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算が加算されるようになったとき 260 / 12. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が額計算の基礎となる組合員期間または加入者期間が 240 月以上である退職共済年金等を受けられるようになったとき 262 / 13. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が障害を支給事由とする年金給付

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目 次

1 国民年金のしくみ9   1国民年金とは9   2被保険者11   3基礎年金番号26   4年金手帳(国民年金手帳)28   5保険料と基礎年金の費用30 2 給付の種類と通則事項 43   1給付の種類43   2被保険者期間,3年金の請求49   4年金額の改定方法52   5年金額の端数処理,6年金の支払い54 3 老齢基礎年金 56   1支給を受ける条件56   2従来の支給条件の特例措置63   3支給される年金額79    平成30年度老齢基礎年金額早見表84   4支給の繰上げ,繰下げ87   5年金請求の手続92   6支給期間・年金額の改定など107 4 障害基礎年金 108   1支給を受ける条件108   2支給される年金額119   3年金請求の手続120   4支給期間・年金額の改定など127 5 遺族基礎年金 132   1支給を受ける条件132   2支給される遺族の範囲136   3支給される年金額139   4年金請求の手続141   5支給期間・年金額の改定など153 6 第1号被保険者の独自給付 155   1付加年金155   2寡婦年金157   3死亡一時金163   4特別一時金168   5短期在留外国人の脱退一時金173   6中国残留邦人等に対する国民年金の特例175   7特別障害給付金制度の概要178 7 旧国民年金法による給付 182  旧老齢年金―182   1支給を受ける条件182   2支給される年金額186   3支給期間187    平成30年度旧老齢年金額早見表188   4支給の繰上げ,繰下げ190   5年金請求の手続192  旧通算老齢年金―196   1通算の対象となる制度196   2通算対象期間198   3通算対象期間の計算200   4通算対象期間の確認請求201   5支給を受ける条件202   6支給される年金額205   7支給期間,8支給の繰上げ206   9年金請求の手続207    平成30年度旧通算老齢年金額早見表208  旧障害年金―213  旧母子年金―215  旧準母子年金―217  旧遺児年金―218  旧寡婦年金―219  老齢福祉年金―220 8 併給の調整 223 9 年金受給者の手続 227   1新法の年金受給者の主な手続一覧227   2新法年金受給者の主な手続233   1.ひき続き年金を受けようとするとき233 /2.氏名を変えた とき235 /3.住所や受取機関を変えるとき237 /4.年金証 書をなくしたときなど239 /5.年金を受けている人が死亡した とき240 /6.死亡した人の未支給の年金を受けるとき242 /7. 二つ以上の年金のどれか一つを選択するとき(年金の支払いがすべて 日本年金機構から行われる場合)245 /8.二つ以上の年金のどれ か一つを選択するとき(年金の支払いが日本年金機構と地方庁または 共済組合等の組み合わせの場合)250 /9.年金の支給停止事由 がなくなったとき255 / 10.特別支給の老齢厚生年金を受けるこ とになった後に共済組合等に加入していた人が退職(60歳未満)した ときまたは60歳に達したとき258 / 11.配偶者が被用者年金制度 の老齢(退職)年金・障害年金を受けられるようになったため振替加

