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情報社会の進展とデジタル革命-香川大学学術情報リポジトリ

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香 川 大 学 経 済 論 叢 第73巻 第 1号 2000年6月 27-75

情報社会の進展とデジタル革命

増 井 久 之

水 田

浩(1) 1.情報社会とその進展 地球の人口が

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億人に達すると予測されている

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年までに,人口爆発, 食糧飢鍾,エネルギー欠乏などの人類存亡の危機を,幸いなことに克服出来て,

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年から

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世紀を評価したら,

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世紀は人類が初めてソフトウエアを発明 した画期的な世紀であったという評価であろう。

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世紀に発明したソフトウエ アが社会にどのような影響を及ぽすかは,現在ではまだ、ハツキリしないが,ソ フトウエアは情報を,人間の脳の外で,集め,貯蔵し,検索し,処理し,配る 機能である。 ソフトウエアは,人間の頭脳の代替をし,頭脳の能力の拡大をする機能であ る。この機能を中心とする情報技術を基本機能として成り立つ祉会を情報社会 と定義する。 増田米ニ氏(原典情報社会,

TBS

ブリタニカ

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年)によれば, 図lに示すように,人類は1つの技術を発明し,その技術を中心に色々な技術 が統合され,社会のほとんどの人が使う社会技術になる。この社会技術を基盤 にして, 1つの社会が出来る。このようにして,人類は,狩猟技術の狩猟社会, 農業技術の農業社会,動力技術の工業社会と発展してきた。 情報社会がどのようなものになるかを,現在の工業社会をもとに,予測して ( 1) VE (Virtual Enterprise)センター理事長

(2)

28~ 香 川 大 学 経 済 論 叢 鍬 な ど の 農 耕 具 潅i既 天 文 学 文 学 すべてが変わる 社 会 政 治 経 済 法 律 文化 デジタル革命 コンビュータ 通信 ソフトウェア データベース 図1 社会的技術と人類社会の変革 28 みると,工業社会での「基本的な機能」は人間の筋力の代替と増力であったが, 情報社会では前述したように,頭脳の代替と増力であると考えられる。情報社 会の中核となる「革新的な技術」は情報である(工業社会では動力)。この技術 が新しい通信技術,ソフトウエア技術,製造技術,運用技術などと組み合わさっ て,情報インフラといわれる総合的な「社会技術」を形成する(工業社会では 工場)。この社会技術が社会に広く普及していく。その1例がインターネットで あり,電子商取引である。 工業社会の生産力は「もの」であったが,情報社会の生産力は「情報」とな る。生産物は「もの」から「情報」に変わる。「もの」を作るには,素材と加工 が必要であるが,

"

1

育報」をつくるにはコピーという命令のみで出来る。つまり, 「もの」であれば,同じ製品でも,より安くて,より早く,より良くつくれば, 2番手以降でも l番手を追い抜くことは出来るが,情報」は最初に作った人に 著作権ができ 2番手は著作料を払うしか道はなくなる。または,あるビジネ ス・プロセスで特許を取ると,次から同じビジネス・プロセスを使えば,特許

(3)

29 情報社会の進展とデジタル革命 29 料を支払わなければならなくなる。いくらより安心より早く,より良い製品 を作っても,利益は少なくなる。 かつて,狩猟社会では,人は本来持っていた驚異的な頭脳の能力を,生きる ために,他の動物や自然現象の予測に対して使っていたが,農業社会では,農 作物を作り,動物の世話をする,辛くて根気のいる筋肉労働をするようになっ た。ほとんどの人間は絶えまない肉体労働に追われ,頭脳を働かすことがなく なった。筋肉は使わなければ衰える。工業革命では,一部の人を除いて,工場 での労働はもっと頭脳をつかわないようになった。しかし情報社会では,狩猟 社会以上に,ほとんどの人が頭脳を使わなければ生きてゆけなくなるであろう。 ここで人間の歴史が始まって初めて,人聞は何をすべきか一人一人が自問する ようになるであろう。人聞は人間的な仕事,つまり頭脳を全開させるような仕 事に向かうであろう。かつてはわずかな‘特別な人'しか出来なかった種類の仕 事を,沢山の‘普通な人'が協力

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して,するようになるであろう。 このような原理に基づいて,市場,主要産業,経済構造,経済主体などの経 済,政治,社会体制が,現在の工業社会から変わり,価値観,文化も変わる。 狩猟社会での中心的な生活者は狩人で,農業社会では,農民,現在の工業社会 ではサラリーマンである。情報社会では自分の生き甲斐を求める生活者が中心 となると予想、されている。言い替えると,自分の未来の時聞を,自分で設計し, 生き甲斐のある生活を創造していく生活者で,そのために情報を利用して,最 適行動をとるようになるであろう。 そして今,この情報社会に移ろうとしている。過去の事例から 1つの社会 から次の社会に移るときには,革命が起こり,政治,経済,法律,柾会,文化 が過去とまったく異なったものとなる。狩猟社会から農業社会に移るときは領 地革命,農業社会から工業社会に移る時には,産業革命が起こった。そして, 今工業社会から情報社会に移るときに起こっている革命をデジタル革命と定義 する。日本では,明治維新の産業革命で,江戸幕府と藩がなくなり,明治政府 と企業が出来たように,平成のデジタル革命で紙を基本とする現在の政府と企 業がなくなり,デジタル情報を基本とする

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l Government

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(4)

30 ユーザ数(百万人)

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香川大学経済論叢 デジタル革命の終わり デジタル革命の始まり │ ネ少トワーク コンテンツ

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年 図2 デジタル革命の進展

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が出来ると予想している。 30 このデジタノレ革命は,図2に示すように進展している。まず人が直接,接す るパソコンの普及が

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年でそろそろ頭打ちになり,次に,情報の収集や配布 をするネットワークの普及に移る。このネットワークは

