8
3
座標解析システム応用による動作軌跡の研究
卓 球 に お け る 動 作 パ タ ー ン ー
工 藤 市 兵 衛
鈴 木 達 夫
A Study on t
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Moving Locus
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Co-Ordinates
Analysis System
- The Moving Pattern i
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KUDO Tatsuo SUZUKI
座標解析システムはある空間の動作をカメラが読み取りマイク口。コンピューターに記憶させ,
x
Y, Z軸の数値をテレタイプライターに打ち出させることにより,正確な実際の動きを X - Yレコーダ ー上に動作軌跡を描かせる装置で動作の距維,速度,軌跡が表わせる。 今回は卓球選手の各基本形の動作の軌跡をパターン化しようとする研究である。 1. 緒 区司 各基本動作の軌跡を求める場合,その基礎E
里論及びそ の座標の方法は種々提案され,又実用化が試みられてい る。 本研究は各基本動作の軌跡を陸擦解析システムを応用 することにより,図形化しようとするものである。 研究の対象として,卓球の選手の協力のもとに,試 合の一連した動作を数種類抽出したのち,それらの各 基本動作をテレビカメラで撮影し,あらかじめ定めた 体 の 各 点 を7イクロ・コンピュタ-f(連続的に記憶さ せ,x
, Y, Z軸上の各点の数偵をテレタイプライター に打ち出させる乙とにより,正確な,より実際の動き に近い記録データから各選手,各動作の軌跡のパター ン化を行ない,そのパターンにより各側定点の相互関 係及び運動の連続性を解析しようとするものである。 2司 研究手順 卓球の選手の一連したオールラウンドな動きを各基 本練習の型に分類することによって,各基本練習動作の パターン化による解析研究を進める。 特l乙今回研究すべきことは 1 . 返球の来る方向,又打ち返す方向による足,腰の 動きを解析する。 2. 各コース別に両足のフットワークを解析し,その 動きをノfターン化する。 3. 身体の合成重心位置である擦の動きを解析し,そ の動きをノTターン化する。4
.
両足と腰(腕)の相関関係を求める。 5 経験年数の長い選手と短い選手とのパターンの比 較を行ない,類似している点,異なっている点を求 める。6
.
両足,腰の動きを三次元表現し,空聞における広 がりを見る。 以 上 の6つの項目を解析することにした。 研究手順として ① 第l回目の予備調査として, VTR による測定とデ ータ処理を行う。 ⑨ 上記のデータ結果から,座標解析システムを応用し て解析する。 (選手の分類)o
経験年数の長い選手 N A M E 型(タイフウ 学 年 経 験 年 数 有 川 ドライブ型 大 学4年 10 年 今 福 ドライブ型」 大 学3年 9 年 鎌 倉 前陣速攻型 大 学4年 10 年 高 橋 カット主戦型 大 学4年 10 年ム
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型(タイフヲ 学 年 経 験 年 数 鈴 木 前陣連攻型 中 学3年 3 年 小 崎 ドライブ型 高 校1年 4 年 松 原 力ット主戦型 両 校2年 5 年 工 藤 オールランド裂 高 校 l年 4 年一
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兵 市 藤 ] 二 84 0経験年数の短い選手ザ
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(予備調査) VTR による角~祈 3. ドライブ型と重複す 。前陣速攻型 乙の型である鎌倉選手のパターンはドライブ型l乙似て いる点を多く発見する。 パタ ンの特微もほぼ似ており, るので特微のみ述べる。 。いずれのコ スの場合ふノfターンの上下の幅が少 ない乙とが腰についても,足についても言えること この分類の考え方からタマのコースを である。 Oコース⑥とコース⑨については腰の左右の動きの幅 が少ない00
カット主戦型 8の字型を基本とした。 以下,分類された基本コースの8種類 を示す。斗
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録画のためのカメラ配置は図lのように,床には50cm の間隔(図6参照)でます白状 lζ テープを引き,両足の 距離関係が解るようにした。-7ZL
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罰宅街弘、 図1 カメラ配置図 (コースの分類) 予備調査の段階でのコースの分類は図2iこ示すように 卓球台を4つに分類し,日
