平成 24 年 6 月
SMILEes 人事給与
「年間報酬平均による保険者算定」
Q & A 集
平成 23 年に施行された「年間報酬平均による保険者算定」の運用に関する補足や注意をQ&
A形式でまとめました。
「年間報酬平均による保険者算定」を行う場合は、
『平成 23 年 社会保険対応(定時決定にお
ける保険者算定の基準追加)運用操作マニュアル』とあわせてご確認ください。
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■Q1:
[社会保険開始処理]で「月変と算定」を選択して月変算定同時処理を行っている場合、
月変対象者も「年間報酬平均による保険者算定」の対象になりますか?
□A1:
[社会保険開始処理]で「月変と算定」を選択している場合、月変対象者は「年間報酬
平均による保険者算定」の対象にはなりません。
◆随時改定(月変処理)※
が定時決定(算定処理)に優先します。そのため、月変算定同時処理
において月変に該当する人は、年間報酬平均による保険者算定の条件を満たしていても算定に
は該当しません。
※優先する随時改定(月変処理)は以下の通りです。
・4月に昇降給があり、7月に改定される場合
・5月に昇降給があり、8月に改定される場合
・6月に昇降給があり、9月に改定される場合
■Q2:
「年間報酬平均による保険者算定」の計算を行う場合、支払基礎日数による対象月はシ
ステムで自動判断されますか?
□A2:以下のように、システムで自動判断されます。
◆一般社員の場合
前年 7 月~当年 6 月のうち、支払基礎日数が 17 日以上の月の報酬の合計額・平均額とします。
◆パート社員の場合
・当年 4 月~6 月に支払基礎日数が 17 日以上の月があれば、
前年 7 月~当年 6 月のうち 17 日以上の月の報酬の合計額・平均額とします。
・当年 4 月~6 月に支払基礎日数が 17 日以上の月がなくて 15 日以上の月があれば、
前年 7 月~当年 6 月のうち 15 日以上の月の報酬の合計額・平均額とします。
※前年7月以降にパートから社員になった場合は Q7もあわせて参照してください。
■Q3:前年7月~当年6月までの間に低額の休職給を受けた月がある社員がいます。このよ
うな場合、
[社会保険項目入力]でどのように調整すればいいですか?
□A3:
[社会保険項目入力]で該当月の「算定除外月区分」にチェックをして、計算対象から
除外してください。
たとえば、前年の 11 月・12 月に低額の休職給を受けた場合、過去分の画面で以下
のようにチェックをします。
※ストライキによる賃金カットを受けた月や、一時帰休に伴う休業手当等を受けた月も同様の操
作で除外してください。
※当年4月~6月で行う通常の算定の場合も、上記のような月は同様の操作で除外してください。
過去分 をクリックし
て、過去 1 年分の入力画
面を表示します。
除外したい月(11 月・12 月)の「算定
除外月区分」にチェックをします。
■Q4:給与の支払いに遡りの支給がある場合は、どのようにすればいいですか?
<遡り支給のパターン>
①前年7月~当年6月までの期間内に遡り昇給分の支払いがあった場合
②前年6月分以前に支払うべきであった給与の遡り昇給分の支払いを、前年7月~当
年6月までに受けた場合
□A4:①・②どちらのパターンに該当するか確認し、
[社会保険項目入力]でそれぞれ以下の
ように調整してください。
①前年 7 月~当年 6 月までの期間内に遡り昇給分の支払いがあった場合
「通常給外・遡及額」「昇降給差の月額」で調整します。過去分については、過去分の画面
で調整します。
例)2月からの昇給分1万円を、3ヵ月後の5月に遡及(20 万→21 万への昇給)
前年7月 … 2月 3月 4月 5月 6月
支給額 20 万 20 万 20 万 20 万 24 万 21 万
遡及額 3 万
昇降給差額 1 万 1 万 1 万
過去分 ← → 社会保険項目入力
4月度の「昇降給差の月額」に、
4月の昇降給差額を入力します。
5月度の「通常給外・遡及額」に、
5月に支払った遡及額を入力します。
「昇降給差の月額」に
2月・3月の昇降給差額を入力します。
②前年6月分以前に支払うべきであった給与の遡り昇給分の支払いを、前年7月~当年6月
までに受けた場合
過去分の「通常給外・遡及額」「昇降給差の月額」で調整します。
例)前年5月からの昇給分1万円を、3ヵ月後の前年8月に遡及(20 万→21 万への昇給)
前年4月 前年5月 前年6月 前年7月 前年8月 前年9月 …
支給額 20 万 20 万 20 万 20 万 24 万 21 万
遡及額 3 万
昇降給差額 1 万 1 万 1 万
← 過去分 →
※上記の例では、[社会保険項目入力]画面の「通常給外・遡及額」「昇降給差の月額」には入力
しません。
※遡及計算オプションを使用している場合も、過去分については手入力が必要です。
前年7月の「昇降給差の月額」に、
昇降給差額を入力します。
前年8月の「通常給外・遡及額」に、
支払った遡及額を入力します。
■Q5:給与の支払いに遅配があり、前年7月~当年6月までの間に本来支払うはずの報酬の
一部が当年7月以降に支払われることになった場合、どのようにすればいいですか?
