- 164 -
第1節 環境行動の実践・啓発
【環境政策課】
1 環境情報の整備・提供
県では、
平成 16 年度から環境の総合的なホー
ムページ
「ふくおか環境ひろば」
(URL:
http://www.
pref.fukuoka.lg.jp/contents/hiroba1.html
)を開設し、
県が保有している環境に関する情報、各主体の
環境保全の取組やイベント情報等を公開し、各
主体の環境保全活動の促進を図っています。
2 福岡県環境県民会議
福岡県環境県民会議は、本県の望ましい環境
を創出し、地域における環境への取組を通じて
地球環境の保全に貢献することを目的に平成 8
年 2 月に設置されたものです。
25 年 8 月には、
「ごみと資源を考える福岡県
民会議」と一本化し、それまでの地球温暖化防
止が中心となっていた活動テーマを環境全般に
広げました。
県民、事業者及び行政が一体となって第三次
福岡県環境総合基本計画(福岡県環境総合ビジ
ョン)の推進を図っています。
福岡県環境県民会議で取り組んでいる
福岡県環境総合ビジョンに沿った 6 つの活動テーマ
1.情報共有による地域づくり ・ 人づくり
2.環境保全に係る各構成団体の自主的取組の推進
(1) 地球温暖化対策の推進
(2) 循環型社会構築の推進
(3) 自然共生社会の構築
(4) 快適な生活環境の確保
(5) グリーン購入の推進
3 地域環境協議会
各保健福祉環境事務所では、管内の市町村や
地域の地球温暖化防止活動推進員、NPO等と
連携して、環境イベントへの参画や水辺教室、
学校や公民館等での地球温暖化対策の講演・講
座、地域の特性に合わせた環境保全プロジェク
トなど 54 事業を実施しました。
各地域環境協議会における環境保全プロジェクト
事務所名 プロジェクト名 内容
筑紫 自然体験活動
環境保全活動を行う団体等と協働
し、体験活動を行い、自然環境保全
への関心を高める。
宗像・遠賀
自然とともに生き
ていく人材育成
プロジェクト イ
ン テビカ
福津市手光ビオトープにおいて、
自然観察会、田植え・稲刈り体験等
を行い、環境活動の担い手を育成
する。
嘉穂・鞍手
生きものにぎわ
いの森づくりin
英彦山
植生調査、シカ防護ネットの補修作
業によるレンゲツツジの保全を通じ
て、環境教育資源として活用できる
場をつくる。
北筑後 三沢ビオトープ
プロジェクト
里山の多様な生き物を保全するとと
もに、環境保全活動を実施し、環境
活動の担い手を育成する。
南筑後 八女高校と連携
したアサザ保全
八女高校と協働した観察会や系統
栽培を通じ、絶滅危惧種アサザの
保全活動を行う。
京築
平尾台広谷湿原
観察会・再生事
業・リーダー育成
事業
広谷湿原の希少生物の観察会や湿
原再生のためのかき起こし作業を
実施する。
4 こどもエコクラブ
こどもエコクラブ事業は、子どもたちが地域
の中で楽しみながら自主的に環境保全活動・学
習を行うことを支援する事業です。
平成 28 年度は、県内で 86 クラブ、2,682 名
の子どもたちがこどもエコクラブに登録し、リ
サイクル活動や環境調査など地域の中で自主的
な環境保全活動・学習に取り組みました。
なお、こどもエコクラブ活動の促進を図るた
地球環境問題や廃棄物の問題など、今日の環境問題を解決するために、県民・事業者の自主的な
環境保全活動を促進するための取組を実施するとともに、環境啓発活動の実施等により、県民の環境
保全に対する意識を高めるように努めています。
164
- 168 -
第8章 環境負荷を低減する技術・産業の振興
◆目指す姿
○環境負荷の低減に寄与する技術が社会で活用され、環境負荷の低減に寄与する産業が足腰
の強い産業として発展し、経済活動においても環境負荷の低減が実現されるとともに、環
境と調和した産業が地域を活性化している社会を目指します。
○本県の豊かな生態系の恵みを生かし、環境に配慮した農林水産業が発展し、農山漁村地域
が活性化している社会を目指します。
◆指標の状況
指標
計画策定時
(平成 23 年度)
最終年度目標値
(平成 29 年度)
進捗
(平成 28 年度)
リサイクル技術の実用化
件数
(循環型社会推進課)
20 件