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図3 コース分類 (型別に見たパターンの特微)O
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抽 刊 h h z s a u t 此リ h j ι ι8
5
られる。 コース④の腰が比較的他に比べて大きいのは,乙の コースの型ではパックハンドを使うととが多く,腰の 前後の動きが多くなるからである。 以上の予備調査の結果から,かなり問題となる点,も しくはもっと詳しく解析する点が表われたので座標解析 システムを応用した測定を次に行ったわけである。 座標解析システム応用による動作軌跡の研究4
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4.座標解析システム応用による解析 V T R による測定によって求められた結果と考察から ①については今一度コースの設定を考え直す ⑨については,両足と腰の移動した範囲を正確に把握し (結果と考察) ① このコース別のパターンを比較してみると,コース ④,コース⑤はコース①に,コース③とコース⑦はコ ース② fe:.,コース⑨はコース⑥に,どの型においても て,乙の推論を証明して見る必要がある。 ③については,乙のパターンの2次元における上下の動 ほぼパターンの型が似ていることがわかる。特l乙腰の 動きについてはその類似性がはっきりしている。 きは前後の動きか,それとも実際に上下の動きかをは っきり区別してみる必要がある。 以上の3つの問題点が示された。 そ乙で座標解析システムを応用して見る乙とにより, 類似したコースは -コース①=コース⑨=コース⑤ ・コース②=コース③=コース⑦ .コース⑨=コース⑥ ⑨と③の問題について解析して見る。乙の装置は 1. プロットした観測点が数字によって表示される。 乙のことから,足特i乙腰の動きは,球を打ち返した後 2. X Y Zという三次元の解析ができる。 3.観測点から観測点までの距離を知ることができる。 4.各,点から点までの連度を知ることができる。 のコースがどのようであろうと,球をラケットによっ て打ち返すという位置が卓球台前部のどの部分による かということ,つまり,球がラケットに当った時の身 体の位置によってパターンが定まって来ると考えられ という利点がある。 (コースの分類) 予備調査の場合のコース位置によるパターンの類似性 を考えに入れ,返球位置とその打ち型 lζよる型を考える る。 ⑨ 右足と左足のパターンの中間点を通る中心線を縦に 引くと, ドライブ型とカット主戦型で見る限りは,コ ース③,コース③,コース⑥,コース⑦,コース⑧に おいて,腰のパターンが比較的左へ伸びている。 又,反対にコース①,コース④,コース⑤においては 乙と l乙した。 基本練習の中から測定に使えるコース型をピックアッ プしこの中から,フォア打ち(クロス) ,パック.ハン ド,切り換え,前後式,V
式,全面のコース分類した。 (図4)
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図 右 l乙伸びている。 乙れは,左側のボーlレをパックハンドで返球する場 合,今回の側定選手が全て右ききのため,ラケットを 持った右手を体の左側に出すたあに体の重心が左にか たより,それを補うために腰で重心を調整するためと 思われる。 又,球足が速いために,腰の動きが足の動きに追い付 かないために,腰の動きが足の動きに追い付かないと いう乙とも言える。 ⑨ コース⑥,コース⑧のように卓球台のほぼ全域を使 う場合 fe:.は,腰の上下の動きが大きい乙とがわかる。 乙れは左右へ動く途中の動きもパターン内に含まれる のであるが,打ち返すときに腕と体を前へ出す乙とに よって, ラケットで押し出すようにするから,の前後 の動きを平面的に見ると,上下の動きとなるとも考え8
6
工 藤 市 兵 衛 ・ 鈴 木 達 夫 その理由として, L フォア打ちではクロスとストレートがあるが測定と いう観点から見ると,できる限り大きな動きをするク ロスの方がよい。 2. N式と8の字は全面とV式に含むことができる。 (測定方法と手順) 足,腰の地』乙腕も測定箇所K加えた。 両足と腰の関係を見る上で腕とくに手首の動きは重要な 因子となる。 図5のように座標解析システム装置からの命令で発光 するストロボ球を,手首,腕,右足,左足ICつける。な お,高橋選手はカットマンであるため手首の発光球が肘 にて見えなくなるため,もうlつの観測点を増してE点 に発光球をつける。 図6 座標解析システム配置図 (データの信頼性と誤差) E[.,-向i oJ..-手 A瓦ー時宇 c,f..,-jo正 修正 左足L 座標解析システムが発光体によって,座標を認知する という性質上から,残光,他の物体からの光,金属部分 へ反射した光などにより,他の点の読み取りをする場合 がある。 図5 測 定 簡 所 (使用機器及び配置) 図6は座標解析システムと VTR測定分析装置の配置 である。座標解析システムから得たデータをマイクロコ ンピューターに記憶させ,一度記憶されたデータから必 要な命令をタイプライターに打ち出させる。 ζの点はデータの中からは見つけ出すζとは困難であ るがグラフ化の場合において,プロットする点が一方向 性を帯びていなかったり,足の部分の測定値なのに床の 上方にあったりするととで見つけ出し,排除する乙とが できる。又, VTR による録画も併用すれば,乙の点の 発見は容易である。 今回の場合,データ数は9
