Author(s)
神谷, 直希; 周, 向栄; 陳, 華岳; 原, 武史; 藤田, 広志; 横山, 龍
二郎; 兼松, 雅之; 星, 博昭
Citation
[電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム] vol.[91] no.[7]
p.[1918]-[1922]
Issue Date
2008-07-01
Rights
copyright 2008 IEICE
Version
出版社版 (publisher version) postprint
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/33949
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
骨格と骨格筋の解 剖 学 的 位 置 関 係に基づ く体 幹 部
X
線CT
画 像か らの骨 格 筋の 自動 抽 出Extractlon of Skeletal
G
「
rImages Based 【〕n AnatomicalPositional InfQrmation between Skcletonalid
Skele七al
Muscles
N・ ・ki KAMIYA 凧 N・nm ・励 ・・
,
Xi・ng ・ 。ng ZHQU †.
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Huayun eHENT †
、
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Takeshi IIARA †,
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Ryuji・。 YOK ⊂)YAMA †††,
Masayuki I〈ANEMA ∫1LSU廿 †
,
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藤田 広 志†(正員 〕 兼 松 雅 之†††・
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† 星 博昭†††什Musc]es from TQrso X
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Rayt岐 甲 メく学 大 学 院 医 学 系 研 究 軒 再 生 医 科学専 攻知能イメ
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岐 串 市Department of Intelligent Image Informat
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501 1194 Jupan††岐皐大学大 学院医 学系 研究 科病 態 制御 学講 座解 剖学分 野
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Gifu Univcrsity Graduate S.
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Gifu Univerliity,
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shi、
5C〕11194 Japan す11岐 阜大学 医 学部附 属 病院放射線 部,
岐阜 市DepartmeI
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体 幹 部 X 線
CT
画 像 か ら 骨 格筋を 自動 抽 出 する手 法を提 案 する,
人体の 三次元構造を 「次 元 に変換し, 臓器 と骨格の位置 関係を単 純化 する.
単純 化され た位 置情 報か ら解剖 学 的に特徴的 な 点 を 取 得 し,
骨 格 筋の 抽 出,
分 類 を行い,
提 案 手 法の有 効 性を確認 し た.
キー
ワー
ド 体 幹部CT
画 像,
骨 格 筋 抽 出,
CAD
1.
ま え が き近 年の高齢 化社会に おい て
,
加 齢に伴 う運動機 能の 変 化 を解 析 する た め に, 骨格 筋の体 積の測 定が求め ら れて い る.
計 算 機によ る 医 用画 像 処理に お いて は,
骨 格 筋は 人体を覆 う存 在である た め, 臓 器の 解析処 理に おい て誤 抽 出の原 因 と なる.
特に,
人体 腹 部の 前而で は 骨 格 が存 在しない た め,
内臓 脂 肪 量に依 存 するが,
臓 器 と骨 格 筋は密 接 す るこ とが多い.
ゆえに,
骨 格筋 は抽 出だけで はなく,
部 位ごとの 認 識が求め ら れる.
本論 文では,
各 骨格 筋が解剖 学 的に起始・
停止 する点 を用い て骨 格筋を部位ご と に認 識 する手法 を提 案 する.
医用 画像に おける骨格 筋領域の抽 出 に 関 す る研 究は
,
入体 解剖学デー
タベー
スの構 築の ため に行わ れて い る.
Karl
ら はVisible
Human
Project
[
1
亅
に より体系 的 な 臓器 可視 化の 手 法[
2]
を提案してい る.
ま た,
運動 機 能の解 析の た め に,Benjamin
らはMR
画 像にお ける 大 腿部の骨格 筋の モ デ リング手 法同
を提 案して い る.
文mx
[
1}
では 腹直 筋,
腹 斜 筋,
腹横 筋,
大 腰 筋,
内閉 鎖 筋は分類されてい る が,
胸 部や背 面の骨 格 筋は分類 され てい ない.MR
画像を 対 象 と し た 文 献圖
の手法 は,
骨格 筋と臓器の境 界が不 明 りょ うなCT
画像にお け る 処 理 に その ま ま適 用で きる か は疑 問である,
本論 文で は,
仮 想 的に人体を切 り開い た展 開 画 像の 生成手 法を提 案 する,
次に,
展 開 画 像 か ら骨 格 筋の起 始・
停 止 す る位置 情 報の 取得 法を提 案 する.
