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Microsoft Word - 中学保健体育(宮前中 下館文雄、伊豆倉明子先生)

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Academic year: 2021

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第2学年 保健体育科学習指導案

11月5日 宮前中学校 教諭 下館 文雄 教諭 伊豆倉 明子 1 単元名 「球技」 (バスケットボール) 2 運動の特性 (1)一般的特性 バスケットボールは、相対する2チームが1つのボールを媒介にして、個人的・集団的技能による攻防を展 開し、限られた時間内に相手ゴールに多くシュートを決めることによって、勝敗を競うスポーツである。また、 シュート、パス、ドリブルなどの運動が連続して行われ、激しい身体運動の中で正確な判断のもとに行われな ければならない為、総合的な身体能力が要求される運動である。 (2)生徒から見た特性 バスケットボールは、攻防の切り替えが早く、その中でシュートを決めることに喜びを感じることができ、 また技能が高まってくると、相手の動きを読んでプレーするという駆け引きが楽しくなってくる運動である。 しかし、シュート、キャッチ、パスなどの基礎技能を身に付けさせるには時間がかかり、能力の高い者がボー ルを支配してしまうケースが多くなると楽しめない運動である。 3 生徒の実態 全体的に素直で明るい生徒が多く体育への興味・関心は非常に高い。また、与えられた課題に対して意欲的 に取り組む姿勢が見られる。しかし、仲間と協力して課題解決に取り組むことは苦手である。また、シュート、 キャッチ、パスなどの基礎技能が身に付いていない生徒も多いためターンオーバーで相手チームにボールが渡 ることも少なくない。ルールに関しては、ほとんどの生徒が小学生の頃からバスケットボールを目にしたり、 体育の授業やクラブ等で実際に行ってきたりしたため理解しているようである。 <アンケート結果より> 1)バスケットボールは好きですか? 好き 33人 嫌い 2人 2)バスケットボールの好きな理由は何ですか? ・楽しい(夢中になれる) ・チームスポーツだから(協力性のあるところ) ・一人ひとりが真剣になって、皆が楽しくできるから ・シュートすると気持ちいい ・チームプレーをしてもっと友達と仲良くなれるから ・見ているだけで楽しい ・誰でも点をとれるから

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3)バスケットボールが嫌いな理由は何ですか? ・自分が足を引っ張ってしまうと思うから ・ボールが怖いから 4)バスケットボールの中で何をすることが一番楽しいですか? ・協力すること ・パスが通ること ・試合 ・ボールを扱うこと ・得点を決めること 5)バスケットボールの中で何をすることが難しいですか? ・判断 ・ドリブル(左のドリブル) ・相手の動きをよむこと ・シュート 6)どんな授業にしたいですか? ・ルールを守り、楽しく学べる授業 ・ケガをしないで楽しい授業 ・練習をたくさんしてから試合 ・バスケのよいところが分かる授業 4 教師の指導観 本校では球技Ⅰとして、バスケットボールとサッカーを選択履修させている。バスケットボールは、シュー ト技能を身に付けさせるには時間がかかり、能力の高い者がボールを支配してしまうケースが多く、能力の差 が如実に現れやすい種目である。そこでチーム内の役割を決め、速攻を主としたバスケットボールを展開する ことでバスケットボールが苦手な生徒にも積極的に攻守に参加させていきたい。さらに、研究主題である「自 ら課題を見つけ、学ぶ意欲を高める授業の実践」を図るためにも、バスケットボール部などの経験者に協力を 仰ぎ、グループ学習形式を積極的に導入し、友達とのかかわり合いを深め、協力して教え合いことにより、意 欲的に課題解決に取り組ませ、すべての生徒にバスケットボールの楽しさを味わわせたい。 5 単元の目標 (1) ボールに多く触れることにより個人的技能や集団的技能を高め、速攻を中心としたゲーム展開を行うこ とができるようにする。 〔技能〕 (2) 自己やチームの課題解決のために仲間と協力して互いに教え合い意欲的に活動するとともに、練習のき まりやゲームのルール守り、場の安全に留意して活動できるようにする。 〔態度〕 (3) チームや自己の能力に応じた課題を設定し、課題を解決するために、練習方法を工夫し、計画的に学習 できるようにする。 〔学び方〕

