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1. はじめに特定非営利活動法人日本医療ネットワーク協会 ( 以下 JMNA と記す ) では 国立研究開発法人日本医療研究開発機構より 平成 27 年度臨床研究等 ICT 基盤構築研究事業 全国共同利用型国際標準化健康 医療情報の収集及び利活用に関する研究 を受託しました 本研究を遂行するにあたり

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Academic year: 2021

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(1)

仕 様 書

国立研究開発法人日本医療研究開発機構

平成 27 年度臨床研究等 ICT 基盤構築研究事業 採択案件

「全国共同利用型国際標準化

健康・医療情報の収集及び利活用に関する研究」

遂行に関わる役務調達

平成 27 年 9 月 18 日

特定非営利活動法人

日本医療ネットワーク協会

(2)

1 1. はじめに 特定非営利活動法人 日本医療ネットワーク協会(以下「JMNA」と記す。)では、国立研究開発 法人日本医療研究開発機構より、平成 27 年度臨床研究等 ICT 基盤構築研究事業「全国共同利 用型国際標準化健康・医療情報の収集及び利活用に関する研究」を受託しました。 本研究を遂行するにあたり平成 27 年度の役務(開発業務)を公募により調達いたします。 2. 研究概要 本研究では、医療機関等で発生する医療情報を収集し、診療情報の提供、診療支援、二次利 用を可能とする仕組みを構築します。具体的には、医療情報の収集基盤として、新しい EHR モデ ルを採用し、一次利用として、医療機関等との連携による診療支援(EHR)と、個人への健康・医療 情報の提供(PHR)を実現します。将来的には、二次利用として医学研究や産業利用の目的で研 究機関等に医療情報の提供を行います。 平成 27 年度の研究事業として、京都地区、宮崎地区における新規 EHR システムの立ち上げを 行い、医療機関からの情報収集と、EHR、PHR の試験運用を開始します。あわせて、将来的な二 次活用に向けた検討を実施します。 本公募では、平成 27 年度実施の以下の役務(開発業務)について調達を行います。 (1) EHR システムの構築と試験運用 (2) 医療機関からの情報収集に関わる現状調査、及び電子カルテベンダーとの調整と運用サ ポート (3) 医療データの二次活用に関わる検討のための基礎調査 (4) プロジェクトの遂行と成果取り纏めに関わる業務

(3)

2 3. 研究の本年度マイルストーン 番号 項目 達成方法 確認方法・判断基準 1 EHRシステム の試作 以下について仕様作成・構築を行 う  ISO13606 概念モデル  データ匿名化エンジン  マッピング  管理系システム  参照系システム  iOS 患者本人データ参照シ ステム  健診系データ格納  EHRシステムと参加病院 の接続 EHRシステムに左記機能が 実装され、試験稼働している ※1 月 か ら 試 験 運 用 を 開 始 し、その後 3 月までに医療機 関との接続確認がとれている こと 2 契約代理機関の 機能等検討 医療機関等のデータを収集、蓄 積、再利用するための契約代理 機関のあり方を検討 契約代理機関運用規約・マニ ュアル ※仕様検討を含め、3 月末に 完了していること 3 初年度参加医療 機関の環境整備 参加医療機関の環境調査、シス テム改修、アップローダーの導 入を実施 EHRシステムに各参加機関 よりデータがアップロードさ れる ※3 月までに対象医療機関と の接続確認が取れていること 4 二次利用環境に 係る基礎調査 二次利用に関係する法制度等ル ール面の整備状況と課題の調 査・検討、及び想定二次利用プ レーヤーに対しアンケート、ヒ アリング等でニーズを確認する 二次利用環境に係る調査報告 書が完成している ※3 月末までに完了している こと 5 パイロットシス テムの仕様検 討・試作 二次利用での基礎調査を基にE HRシステムよりデータを抽出 できるパイロットシステムの仕 様検討・試作を行いデータセン ター内で利用できる環境を整備 する 二次利用活用ニーズの評価が 行える環境が整っている

