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間接費配賦率算定と生産能力水凖-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

原債計算に於ける朗謂事後計算は一原料脅→労力費の如き直櫻費は勿論、議問櫻費をも含め扁の令叡が蜜際

に確定するをまち、同時に又此等を製品に配駁する馬めの基礎としての輿望苧作業総時間数・機械遅纏紙時闇

撃乃至は基礎原債︵Grmd・〇汁Staヨm粁邑e已の如き嘉憤値飽叡・等等の或るもの1確定をまちて・配賦封算 を行ふものであつて、寛際原慣︵Aclua−c邑︶計欝の趣旨細尾忙は謂ふまでもなく萬全の篤として信認せらる 1魔のものである︵Di邑bu−iOnOご竜琵e∽とApp︼1caliOnO⋮urdeロとは区別して定義せらる1寄がある。 例へばSc已al−er堅剛者を以て間接費の部門別配猷を指すものとし、後者を以てご仕事︵製品︶の負持たるべき 間接痩割賦額決定を指すものとするのであるや句‖ScEa音義emenlar芸邑Acc⋮−ingこ竜1買㌣ふ悉︶。併

し、此の事前計算の方法たるや、長期ストック品としての製造忙於ては之を別として、経文鎮産或は時期魚遽に

Tu唱冨;る製品の製造に於ては製造完了時乃至は鮮くともその完了の直後に、極めて迅速に原偶計算を結丁

第十〓容弟四兢

尚接費配賦卒算定ヾ﹂生産能力水準

岸 正

︵≡劇八︶ 三二

(2)

するの必要が存する関係上、最も不適富なる原慣計節制度となり畢るものである。

斯かる場合に葡、此の串後計算法に執着するならば、壷の原偶要素金額並に妄期間に於けろ根菜優の確定

判明するを待たざるべからぎるが馬めに、その製品の放資盛珊後、造かに隔絶せる以後の日時に於てのみ、憤慨

計静を結了し得せしむる結果となり、期末に行ふべき其の期閑の損益計甘忙於て、或竺定期間に於ける警笛

別単位に封する判象的なる損益計算に於て、或る製品につきてはその計堺を可能ならしめ得ても、他の部分の▼製品

殊に決算期近くに製造の完了を見たる部分の管mにつきて牒、それ等が既に完全に蟹畢虎珊臍なるに拘らす、斯 かる損益の計算を可能ならしめ得ない事態を生するのである︵故に方法の選定にはManage計aicOをd。rati。宏 が必要であるC.L.空FNe紆J.G.G−○竃H≡1。Ana官eC邑∽JP・岸︶J殊に硬質前に習慣政賃基調とし

て、原慣を有利に利用せトむる途の如きは、製造の進行と共に間接費諸関係の櫛制を得せしめんとする途の如き

と共に、完全にその此等を鏑塞せしめて、原償計算の目的数果の殆ど全部分を没却せしむるに至るもの・である。

殊に回顧的なる既往計界のみを以てしては、将来の確固たる蟄展に備ふに不充分である。保守的乃至師直的状態

に於ける場合の辟螢より二敗者なる餞展的段階に之を推進せしめんとし、或は経営の限りな身躍進に進展せーめ

んと欲するときは、軍なる過去に封して多くを負ひ得ざるべく、企琴の現有勢力に礁じ、乃至は叉現有勢力を将

来に劃する欲求に副はしむべく改めて、宋釆への経営活動を想窟し速行しなくてはならないのである二芦R・ iLeFmann︶DieIndu賢i監のKa芹u−atiOヂS.芦︶ 間接費配戚率算定と生産能力水準 へニ〓九︶ 三tニ

(3)

第十こ巻.第四躾 ︵ニ三〇︶ 三関

事後計静に於ける以上の如き駅隋を別とするも、錦それが茸際原慣の計算なるに於ては、叉別に次に遊ぶるが

如き看過すべからざる秋隠を供成する結裁となるのである。元木原料費・努力費の如き直接費は、殆どその全部

が挽菜炭と共に攣動する攣勤費︵∃iab㌃許s−en︶に屈し、しかも其の繰共度忙正比例して軌く魔の比例費 ︵prOpOrtiOnaieK邑旦に厳し、操業度例へぼ生慮最が侶加すれぼ原慎も亦倍加するものであつて、個別軍陣首

り原偵鮎は投薬度・例へば生響盟の欒勤によりて、殆ど建化する慶なきものであるっ故に叫般控臍界の驚嵐によ

り、乃至は佃別企範の内的事情によりて、操業度が例へ時々大なる勤続を釆たすとも、甜製品単位懲り原倍額は

叫定不褒なり得るもので、此等は質際原惜正よるも侍、時期又は季箇により原債の欒動を見出す事はない。併

し、岬般間接費は操業度の動揃に関係する審なく、企業として存摂する問殆ど一定不欒なる額を保持する・固定

費︵菅のK邑en︶がその畢婁なる部分を占むるものである。斯かる固定費部分は損柴虔の勤揃によりて、製品

軍使常り原償を勤掃せしめ、其の結英不況等による擁柴木充分なる時期に於ける原慣を高からしめ、貯湿等によ

る捜索度膨脹時に於ける原慣を低廉ならしむるものである。此の専は嘗際原憤の算定として或は至極常然の如く

に観ゆるものであるが、尊賓不況時には密偵は安かるペく、好況時に盟軍惜高かるべきを以て、第言経常計算

としては収益計瀞の上にも適臆せざる結兼に偽るのである。第二陀製造が季節的に欒動する習性にあ、る企業に於

ては﹂亦季節にょりて原憤勧を異にし、同二製品につき季節的に原偵を勤輯せしむる寄となるのである。此の寄も

季節的なる動拓の結英を観測する三の方便としては、、固より有益なる計算影待る事となるのであるが、牛筒年

(4)

乃至γ箇年の菜続を按じて、営業の平滑なる畿展を閲らんとする紅督に於ては、斯かる季節的なる欒勅を一節年

華昔通算して、正常なる原偵舶を求め、以で長期ノ量り賛債の安産を閲る寄が必蓼であり、その薦めには其の

疇々の披薬慶攣勤による原慣の勤播をありのまゝに露出せしむべきものではない。

固より製造活動の欒化忙より製造原憤・殊に聞楼費が如何に攣漫−行くや、其の劉稀釈態の分析研究は容易で

ない。しかしユ場設備費としての間接費濾殆ど其の全部が、各個別の製品に聯結して高低するものでなく、製品

勘定には間接的に之を抹入るゝ外なきものであつて、謂はゞ斯かる費用は製品の替地製迫と鱒無関係の状態にあ

る。エ婁能刀を完全忙利用し碍ざりし事より生ずる経費の憩駄を、その生床能力藍冗仝に利用し得ざりL時期の

盤品にのみ割かけ、負櫓せしむる専は理論的にも正常ではないのである。

今一つの例示をなすならば︵眉B・甘wrencのJC邑AccO已nli義︶p・巳ご )ト 囲 項Illll 間接致配賦率算定と生産能力水準 坤† 血:加 こ辺1放 こn 上正 ブ 覇荘博 一N︶00〇.− 一N−○︹芦− 00〇.− 一N− 一N−00U.− 一♪︵8〇.− 一♪00〇.1 べN七っ〇.・・︼ 降秘曲 ﹂のーOU〇 一♪OU〇 一〇﹀08 NO︸08 Ⅶ︸00⊃ ?へ.﹂ヾし 辛労満面 ↓ひ 一.C〇 一.悼○ ¶〇 一.mO NbO 増題詞諭 一bU 一.〇〇 一.〇〇 一.〇〇 一b〇 一.〇U 二二二こ ≡五