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算が加算されるようになったとき―260 / 12.振替加算が加算され た老齢基礎年金の受給権者が額計算の基礎となる組合員期間または加 入者期間が240月以上である退職共済年金等を受けられるようになっ たとき―262 / 13.振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者 が障害を支給事由とする年金給付を受けられるようになったとき― 264 / 14.障害給付を受けられるために老齢基礎年金の振替加算が 支給停止されていたのが障害給付を受けられなくなったとき―265 / 15.老齢基礎年金の繰上げ支給を受けている人に老齢厚生年金の 受給権ができたとき―267 / 16.特別支給の老齢厚生年金を受けて いる人が老齢基礎年金の支給の繰上げを請求するとき―270 / 17. 特別支給の老齢厚生年金を受けていた人が66歳以後に65歳からの老齢 基礎年金・老齢厚生年金の支給を請求するとき―274 / 18.加算額 の対象者が婚姻したり死亡したとき等―277 / 19.障害基礎年金を 受ける原因となった障害の程度が重くなったとき―278 / 20.受給 権発生後に子を有するに至ったとき―281 / 21.障害基礎年金受給 者の障害の程度が軽快したとき―284 / 22.障害基礎年金受給者が 障害補償を受けるとき―285 / 23.加算額の対象の子が障害の状態 となったとき―286 / 24.遺族基礎年金の受給権発生時の胎児が生 まれたとき―288 / 25.遺族基礎年金の受給権がある子が障害になっ たとき―290 / 26.遺族基礎年金の支給停止期間が満了したときな ど―292 / 27.所在不明者の遺族基礎年金―295 / 28.遺族基礎年 金受給者が婚姻したときなど―297 / 29.遺族基礎年金の受給権が ある子が父または母と生計を同じくするようになったとき―298 / 30.20歳前傷病による障害基礎年金,裁定替えの障害・遺族基礎年金 の受給者が旧法による年金給付を受けられるときなど―299 / 31. 裁定替えの障害・遺族基礎年金の受給者が受けている旧法による年金 給付の額の変更のため支給停止額が変更となるとき―301 / 32.20 歳前傷病による障害基礎年金,裁定替えの障害・遺族基礎年金または 寡婦年金の支給停止事由がなくなったとき等―303   3旧法の年金受給者の主な手続一覧―306   4旧法年金受給者の主な手続―308   1.障害年金受給者の障害の程度が軽快したとき―309 /2.障害 年金と同一支給事由の他の公的年金制度等の障害給付の額が改定され て支給停止額が変わるとき―310 /3.障害年金の支給停止期間が 満了したとき等―312 /4.障害年金を受ける原因となった障害の 程度が重くなったとき―314 10 未支給の年金給付 ―――――――――――――――――――― 317 11 第三者行為と年金の調整 ――――――――――――――――― 319 12 給付の制限など ――――――――――――――――――――― 322   1給付の制限,2時効,3受給権の保護・公課の禁止―322   4不服の申立―323 13 社会保障協定による特例措置 ――――――――――――――― 324   1社会保障協定の概要―324   2社会保障協定による被保険者の取扱い―329   3社会保障協定による給付の取扱い―336 14 国民年金基金制度のしくみ ―――――――――――――――― 346   1基金の目的と組織―346   2掛金と支給される年金・一時金―348   3国民年金基金連合会―360 付録1 厚生年金保険のしくみと給付  1 厚生年金保険のしくみ―366  2 給付の種類と通則事項―384  3 特別支給の老齢厚生年金―399  4 65歳からの老齢厚生年金―432  5 障害厚生年金―442  6 遺族厚生年金―456  7 年金分割―474  8 旧厚生年金保険法による給付―482  9 沖縄の特例―497  標準報酬月額・保険料月額表―503  被用者年金一元化後の主な改正点―504 付録2 年金記録問題と特例措置  1 年金記録問題について―524  2 「ねんきん特別便」―529  3 加入記録が年金給付に結びつく例―531  4 年金時効特例法について―534  5 年金記録確認第三者委員会について―539  6 遅延加算金法について―542  7 厚生年金特例法について―543  8 延滞金軽減法について―545  9 「ねんきん定期便」―547  10 保険料の後納と特定期間の保険料納付―549  11 特定事由に係る特例保険料の納付申出―552 「持続可能性向上法」関連年金制度改正の概要  1 短時間労働者への適用の促進―556  2 産前産後にある国民年金の第1号被保険者の保険料免除―560  3 年金額の改定方法の見直しについて―562  (附)受給資格期間の短縮について―568

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国民年金のしくみ

1国民年金とは

◆国民年金は,すべての国民を対象として, 老齢・障害・死亡に関して必要な給付を行い, 健全な国民生活の維持・向上に寄与すること を目的としています。  国民年金は,昭和61年3月まではサラリーマン,公務員等のいわゆる被用者 を対象とする制度(被用者年金制度)に加入していない自営業者等を対象とし ていましたが,「国民年金法等の一部を改正する法律(昭和60年法律第34号)」 の施行日(昭和61年4月1日)以後は,国民年金の適用の範囲がすべての国民 に拡大され,被用者年金制度の被保険者(組合員または加入者)およびその配 偶者も国民年金の被保険者とすることになりました。したがって,被用者年金 制度の被保険者(組合員または加入者)は,厚生年金保険または共済組合等と ともに国民年金にも加入することになり,同時に二つの年金制度に加入するこ とになっていました。 <被用者年金制度の一元化>  「被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正す る法律(平成24年法律第63号)」の施行日(平成27年10月1日)以後は,被用 者年金制度は厚生年金保険に一元化され,国家公務員共済組合,地方公務員共 済組合および私学教職員共済の長期給付のうち厚生年金相当部分については, 厚生年金保険法が適用されることになりました。 ※年金請求書や届書類等に「個人番号(マイナンバー)」を記載する場合の添 付書類・本人確認については,234頁および315・316頁を参照してください。