□A5:本来支払うはずだった月を計算対象から除外してください。
例)2月から4月の間、20 万円の支給額のうち 19 万円しか支払うことができず、7月に
遅配分を支払う予定
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 …
支給額 20 万 19 万 19 万 19 万 20 万 20 万 23 万 20 万
← 除外します →
2月度・3月度の「算定除外月区分」
にチェックをします。
4月度の「算定除外月区分」にチェック
をします。
■Q6:前年 7 月以降にパート(社会保険未加入)から社員になり、社会保険に加入した人が
います。この場合はどうすればいいですか?
□A6:社会保険に加入していない期間は、
「年間報酬平均による保険者算定」の対象から除外
する必要があります。
たとえば、前年 10 月にパート(社会保険未加入)から社員になった場合、
[社会保険
項目入力]で 過去分 をクリックし、前年9月以前の「算定除外月区分」にチェッ
クをしてください。
※過去分の入力方法については Q3を参照してください。
※当年4月~6月で行う通常の算定の場合も同様の操作で除外してください。
たとえば、当年5月にパート(社会保険未加入)から社員になった場合は、当年 4 月が除外対
象となります。
■Q7:前年 7 月以降にパートから一般に変わった社員がいます。
支払基礎日数による対象月は、どのように判断されますか?
□A7:当年7月1日時点の状況を基準とすることとされていますので、この場合は、一般社
員の基準で対象月を判断することになります。
当システムでは、現在の社員マスターの設定をもとに支払基礎日数による対象月を判
断しますので、この場合は一般社員の基準で判断されます。
※ただし、社会保険未加入のパートだった場合は、その期間を「年間報酬平均による保険者算定」
の対象から除外する必要があります。Q6を参照してください。
※当年4月~6月で行う通常の算定の場合も同様です。
■Q8:前年 7 月以降に給与体系が「日給者」または「時給者」から「月給者」に変わった社
員がいます。
支払基礎日数は、それぞれの給与体系の設定にあわせて判断されますか?
□A8:当システムでは、現在の社員マスターの設定を基準として支払基礎日数が判断されま
す。そのため、この場合は「月給者」の支払基礎日数が集計されます。
「日給者」または「時給者」であった期間の支払基礎日数は、
[社会保険項目入力]の
「支払基礎日数」で調整してください。
※過去月の分は、 過去分 をクリックして入力してください。
※当年4月~6月で行う通常の算定の場合も同様です。
■Q9:前年 7 月以降に所属(部署)の変更がありました。変更前の所属(部署)分の支給は
「年間報酬平均による保険者算定」の対象から除外する必要がありますか?
□A9:異動前の支給も含めて構わないため、除外する必要はありません。
■Q10:「年間報酬平均による保険者算定」の対象者が特定できないため、仮計算を行いたい
です。どのような手順で仮計算を行えばいいですか?
