目 内容 指定例 コンテキストルートは、Web アプリケーションの URL ではポート番号 の直後に続きます (http://host:port/context-root/...)。コンテキストルー トがスラッシュで始まるようにしてください。 例: /hello 状態 アプリケーションは配備されるとすぐに利用可能になりますが、[エン タープライズアプリケーション/モジュールを配備]ページ後には利用 できないようにアプリケーションを無効にしたい場合は、[有効]チェッ クボックスをオフにします。 オン(初期値) ベリファイアを実 行 [エンタープライズアプリケーション/モジュールを配備]ページの前に ファイルの構造やコンテンツを検証するには、[有効]チェックボックス をオンにします。 オフ(初期値) JSPをプリコンパ イル JSPページを事前にコンパイルするには、[有効]チェックボックスをオ ンにします。 このチェックボックスを選択しない場合、JSPページは最初のアクセス の実行時にコンパイルされます。 オフ(初期値) ライブラリ アプリケーションに必要なライブラリ(JAR ファイル)へのパスを入力し ます。 サーバー上でこのライブラリにアクセス可能であることが必要です。 -(省略) 説明 アプリケーションの説明を簡潔に入力することもできます。 -(省略) ターゲット 「4.3 IJServerクラスタの作成」で作成したIJServerクラスタの名前を指 定します。 IJServer01

4.

すべて入力したら、[了解]ボタンをクリックします。 以上で配備は完了です。

4.5 IJServerクラスタの起動

作成したIJServerクラスタを起動します。

Interstage Java EE管理コンソールで以下のように操作してください。

1.

ツリーから[クラスタ]を選択します。

2.

作成したクラスタを選択し、[クラスタの起動]ボタンをクリックします。

(22)

4.6 Webサーバの起動

(23)

5

保守情報

ここでは、ログファイルとトラブルを未然に防止する機能を説明します。

5.1

ログファイルの説明

J2EE機能とJava EE 5機能では、提供されるログの内容が異なります。J2EE機能とJava EE 5機能のログの対応を以下に示します。 Java EE 5機能で提供するログの詳細は、「Java EE運用ガイド」-「4.22 Java EEアプリケーションのログ」を参照してください。

ログ内容 J2EE機能 Java EE 5機能 コンテナやアプリケーションが標準出力/ 標準エラー出力に出力した情報 コンテナログ サーバーログ スレッドダンプなどJava VMが出力した情報 コンテナ情報ログ Java VMログ モニタロギング機能により出力した情報 J2EEモニタロギングのログファイル Java EE 5モニタロギングのログファイル Webサーバコネクタが出力した情報 Webサーバコネクタのログ (J2EE機能と同じ)

Webコンテナが受け付けたHTTPサービス の通信情報 -(該当ログなし) HTTPアクセスログ 受け付けたリクエストに対するWebコンテナ 内の処理状態 -(該当ログなし) HTTPトレースログ なお、J2EE機能とJava EE 5機能でログに対する操作(ロールオーバのタイプやサイズの変更等)には、大きな違いはありません。ログ に対する操作のJ2EE機能とJava EE 5機能の対応の詳細は、「移行ガイド」-「2.26 ログ」を参照してください。

5.2

トラブルを未然に防止する機能の説明

5.2.1

アプリケーション最大処理時間の監視

Java EE 5機能でもJ2EE機能と同様に、アプリケーションのハングアップやレスポンス遅延を検出するためのアプリケーション最大処理 時間の監視が行えます。これにより、他システム(データベースなど)の応答遅延、アプリケーションのミスによるスレッド間のデッドロッ ク、処理ループなどの問題を検出することができます。 J2EE機能とJava EE 5機能でアプリケーション最大処理時間の監視機能の内容に大きな違いはありません。設定項目に対するJ2EE機 能とJava EE 5機能の対応の詳細は、「移行ガイド」-「2.6 ワークユニット」を参照してください。

なお、Java EE 5機能では、アプリケーション最大処理時間の監視はIJServerクラスタでのみ使用可能です。Interstage Java EE DASサー ビスでは、使用できません。 アプリケーション最大処理時間超過時のシステムの動き J2EE機能では、イベントログ/システムログにEXTP4365またはEXTP4366メッセージが出力され、コンテナ情報ログにスレッドダンプ が出力されます。Java EE 5機能でも同様にイベントログ/システムログにISJEE_OM1005またはISJEE_OM1020メッセージが出力さ れ、Java VMログにスレッドダンプが出力されます。超過時の制御は、J2EE機能と同じくJava EE 5機能でも「警告メッセージを出力 する」か「プロセスを強制停止する」の選択ができます。

参照

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