8
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0
点であり,その内誤点と 認められる点は156点であった。 マイクロコンピューターの前にあるカメラはコンピュー ターの記憶数表示を写すものである。 又,長さにおける誤差を調べるためにXYZ軸を備え POIN,T .0 ADDRESS I幽 lOO x yz
163 211 33:.1 163 21日342 149 2日1 4O3 15'52O7 342 191 135 356 167 213 332 195 146 358 166 2日9 299 192 131 3日8 167 214 278 176 135 328 t70 221 277 176 209 336 171 221 274 221 126 335 164 219 277 189 118 321 156 219 283 164 139 3Lj2 168 221 279 #o.100 表1 X・
Y・
Z座 標 値x y z
163 211 337 162 2白7 348 195 112 381 16O 21日317 197 121 33日 171 216 299 198 131 335 163 2日7 3日1 187 118 3日6 164 213 279 175 113 32日 169 218 283 2日5 124 3日9 168 2.16 280 214 119 322 162 2日9 289 18白 118 297 149 211 289 163 121 328 167 216 283x y z
163 211 .337 156 2日2 359 194 1O5.364 161 2O9 321 187 119 316 171 2O9 312 187 126 3'19 162 2日9 3日4 178 119 2.93 155泣1日299 174 1 l7 29:3 175 21'3 3日l 17.6 214 301 174 213 299 183 211 319 16日 21O 314 155 215 3日5 137 21O 310 159 126 3日3 17日211 303x y z
163 211 337 159 2日5 342 159 204 354 162 21s 321 168 21白 32日 168 2応8 332 163 210 321 159 206 311 16'3 210 30LI 144 210 322 164 207 3ι日 177 211 317 167 217 304 179 211 316 181 211315 156 21日325 153 217 312 127 2白8 331 158 211 308 166 211 319 x y z 163 210 339 158 2白5 346 159 205 345 161 21白 323 167 214 327 162 2由5,36邑 162 206 327 155 203 338 162' 210 312 138 ,207 350 163,218 311 173 2白7 355 16邑218 309 17'7 207 349 166 213 312 133 145 333 153 216 316 118 205 367 162 216 314 167 203 343座標解析システム応用による動作軌跡の研究 たスタンドに乙の発光帯をつけてこの座標解析システム で
1
0
0
回プロットして見た結果,実際にはXYZ
軸共に5
0
c
m
の間隔であったのに対し,X
軸では全て5
0
c
m
,Y
軸 では1
2
回5
1
佃又は4
9
仰を表示し,z
軸では5
2
c
m
の表示が 42回であった。 これより,実際の距艇との誤誰との誤差はX軸方向±Ocm
, Y軸方向は::I::1
c
m
, Z軸方向はさ2cm
と考えなて よい。(X-Y
レコーダーによる運動動作軌跡) テレタイプライターにて打ち出されるデータを全て連 続してプロットし,図形化して見る必要がある。(表1)X-Y