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6 単元の評価規準 運動への関心・意欲・態度 運動についての思考・判断 運動の技能 運動についての知識・理解 ・バスケットボールの特性 を理解し、互いに協力し て練習や試合に取り組 もうとする。 ・自己の役割分担を果たそ うとする。 ・安全に留意して活動しよ うとする。 ・チームや自己の能力に応 じた課題を設定してい る。 ・課題解決するための的確 な練習方法を選択して いる。 ・速攻を活かすための練習 方法を工夫している。 ・バスケットボールの個人 的技能を身に付けるこ とができる。 ・個人的技能を課題別練習 やゲームに活かすこと ができる。 ・集団的技能を高めること ができる。 ・自己やチームの仲間の技能を 高めるための学び方を理解し ている。 ・学習資料・学習カ-ドの内容 を把握し活用方法を理解して いる。 ・競技の運営の仕方、ルール、 審判の方法を知っている。 ・安全な行動の仕方を理解して いる。 7 単元の計画 (1)学習過程(本時は○印) 時 1 2 3 4 5 6 7 8

9 10 11 12 学 習 過 程 学習Ⅰ ・バスケットボールの 特性を理解し、自己 の能力を把握する。 ・授業の心構えや進め 方を理解し、学習の 見通しをもつ。 1 バスケットボールの 特性を理解する。 2 学習の進め方を知 り、学習の見通しを 立てる。 3 学習資料やノ-トの 活用の仕方を理解す る。 4 スキルテストを行 う。 5 用具や安全について 理解する。 学習Ⅱ ねらい① 個人的技能の習熟を図ると ともに、今身に付いている技 能で意欲的にゲームに取り 組む。 ねらい② 課題別練習を通して身に 付いた技能を生かし、速攻 を中心としたゲームを展 開する。 個人的技能の練習 課題別練習 キャッチ、パス、シュート リバウンド、ピボット 速攻練習 (3メン、3対1、3対2) ゲーム (5対4) (5対5) 学習Ⅲ ・身に付いた技能を活 かし、リーグ戦を楽 しむ。 ・次時の学習に向けて 課題をまとめる。 リ-グ戦 単元のまとめ 準備、挨拶、出欠確認、健康観察、宮前ストレッチ、Skill‐Up‐Time 整理運動、集合、反省とまとめ、次時の課題の確認、挨拶、片付け

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(2)学習と指導・評価 段 階 学習のねらい・活動 指導・評価 (指導○・評価規準◆) 評価方法 は じ め 50 分 × 2 学習Ⅰ ・バスケットボールの特性を理解し、自己の能 力を把握する。 ・授業の心構えや進め方を理解し、学習の見通 しをもつ。 1 オリエンテーション 2 バスケットボ-ルの特性、学習の仕方、学習 の見通しをもつ。 3 学習カ-ドの書き方、学習資料の活用方法を 理解する。 4 スキルテストを行う。 5 事故防止に関する心得を守り、健康・安全に 留意する。 ○学習の仕方やねらいについて説明し、見通し をもたせる。 ○学習資料や学習カ-ドを用いてル-ルや特 性を理解させる。 ○チーム編成を行い、役割を確認させる。 ○安全に留意した活動の重要性を理解させる。 ◆バスケットボ-ルの特性を言ったり、書き出 したりしている。 【知】 ◆仲間と協力しながら役割分担を行い、意欲的 に活動しようとする。 【関】 観察、学習 カード 観察 な か ① 50 分 × 4 学習Ⅱ ねらい① 個人的技能の習熟を図るとともに、今身に付い ている技能で意欲的にゲームに取り組む。 1 個人的技能の練習をする。 ・キャッチ ・パス ・シュート ・リバウンド ・ピボット 2 集団的技能の練習をする。 ・アウトナンバーでノーマークを見付ける。 3 ゲーム(5対4) ・人数的に有利な状態でゲームを行い、ノー マークを活用したゲームを展開する。 ○安全に留意し、活動させる。 ○チームで協力して活動させる。 ○個人的技能を身に付けさせる。 ◆安全に留意し、協力して活動しようとする。 【関】 ◆キャッチからパスすることができる。【技】 ○積極的に声を出させる。 ○ルールと審判の方法を理解させる。 ◆フリーマンを利用したパスをすることがで きる。 【技】 ◆ゲームを振り返り、個人の課題を見付けてい る。 【思】 ◆活動を振り返り次時の課題を言ったり、書き 出したりしている。 【知】 観察 観察 観察 観察、学習 カード 観察、学習 カード