そ し て,
展 開 画 像 上で特定され た骨格と骨 格筋の位 置 関係を利 用 し,
濃 淡 情報か ら骨 格筋の認 識を行 う手 法を提 案 す る.
ま た, 骨 格の多
い胸 部と骨格の少ない 腹 部に おい て,
展 開画 像を用いた骨格 筋の抽出と分 類 を行い,
こ れ らの 手法の原理的な有効 性を示 し,
加 齢 による 運 動 機 能変 化の 解析に 求 め ら れ る 骨 格 筋 体 積の 測定に適 用 可 能であるか考 察を行 う.
2 .
処 理 手 順 2.
1 骨 格 筋の構 造骨格 筋の構 造は,
一
端 また は両端が体の骨 格に結合 する横 紋 筋 線 維の集 束で あ り,
体肢 筋と体 幹 筋に分 け る ことができる[
4]
.
CT
画像上ではX
線 吸 収 量が臓 器領域 と類似し, 濃淡 値の分 布が重 なる ため,
抽 出は 容 易で はない.
そこで,
以下 に示 す 手順 を考案 した.
2.
2 骨格筋抽 出の処理の概 要骨 格 筋 抽 出の処理手順を図 1 に 示 す
.
本 手法では骨 格 筋 が 起 始・
停 止 する骨格の解剖学 的位置 情 報を利 用 し胸 部・
腹 部の骨 格 筋 抽出 を 行う.
こ こでは 林 らの手 法同
に よ り分類さ れ た骨 格 情 報を利用する.
骨 格 筋 は骨 格の体表側 に 面 状に存 在し,
そ れぞれの筋は結 合 してお り局 所 的な変 動が少ない た め,
人体 を二 次元的 に展開し,
連続 的な筋を平面上 の処 理 として扱 う.
本 手 法で は骨格上の解 剖 学 的 に意 味のある箇 所に制御 点 (landmark ,
以降LM
>を 配 置 し, そ れ ら をス プライ ン 曲線に補 間 し,
筋の 存在 範囲の 特 定を行 う.
2.3
初期構造認識こ こ で は 周 らの手法
[
6]
により,
事 前に筋の 認 識 にレ タ
ー
Torso
CT
ima
esEx
電racξ伽bo
網e&fat
Bonese
醗e撹翩 onCrea
匙i
薩 s童re亀君himaes
TorsoCTim
纛 e5 ◎覇inaiCT
嶽 a esSe
顧nbnd marRsCre
毳癜 mUSCb rnasksEx
総c量餓 musclesM
疑scle 把 めas一
)図 / 骨 格筋 自動抽出 処 理の概要
Fig
.
1 0uLline of processing procedur 巳ofautomated
Skeletal m しISCle eXtraCtiOn
.
用い る 骨 格 と
,
CT
値 に よ り分類が 可能な組 織の認 識 を行 う.
体 幹部X
線CT
画像を入力とし, 濃 淡情 報に 基づい た しきい 値 処 理と領域拡 張 法,
臓 器の形状情報,
異なる臓 器・
組 織 間の 相対 関係によっ て空気 領域,
脂 肪,
骨 格 筋と臓 器,
骨格の認 識 画 像 を得 る (以 下,
初 期 構 造 認 識 画 像).
こ こ で認 識さ れ る筋肉領域は, 隣 接 する臓 器と濃 淡値に より識 別可能な部位のみであ る.
胸 部で は肺 野は 空気のCT
値を もつ た め筋 と 臓 器 との 識 別が 口J
能であるが,
腹部では 筋 と臓 器は識 別 さ れ な い.
更に,
識 別 され た骨 格 を林らの構 造分 岐に基づ く 手法[
Sl
を用い て分類した骨 格 分類 両 像を得る.
2.
4 展 開 画像の作 成 初 期 構 造 認 識 画 像 と骨 格分類 画像を用い 人体の展 開 画像を作成 する.