根拠条文について

1 本書の根拠条文において使用した略称の主なものは,次のとおりです。  法………国民年金法  法附………国民年金法附則  改附(60)………国民年金法等の一部を改正する法律(昭和60年法律第 34号)附則  改附平(6)…………国民年金法等の一部を改正する法律(平成6年法律第 95号)附則  改附平(16)…………国民年金法等の一部を改正する法律(平成16年法律第 104号)附則  令………国民年金法施行令  措置令………国民年金法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過 措置に関する政令  改定政令………国民年金法による改定率の改定等に関する政令  則………国民年金法施行規則  社会保障特例法………社会保障協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等 に関する法律  年金機能強化法………公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等の ための国民年金法等の一部を改正する法律(平成24年 法律第62号)  被用者年金一元化法…被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険 法等の一部を改正する法律(平成24年法律第63号)  年金事業運営改善法…政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法 等の一部を改正する法律(平成26年法律第64号)  持続可能性向上法……公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年 金法等の一部を改正する法律(平成28年法律第114号) 2 本書の根拠条文は,必要に応じ,条・項・号まで示しています。例えば,「法 7―1①」とあるのは「国民年金法第7条第1項第1号」であることを示し ています。 厚生年金保険 サラリーマン世帯 (サラリーマンの妻) 公務員等 自営業者世帯 国     民     年     金

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国民年金のしくみ − 15 − − 14 − 被保険者 日)に喪失します。(法9) ⑴ 死亡したとき ⑵ 日本国内に住所を有しなくなったとき(ただし,第2号被保険者および第 3号被保険者はひき続き国民年金の被保険者となります) ⑶ 60歳に達したとき(ただし,第2号被保険者はひき続き国民年金の被保険 者となります) ⑷ 老齢(退職)年金を受けられるために適用除外に該当することとなったと き(ただし,第2号被保険者および第3号被保険者はひき続き国民年金の被 保険者となります) ⑸ 厚生年金保険の被保険者が,その資格を喪失したとき(ただし,第1号被 保険者,第2号被保険者または第3号被保険者に該当するときは,ひき続き 国民年金の被保険者となります) ⑹ 被扶養配偶者でなくなったとき(ただし,第1号被保険者または第2号被 保険者に該当するときは,ひき続き国民年金の被保険者となります)  なお,第1号被保険者が,厚生年金保険の被保険者の資格を取得したときは, 第2号被保険者に該当することになりますが,このように国民年金の被保険者 の資格に取得または喪失が伴わないで第1号被保険者,第2号被保険者または 第3号被保険者の種別に変更が生じることを「被保険者の種別の変更」といい ます。  一方,平成27年10月からの被用者年金制度の一元化によって,厚生年金保険 の被保険者のうち第2号厚生年金被保険者,第3号厚生年金被保険者または第 4号厚生年金被保険者は,同時に,第1号厚生年金被保険者の資格を取得しま せん。つまり,第1号から第4号まで厚生年金被保険者は,それぞれ別個の種 別の厚生年金被保険者資格となります。したがって,第1号厚生年金被保険者 が,同時に第2号厚生年金被保険者,第3号厚生年金被保険者または第4号厚 生年金被保険者の資格を有するに至ったときは,その日に,第1号厚生年金被 保険者の資格を喪失します。

■被保険者の資格取得等の届出

1.第1号被保険者となったときの届出  第1号被保険者の資格を取得したとき,または被保険者の種別が第1号被保 険者に変わったときは,14日以内に「国民年金被保険者資格取得届(申出)書・ 国民年金被保険者種別変更(第1号被保険者該当)届書」を市区町村役場に提 たときは,その日に,国民年金の被保険者の資格を取得します。 <平成3年4月1日の学生の資格取得>  平成3年3月31日に学生であったために適用除外者であった人が,平成3年 4月1日に第1号被保険者に該当するときは,同日に資格を取得します。(法 附平 3−1)  平成3年3月31日に任意加入被保険者であった学生は,平成3年4月1日に 資格を喪失します。この場合,その人が同日に第1号被保険者に該当するとき は,同日に第1号被保険者の資格を取得することになります。(法附平 3−2)

■被保険者の資格を失うとき

 被保険者の資格は,次のいずれかに該当する日の翌日(⑶〜⑸については当 昭36. 4 昭37. 12 昭55. 4 昭57. 1 昭61. 4 平3. 4 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 表1-1 1⑴被用者年金制度の加入者 適 用 除 外 強制適用 ⑵その配偶者 任 意 適 用 強制適用 2⑴国会議員 適用除外 任意適用 強制適用 ⑵その配偶者 任 意 適 用 強制適用 3⑴地方議会議員 強制適用 任 意 適 用 強制適用 ⑵その配偶者 強制適用 任 意 適 用 強制適用 4 ⑴ 被用者年金制度の老齢 給付受給権者 任 意 適 用 ⑵その配偶者 任 意 適 用 強制適用 5 ⑴ 被用者年金制度の老齢給 付受給資格期間満了者 任 意 適 用 強制適用 ⑵その配偶者 任 意 適 用 強制適用 6 ⑴ 被用者年金制度の障害 給付受給権者 任 意 適 用 強制適用 ⑵その配偶者 任 意 適 用 強制適用 7 被用者年金制度の遺族給付受給権者 任 意 適 用 強制適用 8 学生 任 意 適 用 強制適用 9 在日外国人 適 用 除 外 強 制 適 用 10 国内在住の60歳以上65歳未満の者 適 用 除 外 任意適用 11 海外在住の20歳以上65歳未満の邦人 適 用 除 外 任意適用

