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ボディメカニクス学習教材を用いる個別学習が看護学生にもたらす効果 (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究1153-59(2013). 53. 研 究 ノー ト. ボ デ ィメ カ ニ ク ス学 習 教 材 を用 い る 個 別 学 習 が看 護 学 生 に もた らす効 果. 川 端. 留儲 扉κ%翻. 愛 野1)、 大 久 保 恵 子1)、 米 田. 吻. 照 美1)、 伊 丹 君 和1)、 安 田 寿 彦2) 1)滋 賀 県 立 大 学 人 間 看 護 学 部 2)滋 賀 県 立 大 学 工 学 部. 背 景   看 護 者 の 腰 痛 は、 離 職 者 防 止 の 観 点 か ら も深 刻 な 課 題 とな って い る。 腰 痛 予 防 の 方 法 と して 看 護 動 作 時 の ボデ ィ メ カニ クス 活 用 が 推 奨 され るが 、 ボデ ィ メ カニ ク スの 知 識 や 技 術 、 認 識 不 足 の ため に多 くの 看 護 者 が 日常 業 務 の 中 で 腰 部 負 担 の 大 きい 動 作 を 行 って い るの が 現 状 で あ る。 また 、 看 護 学 生 の 腰 痛 発 生 率 の 高 さ も指 摘 され て お り、 就 職 前 の 看 護 学 生 に対 す る早 期 の 腰 痛 予 防 対 策 が 求 め られ て い る。 目的  前 報(伊 丹 ら、2011)で. は、 看 護 動 作 にお け る ボデ ィ メ カニ ク ス活 用 技 術 向 上 を 目指 して 学 習 教. 材 を 開 発 し、 医 療 現 場 に勤 務 す る看 護 師 を 対 象 と して そ の 有 効 性 を 検 証 した。 本 研 究 で は、 本 学 習 教 材 を 用 い る個 別 学 習 を 看 護 学 生 に促 し、 そ の 効 果 を 検 討 した 。 方 法   1.本. 学 習 教 材 の 概 要:腰 部 に負 担 が か か る危 険 な 前 傾 姿 勢 角 度 を リアル タ イ ム ま た は再 生 時 に. 表 示 す る。 腰 部 に か か る関 節 モ ー メ ン トの算 出 な どか ら前 傾 姿 勢 に お け る危 険 角 度 を40°、 注 意 角 度 を 30° と定 め 、 設 定 角 度 に近 づ くと警 告 音 が 発 生 す る。2.2012年7∼8月. 、 本 研 究 の 趣 旨 に賛 同 が 得 ら. れ た59名 の 学 生 を 対 象 と した 。 最 初 にベ ッ ドメ ー キ ング動 作 にっ い て 本 学 習 教 材 を 活 用 した 「ボ デ ィ メ カニ ク ス活 用 」 にっ い て の 一 斉 演 習 を 実 施 した 。 次 い で 、 本 学 習 教 材 を利 用 して 個 別 学 習 が で き る よ う な 環 境 を 設 定 した 。 す な わ ち、 学 生 が 空 き時 間 を 利 用 して 自由 に個 別 の 学 習 が 行 え る よ う に した。 約2 週 間 の 個 別 学 習 期 間 を 設 けた 後 、 技 術 チ ェ ッ クを 行 っ た。 また 、 腰 痛 自覚 率 を 調 査 す る と と も に、 本 学 習 教 材 に対 す る機 能 評 価 、 意 識 調 査 を実 施 した。 分 析 に はSPSS16. O  for windowsを の 符 号 付 き順 位 検 定 を 行 った 。. 用 い てWilcoxon. 結 果   本 学 習 教 材 を 用 いた 個 別 学 習 を 学 生 に課 した と こ ろ、 個 別 学 習 前 後 で 「日常 生 活 にお け る腰 痛 の 自覚 」 の項 目が 平 均2.4±1.4か. ら2.0±1.2へ 有 意 に 減 少 した(P<0.01)。. ま た、 個 別 学 習 の 回 数 と技. 術 チ ェ ッ ク項 目の 関 係 を 分 析 した と こ ろ、 「膝 を 屈 曲 して 腰 を落 とす 」 「体 を ひね ら な い」 「しわ が な い」 「中 心 線 が ベ ッ ドの 中 心 にあ る」 の4項 目 との 間 に正 の 相 関 が み られ た。 結 論   本 学 習 教 材 を 用 い る個 別 学 習 は、 看 護 学 生 の ボ デ ィ メ カ ニ ク ス習 得 に貢 献 し、 腰 痛 の要 因 で あ る 前 傾 姿 勢 の 改 善 に有 用 で あ る可 能 性 が 示 唆 され た 。 キ ー ワー ド  看 護 学 生   個 別 学 習  ボ デ ィ メ カ ニ ク ス  腰 痛 予 防. Application. of a body. mechanics. learning. material. to nursing. stu-. dents Yoshino. Kawabata",. Kimiwa. Itami. Keiko. ", Toshihiko. "School. of Human. 'School. of Engineerig. Nursing The. Okubo. The. 受 付 、2013年1月9日. 連 絡 先:川. 愛野. 滋 賀 県 立 大 学 人 間看 護 学 部 住. 所:彦. 根 市 八 坂 町2500. e-mail:kitawakiQnurse.usp.ac.jp. University. University. 2012年9月30日 端. 1), Terumi. Yoneda",. 1.緒. 言. Yasuda'. 受理. of Shiga. of Shiga. 腰 痛 は、 厚 生 労 働 省 が2010年 に行 った 「国民 生 活 基 礎 調 査 」 で も有 訴 者 率 が 男 性 で1位 、 女 性 で2位 に挙 げ ら れ る症 状 で あ り、 国 民 病 と も言 わ れ て い る。 腰 痛 発 症 の 要 因 と して は 、 不 自然 な姿 勢 や動 作 に よ る もの 、 老 化 や 運 動 不 足 、 栄 養 の 偏 り、 肥 満 な ど か ら く る骨 密 度 や 筋 力 の低 下 、 脊 柱 の不 自然 な轡 曲 に よ る もの な ど多 様 で あ る。 この様 に多 様 な 要 因 が 関 与 す る腰 痛 で あ るが、 そ の 中 で も特 に 日常 的 に 腰 部 に負 担 が か か る仕 事 、 す な わ ち看 護.

