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ローカルエリアネットワーク(LAN)の構築について

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Academic year: 2021

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(1)

ローカルエリアネットワーク

(LAN)構築のための基礎知識

2017.5.26 高取 祐介 今回の講義資料 http://www.ele.kanagawa-it.ac.jp/~takatori/LAN_intro.pdf Pdf Pass :0513lan (すべて半角)

(2)

ネットワークとは

• ネットワークとは

• コンピュータやプリンタなどの機器同士でデータを やり取りする仕組み

• ネットワークの種類

• LAN(Local Area Network)

• 物理的に近い範囲 (ex. 家庭内LAN、研究室内LAN)

• WAN(Wide Area Network)

(3)

LAN(

ローカルエリアネットワーク

• LANでできること

• インターネット接続の共有

(4)

LANの構造

• 必要なもの • PC • LANスイッチ(ハブ) • LANケーブル • NIC(ネットワークインタフェースカード) • 構成 • スター型トポロジー • バス型トポロジー • リング型トポロジー • さらに、インターネットをやるには ブロードバンドルータが必要

(5)

インターネットとLAN

• 家庭ではインターネット接続業者 (通称プロバイダ)を介して行うことが一般的 • ルータと呼ばれる機器を介してプロバイダに接続する • ルータとプロバイダの間にADSLモデムや光回線終端装置(ONU) が設置される場合もある プロバイダ モデムや『ONU』

(6)

LANで行われる通信

• IP通信・・・インターネットやLANで使われる

通信規約

• IPアドレスの構造、LANで使うIPアドレス • ルータの機能 • IPパケットの配送 (規約・・・約束事)

(7)

IP通信: Internet Protocolに基づく通信

• コンピュータやネットワーク機器には一台一台を特 定するためにIPアドレスが個別に割り当てられる • 他のコンピュータやネットワーク機器と通信したい 場合、IPアドレスで相手を特定する • 相手とのやりとりはIPパケットで行われる

(8)

IPアドレス(IPv4)

• IPアドレス(IPv4)

• 4byte(8bit×4=32bit)からなる数値 • 通常は1byteごとに10進数に変換し、 「.」(ピリオド)で区切って表示する

例)202.250.68.123

→IPv4で対応できる台数は2^32台

=4294967296台

(9)

IPアドレスの構造

• IPアドレスの構造例192.168.11.1/16 • ネットワークアドレス • ネットワーク組織に与えられるアドレス • ネットワーク部の長さを示す場合は、IPアドレスの最後に /(ネットワークアドレス長)を付加する • ホストアドレス • 組織内で割り振り可能なアドレス 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ネットワークアドレス ホストアドレス ↓ネットワークアドレス長 192(=11000000) 168(=10101000) 168(=10101000) 1(=00000001)

(10)

インターネットで用いるIPアドレス

• インターネットに直接接続する機器にはグローバ ルIPアドレスと呼ばれる個別のアドレスが割り当て られる • 割り当て方法はネットワークアドレス+ホストアドレス • 割り当てられたアドレスはDNSサーバ(後述)に記録さ れる • LAN用で使われるIPアドレスはグローバルIPでは使 用しない →インターネット上にはLAN用アドレスのIPを持つ機器は 存在しない

(11)

LANで用いるIPアドレス

• IPアドレスはLANでは以下のいずれかのプライベートIP アドレスを使用する a)10.0.0.0-10.255.255.255 (ネットワークアドレス長8bit) b)172.16.0.0-172.31.255.255 (ネットワークアドレス長12bit) c)192.168.0.0-192.168.255.255 (ネットワークアドレス長16bit) 大体このアドレスを使うことが多い • 192.168.XXX.XXXを使用時に割り振れないアドレス • XXXの箇所に0が入るアドレス • XXXの箇所に255が入るアドレス 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 a) b) c)

(12)

ルータ(Router)の機能

• ルータ(Route + er) • IP通信の中継をつかさどる:ルーティング機能 • ルータに届くIPパケットの宛先によって、送信経路を決定する • WAN側コネクタとLAN側コネクタを持ち、 インターネットとLANとの通信も制御する • LAN側・WAN側それぞれのインタフェースにIPアドレスが 割り当てられる ルータ Internet 192.168.11.1 192.168.11.2 192.168.11.3

(13)

IPパケットの配送

• IPパケット:IPネットワークにおけるデータの塊 • IPパケットは以下の2つのパートで構成される • IPヘッダ(IP header):IPパケットの配送などに必要な情報 • IPペイロード(IP payload):相手に伝えるデータ • ネットワーク上でパケットを送信するとき、ヘッダに は送信情報に送信元アドレス(Source:S)と送信先ア ドレス(Destination:D)が記録される。 送信元 アドレス 宛先 アドレス データ部 IPパケット

(14)