骨 格 筋 認識では 骨 格 情 報 を用い るた め,
骨 格の少 ない腹部 に おい て,
胸 部と骨 盤部の骨 格 の位 置情 報は重要と なる,
特に,
筋の起始,
停 止 箇 所 と,
体表か ら 骨 格 表 面 までの距 離 情 報は重 要である,
こ こ で,
起 始,
停止箇 所は骨 格 筋の位 置 を 決 めるた め に必 要である,一
方,
体表か ら骨 格表而 までの距 離 情 報は,
認 識 対象の骨 格 筋が人体の 表 層に存 在 する こと か ら,
その厚み を表現するため に必 要である,
こ こ で は,
胸 部・
骨 盤 部の骨 格の体 表 か らの 距 離 情報を,
前 面に骨 格の存 在 し ない 腹 部で利 用 する.
本 手 法で は,
仮 想 的に人体を背 中の表か ら 内 側に順に切 り 開い た 展 開画像を 生 成 する.
以 下に作 成 方 法を示 す.
Step1
: 画像 条 件の決 定原 画 像を
J =
ゐ@,
弘勾,
変換 後の 展 開 画 像をg = ∫
2@
あ紛,
変 換関数を t とし,
g = t(
1)
と表 す.
x’
,
y,
z は そ れぞれ入 力 画 像にお ける横軸,
縦軸, 体 軸の画 素の位置 を,i,
ゴ,
k
はそ れ ぞれ展 開 画 像の横 軸,
縦 軸,
奥行の 画 素の座 標であ る.
入 力 画 像の横,
縦,
高さを それぞれ w ,h
,d [
pixel]
とすると き, 定 義 域は x=07…
,w− 1,
y=0
,…
,h − 1,
x=O
,…
,d − 1
である,
展 開 画 像の横 幅 は体表而の輪 郭の 画 素 数に等 しい た め,
原 画 像のAxial
断 面に おい て8
近傍の輪 郭 線追 跡[
7]
を行い , その画素数の 最大 数を777.
αMb 。rd。r とする.
ま た,
原 画 像の各 画 素における体 表か らの ユー
ク リッ ド距 離の最 大 をrrvαx。u,1・
id とする と,
展 開 画 像の定義 域はそれぞれ 乞= 0,… ,
m αXb 。 ,、
d。r−
1,.
ゴ= O ,…
,
d −
1,k
= 0,…
,M αXeuclid
−
1 とな る.
例え ば,k =0
は体 表上 を,
k = LO
は体 表か ら10
画 素内側を示す.
Step2
: 座 標 変 換 t 入力画 像の z 枚目 の断面に おける座標 変換 士を以下 に示 す.
座標 変 換は入 力画 像の各 変数を 逐次的 に計 算 す るこ とで得 ら れ る.
ま ず
,
ゴ=
z とする.
こ れ は,
入力画像の z 枚目の 断 面が展 開 画像に お ける 」座標とな る こ と を 意味 す る.
次に,k
;dE (
x ,Y)
とする.
こ こで,
db・
(
:;,IJ)
は 人 力 画像の x 枚目の 断而における 二次元座 標(
.
T.
,y)
を 利 用 し, 体 外の空 気領 域まで の 二次 元ユー
ク リッ ド距 離 値[
7]
を求める 関 数 とする.
これ は,
入 力 画 像の 人 体 領域の任意の点に おける距 離値は展 開画像上にお け るス ライス枚 数 で あ ること を意味 す る.
最後に,i
座 標 を求め る.
こ こ で は,
座 標 配 列ゐ(ちκ)(
u)
を定 義 す る.
こ れ は,
ある断面 x における体 外の空気領域 まで の 距 離k
における点の x 座 標の値を格 納 する.
こ こ で は,
骨 格 分 類 画 像か ら得ら れ た脊柱の重 心の毋 座標 を始 点とし,
入力 画 像上の 距 離 値k
となる座標の時 計 回 りの 追 跡 により得ら れ る.
また,
u は配 列indcx
を示 し,
x枚 目 の断 面に おける,
体 外の空 気 領域まで の距ee
ic
にお ける配 列の長 さをborder
(。.
h)とすると,
QL= O ,.