(4)

3 4. 調達内容・要件 (1) EHR システムの構築と試験運用 【実施内容】 以下の①~⑤の項目についての実施と、報告書の提出を行うこととします。  アプリケーションの開発 ① ISO13606 規格に適合した EHR システムアプリケーションの開発 ※EHR システムアプリケーションには、以下を含むこととします。  データベースの管理系システム  データ抽出システム  健診系データ/非構造系データ格納システム  受領データバックアップシステム  データの匿名化システム  サンプルデータ抽出システム 他 ② 医療機関連携、及び PHR を実現するアプリケーションの開発 ※医療機関連携、及び PHR の実現には、以下を含むこととします。  iOS 患者本人データ参照対応システム  モバイル系データ対応システム  OSX 外部連携対応システム 他 ③ 医療機関からの提供データの変換格納アプリケーションの開発  MML、及び、接続先施設が採用する以下の規格からの変換を実施するマッパ ー及び、データベースへ格納するアプリケーションの開発を行うこととします。  HL7 ver2.5  MI_CAN  接続先機関と合意した CSV 形式  健診データファイル  主要ベンダー(医事、電子カルテ、調剤システム、介護記録等)との調整で 合意した各種規格  データセンター等の提供 ④ EHR システムの提供  データセンターに構築する EHR システムは、100 テラ byte 程度の医療情報(生 活者のライフケアにおいて発生するすべての情報)を取り扱うことができる仕組 みを提案することとします。ハードウェアの調達は行いません。利用料等での活 用を前提としています。  第三者からのライセンス供与が必要な場合は詳細を明記してください。

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4 ⑤ EHR システムの運用  上記①~③のアプリケーションを実装した④のシステムの運用・維持管理を対象 とします。 【提案要件】  提案するシステムが、医療情報を取り扱うシステムとして、強固なセキュリティーと、 信頼性(ハードウェアの二重化等)を有していること。  MML 他医療データの詳細に知見を確保しており、実装可能な技術者を用意可能 なこと。  ISO13606 準拠のデータでのマッピングに関して技術的に可能な知識を有すること。  ISO13606 準拠のデータベースにおいて最適且つ革新的なデータベース技術を提 供できること。  例えば、構造/非構造データについてビッグデータ的技術展開を証明できるな ど。  データベース冗長化に関してハードウェアや OS について今後ハードウェアや OS を 選択する上で限定的な条件を持たないこと。  本データベースについては医療情報を扱う上で、第三者提供によるクラウド環境/ クラウド技術の利用或いは併用を行わないこと。 =自社構築であり外部からのライセンス等による制約を受けないこと。  iOS、OSX での他システムとの連携において技術的に可能な知見を有すること。 ※上記要件を満たす実現方式を検討し、システム概念図、外部とのネットワーク構成図、 機能概要一覧等を盛り込む提案書を作成してください。 (2) 医療機関からの情報収集に関わる現状調査、及び電子カルテベンダーとの調整と運用サ ポート 【実施内容】 以下の①~⑤の項目についての実施と、報告書の提出を行うこととします。 ① 環境調査、並びに計画立案業務 参加予定医療機関のシステム構成やネットワーク状況などの環境調査を実施し、そ の結果を踏まえ、医療機関の将来展開に関わる計画を立案することとします。 ② EHRニーズ調査分析業務 将来の全国展開を踏まえ、各医療機関の EHR への参加ニーズを調査するとともに、 外部連携を阻害する要因等を把握するとともに、解決策を検討することとします。

(6)

