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多様な周波数帯を活用した性能拡大に向けた取り組み

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Academic year: 2021

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将来のIoT 将来のIoT(Internet of Things)で は,メータリングや環境センシングの ような低容量データだけでなく,自動 車や列車などのモノが撮影した映像の ような大容量データの活用や,つなが る機器を遠隔制御し社会の活動を最適 化する利用も想定されます.例えば, 自動車のドライブレコーダで撮影した 映像データをクラウドへ転送して分析 などに活用するためには,長時間の映 像データを転送する無線通信の大容量 化が必要です.また,自動車の自動走 行の実現にはリアルタイムで周囲情報 取得や遠隔による制御が必要であり, 低遅延かつ高信頼な無線通信が必要で す.本稿では,このような将来のIoT へ向けた大容量化,低遅延 ・ 高信頼化 を実現するための取り組みを紹介し ます. 大容量化に向けて ■利用シーン モノが撮影した映像のような大容量 データの利用シーンとしては次の 3 つ が考えられます.そのイメージを図 ₁ に示します. ① 大容量ログデータの一括転送: 自動車のドライブレコーダなど機 器のログデータや,屋内外,移動 体を問わずに広域に偏在されたカ メラが撮影した動画モニタリング データを適宜クラウドへ一括転送. ② 周辺情報の機器への提供:自動 車,ロボットなどの機器を自動化 するため,これらが自動で制御さ れるために必要な 3 次元地図情 報,歩行者位置情報などの周辺環 境情報をクラウドから機器へ瞬時 提供. ③ 大容量コンテンツのダウン ロード:機内などブロードバンド 環境がなくストリーミング通信が 難しい環境において,動画やゲー ムなどのリッチコンテンツを楽し むために,あらかじめ希望するコ ンテンツをデバイスへダウン ロード. このような利用シーンでは,機器 ・ 端末内のディスク上のデータを別の機 器 ・ 端末内のディスク上へ一括転送し て,その機器 ・ 端末でも同じログ環境, データベース環境を瞬時に構築するこ とが期待されます.そのためには,こ れまでハードディスクなどのバック アップ作業で行っていたd2d(disk to 図 1  大容量データの利用シーン ①大容量ログデータの一括転送 ②周辺情報の機器への瞬時提供 ③大容量コンテンツのダウンロード

多様な周波数帯を活用した性能拡大に向けた

取り組み

IoT(Internet of Things)に向けた無線通信システムとして,機器が取得 した動画データなどを瞬時転送する大容量化とともに,瞬時の遠隔制御が 可能な低遅延・高信頼化が必要です.本稿ではその実現に向けた,新たな 周波数帯の活用と無線技術について,NTT未来ねっと研究所の取り組みを 紹介します.

う ち だ

田 大

だいせい

誠 /藤

ふ じ た

田 隆

たかふみ

ひ ら が

賀  健

け ん

/清

し み ず

水 敬

た か し

あかばね

羽 和

かずのり

NTT未来ねっと研究所

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disk)通信を,無線ネットワークを介 して離れた任意の機器間,端末間で実 現することが必要です.このような利 用シーンを実現するために,d2d通信 の無線伝送速度の目標を現在の無線 LANの最高速度の10倍以上となる, 100 Gbit/sと設定しました. ■60 GHzアンライセンス帯 100 Gbit/sの実現に向け,ミリ波帯 である60 GHzアンライセンス帯の活 用が考えられます.アンライセンス帯 は免許不要であるため,無線デバイス をさまざまな機器や端末へ自由に搭載 でき,基地局も用途に合わせて誰でも 簡単に設置 ・ 利用できることから,上 記の利用シーンのように多様な場所に おいて簡単に無線通信環境を構築でき る利点があります.また,60 GHz帯 は以下の特徴があります. ① 広帯域性 ( 1 GHz以上のチャ ネル帯域) ② 短波長で指向性がある(指向性 アンテナを数cm程度のサイズで 実現可) ③ 通信距離が短い(自由空間伝搬 損失,遮蔽損失が大きい) ①により,従来のマイクロ波帯を用 いる無線LANでは 1 ストリームの伝 送速度が 1 Gbit/s未満にとどまります が(1),60 GHz帯 を 用 い ま す と 最 大 11.4 Gbit/sが 可 能 に な る 見 込 み で す(2).さらにMIMO(Multiple Input Multiple Output)の技術を用いると 100 Gbit/sの実現が見込めます.また, ③により,通信エリアは小さくなりま すが,②により,干渉波を伝搬減衰と ともにアンテナ指向性でも軽減できる ため,周辺の無線使用状況に影響され ない安定した100 Gbit/s無線転送が実 現できると考えます. 60 GHz帯の 1 ストリームの伝送速 度11.4 Gbit/sに 対 し て,MIMOを 用 いた10ストリーム以上の空間多重に よ り100 Gbit/sを 実 現 す る た め, NTT未 来 ね っ と 研 究 所 は 近 距 離 MIMOの技術に取り組んでいます.こ のイメージを図 2 に示します.通常, MIMOによる空間多重はマルチパス波 を活用しますが,通信距離が長い一般 的な伝搬環境の場合,空間多重数と同 等の10以上のマルチパス波を安定的 に利用することは困難です.一方,通 信距離が短い場合,経路差を用いるこ とにより,各送信アンテナからの直接 波を受信側で空間分離できます.し かし,単純な平行アレイアンテナ配 置を利用すると,空間分離後のCINR (Carrie-to-Interference and Noise