.
・
,border
(z,
k)−
1と なる.
変換は座標配列の 中心 を展 開画 像の x 軸の中 心, m αx’
berder/
2
に一
致 させ る,
よっ て , 座標リス トは x =L
〔z,
k)(
i十α (z,
k,
))
と表 すことが でき,i =Ll
∴
)(
勾
一
α(殉 とな る.
こ こで,
α(。,
k)= (
TrLaMb。 。d。 。− border
(。,
k))
/
2,
また, 五副
紛 は座 標 値 か ら配 列index
を取得 する変 換とする.
こ れ まで に得ら れ た 初 期構造 認 識 画 像の 展 開 画 像 (以 卜.
, 初 期 構 造 展 開 画 像 )か ら骨 格の 展 開 画像を 以 下の手 法で得る.
まず,
初期 構造 展 開 画 像にお け る 骨 格の値を もつ 座 標 を 逆 変 換t−
1 し,
展 開 前の 画像の座 標を得る.
次に,
展 開前の座標にお ける骨 格 分 類 画 像1919
図2 体 幹 部CT 画 像の展 開 画 像の
一
断面Fig
.
2 A shce of stretched image Qf tQrso CT image.
上の値を参照 し
,
分 類さ れ た骨格の値を得る.
原 画 像 の展 開 画 像の一
例 を図2
に示す.
2.5
展 開 画 像からの骨 格 筋 認 識 初 期構造展 開画 像では,
各組織が体 表か らの距 離に より皮下脂 肪,
骨 格 筋と内臓,
骨 格,
内臓 脂肪の順 に 平 面上 に不 され る.
こ こ では胸 部と骨 盤 部の骨 格の位 置情 報を 用い , マ ス ク画像を作 成 する.
そ して,
マ ス ク画 像に よ り探 索 範囲 を限定し, 濃 度 値 を用い て認 識 を行 う.
本 研 究では,
胸部で大 胸 筋を,
腹 部で腹 直 筋 と,
外腹斜 筋, 内 腹 斜 筋, 腹 横 筋をまと め た側腹 部の 筋 (以下,
側腹筋 )を対 象とする.
Step1
: 筋の存 在範 囲の マ ス ク作 成骨 格晨
調
画像上 に展 開 され た分 類 済 みの骨 格ラベ ル 上 に,
以 下に示 す 条 件の骨 格.
ヒに自動 的にLM
を配 置 し,
ス プ ライン曲線 補間 を行 う.
そ して曲線間の領 域 を筋の存 在 範 囲の マ ス クと する.
展 開画 像上の骨 格構 造は胸 骨の重心の 乞座標 に 対 してほ ぼ 左 右対称と な る た め展 開 画像のmaxb。
rd。
。
12
に対して左 右に対 称 的に LM を設 定 する.
胸 部で は,
πma :;boT’
de.
r12 を対 称とし,
胸 骨側の肩甲骨上端,
第 5 肋 骨の左 端 と右 端,
胸 骨の 上端の4
点にLM
を左右それぞれ設 定 する.
腹 部で は, 剣状 突 起 を 対 称 とし,
第12
肋 骨の 左右 端と剣状 突起 の5
点にLM
を 設定 する.
寛骨 部で は, m αmb 。rdeT/
2 を対 称とし,
左 右 そ れ ぞ れ 寛 骨の左 右端,
上端の3
点 にLM
を設定する,
最後に, 各 LM をス プライン曲線 補 間で接 続す る.
胸 部では4
点を利 用した 四次,
腹 部 で は5 点を利 用した 五次,
寛骨 部で は6
点 を利用 した 六次の ス プラインを用い る.
胸部は左 右の 4点 ずつ の 2 本の ス プラ イン曲 線 を,
腹部で は5
点, 寛骨 部は 6 点を用い て そ れ ぞ れ曲線を得る.
次に
,
ス プライン曲 線 を 用い て筋の存 在 範 囲のマ ス 図3 骨格展 開 画 像 hに おけるマ スク画 像の一
断 面Fig
,
3 A slice of mask image on the bone stretchedimage
.