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老齢基礎年金 − 83 − − 82 − 支給される年金額 になるので,夫に支給されていた老齢厚生年金等の加給年金額はその妻が65歳 に達すると打ち切られます。しかし,被用者年金制度の加入者の妻は,昭和61 年3月まで希望する人だけが国民年金に任意加入する扱いでしたので,誰もが 40年間加入するようになるのは,昭和61年4月1日現在20歳未満の若い人から です。被用者年金制度の加入者の妻でそれよりも年齢の高い人,とくに60歳近 い人は,昭和61年3月までに任意加入していなければ国民年金の加入期間が短 いので,年金額が低くなってしまいます。そこで,振替加算の制度が設けられ たものです。  具体的な振替加算の額は,次頁の表3−13のように昭和61年4月1日に59歳 (大正15年4月2日〜昭和2年4月1日生まれ)の妻に224,300円,月額18,691 円が加算され,それ以後年齢が若くなるごとに減額していって,昭和61年3月 31日に20歳未満(昭和41年4月2日以後生まれ)の配偶者はゼロになるように 決められています。(措置令 24)  この振替加算と,妻自身の本来の老齢基礎年金の額を合算したものが妻名義 の老齢基礎年金として支給されることになります。なお,共済組合の退職年金 には配偶者の加算はありませんでしたが,新制度では,厚生年金保険と同様の 加給年金額が新設され,振替加算も行われることになっています。 *老齢厚生年金等の受給権者が妻である場合も同様です。この場合は「夫」を 「妻」に,「妻」を「夫」に読み替えてください。 <合算対象期間だけの人の振替加算>  保険料納付済期間または保険料免除期間がない人についても,合算対象期間 だけで10年(平成29年7月までは25年)以上ある人については,老齢基礎年金 の受給権が発生したものとみなして,通常の老齢基礎年金と同様の老齢基礎年 金の裁定請求を行った場合,振替加算額のみの老齢基礎年金が支給されること になっています。(改附 15) ●被用者の配偶者(妻)の老齢基礎年金に対する振替加算額(表3-13) 生  年  月  日 S.61.4.1の年齢 振替加算額 年 額 月 額 大正15年4月2日〜昭和2年4月1日 (59歳) 224,300円×1.000 224,300円 18,691円 昭和2年4月2日〜昭和3年4月1日 (58歳) 224,300円×0.973 218,244円 18,187円 昭和3年4月2日〜昭和4年4月1日 (57歳) 224,300円×0.947 212,412円 17,701円 昭和4年4月2日〜昭和5年4月1日 (56歳) 224,300円×0.920 206,356円 17,196円 昭和5年4月2日〜昭和6年4月1日 (55歳) 224,300円×0.893 200,300円 16,691円 昭和6年4月2日〜昭和7年4月1日 (54歳) 224,300円×0.867 194,468円 16,205円 昭和7年4月2日〜昭和8年4月1日 (53歳) 224,300円×0.840 188,412円 15,701円 昭和8年4月2日〜昭和9年4月1日 (52歳) 224,300円×0.813 182,356円 15,196円 昭和9年4月2日〜昭和10年4月1日 (51歳) 224,300円×0.787 176,524円 14,710円 昭和10年4月2日〜昭和11年4月1日 (50歳) 224,300円×0.760 170,468円 14,205円 昭和11年4月2日〜昭和12年4月1日 (49歳) 224,300円×0.733 164,412円 13,701円 昭和12年4月2日〜昭和13年4月1日 (48歳) 224,300円×0.707 158,580円 13,215円 昭和13年4月2日〜昭和14年4月1日 (47歳) 224,300円×0.680 152,524円 12,710円 昭和14年4月2日〜昭和15年4月1日 (46歳) 224,300円×0.653 146,468円 12,205円 昭和15年4月2日〜昭和16年4月1日 (45歳) 224,300円×0.627 140,636円 11,719円 昭和16年4月2日〜昭和17年4月1日 (44歳) 224,300円×0.600 134,580円 11,215円 昭和17年4月2日〜昭和18年4月1日 (43歳) 224,300円×0.573 128,524円 10,710円 昭和18年4月2日〜昭和19年4月1日 (42歳) 224,300円×0.547 122,692円 10,224円 昭和19年4月2日〜昭和20年4月1日 (41歳) 224,300円×0.520 116,636円   9,719円 昭和20年4月2日〜昭和21年4月1日 (40歳) 224,300円×0.493 110,580円   9,215円 昭和21年4月2日〜昭和22年4月1日 (39歳) 224,300円×0.467 104,748円   8,729円 昭和22年4月2日〜昭和23年4月1日 (38歳) 224,300円×0.440   98,692円   8,224円 昭和23年4月2日〜昭和24年4月1日 (37歳) 224,300円×0.413   92,636円   7,719円 昭和24年4月2日〜昭和25年4月1日 (36歳) 224,300円×0.387   86,804円   7,233円 昭和25年4月2日〜昭和26年4月1日 (35歳) 224,300円×0.360   80,748円   6,729円 昭和26年4月2日〜昭和27年4月1日 (34歳) 224,300円×0.333   74,692円   6,224円 昭和27年4月2日〜昭和28年4月1日 (33歳) 224,300円×0.307   68,860円   5,738円 昭和28年4月2日〜昭和29年4月1日 (32歳) 224,300円×0.280   62,804円   5,233円 昭和29年4月2日〜昭和30年4月1日 (31歳) 224,300円×0.253   56,748円   4,729円 昭和30年4月2日〜昭和31年4月1日 (30歳) 224,300円×0.227   50,916円   4,243円 昭和31年4月2日〜昭和32年4月1日 (29歳) 224,300円×0.200   44,860円   3,738円 昭和32年4月2日〜昭和33年4月1日 (28歳) 224,300円×0.173   38,804円   3,233円 昭和33年4月2日〜昭和34年4月1日 (27歳) 224,300円×0.147   32,972円   2,747円 昭和34年4月2日〜昭和35年4月1日 (26歳) 224,300円×0.120   26,916円   2,243円 昭和35年4月2日〜昭和36年4月1日 (25歳) 224,300円×0.093   20,860円   1,738円 昭和36年4月2日〜昭和37年4月1日 (24歳) 224,300円×0.067   15,028円   1,252円 昭和37年4月2日〜昭和38年4月1日 (23歳) 224,300円×0.067   15,028円   1,252円 昭和38年4月2日〜昭和39年4月1日 (22歳) 224,300円×0.067   15,028円   1,252円 昭和39年4月2日〜昭和40年4月1日 (21歳) 224,300円×0.067   15,028円   1,252円 昭和40年4月2日〜昭和41年4月1日 (20歳) 224,300円×0.067   15,028円   1,252円 昭和41年4月2日以後 20歳未満 ― ― ― 65歳 65歳 60歳 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 振替加算 老齢基礎年金 妻の加給年金額 老齢基礎年金 老齢厚生年金