レコーダーを座標解析システムのマイクロコン ピューターと連動して,その数値をグラフに描かせて見 たのが図7である。 乙の図は高橋選手の一部の例である。乙のプロットさ れた図を見ることによって, 1.測定点以外の読み取りを行なった部分がわかる。 2. どのような動作をしているのか一回でわかる。 3.どの空聞を最もよく使っているかわかる。 4.一連した繰り返し動作の中で一番基となる適切な動 作を抜き出すことができる。 く7行ークロスキTち〉 ..メヲ 1<
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町フットワーク〉 カ4号 I満
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図7 X-Y
レコーダーより描いた動作軌跡 (パターン化) 経験年数の少ない選手との比較をするため,両足と腰 を含めて, 1つの動きとしたパターン化を示す。 なお,乙のパターン化は細かい数値には表われていな い動作もあるので, VTR による解析と併合して細かい 動きも求めた。8
7
乙のパターン化によって,右足,左足,腰の相関関係 もわかる。 。経験年数の長い選手のパターン 今 格~A
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a A "O "i)B <b' 図8 フォアクロス打ちのパターン 持I 倉 書)~告も
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図9 フォアークロス打ちのパターンミ〉、コ三つ
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切り換えのパターン 主 ヰ告。孔
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図16 V式フットワークのパターン0
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切り換えのパターン座標解析システム応用による動作軌跡の研究
8
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, ¥ , 払寄r4l
(経験年数の違いよる比較) この両者のパターンを形(タイプ)別IC比較してみる と,ほぽ似かよっていることがわかる。特に予備調査の 測定と同じように,腰の動きはよく似ている。 そこで9両者のグラフを細かく比較してゆくと,その 動きの大きさが,経験年数の短い選手の方が左右に大き く動いていることがわかる。この動きの大きさは経験年 数の差として表われると思われる。 以下9 乙の違いについて考察してみる。 まず,反応時間的 l乙見てみると,経験年数の長い者 lこ はコースの一定性が測定を始まると同時にわかるため, 次のタマのコースが予測でき,そんなに動かなくてもよ~
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いことがわかる。てつピ〉
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亡 乙れに対し,経験年数の少ないものは,タ7のコース の一定性がわかるまでの時聞が長くかかり,そのために 一般の練習のようにたえず動いていなければならない。 以ヒ動きの範囲の大きさは経験の長い者とJ;¥i:¥、者とし て表われてくることが言える。 また,各形(タイプ)別に比較してみると,鈴木選手 は前陣攻守型であるのに鎌倉選手の前陣速攻型とは似て おらず,どちらかと言えば,有111,今福選手のドライブ 型 l乙似ていることがわかる。 これは鈴木選手が紙験年数が浅く,どちらかと言うと オールラウンド型で定まった型になっていないと言える。 又,前陣速攻型も前陣攻守型も相手を自分のペースに 乗せるため,いくつかの型を駆使して攻撃に移る型であ るため,この結果は当然とも言える。 (身体の重心の求め方) 「身体運動学入門J (松井秀治著,体育の科学社)Iこ よると身体の部分重心および作図法による合成重心位置 は図22のようにG
全身の合成重心位置 =腰部の重心 1 大腿の重心 2 下腿の重心 t:b ["ぐ 3.足の重心 図 22 となっている。そこで,卓球選手の運動時における全身 の合成重心である腰のG点の移動および両足との関係を 考察する。 。解析手順として9 l. グラフ化されたパターンから,左足,右足,腰のX 軸方向における幅とその中心を求める 2. 1によって求めた左足のパターンの最も左の部分と 図1
9
前 後 式 の パ タ ー ン 本生 oli.日てコ
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0
前 後 式 の パ タ ー ン . 1、 ム苛 て2
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図2
1
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0