クを作 成 する.各
曲 線は筋の起 始・
停 止 点 を表すた め, 各曲 線 を 閉 じた 領 域 と し, マ ス ク領 域 を得る.
大 胸 筋 の存 在 範 囲は胸 部の曲線より上部の第 5 肋 骨と肩 甲 骨 で囲ま れる領域 をマ ス クとする,
腹 直筋と腹斜 筋の存 在範 囲は腹 部と寛 骨 部の 曲線間の領 域 をマ ス ク とする.
図3
にマ ス ク画像の 1ス ラ イス を示 す.
Step2
:認識大 胸 筋は胸骨
・
肋 骨の表面 に存 在 する た め, 胸部の マ ス ク領域 かつ 初期 構 造 認識 画像における骨 格 筋 領域 ま た は臓器 領域 を大 胸筋 領域とする.
腹 部は濃 淡値の みで は識 別 が 困 難 な 内 臓 脂肪や 臓器 が骨 格 筋と接 するこ とが多い
.
その た め, 胸 筋と肺 野 の ように濃 淡 情 報のみによる境界の 判別は困難である.
こ こで は, 骨 格 筋は体 腔の 表 面に存 在し,
胸 部と腹 部 におい て筋厚の変 化が少ない と仮 定 する.
こ こ で は,
展 開 画像で は同一
平 面 上の 点は体 表か ら等 距離である こと,
腹部においても胸 部の筋の体 表から の距離 情 報, 胸部 や寛骨 部の 骨 格の 位 置 情 報 を利 用 する.
よっ て,
初 期構 造 展 開画像に おい て肋 骨の存 在 する 最 大の ス ラ イス 番号を取 得し,
腹部マ ス ク の最 大の 深さ とする.
最後に, 初 期 構 造 認 識 画 像 に おい てマ ス ク領域 かつ 骨 格筋ま た は臓器とさ れ たCT
値を もつ領 域を腹 直 筋と 側 腹筋 領域 とする.
次に, 腹 直筋と腹 斜 筋の識 別 を行 う
,
腹部のマ ス ク におい て,
体 軸 方 向の画 素 数が maXb 。rd 。 。12
の 両 側 で そ れ ぞれ最 小 となる座 標 を取 得 し,
取得し た 座標 を基準 軸の左 側をreceus’
e,
右側を’
rectus ,.
とするとrect
’
USI,
rectll,
Sr 間の領 域 を腹直筋,
その他を側 腹筋候 補とする
.
更にrectUSt 土 20,
rect ?ts。 ±20 [
pixel]
の範囲において
,
体 軸 方 向の腹 直 筋,
腹斜 筋の画 素 数を計 測 し
,
最小 とな る 座標を新しい T’
f!ctlLSI,
rect’
USrとし
,
そ の間の領 域を腹 直筋,
その他 を腹 斜筋 領域 とレ タ 3
.
実 験結 果と考察3.1
症 例 と結 果 体幹部マル チス ライスCT
画 像2,
3
症 例を用い て実 験 を 行っ た,
実 験 には異なるCT
装 置で撮 影され た画像を 用い た.
画像の内訳は,G
社の装置で撮 影さ れた20
症 例と丁社の装 置で撮 影さ れ た3
症 例であ り,
そ れ ぞ れ ス ライス間隔O.
625 [
rrlrn]
,
解 像度0.
625
×〔〕.
625 [
mm]
とス ライス 間 隔 ユ[
rrlm】
,
解 像 度0.
723 × 1〕.
723[
mm]
の撮 影 条 件で撮 影さ れ た画像である.
結 果の一
例の 三 次 元 表 示を図4
に示 す.
二 次 元の 各断 面表示と 三次 元の ボ リュー
ム レンダ リ ン グ表示につ い て,
著者3
(解 剖 学の専門医)が 目視 に よ り評価し た結果 を表 / に示 す.
こ こでは,
加齢に よる運動 機 能 変化の解 析に必 要と な る骨 格 筋体積の測 定に必 要.
十分であるか を 重視し,
他の臓 器 領 域を過 抽 出 した 場 合 や,
明 ら か な構造の欠 落が存 在 する場 合を 失敗と し た.
