• 検索結果がありません。

<論文>80年代における利害関係者集団の要望と企業の競争条件を決めるルールの変化に伴う新しい企業役割の要請 : E. S. S. P. レポートの検討 No.2 利用統計を見る

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<論文>80年代における利害関係者集団の要望と企業の競争条件を決めるルールの変化に伴う新しい企業役割の要請 : E. S. S. P. レポートの検討 No.2 利用統計を見る"

Copied!
29
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

<論文>80年代における利害関係者集団の要望と企業

の競争条件を決めるルールの変化に伴う新しい企業

役割の要請 : E. S. S. P. レポートの検討 No.2

著者

滝野 隆永

著者別名

Takino Takanaga

雑誌名

経営論集

22

ページ

61-88

発行年

1983-11-20

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00005803/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

80年 代におけ る利害関 係者集 団 の要望 と

企業 の競争条件を決め るルー ルの変化に

伴 う新し い企業 役割 の要請

E.S.S.P. レ ポ ー ト の 検 討No.2

序 第1 章 企業を めぐる利害関係者集団の動向 §1 全般的な傾向 §280 年代におけ る利 害関 係者集団 の要望 の変化 第2 章 企業 の競争条件を決めるル ールの変化 傾向 §1 企業 の競争条件を決めるル ールの変化 §2 企業 に賦与されつっ あ る制約と奨励 の諸条件j §3 政府の規整措置に対 する企業側 の対応と新し い 企業 概念を 樹立する必要性 第3 章 企業 役割の変化 §1 現在時点におけ る企業 の役割 §2 今後予想される企業役割 の変化傾向 第4 章 合理的な社会的 ・政 治的戦略確立の要請

東 洋大学 経 営研究所 報告第8 号(1983 年5 月)に お い て,ESSP

(EuropeanSocialStrategyProject

) レ ポート の うち,80 年 代にお け る企業 の技術的 ・経

済的 並びに 社 会的 ・政 治的 環境 の変 化の動 向につい て 検討を 加え た。 この論

文 では同上 のレ ポ ートにお い てと りあげ られ てい る80 年代におけ る企業を め

ぐる利害関 係 者集団 の要望お よび企業 の競争 条 件を 決 め 為ルー ルの変 化に伴

う, 新し い 社 会的 ・政 治的 志 向に立っ た企業 役割 の要 請 とこれに 基づ く社会

的, 政治的 な 企業 戦略 樹立 の必要 性につ い て 考察を 加 え る。

なお, 文 中 「レ ポート」 とは 前記のESSP

レ ポー トを 意 味す るI

(3)

62 第:! 章 企 業 を め ぐ る 利 害 関 係 者 集 団 の 動 向1 ) 丿 … … , 企 業 を め ぐ る 利 害 関 係 者 集 団 の80 年 代 に お い て 予 想 さ れ る 変 化 の 動 向 に 関 し , 「 レ ポ ー ト 」 に 示 さ れ て い る ア ン ケ イ ト 調 査 の 結 果 ( 表1 ) に つ い て 検 討 を 加 え よ う 。 ■ ■ ■ ・ ’ ・・ 。 ・ ・ ; 。 こ こ に い う 「 利 害 関 係 者 集 団 」 と は 企 業 目 標 を 達 成 す る た め の 諸 手 段 ま た は 企 業 活 動 に 対 し て 条 件 を 課 し た り , 影 響 力 を 与 え た い と い う 意 図 を 有 し て い る 組 織 的 な ら び に 非 組 織 的 グ ル ー プ を い う 。 影 響 力 (Power ) と は , 各 利 害 関 係 者 集 団 が 前 述 の 意 思 を 有 す る 場 合 , 会 社 に 与 え る と お も わ れ る 影 響 力 の 大 き さ を い う 。 積 極 性 (Aggresiveness ) と は 各 グ ル ー プ が 会 社 に 対 し て 影 響 力 を 行 使 す る 際 の 心 が ま え を い う 。 な お , ア ソ ケ イ ト 調 査 は 欧 州 の6 力 国 ( ス ウ ェ ー デ ン , オ ラ ン ダ , ベ ル ギ ー , イ ギ リ ス , ア イ ル ラ ン ド , イ タ リ ー ) に 亙 る こ の プ ロ ジ ェ ク ト に 参 加 し た 企 業 の 事 業 計 画 立 案 部 門 に 属 す る 人 達157 人 を 対 象 に 行 な わ れ た 。

§I 全般的な傾向1

−11981

年 現在 の趨勢

十影響 力(Power )の点 では 第1 に 労 働組合, 銀行お よび 中央政 府 が 比 較 的

高 く格づけ され, 第2 に 原 材料 の供 給先, 管理職, マス メデ ィア, 競争企業

お よび その他 の大組 織を もつ利 害 関係者 集団 連合 がこれに次 ぐ。

積 極性(Aggresiveness) の点 から み ると, 第1 に 労 働組合, 第2 に 競争 企

業 , マス・ メデ ィア, ブル ー・ カ ラーの現場 労働者 の順 であ る。

重 要性(Importance)の点 では,管理 職,競争企業 ,最 終の顧 客, 銀 行,中

央 政府, 労働 組合の6 グル ープ が高 くラy クさ れ, 次い で原材料 の供 給先 が

これに 続 く。

。=

以上を 総合 す ると, 第1 に 労働 組合, 第2 に競争 企業 が最 も高 くラン クさ

れ てい る。銀 行, 原 材料 の供 給先, 管 理職, お よび 中央政 府は 影響力 と重 要

性にお い ては 高 く格づけ さ れてい るが, 積極性 の面におい ては, 前2 者 より

もやや劣 る。 最 終の顧 客は 会社に 対し て 積極的な姿 勢を 有し てい るに もか か

わら ず,そ の影 響力 の大 きさ とい う点 から みる と若干劣 る。1

―210

年 後の1990 年 におい て予想さ れ る情勢

(4)

影 響 力 の点 では , 中 央 政 府 が最 も 強 力 に な る と予 想 さ れ , 次い で, 労 働 組 合, 原 材 料 の供 給 先 , 銀 行 , 管 理 職 , 競 争 企業 , マ ス ・ メデ ィ ア, 大 組 織 の 利害 関 係 者 集 団 連 合 , 最 終 の 顧 客 の順 とな る 。 積 極 性 の点 では , 依 然 とし て 労 働 組 合 が 競 争 企 業 や マ ス ・ メ デ ィア と並 ん で 高 く ラ ン クさ れ て い る 外 , 管 理 職 や 現 場 の 作 業 員 等 め 従 業 員 達 の姿 勢 は , さ ら に 積 極的 に な る だ ろ う と予 想 さ れ て い る。 重 要 性 の点 で は , 現 在 と 同 様 に,10 年 後 も管 理 職 や 競 争 企業 等 が 高い 関 心 を 有 す る よ うに な る だ ろ う。 また,1981 年 度 と比 較 す る と10 年 後 に は , 重 要 性 に 関 す る 認 識 の レ ベ ル が一 般 的 に ア ッ プ す る で あ ろ う と予 想 さ れ てい る。 以 上 を 総 合 す る と,10 年 後 に お い て も, 現 在 と 同じ く , 労 働 組 合 と 競 争 企 業 の ラソ クづけ の 外 , 管 理 職 の 評 価 も 高 くな る であ ろ う と 予 想 さ れ 七 い る。 ま た, 最 終 の 顧 客, 銀 行 , 中 央 政 府 , 原 材 料 の 供 給先 は , 積 極 性 の点 で は 今 一 歩 であ る が, 影 響 力 と重 要 性 の 点 で は , レ ベ ル ・ ア ッ プ が 予 想 さ れ る。 表11981 年 現在とくら べて特に激しい 変化 が予想される80 年代におけ る企 業 をめぐる利 害関 係者集団 の動向

企 業 を め ぐ る 利 害 関 係 者 集 団 影 響 力.(Power)積 極 性(Aggresiveness)重 要 性(Importance)

① 管 理 職 ② 最 終 の 顧 客 ③ 銀 行 ④ ホ ワ イ ト ・ カ ラ ー の 従 業 員 ⑤ 社 会 全 体 ⑥ 大 組 織 の 利 害 関 係 者 集 団 連 合 ⑦ 労 使 協 議 会 ⑧ 消 費 者 団 体 ⑨ 原 材 料 の 供 給 先 ⑩ 地 方 政 府 ⑥ 環 境 保 護 団 体 ⑩ 個 人 株 主 ⑩ 年 金 基 金 ⑩ 大 学 ⑩ 婦 人 団 体

/ノ

//

//

//

//

//

ノ/

//

//

//

/ノ

//

注:ノ 印は 現在 より も増 大 する と予 想され る ことを示 す。 /ノ 印は 現在 よりも飛 躍的に 増 大す る と予 想され るこ とを 示 す。

(5)