Case:1 LAN内のIPパケット配送

1.送信パケットはルータに配送される 2.ルータはパケット内のアドレスを読み、LAN内の コンピュータ宛のパケットであることを認識する 3.LAN内の宛先のコンピュータにパケットを配送する ルータ 192.168.11.1 192.168.11.2 192.168.11.3 IPパケット 宛先:192.168.11.3 送信元:192.168.11.2

(15)

Case:2 LAN外のIPパケット配送

1.送信パケットはルータに配送される 2.ルータはパケット内のアドレスを読み、LAN外の コンピュータ宛のパケットであることを認識する 3.パケットの送信元アドレスを自分のWAN側アドレ スに書き換えてWAN側に送信する ※IPマスカレード ルータ Internet 192.168.11.1 192.168.11.2 192.168.11.3 202.250.68.10 IPパケット

(16)

IP通信の基本がわかったところで・・・

• Q1. LAN内で自分のIPアドレスはどのように設定すればよいの か? (これがわからないとIPヘッダの送信元アドレスが指定できない) • Q2. 通信相手のIPアドレスはどうやって知るのか? (これがわからないとIPヘッダの宛先アドレスが指定できない) 送信元 アドレス 宛先 アドレス データ部 IPパケット

(17)

自分のアドレスはどうやって設定するのか?

1.自分で設定する • 同一ネットワーク内で複数PCに同じIPアドレス →IPアドレスの競合 →通信不可 • 1.の場合はアドレス競合が起きる可能性が高い 2.誰かに設定してもらう

→DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)

(最近のルータは、ほぼこの機能を持っている)

(18)

DHCP

(Dynamic Host Configuration Protocol)

1. アドレス設定を希望するコンピュータ(クライアント)は、 アドレスの割当を担うコンピュータ(DHCPサーバ)を探す ネットワーク内のすべてのコンピュータ(アドレス)宛に IPアドレス割り当て要求を送信する。 2. DHCPサーバは、未割り当てのIPアドレスをクライアントに送信 3. クライアントは受信した情報(IPアドレス)を 自分のIPアドレスに設定する 一般PC ① DHCP要求 (ブロードキャスト) クライアント ① DHCP要求 ① DHCP要求 (ブロードキャスト) ※多くのルータはDHCPサーバ ③ IPアドレスが決定情報 “192.168.11.12”

(19)

DHCP

(Dynamic Host Configuration Protocol)

ルータにDHCP機能が実装されている場合には、以下の ようなルータ・クライアントPC間のやりとりとなる。 DHCP サーバ ② 割り当てIPアドレス情報 クライアントPC ① DHCP要求

(20)

アドレス解決 ~DNS~

• 送信元のコンピュータはどのようにして通信相手の アドレスを把握するのだろうか? • 例えば、WEBを閲覧するときURL(http://~)からどうやって 相手のマシンのアドレスを知るのか? =>

DNS(ドメインネームシステム)

• インターネット上には、URLやメールサーバ名などか らIPアドレスを調べて教えてくれるコンピュータが存 在する(DNSサーバ

(21)

① WEBブラウザにURLを入力すると、URLをDNSサーバに 問い合わせる(アドレス問い合わせ情報を送信)。 ② DNSサーバからWEBサーバのIPアドレスが返信される ③ このIPアドレスを宛先とするWEBサーバに、 情報送信要求をデータに含むIPパケットを送信する DNS サーバ WEBサーバ 202.250.68.239 ① アドレス問い合わせ ele.kanagawa-it.ac.jp ② アドレス解答 202.250.68.239 ③ WEBデータ要求 ④ WEBデータ送信 Internet WEBサーバへのアクセス例 ユーザPC

(22)

LANの構築

• LANの規格・・・イーサネット • イーサネット規格:10Base-T/100Base-TX/1000Base-TXなど、 数字は伝送能力を表す。大きいほど能力大。 • 各規格の伝送能力を発揮するためには、その規格に対 応した機器やケーブルが必要 • 必要なもの • ルータ • ハブ • ネットワークインタフェース • LANケーブル など

(23)

• 有線接続はイーサネットケーブル利用

• ネットワークケーブルの接続端子(ポート)が用意されている

• インターネット接続端子(WANポート)

(24)

ハブ

(スイッチングHUB) • ハブ(HUB)の機能 • LANのネットワーク分岐機能 (ルータのLAN端子はHUBと同様の機能を持っている) • IPアドレスによるルーティング機能はない →端子ごとに設定されているMACアドレスによって回線を 切り替える • HUBは多段接続が可能 • ただし2台のHUB間で2本のケーブル を接続するとループが生じ、 ネットワークエラーとなるので注意

(25)

MACアドレスとIPアドレス(1)