5 ③ 実施医療機関電子カルテ改修適用サポート業務 平成27年度データ提供医療機関(宮崎/京都エリア 11 施設)において現状の電子カ ルテシステムの現状を確認し、EHR システムへのデータ提供を実現するための仕様 書を作成し、医療機関、並びに各電子カルテベンダーとの調整を行っていただきま す。 ④ 代理機関機能整備 医療情報を収集、蓄積、利活用するための代理機関に求められる要件を整理し、事 業モデル、並びに代理機関に必要となるシステムの仕様を検討することとします。 ⑤ 本研究事業の他地域での拡大に関わる業務 研究開発事業の意義を広く周知するとともに、本研究事業への対象エリア、及び他 地域からの参加の公募の企画を行います。 【提案要件】  宮崎、もしくは京都エリアの何れかに拠点を有し、両地域での活動が可能であること。  上記の調査業務を遂行するための人的ネットワークを有していること。  EHR ネットワークの構築、もしくは運営に関わったことがあり、ノウハウを有しているこ と。  接続先候補となる病院、診療所、調剤薬局、介護施設等の情報システムについて 知見があること。 ※上記の実施内容を遂行するために有効な方法を明示し、既存の有するノウハウ、人的 ネットワーク等を具体的に提案書に記載してください。 (3) 医療データの二次活用に関わる検討のための基礎調査 【実施内容】 本研究の一つのテーマである「医療機関等から収集した医療関連情報の利活用」の実 現に向け、以下の①~③の項目についての実施と、報告書の提出を行うこととします。 ① 医療情報利活用に関係するルール(個人情報保護法等の法律、ガイドライン、関連 法整備状況)や世の中の二次利用に係るサービス・仕組みの調査。 ② EHR システムに蓄積された医療情報をベースに、法制度等の制約がクリアされた段 階で実施される医療情報の利活用に関し、現時点で想定される利用者(医療機関、 製薬企業など)の活用ニーズと実現性の調査。 ③ 調査の結果を受け、安全・安心な情報の流通を担う代理機関(二次利用)のあり方と、 継続的に医療関連情報の利活用を循環させるためのモデルに関する、検討と取り 纏め。

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6 【提案要件】  医療情報の分析の経験を有していること。  製薬企業等の医療関連プレーヤーとのネットワークを有しており、製薬企業等におけ る情報活用の知見を保有していること。  過去に、国もしくは、公的機関からの調査案件の受注実績があること。 ※上記の実施内容を遂行するために有効な方法を明示し、既存の有するノウハウ、人的 ネットワーク等を具体的に提案書に記載してください。 (4) プロジェクトの遂行と成果取り纏めに関わる業務 【実施内容】 本研究事業を円滑かつ効果的に実施することを目的として、以下の①~④の項目につい ての実施と、報告書の提出を行うこととします。 ① プロジェクト全体進捗運営サポート ② EHR・二次利用進捗運営サポート ③ プロジェクト関連重要会議の開催・運営サポート(資料・議事録作成等) ④ 研究成果報告書取り纏め 【提案要件】  過去に、国もしくは、公的機関より医療関係の類似業務の受注実績があること。  医療業界におけるプロジェクト経験を有し、当該分野に関する知見を有していること。 ※上記の実施内容を円滑に遂行するための人員、及び体制を具体的に提案書に記載し てください。 ※提案する調達案件に対し、3. 研究の本年度マイルストーンを確認のうえ、マイルストーンの 完遂を実現する詳細な提案書(A4 横。PDF、もしくはパワーポイント)を作成するとともに、別 紙の提案シートを記入することとします。

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7 5. スケジュール 平成 27 年 9 月 28 日(月) 正午 提案締め切り。 提案書、提案シート、及び見積書を下記連絡先に電子データにて提 出すること。 ※ 提案書、提案シート、及び見積書の受領後、必要が生じた場合 は個別にヒアリングを実施します。 ※ 提案締め切り後、JMNA にて審査を行い、採択提案の決定を行います。結果は個別に通 知します。採択提案者は、採択の通知受領後、提案書、提案シート、見積書の原本を速や かに提出してください。 平成 28 年 3 月末 成果物の納品・報告 (納品物、及び成果報告に向けたスケジュールの詳細については、役務ごとに 順次、JMNA と受託者間の協議の上で、調整することとします。) 6. 連絡先 特定非営利活動法人 日本医療ネットワーク協会 事務局長 井上 哲 e-mail: inoue@ehr.or.jp

参照

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