(5)

茶十二魯第四携 ︵≡l三︶ lニ六 右表に観るが如く、間接堂の大部分が固定費よりなるものとして、月次間接費額が偶に−定不攣なりとして も、多くの企柴忙於て製品製出藍は毎月確定的忙均叫性を保持する事は困難であり、季節的に繁閑の喜多き種類 の企業に.於ては、特に此の寄が圃着である。之が薦めに、右表に於て平均間接痩の原慣としての配賦額が、毎月 豊凶なるに拘らず、質際の目次原惜福は政低六〇鏡像高二園の問種々の開きを観せ、平均原倍額とLての璧園を 指頭する月は、僅かに二月に於て〓園む見出すのみである。斯かる不同なる箆際原偵は殆ど何等の役目をも果た し得ない。殊に放資の目的の下に於ては何等の数桐をも虚し栂ないのである。共朔に兜づ間接費につき長嘲通算 的なる配賦方迭の櫓立を必箪とするに至るものである。 間接費は因より固定費のみを以て成立するものではない。挨幾度望冗仝に比例する結児となる秤類の費用をも 含み、又時に逓増又は逓減する結英を保つものをも含む。文挟英慶と完全に離れて餞年増大・減小するものをも 含む。▼敬に間接費萌そのものが時によりて動掃する零も存するのである。斯かる場合に於ても翻、砲常原慣計算 期聞としての一二間月を以てトその質際額を葦際製品に課する方法を採用する事によりて、月々の響mは同義品 に於て尚、原慣の勤播を見せるものである。此等も前と同叫の意味忙於て、⋮筒年を通算しての其調の下に配賦 を行ふペき賜のであつて、長期間に草る不規則なる動揺をそのま1原憤喧反影せしむべきものでない、のである。 此虚にも亦長期通静的なる配賦方迭の考慮せられざるべか炉ぎる理由を見出するものである。 幼稚塵発としての手工柴時代に於ては、原料費・努力費の外に間棲費を必嬰とする程度は概れ稀蒋であつて、

(6)

間接死の如きは、直接費のみを以て原慣とする場合のPr02mar恕nの或る部分に依りてCO諾rせられ、その 製品原偵としての配賦計算を必賓としなかったの﹁である。併かし、機械・装甲設備の尤大なるを備えて、大豊生 優を目棟とする大規模工業の域に進むに堤ひ、此等機械・準崖・設備り上忙起る変相としての間接亜、地代・、照 明・迭熱・動力・職工雇呼慰安・野路・給卑企剖・統轄等の諸部門制按費を移しく増大し、製品原慣としての間接蟹 は、此等を原憤要素より除きたる場合のPrO詳marginの或る部分を以て、間接にCO蒜↓せしむるの不完全放る 政扱を、穀早許容せざるに至りたるのみならず、製品原償は斯かる間接費によりて直接資以上に簸大なる影響を 驚くるに至り、間接費の製品屏債としての取扱、従って叉其の血等を製品原償として配賦する寄の重要性を加へ 釆りたのである。しかも、その此等が直接的に必す⊥も特別製晶をH標として支出せられざる関係上、その配賦 に特定裁定率を應用するの外なく、菟に管際原慣を相模となしながら、人馬裁定により原憤決定をなすの外なき 事態を党づ教生し釆たるのである、固より製造間接費の製造原慣としての配異に、最も自然であり且つ鱒確を期 するが為めに、絶ゆる畢料朋考察を施すものであつて、唯だ漫然たる人馬教定法を以てすべきものではない。故 に相封的催資性催保には殆ど紋ぐる桝なきを期するものではあるが、尚絶封的確資性は之を保証し褐ざるも、ので ある。一抹に此等閑接費が特定製品個々に聯結して蟄生支出せらるゝものにあらざる闘係上、時間的にも製品梨迫 の進捗とは殆ど完全に隔絶して牽生支出を見る。故にその際憤計算時鋸より撒るならば、特定製品発了と間接費 額決建と、嬢﹂時と路傍とを同ふする事を得ざるものである。其桝に必然的に間接狸の配賦には事前計節約取扱、 \ 間接螢配賦率算定と生産鶴力水準 ︵≡二四︶ ニ酬七

(7)

第十二番 第四駆 ○ニ二九︶ ≡八 換言すれば、裸足額の預建率による配賦を以て満足せざるべからざる場合を生する寄の汲も多きものである。 機甲装嘩設備その他多くの所謂補助労務部門を督励して行ふ﹂大規模なる大量生庶工共に於てほ、その設備 能力と其の汲も有数なる利用度との程度乃軍関係が、間接費の製品原惜としての割掛に多大の閥輿を保つもの で、血噂話瓢の裸定化並にその後定の饗硯性に基調を竃きたる、預定的配凰封訝制度の確立が肝夢であり、日つ 此の配凪の結英に於て正確公甫なるを得る方途を求むる寄が脛常上極めて課嬰であるのである。 〓 間接要の製品原償としての配尉も、その完全なる苺後計算に於ては、その配賦率の節軍配凰すべき間接費額 の決定が共に勉めて容易である。併し、事前計算の形に於て其の配賦率を孜鮮的に定め、トかも其の篠栗が結英 に於て慧良上の甫鶴を待たるものとなすには、多くの困難を作ひ、料率的なる幾多の研究努力を必嬰とするもの である∵普通の原櫓計算如としての∵箇月を基準として、特定月に製出したる製品に共の月に賓際要したる間接 費獅を、其の月贋際技塾虔に押して割粗け、以て算定したる原憎が簡よく簡際原慣を確保卜得るやうなす罫は、 前にも説明したるが如く、最丼その緻尿的なる必欝を見出し得ない。嬰は唯だ二筒年の灸潤的鞄算に於て、よぐ 串資上の賓際原憶説碓併し得る弟が必黎であり、叉斯くて始めて奉駈的なる・或は内部特別事情的なる原因に基 く、時々の鱒情動播を原偶計算上より排除する専を得る繹である。故に斯かる見地に基きて間接費の篠栗配凰率を