Ratio)*1が空間多重数や送受信間のア ンテナ位置関係によって著しく劣化し ます.そのため,空間多重数を10以上 まで増やした場合,端末位置が変動し たときのCIR補償が技術課題となりま す.この課題を解決するため,NTT 未来ねっと研究所では, 2 次元アレイ アンテナ配置を活用した空間多重数に 応じた最適配置設計や基地局側の複数 MIMO系を利用した制御技術に関する 研究開発を進めています. ■60 GHzアンライセンス帯標準規格 次に60 GHzアンライセンス帯の標 準規格について紹介します.各規格の 特徴を表に示します.代表的な規格と して,非接触通信にユースケースを特 化したTransferJet(3)の次期高速版で あ るIEEE802.15.3eと 無 線LANの 高 速版であるIEEE802.11ad(4),さらにそ の次期高速版であるIEEE802.11ay(5) 挙げられます.IEEE802.11adは2013年 1 月に標準化を完了していますが, IEEE802.15.3e,IEEE802.11ayは現在 標準化作業中です.いずれもチャネル 帯域幅は2.16 GHzをベースとしてお り,IEEE802.15.3e,IEEE802.11ay ではチャネルボンディング* 2やMIMO による複数ストリーム伝送により高速 化 機 能 が 標 準 化 さ れ る 予 定 で す. IEEE802.15.3eについては,NTT未来 ねっと研究所は主要メンバとしてその 活動を推進しており,100 Gbit/sを実 現するMIMO機能や高速の初期接続処 理機能(接続完了時間0.2秒以内)な どを提案しています. 高信頼 ・ 低遅延に向けて 社会の諸活動を支えるIoTサービ ス,とりわけ産業分野への応用におい ては,信頼性が高く遅延(レイテンシ) の小さい通信技術やシステムへの社会 的要請が高まりつつあります.産業用 分野への応用では,効率性 ・ 生産性の 観点から,信頼性や遅延が特に重視さ れます.例えば,工場内の工作機械稼 *1 CINR:所望波レベルと干渉波レベル+雑 音レベルの比. *2 チャネルボンディング:複数のチャネルを 束ねて1チャネルとする技術. 送信 アンテナ アンテナ受信 図 2  近距離のMIMOイメージ 経路差だけで空間分離可能