(2) 川端愛野. 54. や介 護 、 養 護 や 保 育 等 の職 業 に従 事 す る者 や 、 長 時 間 の. 作 時 の姿 勢 が 改 善 す る こ と を認 め た。 しか し看 護 師 の 腰. 座 位 を と る運 転手 な どが多 く抱 え る腰 痛 は 「職 業 性 腰 痛」 と も呼 ば れ 、 離 職 者 防 止 の観 点 か ら も深 刻 な 課 題 と な っ. 痛 発 症 時期 は就 職 後2年 以 内 とい う早 期 の 発症 で あ る こ と14)や 、 看 護 学 生 の 腰 痛 発 生 率 は58.1%と 高 く15)、病. て い る。 中 で も看 護 師 の腰 痛 は他 の職 種 と比 較 して も割. 院 実 習 中 の 腰 痛 発 症 率 も高 い16)ことな どか ら、 看 護 学 生 を対 象 に した早 期 の 腰 痛 予 防 対 策 が求 め られ て い る17)。. 合 が 高 く1)、休 業 が 必 要 と さ れ る重 症 腰 痛 症 の 発 生 比 率 が 高 い こ とが 指 摘 され て い る2)。 さ ら に海 外 で は、 看 護 師 は他 職 種 と比 較 して 最 も腰 痛 発 生 率 の 高 い職 種 で あ る.   本 研 究 で は 、 に、 本 学 習 教 材 を用 い る個 別 学 習 が 看 護 学 生 に もた らす 効 果 を 検 討 した。. と報 告 され て い る3)。   この よ うな 看 護 師 の腰 痛 発 症 の背 景 と して 、 日常 的 に 行 わ れ て い る上 体 の前 屈 や捻 転 な どの 不 自然 な 姿 勢 や 重 量 物 を 取 り扱 う動 作 の頻 度 が他 職 種 と比 較 して 有 意 に高 い こ と が 挙 げ られ る2)。 北 西 ら4)は 、 腰 痛 を 発 症 した. II.研 究 方 法 1.用. 語 の 定 義13). 1)前. 傾 角 度:直. 立 時 の 肩 峰 角 点 と大 転 子 最 外 側 点 を結. 看 護 師 に 対 して 調 査 を行 い、 腰 痛 を起 こ した 姿 勢 と して. ん だ 直線(肩. 73.6%の. 作 時 の肩 峰 一大 転 子 線 と基 線 の な す角 度 を前 傾 角 度 と. 者 が 「前 屈 」 「中 腰 」 を 挙 げ て お り、 看 護 作 業. 峰 一大 転 子 線)を 基 線(0°)と. し、 動. 時 の これ らの 動 作 を改 善 す る こ とが腰 部 へ の 負 担 を軽 減 さ せ腰 痛 予 防 にっ なが る と して い る。 これ に対 して 簡 便.  した。 2)危 険角 度:前. 傾 角 度 が40° 。. か っ確 実 に腰 痛 発 症 を予 防 す る方 法 と して ボ デ ィメ カ ニ. 3)注. 意 角 度:前. 傾 角 度 が30° 。.   ボ デ ィ メ カ ニ ク ス は物 理 学 と力 学 の諸 原 理 を 利 用 した. 2.本. 学 習 教 材 の 概 要13). 経 済 効 率 の高 い動 作 と され6)、 そ の 活 用 に よ って 姿 勢 改. 1)姿. 勢 計 測 セ ンサ 装 具:(株)日. 善 が 促 され 、 腰 痛 予 防 が 可 能 に な る と考 え られ る。 しか しボ デ ィ メ カ ニ ク ス は実 践 者 自 らが そ の 技 術 を 習 熟 しな.   ターBEAS  PAD  VESTを 使 用 して 制 作 した ベ ス ト 型 の装 着 具 で あ り、 対 象 と な る学 習 者 が装 着 す る。 傾. い 限 り活 か す こ と はで き な い。 看 護 職 を 対 象 に行 った調. 斜 角 セ ンサ を 内 蔵 した ブ ロ ック を プ ロテ ク タ ーの 背 部 に貼 り付 け る こ とで 前 傾 角 度 を計 測 で き る仕 組 み で あ. クス 活 用 が 推 奨 され て い る5)。. 査 で も、 忙 しさや 人 員 不 足 、 知 識 不足 な どが 原 因 で 、 ボ デ ィメ カ ニ ク スが 適 切 に活 用 で きて い な い こ とが 報 告 さ れ て い る7)。 した が って 、 実 際 に 医 療 現 場 で働 く看 護 師 に対 して 「腰 痛 予 防 の た め の ボ デ ィメ カ ニ ク ス活 用 」 に 関 す る教 育 支 援 が急 務 で あ る。 具 体 的 な教 育 支 援 と して 、 ボ デ ィメ カ ニ ク ス に お け る教 材 開 発8)9)'°)が 試 み られ て い るが 、 現 在 まで の研 究 で は簡 便 か っ 客 観 的 に 自 己 の動 作 を評 価 して 活 用 す る教 材 の 開発 に は至 って い な い。 そ こで 伊 丹 ら11)12)13)は 、 看護 技術演 習 の初期 の段階 で習得. 新 企 画制 の プ ロ テ ク.  る。 ま た、 膝 の 屈 曲 角 度 の測 定 は、 膝 関節 の 上 下 各2 か所 に伸 縮 性 の あ る帯 を巻 きっ け て装 着 す る型 の 下 肢 関節 角 度 検 出 用 セ ンサ を用 い て計 測 した。 2)警 告 音 発 生 機 能:動 作 時 に リア ル タイ ムで 自 己の 前 傾 角 度 の度 合 い が 認 識 で き る よ うに、 前 傾 角 度 に応 じ て ス ピー カ ー か ら危 険 角 度 あ る い は注 意 角 度 に到 達 し た こ とを学 習 者 に知 らせ る た め、2種 類 の警 告 音 を発 生 さ せ る機 能 。. す る 「ベ ッ ドメ ー キ ング動 作 」 に焦 点 を 当 て て 、 看 護 動. 3)動. 作 に お け る腰 痛 発 症 要 因 と して最 も多 い 前 屈 姿 勢 の改 善 を 図 る学 習 教 材 の 開 発 を行 い、 そ の有 用 性 の 検 討 を重 ね.   