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年頃にはピークを 迎え,最後の情報の内容・コンテンツの普及が始まるであろう。毎日,新聞を 賑わしている,インターネット,イントラネット,エクストラネット,電子商 取引,デジタル通信,デジタル放送などに関するニュースは,今このデジタル 革命が起こり始めていることを示している。そしてインターネットを使ったア マゾンという本屋や,ヤフーという情報検索業や,インターネットを供給する 沢山のプロパイダーなど,新しい性格の社会的な生産力が生まれている。この 社会技術の利用者が急激に増え,会社,行政,社会の変革が進んでいる。これ から伝統的な工業社会の政府,会社などの組織が崩壊し,新しい情報社会の会 社,行政,社会が誕生する。このデジタノレ革命はパソコン中心の

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年からネッ トワーク中心の

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年の間と考えられている。 革命である以上,デジタル革命でも閉塞,破壊,混乱,新生の

4

つの段階が あると考えられる。産業革命に比べて,この革命の特徴は,1)自に見えない,

(5)

31 情報社会の進展とデジタJレ革命 -31-2 )世界同時に起こっている, 3) 最初にビジネスを実施した人がすべてを得 る。産業革命のように,汽車とか船が蒸気を出して迫ってくれば,誰でも見え るけれども,コンピュータの中で起こっていることは,コンビュータを使って みなければ分からない。デジタル革命を見るにはインターネットのホームペー ジ(Website)を覗くしかない。産業革命は英国で始まり,日本は最後であった。 そこで進んでいる国を廻れもっともよさそうな例を教科書にして,後はうま く真似ればよかったが,デジタル革命は世界同時であるので,どこにも教科書 にする事例がない。ちょっとした成功例があると世界中がそれに群がるように なる。それが今の電子商取引で起こっている。そしてヤフードットコムのよう に最初にポータ/レ・ビジネスを始めた企業が 2~3 年で世界 1 となり 2 番手 以降の企業は絶対に1番手を追い抜けないで,ポータノレ・ビジネスはヤフードッ トコムが独占する。この様なデジタル革命は米国では

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年代,日本では

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年代の前半が第

1

段階の閉塞期であった。新しい相会的技術(情報技術)が, それまでの人間労働(製造作業,事務作業)にとってかわる段階である。この 段階では,古い体制(工業社会)を新しい社会的技術で立て直そうとする。し かし不要になる人達(トップのほとんど)を中心に,社会はその変化を

1

日延 ばしにしようとする。そして閉塞状態に陥る。日本でいえば,政治制度は変え ても,政治は混迷を深め,経済は一向によくならないし,行政は組織的に疲労 を起こし,頻発する危機に対応できなくなっている。社会は犯罪が多発し,教 育は荒れている。 この閉塞感を打ち破って第

2

段階の破壊期に進んだのが,日本では

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年代 の後半である。まず金融業界に始まり,自動車業界,通信業界,流通業界,電 力業界と,現在進んで、いる。この段階では,社会的技術が,それまでの人間労 働でやれなかったことを可能にする。例えば,インターネットで株取引,カタ ログ商品の商取引が出来るようになり,間もなく銀行,保険の業務も出来るよ うになる。社会は閉塞感を打破するために,今までの制度,法律,習慣の破壊 を行う。現体制を維持しながら,現状(デジタル革命)にあわせようとしても 無理であることは,江戸幕府が当時,最高の頭脳を集めて,画期的な改革を行っ

(6)

32 香川大学経済論叢 32 たが,時代に合わず,明治政府はまったく別のルールで作られたのをみても, 予測できる。そしてまもなく第3段階の混乱期にはいるであろう。第 4段階の 新しい情報社会が新生するのは2010年から2020年であろう。 デジタJレ革命の,恩恵をフlレに享受しながら,同時に暴走を防ぐよう,社会や 文化や政治の在り方を情報インフラの中に再構築し,最初に情報社会を完成さ せた国や企業が,情報社会の利益を最も受ける。なぜなら,後に続く国や企業 は,最初に達成した国や企業の制定したルーノレに従わなければならないからで ある。このような考えから欧州

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,米国,アジアの各国がデジタル革命の早 期達成をめざしている。欧州は

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の通貨統合を切り札として,強制的に情報 社会を作ろうとしている。ドイツ政府が行った, 18省の内10省を移転する, ノfーチャル遷都実験

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計画)は電脳遷都と呼ばれ,省庁の物理的な移 転は極力抑え,ネットワークで結ぶ電脳政府をドイツ国立情報処理研究所

(GMD)

が中心に

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年からスタートしている。米国ではゴア副大統領を中心 として,全政府機関の長官をメンバーとして,

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Government

の計画を立 案しているし,政府の調達は全て電子調達にすべく運動をしている。米国では ゴア副大統領を中心として,全政府機関の長官をメンバーとして,

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の計画を立案しているし,政府の調達は全て電子調達にすべく運動を している。アジアではシンガポールのシンガポールワン計画,中国の

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,韓国の超高速情報網,マレーシアの

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など実施中である。 1..1 E U

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の情報社会実現の戦略が最も,情報社会の概念がはっきりしている。すな わち,-欧州の統合が成功するのは情報社会である」と明確に位置付けている。

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日にブラッセノレの

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に 対 す る 提 言

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に述べられている。この報告書では次の社会を情報社会と明 確に捉えている。そして結論で次のように述べている。 「情報社会に最初に入った国(複数)は偉大な報酬を得る。なぜなら,それら

(7)

33 情報社会の進展とデジタル革命 -33-の国は後から来る,すべての国が従わなければならない手順を定めることがで きるからである。その反対に,場当たり的な対処という解決をする国(複数) は10年以内に投資と雇用の破滅的減少に直面することになる。唯一の問題は EUが lつとなって,戦略を創るか,所属国がバラバラの,効果の薄い戦略を創 るか,である。」 そして,次の10のプロジェクトを提言している。 1,遠隔作業(Teleworking)一知識,改革,創造性を今までの分野別,距離別 の壁を破り,誰でも情報インフラを使って,誰でもが出来る。 2“遠隔学習(Distancelearning) 生涯にわたる教育,訓練の推進。