(8)

決定せんとするならば、普通忙は過去の長き経験忙基きて、風気不景気の特別なる外部的事情を除き、叉内部的

なる特別事情を除き、普通種る魔の正常︵ぎmaCなる状態を推定し、之にその特定年度に於ける事情を象酌し

て、その年膵の預定率を推算するの芳弘をとるべきものである。然るに、その特定年度が外部的なる紫棄不景気

の特融事情下に在る年度であり、乃至叉内部的に何等かの異常なる寮隅を含む年度であるならば、嘗際塀僧を指標

とする計算忙立ちて見れば、その年度に於ける此の時殊的事情を厳iEに計算に探入る1の完全なる考慮を要し、斯

てて決定したるその年慶の預定配賦率は、その年皮特有の橡定率でなくてはならなぃのである。併し、斯かる特殊

事情をそのまゝ預定率決定に探入れて、之を夙偶に直ちに反影せしむるならば、叉不景気の年度に原慣を高め、

好景範の年度に原慣を低めるの酋賓を鼓に再び磯現せトむろ結果となるものである。繹皆の生命は長り¶故に論

者の中には、長き年月の問に平均的に正常なるの率を以て、間接費の配賦を仕組む必要があると説くものが存

するものである︵C・﹃・ScEal−eruOp・Cil・JpP・琵﹂岸︶。;年の単位に於て季節的攣動のこ叩提を結了す

る通常の場合には、唯だ毎月の配賦率を平等に保持せしむる事を以て進むのであるが、﹂筒年以上の長きに耳り

て伺姦不欒の配風琴を採用する寄は、生産能力或は企柴内容の欒更・乃至外界事情の常恒的欒迩に於てのみ、

配風琴の修正をなす形を生じ、鼓に年度計瀞の立場より原慣を引離す結城を生するものである。之は配風琴を理

論的なる理想状態に於て決定し、之を以て原慣を制御せんとする、臍格なる意味に於ける標準原慣計算法のとる

ぺき態度であり、・或は叉之によりて常に原憤の珊規約状態を誘導せんとする少くとも謬sicStandardC邑sの 間接放配賦琴算定せ鹿産能力水嘩 ︵三二六︶ lニ九

(9)

立場に於てとるべき態度である。

元雑記常なる状態とか・或は正常なる像定配蹴率とか・拒常生昏苦か或は甫常生産力とか糀する場合の、﹁正

常﹂なる文字は何藍恩昧せしむペきや、之に多くの内容を盛る事を得るであらう。例へば﹁正常配賦率﹂を決定す

るに懲りては、正常なる生産を想像しなくてはならないのであるが、それが発して詳賢um竹rOdOuC−10n藍風 味するものとなすべきか、MinimumprOducliOnを意托する芸となすべきか、乃至ば叉、磨pectedpr&uc−iOm を意味するものとなすべきか、AくerageprO訂−10n皇息昧するものとなすべきか︵T.H.Sand雫SC邑Acc? 喜ingどC蔓見ゃ−讃し、議論の飴地は甚だ多い。1awr喜eは之に封し、次の如く述べて居る︵Lawr莞. =丁二∴〓ごにここ∴三ご ﹁正常配賦率に於ける﹁正常﹂なる言葉の意味を、或る者盟芸作業時問を建前とトてこd訂time或は冒used tim追つき何等の控除をなさざるものと考ふるに勤し,他の者は邁忠の控除をなす撃剛を探鳥OSSib−2running tim2の八〇〆を以て﹁正常﹂となすべしとも考へ.る。此等に封して他の戒ろ者は、Paslper−OrmanCeの平均を

求め、之に牌水に起り得る事情〃攣化見込を加味して、決宜したるものを﹁平常﹂となすべしと考へるのであ

る。Fu−=imeprO−ucぎーを‡張する血派の者は、張り切り挺る仙杯の生産を行ひ得ざりし失敗に起因する

費用の増加は、生産者常然の負塘に踪すべき危険であるとするのである。滑費者としての顧客は、最も好調な

る作東状態に於ける生産S翳らす慣格によりて、購買をなすの擢能があり、壁産者のId−enessは生産者側に於 第十こ令 弟四既 ⊇山二乍︶ 四〇

(10)

七其の賓に任ザべきものであるとするのである。此の主張に従ふときは不必嬰忙常み一たる費用は、靡情より完 全に遊離せしむべく、各部門は最も理想的なる間稜費観を、像是したる POS軋b訂・p⊇ducingtime にて除し て、配賦率を決すペきものとするのである。之により期末に未吸収の費用を生ずるならば、之は生産者の負櫓 として、直接忙損益勘足に送るべきものとするのである。 次に、此の完全生産力の教蹄には、幾分の割引を必瀞とするとの修正繚を生ずるのであつて、斯かる坪想的 なる生踵力畿揮は固より望ましき事には相違なきも、斯かる完全生産力は蜜地に遺憾なく黎扮し得るものでは ない。多く、の余栄に於ける経験に徹し、完全能力の約八〇〆を以て普通に到達卜縛らる1境地となすべきもの であつて、二〇%は故障遠琴或はId訂−頂に依りて粟失する遮のものとなすべきである.故に、此の完全 生産力め八〇〆を基礎として配剋を行ふべきもので、斯くて未吸取の間接費を佃生じ釆たるならば、それ等は 期末に損益勘定に遅ぶべきものであるとの議論を生するのである。 更に第三の一派はーーLawr讐Ce白身も此の叫群に願するものであるが ー、.甥想的状態は固より望度しき 事に属するも、蜜際に則したる考叔は、此の間接鹿配賦につき特に之を曾重しなくてはならないと全備するの である。或る程度の無駄・非能率は、世間劇般の出来零であつたらうし、勝木に於ても亦僻すべき聾に威するで あらう。生産者は常に斯かる非能率を排除するに、十分の努力を癒すに相違なきものであるが、しかも庸、期 かる非能率無駄の教生につき、その或る程度のものは之を覚悟しなくてはならない。即ち、斯かる程度の非能 間接費配収率算定と故産能力水準 ︵≡こ八︶ m竺

(11)

第十二令 弟四壁 ︵≡二九︺四二 率が自然に巳むを待ざるものなりとすれば、生産品の購買卦側に於ても、その際慣の中に斯かる非能率に粥す る原償充墳の布衣する畢を覚悟しなくてはならない。普通以土の非能率の焉めに原慣を膨脹せしむるならば、 長.き間に生産者自身に於て密行の困難を慣験し衆たり、塊がてそれがよりよき管珊への誘動となるものであ