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な か ② 50 分 × 4 ねらい② 課題別練習を通して身に付いた技能を生かし、 速攻を中心としたゲームを展開する。 1 各チームの課題に合った練習を行う。 <予想される練習例> ・タッチパスレイアップ ・シューティングドリル ・逆鬼ドリブル ・サークルパス ・追い越しクイックパス ・アウトナンバー(3対2) 2 集団的技能の練習をする。 ・パスアンドランでノーマークをつくる。 3 ゲーム(5対5) ・自己の役割を明確にし、ゲームをする。 ○チームで協力して、意欲的に取り組ませる。 ○課題が見付けられたか巡回し、必要に応じて 助言する。 ◆チームの課題に合った課題別練習を選択し ている。 【思】 ◆仲間と協力して教え合い、積極的に活動しよ うとする。 【関】 ○課題別練習の行い方を理解させ、意欲的に取 り組ませる。 ○個人の役割を明確にさせ、チームプレーがで きるように助言する。 ◆速攻を活かすための素早いパスができる。 【技】 ◆ゲームを振り返り、チームの課題を見付けて いる。 【思】 ◆課題別練習の成果をゲームに活かすことが できる。 【技】 ◆活動を振り返り次時の課題を言ったり、書き 出したりしている。 【知】 観察、学習 カード 観察 観察 観察、学習 カード 観察 観察、学習 カード ま と め 50 分 × 2 学習Ⅲ ・身に付いた技能を活かし、リーグ戦を楽しむ。 ・次時の学習に向けて課題をまとめる。 1 リーグ戦を行う。 2 各自の取組や単元のまとめを学習カード書き 発表する。 ○ゲ-ムに必要な審判や係の仕事を覚え、自分 たちで運営させる。 ○習得した技能をゲームに活かすようにさせ る。 ◆安全に留意し、仲間と協力して積極的に活動 しようとする。 【関】 ◆リーグ戦の行い方やルールを言ったり、書き 出したりしている。 【知】 ◆本単元のまとめを言ったり、書き出したりし ている。 【知】 観察 観察 観察、学習 カード

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8 本時の学習と指導(9/12時) (1)ねらい ①課題別練習から技能を高め、速攻を活かしたゲームをすることができる。 〔技能〕 ②ル-ルやマナ-を守り、仲間と協力して練習やゲ-ムに意欲的に取り組むことができる。 〔態度〕 ③自己の課題やチ-ムの課題を知り、課題を解決するために、練習方法を選び、工夫することができる。 〔学び方〕 (2)準備 学習資料・学習カ-ド・バスケットボ-ル・得点板・作戦板・デジタイマー・ラジカセ・ゼッケン・カラ ーコーン (3)展開 段階 学習内容・活動 指導上の留意点(指導○・評価規準◆) 導 入 11 分 1 集合、整列、挨拶、出欠確認 2 本時のねらいと課題の確認 3 チームごとに準備運動を行う ・宮前ストレッチ ・Skill‐Up‐Time (種目の特性を活かした5分間トレーニ ング) ○素早く整列させ、元気よく挨拶させる。 ○健康観察を行い、活動場所の安全を確認させる。 ○本時のねらいと見通しをもたせる。 ○互いに励ましたり、声を掛け合ったりすることで楽しい雰囲 気づくりを心掛けさせる。 ○キャプテンを中心に元気よく準備運動を行わせる。 展 開 30 分 4 課題別練習 <予想される練習例> ・タッチパスレイアップ ・シューティングドリル ・逆鬼ドリブル ・サークルパス ・追い越しクイックパス ・アウトナンバー(3対2) <タッチパスレイアップ> ・パスを別々の相手に2回行い、レイアップシ ュートを決める。 ● ● ● ◆仲間と協力して積極的に活動しようとする。 【関】 ◆チームの課題に合った課題別練習を選択している。 【思】 ○それぞれの課題別練習のポイントを理解し、意識して取り組 んでいるか確認し、必要に応じて指導・助言する。 T1 ○つまずきのある班に対しアドバイスする。 T2 ○努力を要する生徒への個別支援を行う。 ○パスアンドランを意識させる。 ◆レイアップシュートを正確に行うことができる。 【技】 ◆キャッチ後、素早くパスを出すことができる。 【技】 ○シュートする人が走り続けられるように前にパスを出すよ う指示をする。

