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理科学習指導案 全校研究テーマ 生き生きと自ら学ぶ子どもを育てるための支援はどうあったらよいか 理科部会テーマ 生き生きと, 自ら学ぶ子どもを育てるための観察 実験における支援はどうあったらよいか ~ 恵まれた校舎周辺の自然環境を生かした自然観察の学習における, 生活科から 6 年までのつながりを大

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理科学習 指導案

全 校 研究 テ ーマ 「 生 き生 き と自 ら 学ぶ 子 ども を 育て る ため の 支援 は どう あ った ら よい か 」 理 科 部会 テ ーマ 「 生 き生 き と, 自 ら学 ぶ 子ど も を育 て るた め の観 察 ・実 験 にお け る支 援 はど う あっ た らよ い か」 ~ 恵 まれ た 校舎 周 辺の 自 然環 境 を生 か した 自 然観 察 の学 習 にお け る, 生 活科 か ら6 年 まで の つな が りを 大 切に し た指 導 のあ り 方に つ いて ~ 日 時 平 成 23 年 1 0 月 5 日(水 ) 授 業 会場 3 年 2組 教 室 単 元 名 『 こ ん虫 の から だ を調 べ よう 』 指 導 者 北 信 教育 事 務所 指 導主 事 酒 井 賢 一 先 生 授 業 学級 3 年 2組 ( 男子 1 6名 , 女子 9 名, 計 25 名 ) 授 業 者 中 島 健 児 教 諭 長 野市 立 豊野 西 小学 校 理 科 研究 部 会 目 次 Ⅰ 理 科研 究 テー マ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 1 Ⅱ テ ーマ 設 定の 理 由・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 1 Ⅲ 研 究の 内 容・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 1 Ⅳ 研 究の 仮 説・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 8 Ⅴ 学 習指 導 案 1 単 元名 ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 9 2 単 元設 定 の理 由 ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ 9 3 単 元の 目 標・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・10 4 単 元展 開 ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・10 5 本 時の 学 習指 導 案 (1)主眼・・・・・・・・・・・・・11 (2)本時の位置・・・・・・・・・・11 (3)指導上の留意点・・・・・・・・11 (4)展開・・・・・・・・・・・・・12 (5)実証の観点・・・・・・・・・・12 6 資 料・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・13

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研究テーマ

生 き 生き と , 自 ら 学 ぶ 子 ど も を育 て る た め の 観 察 ・ 実験 に お け る 支 援 は どう あ った ら よい か 。 ~恵 ま れた 校 舎周 辺 の自 然 環境 を 生か し た自 然 観察 の 学習 に おけ る ,生 活 科か ら 6 年 まで の つな が りを 大 切に し た指 導 のあ り 方に つ いて ~