29 件以上
◎
29 件
福岡県の試験研究機関に
おける環境関連技術の開
発件数(累積件数)
(環境政策課)
18 件
増加を目指す
◎
54 件
再生可能エネルギー発電
設備の導入容量
(エネルギー政策室)
350,055kW
(注:実績値を 350,051kW に修正(H25.9))
647,000kW
◎
1,919,646kW
減農薬・減化学肥料栽培面
積
(食の安全・地産地消課)
3,544ha
4,500ha 以上
◎
4,701ha
※進捗状況凡例; ◎ 目標値達成、〇 向上、△ 横ばい、▽ 後退
第 8 章では、環境負荷を低減する技術・産業の振興を支援する取組について掲載して
います。本県では、関連産業技術の実用化・普及促進や環境関連産業の振興、グリーン
エネルギーの普及促進、環境に配慮した農林水産業の振興などのため、様々な施策を行
っています。
- 169 -
2-8-1-1-A
1 保健環境研究所の取組
【保健環境研究所】
(1) 保健環境研究所の概要
第1節 県の試験研究機関における取組
保健環境研究所では、県民の健康と環境を守るため、保健衛生及び環境保全に関する
試験検査や調査研究等を行っています。得られた成果等は保健・環境行政への科学的根
拠として活用されるとともに、県民への情報提供も行っています。近年は、社会的にも
関心が高い PM2.5 などの大気汚染や水質保全の調査研究に加え、生物多様性などの課題
にも取り組んでいます。
その他、工業技術センター、農林業総合試験場、水産海洋技術センターにおいても、
環境保全に関する取組を行っています。
保健環境研究所の組織機構と業務概要
管理部
・総務課
・企画情報管理課
・計測技術課
保健科学部
・病理細菌課
・ウイルス課
・生活化学課
福
岡
県
感
染
症
情
報
セ
ン
タ
ー
環境科学部
・大気課
・水質課
・廃棄物課
・環境生物課
大気課: 環境中の大気汚染物質、放射能等の分析や
測定及び調査研究。
水質課: 公共用水、地下水、工場排水等の水質分析
や測定及び調査研究。
廃棄物課: 廃棄物処分場等の環境調査、廃棄物リサイ
クルの研究。
環境生物課:自然保護のための動植物等分布や生態の調
査研究及びその教育や研修並びに環境汚染
の動植物影響に関する調査研究。
関係機関との連携
福岡県
環境部
保健医療介護部
福岡県保健環境研究所
福岡県保健福祉
環境事務所
公益財団法人
福岡県リサイクル総合研究事業化センター 公設・民間研究
機関及び大学等
研究等に関する連携(共同研究等)
試験検査及び調査並びに研修等に関する連携
- 172 -
2 環境保全に関する調査研究
研究機関名 主な調査研究の内容
保健環境研究所
水環境中微量有害化学物質の分析法開発と汚染実態の解明に関する研究(H27-29)
汎用機器による迅速・簡易・網羅的分析法の開発とその実用化に関する研究(H29-31)
イオン液体を抽出媒体とした環境に優しい分析法の開発-土壌及び底質試料中のダイオキシン類の分析-
(H29-31)
福岡県における平常時の放射線・放射能の実態把握と上昇要因の解析(H28-30)
PM2.5 及び光化学オキシダント生成に寄与する VOC 成分に関する研究(H28-30)
アオコが生産するシアノトキシンのモニタリングに関する研究(H28-29)
生物応答を用いた水質評価に関する研究(H28-30)
水生生物保全に係る水質環境基準物質の汚濁機構に関する研究(H27-29)
廃棄物処分場における浸透水の微生物群集構造適正管理に関する研究(H29-31)
英彦山ブナ林生態系の保全・復元に関する研究(H28-30)
県民参加型の生物多様性調査マニュアルの開発(H29-31)
侵略的外来種の防除手法に関する研究(H29-31)
工業技術センター 家具製造に伴い発生する無垢端材の有効活用のための研究開発(H28-29)
電照栽培用広配光LED電球の試作(H28-29)
農林業総合試験場
水田における農業に有用な生物多様性を保全するIPM設計手法の開発(H25-29)
水田の暖帯平野景観九州における代表種選定と生息条件に及ぼす農法の影響解明(H25-29)
施設バラにおける天敵を活用したナミハダニ防除体系の確立(H28-30)