る。﹂

以上の革質につきては、偽議論の飴地はあり得る。殊に製連枝梢の進歩と、その技術應用の葉郡別情況によ りて程々の立場と論議とを生じ、之を山概に論じ去る事を得ないであらう。叉工場経営の目標乃至態度の相違に ょりても、院乍に之を詞議する専を得るものである。たゞ併し、汲も通俗なる意味に於て﹁甫常﹂とは、所謂平年 に於ける二間年度間の平均状態を意味するものと考へられる。故に例へば﹁iE常配賦率﹂と糾するならば、兜づ平 年を前捷として釆たるべき年度を推定し、過去の長き経験に基きて、之に、釆たるべき年度に於ける何等かの欒 動状態を巧に拙走して、謂はゞIn邑蜃nlどecasIにより邁首に調節秋定し、たる、間接費推定額と生産常抑定 額とを基調として、定めたる配猷率を云ふのであつて、平均的計算によりたるものである︵1誓r旨C2もゃCit・, pト︶・誓の−望P︶。此等は原慣可算制度並にエ場管印組織の徹底的なる科挙化を見ざる内に於ける、最も普通に採 用せらる、魔の方針であり叉配凰方法の基準である。此の欝定は、乎調なる製造を行ふ企業の、平年に於ける方 汝として必ずしも不可はなく、叉その結兼は驚際原偶の配猷計静との封比に於て、多くの鋲差を生するものでも ないのである。併し、その寸奄の#典をも等閑潤せぎる、科挙的舵常に於ては飴りに凝然にすぎるであらうQ鍵

(12)

って間接鹿配賦傘の設㍊につきては、史濫立入りて王純なる鮎に劇々押論的なる標準む樹立L、其の標準の確保

に萬全の策む準備したる施設の問に、仙定の起り得べき差欒としての割引を考察して決定したる、所謂梗準配猷

率たるの域止まで之を進めなくてはならないのである。単なる平均か乃至は理想的なる標準かの間に、此の﹁正

常﹂なる意味乃至正常割賦率なるものゝ意賦が分裂し釆たるのであるが、それは結局原慣計節制慶よりエ場管理

の全般に官る諸事情が、比較的なる能率制度であるか、乃至は厳格なる村塾的制度であるかの分岐により、決す

べき栂題である。前者の梓皮に滅放するものは﹁鱒常﹂を﹁平均﹂と解すべく、後者の程度を確保せんと欲するもの

は、唯だ漫然と前者の線度を以て洒足すべきでなく、組ゆる努力を排ひて、﹁正常﹂を以て理想的なる﹁棟準﹂と

なすべき寄を嘗甥せしめなくてはならないのである︵G・C訂旨rHarri岩n㌦t賀dardCOSダp・芦︶。

間按資の裸足配姐琴に依る配駅には、云ふまでもなく間接費額の換定と生昏笑叉托生産時間数︶Ⅵ縁先とが最

先決問勉をなすものである。換定配賦率に依る間接費の製品への配賦は、

の公式によるものである。故に党づ橡定間接費絶叡なるもの1決定を必要とするのであるが、此等は撒庶的なる 革疲的方法とし†兜づ各部門別︵なるべく細分せられたるC邑c邑r巾別に︶に所要経資を、各費目に分ちて 間接敦酌航琴算定と鎮座能力水準 轟尚武拓増夢惑 轟相野埠方陶 ×琵吟声降蟹韓硝糟数 ︵三三〇︶ 四三

(13)

発十二軍 第四輩

︵三二二︶ 四囲

細心の重恩を以て梗準的に橡定するものである。しかも賛際の・各部門活動に常りて、斯かる棟準額に封する蜜際

成臨の離脱と極力防止する諸般の施設をも適切に行ふものである。而して補助部門費用の他部門への奉什梓慶に

應じたる配賦基準に依り、相互配風の手鎮を完全に施すか、或は彼の配献順位法に伐り、他の詔部門に射し最も

贋く奉仕し、自らは汲も少く他部門よ・り奉仕を受くるものよりの順位により、順次次位以下のものに配賦し、下

位の部門より上位の部門に配賦を行はぎる方法により︵L買renCeもp・Ci↓・もゃ冨−冨︺、十補助部門費用の

他甜部門への配凰を丁り、劇切の補助部門費用を間接費として各裂出部門に、厳格なる奉仕尺度に照して配尉を

行ふものである∪斯くて間接費顧は、製品奥山部門別に後先揖を以て配賦託筍を準1するのであるが、次には斯 かる各補助部門費用を奉仕尺度に照して他部門忙配賦する馬めに、文数損部門に割掃けられたる間接費を警mに

配賦する蔑めに、各部門の配分尺度数字を明確に改定しなくてはならないぺ此の配分尺度は、或は各部門の事務

取扱数を以てする事があり、或は設備遅摘時間数を以てする事があり、乃至は叉部門労働者の就柴時間数を以てす

る苛もあり、更に叉取扱原料の教生乃至偵顧を以てする寄もあり、時に叉部門就柴職エの受︿るエ賃額を以てす

る事もあり、尊偶に應じて宙々たるべきで之計二定にする事は至紬であるが、多くの場合にはその部門の生産螢

︵又は生産時間数︶を以てし、神助部門に於けるが如くその作柴が他部門への努務韓仕にあるもの咤於ても、奉仕労 務の生産盈を以てする事が甚だ多いのである︵完的なる配現尺慶を用ゆる方法を虚して、間接費の費H別伝そ れ∼tl適富なる尺度を選ぶべきもので、尺度は常に多元的なるを必螢とするであらうが︶。殊に製品製出部門に割

(14)

かけられたる間接費の製品へゐ配蹴には、其の雷該部門に於ける製品の雇田畳乃至横地遥柑時間数が最も麓要な る数字をなすものである。叫定期閣内の原慣を算定するには、その期間に於ける製品稗田程度の預賠をなす事 が、放も墨染なる部分を占ねるものである相即謂操業度︵野sch聾igun笥grad︶の原慣に及ぼす影響は玄に起る のでるるぺ前にも述べたるが如く、間接費中にも同定費が鹿本の部分を済める。故に間樺費額は年寧月次・乃至 季節により欒劫を受くる事が比較的に少い。従って叉その裸足も理論上は割合に容易であり、且つ鱒確を期し易 いのである。しかし、製品産出量は多くの企業に於て比鮫的に婁動性に富み、季節による影響を蒙むる種類の企 柴に於ては此の寄が特に多いのである。即ち、斯かろ野川畳︵生蘇蹄間数︶につき劇ケ年の橡茸を推定する菩は可 成周難なる場合が多いのであるが、散票ヒ其他外界の事情により畢肘を受′\寄の少なき企業に於ては、その製造 扱術の楔準化の進むに従ひて、一定年度に於ける製品産出量の推定は、次第に料率的に容易となりつ1あるの で必る。将に咄定規格品製造の企菜に於て然りとする。即ち、経文生産によりたる企業も次第に規格統劇に志ざ し∵大規機工菜に於ては、次第・に斯かる生産最︵生産時間数︶改定を容易ならしむるの基礎が漸次額調せられつゝ 為るのである。 製品製出藍と同様忙、横磯敗走の運特時間数が聞接費配凰基準として最も多く利用せられるっ殊に間接費配胤 基準としての聯械拳法は汲も廣く利用せられつ1ある虚であつて、之が偽めには機械違抑時間数.の預定が配賦率 の決建に韓也肝要となるのである。極めて小さく細分せられたるCOStCentre と⊥ての機械に、間接費見積獄 間接教範賦率算定せ生庵能力水準 ︵≡一千二︶ 四粛