し再 生 して み る こ とが で き る よ うに動 作 映像 に記 録 お よ び 再 生 機 能 を 搭 載 した 。 動 作 映 像 はCCDカ メ ラ を. て きた 。 本 学 習 教 材 は、 前 屈 す な わ ち 「傾 斜 の 大 き い前. 用 い て習 得 し、 画 像 再 生 時 に は、 実 際 の動 作 映 像 と同. 傾 姿 勢 」 に着 目 し、 危 険 角 度 の発 生 を 音 と映 像 に よ って リアル タ イ ム に フ ィ ー ドバ ッ クす る もの で あ る。 ま た 、 前 傾 姿 勢 を 改 善 す る た め に は基 底 面 を広 くと る よ うに前 後 に大 き く足 を 開 き、 膝 を屈 曲 して重 心 を 下 げ る必 要 が あ る。 そ の た め に、 本 学 習 教 材 で は、 前 傾 姿 勢 角 度 と共. 作 映像 表 示 機 能:学 習 者 が 看 護 動 作 姿 勢 を 繰 り返. 時 に メ ー タお よ び グ ラ フで 、 前 傾 角 度 と両 膝 の 屈 曲 角 度 が 表 示 され 、 そ の時 点 で の 角度 平 均 値 も表 示 され る。  さ らに学 習者 に対 す る視 覚 的 フ ィー ドバ ッ ク効 果 を高 め る た め に前 傾 角 度 を 示 す メ ー タ内 の危 険 角 度 域 を赤 色 、注 意 角度 域 を黄色 で表 示 して 、不 適切 な角 度 とな っ. に両 膝 の 屈 曲 角 度 も計 測 す る。 以 上 の よ う に、 本 学 習 教. て い る こ とを 認 識 しや す く した。 動 作 映像 デ ー タお よ. 材 は、 姿 勢 計 測 セ ンサ を装 着 した学 習者 が 自己 の 動 作 時 の前 傾姿 勢 角 度 と両 膝 屈 曲角 度 を客 観 的 に認 知 し、 ボデ ィ.  び前 傾 角 度 と膝 関 節 屈 曲 角 度 は学 生 ご と に コ ン ピュ ー. メ カ ニ ク ス活 用 へ の意 識 向上 と看 護 動 作 時 の 姿 勢 改 善 を.  タ に保 存 さ れ 、 い つ で も再 生 して学 習 の進 捗 状 況 を確 認 で き るよ う に した 。. 目指 す もの で あ る。 前 報13)で は、 医 療 現 場 に勤 務 す る 看 護 師 を 対 象 と して 検 証 を行 い、 本 教 材 を 用 い る こ と に よ って ボデ ィ メ カ ニ ク ス活 用 へ の意 識 が 向 上 し、 看 護 動. 3.研. 究対 象者. 2012年7∼8月. 、 本 研 究 の 趣 旨 に 賛 同 が 得 ら れ た59名.

(3) ボ デ ィメ カ ニ ク ス学 習 教 材 を用 い る個 別 学 習 が看 護 学 生 に もた らす効 果. の 看 護 学 生(男 性4名 、 女 性55名)を. 対 象 と した。. 4)方. 法.    本 学 習 教 材 を 活 用 した 「ボ デ ィメ カ ニ クス 活 用 」 に っ い て の一 斉 演 習 を 実 施 した後 、 本 学 習 教 材 を 利 用 し. 4.実. 施方法. 1)ベ. ッ ドメ ー キ ング動 作. た個 別 学 習 が 可 能 な 環 境 を設 定 した。 す な わ ち学 生 が.    今 回 評 価 し た ベ ッ ド メ ー キ ン グ 動 作 は、2人. 法 と し、. 臥 床 患 者 無 しで 下 シ ー ツ の み を 実 施 す る 基 礎 的 な 看 護 動 作 で あ る 。 シ ーツ の 四 隅 は い ず れ も 三 角 に 折 り返 す よ うに 統 一 した。 ま た、 服 装 は ナ ー ス 服 お よ び ナ ー ス. 空 き 時 間 を利 用 して 自 由 に個 別 の学 習 が行 え る よ う に   した。 約2週. 間 の 個 別 学 習 期 間 を設 け た後 、 本 学 習 教. 材 の 活 用 頻 度 お よ び 本 学 習 教 材 に 関 す る意 識 調 査 と、 ベ ッ ドメ ー キ ング動 作 の 技 術 チ ェ ッ クを行 った 。    図1は 、 本 学 習 教 材 を用 い て ベ ッ ドメ ーキ ング動 作.   シ ュー ズ と した。 2)ボ. 55. デ ィ メ カ ニ ク ス お よ び本 学 習 教 材 活 用 に対 す る意. を行 って い る様 子 で あ る。. 識調 査    本 学 習 教 材 の 使 用 方 法 に っ い て の一 斉 演 習 を 実 施 し   た 後 に 、 約2週. 間 の個 別 学 習 期 間 を 設 け、 ボ デ ィメ カ.  ニ クス お よ び本 学 習 教 材 活 用 に対 す る意 識 調 査 を行 っ  た 。 内容 項 目 は、 腰 痛 自覚 、 本 学 習 教 材 活 用 の 評 価 、 本 学 習 教 材 シ ス テ ム機 能 の評 価 、 本学 習 教 材 シス テ ム 操 作 の 評 価 で あ り 、 自 記 式 質 問 紙 と した 。    腰 痛 自 覚 に っ い て は ① 看 護 動 作 時 に 腰 痛 を 自 覚 して い る か 、 ② 日 常 生 活 に お い て 腰 痛 を 自 覚 して い る か に っ い て5件. 法(5点:自.   し て い る 、3点:ど. 覚 し て い る 、4点:少. し自覚. ち ら と も い え な い 、2点:あ.   自覚 し て い な い 、1点:自. 覚 し て い な い)で. ま り. 回 答 を得.  た。    本 学 習 教 材 活 用 の 評 価 は 、 シ ス テ ム 活 用 に よ って 自. 図1  本 学 習 教 材 を用 い て ベ ッ ドメ ー キ ン グ動 作 を       行 っ て い る様 子. 