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− 109 − − 108 − 支給を受ける条件

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障害基礎年金

1支給を受ける条件

◆障害基礎年金は,原則として,国民年金の 被保険者期間中に初診日がある病気・けがで 障害者になったときに支給されます。 ◆被保険者の資格を喪失したあとでも,60 歳以上65歳未満で国内在住中に初診日があ る病気・けがで障害者になったときには支給 されます。 ◆ただし,被保険者期間のうち,保険料納付 済期間と保険料免除期間を合算して3分の2 以上あることが必要です(初診日が平成38年 3月31日までにあるときは,直近の1年間に 滞納がなければよいことになっています)。

■障害基礎年金を受ける条件

 障害基礎年金は,次の三つの条件がそろえば支給されます。(法30) ⑴ 障害の原因となった病気・けがについて医師または歯科医師の診療を受け た日(「初診日」といいます)において,①国民年金の被保険者であるとき, または②国民年金の被保険者であった人(昭和61年4月1日前に被用者年金 制度の加入者であった人を含みます・措置令 41)が日本国内に住所を有し, 60歳以上65歳未満であるとき ⑵ 初診日から1年6カ月を経過した日(その期間内に治った場合はその日, ともに「障害認定日」といいます)の障害の程度が国民年金法施行令で定め る1級または2級(118頁参照)に該当すること ⑶ 初診日の属する月の前々月までに被保険者期間があるときは,その被保険 者期間のうち保険料納付済期間と免除期間を合算した期間が3分の2以上あ ること  なお,昭和61年3月31日において旧国民年金法による障害年金の受給権があ る人には障害基礎年金は支給されず,ひき続き旧国民年金法による障害年金が 支給されます。(改附 32) <保険料納付要件等> ⑴ 障害基礎年金を受けるためには,障害の原因となった病気・けがの初診日 の前日に,初診日の属する月の前々月までに国民年金の被保険者期間がある 場合,保険料納付済期間と免除期間を合わせると3分の2以上あることが必 要となります。いいかえると,国民年金の保険料を3分の1以上滞納してい なければ支給されることになります。   なお,平成38年3月31日以前に初診日がある傷病で障害になった場合は, 前記の3分の2以上の保険料納付要件を満たさなくても,初診日の属する月 の前々月までの直近の1年間に国民年金の保険料の滞納がなければよいこと になっています(ただし,初診日に65歳未満でなければなりません)。(改附 20)   ただし,病気やけがの初診日が平成3年4月30日までのものについては, これら「前々月まで」とあるのは「月前における直近の基準月(1月,4月, 7月,10月)の前月まで」となっています。これは国民年金の保険料が毎月 納付となったことに伴い,従来に比べて要件が厳しくならないように配慮さ れたことによるものです。(改附 21) 国民年金加入 納付月(免除を含む)が加入期間の  以上 平3.4 以前 初診日の属する月 前の直近の基準月 初診日 1 月2 月3 月4 月5 月6 月 障害基礎年金7 2 3 国民年金加入 納付月(免除を含む)が 加入期間の 以上    1年6カ月または傷病 が治ゆするまでの期間 初診日の属する 月の前々月   初診日 障害認定日 2 3 国民年金加入 直近の1年間 に滞納がない が治ゆするまでの期間1年6カ月または傷病 平38.3 以前 初診日の属する 月の前々月   初診日 障害認定日