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第十二懸 軍四渋 ︵≡三三︶ 四六 を割耕け、その磯城の遷柑絶時間見塘数によりて之を除して配賦率を決定し、製品が此の機械にか1りて製潰加 工又は仕上げを受けたる時間を算盤し、此の暗闇教に前記の率を乗じて、間接費の配賦舶甘定をなすのは最も普 通なる方法である。故に此の婁合には各機械・裟遣につき山定計算期間の運特総時間数を見積る寄が、配賦率決 定上越めて重要なる事項をなす尊となる謬である。間接費覇並に生昏革又は機械遷相聞等の計鼓的決定、即ち 訂hmannの所謂間接費計憲亡nk邑enpぎが必要であるのである︵Lehmann︶a.a.〇.S∴室ご。 四 闇援軍胡の決定忙は設備‖脱力︵P㌻已cぢ邑tユが重畳なる基嵯を比供する。今日の大規模工柴は機械・基準 乃至設備の設定利用による事を必須條件とする。しかも斯かる機軍装琴設備は日にその黎備が改められつlあ る。而して斯かる設備義軍磯城には党づ第仙にW定の生産能力が約束せられなくてはならない。叉其の能力の 大を固らんとすれぼ、機械・設備は勢ひ班大せらるべく、或はその利用のDe乳tyは高められなくてはならな いヵ之によりてその之に由る費用・結局間接費は増大を見るの叉元来が生産能力の低き設備乃至機械を以て、過 度の生産能力をあげしめんと欲すれぼ、斯かる機械設備は勢ひ法外にSpe印︼upせうるハ義を要し、之が巧め∬ 原慣は却って逓増原慣︵p⋮gre乳完㌘小tun︶の形を取るに至るのである。 更に改定配賦率の決定に於て、その分母としての生産畳或は機械設備の運輔時間数はヾ此の肝常生産力を茶準

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となすべきものであつて、其の生産力と生産量又は違輔時制との合理的なる均衡状態に於ける数字なる事を期し なくてはならない ︵Kear琵y は完全なる Outセutpr00q賀ゴme によりて之が推定をなす方法を説いて居る。 H・由・内ear詫y︶StaロdardC邑su℃P・00の一声.L註manづ︶a・㍗〇・S・−芦︶い 叫00の生産能力を持つ機械設備 の、歯か忙lニ○〆乃至五〇〆生産又は運紬を以て、橡定配賦率決定の分母数字となす事は、正常割賦率の攻究を 合珊的に確保する所以ではないのである。同時忙叉斯かる生産能力を造かに超過する生産又は運綿棒間を以て、 前記配凰率決定の分母数字となす事も、勿論常を緒たか方法であると解する事を得ないのである。斯かる機械・ 装思・設備には普通に科する扱高限度︵呂a軋mumcapacitこなるものが存するのであるが、最も高度化せられ たる管現に於ても、斯かる最高限度を以て作柴又は生産の目梗としてはならない。常に最適度の能力︵○冨m己m CapaCitユを以て目標としなくてはならないのであつて、英断に最高限度能力に封する適切なる割引が施されな くてはならないものである︵MaN印鉾G−○扁rもp・Cit二導叩卒上声︶。同時に叉紅塵そのもの1理想的大さ ︵Di⋮首maie㌘triαbsgr許s印︶が考慮せられなくてはならないのである︵﹃・L卦n鵠もi印S用−bstkO叶te旨ereOhl岩点 industrieロ印1評tri用beこ巴OJSJO00・︶。斯くて初めて之が止常設備能力︵NOrma−capacitこ の決定となつて現 はれ、・此の正常設備能力の完全なる畿輝を以て∬常操黄塵となし、之を以て硬常配慮率の決定に従はなくてはな らないのである。 ムp00rat㌢g−e乱 を定むるに懲りて、例へば労働日数にしてもγ筒年を通じて、全日数・金時問に於て、其の 間接費酌成季算定と生虔能力水準 ︵三三四︶ 四七

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第十二巻 第四壁 叫00%の資硯を期する事は之を望み得るものでない。又仮に弾いて欲すれぼ之を資現せしめ得るとしても、之 ︵一二二孟︶ 四八 を以て正常なる結果を鰯待する寄を待ない。斯かる一〇〇〆を暫現せしむる焉めに不必姿の経費増大を釆たし、 作柴の企喜並に途行に法外に多くの犠牲を沸はぎるべからざる事態を教生するものである。軽々の原因たよる災 鍋・故障一週薙・時間のLOSSが生すると共に、外界の需婁欠乏その他により、生應能力一CO〆の驚現には違療 を生ぜしめ易きものである。而して、今理論的なる放鳥生産能力より蔑%の割引を行ひて ︵HarrisOロ︹ワCit.け p・00ご以てNしrma︻capacity訂孟−を定むペきや、之は劇つの重大な問題をなすものであると謂はなくてはな らない。 或る者は最高限度の九〇%を以てすべLとなすに封し、或ろ者は八〇解を以てすべしとし、叉、或る者は七五 〆を以てすべしとなし、更に或る者は七草%乃至れ○〆の閥を以て定むべしとなすのである。唯だ液高限度能力の 幾%を以て正常率となすを適切となし、或は理想的と激すべきやは、個々の企業の偶慄的状態・個別経常事柄によ りて決定するの外なしとするのである。しかし、科挙的管理法乃至標準原慣計静桝度を採用する企共に於.ては﹁ 絶ゆる研究努力を彿ひて、相劉的に汲も完全なる意味の正常能力決定に移しき努力を傾倒すものなる寄托ど㌢看 過Lてはならないのである。唯だ此の場合に傭Cammanが云ふが如くに︵E・A・Cam針P C︶.菌p・gご て㈲ 理論的波高生産能力より、普通に起り釆たるべき操業故障に則する控除をなして、此の正常生産力を