己 の 看 護 動 作 を 客 観 的 に チ ェ ッ ク で き る と思 うか な ど 、   6項 目 に つ い て5件. 法(5点:思. う 、4点:少.   3点:ど. ち ら と も い え な い 、2点:あ.   1点:思. わ な い)で. し思 う 、. ま り思 わ な い 、. 回 答 を得 た。.     本 学 習 教 材 シ ス テ ム 機 能 の 評 価 は 、 注 意 角 度 ・危 険 角 度 の 表 示 は わ か り や す い か な ど、9項 件 法(5点:思. う 、4点:少.   も い え な い 、2点:あ. 目 に つ い て5. し思 う 、3点:ど. ま り思 わ な い 、1点:思. ち らと わ な い). 5)分. 析方法.   腰 痛 自覚 お よ び 本 学 習 教 材 活 用 に お け る意 識 調 査 に っ い て は 、 各5件 法 で の 評 価 を 実 施 し た 後 、SPSS 16.O  for windowsを. 用 い てWilcoxonの. 符 号 付 き順. 位 検 定 を実 施 した 。   倫 理 的配 慮 と して 、 対 象 者 に本 研 究 の 目的 と内 容 を 伝 え た後 、 参 加 の 自 由お よ び匿 名 性 の保 持 、 個 人 評 価  に不 利 益 が な い こ とを 口頭 と書 面 で説 明 し、 同 意 と協. で 回 答 を 得 た。    本 学 習 教 材 シ ス テ ム操 作 の評 価 は、 シ ス テ ム の装 着. 力 を得 た。 な お 、 本 研 究 の実 施 に あ た り、 滋 賀 県 立 大.   は 容 易 か な ど 、4項. 学 倫 理 審 査 委 員 会 の 承 認 を得 た。.   4点:少. 目 に つ い て5件. し思 う 、3点:ど.   あ ま り 思 わ な い 、1点:思 3)ベ. 法(5点:思. う、. ち ら と も い え な い 、2点: わ な い)で. 回 答 を 得 た。. Ⅲ.結. ッ ドメ ー キ ング動 作 の技 術 チ ェ ック. 果.    約2週 間 の 個 別 学 習 期 間 を設 け た 後 に、 ボ デ ィメ カ ニ ク ス を 活 用 し た ベ ッ ドメ ー キ ン グ動 作 の 技 術 チ ェ ッ.   対 象 者 は 男 性4名.   クを 行 った 。 評 価 は、 前 傾 姿 勢 に な って いな いか な ど. 均 身 長 は158.6±5.7cmで.   ボ デ ィ メ カ ニ ク ス 活 用 技 術 に 関 す る9項 件 法(1点:で. き て い る 、0点:で. 点:で. き て い る 、0点:で. き て い な い)で. を行 った 。. 目 に っ い て2件. き て い な い)で. 均 値 ±S.D)で. あ っ た。 平. あ っ た。. 目 に っ い て2 教. 員 が 評 価 を 行 っ た 。 ま た シーツ に しわ が な い か な ど ベ ッ   ドメ ー キ ン グ 技 術 に 関 す る6項. 、 女 性55名 の 看 護 学 生 計59名 で あ り、. 平 均 年 齢 は19.1±1.1歳(平. 法(1. 教員が評価. 1.本. 学 習 教 材 活 用 の 学 習 効 果 お よ び シス テ ム 機 能 評 価.   について 1)本. 学 習教 材 活 用 の 評 価.   本 学 習 教 材 活 用 の 学 習 効 果 に関 す る調 査 結 果 を 表1に 示す。   本 調 査 結 果 か ら、 「本学 習 教 材 を用 い た演 習 は、 ボ デ ィ.

(4) 川端愛野. 56. メ カ ニ ク ス活 用 の た め に参 考 に な った」 と回 答 した者 が. 2)本. 4.9±0.3点.   次 に、 本 学 習 教 材 の シス テ ム機 能 お よ び操 作 ・装 着 の. と 最 も 高 値 を 示 して お り、 「シ ス テ ム 活 用 に. 学 習教 材 の シ ス テ ム機 能 に つ い て の評 価. よ って、 自己の看護動 作 を客観 的 にチ ェ ックで きる」. 簡 便 性 に っ い て の 調 査 結 果 を表2と 表3に 示 す 。. 「シ ス テ ム 活 用 は 看 護 動 作 時 の ボ デ ィ メ カ ニ ク ス 活 用 へ.   本 調 査 結 果 か ら、 本 学 習 教 材 の シ ス テ ム機 能 の評 価. の 関 心 を 高 め る と 思 う 」 「シ ス テ ム を 活 用 して 、 今 後 も 自 己 の 看 護 動 作 を チ ェ ッ ク し た い 」 と 回 答 した 者 も そ れ. (表2)は 高 得 点 が 得 られ て お り、 特 に 「危 険 角 度 に よ る音 発 生 」 機 能 が4.9±0.4点 と高 い評 価 を得 た こ とが 示. ぞ れ4.8±0.3点. さ れ た。 操 作 ・装 着 の 簡 便 性(表3)に. と高 値 で あ った。. っ い て は4項 目. と も5点 満 点 中4点 台 で あ った。 表1  本 学習 教 材 の 学習 効 果 に つ い て の評 価(n=59). 調査項 目. 評 価(5件 法)*. ボデ ィメカ ニクス学習 システ ムを用 い た 演 習 は,ボ デ ィ メ カ ニ ク ス活 用 の た め に参 考 に な っ た か. 調査項 目. シ ス テ ム を 活 用 し て,今. シス テ ム の操 作 は、 容 易 か. 4.8±0.4. 後 も自己の看. 護 動 作 を チ ェ ッ ク した い か. 4.2±0.7. 装 着 の 際 、 マ ニ ュ ア ル は わ か りや す い か 操 作 の 際 、 マ ニ ュ ア ル は わ か りや す い か. 4.2±0.7. 4.1±0.7. 