3 大学と研究機関のネットワーク (Universityand Research Networks)。

4

“中小企業のネットワーク (TelematicService for SMEs)一中小企業も同 じ機会を利用できるように。 5リデジタル道路管理(RoadTraffic Management)

6 "デジタJレ航空管理(AirTraffic Control)

7

"医療ネットワーク (HealthcareN etworks)。 8"電子入札(ElectronicTendering)

9 "全欧州行政ネットワーク (Trans-EuropeanPublic Administration Net. work)

10.情報ハイウェイ (CityInformation Highways)。 これらのプロジェクトを実現するために, EUは情報社会活動センター (ISAC: Information Society Activity Centre)の活動を開始した。 ISACは図 3に示す,情報社会推進局ISPO(Information Society Promotion Office)を 中心に,顧問会と地域・国際活動局とから成り立っている(http://www

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竺壬

be/)oISPOは情報社会を創るのに必要なプログラムや政策,通信政策,情 報技術政策などの立案・実施と,情報社会推進運動,情報社会進捗度調査を行 う。その中心はFifth Framework Progarmme (FP5)である(http://www. cordis.lu/ fp5 /home.htm1)0 FP5は情報技術の研究開発と情報インフラ作りが 1998年から 2002年まで行われる。 eEuropeは欧州の市民を情報社会推進運動

(8)

-34ー 香川大学経済論叢 E U情報社会推進局 Information Society Promotion Office ISPO 主なプロジェクト 1 Fifth Framewor k Programme(FP5) 2 eEurope運動 3. Information Society Forum 4 情報社会度観測 5 情報社会推進(Promise) 6 情報社会調査(ESIS) http://wwwおpo.cec..be/ 関3 EUの情報社会推進局 1.プログラム 2“政策 3.通信政策 4情報技術 5.. 推進運動 6..進 捗 度 調 査 34 に参加を呼びかける運動であり,情報社会フォラムはECに助言する。Promise (Promoting the Information Society in Europe)は欧州の情報社会の創立を早

める運動であり, ESIS (European Survey of the Information Society)は欧 州でのあらゆる情報社会推進運動の活動の調査を行っている。

1..2 米 国

米国は情報社会よりも,情報社会の政府(VirtualGovernment)を明確に意識 した運動を実行している。それは,

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日ゴア副大統領(当時上院議 員)が提出した HighPerformance Computing Programから始まっている。

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3

年にクリントン政権になってから,ゴア副大統領を長として, National Performance Review (NPR) (http://npr.gov)が開始された。その目的は巨大 な財政赤字を解消するための連邦政府予算の大幅な削減であった。半年間で全 行政サービスの能率を点検して,次のような新しい行政サービスの方針を作成 した。 1.情報技術のリーダーシップの強化

1

)政府のビジネスに導入した情報技術を統合し,明確で,強力なリーダーシツ プを確立せよ。

(9)

35 情報社会の進展とデジタル革命 2.電 子 政 府 の 導 入 一一統合されたデジタル技術の利益を全国的に導入せよ。

1

)政府の情報とサービスに電子的にアクセスできる手段を開発せよ。 2 )安全なネットワークとそれを維持する法律を確立せよ。

3

)省庁聞の税金,報告,支払のプロゼスをつくれ。 4 )国際的な通商データシステムを確立せよ。 5 )環境データのインデックスを創れ。 6 )政府の電子メーノレシステムを計画し,実演し,つくれ。 3.電子政府を支援するシステムの確立 1)政府の情報インフラを改善せよ 2 )個人情報の機密と安全を守るシステムと機構を開発せよ。 3 )情報技術の調達方法を改善せよ。

4

)技術開発の動機づけを強化せよ。 5 )政府職員の情報技術の訓練と技術的支援を強化せよ 35 そして,

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の概念が図

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のように出来た。

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日には電子政府を確実に実現するために,クリントン大統領が各省庁の長に当 てたメモランダム

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1 触媒としての行政 船を潜ぐより舵取りを 2 地域社会が所有する行政 サービスよりも権限付与 3 競争する行政 競争が活性化を促進する 4 使命重視の行政 規則重視の組織から転換する 5 成果重視の行政 成果志向の予算システム 6顧客重視の行政 官僚ではなく顧客のニーズを満たす 7 企業化する行政 支出するより稼ぎなさい 8 先を見通す行政 治療よりも予防する 9分権化する行政 階層制から参画とチームワークへ 10 市場志向の行政 市場をテコに変革する 行政改革 デピット・オヌボーン テッド"ゲープラ一 日本能率協会マネジメントセンター 図4

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の概念

(10)

-36 香川大学経済論叢 36 merceで, 1997年1月(クリントン大統領2期の最初の年)から政府の調達は すべてElectronicCommerceで行えと指令を発した。このようにして政府の電 子調達が積極的に導入され始めた。このNPRは1994年から,ゴア副大統領を 中心にして,組織として活動を始め, 1998年にはNational Partnership for Reinventing Governmentと改名し,活動は強化された。 NPRの使命は「米国国民のために,より良く働き,より安心より良い結果 を得る政府をつくる。」である。この使命を達成するためには,担当する政府の 職員の心構えとして以下のことを誓うことを要求した。1)コミュニティー内 部ではチームワークを強化し,外部とはパートナーシップを構築し,コミュニ テイとし協働する。 2)勇気 良い結果を得るために危険を犯す。 3)創造一常 に新しいアイデアと技術革新を求める。

4

)信頼一人は正しいことをすると信 ずる。 5)高潔一高い倫理基準を実行する。 6)多様性一違いを尊敬し,祝福 する。7)情熱一他と異なることをすることに情熱をそそぐ。 8)サービス一顧 客の要求に即応する。政府の組織としては,最重点を1)パートナーシップ, 2 )情報技術の利用, 3)顧客へのサービスに置く。 1993年から 1998年は1) 約15兆円の節約, 2) 570機関から 4,000の顧客サービス基準を出版, 3)1万 6千ページの規制を撤廃, 4) 35万人の人員削減, 5) 340機関でリエンジニア リング, 6) NPRに基づいて83の法改正の成果をあげた。 NPRの動きは