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結局達成可能なる故高根慶正吏で持ち米たるか。 ㈲ 乃至は、虞に蛍れ行不十分の馬めに、利用せられすして増さる、不利用生産力に封する割引をも買込み て、達成し得られそうなる局限にまで持ち釆たるか11之を換青すれば垂常生産力は発づ之を製準 Ca溜Cityとして定むるか、乃至販資Capacilyとして定むるかの岐路を生する。 二、㈲ 正常生床能力は各部門別に、他の部門の能切に正しく適應せしむるやう定むべきか。 ㈲ 他緒部門の生産能力に何等考慮を挑ふ事なく、部門摘自の立場に於て之を決定すべきかC 伺 更に、各部門を同一の裁定水準に立たしめて均叫的に正常生産能力を決建すべきか。 の岐路をも生するものである。 三、上記諸考察を経たる上、 如 正常生産能力は、同一柴界に於ける代表的致命眈の絆験を調べ、業界に過擦せる水準に於て之を決衰す べきか。 ㈲ 個別企業に於て猫自の経験に基き、猫自の水準に於て之を決定すべきか。 の分岐をも生する。 四、其の他二別記琴この欒型間題として、一合軋が多数のエ場を総督するとき、 ㈲一合祀を通ずる金牌としての全工場通算的なる水準に於て之を決すべきか。 聞損螢靴底寧算定と鹿産能力水準 ︵三三七︶ 四九

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五 正常生産能力の決定に首肯ては、如何に設備せらる1とも、明かに利用する寄なき琶es巧aC2或は一首宏紅−¢ e山仁i℃已e已は之を除外しなく七はならない。然る上に於て、唯だ生辟能力の上よりのみ観て正常能力を決定す べきか、或は駿東し得ざるが薦めに繰菜の短縮を行はぎるべかちぎるべしとの考慮を加へて、正常蕉耗能力なる ものを決定すべきかの問題訂生するのである。 先づ細則に、生成能力の決定に督すて唯だ製法し得る刀をのみ考へて、放資のCapacit守を考慮に入れざる方 法による決定は比較的容易である事を考へなくてはならない。即ら、唯磨製田をなし縛る限痩としての生辟能力 は、現布の機械。装値・設愉方法及び企誼〃上に制限せられるのみで.内部的なる資.在により明確に測衰をなし 粗、例へ季髄的なる建勤存するとも、亦此等を橡定する番は比較的簡易である。併し、販辞し得べき限度より観 て、生産能力の左石せらるゝ銅係を考慮し、以て生産能力の決定をなすとするならば、此等放資力なるものが、 外界よりの競争・乃至は寓妥の欒遽の如き、不確資性に富む詔螢件鱒委ぬらる1闘係上、その動紡も激しく、叉 弟十二巻 弟四娩 助 各工場個別的に礪自の立場に於て之む決すべきか。 の問題をも生するのである。 此等は軸應に考旛を要すべき間超を形成すべき事は論をまたないであらう。 ︵ニ〓ニ八︶ 五〇

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その建造の預見的捕捉も著し︿困難となるのである︵Har数OnはSa.e山野d駕tにつき有益なる方法を提言して 居る︶Harri笠n OP●Cit・︶pp﹂冠⊥声︶。即ち唯だ生産能力として、生産し得る限度としての分量は、比較的に よく安定む保ち得るものと考ふ寄を得るのである。 従って、此の観測が唯だ生産力を中心としたる﹁限度﹂としての生床能力を預定するにあるならば、塵がて酔所 に、斯く定められたる水準は兎角Optim已mの状態を撞現せしめ得ざる場合を生じ易き寄を覚悟しなくてはなら ない。勿論斯かる生産技術的なる立場のみより見たる生産力を預定し、之を以て製辻間接費を製品に酎威するの 基準決定に用ゆるならば、生産が到達し得べき﹁鼓高の水準﹂として取扱はる紺係上、同債は常に低位に計堺せら れるのである。即ち放棄が好況にして、此れ以上に低き配賦計算を得べしとの期待は、生するの飴地なき寄とな る。虫皿し、如何た駅東が好況であり、如何に註文が殺到するとも、生産力の﹁限界﹂は之れ以上に生躇を引上げし むる寄を許さざるを以てゞある。斯くて、安き原慣は放資を利便にするの利益を生ぜしむろ結英となる場合もあ る。叉、此の外に生産力中心の能力決定をなし∵之を以て間接費配賦率設定に利用するならば、墟がて、賛行不 慮等により生産能力に不利用の部分を痙じ、馬め把吸収し鼓されざる間接費の章生を勘定の上に招来L、右の吸 収し得られざりし間接資の率・杜鹿等は、勘定の上に、明示せられて、血騒多くの詐文を受け、或は斯貸の増大に カを致すべき必婆.の程度を明示し、共何に不利用生盛力の哩草的生産をも仕組むやう、鼓舞するの利便を見出し 握る寄もあるのである。併かし凧鰹に、生産中心のCapacityは販資力を考慮に入れたるCa℃aCit︸より大となる 間接壁配猷撃算定と度盛能力水準 ︵三≡九︶ 五仙

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第十こ容−弟四坑 ︵ニ遍○︶ 五二 傾向が多い・。大規模生産の携大に伴ひ、過剰生産的傾向は次第に加重する。企柴は執れも現在の消費を日概に企 姦し設備するものでなく、次第に椀大すべき将来の消費に供ふペく企宣し設備するもので、常に飴剰のCapacity を保有するの恒常性を持つものである。 故に、斯かる生産能力を基礎としたる聞按費の配賦に於ては、吸収し壷されざりし間接費の相普苫額なるものあ るを期末に於て教見すべく、正しき収益を預定せんと欲するならば、習慣と原憤との間に相常靡き利潤のMa温n を設鑓するに、躾き努力を向けなくて揉計らないのである。然るに箪驚に於て誓低き原憤陀刻し如何梓の高き 安買を設定して、利潤Ma宣nを幾何の程度に確蝕するかは、企業の自由に決定し得べき問題ではなくして、 〓空軍債に勤して如何桂の原慣が設定せられて、途に如何程の利潤Marginが確保し得らるゝかゞ問題となる ぺきのみである。原偶の高低によりて費憤の高低を意欲的に左右し得る事は、今日は長き期間に甘る究極の閻題 としては別として、普通には可成困粍なる事柄となりつ1あるのである。低き原偶を設定L磁く場合には、仙営 業年度の終末に至るまで結局損失の暴露を抑止し濃くの結果に陥るに外ならない。撞突決定の後に至りて、生産 並に板東の両親邦より、生産力水準を正常化し退くペかりしものなりし事、並に保守的なる生産力水準真説愛し 麗ぐべかりLものなる寄を、回願せしむるに過ぎざる結果となるものである。 以上はCammanの主張を侠つまでもなく明白なる事驚であるが、併し、此等は唯だ保守的合計主義に於て、 或は保守的なる乃至叉回顧的なる経営管理に於てのみ首撮めらるゝ主張であつて、積撤的なる合理化総督忙於て