4.8±0.4. シス テ ム の装 着 は、 容 易 か. シ ス テ ム活 用 は 看 護 動 作 時 の ボ デ ィ メ カ ニ ク ス活 用 へ の 関 心 を 高 め る と思 う か. 4.8±0.4. シ ス テ ム を 活 用 した今 回 の ボ デ ィ メ カ ニ ク ス学 習 は 楽 しか っ た か. 4.7±0.5. 4.1±0.8. *  「思 う 」5点. 、 「少 し 思 う 」4点 、 「ど ち ら と も い え な い 」   3点 、 「あ ま り思 わ な い 」2点 、 「思 わ な い 」1点 の5件 法 。. 2.腰. シ ス テ ム活 用 に よ っ て、 看 護 動 作 姿 勢 が 改善 で き る と思 うか. 評 価(5件 法)*. 4.9±0.3. シ ス テ ム活 用 に よ っ て、 自 己 の看 護 動 作 を 客観 的 にチ ェ ッ クで き るか. 表3  本 学 習 教 材 の 着 用 と操 作 につ い て の 評 価. 4.7±0.5. 痛 の 自 覚 に つ いて の 評 価.   本 学 習 教 材 の 活 用 前 後 の 腰 痛 に 関 す る項 目 の 変 化 を 表 4に 示 す 。. *「 思 う」5点. 、 「少 し思 う」4点 、 「ど ち ら と も い え な い 」   3点 、 「あ ま り思 わ な い 」2点 、 「思 わ な い 」1点 の5件 法 。.   腰 痛 の 自 覚 に つ い て は 、 「日常 生 活 に お け る 腰 痛 の 自 覚 」 が 本 学 習 教 材 活 用 後 に2.4±1.4点 有 意 に 減 少 した 。 ま た. 表2本 学 習 教 材 の シ ス テム 機 能 につ いて の 評 価                                        (n=59). 調査項 目 危 険 角度 にお け る音 発生 リ ア ル タ イ ム1機能. し て は 、2.5±1.3点. に. 「看 護 動 作 時 の 腰 痛 の 自 覚 」 に 関. か ら2.2±1.2点. へ と、 有 意 差 は 見 ら. れ な か った が 数 値 の 減 少 が 確 認 で きた。. 評 価(5件 法)* 4.9±0.4. 表4  本 学 習 教 材 の 活 用 前 後 の 腰 痛 に関 す る 項 目の 変 化                                       (n=59). 4.8±0.4. 調査項 目. 危 険 角 度 にお け る色 別 表 示. 4.7±0.5. 動作 映像. 看 護 動 作 時 に腰 痛 を 自覚 して い るか. 4.7±0.5. 再生機能. 4.7±0.5. 評価 の円 グラフ. 4.7±0.5. 4.6±0.6. 角 度 メ ー タ ー ・グ ラ フ. 4.5±0.7. 動作 角度平均値 表示. 4.5±0.7. 、 「少 し わ か り や す か っ た   と 思 う 」4点 、 「ど ち ら と も い え な い 」3点 、 「あ ま り わ か   り や す か っ た と思 わ な い 」2点 、 「わ か り や す か っ た と 思 わ   な い 」1点 の5件 法 。. 活 用 前*. 日常 生 活 で 腰 痛 を 自覚 し て い るか. 活 用 後*. 2.5±1.32.2±1.2 . 2.4±1.4 . n.s.  2.0±1.2. * * *「 自 覚 し て い る 」5点. 総 合判 定. *「 わ か り や す か っ た と 思 う 」5点. か ら2.0±1.2点.   と も い え な い 」3点   覚 して い な い 」1点. 3.本. : p<o.oi. 、 「少 し 自 覚 し て い る 」4点 、 「ど ち ら 、 「あ ま り 自 覚 し て い な い 」2点 、 「自 の5件 法 。. 学 習 教 材 活 用 回 数 とボ デ ィメ カ ニ ク ス技 術 お よび.   ベ ッ ドメ ー キ ング 技 術 向 上 と の関 連 性 に つ い て   本 学 習 教 材 を 用 い て の 個 別 学 習 の 回数 は最 少2回 多25回 で 、 平 均 は11.7±4.3回. 、最. で あ っ た。 個 別 学 習 の 回.

(5) ボ デ ィメ カ ニ ク ス学 習 教 材 を用 い る個 別 学 習 が看 護 学 生 に もた らす効 果. 数 と学 習 後 に行 っ た ベ ッ ドメ ー キ ン グの 技 術 チ ェ ック の 成 績 との 相 関 結 果 を表5表6に. 示 す。.   個 別 学 習 の 回 数 と ボ デ ィ メ カ ニ ク ス活 用 技 術 の 関 係 (表5)で. は、 「頭 側 の シー ツ を作 る時 に 膝 を 屈 曲 させ て. 腰 を 落 と して い る」 「頭 側 の シ ー ッ を作 る時 に身 体 を ひ ね って い な い」 の2項 目 で個 別 学 習 の 回 数 との 間 に低 い. N.考 1.本. 57. 察 学 習 教 材 活 用 に よ る腰 部 負 担 軽 減 の可 能 性.   本 研 究 で は 、 看 護 学 生 を対 象 に して、 開発 した ボ デ ィ メ カ ニ ク ス学 習 教 材 活 用 の 有 効 性 を検 討 した。 本 学 習 教 材 を 活 用 す る と、 看 護 動 作 時 の 自 己 の 姿 勢 を 「音 」 と. 正 の相 関 が 認 め られ た。 ま た、 個 別 学 習 の 回 数 と ベ ッ ド メ ー キ ン グ技 術 の 関 係(表6)で は 「シー ッ に しわ が な. 「映像 」 か ら リアル タイ ム に認 知 す る こ とが で き、 フ ィー ドバ ッ クが得 られ る。 したが って、 前 傾 姿 勢 とな らな い. い 」 「中 心 線 が ベ ッ ドの 中 央 に あ る」 の2項. の相 関 が 認 め られ た。 