テーマ設定の理由

本 校 は , 教 育 目 標 を ~ 克 己 「 が ん ば り ぬ く 子 」・ 連 帯 「 助 け 合 う 子 」・ 探 究 「 考 え ぬ く 子 」 ~ と 設定 し て , 基 礎 ・ 基 本 の 力の 確 か な 定 着 を は か り, 課 題 を 主 体 的 に 追究 し てい こ う と す る 態度 や 自 己 表 現 力 の 一 層 の伸 長 を は か る こ と を 目指 し て い る 。 そ の 具現 を はか る た め , 全 校研 究 テ ー マ を 「 生 き 生 きと 自 ら 学 ぶ 子 ど も を 育て る た め の 支 援 は どう あ った ら よ いか 」 とし , 継続 し て研 究 を推 進 して き てい る 。 ま た , 理科 教 育 に お い て は , 研 究テ ー マ に も あ る よ う に「 恵 ま れ た 校 舎 周 辺の 自 然環 境 を 生 か し た自 然 観 察 の 学 習 」 に 力 を入 れ , 体 験 的 な 学 習 を多 く 取 り 入 れ た 授 業を 通 して , 学 校教 育 目標 の 具現 を 目指 し てい る 。 本 校 の 児童 は , 概 ね 素 直 で 物 事 に真 剣 に 取 り 組 め る 子 が多 い 。 一 方 , 活 発 に発 言 し学 級 や グ ル ー プを 引 っ 張 っ て い く 児 童 や教 師 を 頼 り に し が ち で, 主 体 的 な 学 習 に まで は いた っ て いな い 子も 少 なく な い。 理 科 学 習に お け る 本 校 児 童 の 様 子を 見 る と , 理 科 の 授 業に は 意 欲 や 関 心 を もっ て ,時 間 い っ ぱ い 取り 組 め て お り , 観 察 や 実験 の 結 果 な ど を 丁 寧 に記 録 す る 習 慣 が 身 につ い てき て い る 児 童 が多 い 。 一 方 , 興 味 や 関 心を も っ て 自 ら 観 察 や 実験 を 行 っ た 学 習 に つい て は, 学 習 内容 を 理解 し やす く 自信 を 持っ て 発表 し 合う こ とが で きる が,直接 体 験で き なか っ たり , 師 範 実 験 や情 報 機 器 に よ る 学 習 の みで と ど ま っ て し ま っ たり し た も の に つ い ては , 理解 が 深 まり に くい 。 こ れ ら のこ と か ら , 生 物 に 直 に 接し 体 感 す る こ と が 多 くな る よ う な 理 科 学 習環 境 をつ く り , 学 校 敷地 内 で の 野 外 学 習 を 充 実さ せ , 体 験 的 な 学 習 を通 し て 学 ん だ こ と を, 伝 え合 う 授 業 を 多 く仕 組 む こ と に よ り , 他 の児 童 や 先 生 に 頼 り が ちな 児 童 も , 自 信 を もっ て 主体 的 に 人 や も のと 関 わ り な が ら 追 究 し ,共 に 伸 び て い く こ と がで き る と 考 え , 本 テー マ を設 定 し た。

研究内容

1 理 科部 会 でと ら えた 児 童の 実 態(N RT 検 査結 果 )から ~N R T検 査 の分 析 結果 と 本校 周 辺の 自 然環 境 を指 導 に生 か すた め に~ ( 1 ) 6 年「 動 物 の 誕 生 と 成 長 の 様子 」 の 領 域 が 知 識 と して 整 理 さ れ 十 分 に 身に つ ける こ と が で き て い な い 。( 動 物 の 誕 生 と 成 長 の 様 子 9 6 → 9 8 ) し か し , 5 年 「 動 物 の 活 動 や 植物 の 成 長 と 季 節 」 に つ いて は , 自 然 観 察 の 時 間を 十 分 に と り , 季 節を 常 に意 識 さ せ て 学 習 を 継 続 し て き た と こ ろ , あ る 程 度 の 成 果 が 得 ら れ た 。( 動 物 の 活 動 と 季 節 9 7 → 104) ( 2 ) 鳥 ,昆 虫 , そ の 他 の 動 物 や 様々 な 植 物 (草 木 )が 四 季 折 々 の姿 を 見 せ て くれ る 恵ま れ た 校 舎周 辺 の自 然 環境 を 生か し た観 察 をさ せ たい 。 ↓ そ こ で , 生 物 領 域 の 学習 に つ い て の 系 統 性 を図 り , そ れ を 生 か した 指 導を 行 える よ う に なる こ とを 目 指し て ,本 研 究を 進 める も のと す る。