REGO (Reinventing Government) (llttp:j jwww.rego.gov)で発表されている。

またワシントンDCで,1年に 1度,E-Govという会議でNPRの成果が発表さ れる。 (http://www.e-gov.com)

NPRは先ず組織の改革から行われた。これがPBO(Performance-Based

Organiza ti ons)である。この方法は英国で作られた。各行政機関が自分の行政

サービスを出来る限り数値化した目標を公表し,その達成度を組織として,評 価する。米国では1663年6月にGovernmentPerformance and Results Act

として制定された。 PBOでは次のことを公表する。1)対象を決める, 2)目 標を設定する, 3) 行政サービス標準を決める, 4) 作業効率データを収集す

(11)

37 情報社会の進展とデジタル革命 -37ー を置く。

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年には,さらに個人の能力により重点を置いた,

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に移行している。 次が人である。

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が公表された。現在,この

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は各省庁のあらゆる組織におかれるよう になっている。政府機関に情報技術を効率的に導入するには,情報技術の進歩 が非常に早いので,素人の行政官ではついてゆけないので,情報技術の専門家

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が不可欠となった。

CIO

はシステム工学,リスク管理,品質管理,評価, ロジステックス,価格工学,信頼性工学,ソフトウエア工学,オープンシステ ムなどの情報政策の専門家でなければならない。

CIO

は直接長官に直属する。 CIOは1)千子政システムのリエンジニアリングを

1

'1う, 2)それに必要な情報 技術資源の分析を行う。 3)情報技術の投資計画と成果の投資管理をする, 4) 情報技術の導入契約をする。

5

)情報技術の構成を設計し,運営する。

6

)情 報技術の成果管理を行う。また全行政機関のCIOが参加している組織を作り情 報を交換している

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が情報技術である。政府に導入する情報技術を

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と政府機関が行 う

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は資金を税として集め,政府機関 内で分配し,政府機関外に支払う行為をすべて,デジタルでネットワークの中 で行うことである。このために1)大統領指令書

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-38ー 香川大学経済論叢 38

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第4がプロセスの改善である。米国の政府調達は年間約20兆円である。その 内

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強が国防総省である。従って国防総省のプロセスの改善が中心課題とな る。これが

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である。そ の核になる概念が統合製品・プロセス開発

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である。製品の全ライフサイクルのプロジェクト管理の 支援を,コンカレントエンジニアリング(各ユニットがお互いに情報を交換し ながら,独立して作業を進める)と電子文書管理システムで有機的に行うこと である。

1PPD

を実施するための検討項目は以下の

1

0

項目とする。1)顧客中 心, 2)コンカレントなプロセス, 3)早期から,継続的なライフサイクル計 画, 4)最大に柔軟で,供給者のアイデアを生かす, 5)堅牢な設計と 6シグ マの品質, 6)リスクを最小限にするために作業完了を確認した日程管理,7) 多業種からなるチームワーク編成, 8)個人の能力を最大限に発揮するチーム ワーク編成, 9)全ライフサイクノレを通じて,切れ目のない管理ができるツー ル,

1

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)

リスク管理の徹底。 このようなプロジェクト管理を実現するために,プロジェクト管理者を支援 する統合プロジェクト支援チーム

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のプロセ スを編成する。各作業現場で,試験,コスト,契約,など機能別に支援する

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, そして,プロジェクト全体を見る

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からなって いる。

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のメンバーは発注者,受注者,コンサノレタントなどで編成する。 第

5

が情報の防護である。

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により,情報社会で,国を危うくするようなシナリオの検討とその対策 案

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をつくる組織が図

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のように編成され,

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3

日に,その委員会から 提案書が作成された。その定義は「基本社会インフラの破壊行為によって,米 国の防衛と経済の安全d生への影響が,米国の存亡に関わるようなシナリオ」で ある。これには物理的な脅威とコンピュータの中の脅威とがある。物理的な脅

(13)

39 情報社会の進展とデジタノレ革命 -39-基礎サービス ・水 -緊急サービス ・政府サービス エネルギー -電力 ・ガス ・石油 ・製品、配布、貯蔵 金融と財務 ・金融取引 - 株 と 為 替 マ ー ケット ・連邦政府準備金 物理的な分布 ・鉄道 ・航空輸送 ・混合輸送 -高速道路 ・海上輸送 ・パイプライン J

ノ イ星 ア衛 フ 工 光 人 布 ノ 7 ノ テ i 一 エ 告 ユ ウ 遅ピト 報ンブ 情コソ -h l y 、 一 7 n l タ 信 ン 通イ http:j jwww.pccip.gov 図5 PCCIP分野別チーム 威 は 従 来 の 国 防 シ ス テ ム で 対 応 で き る 。 コ ン ピ ュ ー タ の 中 の 脅 威(Cyber Threats)が中心議題となった。おもな基本社会インフラは次の8つが考えられ た。関連する全政府機関の長が参加し,民間,大学からの参加を得ている。 1 情報通信(Telecommunication) 2..電力(Electricalpower) 3 ガスと石油の貯蔵と輸送(Gasand oil storage and transportation) 4 銀行と財務(Bankingand finance) 5.輸送(Transportation) 6..71<の供給(Watersupply) 7..緊急対応(Emergencyservices (including medical

police

fire and res -cue)) 8“政府サービス (Governmentservices) その最大の問題は複雑さである。情報インフラの整備が進むにつれて,シス テムは指数関数的に複雑になっていく。結論として専門の組織を作り,もっと 深く研究する。

1

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年度は

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億円),

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(14)