送信元 IP 宛先 IP データ 送信元 MAC 宛先 MAC IPパケットのデータ IPパケット イーサネット フレーム ルータ HUB MACアドレス 00:1E:8C:89:B1:5A MACアドレス 00:1E:8C:89:FE:AA PC1 PC2 PC1→PC2の場合 1.PC1はPC2のIPアドレスからPC2のMACアドレスを調べる 2.自分のMACアドレスを送信元MAC、PC2のMACアドレスを宛先MACとする イーサネットフレームをつくり、IPパケットを格納してHUBに送信する 3.イーサネットフレームを受け取ったHUBは宛先MACアドレスを調べ, 対応するMACアドレス宛にイーサネットフレームを送信する

(26)

MACアドレスとIPアドレス(2)

送信元 IP 宛先 IP データ 送信元 MAC 宛先 MAC IPパケットのデータ IPパケット イーサネット フレーム ルータ HUB MACアドレス 00:1E:8C:89:FE:AA PC1 PC1→WAN側機器の場合 1.PC1はWAN側機器のIPアドレスからMACアドレスを調べる 2.同一ネットワークに宛先が存在しないため、ルータMACアドレスを宛先MACとする イーサネットフレームを作り、IPパケットを格納してHUB経由でルータに送信する

(27)

ネットワークケーブル

• ケーブルカテゴリと対応する イーサネット規格 (ElecomのWebページより) • 現在はカテゴリ5e以上のケーブルを使えばOK • ただし、今後イーサネットの規格が発展することを考え るとより高いカテゴリのケーブルを使用することも選択 肢になりうる • 特に、長い配線や床下・天井裏などを這わせるケーブルは LANケーブル(UTPケーブル)

(28)

無線LAN(1)

• ネットワークケーブルの代わりに電波によってネッ トワーク機器を繋ぐLAN • Wi-fiについて • 無線LANの規格 • Wi-fiの認証を受けている機器同士は 接続が保証される。 • 話を始めると、とてつもなく長くなるので、LAN構築

(29)

無線LANと周波数帯

• 電化製品の周波数帯は規格や使用国で異なる。 • 一般に2.4GHz帯と5GHz帯が使われる • 2.4GHz帯 • 回折しやすいので障害物に強い • 多くの機器で使用される帯域なので干渉の影響が大きい • 5GHz帯 • 減衰しやすく障害物に弱い • 対象機器が少なく、現在のところ電波干渉の影響が小さい

(30)

無線LAN(2)

• 無線LANの規格

• IEEE 802.11シリーズ

(31)

無線LANの構成

(クライアント側視点)

• クライアントはAPが送出する 制御信号(ビーコン)から AP情報を受け取る • AP情報:SSID、信号強度、 セキュリティ、無線規格など • クライアントはアクセスポイントの SSIDを指定して接続する • 接続後、認証を行う • 認証技術:WPA2など • 無線LANでは盗聴を防ぐため、 データを暗号化して送信する。 • 暗号化技術には などがある。

(32)

WPS(Wi-Fi Protected Setup)

• 無線の接続・認証の方法のひとつ • クライアント側でWPS接続の準備をする • 本体のWPSボタンを押すと、クライアントが見つかり次 第SSIDとパスワード情報を自動的に転送する。 • 接続完了 ※セキュリティには注意

(33)

研究室でのLANの利用について(1)

• 学内ネットワークからのケーブルにはルータを接続し てLANを構築した上で使用する • 学内のネットワークに直接接続は避けること。学内ネット ワークにウイルス感染PCがあると一発で攻撃を食らう • 個人PCを接続する場合はセキュリティに注意すること ルータ LAN側 感染PC 攻撃パケット 172.19.195.YYY 172.19.195.ZZZ 192.168.1.AAA 172.19.195.XXX 192.168.1.BBB 192.168.1.CCC 以下を守らないと研究室のネットワークが 学内ネットワークから切断される場合があります。

(34)

研究室でのLANの利用について(2)

• Youtube、ニコ動はネットワークに負荷をかけるため、 研究にかかわる場合を除き原則利用しないこと。 • 研究室内の複数コンピュータに同一のソフトウェアを ネットからDLしてインストールする場合には、代表者 が一度DLしたのち、研究室内でファイルを共有してイ ンストールすること • 複数人がそれぞれネットワークから自分のPCにDLすると ネットワークに負荷がかかる インストール データ

(35)

まとめ

• 家庭内や研究室にLANを構築したい場合 • ルータ、ハブ、ケーブルなどを必要数用意する • イーサネット規格に注意 • 用意した機器を接続する • ルータにはWAN側端子とLAN側端子があるので注意 • ハブとハブとの間に2本のケーブルが渡らないよう注意 • ルータの設定を行う • WAN側 • IPアドレス(プロバイダが用意or接続時に自動設定) • DNS • LAN側IPアドレスなど • 無線設定 • 無線LAN規格、セキュリティなど

参照

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