個 別 学 習 の 回数 と 「日常 生 活 に お. よ うに両 膝 を 屈 曲 して 重 心 を低 くす る とい う ボ デ ィ メ カ ニ ク ス に か な った 姿 勢 と な りやす い。 この こ と は本 学 習. け る腰 痛 の 自覚 」 「看 護 動 作 時 の 腰 痛 の 自覚 」 軽 減 度 の. 教 材 の 機 能 評 価 に お い て 、 「危 険 角 度 に よ る音 発 生 」 機. 関係 で は相 関 は見 られ な か った。. 能 が4.9±0.4点 、 次 い で 「リア ル タイ ム機 能 」 「危 険 角. 目 で 低 い正. 度 に お け る色 別 表 示 」 「動 作 映 像 」 「再 生 機 能 」 な どの 視 表5  本 学習 教 材 の使 用 回数 と ボ デ ィメ カ ニ ク ス      活 用技 術 と の相 関係 数. 調査項 目. 聴 覚 か ら 自己 の 姿 勢 を 的 確 に振 り返 り改 善 で き る機 能 が 高 い評 価 を得 た こ とか ら も伺 え る。 本 学 習 教 材 活 用 後 に. 相 関係数. 前 傾 姿 勢 にな って い な い(頭 側) 前 傾 姿 勢 にな って いな い(足 側) 膝 を 屈 曲 させ て 腰 を落 と して い る(頭 側). 行 った ベ ッ ドメ ー キ ン グ の技 術 チ ェ ッ クで 、 「膝 を 屈 曲 さ せ て 腰 を落 と して い る」 「身 体 を ひ ね って い な い」 の. 0.01. 2項 目 で本 学 習 教 材 の 使 用 回 数 との 間 に正 の相 関 が 認 め. 0.10. られ た こ とや 、 フ リー コ メ ン トで 「図 や グ ラ フ に表 れ る の で見 や す く、 分 か りや す か った」 等 の意 見 が あ っ た こ. 0.30 . *. と か ら も、 本学 習 教 材 の 活 用 は、 看 護 動 作 にお け る前 傾. 膝 を 屈 曲 させ て 腰 を落 と して い る(足 側). 0.01. 姿 勢 へ の意 識 を 高 め 、 姿 勢 改 善 を促 す こ とが可 能 で あ る と考 え られ た。 また 、 今 回 の調 査 で は本 学 習教 材 の 使 用. 両 足 を前 後 に大 き く開 い て 基 底 面 を広 く して い る(頭 側). 0.11. 回 数 と腰 痛 軽 減 度 の 関 係 で は相 関 が 見 られ な か っ た が、. 両 足 を前 後 に大 き く開 い て 基 底 面 を広 く して い る(足 側). 111. ひ ね っ て い な い(頭. 側). ひ ね っ て い な い(足. 側). 腰 痛 の 自覚 が 教 材 活 用 後 に減 少 した こ とか ら、 少 な い活. 0.25 . 用 回数 で も 自己 の 姿 勢 を 自覚 し改 善 で き る効 果 が あ っ た の で は な い か と考 え られ た。 ボ デ ィメ カ ニ クス は物 理 学 *. と力 学 の諸 原理 を利 用 した経済 効 率 の高 い動 作 とされ6)、 そ の活 用 は姿 勢 改 善 を 促 し腰 痛 予 防 が可 能 にな る と考 え. 11.. ベ ッ ド高 を適 切 に合 わ せ た. られ る。 今 回 本 学 習 教 材 を活 用 した前 後 で行 った 腰 痛 自 覚 に 関 す る調 査 で 、 活 用 後 に腰 痛 の 自覚 が有 意 に減 少 し た こ とは、 学 生 が 本 学 習 教 材 活 用 を通 して 自己 の 前 傾 姿. 0.01 * . r>0. .2  低 い 相 関 あ り. 表6  本 学習 教 材 の使 用 回数 と ベ ッ ドメ ー キ ング技 術       と の相 関係 数. 調査項 目. 相 関係数. シ ー ツ に しわ が な い. 0.23 . *. 中心 線 が ベ ッ ドの 中 央 にあ る. 0.28 . *. 勢 を 自覚 し、 日常 的 に も姿 勢 の改 善 を意 識 した 結 果 で あ る可 能 性 が高 い と考 え られ る。 これ は 医療 現 場 に勤 務 す る看 護 師 を対 象 と して 本 学 習 教 材 を活 用 し検 証 を 行 っ た 結 果15)と も同 様 で あ る。   ま た、 本 学 習 教 材 を 用 いて 演 習 を行 った後 、 自 由 に使 用 で き るよ うに 環 境 を 整 え た結 果 、 学 生 達 は 自主 的 に空 き 時 間 を見 っ けて 個 別 学 習 を行 った。 実 際 に個 別 学 習 が. 角 が三 角 に きれ い につ くれ て い る(頭 側). 111. 角 が三 角 に きれ い につ くれ て い る(足 側). 0.05. 手 の 甲 を 上 に し て シ ー ッ を し っ か り入 れ 込 んでい る. 0.05. 1分30秒 以 内 に で き る. 0.07 * . r>0. 行 え た期 間 は 約2週 間 と短 期 間 で は あ った が、 そ の 間 に 本 学 習 教 材 の利 用 回 数 は最 多 の学 生 で25回 に も上 り、 平 均 利 用 回 数 も11.7±4.3回 で あ った 。 短 期 間 で も学 生 た ち が 自主 的 に 練 習 を 重 ね る こ とが で きた原 因 と して 、 本 学 習 教 材 の操 作 の 簡 便 性 と、 視 覚 と聴 覚 に よ って 前 傾 角. .2  低 い 相 関 あ り. 度 を認 識 し、 フ ィ ー ドバ ックで き る とい う機 能 が 挙 げ ら れ る。 実 際 に 調 査 で は操 作 ・装 着 の簡 便 性 につ いて の 評 価 は い ず れ も5点 満 点 中4点 台 で あ った。 また 、 フ リー コ メ ン トに も 「どの 場 面 で 危 険 な角 度 に な って い るの か.