40ー 香川大学経済論叢 40 lレ(約700億円)で毎年20%増し向こう 5年間の研究開発を行う。これは情報 社会の影の部分への対策である。そして2000年から正式に情報社会の国防軍と して発足した。 1.3 日 本 日本の情報社会の建設運動は「高度情報通信社会推進本部」が行っている。 その活動は官邸のホームページに出ている

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。高度 情報通信社会推進本部は1994年8月2日に閣議決定で,内閣に設置された。首 相が本部長で,官房長官,通産大臣,郵政大臣が副本部長である。 1995年2月 21日に「高度情報通信社会推進に向けた基本方針」がとりまとめられた。そこ で,高度情報通信社会を,.人間の知的生産活動の所産である情報・知識の自由 な創造,流通,共有化を実現し,生活・文化,産業・経済,自然・環境を全体 として調和し得る新たな社会経済システムである」と定義している。 1996年に は,高度情報通信社会にするための制度見直しを作業部会を作って行われ 8 月に作業部会の報告が発表された。内容は電子データによる保帯を可能にする ように法令改正,通達発出などを行うことであった。しかし基本方針を決定し た後で,全世界にインターネットの爆発的な普及があり,当時は想定し得なかっ たスピードで経済・社会の諸分野のネットワークが進展していることと 1997年 12月20日に「行政情報化推進計画の改定についてJ,が閣議決定されたので, これらを考慮して, 1998年11月に改定された。そして, 1999年4月16日アク ション・プランが発表された。 このような現在の政府体制で,世界に先駆けて,情報社会を創立できるであ ろうか。日本が自力で情報社会を実現する可能性は薄い。なぜなら,情報社会 がどのようなもので,なぜそれを他国よりも早く実現しなければならないかと いう国民的なコンセンサスをつくるビジョン,戦略,目的,組織,資金がない。 情報社会を実現しようという強烈な政府の意志も政府のホームページからは感 じられない。その取り組みは残念ながら,

Bangemann

報告で,もっとも恐れて いたこと「所属国がバラバラの,効果の薄い戦略を創る」の典型例である。し

(15)

41 情報社会の進展とデジタル革命 -41-かも所属国どころではなく,日本の政府の中の,所属省庁でパラパラである。 日本はどのような情報社会作ろうとしているのか。基本方針では,高度情報 通信社会のあるべき社会は, lド誰もが情報通信高度化の便益を享受できる社会 2 自由で安全な情報通信が確保される社会

3

..知的で多様なライフスタイル,真のゆとりと豊かさが実現される柾会

4

“地域に活力がもたらされる社会 5 ..国際的に円滑な情報の流通が実現される社会 であるとしている。このような社会は現在の工業社会の情報,通信を発展させ れば,実現できる。情報社会は,狩猟社会,農業社会,工業社会の次に来る, 社会の仕組みから根本的に変わった担会であるという認識がされなければなら ない。情報社会で,人類が初めて手にすることは,ほとんどの人が自分自身の 人生を生き甲斐の有る人生にするために,いつでも,どこでも,誰でも,安価 に,すぐ入手できる情報を使って,自分自身の脳を使って,考えて,設計し, 実行できることである。その結果,一人一人が最適行動をとる社会を形成する。 情報社会は,この行動を基盤にする担会構成であり,それを支援する法律であ れ政府である。その社会が自由競争で,一部の大成功者と残りの失敗者で作 る犯罪の多い社会になるのか,各人が少しず、つ遠慮して,中ぐらいの成功者の 多い,犯罪の少ない社会になるのかは,現在では予測できない。 日本に望ましい情報担会を,世界で最初に実現するには,過酷なデジタノレ革 命を世界で一番早く,切りぬけなければならない。民間企業は競争に負ければ 倒産があるので,政府の介入がなければ,より良い社会インフラのある閣を選 ぶ、選択も含めて,あらゆる対策を講じて生き残りを図るであろう。問題は,そ のような企業が生き残り易い社会,政府を日本は,どのようにして,世界で一 番早くつくるかである。そのためには「基本方針」でも述べているように,政 府の環境整備と国際的な合意形成に向けたイニシアチブの発揮が大至急必要で ある。しかるに i基本方針」で政府が取ろうとしている対策;電子商取引の推 進のための環境整備,公共分野の情報化,情報通信の高度化のための諸制度の

(16)

-42ー 香川大学経済論叢 42 見直し,情報リテラシーの向上,人材育成,教育の情報化,ネットワークイン フラの整備など,は民間企業のための対策で,他人ごとのようである。日本で 最大の情報インフラのユーザは政府である。従って政府が最大のユーザとなる 情報社会の政府(VirtualGovernment)を作ることが,情報社会をつくることで ある。 幸いなことに, 2000年4月から情報公開, 2001(平成13)年1月6日から省庁 改革, 2000年度からバーチャノレエージェンシーなど,ここ 3年ほどで,政府の 文書のデジタ1レ化を完了しなければならない作業がある。これは日本のデジタ ノレ革命を成功させるチャンスである。これらの作業を情報技術専門家(CIO)の 一つの組織で,国家予算の 10%をつかった1つの予算管理で,実績のある 1つ の戦略で

1

つの結果評価方法で,国民の参加を得るための徹底した情報公開 で,担当の責任を明確にして,短期に集中して,完了させなければならない。 中央政府が失敗したときの代替として,地方自治体も同じような体制をとり, 成功した例を手本にして,計画を発展させるべきである。丁度, 2000年問題で 国中が,時間を区切って,一つになって取り組んだように。これらを成功させ る戦略が2004年から建設省直轄事業で実施される建設CALSjECである。 このようにしてインターネットに代表されるように,中央制御センターはな くて,それぞれが自立して,防衛CALSの点,建設CALSの線,医療CALSの 生物体,そして,環境,農林CALSの面へと地球上にデジタルな神経系を作り 上げて行くであろう。丁度,幼児の脳細胞のネットワーキングのように。それ は