64

1−310

年 後におい て予想さ れる顕 著な変 化 傾向

特に注 目す べき点 は,現 在時点 では余 り強い イン パ クトを 与え ていない ホ

ワイト・ カラーの労 働者, 労使 協議会, 消 費者団 体,地 方政 府, 環境 保護団

体 の積極 性並 びに重 要 性のす べての点におけ る 影響力 のレ ベ ル・ アップ と積

極性の点 におけ る急激 な上昇 が予想され る外, これに 次い で銀 行, 社会全体,

大組織 の利 害関 係者集 団連 合や年金基 金団 体もレ ベ ル・ ア ップ が予 想さ れて

い る。

以上 の欧 州6 力国 の企業を め ぐる利害 関 係者集団 の イン パ クト の動向に関

する 「レ ポー ト」 の分析 結果を 要約す る と次の如 くであ る。

先ず ,利 害関 係 者集団 の性 格 の差 異に 着目す ると, 次 の5 グル ープに 区分

す ること がで き よう。1

内部的 利害 関 係者 グループ

ブ ルー・ カ ラー労働者, ホワ イト・ カラー労 働者, 管理 職, 労働 組合,

労 使協 議会2

外 部的 利害 関 係者 グルニプ2

−1

投 資家 グループ

株主, 銀行99

営業 取 引先 グループ

原 材料 の供 給先, 消費者団体, 最終 の顧客9Q

公 共機 関 グル ープ

中央 政府, 地方 政府, 環境 保護団体, 大学, 年 金基 金団体2

−4

任 意 の圧力団 体 グループ

大 組織 の利害関 係者 集団連合, 婦人 団体, 社会 全体, マス ・メデ ィ

ア2

−5

競争 企業

以上 の各 利害 関係 者 グル ープの うち,1980 年現 在にお い ては, 内部 グルー

プ,な か んず く, 労 働組 合 の イン パ クト が最 も強い が,10 年後に おい ては,

積極 性の点 では 労 働組合 が最 も強 く, 影響力 の点 では中 央 政府, 重 要性の点

では,80 年現 在では 余 り強力 でない 内部 グループに属す る労使 協議 会 と管理

職, 外部 グループに 属す る消費者や 環境 保護団 体,婦人 団 体な ど, 民間の圧

力団体 の力 や 最終 の消費者, 大 組織の利害関係 者 集団連 合i 年 金基 金団体等

の社会的 なプレ ッシ ャー・ グループの イン パ クトの大幅 な増大を 予 想し てい

(6)

る 点 が 注 目 さ れ る 外 , 中 央 政 府 と 並 ん で 地 方 政 府 め イ ソ パ タ ト め 増 大 も 予 想 さ れ て い る 。 こ の 外 , 経 済 的 な 不 況 は ま す ま す 深 刻 化 し て ゆ く で あ ろ う と い う 前 提 に 立 っ て 企 業 競 争 の 激 化 に 伴 い , 競 争 企 業 , 銀 行 , 原 材 料 の 供 給 先 お よ び 中 央 ・ 地 方 の 政 府 に よ る 圧 力 が 旧 来 の 一 般 株 主 の 圧 力 に と っ て 代 り , 大 幅 に 増 大 す る だ ろ う と 予 想 し て い る 点 が 注 目 さ れ る 。 コ 以 上 の 欧 州 企 業 の 特 徴 と 比 較 し て , わ が 国 の 実 情 を 顧 み る と , 消 費 者 , 環 境 保 護 , お よ び 婦 人 団 体 , そ の 他 の 民 間 の 任 意 の 圧 力 団 体 グ ル ー プ 連 合 体 の 圧 力 が 一 層 強 く な る で あ ろ う と い う 予 測 ぱ , 欧 州 企 業 の 場 合 と 変 ら な い と 思 う が , 大 企 業 が バ ッ ク ・ ア ッ プ し て き た 現 在 の 保 守 政 権 が 存 続 す る 限 り , 企 業 優 先 の 政 策 は 今 後 も 存 続 し , 従 っ て , 大 企 業 に と っ て 長 期 的 に は い う に 及 ば ず , 短 期 的 に も , 経 済 的 に 不 利 に な る よ う な 政 府 に よ る 企 業 活 動 の 規 整 が 強 化 さ れ る 可 能 性 は 少 な い と 予 測 さ れ る 。 た だ し , 世 界 的 に 不 況 が ま す ま す 深 刻 化 し て ゆ く 傾 向 が 今 後 も 続 く 限 り , 国 際 経 済 政 策 の 面 か ら , 政 府 に よ る 規 整 は ま す ま す 強 化 さ れ る で あ ろ う と 推 測 さ れ る 。 ま た , 内 部 的 な 利 害 関 係 者 に 関 し て は , わ が 国 に お け る 一 般 的 な 傾 向 と し て , 現 在 時 点 に お い て も , 既 に 労 働 組 合 よ り=も む し ろ ホ ワ イ ト ・ カ ラ ー の 従 業 員 , 特 に 上 級 管 理 職 の 企 業 に 及 ぼ す イ ソ パ ク 下 が 強 い が , 将 来 こ の 傾 向 は ま す ま す 強 く な る で あ ろ う と 予 想 さ れ る6 ま た , 労 使 協 議 会 の 性 格 も 西 独 等 に み ら れ る 共 同 体 的 意 思 決 定 機 関 と し て め 機 能 の 遂 行 よ り 乱 む し ろ , 経 営 者 側 が 労 働 組 合 力 幹 部 を 通 じ て,: 経 営 者 の 意 思 を 一 般 従 業 員 達 に 伝 達 し て , そ の 理 解 を 得 る た め の 手 段 と し て 利 用 し て い る 場 合 が 多 い 。 従 っ で わ が 国 に お い て は , 西 欧 に お い て み ら れ る よ う な 労 使 共 同 体 的 構 想 が 急 激 に 広 ま る 可 能 性 ぱ 少 な い と 思 わ れ る ぷ犬 △ し … ……万 ニ し か し な が ら , も し 今 後 世 界 的 な 不 況 の あ お り=を 受 け て,∧ 経 済 的 不 況 が さ ら 池 深 ま り √ と の 結 果 経 営 不 振 の た め 働 産 せ ざ る を 得 な く な る 企 業 が 続 出 す ・Lj 。 。 ・II る よ う廠 事 態 に 陥 っ た 場 合 に ぱ,グ 企 業 ヒ よ る 人 員 整 理 に 対 抗 す る た め に 第2 次 大 戦 直 後 の よ \う に 労 働 組 合 ごが 再 び 積 極 的 な 攻 勢 に 転 ず る 事 態 を 招 く お そ れ も あ る ノ ま た ,> ―の よ う な 情 勢 に 到 達 し た 場 合 に は √ 欧 州 め 諸 国 と 同 様 に , 不 況 の 克 服 と 失 業 救 済 の た め 把 √ 政 府 に よ る 企 業 干 渉 は ま す ま す 強 化 さ れ る 可 能 性 も あ る と か も お れ る 。した だ:し √ わ が 国 四 場 合,………力ヽ,。'力,jヽる で隋 勢 に 到 達 す る

(7)

66

時 点ぱ,欧州とくらべると若干先にずれるのではない かと筆者は予想し てい

る。

§280 年代における利害関係者集団の要望の変化

会 社を め ぐる利害 関係 者集 団 の うち, 先ず一 般 従業員(ブルー・カラーの外,

ホワイト・カラーも含む) の要望 は, 雇用 の継続 性, 所 得 の成長 性, 意 思 決 定

へ の参 加, 仕事 の満足 感, 能力 の活 用 度 の拡大に 関す る関心 がます ます強 く

な るだろ うと 「レ ポー ト」は予 測し てい る。 また, 管 理職 クラスの従業員 の

意 思 決定 へ の参 加, 福利 厚生 費 の支出や 余暇 時 間の増 大に 関す る関 心も ます

ます 強 くなるだろ うと予測し てい る。

この外, 企業 外 部の利害関 係者 の うち, 先 ず, 最終 の 顧客は商品 の価格 と

品 質 , アフ ターサービ スお よび 販売実 績に 関す る関 心が ます ます高 まるだろ

うと予 測し てい る。

こ の外, 雇用 の安定に 関す る労働組 合 と中央 政府 の関 心並 びに国 際収支の

改 善 のた め の貢 献 度に 関す る中央 政府 の関 心も, ます ます増 大するだろ うと

指 摘し てい る。

以 上 の企業 をめ ぐる内 外の利害 関係 者 の要望 は, 例え ば賃 金の上昇 と雇用

の 継 続 性に 関す る従業 員 の要望 と商品 の価 格や品 質に 関す る最 終の顧客 の要

望 の場 合 のご とく, 相 互に 矛盾す る場 合 が考え られ る外, 個 々の人 間につい

て 考え て みて も,あ る従業員 が同時にそ の会社 が販 売す る商品 の顧客 の1 人

であ った り, また 株主 の1 人 であ った りす る場 合には 相 互 犀矛盾し た 要望を

併せ て有 す る ことに な る。 また これら の グループの 要望 が相互に類 似し てい

る場 合に は, 各 グルー プが結集し て新しい 利 害 関係 者集 団連 合を 形成す る場

合 もあ る。 し かも, か かる連合体 は ヶ一 ス 。バ イ・ヶ一 スに よりそ の都度,

臨時 に 結成 される場 合 が多い の で, か かる矛盾し た各 グル ープの要望や, 常

に変 転し て 止まない , 臨時 の利害関 係 者集 団連合 から の 要望に 悩まされ る場

合は, 今 後 ます ます 増大す るであ ろ うと 「レ ポー ト」 は 指摘し てい る。

前 述 と類 似 の要望を 有す る利害 関 係者集 団 連合 の結成 の外, 新し い 要望を

打 ち 出す 新し い利害 関係者集団 が出現 す る可 能 性 もあ り, これら の新し い グ

ル ープ と旧 来 のグルー プとの 間に。

は 複雑な 相関 関係 が生 まれ, この 結果,各

利害 関 係者集 団 の強 固な 結合 を生 む可 能 性もあ る。

(8)