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2 理 科部 会 で願 う 児童 の 姿( 学 校教 育 目標 を 受け て ) ( 1 )自 然 事象 に 興味 を 持ち ,問 題 を解 決 しよ う とす る 子ど も( 克 己「 がん ば りぬ く 子」) → そ のた め には , 生物 に 直に 接 し体 感 する 場 づく り が大 切 であ る 。 ( 2) 見 通し を 持っ て ,自 ら 観察 実 験を 行 い追 究 する 子 ども ( 探究 「 考え ぬ く子 」 ) → そ のた め には , 事象 提 示と 課 題把 握 の仕 方 の工 夫 が必 要 であ る 。 ( 3) 自 然を 愛 し, 共 に学 ぶ 喜び を 分か ち 合う 子 ども ( 連帯 「 助け 合 う子 」 ) → そ のた め には ,生物 と 直 にふ れ あっ た その 学 びを 発 表し 合 う場 の 設定 が 必要 で ある 。 3 大 切に し たい 見 方や 考 え方 ~ 観察 の 観点 の もち 方 ~ ( 1) 児 童が も つ観 点 につ い て, 指 導を 振 り返 っ てみ る と, ① 教 師が 与 えた も の ② 児 童が 他 から 教 えて も らっ た もの ③ 児 童自 ら が考 え たも の の 3つ が 考え ら れる 。 ① の よ う に , 教 師 が 「 形 を 見 ま し ょ う 」「 色 は ど ん な 色 で す か 」 と 与 え る 方 法 も あ る が , そ れ で は , それ 以 上 の 観 点 を も て ない 場 合 が あ る 。 ま た , いつ も 教 師 に 教え て も ら わ な い と 観 察 がで き な い 。 主 体 的 な 学習 (自 ら 学 ぶ )を 成 立 さ せ る なら ば , 自分 で 考 え た , ま た は 自 分で 見 つ け た 観 点 を も つこ と が 必 要 で あ る 。 そ うす れ ば , 自 信を 持 っ て 観察 に 取り 組 み,さ ら に自 分 で新 し い観 点 をも っ て観 察 でき る よう に なる だ ろう 。 ( 2) 観 察力 の 目指 す とこ ろ *観 点 を自 分 で見 つ ける 力 * 教 師 に 「 色 は 何 色 か な 」「 足 は 何 本 あ る か な 」 と 聞 か れ な く て も , 自 分 で 観 点 を 決 め て 観察 す る こ と が で き る 児 童に 育 っ て ほ し い 。 そ こで , 類 似 点 (共 通 点)と 差 異点 を 持 っ たも の の比 較 から , 自分 で 観点 を 見つ け るこ と がで き るよ う にす る 。 *観 察 を主 体 的に 行 う(自 ら学 ぶ )力* 与 えら れ た 観 点 で は な く , 自分 で 見 つ け た 観 点 で 観察 す る こ と で , 主 体的 に 観察 で き る 。 *自 然 観察 が 楽し い と感 じ る心 * 自 分 で 観 点 を 見 つ け る こ と が で き る よ う に な る こ と で ,「 何 を 書 い た ら よ い か わ か ら な い」とい う 状態 で はな く なる 。さ ら に自 分 で観 点 を見 つ けて 観 察を 続 ける こ とで , 観 察 に自 信 を 持 ち , 観 察 が 楽 しく な る 。 ま た , 観 察 した こ と を 人 に 伝 え たい と いう 気 持 ち も湧 い てく る 。 ( 3 ) 事 例 「 身 近 な し ぜ ん の か ん さ つ 」( 3 年 生 ・H23.6月下旬)より ① 観 察 す る ポ イ ン ト (話 し 合 い で 出 さ れ た も の ) ・ 色 ・ 大 きさ 、 長さ ( もの さ し) ・ 形 ・ 模 様 ・ に おい ・ 音 ・ さ わ る ( か た さ や わ ら か さ 、 ざ ら ざ ら つ る つ る 、 ね ち ょ ね ち ょ 、 さ ら さ ら 、 ち く ち く) ・ 数 、 ・ 重 さ( 秤 ) ・ 温 度( 棒 温度 計 ) ・ 場 所 ・ つ なが り ・ 味 (× )