DNA

が持っているように,デジタル革命の中に設計図は,もっているのであ ろうか。それとも闇雲に繋がっているうちに体をなしてくるのであろうか。 2. Virtual Enterprise (VE)とVirtualGovernment (VG)の創造 紙を情報交換の基本とする工業社会の企業と政府が,デジタル革命を生きぬ いて,情報社会の一員になるための方法が,いろいろと提案されている。例え

ば, OA (Office Automation), MIS (Management Information System), SIS

(17)

-43 情報社会の進展とデジタル革命 -43

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Knowledge Management

どがある。これらは,情報技術企業が,製品またはシステムの供給者側に立っ て作成した情報技術である。これらの情報技術は"提供企業ごとに異なるソフ トウエアであるから,異なるソフトウエアを使っている企業聞では,交換手順 を合わせておかなければ,情報の交換,共有は出来ない。

CALS

は,

-'B

導入 した製品またはシステムを長年にわたって,常に戦闘できるように,全責任を もって運用する立場にある運用者の米国国防総省が作成した戦略であるから, どのようなシステム統合にも適用可能である。従って,一旦,このプロジェク トを

CALS

で実施すると宣言すれば,

CALS

の戦略は世界共通で,オープンで ある。自分の都合で,自分勝手に変更することは出来ない。政府機関では,従 来の情報化は,受注した情報技術企業の都合で,極めてローカルなシステムを 作成され,それが,全体の情報化を阻害する要因になっている。そして

CALS

プロジェクトは原子力潜水艦,イージス艦,爆撃機,戦闘機,戦闘ヘリコプター, 戦車,水陸両用車などで,従来の方法よりも,より早く,より安心よりよい, 成功の実績を作っている。

2

1 CALS

の歴史

2

,,1ド1 米国の

CALS

1

9

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0

年代に入って,米国の兵器システムは急激に複雑になった。それに従っ て,技術文書の量が指数関数的に増加して行った。例えば戦車の技術文書は

4

万頁と

8

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0

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枚の図面,イージス艦の技術文書は重さが

2

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5

トン,戦闘機の技 術マニュアルは

3

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種類。このような紙の洪水で,技術文書は

1

)不正確(年 間

1

万件の不良マニュアルの報告),

2

)

1

頁当たりの作成費の高騰(I頁

2

0

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ドル),

3

)

情報の期限切れ(

2

年もの変更待ちの文書がある)のようなことが 起こってきた。 また,たった2枚のワッシャーを取りかえるのに, 34冊もの文書に関して,

5

0

9

頁を変更し,

5

6

0

0

0

ドルもかかった事例が出てきた。これは,米国軍の統

(18)

44- 香川大学経済論叢 44 F D n バ υ ハ u, U 唱 E A

l

1990 1995 ー ハ リ ハ H V A H V つ 臼 1985-1989 1995-2000 CALS研究 広域産業キットワ}ク 次官メモ 分散データベース技術 管理組織 プロセス改善の加速 国防総省 民間企業協力 コンカレント工学の 適用兵器システム 統合ツールキット 情報インラ構築計画 デジタJレ調達システム 最初の標準 PDESjSTEPベース製造 1990-1995 ジャストインタイム・データ CALSテストネットワーク 支 援 最新標準 (PDESjSTEP,) ビジネスプロセスの解決 製品確証試験 情報インフラの高度化 BPR,文化の変更 ワークステーションへ定常常務用 ツールキットの設置 図6 1985年から2000年までの計画 合 ロ ジ ス テ ッ ク 支 援 標 準

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MIL-STD

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で要求される文書を作成するためである。そこで,

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年から始めて,

2

0

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0

年までに,紙を l枚も使わないでト,米国国防総省のすべての兵器システム を 運 用 す る 計 画 を 立 て た 。 こ の プ ロ ジ ェ ク ト を

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と呼んだ。

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年の始めに国防総省と国防産業界とが,防衛分析研究所(I

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の承認を得て研究会をつくり,

CALS

の可能性についてま

とめた。宇宙ステーションの情報システム

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GM

C-4(CAD

CAE

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を 参 考 に し て , 作 成 し た 。 こ の 報 告

書は国防省で検討され,これを基本に

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日に,米軍国防副長官

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IV

が , こ の

CALS

の実施計画を

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年 ま で に 作 成 す る こ と を 文 書 で 承 認した。これをタフト・メモという。そして国防総省に

CALS

政 策 局 を 設 置 し た。これに対応して,

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月 に , 民 聞 が 国 防 産 業

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(19)

45 情報社会の進展とデジタJレ革命

45-(CALS ISG (Industry Steering Group))が正式に発足した。 1987年に CALS実

施計画を作成するうちに,調達グループも加わり,兵器システムを効率的に調 達することも含めることになり,国防省の調達規定(DODD 5000れ1,DODI 5000“2)に準拠した調達プロセスも入れて, Computer-aided Acquisition and Logistic SupportがCALSの頭字語となった。そして 1988年8月5日,CALS 開発方針のタフト・メモが発表された。これを受けて 12月20日にCALS導入 ガイド (MIL-HBDK -59)が発表された。 1990年には,国防総省はCALSの普及をめざして, 5つのCALS情報資源セ ンター(CALSShared Resource Centers, CSRC)を作った。民間はこのセン ターを利用する組織,地域活動グループ(RegionalInterest Group, RIG)を

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乍ってCALSの 普 及 に 協 力 す る こ と に な っ た 。 最 初 のCALS会 議(CALS