LEDを活用した衛生害虫防除技術の開発(H29-30)
有害獣対策調査(H24~)
ICT等を活用した効率的シカ捕獲方法の開発(H28-29)
若齢造林地におけるシカ被害対策の高度化(H29-32)
スギ花粉発生源調査(H18-)
荒廃森林再生事業効果調査(H21-)
松くい虫の防除に関する調査(S48-)
広葉樹を用いた海岸林再生技術の確立(H27-30)
水産海洋技術センター
藻場の変遷と増殖手法に関する研究(H29-31)
唐津湾におけるギムノディニウム・カテナータムの出現及び毒化に関する研究(H29-31)
豊前海における水質環境の長期変動に関する研究(H28-30)
内湾域の富栄養化等に関する調査及び研究(H17-)
指定海域の水質基準達成状況の調査(S52-)
干潟域の生物生産に関する調査及び研究(H21-)
覆砂等による干潟環境改善に関する調査(S62-)
県内主要河川等での水質環境及び生物分布に関する調査(S51-)
河川における外来生物の駆除に関する調査(H14-)
赤潮発生に関する調査及び研究(S51-)
貝毒による被害防止に関する調査(S51-)
- 173 -
1 グリーン購入法及びそれに基づく基本
方針について
循環型社会の形成のためには、
「再生品等の供
給面の取組」に加え、
「需要面からの取組が重要
である」という観点から、平成 12 年 5 月に循環
型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして
「グリーン購入法」
が制定されました。
同法は、
国等の公的機関が率先して環境物品等(環境負
荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進
するとともに、環境物品等に関する適切な情報
提供を促進することにより、
需要の転換を図り、
持続的発展が可能な社会の構築を推進すること
を目指しています。
グリーン購入法第 6 条に基づき、国、独立行
政法人及び特殊法人は環境物品等の調達を総合
的かつ計画的に推進するため、環境物品等の調
達の推進に関する基本方針を定めています。基
本方針には、国等の機関が特に重点的に調達を
推進する環境物品等の種類である特定調達品目
及びその判断基準についても規定しています。
2 九州グリーン購入ネットワークの設立
平成 19 年 2 月に、
県内におけるグリーン購入
の取組を拡大することを目的として、企業、環
境団体、消費者団体、行政等によって「九州グ
リーン購入ネットワーク・福岡」が設立されま
した。その後、活動範囲を九州全域へと拡大す
るため、20 年 7 月 4 日に「九州グリーン購入ネ
ットワーク」へと名称を変更し、ネットワーク
の拡大を図っています。29 年 4 月末現在 110 団
体・企業が会員となっており、グリーン購入の
普及啓発活動や各種情報提供、研修セミナー、
地域のエコ商品の紹介、環境学習支援・教材開
発などの活動を行っています。
3 福岡県環境物品等調達方針
県では、
平成 13 年 7 月に福岡県環境物品等調
達方針を作成し、県の全機関を挙げて環境に配
慮した物品の購入に取り組んでいます。
28 年度の環境物品等調達方針では、16 分類
190 品目について調達率 100%の目標を掲げて
取組を行いました。
28 年度の目標達成状況は 99.9%とほぼ目標
を達成しています。今後も目標達成に向けて取
り組んでいきます。
福岡県環境物品等調達方針の目標達成状況 (単位:%)
年 度
H25 H26 H27 H28
紙類 99.9 99.9 99.9 99.9
納入印刷物 100 100 99.9 99.9
文具類 99.9 99.9 99.9 99.9
オフィス家具等 99.9 99.9 99.8 99.9
画像機器等
99.9 99.9
100 99.9
電子計算機等 100 100
オフィス機器等 99.9 99.9
移動電話 100 100 100 100
家電製品 100 100 100 100
照明 99.9 99.9 99.9 99.9
自動車等 100 100 100 100
制服・作業服 100 100 99.9 100