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②場 所 に関 す る観 察 する ポ イン ト ア )主 にど こ にい る のか ・ 水の 中 ・ 土 の中 ・そ の 他 イ)ま わり に ある も のの 違 い ・ 植 物 の あ る 場 所 ( 花 、 木 、 樹 液 の 出 る 木 、 草 原 、ある 種 類の 植 物( キ ャ ベツ 、じ ゃが い も等 )) ・ 物 の下 ( 石、 落 ち葉 ) ウ)状 態の 区 別 ・か わ いて い るし め って い る ・日 向 日陰 ・温 度 の高 い 所、 低 い所 4 【 生物 単 元「 生 命」 に おけ る 内容 の 構成 】 生 命 学 生物の構造と機能 生 物 の 多 様 性 と 共 生命の連続性 生 物 と 環 境 の か か 年 通性 わり 第 あさがおやさつまいも あさがおさん 生きものランド 1 の成長 ・ 1 つ ぶ の 種 か ら 発 ・身近な自然を観察 ・ ・大きさ,ながさ 芽 , 成 長 , 開 花 , 結 し捕まえてきた動物 2 生きものとなかよし 実,種とり の 飼 育 ( 気 づ き や 経 学 ・飼い方,育て方 験) 年 第 昆虫と植物 身近な自然の観察 3 ・昆虫の成長と体のつくり ・身の回りの生物の 学 ・植物の成長と体のつくり 様子 年 ・身の回りの生物と 環境とのかかわり 第 人 の 体 の つ く り と 運 季節と生物 4 動 ・動物の活動と季節 学 ・骨と筋肉 ・植物の成長と季節 年 ・骨と筋肉のはたらき (関節の働きも含む) 第 植物の発芽,成長,結実 5 ・種子の中の養分 学 ・発芽の条件 年 ・成長の条件 ・植物の受粉,結実 動物の誕生 ・卵の中の成長 ・水中の小さな生物 ・母体内の成長 第 人の体のつくりと働き 生物と環境 6 ・呼吸・消化・吸収 ・生物と水,空気と

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学 ・血液循環 のかかわり 年 ・主な臓器の存在 ・食べ物による生物 植 物 の 養 分 と 水 の 通 の関係 り道 ・でんぷんのでき方 ・水の通り道 5 実 践を 通 して 示 唆さ れ たこ と (1)既習経験を生かして観察の観点を定め,夏と秋の生物のちがいを直接観察すること を通して,めあてや視点を明確にして,様々なものの観察に取り組み,発表の方法 を進んで考えていった事例 ① 単 元名 ・ 学年「 生き 物 のく ら し~ 秋 ~」( 4 年生 ・H22.9 月下旬から 10 月上旬4h) ② 授 業の 概 要 9 月 も 中 旬 を 過 ぎ , よ うや く 秋 ら し く な っ て き た。 そ こ で , 秋の 生 き物 の くら し を 観察 す る 単 元 に 入 っ た 。 これ ま で , 春 と 夏 に そ れぞ れ で 学 校 の 周 り の生 き 物の 様 子 を観 察 し て き た 。 観 察 の 観点 や 方 法 , ま と め 方 にも 慣 れ て き た 子 ど もた ち であ る が ,そ れ ぞ れ の 季 節 の 姿 を 比べ た り , そ の つ な が りを 考 え た り す る ま でに は 至っ て い ない 。 そこ で , 夏 の 生 き 物 の 姿 を提 示 し て 既 習 事 項 を 想起 さ せ て か ら , 秋 の生 き 物の 姿 を 予想 し たり 観 察の 観 点を 確 認し た りす る こと を 考え た 。 また ,観 察 した こ とや 思 った こ と,考え た こと を 自由 に 発表 し 合う 時 間を 確 保し , 児 童の 気 づ き や 疑 問 を 基 に 学習 問 題 を 決 め だ し , 追究 し て い く 過 程 を 大切 に した 。 ③ 授 業の 記 録か ら <夏の生き物のくらしをふりかえり,観察の観点を決める場面>-ア T :夏の生き物の様子を観察したときのことを思い出してみましょう。 C1:ツバメが5羽,電線にとまっていた。 C2:カエルは,うじゃうじゃ動いていた。 C3:たくさんの毛虫が,木にとまっていた。 C4:シロツメクサの花が,いっぱい咲いていた。 (発表続く) T :では,夏と比べて,秋の様子はどうなっているでしょう?どんなことを見てきたいですか? C3:植物の色が少しずつ赤くなっている。 T :赤だけかな? C3:イチョウは,黄緑になっている。サクラは,赤くなる。 T :なるほど,姿を変えているものを見てくるんだね。具体的には,どんな姿かな? C3:色のちがいを見てくればいい。 T :他にはどう? C5:冬眠しているかもしれない。 C2:この前,カエルがどんぐりの木のところで寝て,静かにしていた。色が,落ち葉の色に似ていた。 T :活動している様子っていうことかな? C6:お母さんが,これから蚊がたくさん出てくるって言っていた。 T :では,明日実際に見にいってみましょう <観点を基に,めあてをもって秋の生き物の姿を観察する場面>-イ T :昨日,「姿を変えているもの」と「活動の様子」を見てこよう,ということになりました。