Expo)がダラスで, 1990年12月に2000人の参加者が集って行われた。参加機 関は政府側が,国防総省(陸軍,海軍,空軍,防衛調達庁),商務省(NIST), 運輸省,民間側は主な防衛産業と情報産業界であった。 1990年から 1993年にかけて,次のような項目について検討された。1)デー タ・モデノレとデータ辞書, 2)データ管理とアクセス管理, 3) ソフトウエア とユーザ・インターフェイス, 4)システムとデータ機密管理, 5)ネットワー ク管理, 6) システム統合。そして,↑青報交換の標準を次の項目について決め た。情報交換方針,文書標準,図面交換,イメージ情報,グラフ情報,技術文 書,情報サービス。この技術文書標準を会話型電子技術マニュアJレ(Interactive Electronic Technical Manual, IETM)という。最初に参加したプロジェクト は空軍がBlackHawkヘリコプター,海軍がイージス艦,空軍がF22戦闘機で あった。最終的には,おもな大型プロジェクト(約100)がCALSを実施する計 画であった。その成果目標は,設計が設計時聞を52%短縮,変更管理も 50%削 減,コストは40%。調達が誤ったデータ転送を 98%削減,情報検索時間を40% 削減,データ作成コストを60%削減,計画作成時聞を70%削減,製造が,品質 を80%改善,品質管理時聞を85%削減,製造コストを60%削減,生産支援が文 書変更時聞を30%削減,計画作成時聞を70%削減,文書管理コストを50%削減

(20)

46ー 香川大学経済論叢 46 米国国防総省のデジタル化率 -1997 8 一一一一「 「一一~ 2紙6% 5紙0% デジタル 65% 65% デジタル 35% 化 率 l 双方向 双方向 双方向 9% 19% 15% デ、}タ 図面 マニュアル 図7 デジタノレ化の状況 であった。予算は1992年に 1..84億ドノレ, 1993年に3..68億ドルがCALS開発 に投入された。しかし1997年でも,その成果はなかなかあがっていない。 その理由の一つが1993年のクリントン政権への変更である。クリントン政権 は発足して,最初に財政支出を大幅に削減することにした。その削減方法に, ゴア副大統領が上院議員のときに提唱していた情報ハイウェイ構想の情報技術 を全面的に適用することにした。それで半年かけて, NPRを実施した結果,当 事進展いちじるしい電子商取引(ElectronicCommerce, EC)を全省庁に取り 入れることになった。国防総省では,予算をとるために, 1994年にCALSShar -ed Resource CenterをElectronicCommerce Resource Center, ECRCに改 名した。そして現在,ECRCは17箇所になっている。つまり CALSでは予算が 付かなくなった。国防総省で, CALSを実施しているプロジェクトへのCALS 関連予算は,どこから来るのか分からなくなってしまった。しかし,図8のよ うに,民間企業のCALS熱は急速に冷めていった。ElectronicCommerceの会 議なら世界中に沢山の有名な会議がある。さらにCALSEXPOが,CALSに新 規参加を希望する参加者には,何がCALSかわかりづらく,実際に CALSプロ ジェクトを行っている作業者には,発表し,意見を交換する意味がなくなった

(21)

47 情報社会の進展とデジタル革命 -47ー

CALS EXPO USAの年間参加者数

(人) 6000 5000 4000 3000 2000 1000 --+一一系列

1

系列2 弔 ' t t 、 ハ 可 U A 吋 d n k u n y 々 i n y p h v Q d F h d n 可 V A 斗 A n y q t υ ハ 可 ν

日 可 d TE よ 円 可 υ ハ リ

ーー

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8

米国

CALS

会 議

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S EXPO)

への参加者数の変化 1 (91年) 2 (92年) 3 (93年) 4 (94年) 5 (95年) 6 (96年) 7 (97年) 8 (98年)9(99年) 系列1=全参加者数の変化, 系列2=日本人の参加者数の変化 ことが参加人員の急落に拍車をかけた。そして多くのCALS推進者が去って いった。 もう一つが情報技術の予想を越える発達であった。 1985年から CALS開発 計画での情報システムは,電子計算機はメインフレーム,ネットワークは専用 を中心に計画されていた。それをサーバー,インターネット中心に 1994年から 立て直さなければならなくなった。とくに,それまで100億円を超える海軍, 陸軍のデータベースはCALSを実施する上で大きな障害となった。これらの結 果を示すのが毎年行われる CALS会議である。この政権による政策の変化と情 報技術の急速な発達はこれからのプロジェクトには常に抱える問題となる。 1994年6月にはCALS導入ガイド (MIL-HBDK -59)がContinuousAcqui -sition and

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fe-cycle Support (MIL-BDBK-59 B)と改定された。これには日 本のトヨタのJust-in-Systemと系システムの考えを'情報技術を使って実現し ようという考えが取り入れられていた。つまり切れ目なく調達ができるプロセ スとライフサイクルすべての情報を支援する戦略がCALSであるという画期

(22)

-48 香川大学経済論叢 48 的な考えである。しかも民間産業で急速に発達している情報技術をとりいれる ために,米軍国軍基準を効率の良い民間基準に置きかえるべきであるという運 動

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が積極的に行われるようになった。

また日本の影響を受けて,

CALS

を防衛産業から他の産業へ拡大する動きが 出てきた。

CALSISG

CALS

Commercea

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Speed

と変更して,防 衛以外の産業への

CALS

の浸透を図った。しかし

CALS

の名前は米国では防 衛産業でしか受け入れられなかった。

1

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9

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2

月時点での

CALS

の評価で,成 功プロジェクトは

IETM

とデータベースを中心として,空軍が

4

,陸軍が

3

, 海 軍 が し 民 間 国 防 企 業 が

4

となっている。

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年の計画の数値から,どのく ら い 良 く な っ た か は 明 確 に さ れ て は い な い 。

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日には

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-HDBK-59 B

はなくなり,

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Commerce

に変わり,

CALS

の名

前がなくなった。そして

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年からは会議の白的は

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を作る ことになった。会議の運営団体も

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から

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に変更した。

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年に国防総省も

CALS

局は

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を行う

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1)とになった。しかし

CALS

プロ ジェクトは,ますます高度化していている。一つは

IETM

を陸軍,海軍,空軍 で交換できるようにしようという

Inter-IETM

プロジェクト,もう一つは,そ れを

1

9

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月から

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年 ま で に 一 つ に し よ う と い う

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年までに行う

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などあ る。

CALS

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年からの新しい大統領のもとに新しい発展をするであろう。

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年に

CALS

に代わる目標として,

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の構築,運 営にした。この細目は,1)情報共有システムと統合プラットフォーム