図 4 よ り, 各筋の起始,
停止にお ける筋 線の認識 も可能であっ た.
胸 部 に おい て は,
骨 格 が多 いた め高い分 類 成 功率(
9L3 %)
が得ら れ た.
失敗例 は 濃 度 値に より筋との識別が でき な かっ た 乳 腺 領 域の過 抽出が 原因である.
腹 部にお ける抽出と分類の失 敗で は,
展開 画 像 上へ のLM
の配 置の 失敗が原因であ り,
搬撒
(乱) (b) 図 4 骨 格 筋 認 識 結 果の 三次元表示 (a>骨 格 と 同 時 表 示,
(b)左 側 面Fig
,
生 3−
D view of skeletal Inuscle recognition result.
(a)view with skel (〕tol1
,
(b)left side view.
表 1 抽出結果 と 分 類結果 (23 症 例 )
TabLe l Extraction and classification result
(23cases )
.
ExtractiDnClassinc 乱tionFa
.
ilurePMAR21 〔91
.
3%.
) 20 〔87.
0%) 21 (91.
3%) 19 (82.
6%) 2 (8.
7%) 4 (17.
4%) PM :Pectoralis major musdeAR ;AbdOlninal region 抽出 不 足や腹直筋と腹 斜 筋の 分 類の誤 りが 生 じた
.
3 .2
考 察 人体の展 開画 像の利 用に より,
従 来 困 難であっ た骨 格 筋の抽 出・
分 類を行 うことが で き た.
特に,
腹 部に お ける従 来 手法で は,
内 臓脂肪か らの距離値を用い る[
8]
た め,
内 臓 脂 肪 量の個 人差が大 きく安 定し た抽出が困 難であっ た.
しかし , 本 手法で は展開画像E
の骨格か ら取 得し たLM
を 用い る た め,
解 剖 学 的 な骨 格 筋の起 始,
停止 が利用で き, 個 人 差の影 響を受けにくい.
そ の た め,
本 手 法で は骨 格の認 識 精 度とLM
の設定 精 度が全体の骨 格 筋の分 類 精 度に影 響を与える.
胸部で は,
骨格 筋の 内 側 面 に 骨 格 が多く存 在 する た め,
安定 したLM の設 定 ができ, 認 識精度も高かっ た.
腹 部で は,
起 始,
停 止 する骨 格は胸 部と骨盤部に離れてい る た め,
その距 離が最も大きい腹部 前面の腹 直筋で改 善 の余地 が あ る.
特に,
本 手 法では,
展 開 画 像 上 にス ラ イス ご と にLM を 配 置 し た た め,LM
数が増 加し,
設 定に失 敗し たス ライス では骨 格 筋の認 識 に 失敗し た.
よっ て,
ス ライス ご と に設 定 し た LM か ら 二次 元の マ ス ク領 域を得る本 手法か ら,
よ り少ないLM
点 数で実 現可能な三次 元 曲 面の マ ス ク領域とする こ とで よ り安 定した骨 格 筋 認識 が冂」’
能 に な ると考
えら れる.
4.
む す び 休 幹 部X 線GT
両 像か ら人体 領 域の展 開に基づ く胸 部 と腹部の骨 格 筋 自動 抽出手法 を 提 案 し,
骨 格 との相 対 位 置の特 定に基づ く 自動分 類に有 効 な手法である こ とを確認 した.
今 後の課 題 と し て,LM
の安 定し た 配 置手 法の開発,
展 開画 像 か らの骨 格 情 報 を利 用 し た 他 の部 位の骨 格 筋の抽 出・
分類 法の開発を 予定し てい る.
謝辞 本研 究の一
部は,
日本 学術 振 興 会 科学 研 究 費 補助 金,
及 び,
厚 生 労 働 省 がん研 究助成 金に よっ て行 わ れ ま した.
文 献[11Y
.
Qin
, Z,
Cherlg, T.
Zhuang,
H.
Wang,
Y.
Wurlg,
Z
.
Yan,
R.
M,
Tiede,
and U.
Hohne,“
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