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今日は観察です。生き物のどんな姿や活動の様子を見てくればいいかな? C7:姿で,色や大きさ,形。葉っぱの数とか・・・ C8:実がなっているとか,種があるとかも見られると思います。 C4:活動の様子で,夏にいたプールの裏にまたいるか探したいです。 C5:大きくなっているカマキリが,何をしているか見てきたい。 C2:どんなふうに動いているか観察したい。 T :観察のポイントに気をつけて,これから外へでかけましょう。 (校庭の樹木や草花,裏山の動物や木の実などを観察してまわった) <観察を基に,発表方法を考える場面>-ウ C2:ナメクジ,ミミズ,ゲジが石に下で休んでいた。 C4:観察池では金魚が泳がないでじっとしていた。 C9:ポプラの木には,アリは少しいたけど,毛虫はほとんど見られなかった。 T :どうすれば,秋の様子をわかりやすくまとめられるかな。 C7:みんなが調べてきたことを発表し合えばいい。 T :みんなの発表したことを,うまく一つにまとめられないかな。 C⑦:表とかにまとめるといいと思います。 T :じゃあ,夏と秋を並べてまとめますか。 C7:(首をかしげ,思い悩む表情) T :観察マップを拡大してそのまわりに発表したことを書き込んでいきましょうか。 C*:それがいいです。(多数) C⑦:発表の時,写真をテレビに映してもらえませんか。 T :わかりました。では,次回はみなさんの観察結果を発表してもらいます。特にクラスのみんなに伝 えたい秋の生き物の様子を選び,学習カードに書きましょう。 <観察結果を発表し合うことを通して,自然の不思議さや尊さを実感していく場面>-エ 発表会を終えての児童のまとめから「夏にくらべて秋の動物や植物は...」の記述 C7:秋は気温が下がって,動物の活動がにぶくなる。 C8:植物の葉が色づいたり,葉が枯れて落ちたり,実ができたりする。 C3:秋だけに見られる動物の姿・・・カメムシが多くみられるが,それは冷え込んできて温かい場所へ集ま るため多くなったように感じるのだろう。 C2:最近カラスがたくさんみられるが,クルミなどの実を食べに集まっているからだ。 C7:イナゴが交尾している所を多くみかけたが,卵を土の中に産んで冬越しするからだと思う。 C4:秋だけに見られる植物の姿・・・ヒガンバナの花,ススキの穂,その他の実がたくさん。 C5:秋になったらセミが鳴かなくなったし,昆虫の数が少なくなった。カマキリはおなかが大きくなっ ていたが,卵もいろんな場所に産んであった。 ④ 考 察 ・ 夏 の 生き 物 の 様 子 を 想 起 さ せ るこ と に よ り , C 2 や C3 の よ う に , 観 察 の視 点 を自 ら 考 え て, 進 んで 観 察に 取 り組 ん でい っ た。 ・ め あ てを も ち , 視 点 を 明 確 に した 観 察 に よ り , C ⑦ のよ う に , 観 察 し た こと を 進ん で わ か りや す く伝 え よう と する 意 欲を も つこ と につ な がっ た 。 ・ 単 な る季 節 ご と の 動 植 物 の 観 察に 終 わ る の で は な く ,夏 と 比 べ て 秋 を 観 察す る とい っ た 継 続的 な 観 察 に よ り , 動 物 の活 動 や 植 物 の 成 長 は 季節 ご と に 環 境 と の かか わ りが あ る と いっ た 見方 や 考え 方 がも て るよ う にな っ てき た 。 (2)生物と直に接し,直接体験や観察をする場を保証し,観察の観点をより具体的にもた せることにより,観察したことを進んで発表したり,友達の観察結果について関心を持 って集中して聞いていた事例 <観察のポイント> 夏とくらべて秋のようすはどうか *すがたを変えているもの:形, 色,大きさ,数など(夏にはな かったもの) *活動のようすがちがうもの:場 所,ようす(いなくなってしま ったもの)