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(23)

49 情報社会の進展とデジタル革命 -49ー

敏性(EnterpriseAgility

EA)

3)企業市場分析(EnterpriseMarket Analy -sis, EMA), 4)企業工学(EnterpriseEngineering, ED)となった。

2"L2 欧州のCALS

欧州は, NATOが1991年にCALS研究会(NATOAC 301 Study Group)

を作コて政府側から, CALS導入の検討を開始した。それを受けて,民間側か らも, NATO産業諮問グループ(NA TO Industrial Group, NIAG)が研究会を 作って,米国のCALSと欧州のAECMA(AsωciationEuropeenne des Con -structeures de Materiel Aerospatial)標準(図9)との比較検討を開始した。

プランスが調達,英国が調達のロジステックス, ドイツが運用のロジステック スを担当した。 1993年NATOCALS局 (NATOCALS Office, NCO)体制が

確立した(http

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/www4"dcnicn.com/ncmb/)。参加国はカナダ,フランス,ドイ ツ,イタリー,オランダ,ノルウエー,スペイン,トルコ,英国,米国である。 1995年にはデンマーク,ベルギーが参加した。そして 1995年から,試験プロ ジェクト第1号として, NH-90ヘリコプターの製作が始まった。主な作業は 1) CALS政策の作成, 2)導入戦略の決定, 3)試験プロジェクトの開始, 4 )データ辞書の作成, 5) CALSハンドブックの作成。 1995年5月にハンド ブックの原案が出来た。このハンドブックは公表された。世界に認められてい るハンドブックは,米国の国防総省,海軍,陸軍,空軍と NATOだけである。 欧州のCALS会議(CALSEurope)は1990年ブラッセル, 1991年ハτーグ, 1992年パリ, 1993年ベルリン, 1994年ノ Tリ, 1995年l'¥ンブワレグ, 1996年フラ ンクフルト,1998年はilceと共催でパリ,19999年はilce,APLS, CALS Expo Internationalの3団体との共催でロンドンとなった。欧州で2000年現在で, CALS担当機関が残っているのは,政府の国防省(Mininstry of Defense, MOD)が英国,フランス,ドイツ,民間機関が英国(UKCouncil for Electronic

Business, UKCEB) (http://www.ukceb.org/),フランス(GicFrance),デン

マーク (CALSCentre Denmark)だけとなった。欧州のCALSも防衛だけで

(24)

50 香川大学経済論叢

AECMA2000M

のロジテ

y

クス管理 50 業 務

;⑤

白 @

9

図9 AECMA 2000 Mのロジステックス管理

2

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アジアの

CALS

アジアでは,

CALS P

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年シドニー,

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4

年台北,

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年東京,

1

9

9

6

年ソウル,

1

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7

年は,

CALS EXPO I

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が東京で,

CALS/EC

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がソウルで行われた。現在

CALS

機関が残っているのは政府の国防省が 台湾,韓国,日本,民間機関は日本

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,台湾

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,シンガポーノレ

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である。アジアの

CALS

は防衛以外のプロジェクトが 動き始めた。

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ICC (

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日ロンドンで,国際組織

ICC

の発足会議が開催された。参加 国は米国,英国,日本,オランダ,オーストラリア,イタリー,カナダ,韓国, フランス,スエーデン,ドイツ,

AECMA

NATO

ODETTE

UNICE

であっ

(25)

51 情報社会の進展とデジタル革命 -51ー た。最も新しい会議は

2

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日から

3

1

日まで,台北で行われた。

2

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5

日本の

CALS

日本の

CALS

1

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9

1

年の

CALSEXPO

9

1

フェニックスから始まる。この 会議に参加した人達が持ちかえった

CALS

の資料で,

CALS

勉強会を

1

9

9

1

1

月から日本電子工業振興協会で発足した。

1

9

9

3

3

月には最初の

CALS

国 際セミナーを開催した。

1

9

9

5

6

月に,非防衛の

CALS

を開発するための,通 産省による

CALS

研究組合

(

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nCALS

NCALS)

と,

CALS

の普及,支援 のための民間団体である,

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Japan

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が発足した。

NCALS

プロジェクトは

3

年間の予 定で発足した。最初は東京電力の火力発電所のポンプを3年かけて,最初の年 が,部品

2

年目が集合体

3

年目がポンプシステムと,

CALS

で作る計画で あったが,発足したら,パイロットモデル策定, E 1情報モデル研究開発,技 術ドキュメント,電子出版技術開発,設計製造データ共有化技術開発,テスト ネットワーク開発運用と

6

つのテーマに変更された。

1

9

9

6

年には,さらに補正 予算が付き,電力,自動車,宇宙産業,航空機,造船,鉄鋼,ソフトウエア, プラント,電子部品,建設の産業への

CALS

の導入の検討が平行して行われた。

1

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9

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3

月で総額

1

5

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億円投入した

NCALS

プロジェクトは終了した。

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月には,

NCALS

の成果を実際に使うために,企業間電子商取引推

進開発機構

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が発足したが,

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4

月からは,企業問電子商取引推進機構

汀ECALS)

,電子商取引実証推進協議会

(ECOM)

,産業情報化推進センター

(

C

II) が 1 つになって電子商取引推進協議会になった。同協議会は 4~5 年聞を目途 とした活動を予定している。

1

5

0

億円投資した

NCALS

の具体的な成果は,世界 でただ一つ,非防衛

CALS

を日本に根づかしたことである。

1

9

9

5

5

月,建設省に「公共事業支援統合情報システム研究会(通称:建設

CALS/E C

研究会)Jが設立され,

1

9

9

6

5

月に「建設

CALS

整備基本構想」 を公表した。日本建設情報総合センター(J

ACIC)

の建設

CALS/EC

センター

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