(7)

− 133 − − 132 − 支給を受ける条件

5

遺族基礎年金

1支給を受ける条件

◆遺族基礎年金は,被保険者または老齢基礎 年金の資格期間を満たした人などが死亡した ときに,その人の子のある配偶者または子に 支給されます。 ◆ただし,被保険者などが死亡した場合は, 被保険者期間のうち,保険料納付済期間と保 険料免除期間を合算して3分の2以上あるこ とが必要です(死亡日が,平成38年3月31 日までにあるときは,直近の1年間に滞納が なければよいことになっています)。

■遺族基礎年金を受ける条件

 遺族基礎年金は,次の⑴から⑷のいずれかに該当する人が死亡したときに, その人の子のある配偶者または子に支給されます。(法37) ⑴ 国民年金の被保険者であること ⑵ 国民年金の被保険者であった人(昭和61年4月1日前に厚生年金保険・船 員保険の被保険者または共済組合等の組合員または加入者であった人を含み ます。措置令 45)で,日本国内に住所を有し,60歳以上65歳未満であるこ と ⑶ 老齢基礎年金の受給権者(保険料納付済期間と保険料免除期間を合算して 25年以上ある人に限られます)であること ⑷ 老齢基礎年金の受給資格期間を満たした人(保険料納付済期間と保険料免 除期間を合算して25年以上ある人)であること  ただし,⑴または⑵に該当する人が死亡した場合で,その人が死亡した日の 属する月の前々月までに被保険者期間があるときは,その被保険者期間のうち, 保険料納付済期間と免除期間を合算した期間が3分の2以上あることが必要で す。 <保険料納付要件> ⑴ 国民年金の被保険者である人が死亡した場合,遺族基礎年金を受けるため には,死亡日の前日に,死亡日の属する月の前々月までの国民年金の被保険 者期間のうち,保険料納付済期間と免除期間を合わせると3分の2以上ある ことが必要となります。いいかえると,国民年金の保険料を3分の1以上滞 納していなければ支給されることになります。   なお,平成38年3月31日以前に死亡した場合は,前記の3分の2以上の保 険料納付要件を満たさなくても,死亡日の属する月の前々月までの直近の1 年間に,保険料の滞納がなければよいことになっています(ただし,死亡日 に65歳未満でなければなりません)。(改附 20)   また,死亡日が平成3年4月30日までのものは,これら「前々月まで」と あるのは「月前における直近の基準月(1月,4月,7月,10月)の前月ま で」とし,国民年金の保険料が毎月納付となったことに伴い,従来に比べて 要件が厳しくならないように配慮されています。(改附 21) 国民年金加入 納付月(免除を含む)が 加入期間の 以上    死亡日の属する 月の前々月   死亡日 2 3 遺族基礎年金 国民年金加入 直近の1年間 に滞納がない 死亡日の属する 月の前々月   死亡日 遺族基礎年金 平38.3 以前

(8)

国民年金基金制度のしくみ − 365 − − 364 −

◆日本年金機構発足後の国民年金関係事務

 平成22年1月の日本年金機構の発足により,国民年金事業に関する事務のう ち,厚生労働大臣または社会保険庁長官の事務とされていたもの,社会保険庁 長官から地方社会保険事務局長に委任されていたものまたは地方社会保険事務 局長の権限とされていたものは,ほとんどそのまま日本年金機構が行うことと なりました。他方,市町村(特別区の区長を含む)の法定受託事務とされてい るもの,共済組合等が行う事務は,日本年金機構発足後も継承されることにな りました。 ●厚生労働大臣が日本年金機構に行わせる事務  国民年金事業に関する事務のうち厚生労働大臣または社会保険庁長官の事務 とされていたものは,日本年金機構の発足後は,厚生労働大臣が日本年金機構 に行わせる事務として規定され,日本年金機構が行うことになりました。(法 109の10) ●日本年金機構へ委任される厚生労働大臣の権限に係る事務  また,社会保険庁長官の権限とされていた事務のうち地方社会保険事務局長 に委任されていたもの,または地方社会保険事務局長の権限とされていたもの は,日本年金機構の発足後は,日本年金機構へ委任される厚生労働大臣の権限 に係る事務として規定され,日本年金機構が行うことになりました。(法109の 4) ●保険料等の徴収事務  日本年金機構発足後は,厚生労働大臣は,保険料等の徴収金,年金給付の過 誤払による返還金などの収納を日本年金機構に行わせることができるものとさ れています。(法109の11) ●悪質な保険料の滞納者に対する強制徴収  日本年金機構発足後は,悪質な保険料の滞納者に対する強制徴収については, 厚生労働大臣が財務大臣へその権限を委任し,財務大臣はこれを国税庁長官に 委任できることになっています。(法109の5)