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<シューティングドリル> ・スクリーンを使ってパスをもらい、ジャンプシ ュートを打つ。 ● ● ● ● ● <逆鬼ドリブル> ・ドリブルをしながら3ポイントサークルの角 に鬼を追い込み、鬼のボールを奪う。 ○ ▲ ○ ○ ○ ○ <追い越しクイックパス> ・どちらかのチームが相手のパスを追い越した ら勝ち。 ○ ▲ ▲ ○ ○ ▲ <サークルパス> ・中央にパスをしたら中央でパスを受け、特定の 相手にパスを出す。そして空いているスペース を埋める。 ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ○動きを正確に行わせる。(スクリーンが来てから動く) ○手首のスナップを意識してシュートするよう指導・助言す る。 ○パッサーはシュートが打ちやすいように、相手のあごのあた りにパスを出すよう指導する。 ◆シューティングドリルの行い方を言っている。 【知】 ○ドリブル時、ボールを見ないよう指示する。 ◆左右のドリブルができる。 【技】 ○相手の胸にパスができるよう指示する。 ◆相手にパスを素早く返すことができる。 【技】 ○パス練習では常に両手をW の字にして構えておくよう指示 する。 ○パスアンドランを意識させる。 ◆動きの中で相手にパスを正確に返すことができる。 【技】 ○パスした後にすぐに動き出せるように腰を落としてプレイ するよう指示する。 ○空いたスペースを素早く見付け動くことができるよう指 導・助言する。

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<3対2> ・ノーマークを見つけてパスアンドランをし、ゴー ルの近くでシュートを打つ。 ● ● △ ● △ 5 速攻練習 ・3メン ・3対1 ・3対2 6 ゲーム ルール ・5分×3 ・簡易ルール ○ディフェンスは遠くからシュートを打たせるよう守らせる。 ◆ノーマークでシュートを打つことができる。 【技】 ○空いているスペースを見付けて走り込むよう指導・助言す る。 ○広がって走らせ、スピーディーに行わせる。 ◆走っている味方に正確にパスを出すことができる。 【技】 ◆キャッチからレイアップシュートを打つことができる。【技】 ○ルールや安全面に留意して、公正な態度で取り組ませる。 ○課題別練習の成果を試合に活かすことができたか確認させ る。 ◆速攻を活かすための素早いパスができる。 【技】 ○審判や得点をする班に、試合を観察しながら応援させる。 整 理 9 分 7 整理運動 8 本時のまとめと次時の課題の確認 9 挨拶、片付け ○チームでまとまり、素早く整理運動をさせる。 ◆ゲームを振り返り、チームの課題を見付けている。 【思】 ○チームでリーダーを中心に学習カードを使い、本時の反省を 行い、次時の課題をもたせる。 ◆活動を振り返り、次時の課題を言ったり、書き出したりして いる。 【知】 ○二~三つの班に発表させる。本時のよかったところを称賛 し、次時の課題を確認させる。 9 資料 (1)Skill‐Up‐Time(種目の特性を活かした5分間トレーニング)の動き スパイダー 2人組ボール回し 8の字 ▲ ▲ ドリブル ▲ ▲ ○ ○ 右レイアップ ▲ ▲ 左レイアップ 壁ドリブル ジャグリング クロスボール回し (2)チーム学習カード、個人学習カード 省略

参照

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