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は別の主張が可能となるものである。それは、工場法庶力の決定は、常に現在並に勝木の販常力・常嬰等に関す る観鮎に於て、最も合印的に琢定せらるべきもので、需要の関係乃至は販賛能力と無組備に設定せらるべきもの でないと云ふ事である。故に、賂来の舘婁増大に供へる蔑めに、現在の生産能力に散剤が存し、それが完全生産 力の幾%に相雷すべきかも、明確に濠足せられなくてはならない。若し此の汝定にして、苦施の結果が之に鮒扮 するの距離多かるべしとするならば、生産力に封する割引によりて正常生産力の桂得に努む箋よりは、預定せら れたる生産力を硯蜜せしむる馬め、不振なる版資能力の拭張を積商的に企問すべきもので、保守的又は滑槻的に 生産能力の割引決定を守るよりは、需婁の喚起放資能力の椀穿を確供するに努むべきものである。大槻に、退い て守る供守的滑麺的なる方策は容易であつて、積極的なる進展による珊想の資瑛は比較的に困難である。唯喪此 のときに、高き原備による販賛能力の維持もさる事ながら、低き原債による放資能力の珠大が、原慣劉販資政貸 櫓立の上に於て必ずしも不可能にあらざるべきは、看過する零を待ざるものであると糾しなくてはならない。 六 億常生庶力決定に懲り次に考臆すべき問題は、エ坂各部門間に於て、個別的に部門弼自の立坂より之を決定す べ凄か、或は他の部門の正常生産力との適切なる均衡保持の立場より、之が決定をなすペきかの事項である。 Cammanが云ふが如くに︵Camman︸。p・Cil・︶p・N3・︶、執れのエ場に於ても各部門が弼臼の立場に於て法務力 瀾接螢剛腕率算定と生産能力水準 ︵三四こ 五≡

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︵三四二︶ 五四 第十こ啓 発四渋 の決定をなしたる時、それ等各部門の生産力が改もよく調和を得たる均術状態にある周は稀有の事象である。劇 部門が自ら仕上げたる年製品又は部分品を、次工程を司る部門に引渡し℃次の草梓又は仕上工作を施す関係にあ る傷合に、前の部門が、後の部分の琴求を消化し得る分量以上に、生産力の顧閥を簡現せしめつ1ある.場合も紆 からす存在するであらう。又後の部門が、自ら蒐大なる生席能力乃至原料浴化分量を保有卜ながら、前の部門よ りの供給不足に制せられて、生産力の不常なる減統計結鹿しっ1ある場合を生ずる苛も、如からヰ布春するであ らケ。斯かる諸種の不均衡は、エ窃各部昂に於て移しく存在するものである専を想像し得るのであつて、此等の 馬めに睡眠の状態に躍かる1各部局の不働生産力は、経営上何等の寛益をあげ屠らざると共忙、不必要経費の託 生によりて経常を轟啓しっ1計るものであると約しなくてはならない。故に、進歩したる管理又は控療の下に磨 かるゝエ場に於ては、斯かる不生産的事象の後生せざるやう、各部門間の相互依存︵Ⅰ革am℃琶d昌Cの︶に琴礎 を置く、・正常生産力の部門的調和を固るべき寄は云ふまでもなき廃である。蔀瞥上PrOC琵t竃eのエ柴に於て もAsUJemヒyt苫eのエ共に於ても、常に此の鮎に着眼して設備の設定と作業の企葦北嘗施とを進ましめつゝあ るのである。唯だ、此等紹部門中には、苦該部門に於て製出し又は加工したる庵のを、其の重恩に於て、次工程 部門に引臓ぐ事をなさず、外部鎮圧業者或は消費者に相常部分の販爾をもなす場合があり、或は次のエ梓部門に於 て、そのエ桂を履行する得めに基礎材料の供給を前工柁部門より仰ぐの外、外部生産発着より購入の形に於て祁 給を焚くる場合があるー︻例へば紡織工費に於て、紡績の部門は締布部門に轟を俳給するの外に、新のま1にて

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外部に資出す場合を生じ、織布部門捻原料としての淋を紡齢部門より受入るゝの外に、外部紡績業者等より補給 を受くる場合をも生ずるのである。− 更に叉各部門間に、原料又は材料の供給に閲し全然相互依存性のなき婁 A宣布するのである。此等諸株の場合につきては、各部門生産力決定に自ら別個の考慮を施さなくてはならな い。加工材料の供給を内部紺係の範園内にのみ留めるか、乃至は外部菓界にまで聯轄せしむるかは、原偶抹欝と 部門設備の採算計算とに照し決すペきもので、此等は、補助部門試竃に関する探罪−∼例へば.軍刀を自給にすべ きか、外部購入になすべきか、乃至は叉電力自給の竣借手段として外部より購入の途を何存遷せしむべきか ー の充分なる科挙的研究を経なくてはならないのである。 施工時聞を前後工程聞に隔紀せしめ得る窃合には、由へ相互依存の関係密なるときにも、鮮くとも叫時的には 別個の水準を部門闇に設定し得るのである。即ち次工程を順次連携的に施さすして、仙部門工程施工臍の後に、 潜一仰品としてそのまゝ貯蔵し、必要の時期にその叫部分づゝを引出して次工程を加ふるの、時間的披縦をなし得 る吻合には、劇部門はその特定の立場より、他の部門の生産能力と離れてその生産能力の決定をなし得るもので ある。殊に市況の臨めに、こ即々局のエ程施行を加減する零の得策なるが如き場合に、此の関係を必要とするも のである。併し、元の番は飽くまでも劇時的乃至は非韮常なる機禽に於ける問題であつて、正常的に常に仙部門 の生庶力が之に次ぐ次の部門の生産力に陥へて仲脱し、しかも前部門の製品をそのま1外界に服貸せすして、粁 荷粛として部分品倉庫力壷牛製品倉煉に次第に苛税せしむる寄は、経営上殊に資金面恵化㌃防ぐ手段上、許さる 間接螢配賦率算定と塵産能力水準 ︵三四≡︶ 五五