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働監視や,画像 ・ 動画モニタリング, ロボットなどの制御システムには,リ アルタイムで状況を把握し,センシン グ情報に基づき,迅速にフィードバッ クを行うため,その期間内に現実に通 信が完了していなくてはなりません. 産業用の有線制御ネットワークとし ては,標準イーサネット共通の物理層 と独自のMACプロトコルを組み合 わ せ た 産 業 用 イ ー サ ネ ッ ト 規 格 (EtherCATなど)が存在するほか, リアルタイム制御用途に対応可能な TSN(Time-Sensitive Network) と 呼ばれる標準イーサネット拡張規格の 策定などが進められています.また, 自動車業界でも,広帯域低遅延通信 を 車 載 ハ ー ネ ス で 利 用 可 能 な IEEE802.3bw(6)規格の策定が進むな ど,車載用イーサネットに関する技術 開発や標準化が活発です.近年では, これら局所的な有線ネットワークにと どまらず,高信頼 ・ 低遅延な無線ネッ トワークへの期待や重要性が増大して きています. ■次世代ITS 次世代ITS(Intelligent Transport System:高度交通システム)の分野 では,2030年の実現を目標に,自動 走行システムの技術開発を産官学で進 めています(7).自動走行システムの制 御では,車載センサを用いた衝突回避 などの自律型ITS技術に加えて,車車 間 ・ 路車間通信を用いて車外の情報を 取り込み,人工知能(AI)などを活 用して先読み情報を提供する,協調型 ITS技術が必要とされています.協調 型ITS技術としては,日本国内で760 MHz帯を用いるITS Connectが実用化 され,サービスが開始されています. 欧米でも,5.9 GHz帯のDSRC(Dedi-cated Short Range Communica-tions: 狭域通信)サービス導入準備 が進められています.これらは,い ずれもIEEE802.11p(8)と呼ばれる,無 線LAN方式をベースとした車車間 ・ 路車間無線通信方式を採用していま す.また,LTE V2X(9)と呼ばれるセ ルラ方式ベースの車車間 ・ 路車間通信 方式の技術検討と標準化が進められて います.LTE V2Xでは,既存のLTE インフラが活用できるため,新たな ITS用インフラ敷設が不要というメ リットがあります. このように,自動走行システムの事 例では,ライセンス帯 ・ アンライセン ス帯含めた複数の周波数バンドの無線 通信方式が検討されており,既存の無 表 60 GHz帯標準規格の仕様 (参考)

LTE-advanced TransferJet(参考) IEEE802.11ac(参考) IEEE802.11ad IEEE802.15.3e IEEE802.11ay

周波数帯 800 MHz/1.5 GHz/1.7 GHz/ 2 GHz /3.5 GHz 4.5 GHz 5 GHz 60 GHz CH幅 (ボンディング無) 1.4, 3, 5, 10, 15, 20MHz 560 MHz 20 MHz 2.16 GHz CHボンディング (有時のCH幅) 有※ 1 無 (最大20 MHz有 ×8) 無 (最大2.16 GHz有 ×4 ) (検討中)有 MIMO (有時のストリーム数) (最大4)有 無 (最大8)有 無 (最大16)有 (検討中)有

伝送速度 最大375 Mbit/s※ 2 560 Mbit/s 866 Mbit/s※ 3

(最大6.93 Gbit/s) 最大4.6 Gbit/s※ 4 11.4 Gbit/s

※ 5 (最大138 Gbit/s) ~100 Gbit/s(検討中) 主な利用シーン セルラ 非接触通信 スポット 近距離 (TransferJetの非接触通信 高速版) 非接触~ 近距離~ バックホール 標準化 完了 完了 完了 完了 2017年完了予定 2019年完了予定 ※ 1 :CHボンディングとともに,キャリアアグリゲーション(複数バンドを束ねて伝送)もあり ※ 2 :2016年 9 月時点のNTTドコモ Premium4Gサービスのスペック (キャリアアグリゲーション適用) ※ 3 :端末がスマートフォンの場合( 2 アンテナ,20 MHz× 4 ボンディングを想定) ※ 4 :Single-Carrier PHYを適用した場合 ※ 5 : 1 ストリーム伝送時

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線LANなどまで加えれば,利用可能 な無線方式の選択肢は多岐にわたりま す.また,無線通信の特性や品質は, 周波数バンドや無線方式,利用可能な 通信インフラや通信端末の位置,干渉 などの電波環境によって異なります. 例えば,バンドA上で無線方式aが動 作するアクセスポイント 1 と,バンド B上で無線方式bが動作するアクセス ポイント 2 とが利用可能だとします (図 ₃ ).方式aの通信性能(伝送速度 や遅延性能)が高くても,バンドAが 多数の端末で混雑していたり,大きな 干渉が存在したり,途中に障害物が あったりすると,無線方式aは十分に その通信性能を発揮できません.一方, 無線方式bの通信性能のほうが劣って いたとしても,混雑や干渉,障害物な どの少ないバンドBのほうが,結果的 に確実に通信できることもあります. このように,マルチバンドの電波環境 に応じて,これら複数の無線方式から 最適なものを選択することで,適切な 無線通信を実現していくことが可能に なります. ■マルチバンド伝搬評価技術 そこで,NTT未来ねっと研究所で は,マルチバンド伝搬評価技術とこれ を活用する無線アクセス技術の研究開 発に取り組んでいます.本技術の概要 を図 ₄ に示します.アクセスポイント や無線端末周辺に存在する建物や物体 の 3 次元データから,直接波や反射波 の電波強度や電波到来時間をシミュ レーションして,マルチバンドでの電 波伝搬データを取得します(図 4(a)). さらに,バンドごとに異なる無線方式 のネットワークシミュレーションと結 合し,端末の混雑度や干渉などの電波 環境の影響まで考慮した処理遅延 ・ パ ケットロス特性などを評価できます (図 4(b)).この評価結果を利用して, 複数の周波数バンド ・ 無線通信方式を 活用したときに,通信性能を最大化す るマルチバンド無線システムシステム の設計 ・ 評価が可能となります. 図 3  高信頼・低遅延化に向けたマルチバンドの活用 アクセスポイント 1 ・バンドA (無線方式a) ・他端末による混雑多 ・電波干渉大 ・経路障害物多 アクセスポイント 2 ・バンドB(無線方式b) ・他端末による混雑少 ・電波干渉小 ・経路障害物少 干渉源 干渉 無線端末 (IoTデバイス) 障害物 (建物等) 他端末群 他端末群 通信 (バンドA) (バンドB)通信 図 4  マルチバンド伝搬評価技術 (b) 無線ネットワーク特性との結合シミュレーション例 (a) 交差点における 3 次元モデル(左)および電波強度シミュレーション結果(右) スループット スループット 遅延 遅延 パケットロス 複数方式併用 パケットロス 単一方式単独