(6) 川端愛野. 58. が音 と映 像 で は っ き り分 か る の で、 自分 は特 に いっ 注 意. の コメ ン トもあ り、 本 学 習 教 材 を活 用 す る中 で 、 ボ デ ィ. す べ きか が 分 か り良 か った。」 「自分 の 動 作 を 客 観 的 に見 る ことが で き るの で、 自分 の 直す べ き点 が しっか り分 か っ. メ カ ニ ク ス技 術 と と も に ベ ッ ドメ ー キ ン グ技 術 が 向 上 し. た 。」 な ど の記 述 が あ り、 本 学 習 教 材 を 用 い て 自 己 の 姿. 確 認 で き る機 能 が な く、 コ メ ン トで もそ の表 示 を 求 め る. 勢 を正 確 に把 握 す る こ とが 学 習 意 欲 の 向 上 にっ なが った. もの が あ り、 今 後 本 学 習 教 材 の さ らな る開 発 が 必 要 で あ る。. 要 因 の1っ で は な い か と考 え られ た。 さ らに、 「シ ス テ ム を 活 用 した ボ デ ィ メ カ ニ ク ス学 習 は楽 しか っ たか 」 の 項 目が4.7±0.5点 と高 か った こ とに加 え 、 評 価 の 円 グ ラ フや 総 合 判 定 が 表 示 され る こ と に対 す る評 価 も高 く、. た と思 わ れ る。 一 方 、 本 学 習 教 材 に は、 ひ ね りの 程 度 を.   ボ デ ィメ カ ニ クス は、 各 人 自 らが技 術 を 習熟 し、 実 践 しな け れ ば活 か す こ と はで き な い。 自己 の動 作 を 客 観 的. 「練 習 を 重 ね る こ と で総 合 判 定 が 良 くな るの が 嬉 し く頑. に評 価 す る こ とが で き る本 学 習 教 材 の活 用 は、 ボ デ ィ メ カ ニ ク ス活 用 へ の 理 解 と意 識 向 上 に有 益 で あ る。 今 後 も. 張 ろ う と い う気 持 ち に な っ た。」 と の コメ ン トもあ り、. 看 護 動 作 時 の前 傾 姿 勢 改 善 と、 腰 痛 改 善 に 向 けて 、 看 護. そ の都 度 評 価 が 確 認 で き、 自 己 の ボ デ ィ メ カ ニ ク ス技 術. 学 生 の うち か ら本 学 習 教 材 に よ る教 育 を継 続 して い くこ. が 向上 して い る こ とが 感 じ られ た こ とが さ らな る励 み に. と が重 要 で あ る。. な って い た と考 え られ る。 下 肝8)は 、 学 習 意 欲 が 安 定 し て持 続 す るた め に は学 習 者 に喜 び や楽 しみ を 多 く実 感 さ せ て有 能 感 や 効 力 感 を もっ よ うに 関 わ る必 要 が あ る と述 べ て お り、 本 学 習 教 材 を用 い た個 別 学 習 にそ れ らの効 果. V.結. 論. が あ った と考 え られ る。 加 え て 「シス テ ム活 用 は看 護 動.   看 護 学 生59名 を 対 象 と して 、 ベ ッ ドメ ー キ ン グ動 作 に お け る本 学 習 教 材 活 用 の 有 効 性 を検 討 し、 以 下 の 結 果 を. 作 時 の ボ デ ィ メ カニ クス活 用 へ の 関 心 を高 め る と思 うか」 の 項 目 の点 数 が4.8±0.4点 と高 値 で あ っ た こ とや 、 「機. 得 た。 1.本 学 習 教 材 の機 能 評 価 で は、 「危 険 角 度 に お け る音. 械 を使 って 何 度 も練 習 した の で、 付 けて い な くて も意 識.   発 生 」 機 能 の 評価 が4.9±0.4点 と最 も高 得 点 で あ った。 2.本 学 習 教 材 の 活 用 前 後 で 、 腰 痛 の 自覚 が2.4±1.4点. 的 に姿 勢 を 直 す こ とが で き る よ うに な った 。」 「シス テ ム を 使 う こ とで 姿 勢 を意 識 で き る よ うに な っ た。」 との コ メ ン トもあ り、 本 学 習 教 材 を用 い て意 識 的 に前 傾 姿 勢 を.   か ら2.0±1.2点 に 有 意 に減 少 した。 3.本 学 習 教 材 活 用 回 数 と ボ デ ィメ カ ニ クス技 術 ・ベ ッ. 改善 す る よ う訓 練 す る こと に よ り継 続 的 に前 傾 姿 勢 を予.   ドメ ー キ ン グ技 術 の 向 上 の間 に正 の相 関 関係 が み られ. 防 で き、 そ の 結 果 、 腰 痛 予 防 へ っ な が る可 能 性 が 示 唆 さ れ た。.   た。   以 上 の結 果 か ら、 本 学 習 教 材 を用 い る個 別 学 習 は、 看 護 学 生 ボ デ ィメ カ ニ ク スの 習 得 に貢 献 し、 腰 痛 改 善 に有. 2.本. 学 習 教 材 活 用 回 数 とボ デ ィメ カ ニ ク ス技 術 お よ び. 用 で あ る可 能 性 が 示 唆 され た。.   ベ ッ ドメ ー キ ン グ技 術 向上 と の 関連 性 に つ いて   本 学 習 教 材 活 用 後 に ベ ッ ドメ ー キ ン グの 技 術 チ ェ ック を行 い 、 そ の 技 術 点 と本 学 習 教 材 活 用 回 数 の 関 係 を解 析 した。 個 別 学 習 の 回 数 と ボ デ ィメ カ ニ クス 活 用 技 術 の関. 謝. 辞.   本 研 究 に快 く参 加 協 力 頂 い た皆 様 方 に心 よ り感 謝 い た. 係 を 解 析 した と ころ、 「頭 側 の シ ー ッ を 作 る時 に 膝 を 屈. しま す と もに 、 論 文 作 成 に あ た り ご指 導 頂 き ま した諸 先. 曲 させ て腰 を 落 と して い る」 「頭 側 の シ ー ツ を作 る時 に. 生 方 に深 く感 謝 申 し上 げ ます 。. 身 体 を ひ ね って い な い」 の2項. 目で両 者 の 間 に低 い正 の. 相 関 が 認 め られ た。 ま た、 個 別 学 習 の 回 数 とベ ッ ドメ ー キ ン グ技 術 の 関 係 で は 「シー ッ に しわ が な い」 「中 心 線 が ベ ッ ドの 中 央 に あ る」 の2項. 目で両 者 の 問 に低 い正 の. 文. 献. 1)1)大. 原 啓 志,青. 山 英 康:職. 業 性 腰 痛 の 疫 学 と 課 題,. 相 関 が 認 め られ た。 前 の2項 目 に 関 して は本 学 習 教 材 を.     日本 災 害 医 学 会 誌42(6),413-419,1994.. 繰 り返 し活 用 す る こ と に よ って、 適 切 な ボデ ィ メ カ ニ ク ス 活 用 が 習 得 で き た結 果 で あ る と考 え られ る。 重 心 を高. 2)甲. 田 茂 樹,久. 繁 哲 徳,他:看. 護 婦 の腰 痛 症 発 症 にか.  . か わ る 職 業 性 要 因 の 疫 学 的 研 究,産. く保 った り体 を ね じっ た りす る こ と は、 腰 痛 の 原 因 と な.  . 422,  1991.. る前 傾 姿 勢 や ひ ね り動 作 を誘 発 す る危 険 な動 作 で あ る'9)。. 3). Jensen, R. C.: Disabling back injuries among nursing personal, Research needs and justificati on. Res. Nurs. Health10, 29, 1987.. 本 学 習 教 材 を 活 用 す る こと で そ れ らの動 作 を 改 善 す る こ とが で きた と考 え る。 同 様 に後 の2項 目に 関 して も 「練 習 す る う ち に姿 勢 の コ ツが っ か め、 シー ッ も きれ い に作 れ るよ う にな り、 練 習 の大 切 さ や楽 しさが 分 か っ た」 等. 4)北. 西 正 光,名. 島 将 浩:看.    の 疫 学 的 検 討,日. 業 医 学33,410-. 護 業 務 従 事 者 にお け る腰 痛. 本 腰 痛 会 誌1(1),13-16,1995..