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ベき情勢ではないのである。

各部門の正常生産力を調和せしむるの見地より、磯攣装嘩設備並に之に働く職†その他劇等の開係を、標

準的によく企書設定し得たりとして、さて、をの各部門の珊諭的扱高生床力の葦%を割引して、群常生繹髄力と

して拭用すべきやの問題を生するのである。此の場合に、各部門に均㌻なる裁定水準を設くる審、例へぼ各部門

共にその設定せられたる群論的扱高生底力の七五〆を以て、正常生産力水準となすべしと定むるが如き事は可成

利便なる鮎が多いのである。即ち間接費の鑑常配賦傘の轡勤は、斯くて各部門に於ける間接費舶の勤拝の鮎にの

み局限する寄を得、此等も亦珠算統制により別に固定化の方法を企閲し得べきもので、正常配賦率の標準化が次

第に徹底する結兼ともなるものである。此の事は叉更に、同高配に於て幾多の地方に居り数多きエ場を経営す

るときに、此等工垣間に統叫化を観る上にも利便を生じ来たるものである。斯くて各地方のエ場に於て、同州部

門に於ける部門的原債の相異は操業度に於てゞなくして、喉だ所要間接費偏に騙すのみとするに至らば、経螢上

或る種の利便をあげ待る事疑の敵地なき題である。併かし、各部門に観り乃至は各地に散在する各工場に官り、

均∵孜る割引を施すと云ふ寄は、それが何等かの利便を翳らすとするも、別席原偶の計暑殊に間接費の風琴計欝

を正確ならしむる所以とはならないのみならす・却って柏極的に配賦を不公正ならしむるの結英を招くもので遜

る0

草し、一工婁に於ける各部門の機械・装甲設備は勿論、その之忙よる作柴それ自牒は形しく相異するものであ

第十こ食 滞四渋 ○ニ四四︶ 嵐六

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る。此等朝鞄の甚だしきものに均一の二五珍を以て割引して、よく各部門間に正常なる生産力を決定し得るもの と肇ふる琴を待ないであらう。例へ同⋮ 磯軍装琴施設を標準的に施しある同糀部門間忙於ても、それが印他工 場に於けるものと、乙地丁忘琴に附けるものとに、地方的の相異を存するならば、之に働く職エの柵男的風習・気 質・地排的棟木便等の一側よりのみ椒ても、それ等の怖ふる勢理的敢高生床能力の劇轡約なる二五解剖引を以て、 各地工場部門に於て克く正常生成力を確保し得たりと考ふる軍を許されないであらう。 斯かる均仙的割引は、唯だ技術的生席力嘲鮎張の見地よりするも、棉上記の珊山によりて不常である。まし て、販東能力を考慮た入るゝ場合、〓簡の不常と不正確とを暴露し釆たる事を認めなくてはならないのである。 故に、坪締約最高生産力より幾何容の割引柊除をなすべきやは、各部門に於て個別的なろ軍偶に解し決窟すべき ものであり、且つ、斯く割引を行ひたる結果が、相互依存路傍保持部門間に発く調和を掲ペき事を期待しなくて はならないのである。 CPmmanは、抜蘭朝生産力山鮎娠の見地よりは、故高生産力の均叫舛を以て割引する罫の不雷む認むるもの であるが、市況を考旛に入るゝ場合には、○竃畠咄aCityに射する剤引は均⋮的に應川可能なる瓢ある寄を詮く のである︵CPmman二竜・Cit・も・≡・︶。氏正よれば、生産能力が各部門の機甲淡掲・設備に應じて、劇部門に 於てはその畢理的波高生産力の七U%であり、他の部門に於て八旦%であるとして、仝酵としての叫工場が製机 したる製品の販饗Ca篭Cit叫が製造Capacityの七〇〆に過ぎざるときは、○責岳paCit︸に劉する割引は大醗 間接費配賦率算定と盤産能力水準 ︵≡四五︶ 五七

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第十こ令 弟四渋 ︵ニ南六︶ 五入 ▼鵬率に之を行ひ得、結局側部門に於ては五〇︵3×岩魚︶他の部門に於て璧ハ○︵00∽×苫思︶と決定し得ると云ふの である。併かし此の寄は、二軍肛に於て多数地方に於て数多きエ場を絆螢する場合に、間接なく其のま1應用し 得る諜のものではないのである。何應までも各梯事情に即席したる緯度に於て、正常生産力の設定を行はなくて はならないのであ訂。 七 一倉赦が、仝助各地忙於て幾多のエ坂を経営する場合に、殆ど均剛なる割合による生産力元準を設定する事 は、叔も利便であり且つ望ましき事に屈するのであるが、前にも述べたるが如く、その均仙的決定は閑難であ り、叉却って不公正なる経典を招来するのである。従って、各工場狗自の立場に於てその決定を見なくてはなら ないのであるが、此の寄は、又液彼の問題たる同業の代表的工婁成績を基準として、此等と同血な滝水準に於て 自工夢の正常生産力の決定をなすべきや否やを解決する専ともなるのである。同種代表企業に北へ通的と見らる1 水準を、自企薫の正E常生威力水準となす事は、比較上最も利便であり、且つ自余発生産勇批判にも、叉自企業の 覗ふ日棟の拉待にも、極めて利便があり且つ有意義であるのである。斯かる共通的水準により設定したる甫常配 賦傘を以て間接費の配風を経り、〓嘗琴年度の終末に於て勘定の上に未吸収の間接費を穫ト、或は敵視吸収の等 質を生ずるならば、之によりて直ちに自己の企業に於ける成績を批判し得る諜である。故に、比較乃至批判の方

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便としては一腰は此の同業水準を鎗還すペき必要を認むるのである。その末吸収又は超過吸収の結果が、間接費

覇の差攣に裁き生じたかか、或は地理的相異の関係・放棄力相異の閥係・乃至は叉諸設備の能力相異の路傍に基

くか、卦に或は作業の企撃途行の力の相異に基くかは、此の場合詳細に調査研究すべく、叉此の調薬研究の籍

異によりて、経営改善の上に非常に貴重なる指標を得べき車は論を侠たないのである。併し、此等は何魔までも

批判力寵比較研究上の間鮎として窒息轟なるのであつて、絶判的の立場に於て直ちに之を㍍て、白企紫の隼繹能

力として利用する寄の合理性を忠泰する琴曲とはなし得ないものである。仙駁に紆螢性の依き・能率の低位にあ

る企業に於ては、或は之によりて幾分の刺戟を受くるかも知れないのであるが、同条界に常に秀で立つ企業に於

て、傭他企発との同完準を以て自己の生産力水準であるとする事は、現曲数き革柄である。樺械に於て・基琶

に於て・設備其の他馴切の事情に於て、それぞれ特色を持つ企菜閑正於て、輩軍の目標上より他企菜の水準を常

に考慮に入るぺき事はご芯ふ竜でもなく肝要の事柄ではあるが、直ちに之を以て自企菓の間接費配駁率決宝の叫

基準として用ふる寄は明かに不首である。結局は、自企柴の立場を明かにして、其の暫情の上に正常設備能力の

決定をなさなくてほならない。その事情の他企業との劉比上改善の飴地あるべきや否やは、宜常配風琴決定の問

題と喧接閲聯する慶あるものではないのである。

間接費配統率算定と生産能力水準 ︵≡祖七︶ 鼠九

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