付録1

 

厚生年金保険のしくみと給付

付録1 厚生年金保険のしくみと給付

1 厚生年金保険のしくみ―366  1 適用事業所―366  2 被保険者―368  3 被保険者期間―374  4 標準報酬月額と標準賞与額―377  5 保険料―380 2 給付の種類と通則事項―384  1 給付の種類―384  2 年金額―386  3 年金額の改定方法―389  4 平均標準報酬月額(平均標準報酬額)の算出方法―392  5 年金額の端数処理―398 3 特別支給の老齢厚生年金―399  1 支給を受ける条件―399  2 老齢厚生年金の受給資格期間―402  3 特別支給の老齢厚生年金の年金額―403  4 在職者の年金額―419  5 年金請求・支給期間・年金額の改定など―427 4 65歳からの老齢厚生年金―432  1 支給を受ける条件―432  2 65歳からの年金額―433  3 在職者の年金額―437  4 年金請求の手続―439  5 支給期間・年金額の改定など―439 5 障害厚生年金―442  1 在職中の病気・けがによる障害者に支給―442  2 支給される年金額―447  3 障害手当金―451  4 年金請求・支給期間・年金額の改定など―453 6 遺族厚生年金―456  1 支給を受ける条件―456  2 遺族の範囲と支給順位―458  3 支給される年金額―461  4 年金請求・支給期間・年金額の改定など―470 7 年金分割―474  1 離婚分割―474  2 第3号分割―479 8 旧厚生年金保険法による給付―482   旧老齢年金―482   旧通算老齢年金―487   旧障害年金・障害手当金―492   旧遺族年金・通算遺族年金―494 9 沖縄の特例―497 標準報酬月額・保険料月額表―503 被用者年金一元化後の主な改正点―504

(9)

− 523 − − 522 − 被用者年金一元化後の主な改正点 たことがある人に対しては,支給されません。  また,平成27年10月1日前に改正前の共済各法または旧共済各法による障害 共済年金・障害年金の受給権を有していたことがある人であって,旧国家公務 員共済組合員期間,旧地方公務員共済組合員期間または旧私立学校教職員共済 加入者期間を有する人(平成27年10月1日において障害共済年金・障害年金の 受給権を有する人およびその障害共済年金・障害年金の支給事由となった傷病 について3年間3級不該当により失権していた人に対する特例によって障害共 済年金の受給権を有する人を除く)が,その障害共済年金・障害年金の支給事 由となった傷病により,平成27年10月1日に1級〜3級の障害等級に該当する 程度の障害の状態にあるとき,または平成27年10月1日の翌日から65歳に達す る日の前日までの間において,1級〜3級の障害等級に該当する程度の障害の 状態に至ったときは,その人は,平成27年10月1日(この日に障害等級に該当 する程度の障害の状態にない場合には,障害等級に該当する程度の障害の状態 に至ったとき)から65歳に達する日の前日までの間に,障害厚生年金の支給を 請求することができます。

■老齢厚生年金の加給年金額および遺族厚生年金の中高齢の加算の

特例

 平成27年10月1日の前日において改正前の共済各法による退職共済年金また は旧共済各法による退職年金,減額退職年金もしくは通算退職年金の受給権を 有していた人(その年金額の計算の基礎となる期間の月数が240に満たない人 に限る)であって,平成27年10月1日以後に老齢厚生年金の受給権を取得した 人については,加給年金額および遺族厚生年金の中高齢の加算の規定を適用す る場合には,その要件となる被保険者期間は,旧国家公務員共済組合員期間, 旧地方公務員共済組合員期間または旧私立学校教職員共済加入者期間とその老 齢厚生年金の額の計算の基礎となる被保険者期間とを合算した期間とされます。  この加給年金額の加算の有無の判定は,被用者年金制度一元化以後に次の① から④のいずれかに該当したときに,2つ以上の厚生年金被保険者期間を合算 して行われます。  ① 老齢厚生年金の受給権が発生したとき  ② 退職時改定が行われたとき  ③ 離婚分割または第3号分割によって標準報酬の分割が行われたとき  ④ 社会保障協定によって外国の加入期間の追加が行われて年金額の改定が 行われたとき