〉企 業 は 最 も 関 連 性 が 強 い と 思 わ れ る旧 来 の利 害 関 係 者 集 団 の要 望ゲビけ を 優 先 的 に 考え て, 前 述 の 新し い 利 害 関 係 者 集 団 や グル ー プ 連 合 の 出 現 に 気 がつ かな い 場 合 も あ り, ま た 新 旧 の 利 害 関 係 者 グ ル ー プ 相 互 間 の 複 雑 な 相関 関 係 を 無 視し て , 彼 ら と バ ラベ ラに 対 応 し よ う とす る と, 予 期し ない 事 態 に 直 面 せ ざ るを 得 な くな るお そ れ があ る。 従 っ て80 年 代 の 企業 に 要 望 さ れ る 点 は , か か る新 旧 の利 害 関 係 者 グル ー プ の要 請 を 総 合 的 に 認 識 す る と 共 に , 新 し い プ レ ッ-y ャ ー ・ グル ー プ の発 生 を 予 測し て , か か る プ レ ッシ ャ ーを 削 減 す る か , また は , 彼 ら と の 共 存 を 可 能 な らし め る 新 し い 環 境 対 応 戦 略 を うち 出 す 必 要 が あ る と 「レ ポ ー ト」 が 警 告 し てい る点 に 注 目し た い 。 か か る 環 境 対 応 戦 略 を 新た に 設 定 す る に 際 し ては , 特 に , 企業 活 動に よっ て, 仕 事 と 資 源 の 割 当 に あ ず か る と思 わ れ る 利 害 関 係 者 集 団 の 動 向 の 分 析 と 理 解を 通じ て , 将 来 発 生 す る お そ れ があ る と 思 わ れ る プレ ッシ ャーを 予 測 す る 必 要 が あ る 。 犬 また 各 種 の 利 害 関 係 者 集 団 か ら の 相 互 に 矛 盾 し た 様 々 な 要 望 の 発 生 を で き る だけ 事 前 に 予 測し て, 彼 ら 同 士 の 衝 突 の 発 生 を 事 前 に 回 避 で き る よ うに 努 力し なけ れ ば な ら な い 。 さら に , もし そ の 利 害 関 係 者 集 団 と の 旧 来 の 相関 関 係 を 変 え る必 要 か お る とす れ ば , 競 争 企 業 とそ の利 害 関 係 者 集 団 と の 相関 関 係 を 配 慮し て, 同じ 市 場 に 属 す る 他 のす べ て の競 争 企 業 が 同 じ よ うに 彼 ら の 利 害 関 係 者 と対 応 す る こ と が で き る よ うに , 企 業 競 争 の ル ー ル を 変 更 す る必 要 があ る 。 また , ど の 利 害 関 係 者 集 団 を 最 も 重 点 的 に と りあ げ る 必 要 が あ る か とい う 点 に つ い ては , 各 国 ご と また 各 企 業 ご とに 異 な る の で , 他 の 国 の 某 企業 の経 験 を そ の ま ま 自己 企業 に 流 用し よ う とい う考 え 方 は 危 険 であ る。 特 に 他 国 の 他 の企 業 の経 験 を 生 か す た め に は, あ ら か じ め, 文 化並 び に 環 境 を 形 成 す る 諸 要 因 の 相 違 点 に つ い て徹 底 的 に 吟 味 す る と 共 に 今 後 の 経 済 情 勢 の変 化 を ふ ま え た上 で 将 来 の 動 向 を 見 通 す こ と が で き る能 力 を 備 え て い な け れば な らな い 。 こ の 外 , 利 害 関 係 者 集 団 と企 業 と の 関 係 に つ い て, あ た か も企 業 が この シ ス テ ム の 中 心 的 な 存 在 で あ る か の ご と き 考 え 方 を もっ てい る 人 もあ る が, 本 来, 企 業 は , 政 府 , 一 般 社 会 , 他 の 競 争 企 業 を 含 む 広 い 範 囲 に 亙 る シ ス テ ム の 中 に 含 まれ る, 一 利 害 関 係 者 に す ぎ な い とい う認識 が 必 要 であ り, か か る

(9)

68 。1 認 識 の 上 に 立 ち , 各 利 害 関 係 者 の 立 場 か ら み 七 , 企 業 の 行 動 が 社 会 的 に 正 当 で あ る と 認 め ら れ る た め に は , 企 業 が 社 会 的 な 役 割 を 遂 行 で き る 能 力 を 備 え て い る 必 要 が あ る と 「 レ ポ ー ト 」 は 主 張 し て い る 。 し 卜, 以 上 の 欧 州 企 業 の80 年 代 に お け る 利 害 関 係 者 集 団 の 動 向 を 。 わ が 国 の 場 合 と 比 較 し て み る こ と に し よ う 。 犬 先 ず 従 業 員 ( ブ ル ユ ・ カ ラ ー, ホ ワ イ ト ・ カ ラ ー, 管 理 職 ), 最 終 の 顧 客 , 労 働 組 合 , 中 央 政 府 な ど の 内 外 の 利 害 関 係 者 の 現 在 時 点 に お け る 諸 要 望 , 並 び に 将 来 に お い て 新 し い 要 望 を 打 ち 出 し て 来 る 可 能 性 が あ る 新 し い 利 害 関 係 者 集 団 の 出 現 , さ ら に 新 し い 利 害 関 係 者 集 団 連 合 の 結 成 な ど に 関 す る80 年 代 の 予 測 は , そ の ま ま わ が 国 の 場 合 に お い て も 当 て は ま る と 思 わ れ る 。 従 っ て , わ が 国 の 企 業 の 場 合 も80 年 代 に お い て 「 レ ポ ー ト 」 が 主 張 す る ご と く , 新 旧 め 利 害 関 係 者 こグ ル ー プ の 諸 要 望 を 総 合 的 に 認 識 す る と 共 に か か る 利 害 関 係 者 集 団 か ら 打 ち 出 さ れ る 新 し・い プ レ ッ シ ャ ー を 予 測 し た 上 で , 新 し い 環 境 対 応 戦 略 を 打 ち 出 す 必 要 が あ ろ う 。 ト 第2 章 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る ル ー ル の 変 化 傾 向2) 土 §1 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る ル ー ル の 変 化 : 十 「 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る ル ー ル と は 社 会 が 企 業 に 課 し て い る 制 約 条 件 とIIZ ` 手 段 , 並 び に 機 会 を 与 え る た め の 各 種 め 奨 励 策 を い う 」 と 「 レ ポ ー ト 」 は 定 義 し て い る 。 犬 し \ か か る 企 業 の 競 争 条 件 の ル ー ル の 最 近 に お け る 変 化 傾 向 と し て , 政 府 が 企 業 に 課 し 七 い る 制 約 ま た は 奨 励 条 件 が 増 大 し つ っ あ る 傾 向 か 注 目 さ れ る 。 思 う に 伝 統 的 な 企 業 モ ブ ル は , 危 険 を 冒 し つ つ , 資 本 , 労 働, レ 原 材 料 等 の 資 源 の 適 切 な 組 合 せ に よ り , 市 場 性 め あ る 製 品 や サ ー ビ ス を 創 造 し , こ れ を 市 場 に 売 却 し て , 利 潤 を 生 み 出 す 自 己 制 御 機 構 と し て の 企 業 行 動 を 中 心 に 展 開 さ れ て い る 。 か か る 企 業 活 動 の 結 果 , 激 し い 市 場 競 争 の 波 に さ ら さ れ で , 若 干 の 企 業 は 競 争 圏 外 に 去 ら ざ る を 得 な い 場 合 な あ る 力v 自 由 競 争 に よ る 適 者 生 存 の 結 果 と し て , 究 極 的 に は 産 業 社 会 の 繁 栄 が 立 派 に 保 証 さ れ る と い う 考 え 方 に 立 つ も め で あ っ た 。l か か る 考 え 方 に 立 泳 て , 〕自 由 競 争 シ ス テ ム の 下 に 各 企 業 を 利 潤 追 求 に 専 念 さ せ )る こ ど こ そ, 丿企 業 が 社 会 に 与 え 得 る 最 善 の サ ー ビ ス で あ る と い うし信 念 に 基 づ い て ↓ 政 府 は 市 場 シ ス テ ム へ は 介 入 せ ず に , 企 業 ゛

(10)

の 自 由 の ま まに 放 任 せ よ と い う 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る ル ール が 最 も普 遍 的 で あ る!と 考 え ら れ て 来 た6 ・ ’・ ∧ し かし な がら , こ の 進 化 論 的 な イ デ オ ロ ギ ー に 立 脚 し た 伝 統的 な 企 業 競 争 条 件 の モ デ ルは 下 記 の理 由 に よ り, 修 正 を 余 儀 な くさ れ る に 至 っ た と 「Lぐポ ー ト」 は 指 摘 し てい る。 そ の理 由 は , 第1 に 企業 活 動 は 前 述 の ご ど く, 社 会 に対 し て 有 益 な財 貨 や 寸 一 ビ スを 提 供 す る と 同 時 に , 例え ば 環 境 の 汚 染 , 苛 酷 な 労 働 条 件 の賦 課 , 市 場 の 独 占 な ど, 社 会 に と っ て 有 害 な 副 産 物を も排 出 し て い る。 第2 に, 資 本 主 義 体 制 下 の 企 業 は 国 の 経 済並 び に 財 政 の面 で 著 し い 成 功 を 収 め る に 至 っ た が, こ の 結 果 とし て 他 方 では 税 金 , 賃 金 並 び に 雇 用 水 準 , 社 会保 障 等 の 社 会 的 な 需 要 の 不 断 の増 大 を 招 く こ とに な っ た 。 。-I・ 以 上 の資 本 主 義 経 済 の 病 弊 を 除 去 , また は 軽 減 す る た め に。 丿各国 共。 中 央: 政府 を 始 め 各 種 の 強 力 な プ レ ッシ ャ ー ・ グル ー プ の要 望 に よ り, 企業 の行 動, に対 し て, 制 約 を 加え た り, 奨 励 金 を 提 供 す る こ とに よっ て 軌 道 の 修正 を 求 曲 る よ うに な り, 今 や 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る ル ー ル は ま す ます 多 岐 に 亙 る 複 雑 怪 奇 な 様 相 を 帯 び る に 至 っ た と 「レ ポ ー ト」 は 指 摘し てい る。 ゝy 。

§2 企業に賦与されつつある制約と奨励の諸条件

企業 活 動に 対す る政府に よる便宜 の 提供ないし 奨 励 の手段 とし てF レ ポーk

」 は 次の諸手段を 掲げ てい る。

例え ば研 究開発投 資や 貧困地 域 の再生や 振興を は かるた めの プロジ ェ

クトに 対す る補 助金 の賦与, 免税, 投 資 の危険負 担 と保証な ど ‥

重 要な産業 部 門の振興を ぱ かるため の援助

丿③

過去にお い て実 績を あげ た 伝統的 な労 働集約型 の企業 のうち, 現在,

衰 退ないし 破局に 瀕し てい る事業に 対す る財政的 な援 助

づ④

資源の経 済的 な活用

, 環境 の保護, エ ネルギ ー の節約, 廃品 の再生利

= 用 などに対す る報 奨金 の授与(D

新事業 の設 立に 際し ての財 政的 な援 助, 補助金 の賦与,\免 税措置など

会社の販売 製品や サ ービ ス鎧 対 す る政 府に よる 発注 高の増 加 ‥ ‥ ‥‥

企業 系列 化の促 進 似 キか るべ <,〉援 助の 手を さしり べ るな どの諸方法

ヶi こより, 意識的 に 事業 拡 大り た め の刺激を与 え ると 共に, 積 極的 な企業

(11)

