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思春期以降まで観察し得た先天性股関節脱臼治療例のX線学的検討

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Academic year: 2021

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Title

思春期以降まで観察し得た先天性股関節脱臼治療例のX線

学的検討( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

伊藤, 芳毅

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1037号

Issue Date

1996-03-25

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/15228

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名 (本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与口付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 伊 藤 芳 毅(岐阜県) 博 士(医学) 乙第 1037 号 平成 8 年 3 月 25 日 学位規則第4条第2項該当 思春期以降まで観察し得た先天性股関節脱臼治療例のX線学的検討 ( 主査)教授 松 7k 隆 信 (副虫)教授 近 藤 直 実 教授 星 博 昭 論 文 内 容 の 要 旨 先大性股関節脱巨」(以下先大股脱)の終局の治療口標は変形性股関節症(以卜OA)への進展を防止すること にあり,近年,治療法の工人により予後不良例は減少している。しかし,初期治療時に発圧するペルテス様変化 (以 Fペ変)に起因する人腿官頭頸耶変形や整復後にもなお遺残する=蓋形成/不全や亜月削二jは現在もみられ,こ れらに対するより有効な治療法については検.…、けべき幾多の問題点を残している。山清吉は,より良いk期成職 を得るためにどのように初期治瞭および巨_j蓋軌Ⅰ二術を行うべきかを知る=的で,これまで、†湘で治墟された九人 股脱症例の経年的長期経過をX線明和こ検討した。 対象と方法 対象は当科治療例のうち,15歳以降まで観察し辛≡呈たト44例・2()1関節で,リjリJ22例,反ソ山22例,最終調膏時隼 齢は15歳∼33歳・平均20.8歳であった。 調査項uとしては,股関節前後血X線像についてSeverinのX線評価を用いて最終成績を判定し,グルMプI・ Ⅲを良好,Ⅲ・lV・Vを不良とした。このほかペ変発′=伸こついては,Kムhnl(二hiの分榔こより判定し,ネノ川鉦治 療別にその傾向と最終的な官頭頸部変形を観察した。またOAへの進展の付則こついては正常股・前股牒ほ佃■一三 (preOA)・初期股関節症(初期OA)・進行期股関節症(進け期OA)・来射股関節症(木凱〔 )▲′\)に分親し, 初期治療別の成績・ペ変の′j・える景三響・【二i蓋輔車彿の効果を検討した。 初期治療は最終的に整復位の得られた小去により,ローレンツ(レ))群59例8一′順節・リーメンビューゲル(1i B)群35例51関節・オmバーヘッド宵j!(0Ⅰ一汀)椚4例5F某ほいRHまたはし)王汀後徒r脛復(CIそ)椚17例2銅撒い 観血的整復(OR)群31例潮即日に分け,成績を判定した。なお,=苦情車術を要Lたらのは判定からはi玲外し た。 臼蓋補正術はshelf椚16例18関節・Chiarilr†20例23閲粛j・Salter群6例7関節・Ⅰ-iughes椚5例6閲節に分け成 績を判定した。 結 果 Severinによる最終成績 初期治療法別成績はI」0群では良好羽関節62.9%・イこ艮26関節こ汀1%,ⅠⅧ昭では良好矧某ほ日82.6%・イく山8関 節17.4%であった。OHT群・CR耶・OR椚も含めて,楷復に際してより人きな十三襲が′け頭=蓋に加わったもの ほど成績は不良であった。 臼蓋補正柿J別成纏はshe廿群では良好H関節77.8%・木艮4関節22.2%,しhiaI(i椚では良好13閲節56.5%・イ1:4 10関節43・5%,Salter群では1主好4F某ほTj80.0%・イJil阻裾軋椚′占,r-iughes耶では1封卜丹那机6.7%・イく艮2関 節33.3%であった。正常閲節といえるⅠまで改善しているものはs‡1ビ1ほぃし二Ⅰ-iarl群では【i一どめなかった。 ペ変発生例の検討 75例95関節46.7%にペ変を認めた。その内淵まLo群では59関節7(j.2%,RB群では8関節13.7%,0汀丁椚では 2関節40%,CR群では5例20.8%,OR耶では21「軋節55.3%と,IJO群,(〕f律羊で多発していた。R捌rトOHT椚・ CR群では変形の軽度のものが多く,1.0群・(〕王子耶で変形の掛、ものが多かった。 155

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OA進展例の検討 最終調査日寺正常股は77関節38.4%,OAは125関節61.6%に認めた。その内訳はpre OA85関節68.0%・初期∠ 3郵軋師27.2%・進行期OA5関節4.0%・来期OAl関節0.8%であった。 初期治療法別に見ると,Lo群56関節66.7%・RB群21関節41.2%・OHT群1閲節20.0%・CR群11関節45.8%・ OR群36関節94.7%がOAに進展した。初期OA以上に進展している関節はRB群・OHT群では認めず,Lo群15関 節22.7%・CR群1関節9.1%・OR群24関節66.7%であった。 ペ変例のうちOAに進展したものは76関節80.0%で,Kalamchiの))類とOAの病期の関係を見ると,初期OA以 卜に進展したものはグループⅠ3関節15.8%,口8関節弧4%,Ⅲ7関節38.9%,ⅠV8関節44.4%と督頭頸部変 形の強い関節に病期の進行したものが多かった。 目蓋捕lト術別に見ると,初期OA以上二に進展したものはChiari r狛17関節77.3%,棚作り手術8関節44.4%で あるのに対し,Salter手術およびHughes手術では認めなかった。 考 察 今【f享1の検討によれば,初期治療ではRB法の成績がもっとら良く.Of-IT・CRがこれに続きⅠ.0法・ORの成績が 悪かった。初期治療時に起こるペ変の発/壬ミは,骨頭=蓋イく適合を生じ目蓋形成を阻害するなど,成績に人きく関 与しているため,その防止が非常に重要であることを再確認した。 初期治療後のOA進展への危険因子は,臼蓋形成不仝有らびに′け頭の求心性不良にある。これらに対する臼蓋 捕11ヰ術の防」ヒ効果について検討すると,棚作り術・Chiari,け保持切り術では原=の外前Jiのみを′け組織で被覆 する術式のためOA防1卜効果は木確実であった。これに対しSalter竹盤′け切り彿・Hughes′甘酢肯切り術ではF]蓋 形成木仝を、上体的に輔1卜し,かっ㈲節軟・けで丹頭を被覆するため適作仲良好な閲節に発育する可能性が多く, OArUj山こ[j▲効と判定した。従って,OA防iLのため幼少腑こ=蓋補正手術を行う場で†はSalterあるいはHughes などF_J蓋【i J 1旋移動術を選択すべきである。 論文審査の結果の要旨 申請省 伊藤芳毅は,先人性股関節脱=治療例を発百終J′時以降まで維隼白引こ観察し,リーメンビューゲル法 の治療成績がもっとも優れていること,初期治療時にペルテス様変化を惹起しないよう留意することが治療向上 のため重要であること,ならびに変形股関節症進展への危惧のある右目列に対する=蓋輔車術はSalter′抒盤′け切り 術ならびにHughes′け盤′けU]り術がより優れていることを明らかにした。これらの如上ユは小県股閲節外科Il;:の進 揖に寄1一するところ人であると認める。 [ヒ論文公夫誌] ノt且春期以降まで観察し得た先天件股関節脱Fi治療例のX緑′'芦的検討 中成8咋3パ発行予定 岐_【; t人医紀44 156

参照

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