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① 単 元名 ・ 学年 「 花が 咲 いた 後 の植 物 を調 べ よう 」( 3年 生・H22.10 月 中旬) ② 授 業の 概 要 ホウ セ ン カ や ヒ マ ワ リ は 花が 咲 い た 後 に 実 が で きた こ と を 学 習 し , グル ー プの 友 だ ちと 校 内 の 他 の 植 物 の 実 を探 し て 観 察 し た 子 ど もた ち が , 各 グ ル ー プの 実 につ い て の発 表 を 聞 き 合 い , 気 づ いた こ と や 思 っ た こ と を発 表 し あ う こ と を 通し て ,学 校 の まわ り に あ る い ろ い ろ な 植物 に も 様 々 な 色 や 形 の実 が で き て い る こ とを 学 んだ 。 ③ 授 業の 記 録か ら <観点を基に,めあてをもって花のさいた後の植物の姿を観察する場面>-ア C1:いつも遊んでいる草についているのも実なんだよね C2:探 し に 行 き た い な 。 (校庭の樹木や草花,裏山の動物や木の実などを観察してまわった) C3:きっとこれが実なんだ C4:種ができている C5:やっぱり実ができていた C6:他の植物の実を探して観察したい <課題や問題意識が生まれるように事象提示を工夫した場面>-イ C7:花が咲いた後には,ホウセンカやヒマワリのように実がなるんだ。 C8:でも,イチイは花が咲いていないよ。 T1:イチイの花みたことある人 C :(手挙がらず(だれもみたことがない)) T2:イチイの花を特別調べてきました。 (書画カメラで映し,花を拡大した) C9:えー!花あるの?みせて! T2:花あるんだよ。 C⑩:すごーい! C⑪:来年,実際に花が咲いているところをみたいな。 T3:楽しみですね。 <観察結果を発表し合うことを通して,自然の不思議さや尊さを実感していく場面>-ウ C⑫:赤の色が多い。黒や茶色もある。 C⑬:丸の形が多い。どれも小さい。 C⑭:食べられるものと食べられないものがある。 C⑮:甘いにおいがするものがあった。 C⑯:硬いものや軟らかいものがあったよ。 C⑰:実の形や大きさは植物によって違うんだね。 C⑱:実がなっている植物が学校じゅうにたくさんあるんだ。T4:似ているところはどこかな。 ④ 考 察 ・T 2 でイ チ イの 花 を紹 介 した こ とに よ り、 来 年の 花 の観 察 への 期 待が 膨 らん だ 。 ・ 授 業 の 終 末 の T 4 「 似 て い る と こ ろ は ど こ か な 」 と い う 視 点 で じ っ く り 考 え る (め り は り )こ と で、 発 表だ け で終 わ らず 、 思考 の 深ま り のあ る まと め とな っ た。 学習課題「友だちの発表を聞いて,学校にある植 物にはどんな実がなっていたかをまとめよう」 学習課題「ヒマワリやホウセンカ以外の 植物にも実がなっているか調べてみよう」 <観察のポイント> <ヒマワリやホウセンカの観察のときのように調べよう> *色,形,大きさ,数,手 触りなど 学習カードより C ⑲:「ムラサキシキブには種があってアキグミにも種がある。イチイは何日かすると種が出てくるかも しれない。(3つの植物に対する共通点と相違点に気づいている。)」 C ⑳:「発表した植物をみんなで見に行きたい(学びの連続性)」