70

姿勢を 打ち出すための基礎づ くりに貢献する

これとは反対に,企業に課せられつつある主な制約条件 とし て,「レポー

ト」は次の諸条件を掲げている。

ニ(1)

反 トラスト法の制定による,企業の合併,吸収, 合同お よび業務提携

に対する制約(2

) 製品販売価格の均一化やマーケット・シェアの制限 と維持を 目的 とす

る協定など, カルテル類似行為に関する制約

(3) 中毒を起こすおそれのある特殊な物品のインプットとし ての利用,ま

たは アウトプットとし ての生産物の販売に関する法的規整

(4) 環境汚染を防止するための法的規整(5

) 生産活動の面におけ るエネルギーの節約や,作業 の安全性を確立する

ための規整

(6) 製品の内容ないし,品質の表示に関する規整(7)

製品の規格に関する規整(8

ト 製品の販売価格と賃金水準に関する規整

(9) 職場環境 の面における健康保持,安全性の確保, 労働時間の短縮,経

営参加プ1==

・セスの改善などを促進するための法的規整

雇用水準の維持を促進するための規整

税負担額の増大,政府に よる事業に対する各種の干渉の増加,為替レ

ートの人為的な操作などによる政府干渉の増大に よる企業環境の悪化

さらに,これらの政府に よる企業活動の奨励ないし 規整措 置が企業の経営

姿勢ないし 風土に及ぼす イン パクトについて「レ ポート」は 次のごとく述べ

ている。

前述の政府に よる企業干渉 が果たし て企業の経営姿勢 または風土の改善効

果をあげ てい るかどうかについ て,検討し てみる必要がある。

すなわち,ある会社を優遇し 過ぎ,他の会社を抑圧し 過ぎるような結果を

招いていない か?

また,優遇策がかえって,企業 の改善意欲を 鈍化させた

り,抑圧策が企業活動を萎縮させる結果を招いていない か?

かかる政府の

施策効果を判断するには,どの方法が良いか?

し/

以上 の諸問題はそ の是否について,容易に判断を下し 難い問題である。す

尨 わち,ヶ ―

・ス 。バ イ・ヶ一スに より,有効か無効か, 或いは逆に,弊害を

(12)

招 くぉ そ れ が な い か ど うか とい う点 に つ い て 判 断 を 下 す べ き 問 題 で あ る。 一 般的 には , 政 府 に よ る 優 遇 な い し , 規 整 措 置 の 企 業 の 収 益 性 と成 長 性 に 及 ぼ す イン パ ク トに つ い て 検 討 す べ き で あ る が, 環 境 を 改 善 す る た め に 生 産 を 制 限 し た り, 汚 染 を 防 止 し た りす る 規 整 措 置 は , 短 期 的 に は 利 益を 減 殺 す るお そ れ があ る か もし れ な い が, 長 期 的 に は , 経 営 の 合 理 化 や 技 術 革新 を 促 進 さ せ, 社 会 開 発 効 果 を 生 む ば か り で な く, 企業 の成 長 性 を 促 進 す る 効 果 を 生 む 場 合 も あ る と指 摘 し て い る 点 に 注 目し か い 。 上 記 の 「レ ポ ー ト」 が 指 摘 し てい る政 府 な ど の 強 力 な プ レ ッシ ャ ー ・ グ ル ー プに よ る 企 業 活 動 に 対 す る 奨 励 また は 制 約 条 件 の賦 課 に つ い て, わ が 国 の 場 合 と 比 較し て み よ う。 / まず , 企業 に 対 す る 奨 励 金 の交 付 また は 便 益 ダ)提 供 条 件 の うち , 研 究 開発 投 資 や重 要 産 業 の 保 護 ・育 成 , 資 源 の 活 用 や 環 境 の保 護 , 新 事 業 の 設 立 や 企 業 系 列 化 の 促 進 , 政 府 発 注 の 増 加 な どは , わ が 国 の場 合 に お い て も実 施 さ れ てい る。 し かし な が ら , か つ て 立 派 な 業 績 を あ げ て 来 た が, 現 在 で は 落 目に な っ て い る 労 働 集 約 型 企 業 に 対 す る 財 政 的 援 助は, わ が 国 の 場 合 に は , 実 施 さ れ て し弓 また , 企業 に 課 さ れ て い る 制 約 条 件 の うち, カ ル テ ル類 似 行 為 や 毒 物 の 生 産 また は イン プ ッ ト とし て の 利 用 の 禁 止, 環 境 汚 染 の 防 止 , エ ネ ル ギ ー の 節 約, 作業 の安 全 性 の 確 保 , 製 品 の 内 容 や 品 質 の表 示 の 改 善 , 規 格 , 販売 価 格 , 職 場 環 境 の 改 善 な ど に 関 す る法 的 規 整 は 実 施 さ れ てい る が, 反 ト ラ ス ト法 に よ る 制 約は 最 近 , 国 際 競 争 力 を 育 成し よ う とい う立 場 か ら 緩 和 さ れっ つ あ る。 また, 労働 時 間 の短 縮 , 経 営 参 加 プ ロ セ ス の改 善, 雇 用 水 準 の 維 持 な ど に つい ては , 厳 格な 法 的 規 整 は な い が , 企業 の 自主 的 な 意 思 に 基 づ い て 漸 次, 改 善 さ れっ つ あ る。 な お , 政 府 に よ る 企 業 干 渉 の 効 果 に 関 連 す る 問 題 とし て, 環 境 汚染 を 抑 制 す るた め の 規 整 措 置 は , 短 期 的 に は 利 益 を 減 殺 す る結 果 を 招 い た が, 長 期 的 には 経 営 の 合 理 化 や 技 術 革 新 を 促 進し , 単 に 社 会 開発 の点 で 効 果 を あげ る こ と が で きた だけ で な く, さ ら に 企 業 の 成 長 性を 伸 張 さ せ る 効 果 を も生 む こ と がで き た こ と は , わ が 国 の 場 合 も 決し て 例外 で は な か っ た とい う点 に も 注 目 す べ き で あ ろ う。 ■ ■ ■

(13)

72 。 。: レ。トJ ブ ツ ・・,・・●・・一一。-ご・。・に ー §3 政 府 の 規 整 措 置t こ 対 す る 企 業 側 の 対 応 と 新 し い 企 業 概 念 を 樹 立 す る 必 要 性 』 な 述 の 技 術 に よ る 優 遇 な い じ 規 整 措 置 に 対 す る 企 業 側 の 対 応 の 状 況 に つ い て ご 「 レ ポ ー ト 」 は , 経 営 が 苦 し λ …… ヽ時t こ ほ ■ ■ ■ ■㎜1 ・jtlIII ¶ ■・ え つ つ あ る が , 逆 比 政 府 の 抑 制 措 置 に 対 し 七 は 自 由 経 済 の 原 則 に 違 反 す る と か , 政 府 に 対 す る 書 類 作 成 の た め に 余 計 な 時 間 を 費 や さ な け れ ば な ら な い な ど の 理 由 を あ げ て , 反 対 す る 例 が 多 い 。 し か し な が ら , 既 に 成 長 経 済 め 時 代 が 過 ぎ て と 景 気 後 退 と の 二 重 苦 に 悩 み は ま す ま す 拡 大 し , 倒 産 は 戦 後 最 大 の 水 準 に 達 し , 企 業 に 対 す る 社 会 的 プ レ ■ ■ ・ ・t ツ シ ャ ー が ま す ま す 増 大 し て ゆ く 傾 向 に あ る 今 日 , 過 去 の 自 世 放 任 主 義 へ の 逆 戻 り を 社 会 が 最 早 認 め る 筈 は な い と 述 べ て い る ○ .I 犬 従 っ て 各 企 業 は か か る 企 業 の 競 争 条 件 を 決 め る 新 し い ル ー ル の 現 実 の 姿 を 認 識 し , こ れ に 対 応 す る た め に , 企 業 に 対 し て 常 に 加 え ら れ る 々 イ ナ ス 面 に お け る イ ン パ ク ト の 極 小 化 を は か る べ く 努 力 す る と 共 に , 将 来 企 業 に 対 し 加 え ら れ る と 予 想 さ れ る 制 約 条 件 を 事 前 に キ ャ ッ チ し て , こ れ に 対 応 し 九 対 抗 策 を 打 ち 出 す こ と が で き る よ う に 準 備 体 制 を 整 え る 必 要 が あ る 。 以 上 の 目 的 を 達 成 す る た め に 要 請 さ れ る 新 し い 企 業 概 念 に つ い て,r レ ポ ー ト 」 は 次 の ご と く 述 べ て い る 。 先 ず , 新 し い 企 業 概 念 に お け る ア ウ ト プ ッ ト の 評 価 は 伝 統 的 な 財 政 的 な い し 経 済 的 業 績 だ け 比 と ど ま ら ず , 生 産 過 程 の 中 で 発 生 す る , 環 境 汚 染 , 賃 金 , 雇 用 √ 並 び に 作 業 条 件 , 仕 事 の 満 足 感 , 人 心 の 疎 遠 , 配 当 金 や 課 税 な ど の 面 か ら み た 得 失 , 意 思 決 定 プ ロ セ ス 等 の 諸 要 素 に 関 し て も , そ の 適 否 に つ い て し 検 討 し な け れ ば な ら な い 。 ‥ 。∧= 伝 統 的 な 均 衡 理 論 で は ア ウ ト プ ト の 市 場 価 値 は 市 場 に お け る 価 格 形 成 メ カ ニ ズ ム を 通 し て , 究 極 的 に は 社 会 の 二 − ズ と 一 致 す る 筈 で あ る と 考 え ら れ て 来 た 。 し か し な が ら , 前 述 の ご と く , ア ウ ト プ ッ ト の 概 念 を 広 く 解 釈 す る 限 り 。 そ れ は 市 場 に お け る 価 格 形 成 の メ カ エ ズ ム の 範 囲 を は る か に 超 え て い る の で , 完 全 競 争 の 条 件 の 下 に お い て は 市 場 に お け る 価 格 形 成 過 程 に お け る 自 動 的 調 節 作 用 を 通 じ て , 需 給 め 均 衡 が 保 た れ る と 主 張 す る こ の 理 論 は ,1980 年 代 以 降 の 現 実 を 正 し く 説 明 出 来 な ぐ な っ て し ま っ た 。 こ従 っ て 新 し い 企 業 概 念 にj 立 つ 場 合 に ぱ , 第l 次 的 な ア ウ ト プ ッ ト ( 財 貨 や サ ー ビ ス の 提 供 ) の み な ら ず , 第2 次 的 な ア ウ ト プ ッ ト ( 生 産 過 程 に お い て 発 生