工 藤 市 兵 衛 鈴 木 達 夫 右足のパターンの幅も右の部分の数値を読み取り,そ の距離の差を6等分する。 3. 6等分した数値線を真中にして,その線のどの部分 の動きであるかを腰の線の上方に,足は線の下方fC書 き入れる。 4.左足と右足のパターンの中心から見た腰のパターン の中心の位置によって,右ーし左'---3のように表わ し,それによって評価する。 以上の結果を表1,表2fC示す。 表l 卓 球 選 手 の 重 心 Gの 求 め 方 < 経 験 年 数 の 長 い 者 〉1
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左J. -k
,Z つまり,フォア一打ちとパックハンド打ちの打ち万の 違いを見てもわかるように,卓球台の左端へ来たタ?に ついてはノミックハンドを使用することが多く,又,右端 から左側の中央部までにおいてはフォア一打ちを使用す ることが多いため,右または左側でのフットワークによ る腰は図23のようになる。座標解析システム応用による動作軌跡の研究
9
1
(空間の広がり) 立体的な点を表現する万法はし、ろいろあるが今聞のデ ータのように空間上をある点が移動した軌跡を措くとな るとその表現方法は難かしいものとなってくる。 表3 < 空 間 中 の 広 が り > そ乙で本研究では9 各選手が各測定点をどれだけの大 きさの空間で動かしているか比較して見た。 表3は, X Y Zのデータの最大値から最小値を守 1いた 値,つまり,各軸方向の範囲を求め,そのX Y Zの値の み 7 ワロス打ち 何 リ 千i員三L パ、ッ7,),¥乙ド 首 ) 後 式vi
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まま錦会 色::.~体 つまり9 カット主戦型の選手は,左右に大きく振られ るボールl乙対しては, ド、ライブ型の選手より,空聞を多 く使わず,ある一定したコースのボ レノl乙対しては, ド ライブ型の選手よりも多くの空間を占めるということが 言える。 5, まとめ 以上,予備調査における考察から,経験年数の長い選 手と短い選手を拍出し, VTR測定から,座標解析シス テムの測定を行い,二次元的解法から三次元的解法へと 研究を進めたわけであるが今回の研究で究明された乙と をまとめて見ると 1. コースの設定の仕方及乙r
データのまとめ方によって 型(タイプ)別に区分した各選手のパターンに類似性 があること。 2.乙の類似したノfターンをまとめることによって,設 定コース別の各型(タイプ)によるパターンを特徴付9
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工 藤 市 兵 衛 ・ 鈴 木 達 夫 け,一般化して求めるととができた。 3.データをグラフ化する乙とによって,体の各部分( 今回は腰と足のみ)の連続した動作をある一定時間( 栃秒又は后秒)ごとに方向付けする乙とができた。 4.経験年数の違いによる動きの違いは球をミー卜する までの左右の動きの幅が大きいことである。乙れは瞬 間的なコース設定の読み取りの早さの差によって生じ るものである。 5. 設定コースのうち,フォアークロス打ちと切り換え で、は,全身の総合重心の位置である腰が,左足側 l,乙 パックハンドでは,右足側ほ位置するととが二次元表 現, 3次元表現でも究明できた。 6.カット主戦裂の選手はドライブ裂の選手と比べて, ある定まった一定のコースのタマに対しては動きが比 較的大きし左右に大きく振られるタ?に対しては動 きが小さくなっていることが究明できた。 6 結 言 今回求められたデータは練習及び試合における状態と 同じである乙とが前提であるが座標解析システムが有線 式であり,選手の体に負担を与えた。現在,無線式でデ ータが取れるように装置を改良中であるので上記の問題 点も解決されるであろう。 また,動作の中には精神的な要素,対戦相手の違いに よる差など,もっと性格的な因子,他からの因子によっ て左右されるζとがあると恩われる。 今後の研究において,これらの因子の影響についても 研究して見たいと思っている。 参 考 文 献 (1) DALE. W. SPENCE: Essentials of kinesiologyoLEA & FEBIGER 1975 P 1
,
P 8 (2) MARION BROER:Efficiency of Human Movement
W. B, SAUNDERS COMPANY 1973 (3) ALLAN J. RYAN, FRED. L. ALLMAN
SPORTS MEDICINE: ACADEMIC PRESS 1974 (4) 松井秀治著 身体運動学入門 杏林書院 50. 3. 20 P 7 -10 (5) キネシロジー研究会編 身体運動の科学I 手ヰ林書院 4~ 7. 1 P 147 P 156