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豊野西小理科- 1 -(3)生物と直に接し,対象に直接働きかけた結果として得られた感動を,情報機器を利用 し進んで発表したり,友達の観察結果について関心を持って聞いていた事例 ① 単 元名 ・ 学年 「 身近 な しぜ ん のか ん さつ 」( 3年 生・H23.6月下旬) ② 授 業の 概 要 身の ま わ り の 動 物 が ど の よう な 場 所 (環 境 )に い た の か 観察 し て き た 子ど も たち が な ぜそ の よ う な 場 所 に い る のか 考 え た り 確 か め た りし た こ と を 発 表 し 合う こ とを 通 し て、食 べ 物が あ る場 所 や身 を 守る こ とが で きる 場 所を す みか に して い ると い った 、 環 境と 動 物が 結 びつ い てい る こと を 学ん だ 。 ③ 授 業の 記 録か ら <対象に直接働きかけた結果として得られた感動を,実物を示して進んで発表した場面> -ア C1:予想、石の下にいれば見つかりにくいし、土の中にいればもっと見つかりにくいからだと思いまし た。 C2:石の下や石の間にいるのは、流れがゆるやかだからではないかと思う。 C3:そこで、ヤゴは速い流れに耐えられるかを調べました。まずペットボトルを切って、ななめにして 水を流して調べま した。 C4:次に石がある場所と、水だけの場所を作って調べました。 C5:水の流れがゆるやかで、石の下や土のあるところの方が良いことがわかりました。 (実物投影機を用いて映しながら、ヤゴの様子を発表した) ④ 考 察 ・ ヤ ゴ に 対 し て ペ ッ ト ボ ト ル を 使 い 水 流 を 起 こ し て 行 っ た 実 験 結 果 (対 象 に 直 接 働 き か け た 結 果 )か ら 得 ら れ た 驚 き や 感 動 を 、 実 験 器 具 で あ る 切 っ た ペ ッ ト ボ ト ル を 実 際 に 示 し なが ら 発表 し てい る 。 ・ 自 分 の 感 動 を 伝 え た い 、 自 分 が 関 わ っ て 働 き か け た 結 果 を 伝 え た い (体 験 が た ま っ て た ま っ て し ゃ べ り た く な り 書 き た く な る )と い う 気 持 ち が 自 然 に 言 語 活 動 の 充 実 へ と つ な がっ て いく 。 (感 動 を分 か ち合 う 授業 へ と) 【事例から示唆されたこと】 ○自然事象を観察する前に,既習事項や体験を想起させ,観察の観点を明らかにして, 自分なりのめあてをもつことが大切である。目的を持った観察やそれに基づく考察を 通して,子どもたちの主体的な学習が成立していく。 ○学校環境を活かし,生物と直に接し,直接体験や観察をすることで,課題や問題意識 をもつことができ,様々な観察や発表の方法を考えることにつながる。 ○児童が観察できない時間や場所の写真を用意したり、動植物の様子を拡大して提示す ることで、「この後どうなるんだろう?」「観察しに行きたい!」などの意識が生まれ、 次時以降の学習意欲の高揚につながる。 ○自分の感動を伝えたい、自分が関わって働きかけた結果を伝えたい(体験がたまってたま ってしゃべりたくなり書きたくなる)という気持ちが自然に言語活動の充実へとつながっ ていく。(感動を分かち合う授業) ○教師が[認めてくれる・見守ってくれる]一緒になって子どもと感動できる中で児童は安心 学習課題「○○はどうしてその場所にいたのだろうか」

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豊野西小理科- 2 -して取り組めるということ 【明らかになった課題】 △自分のめあてや観点に沿って観察や実験した結果を,どのように伝え合ったり,友達同士 で内容を比較・検討したりすればよいか。 △子どもの感動体験がそれぞれ違っているので、教師がどうやってその感動をつなげていく かがポイントとなる。それには、感動を共有できる関係作りが大事となってくる。 核となる生物を扱ってから → 広がりの学習へ 基準となる観察をおこなってから、それぞれの観察(直接体験)へ →表、図、グラフ(具体・半具体)などを用いて →言語(科学概念)へ

研究の仮説

◇このような児童に

○素直で,物事に真剣に取り組める児童が多い。 ○実験や観察の結果を進んで発表したり,グループ学習を進めていくことができる児童 がいる。 ○実験や観察の結果を丁寧に記録する習慣が身についている児童が多い。 △直接体験できず,師範実験や情報機器による学習については,理解が十分でない。 △進んで学習する他の児童や先生に頼りがちな児童がいる。