(14)

する環境汚染, 雇用,仕事 の満足 感な ど)に つ い て も考 慮 を 払 う 必 要 があ る。 また, 犬か か る第2 次 的 な ア ウ ト プ ヅ ト の 極 小 化 を ぱ か りな が ら,1 第1 次 的 ア ウ ト プ ッ トの 極 大 化 を は か るた め に は , 必 要 な 規 整 措 置 に つ い て政 府に 対 し て 立 法 化 を 求 め 為べ 含 七あ 名がJ か か る 規 整 措 置は , あら ゆ る企 業 に対 し て無 差 別 に 制 限 条 件 を 設 定 し て も 効 果 は 少 ない 。 む し ろ 各 企 業 の特 異 性 に 着 目し て, 規 整 す る万必 要 があ り, また 企業 側 も か か る政 府 等 の 規 整 措 置 に よる 企業 競 争 上 の ル ニ ル の 変 化 に 対 し て,l そ れ ぞ れ の 企業 め 立 場 か ら , 次 の各 ス テ ッ プを べ て 対 応 す べ き で あ る と,「レ ポ ー ト」 は 主張 し てい る。 尚 第1 ス テ ッ プ… … 企業 が 現 在 の 操業 活 動 を 実 施 し て ゆ く際 に 考 慮 す べ き 最 岐 重 要 な 制 約 条 件 を 明ら か に せ よレ ・・・・。・ 。・ 第2 ス テ ッ プ … … 将 来 賦 課 さ れ る と 予 想 さ れ る 企 業 競 争 の 面 にお け る制 約 条 件 を 明 ら か に せ よ。 ダ 第3 ス テ ッ プ… … 重 要 な 経 営 成 果 領 域 (収益性,成 長性,技術革新等)に 関 し て, 影 響 を 及 ぼ し た り, 現 在 並 びに 将 来 の 企業 競争 の面 に お い て 制 約を 課 し てい る ル ー ル の 自己 企 業 に 与 え る と思 わ れ る イシ パ タ トに つ い て 見 積 りな さい 。I ・ 第4 ス テ ッ プ・‥・・・カヽ力ヽる企 業 競 争 の 面 に お け る ル ー ル に 対 し て 経 営 者 とし て と る べ き 立 場 を 明ら か に せ よ(かかる企業 競争 の面に おけ るル ールのうち企業 とし て, 致命的な打撃を受け るおそれがあ るものに関し ては, あらゆる犠牲を払って も反対すべきであ るが,交 渉ないし 協定 できる余地のあ るも のについ ては, 交渉や協 定 の成立をめ ざし て努力し, また,長 期的にみて, 企業 の合 理化や体質 の改善に寄与 すると思われ るル ールについ ては,さらに積極的に推進し てゆ くべきである)。 第5 ス テ ッ プ… … 現 在お よ び 将 来 に お い て 社 会 が賦 課 す る 可 能 性 があ る と 思 わ れ る 企業 競 争 の 面 に お け る 制 約 , また は 奨 励 条 件 に 関 す る ル ー ル と企 業 経 営 者 の 立 場 から み た 希 望 条 件 と の 間 の ギ ャ ップ を 明 ら かに せ よ。 第6 ろ テ ッしプ・・…・社 会 から 課 せ ら れ る と予 想 さ れ る 企 業 競 争 に 関す る ル ー ル が, もし 企 業 経 営 者 の立 場 か ら み る と, 好 まし くなレい と 思 わ れ る方 向に 進 み つっ あ る と い う判 断 が下 され る 場 合 に は,ト か か る 風 潮 を 是 正 す る た め に, \ 政 治 的 な 圧 力 を 加 え る べ き 企 業 戦 略 を 設定 せ よ。……… ……1 … ……… ゛ニ1 前 述 の ご と,くノ「 レ ポヴ ト」 は 新。し い 企業 評 価 基 準 とし て √ 単 に , 財 政 的 ・ノ 経 済 的 業 績 だ け に 止 ま ら ず, 第2 次 的 な ア ウj 、プj んト√ す な わ 呪 入生 産 過 程

(15)

74 ダ 。・ ト に お い て 発 生 す る 環 境 汚 染 , 雇 用 , 賃 金 。 作 業 条 件 , 仕 事 の 満 足 感 , 人 心 の 疎 遠, ニ配 当 金 や 課 税 か ら み た 得 失 , 意 思 決 定 プ ロ セ 不 等 の 諸 要 素 に つ い て も 評 価 す る 必 要 が あ り , ま た , 政 府 等 の 規 整 措 置 に よ る 新 し い 企 業 競 争 条 件 の 変 化 に 対 し て 対 抗 す る た め に ,6 ス テ ッ プ か ら な る 対 応 策 を 講 じ た 上 で , 新 し い 社 会 環 境 に 対 応 し て ゆ け る 企 業 戦 略 を 設 定 せ よ , と 説 い て い る 。 こ の 主 張 は 概 し て 正 当 で あ る と 思 う が, 次 の 諸 点 に 問 題 が あ る 。 第1 に, 前 述 の 第2 次 的 な ア ウ ト プ ッ ト を 如 何 に し て 評 価 す る か と い う 点 , 第2 に ,6 ス テ ッ プ か ら な る 対 応 策 の う ち , 特 に 第6 ス テ ッ プ に お い て 主 張 さ れ て い る 「 新 し く , 社 会 か ら 課 せ ら れ る と 予 想 さ れ る 企 業 競 争 の ル ー ル が 企 業 の 経 営 上 好 ま し く な い と 思 わ れ る 場 合 に は , 政 治 的 な 圧 力 を か け よ 」 と い う 主 張 は , 常 に 政 治 的 な 圧 力 を 行 使 で き る 超 一 流 の 有 力 企 業 を 除 き , 実 行 が 困 難 で あ る 。 む し ろ , 同 じ 悩 み を 持 つ 競 争 企 業 と 一 致 協 力 し て , 問 題 の 打 開 を は か る べ き で ぱ な い か と 思 う ○

第3 章

企業 役 割の変化3)

§1 現在時点における企業の役割

「レ ポート」 は現 在時 点 におけ る 企業 の役割 につい て, 昨今,利 潤 極 大 化

とい う伝 統的な 考え方 は, 漸次, 次 の考え 方 へ修正されっ つあ ると指摘し て

い る。a

) 利潤 追求 よりもむし ろ 技術 革 新を 第一 義 とす る考 え 方

適切 な利潤を 保持し な がら, 成長 性に重 点をお く 考え 方c

) 専ら 現在 の財政 状態 の保持に 重点を お く考え 方d)

単 なる経済的 役 割の追 求に 留 まら ず, 同時 に社会 的 な役割 の追求を め

ざす(特に,巨大化した多国籍企業の場合に多い)

また, 前述 のご と く, 各種 の利 害関 係者集 団に よる社 会的 プレ ッシ ャーの

増 大, 特 に政 府の 規整 措 置の強 化に 伴い, 企業 競争 のル ールが変 化す る傾向

が著し い今 日, 企業 の役割 も各 企業 の経済的 ・社会的お よび政治的 行動や姿

勢 の差 異に よ り, 旧来 の利 潤 追求一 本 槍型 から, 各種の 社 会的 ・政 治的 役割

を 加 味し た企業 目的を 追 求す る タイプ に至 るまで, 各種 のタ イプ が考えられ

ると述べ, 現 代企業 が追 求し てい る役 割 の相違 点につい て> これを 次 の11 の

類 型に 分け た りし

ストを示し て説 明を 加え てい る。 \

(16)

表2 ト 役割の差異に基づき分類される11の企業類型

行動と姿勢

経 済 的

①利潤極大化

主義

利潤追求に

専念

利潤追求に対する障害物

とみなす

政治機関との関わりあい

を極度に避ける

②満足水準の

利潤追求

専ら成長性

を重視

社会的プレッシャ―に対

して外部からの障害物と

して反発する

政治機関との相互交渉を

極力避ける

③自由企業の

擁護者

事業中心主

社会的な諸要素は企業が

責任を負うべき範躊に属

しないものとして反発す

専ら自由企業の立場を支

持する

④一匹狼

基本的には

利潤を重視

自発的であるが,一方的

な社会責任感を身にっけ

ている

窮地に追い込まれること

がない限り,できる、

だげ

関わり惑いを避ける

⑤社会的活動

を行なって

いる企業

同 上

相互に交渉を保ちながら

社会的活動を行なう

企業競争面でのルールに

関する交渉に限り,関わ

り惑いをもつ

⑥積極的な社

会的姿勢を

示す企業

国の産業政策の設定に関

しても積極的に関わりあ

いをもっ

⑦世界企業

同 上

国の経済政策と国際的経

済政策との間にバランス

を育成すべき社会的責任

感を身につけている

⑧社会開発を

めざす企業

財政的に自

立できる能

力を有する

技術革新により√人間生

活の面におけ る変化を創

造する

社会的な基盤を確立する

仕事を計画的に開発する

とい う点で, 積極的な関

わりあいをもつ

⑨社会的なサ

ービスを提

供してい る

企業

社会的責務

を最も重視

し経済的責

務は第二義

的に考える

社会的に必要不可欠であ

るが,経済的に引き合わ

ない財貨やサービスを提

供している

社会的な問題に重点をお

く国の産業政策の設定に

際し,深く関わりあいを

もつ

(17)