□A10:
[社会保険開始処理]を行った後に以下の手順で仮計算を行い、
「年間報酬平均による
保険者算定」の該当者を確認してください。
※仮計算を行わない場合の手順は『平成 23 年 社会保険改正対応(定時決定における保険者算定
の基準追加)運用操作マニュアル』〔3-1〕(P.8~9)を参照してください。
社会保険開始処理
社会保険項目入力
社会保険項目一覧表
新等級計算(仮計算)
新等級計算
社会保険料改定一覧表
年間平均算定該当者確認表
年間平均算定同意書
通常の手順に戻ります。
「全社員、年間報酬平均による算定対象として仮計算
を行う」のチェックをはずし、全社員を対象に計算を
行ってください。
「全社員、年間報酬平均による算定対象として仮計算を行う」
にチェックをして計算を行います。
社会保険料改定一覧表
年間平均算定該当者確認表
「年間報酬平均による保険者算定」の該当者がいるかどうかを
確認します。
社会保険項目入力
社会保険項目一覧表
「年間報酬平均による保険者算定」の該当者について、[社会
保険項目入力]で「年間報酬平均による算定の対象とする」に
チェックをします。
必要に応じて過去1年間の各項目の入力や修正も行います。
⇒『平成 23 年 社会保険改正対応(定時決定における保険者算定の
基準追加)運用操作マニュアル』(P.10)を参照
通常の算定と年間報酬平均による算定の結果に、
2等級以上の差が生じるかどうかのシミュレーシ
ョン(仮計算)を行います。
「年間報酬平均による保険者算定」の申し出に関する同
意書を出力して、該当者に自署で記名、押印してもらい
ます。
●同意しない社員がいた場合は…
[社会保険項目入力] 「年間報酬平均による算定の対
象とする」のチェックをはずし
ます。
↓
[新等級計算] 再度計算を行います。
↓
[社会保険料改定 同意しない社員が「年間報酬
一覧表] 平均による保険者算定」の該当
[年間平均算定該当者 者となっていないことを確認
確認表] してください。
仮
計
算
で
行
う
作
業
■Q11:新規に SMILE を導入しました。
導入前の期間も含めて「年間報酬平均による保険者算定」を行うことはできますか?
□A11:導入前の期間については、過去分も含め[社会保険項目入力]で必要な入力を行って
ください。
前年7月からの給与明細がすべて登録されている場合は、[社会保険項目入力]の入
力は必要ありません。
■Q12:前年 7 月以降に支給項目の設定を見直し、
「社保報酬額」の対象項目を変更しました。
「社保報酬額」は、変更前後の設定にあわせて集計されますか?
□A12:当システムでは、「社保報酬額」は現在の支給項目の設定をもとに集計されます。
変更前の設定をもとにした集計は行われません。
そのため、変更前の期間の「社保報酬額」は、[社会保険項目入力]の「その他現金
支給」で調整してください。
例)1月に給与支給に関する改編があり、「勤続手当」が「職務手当」に統合された
・改編前の「社保報酬額」:基本給・勤続手当・役職手当・職務手当
・改編後の「社保報酬額」:基本給・役職手当・職務手当
※「勤続手当」は「社保報酬額」の対象外に変更
この場合、改編前の月の「社保報酬額」に「勤続手当」は集計されませんので、「その他現金
支給」に「勤続手当」の金額を入力します。
※「通勤手当」の項目を変更した場合は、「その他現金支給」で同様に調整してください。
※「支払基礎日数」の対象項目を変更した場合は、「支払基礎日数」を修正してください。
前年7月度~前年 12 月度の「その
他現金支給」に、「勤続手当」の金額
(改編後の「社保報酬額」と改編前
の「社保報酬額」の差額)を入力し
ます。
■Q13:[社会保険開始処理]を行った後で、算定対象月を1ヶ月前にずらす必要があること
に気づきました。どうすればいいですか?
□A13:以下の①~③の順に操作をしてください。
①[社会保険開始処理]を取消してください。
②[システム設定変更]で支給日の設定を変更してください。
③設定の変更後、再度[社会保険開始処理]を行ってください。
[社会保険項目入力]を行っていた場合は、再度入力しなおしてください。
※当年4月~6月で行う通常の算定の場合も同様です。
■Q14:日本年金機構のホームページに掲載されていた「年間平均算定同意書」の記入例では
支払基礎日数が 17 日(パートの場合は 15 日)に満たない場合は、合計欄に金額を
記入しないで横棒を引く例となっています。
SMILE からでも、このような出力はできますか?
□A14:当システムでは、支払基礎日数が 17 日(パートの場合は 15 日)に満たない場合で
も、金額はそのまま出力されます。通常はそのまま提出しても問題ありませんが、必
要に応じて横線を引いてください。
※日本年金機能のホームページに掲載されていた「算定基礎届」の記入例も同様に、支払基礎日
数が 17 日(パートの場合は 15 日)に満たない場合は、合計欄に金額を記入しないで横棒を
引く例となっています。こちらにつきましても、必要に応じて横線を引いてください。
変更する必要のある支給日ごとに設定を
変更してください。
翌月徴収・当月徴収を変更する場合は、
「徴収開始月を改定月と同じにする」の
設定を変更してください。