付録2

 

年金記録問題と特例措置

付録2 年金記録問題と特例措置

 1 年金記録問題について―524  2 「ねんきん特別便」―529  3 加入記録が年金給付に結びつく例―531  4 年金時効特例法について―534  5 年金記録確認第三者委員会について―539  6 遅延加算金法について―542  7 厚生年金特例法について―543  8 延滞金軽減法について―545  9 「ねんきん定期便」―547  10 保険料の後納と特定期間の保険料納付―549  11 特定事由に係る特例保険料の納付申出―552

(10)

− 569 − − 568 −  ・老齢基礎年金の受給権者(保険料納付済期間と保険料免除期間と合算対象 期間を合算した期間が25年以上ある人に限る)が死亡すること  老齢基礎年金の場合と同様に,遺族基礎年金についても受給資格期間を10年 とすると,たとえば,40年間の被保険者期間のうち保険料納付済期間が10年し かなく,残りの30年間がすべて保険料未納期間となっているような場合につい ても遺族基礎年金が支給されることになってしまいます。  このような人が死亡した場合についても遺族基礎年金が支給されることにな ると,死亡日の属する月の前々月までの被保険者期間のうち,保険料納付済期 間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上あることという支給要件が 形骸化してしまうことなどから,受給資格期間の短縮の対象とはされないこと になっています。

■寡婦年金その他の給付の支給要件等

<寡婦年金の支給要件>(国年法第49条関係)  寡婦年金は,死亡日の前日において,死亡日の属する月の前月までの国民年 金の第1号被保険者としての保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期 間が25年以上である夫が死亡した場合に,その夫に生計を維持されていた婚姻 期間10年以上の妻に対して,死亡した夫の保険料納付済期間および保険料免除 期間に応じた額が支給されます。  寡婦年金は,夫の国民年金の保険料納付済期間等に応じて,夫が受けるはず であった年金給付を寡婦が受給するものです。その支給要件については,他の 遺族,障害給付と異なり,死亡日の前日における被保険者期間に占める保険料 納付済期間等の割合は支給要件でなく,むしろ老齢給付に近い性質をもつため, 受給資格期間が10年に短縮されることになっています。 <旧陸軍共済組合等の組合員期間を有する者に対する老齢年金の支給>  (国年法附則第9条の3関係)  国民年金法附則第9条の3では,旧陸軍共済組合等※の組合員期間を有する 人に対する老齢年金の支給について規定しています。  ※旧陸軍共済組合(大正8年設立),旧海軍共済組合(明治45年設立),朝鮮 総督府逓信官署共済組合(大正9年設立),朝鮮総督府交通局共済組合(大 正14年設立),台湾総督府専売局共済組合(大正14年設立),台湾総督府営 林共済組合(昭和5年設立),台湾総督府交通局逓信共済組合(大正2年 設立),台湾総督府交通局鉄道共済組合(明治42年設立)

(附)受給資格期間の短縮について

■老齢基礎年金の受給資格期間の短縮

(国年法第26条関係)  平成28年11月24日に公布された「公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能 の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律」 (平成28年法律第84号)により,「年金機能強化法」(平成24年法律第62号)に よる年金受給資格期間短縮の施行が平成29年8月1日とされました。  老齢基礎年金は,保険料納付済期間または保険料免除期間を有する人が65歳 に達したときに支給されています。ただし,その人の保険料納付済期間と保険 料免除期間とを合算した期間が25年に満たないときは,老齢基礎年金は支給さ れません。平成29年8月からの受給資格期間の短縮によって,この25年が10年 に変わります。  また,国民年金の被保険者期間を有する人であって,保険料納付済期間と保 険料免除期間を合算した期間が25年に満たない人が,これらの期間に合算対象 期間を加えて25年を満たすことになる場合には,老齢基礎年金,遺族基礎年金, 旧陸軍共済組合等の組合員に対する老齢年金の支給要件に関する規定を適用す る際に25年を満たすものとみなされます。受給資格期間の短縮により,老齢基 礎年金の受給資格期間が10年になることにともなって,老齢基礎年金,旧陸軍 共済組合等の組合員に対する老齢年金も,保険料納付済期間,保険料免除期間 および合算対象期間が合わせて10年以上あれば支給されることになりますが, 遺族基礎年金の支給要件については従前どおりとなります。

■遺族基礎年金等の受給資格期間

(国年法第37条関係)  遺族基礎年金は,次のいずれかを満たした子または子のある配偶者に,満額 の老齢基礎年金相当額と子の数に応じた加算額が支給されます。  ・死亡日の前日において,死亡日の属する月の前々月までの被保険者期間の うち,保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上 あるか,死亡日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がな いこと  ・保険料納付済期間と保険料免除期間と合算対象期間を合算した期間が25年 以上あること

参照

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