76

⑩雇用の機会

を提供して

いる企業-⑩無能力企業

補助金を得

なければ存

続できない

仕事の・場を 提供し てい る 政府 から補助 金等に よる 援助を受け 七い る

企業競争の面におけるルールを無視したために,利益採算 性 の悪

化を余儀なくされている企業

1 。 「 役 割 ①, 利 潤 極 大 化 主 義 の 企 業 」, 「 役 割 ② , 満 足 水 準 の 利 潤 追 求 企 業 」,「 役 割 ③ , 自 由 企 業 の 擁 護 者 」lj 以 上3 つ の 類 型 に 属 す る 企 業 は , そ の 殆 ん ど が 利 潤 の 追 求 に 最 も 重 点 を

お き, 社会的 な対 応を 求め る内 ・外部 からの プレ ッシ ャーは 利潤 追 求に対

す る障 害 物とし て反 発し, 政 治的 な干渉を 極力 排除し て, 自由 放任主 義を

賛美す る とい う伝 統的 な企業 理 念に立 脚し てい る。2

・ \

社会的 な意識を 保 持し ながら, 利潤 追求を めざす 企業。 こ の中に は次万

の3 つ の類 型 が含 まれてい る。

⑧ 役割④, 一匹 狼…・

・片務的な社会責任感

⑤「役 割⑤, 社 会的 に活 動中 の企業」,「役 割⑥, 積 極的 な 社会的 姿勢を

示 す 企業」 …… 双務的 な社会的 責任感

○ 「役割⑦, 世 界企業」 ……国 際的 な社会責 任感3.

社 会的 に奉 仕す べ き企業

本質的 に利潤 の追求 よ りもむし ろ, 社 会 から 補助金を 得 て, 社 会的 なサ

ービ スを 提供す べき 企業 タ イプ(この中には次の3 類型が含まれている。

⑧ 「役割⑧, 社会 開 発を めざす 企業 」

⑤「役 割⑨, 社会的 なサ ービ スの提 供」 ……・鉄道, 情報 サー ビ ス, 防衛

産業 な ど

○ 「役割⑩, 雇用 の機会 の提供」 ……・鉄鋼, 造船業 な ど4.

「役 割dD, 無 能力 企業」

企業 競争 の面におけ る ルー ルを 無視し たた めに, 内 外 から の 社会的 ・政

治的プレ ッシ 十一に よっ て圧 迫 され, 利益 採 算性が著し く悪化し てい る企

§2 今後予想される企業 役割 の変化傾向j7 前 述 の11 の類 型 に 属 す る企 業 の 役 割 の 今 後 にお け る変 化 傾 向 を 予 測 す るた

(18)

め に , 次 に 示 す1980 年 代 に お け る 技 術 ・ 経 済 面 な ら び に 社 会 ・ 政 治 面 に お け る 企 業 環 境 の 変 化 の 予 想 と 関 連 さ せ て , 「 レ ポ ー ト 」 は 次 の ご と く 説 明 を 加 え て い る 。 \ ‥ し/1 ) ◇ 低 成 長 と 内 外 仁 お け る 企 業 競 争 の 激 化 っ2 ) 国 民 経 済 の 健 全 性 を 確 立 す る た め の 政 府 と 企 業 と の 関 わ り あ い の 増 大 ( 役 割 ⑤ ⑥ ⑦ の 要 求 の 増 大 ) 犬 \3 ) 経 済 的 後 退 が 続 く に も か か わ ら ず , 従 業 員 に よ る 賃 上 げ と 生 活 の 質 の 面 で の 改 善 を 要 望 す る 声 の 増 大 ( 役 割 ⑤ ⑥ ⑦ の 要 求 の 増 大 )ノ4 ) 社 会 的 な 価 値 観 と 要 望 の 変 化 イ 役 割 ⑧ ⑨ の 要 望 の 増 大 ) = コ こ の 結 果 , 利 潤 追 求 を 中 心 と す る 企 業 役 割 ( 役 割 ① → ④ ) の 要 望 は 減 退 し , 逆 に 社 会 的 ・ 政 治 的 活 動 に 関 す る 企 業 役 割 ( 役 割 ⑤ → ⑨ ) が 重 視 さ れ る よ う に な る だ ろ う と 予 測 し て い る ○ ‥ ・ .rl ご の よ う な 企 業 の 経 済 的 役 割 と 社 会 的 役 割 と は 企 業 業 績 の 面 に お い て , ど の よ う な ト1/ ー ド ・ オ フ ( 妥 協 点 ) を 保 持 す べ き で あ ろ う か ? こ の 点 に 関 し て , 「 レ ポ ー ト 」 は 次 の 図 を 示 し て 説 明 を 加 え て い る 。 図1. 経 済 的 業 績 と 社 会 的 業 績 と の ト レ ー ド ・ オ フ ( 妥 協 点 ) を 示 す 図 表 社 会 的 業 績 の 向 上 に 集 中 犬 経 済的 業 績 の 向 上 に 集 中 前 述 の ご と く,今 後 の。西 欧 社 会 に お い てi ……「 よニ… り 多 ぐ 」\「 よ△り 良 く」……ことy ヽう 理 念 を 迫 求 す ‥る/傾 向 が 続 く 限 こ肌 し 企 業 内 外 の 利 害 関 係 者 道 は ノ。lソ\企 業 が 技 術 三

(19)

78 経 済 的 な 面 ( 収 益 性 , 成 長 性 , 技 術 革 新 性 ) お よ び 社 会 的 な 面 ( 仕 事 の 場 の 提 供 , 従 業 員 に 対 す る 満 足 感 の 賦 与 , 社 会 的 な 価 値 観 や 要 望 の 変 化 に 対 す る 対 応 力 ) の 両 面 に お い て , そ れ ぞ れ 立 派 に や り と げ て 業 績 を あ げ る こ と を 望 ん で い る 。 こ の 場 合 , 認 識 し て ぉ か な け れ ば な ら な い 点 は , 利 潤 追 求 と 社 会 的 対 応 と の 間 に は , 一 定 の ト レ 一 ド ・ オ フ ( 妥

(20)

選択 す る よ うに 努 め る と 共 に , 社 会 の 側 も 企業 の 経 済 性 を 低 下 さ せ , そ の 存 続を 危 う く さ せ る よ うな 企 業 の 社 会 活 動 的 な 成 果 の要 求 を 避 け る べ き で あ る と説 い て い る点 は 注 目に 値 い し よ う。 さ ら に 「レ ポ ー ト」 は 前 述 の11 の 企業 役 割 の類 型 の うち , 特 に , 将 来 ま す ます 要 請 が増 大 す る と 思 わ れ る役 割 ⑤ → ⑩ の そ れ ぞ れ に つ い て, 社 会 活 動 並 び に 経 済 活動 の両 面 に お け る業 績 と の 関 連 の 下 に , 次 の ご と く図 表 化し て 説 明を 加え て い る。 表S 社会活動と経済活動との両 面において,将来予想される企業役割の図 表化 社会活動 業 績 最 高 良 好 効 果 な し

二 千

⑥ 社会 開 発 の に ない 于

用提供企

⑦ 世 界 企 業 ⑥ 積 極 的 な 社 会的 姿 勢 を示 す 企 業 ⑤ 社 会 的 な行 動 を と る企 業

千 聯

笏 談

効 果 な し

表3 に 示さ れた 「最高」 とは 経 済活動面 また は社会 活動 面の うち, いず れ

か片方を 犠牲に 供し て, 他方 の業 績 の最 適化を はかっ た場 合に 到達 でき る最

高の業 績をい う。「良好」 とは 経 済 と社会 との両面を 考 慮し て両 者 の 適 切 な

トレ ー ド・オフ( 妥協点)の実現を 可 能にし てくれる好 まし い業 績をい う。

「効

果なし 」 とは業 績が極め て低い かまたは マ イナ スの場 合をい う。

既 述 のご と く,社会的業 績 と経 済的 業 績 との間には ,トレ ー ド・オフ(妥協

(21)