(7) ボ デ ィメ カ ニ ク ス学 習 教 材 を用 い る個 別 学 習 が看 護 学 生 に もた らす効 果. 5)武. 未 希 子,水. 戸 優 子,他:看. 護 に お け る ボ デ ィメ カ.     ニ ク ス に 関 す る 文 献 の 検 討,東. 京都 立 医 療 技 術 短 期.     大 学 紀 要11,175-181,1998. 6)小. 川 鑛 一,鈴. 木 玲 子,他:看. 留 島 美 紀 子,伊.     した危 険 角 度 で の. 「音 」 発 生 機 能 を 搭 載 した ボ デ ィ.     メ カ ニ ク ス 学 習 シ ス テ ム 開 発 と そ の 評 価,日. 護 動 作 の エ ビ デ ン ス,. 13)伊. 丹 君 和,安. 田 寿 彦,他:医. 療 現 場 に勤 務 す る看 護.     師 を 対 象 と した ボ デ ィ メ カ ニ ク ス 学 習 教 材 の 活 用 と. 丹 君 和,他:看. 護 ・介 護 作 業 時 の.     ボ デ ィ メ カ ニ ク ス 活 用 状 況 に 関 す る 一 考 察,滋. 賀県.     評 価,人 14)宮. 間 看 護 学 研 究9,1-10,2011.. 本 雅 史:新. 人 看 護 職 員 を 対 象 と し た 腰 痛 教 室,整.     立 大 学 看 護 短 期 大 学 部 学 術 雑 誌7,90-96,2003..     形 ・災 害 外 科41,223-230,1998.. 8)水. 15)土. 戸 優 子,支. 本看護.     研 究 会 雑 誌33(2),95-102,2010..     東 京 電 気 大 出 版 局,2003. 7)久. 59. 自 岐 康 子,他:基. 礎 看 護 教 育 にお け る. 方 浩 美,武. 石 浩 之,他:看. 護 短 期 大 学 生 にお け る.     「ボ デ ィ メ カ ニ ク ス 」 の 効 果 的 教 材 の 開 発(2),東.     ア ン ケ ー ト に よ る 腰 痛 調 査,東.     京 都 立 保 健 科 学 大 学 学 術 雑 誌2(1),13-15,1999..     短 期 大 学 部 研 究 紀 要19,97-99,1997.. 9)土. 16) Klaber, M. J. A: A longitudinal study of low back pain in student nurse. Int. J. Nurs. Stud 30( 3 ), 197-212, 1993.. 井 英 子,石. 本 傳 江,他:ボ. デ ィメ カ ニ ク ス習 得 に.     お け る 視 聴 覚 教 育 方 法 に 関 す る検 討 一 動 作 分 析 装 置     を 用 い た ベ ッ ドメ ー キ ン グ 動 作 の 分 析 一,新. 見公立. 17)古 株 ひ ろ み,北 村 隆 子,他:看.     短 期 大 学 紀 要21,75-82,2000. 10)高. 橋 由 紀,中. 村 恵 子:看. 護 学 生 の ボデ ィ メ カ ニ ク ス.     習 得 に 関 す る 研 究(2)VTR視     姿 勢 ・表 面 筋 電 図 の 変 化,日     5(1),  11)伊. 聴 に よ る指 導 前 後 の 本 看護 技 術 研 究 学 会 誌. 21-31,  2006.. 丹 君 和,安. 田 寿 彦,他:ベ. ッ ドメー キ ング動 作 に.     お け る前 傾 角 度 に着 目 した ボ デ ィメ カ ニ ク ス チ ェ ッ     ク シ ス テ ム の 開 発,日. 本 教 育 工 学 会 論 文 誌33(1),. 丹 君 和,久. 護 婦 の腰 痛 予 防 に関. 護 女 子 学 生 の 腰 痛 実 態 調 査,.    滋 賀 県 立 大 学 看 護 短 期 大 学 部 学 術 雑 誌5,45-51,20    01. 18)下 田好 行:学. 習 意 欲 向 上 の た め の総 合 意 的 戦 略 に関.     す る研 究,平. 成18年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤 研 究.     (C)研 究 成 果 最 終 報 告 書,2007. 19)  労 働 省 労 働 衛 生 課:職 場 に お け る腰 痛 予 防 対 策 マ     ニ ュア ル,中 央 労 働 災 害 防 止 協 会,1996..     1-9,  2009. 12)伊.     す る研 究(第1報),看. 京 女 子 医科 大 学 看 護. 留 島 美 紀 子:看. 護動 作姿勢改善 をめざ.

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参照

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