インテリア等 99.9 100 100 100
防災備蓄用品 99.9 100 100 100
設備 100 100 100 100
公共工事 100 100 100 100
計(公共工事を除く) 99.9 99.9 99.9 99.9
目標達成率の算定方法:公共工事以外の品目は金額ベー
スで算定。公共工事は体積ベースで算定。
第2節 グリーン購入の取組
【環境保全課】
〔グリーン購入法〕
グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、
環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入することです。グリーン購入は、消費生
活など購入者自身の活動を環境にやさしいものにするだけでなく、供給側の企業に環境負荷
の少ない製品の開発を促すことで、経済活動全体を変えていく可能性を持っています。本県
においても、福岡県環境物品等調達方針を定め、環境に配慮した物品の購入に取り組んでい
るところです。
- 174 -
平成 23 年 12 月、本県は北九州市、福岡市と
ともに、
「グリーンアジア国際戦略総合特区」の
指定を受けました。
本県は、我が国においてアジアに最も近い大
都市圏であり、古くからの交流の歴史と緊密な
ネットワークを有しています。また、高度成長
期の公害問題を克服した技術やノウハウがあり、
環境に優しい低燃費車や生産プロセスの効率化
を図る産業用ロボット、家電製品等の電力消費
を抑えるパワー半導体など、環境に関わる先端
技術や産業の集積があります。
本特区は、これらの強みを活かして、環境を
軸とした産業の国際競争力を強化し、アジアか
ら世界に展開する産業拠点の構築を図り、アジ
アの資源問題や環境問題の解決にも貢献し、ア
ジアとともに発展することを目指しています。
本特区では、
「都市環境インフラのパッケージ
化によるアジア展開」、「環境配慮型製品の開
発・生産拠点の構築」
、
「資源リサイクル等に関
する次世代拠点の形成」
、
「アジアとのシームレ
スなビジネス環境の実現」の 4 つの柱に沿って
事業を展開しています。
国による税制・金融面の支援に加え、県によ
る企業立地促進交付金の上乗せや不動産取得税
の課税免除、両政令市による固定資産税の課税
免除など様々な支援施策を講じてきました。
これらの取組により、特区指定から現在まで
に、多くの企業が特区の支援制度を活用し、活
発な設備投資を行っています。
引き続き、環境を軸とした産業拠点の形成に
向けた取組を進めていきます。
産業用ロボット
レアメタルリサイクルに取り組む
企業を特区事業者に指定
第3節 グリーンアジア国際戦略総合特区
【商工政策課産業特区推進室】
〔総合特別区域法〕
本県では、環境を軸とした産業の国際競争力の強化を図り、アジアから世界に展開する産業
拠点を形成し、アジアとともに成長することを目指す「グリーンアジア国際戦略総合特区」を
推進しています。
1 環境関連法律・条例一覧
【環境一般】
環境基本法
環境の保全について基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の
責務を明らかにするとともに、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進す
るため、環境基準や原因者負担の原則など環境施策の基準となる枠組みを定めている。
環境影響評価法
規模が大きく、環境に著しい影響を及ぼすおそれがある事業を実施するに当たって事
業者が環境の保全について適正な配慮を行うことを確保するため、環境影響評価が適
切かつ円滑に行われるための手続等について定めている。
特定工場における公害防止組織の
整備に関する法律
ばい煙、汚水、騒音、粉じん、振動及びダイオキシン類の発生施設が設置されている工
場(特定工場) における公害の防止を目的とした組織(公害防止管理者の配置等) の整
備を図るための手続等について定めている。
国等による環境物品等の調達の推
進等に関する法律
〔グリーン購入法〕
国、独立行政法人等及び地方公共団体による環境物品等の調達の推進、環境物品等