80 ………… 万 … …jレ 点 )☆が 要 求 さ れ る \の で , 予 想 さ れ る 企 業 の 役 割 が 右 手 上 の ( 到 達 不 能 ) の ボ 回タ ク ろ の 中 に 入 る こ と は あ り 得 な い 。 ま た) 最 下 位 の 左 手 の ボ ッ ク ス に 入 る 企 業 は 早 晩 淘 汰 さ れ る に 違 い な い の で , 究 極 的 に は こ の 役 割 も 存 在 し 得 な い 。 残 る 企 業 の 役 割 の う ち , 問 題 に な る の は 補 助 金 を 受 け な け れ ば , 経 済 的 に 自 立 で き な い 場 合 ( 役 割 ⑨ と ⑩ ) で あ る 。 こ の う ち ⑨ の 社 会 的 奉 仕 を 本 来 の 職 務 フと す る 企 業 は 社 会 的 に 必 要 不 可 欠 な 財 貨 ま た は サ ー ビ ス を 提 供 し て く れ る 限 り , 存 続 さ せ る 価 値 は あ る が, ⑩ の 雇 用 機 会 の 提 供 企 業 の 場 合 に は , か か る 企 業 が 提 供 す る 財 貨 な い し 用 役 は , 外 国 の 競 争 企 業 か ら も っ と 安 い 値 段 で 容 易 に 入 手 で き る に も か か わ ら ず , か か る 企 業 競 争 力 を 失 っ た 企 業 に 対 し て , 補 助 金 を 提 供 し て ま で , そ の 雇 用 の 維 持 を は か ろ う と す る 政 策 は √ 一 時 的 な 便 法 の 場 合 は と も か く , 国 民 経 済 り 健 全 化 と い う 見 地 か ら み て 不 合 理 で あ る と い う 「 レ ポ ー ト 」 の 主 張 は , 筆 者 も 正 し い と 考 え る 。│ ¬ 般 にj80 年 代 に お い て は , 企 業 が そ の 経 済 的 責 任 と 社 会 的 責 任 と の バ ラV ス が と れ る よ う に 心 が け る 必 要 が あ る が , こ の 目 的 を 達 成 す る た め に 注 意 す べ き 点 と し て , 「 レ ポ ー ト 」 は 次 の 諸 点 を か か げ て い る 。(1) 他 企 業 よ り も 優 れ た 長 所 を 生 か し て , 知 識 を 広 め , 技 術 革 新 力 を 駆 使 し 乙 発 明 者 に 対 し て 十 分 に 報 い , 社 会 的 な 基 盤 の 確 立 を 支 え , か つ 将 来 の 成 長 を め ざ し て 再 投 資 す る た め に , 十 分 な 利 益 水 準 め 確 保 に 努 め る 。 (2 ) 是 非 の 判 断 に 関 し て は , 社 会 の 理 解 , 従 業 員 の 価 値 観 並 び に 要 望 を 十 分 にL考 慮 に 入 れ る 。 ≒(3) 例 え ばJ 製 品 の 安 全 性 の 確 保 や 労 働 者 の 生 活 の 質 の 改 善 の ご と く , 社 会 的 な 配 慮 の 上 に 立 っ た 利 潤 の 追 求 を 心 が け る 。レ (4 ) 例 え ば , 従 業 員 の 教 育 や 健 康 管 理 , 地 域 社 会 の 開 発 や 芸 術 の 振 興 な ど , 環 境 を 改 善 す る た め に , 自 発 的 に 取 り 組 む 積 極 的 な 姿 勢 が 望 ま れ る 。 (5 ) 企 業 が 保 有 す る 特 徴 を 生 か し て , 他 の 私 的 お よ び 公 的 機 関 と 協 力 し て , ……… 社 会 開 発 の た め に 努 力 す る。 上 (6 ) 企 業 が め ざ す 役 割 と 公 共 機 関 が 取 り 決 め た 企 業 競 争 の 面 で の ル ー ル と 十 が , 両 立 し , そ れ ぞ れ の 利 点 の 最 適 化 を は か る こ と が で き るしよ ケ に, ニ 公 丿 共 機 関 と 積 極 的 に 折 衝 を 重 ね る6 犬 ト 犬 …… …I(7 )gC 府 と 協 力 し て , 国 の 産 業 政 策 の 振 興 を は か る 外 , 国 際 経 済 政 策 の 改 犬 上 善 に 恥 努 力 を 払 う 。 … … ……=, ・- ・・ ■ ■Ir ・ ・ ■・・ ¶。-・。 ・。

(22)

(8 ) 特 に 多 国 籍 企 業 に つ い て は,= 母 国 と 進 出 国 と の 両 者 に 対 す る 経 済 的 貢 献 や 労 働 者 の 取 扱 い 等 に 関 し て バ ラ ソ ス を と れ る よ う に 配 慮 す る 外 , 各 国 政 府 と の 協 力 体 制 を 強 化 し て , 国 際 経 済 秩 序 の 安 定 と 発 展 を は か る 。 前 述 の ご と く ,「 レ ポ ー ト 」 は , 企 業 の 使 命 感 と い う 観 点 か ら,<11 種 の 企 業 の 類 型 に 分 け て , 旧 来 の 利 潤 追 求 一 木 槍 の 企 業 理 念 か ら , 社 会 的 責 任 惑 に 目 覚 め , 積 極 的 な 社 会 的 ・ 政 治 的 活 動 へ の 貢 献 を め ざ す 企 業 役 割 が 漸 次 強 調 さ れ る よ う に な っ た , と の べ て い る が , か か る 企 業 役 割 の 技 術 ・ 経 済 的 た 面 ( 収 益 性 , 成 長 性 , 技 術 革 新 性 ) と 社 会 的 な 面 ( 仕 事 の 場 の 提 供 レ 従 業 員 に 対 す る 満 足 感 の 賦 与 , 社 会 的 な 価 値 観 や 要 望 の 変 化 に 対 す る 対 応 力 ) と が 両 立 で ぎ る よ う に 両 者 の ト レ ― ド ・ オ フ ( 妥 第4 章 合 理 的 な 社 会 的 ・政 治的 戦 略 の 確 立 の 要 請4) 丿 … ……] 前 述 の80 年 代 の 企 業 に 対 し , 新 た に 要 請 され っ つ あ る 社 会 的 ・ ○政治的 役 割 ・ .・., ・J ・r .I . に つ い て 「レ,ポ ¬ ト」 によ れ ば 欧 州 の 各 企業 は 未 だ 十 分 に 意 識 の転 換 が で き

(23)

82 ニ ダト ∧ ノ.・・・ ・・ ・・・・. 七 い 廠 い が , モ れ に も か か わ ら ず , 経 済 的 効 率 の 低 下 , 政 府 の 干 渉 や 妥 協 し な い 社 会 的 プ レ ッ シ ャ ー に 基 づ く 重 圧 の た め に 徹 底 し た 企 業 意 識 の 転 換 を は か ら な い 限 呪 企 業 め 行 動 と 環 境 の 要 求 と の ギ ャ ッ プ は ま す ま す 大 き く な っ て ゆ く 可 能 性 が あ る と の べ , 特 記 注 目 を 要 す る 問 題 点 に つ い= で, 万 次 の ご と く 説 明 し 七 い こるo ‥j ・・ 丿(1 ) 企 業 環 境 と 利 害 関 係 者 集 団 と の 間 の 社 会 的 ・ 政 治 的 意 識 と 理 解 め 欠 如30 年 間 に 亙 る 成 長 完 全 雇 用 お よ び 経 済 的 繁 栄 は 多 く の 利 害 関 係 者 達 に 彼 ら の 要 望 は す べ て 実 現 可 能 で あ り , そ れ ら を 取 捨 選 択 す る 必 要 性 は な い と い う 幻 影 を 抱 か せ る に 至 っ たo 他 方 , 企 業 の 側 で は , 企 業 自 身 が 一 方 的 に 決 定 し た 社 会 的 対 応 戦 略 万を 実 施 す れ ば , 若 午 緩 和 さ れ る こ と は あ る か も し れ な い が , → 般 的 に は 依 然 と し て 専 ら 経 済 的 効 率 の 向 上 の み に 力 を 注 ぎ , そ の 環 境 や 利 害 関 係 者 達 の 要 求 と ぱ 最 早 , 両 立 し 難 い 論 理 を 追 求 し よ う と し て い る . …… こ の 結 果 に 企 業 と 社 会 仝 体 め 意 識 と の 間 に は ギ ャ ッ プ が 生 じ, 社 会 的 意 識 と の 調 和 を は か る べ ぎ 将 来 に 対 す る 見 通 し が 全 ペ ニう か な い と い う 危 険 な= 状 態 に あ る ダ. ……… ……十・・ ・・・・..・ . ・・・. ・. . .・ ・ ・ ・(2 ) 社 会 的 対 応 の 無 力 さ が 経 済 的 な 無 力 さ を 招 き つ つ あ る 傾 向 … … …… ∧ 諸A の 社 会 的 勢 力 の う ち , 大企 業 を め ぐ る 利 害 関 係 者 集 団 の 力 は 漸 次 増 大 し て 来 だ に 右 か か わ ら ず , 企 業 自 身 め 力 は 相 対 的 に 低 下 し つ っ あ る . レし か も, … …力 ゛・・力ヽる 強 化 さ れ た 利 害 関 係 者 集 団 が 結 束 し て, い企 業 に 対 し て 制 約 条 件 を 課 し た 肌 企 業 組 織 の 変 更 を 求 め た りy , 予 期 し な い 新 し い 企 業 の 役 割 を 果 た す こ と を 要 求 し て , 企 業 を 屈 服 さ せ る 事 態 が 発 生 し 始 め て い る . ・ こ の 場 合 し も ノし 企 業 が そ の 利 害 関 係 者 集 団 こと の 間 に コ シ= セ ン サ ・ス を つ く り 出 す べ き 配 慮 を し なJ い な ら ばf 今 ま で 立 派 な 業 績 を あ げ て き た 企 業 も , 経 済 的 効 率 を 失 い , 破 局 を 招 く お そ れ が あ る . 従 て , 企 業 と し て は , 利 害 関 係 者 達 の 要 望 を 考 慮 に 入 れ る と 共 に; ] 企 業 の 経 済 的 機 能 と 矛 盾 し な い 社 会 的 ・ 政 治 的 戦 略 の 波 開 を は か る べ く √ ノイ ニ二 丿 シ イ ア テ-f ヴ を と れ る よ うしに 心 が け.1r ・.・ ・ ・. ¶■S■.. ¶芦 ..I .J . ’ 戸 な け れ ば な ら な い . 犬 ‥ ‥ ‥ ‥‥ ‥ ‥‥. ▽ ニy ………. ・丿1゛I.r●I “/.ニl ・.I. ・(3 ) 政 府 の 対 応 の し か た の 失 敗 づ ー-- ・,・・●●●●・・.・・●・●・・. ●● ・.・.. ・1 ヅI . −,-・ り .¶ 政 府 は 企 業 の 破 産 と 失 業 の 防 止 を め ざ し, 大 企 業 に 対 ・し て 干 渉 す る ご と が 多 ■■■ ■ ■ ㎜JJr ・・ ・. ■■ ■171 . ・. − − ・r ・I ・ ■ ・ ■■㎜lf1 ぐ, な ・ら: 七 き た 。j ……し か し 力 ごが ら ,………と め, 政 府 ぱ よ る 干 渉 は む し ろ 雇 用 を 差 し 控 えJ-・ ・i.I1.1 ‘・4.S. ・ ・,・l ●. ・ ・ ’: , − ’-.4 ・.Ii ’゛-ISI る べ き 優: あ ノ右 左 思 お れ 右 不 況 産 業 の 救 済 策 に 重 点 カt お か れ る ご と が 多 い √ か