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■利用シーン 次世代ITSを想定した利用シーン例 を図 ₅ に示します.道路や交差点近傍 に設置されたアクセスポイントと無線 端末との間の電波環境を観測 ・ 分析す ることで,例えば自動走行システムに おけるブレーキやハンドル操作をリア ルタイム制御可能な無線システムの設 計などに活用できます.このように, NTT未来ねっと研究所では,マルチ バンド伝搬評価技術,およびこれを活 用する無線アクセス技術を組み合わせ ていくことで,高信頼 ・ 低遅延な無線 通信システムの構築 ・ 提供をめざして いきます. 今後の展開 本稿ではIoTへ向けた無線通信シス テムの大容量化,低遅延 ・ 高信頼化に ついての取り組みを紹介しました.大 容量化については,60 GHzアンライ センス帯を活用して,近距離MIMOに より無線伝送速度100 Gbit/sを実現す る技術,標準化活動について紹介しま した.また,低遅延 ・ 高信頼化につい ては,複数の異なる周波数バンド ・ 無 線方式を最適に組み合わせることの必 要性を述べ,マルチバンド伝搬評価技 術およびこれを活用する無線アクセス 技術の取り組みを紹介しました. IoTは,今後要求条件がさらに多様 化すると予想され,それらを満たす無 線技術の確立をめざしていきます. ■参考文献

(1) IEEE Std 802.11ac 2013 Part11:“Wireless LAN Medium Access Control(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications ── Amendment 4 : Enhancements for Very High Throughput for Operation in Bands below 6 GHz,” 2013.

(2) IEEE P802.15.3eTM/D05:“IEEE Draft Standard for High Date Rate Wireless Multi-Media Networks,” 2015.

(3) https://www.transferjet.org/ja/

(4) IEEE Std 802.11ad 2012 Part11:“Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer(PHY)Specifications Amendment 3 : Enhancements for Very High Throughput in the 60 GHz Band,” 2012. (5) http://www.ieee802.org/11/Reports/tgay_

update.htm

(6) http://www.opensig.org/

(7) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/ pdf/20160520/2016_roadmap.pdf

(8) IEEE Std.802.11p 2010 Part 11:“Wireless LAN Medium Access Control (MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications Amendment 6 : Wireless Access in Vehicular Environments,” 2010. (9) http://www.3gpp.org/news-events/3gpp-news/1675-lte_automotive (後列左から) 清水 敬司/ 赤羽 和徳 (前列左から) 藤田 隆史/ 内田 大誠/ 平賀  健 ビッグデータやAIの普及により,IoTの社 会活用の潜在ニーズは大きいと考えられま す.その期待に無線通信がより貢献できる よう,多様なアンライセンスバンドを活用 して無線通信の通信容量,通信品質の限界 に挑戦していきます. ◆問い合わせ先 NTT未来ねっと研究所 ワイヤレスシステムイノベーション研究部 TEL 046-859-3261 FAX 046-859-3351 E-mail ntt-lab-wireless lab.ntt.co.jp 図 5  次世代ITSを想定した利用シーン例 取得電波伝搬データを用いて 電波環境を観測・分析・制御 端末位置に対して無線通信品質を 制御し,高信頼・低遅延を実現

参照

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