に関する情報の提供その他の環境物品等への需要の転換を促進するために必要な事
項を定め、併せて事業者の環境保全に向けた事業活動を促進すること等について定め
ている。
国等における温室効果ガス等の排
出の削減に配慮した契約の推進に
関する法律
〔環境配慮契約法〕
国全体の温室効果ガスの排出量削減に向けて、政府が率先的に目標を達成するた
め、庁舎で使用する電気の購入や庁舎の改修事業等について、環境負荷の配慮等を
適切に評価した上で契約先を選定すること等について定めている。
環境教育等による環境保全の取組
の促進に関する法律
〔環境教育等促進法〕
持続可能な社会の構築のため、環境保全活動及び環境教育の実施に当たり重視す
べき基本的な考え方、学校・地域・職場等の様々な場における環境教育の推進方策や
人材育成、拠点整備のための施策等について定めている。
環境情報の提供の促進等による特
定事業者等の環境に配慮した事業
活動の促進に関する法律
〔環境配慮促進法〕
事業活動等に係る環境配慮等の状況に関する情報の提供及び利用等に関し、国等
の責務を明らかにするとともに、特定事業者による環境報告書の作成及び公表につい
て定めている。
福岡県環境影響評価条例
環境影響評価法の対象規模に満たない事業や同法が対象としない事業種であって、
一定規模以上のものについて、事業者が環境の保全について適正な配慮を行うことを
確保するため、環境影響評価が適切かつ円滑に行われるための手続等について定め
ている。
福岡県公害防止等生活環境の保全
に関する条例
公害対策に加え、県民の生活環境の保全を図る観点から「福岡県公害防止条例」の
全部を改正し、特定施設に係る各種規制に加え、地下水保全に係る措置、水質事故時
の措置のほか、日常生活等に起因する生活環境保全上の配慮事項等を定めている。
【地球環境】
地球温暖化対策の推進に関する法
律
我が国の地球温暖化対策の推進を図るため、国、地方公共団体、事業者及び国民の
責務を明らかにし、地球温暖化対策に関する基本方針を定めること等、取組を促進する
法的な枠組みを定めている。国及び地方公共団体には、実行計画の策定と実施状況の
公表を義務付けている。
特定物質の規制等によるオゾン層
の保護に関する法律
国際的な協力のもとオゾン層を確保するため、オゾン層を破壊する物質(特定物質) の
製造・排出の規制及び使用の合理化(抑制及び代替物質の利用の促進) に関する措置
について定めている。
フロン類の使用の合理化及び管理
の適正化に関する法律
〔フロン排出抑制法〕
オゾン層の保護及び地球温暖化防止の重要性に鑑み、オゾン層を破壊し地球温暖
化に多大な影響をもたらすフロン類の大気中への排出を抑制するため、フロン類の管
理の適正化に関する指針やフロン類を使用した機器の管理者等の責務等を定めてい
る。
【大気汚染】
大気汚染防止法
大気の汚染による国民の健康や生活環境の被害を防止するため、工場等から発生す
るばい煙、揮発性有機化合物(VOC) 、粉じん及び水銀等の排出規制や、建物等の解体
等の作業に伴うアスベストの飛散防止対策実施の義務について定めている。
特定特殊自動車排出ガスの規制等
に関する法律
〔オフロード法〕
特定特殊自動車からの排出ガスを抑制するため、技術上の基準や使用の方法を定め
ている。
その他:○人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律 等
その他:○都市の低炭素化の促進に関する法律〔エコまち法〕 等
その他:○自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法 等
-181-
※ 各法律・条例 ついては、福岡県の環境ホームページ「ふくおか環境ひろば」
(URL:http://www.pref.fukuoka.lg.jp/kankyo/hiroba1.html) で検索することができます。
181
-総
説
ビジョン
低
炭
素
社
会
循
環
型
社
会
自然共生
快適環境
︵総
合︶
快適環境
︵大
気︶
快適環境
︵水︶
快適環境
︵土︶
快適環境
︵廃棄物︶
快適環境
︵その他︶
快適環境
︵化学物質︶
国際環境
協
力
地
域
・
人づくり
技術
・
産業
資
料