(24)

・I-か る 企 業 午 渉 は 健 全 な 経 済 的 成 果 め 発 展 を , か え う 七 さ 吏 だ げ る 逆 効 果 を 生 む お そ れ す ら あ る と 指 摘 し て い る 点 は 特 に 注 目 を 要 し よ う 。ニ 以 上 の 問 題 点 を 克 服 す る た め に は , 正 し い 企 業 戦 略 を 確 立 す る こ と が 急 務 で あ る √ ……… 「 レ ポ ー \ト 」 プぽ 以 上 の 観 点 力 石 現 状 を 打 破 七, イ 環 境 に 適 合 し た 企 業 戦 略 を 確 立 す る レた め の 要 件 に う い 七 次 の ご と く 述 ぺ 七 い る 。 六 … ……= ……… ……先 ず , 現 在 の 窮 状 を 打 開 じ, 会 社 を 存 続 き せ √ 思 い 切 っ た 経 営 革 新 を 断 行 で き る よ う に , 経 済 的 成 果 の 達 成 だ け に 留 ま ら ず , さ ら に 社 会 的, □ 並 び に 政

■Iふ・-== 一 皿-a −4 ・& ●--a 血.j--t- _&6.ミ 。 − ミa

治 的 な 関 連 性 の 下 に , 利 害 関 係 者 達 の= ン セ ソ サ ス を 得 る こ と が で^ き る よ う に 努 め な け れ ば な ら な い 。 し か し な が ら √ 一 般 に , 事 業 の 指 導 者 達 は √ 例 え ば 政 府 や 労 働 組 合 の よ う な 利 害 関 係 者 達 が 正 し い/V ー ル に 従 ら だ 行 動 を と り , 企 業 が さ ら に 一 層 の 発 展 を 遂 げ て , 輝 か し い 企 業 業 績 を あ げ る こ と が で き る と い う 保 証 を 得 ら れ な い 限 り, ゛ か か る 提 案 を 受 け 入 れ て く れ る 可 能 性 は 少 な い, ……と み な け れ ば な ら な い 。… … ノし・ノ …… …: ……` …… … … …1 \… … ……… \ そ と で 問 題 は 誰 が 最 初 に 手 を つ け る の か √ ま た , そ れ が 企 業 並 び に 各 利 害 関 係 者 達 と の 間 に 対 話 , コ ン サ ル デ ィ ジ ョ ン , 並 び に 妥 協 点 を 生 み 出 し て く れ る 可 能 性 が あ る か と いy こ と に あ る ノ 一 般 に, こ不 合 理 性 と 不 確 実 性 と が 大 き な 役 割 を 演 じ て い る の が 世 界 の 常 で あ る 。 従 う て , 極 大 化 を 求 め る こ と よ り も む し ろ , 折 衝 に よ る 打 開 に 力 を 入 れ る べ き で あ る と い う 「 レ ポ ー ト 」 ヶの 主 張 に 注 目 し た い 。 ∧ 十 / 最 後 に √ 「 レ ポ ー 下 」 は 経 済 的 志 向 一 本 槍 の 事 業 風 土 を 根 本 的 に 改 革 し て , 現 実 の 情 勢 に マ ッ チ し た 社 会 的 ・ 政 治 的 戦 略 を 実 施 す る た め に は , か か る 経 済 性 中 心 の 企 業 風 土 か ら 生 じ た 現 実 の 社 会 的 ∇・ 政 治 的 な ギ ャ ッ プ の 進 展 を 回 避 す る 必 要 が あ り , こ の 目 的 を 達 成 す る た め に は , 次 の3 点 に つ い て 考 慮 を 払 り 必 要 が あ る と 主 張 し て い るI 。/ ト 十11. 企 業 並 び に そ の 存 在 理 由 を 敷 行 し て 説 明 し て い る 学 説 の 研 究2. 企 業 の 経 済 的 な 機 能 と 両 立 し 得 る 社 会 的 戦 略 計 画 に 関 す る 明 確 か つ 実 践 的 な 内 容 の 把 握 十 二 ‥‥‥ ‥ ‥‥ ‥3 レ 社 会 的 戦 略 の 領 域 に 属 す る 行 動 に 関 し て , 比 較 的 広 範 な 範 囲 に 亙 っ て ニ コ シ ト ロ ー ル し て ゆ け る シ ス テ ム め 確 立 し \ 先 ず 新 し い 企 業 概 念 と し て は , 経 済 的 な 創 造 力 と い う 本 来 め 機 能 の 外 に; 社 会 的 ・ 政 治 的 な 環 境 並 び に 各 利 害 関 係 者 集 団 の 新 し い 要 望 に 対 す る 対 応 を

(25)

84 ・ 。・ 。・ 。。 ・ ・・ ・・ 可 能 に し て ぐ れ る 技 術 的 ・ 経 済 的 な 創 造 力, 一 す な わ ち , 次 に 示 す 諸 機 能 が 必 要 不 可 欠 で あ る: と 主 張 す る 。犬 ‥‥ ‥ ‥‥‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ⑨ 経 済 的 な 創 造 力 と 良 い 管 理 能 力 。 ‥ ⑤ 仕 事 の 面 に お け る 個 人 責 任 り 拡 大 を 通 じ て , 従 業 員 能 力 を 啓 発 す る 。O 利 害 関 係 者 達 が , 会 社 能 力 の 利 用 度 の 改 善 を 達 成 で き る よ う に , 積 極 \ 的 な コ ン サ ル デ ィ ジ ョ ン 活 動 を 実 施 し て , 社 会 全 体 に 対 す る サ ー ビ ス を \ 徹 底 さ せ る 。 ‥ ニ ⑥ 事 業 の 指 導 者 は そ の 意 思 決 定 と 行 動 と に 一 貫 性 を も た せ て , 利 害 関 係 者 達 の 信 用 を 得 る よ う に 努 力 す る ○・ − ・-I= − ・ ⑥ 利 害 関 係 者 達 が 企 業 行 動 を 予 測 で き る よ う に , 一 般 的 な 原 理 に 則 ら だ 行 動 を と る べ く 心 が け る 。 ニ(D ………事 業 指 導 者 の 行 為 の 正 当 性 を 裏 づ け, し 社 会 的 な 信 頼 感 を 得 る た め ら 労 働 者 の 自 主 的 な 創 意 工 夫 を 生 か す こ と が で き る よ う な 職 場 の 環 境 づ く り , 経 営 参 加 シ ス テ ム , 製 品 の 安 全 性 の 確 保 な ど , 経 営 民 主 化 と 社 会 的 改 善 を め ざ す 戦 略 を 含 め る 。 し っ 次 に 社 会 的 戦 略 は 明 確 に し て 実 践 的 か つ コ ン パ ク ト な 内 容 を も た せ る 必 要 が あ り , 具 体 的 に は 次 の3 点 に 着 目 す る 必 要 が あ る と 「 レ ポ ー ト 」 は 指 摘 し て い る 。 犬1 ) 会 社 の 経 済 的 能 力 の 発 揮 と 両 立 し 得 る 社 会 的 戦 略 を 立 案 す る 。2 ) 特 に 大 規 模 の 多 国 籍 企 業 は , 経 済 的 タ イ プ の 異 な る 各 進 出 国 の 実 情 に \ 応 じ て , そ れ ぞ れ 異 な る 社 会 的 役 割 を 負 わ さ れ て い る こ と が 多 い 。 従 っ ∧ て , 投 資 管 理 の 場 合 と 同 じ く, 犬社 会 的 戦 略 に つ い て も , ポ ー ト ・ フ ォ リ。 ニ オ 方 式 に ごよ る 管 理 が 必 要 で あ る 。3 ) 公 共 的 意 思 決 定 ( 国 の 産 業 政 策 ) と 私 的 意 思 決 定 ( 企 業 戦 略 ) と の 意 義 の あ る 結 合 を も た ら す た め に , 事 業 の 分 譲 , 合 併 , 関 連 市 場 の 選 択 と 決 ∧ 定 に 際 し て は , 経 営 診 断 的 に 分 析 し , そ の 経 済 的 戦 略 の 社 会 的 イ ソ パ ク ト に つ い て , 徹 底 的 に 研 究 を 進 め る べ き で あ る 。 \ 最 後 に 「 レ ポ ー ト 」 は,/ 企 業 を め ぐ る 環 境 及 び 各 利 害 関 係 者 と の 相 関 関 係 の 改 善 を も た ら す た め に , 重 要 か づ 急 速 な イ ン パ ク ト を 与 え る こ と が で き る よ う に , 社 会 的 戦 略 の 方 法 な い し シ ス テ ム の 面 に お け る 根 本 的 な 革 新 が 必 要 懲 あ る と 主 張 し , こ の た め の 条 件 と し て , 次 の5 点 を 指 摘 し て い る 。

参照

関連したドキュメント

「他の条文における骨折・脱臼の回復についてもこれに準ずる」とある

・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め

① 新株予約権行使時にお いて、当社または当社 子会社の取締役または 従業員その他これに準 ずる地位にあることを

新設される危険物の規制に関する規則第 39 条の 3 の 2 には「ガソリンを販売するために容器に詰め 替えること」が規定されています。しかし、令和元年

本案における複数の放送対象地域における放送番組の

・条例第 37 条・第 62 条において、軽微なものなど規則で定める変更については、届出が不要とされ、その具 体的な要件が規則に定められている(規則第

いてもらう権利﹂に関するものである︒また︑多数意見は本件の争点を歪曲した︒というのは︑第一に︑多数意見は

また、同制度と RCEP 協定税率を同時に利用すること、すなわち同制 度に基づく減税計算における関税額の算出に際して、 RCEP