もっていらっしゃることが多いように感じます. ●しかし,私自身は,プロパーなORでも経済学でも なく,社会科学,心理学その他の境界領域の研究を続 けてきましたので,自分のやっていることがアカデミ ズムの中でどう位置付けられるのか,どういう限界貢 献をもつものなのか,そもそも何をやっているという ことになるのかといったことについて日々悩んでまい りました.悩む過程で,科学哲学を勉強したこともあ りました.自分のやっていることは,反証可能だろう か,再現性はどうだろうか,パラダイムをもつか,リ サーチプログラムの前進性という観点ではどうか,と いろいろ考えてみましたが,自分自身で安心できる結 論は出せておりません(もちろん,いわゆる「科学哲 学」の観点からみれば,多くの社会科学は「科学」で はないということになるのでしょうが).永遠に悩ん でいきそうです. (松村良平) 編集後記 ●今月号は,2001年2月号に続き,ゲーム論の特集 です.前回は,ゲーム論が前提としてきた様々な制約 をゆるめ,より現実的な状況をモデル化しようという いくつかの試みが紹介されました.今回は,ゲーム論 が実際の状況表現,問題解決に直接どう役に立つのか を分析した研究を中心に特集を組みました. ●「そもそもゲーム論は現実の問題解決の役に立つの か」という疑問はよく聞かれます.これはゲーム論に 限らず,ミクロ経済学や,OR,ひいては数理的にモ デル化された社会科学理論すべてが抱え持つ,重大な 問題であると思います.ゲーム論,ミクロ経済学, ORのように,ある意味成熟度の高い,「プロパー な」 学問分野を研究されている方は,一見直接役に立つよ うには見えなくても,地道な貢献の莫大な積み重ねに よって学問が成り立っているのだという静かな自信を /′:1\ オペレーションズ・リサーチ 編集委員会 委員長 杉野 隆(国士館大学) 委 員 井階美歩(㈱NTTデータ),池上敦子(成践大学),大澤義明(筑波大学),大村弘之(日本電信電話㈱), 岡田 勇(創価大学),小沢利久(駒澤大学),住田 潮(筑波大学),高橋一書(東京ガス㈱),土屋利明 (日本電信電話㈱),所 健一((郷電力中央研究所),中川義之(キヤノンシステムソリューションズ㈱), 中森眞理経(東京農工大学),生田目崇(専修大学),根本俊男(文教大学),虜津信義(㈱日本スポーツ振 興センター),松村良平(東京工業大学),三浦英俊(明海大学),村井雅彦(㈱東芝) /つ\
編集後記
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