◇このような手立てで

①恵まれた学校環境を活かし,生物と直に接し,直接体験や観察をする場を保証する。 <事例(1)のイ,事例(2)のア> ・自然観察マップを作成し,動植物の観察に生かす。 ・1人1観察やグループ観察を通して,「自分の」,「自分たちの」観察対象で学習を進め られるようにする。 ②課題や問題意識が生まれるように事象提示を工夫し,学習問題やめあてを子どもたちが 自ら決めだしていけるようにする。<事例(2)のイ> ・児童が観察できない時間や場所の写真や映像を用意したり,動植物の様子を拡大して提 示したりして,「どうなっているんだろう?」「なぜだろう?」「この後どうなるんだろ う?」といった意識が生まれるように事象を提示する。 ・児童の感想や疑問を基に,子どもの言葉で学習問題やめあてを設定する。 ③対象に直接働きかけた結果として得られた感動を分かち合う授業をめざす。 <事例(3)のア> ・自分の感動を伝えたい、自分が関わって働きかけた結果を伝えたい(体験がたまってた まってしゃべりたくなり書きたくなる)という気持ちが自然に言語活動の充実へとつな がっていく。 ④単元の系統や学習内容を分析し,学年の段階に応じた様々な観察や実験,発表の方法を 取り入れていく。<事例(1)のウ> ・学習指導要領を基に,各単元における学年間のつながりを明らかにする。 ・学年の段階に応じた,観察や実験,発表の仕方を考え,系統的な指導を行う。 ⑤学習の積み重ねにより,自然事象の観察や観察におけるめあてや観点を,子どもたちが 決め,自ら観察を進めていけるようにする。<事例(1)のア> ・教師から与えられためあてや観点から,段階を追って,観察のめあてや観点を児童自ら

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豊野西小理科- 3 -が考え,それに沿って学習を進めていく。 ⑥実験,観察の発表を通して,自然の原理や規則性,特殊性を明らかにし,自然の不思議 さや尊さを実感できるようにしていく。<事例(1)のエ,事例(2)のウ> ・自分のめあてや観点に沿った観察や実験の結果を発表し合い,友達同士で内容を比較, 検討する場面を設定する。 ・授業の終末段階で,結果からわかったことをまとめる学習活動を取り入れ,学習内容の 定着を図る。 ・学習を通して生まれた感想や新しい疑問を大切に扱い,次時や発展学習,家庭学習に取 り入れていく。

◇このような子どもが育つように

○自然事象に興味を持ち,進んで問題を解決しようとする子ども

○見通しをもって,自ら観察や実験を行い,追究できる子ども

○自然を愛し,共に学ぶ喜びを分かち合える子ども

生き生きと自ら学ぶ子ども

学習指導案

1 単 元 名『 昆 虫の か らだ を 調べ よ う』 ~ オ リジ ナ ル豊 野 の夏 秋 虫図 鑑 を作 ろ う~ 2 単 元 設定 の 理由 3年 生 の 子 ど も 達 は 、 これ ま で 生 活 科 の 中 で 「 春探 し 、 秋 探 し 」 等 の 学習 を 通 して 、 季 節に は そ れ ぞ れ 見 せ る 顔が 違 う こ と を 学 ん で き てい る 。 ま た 、 季 節 に よる 植 物 の変 化 や 見え る 動 物 の 違 い な ど から 学 校 や 身 の ま わ り の 変化 を と ら え て き て い る。 3 年 生で 理 科の 学 習が 始 まり 、「 身 近な し ぜん の かん さ つ」では 、動 物( ダ ンゴ ム シ、かた つ むり 、 ヤ ゴ、 チ ョ ウ 等 ) に 直 接 働き か け 、 返 っ て く る 様 子の 変 化 を 観 察 す る こ とで 、 動 物は 環 境 や食 べ も の と 深 く 結 び つい て い る こ と を 学 ん で きた 。 以 上 の よ う な 活 動を 通 し て、 不 思 議な こ と (? )や 新 し い 発 見 ・ 驚き (! )に 大 変 興 味 を 持 ち 、 積極 的 に 取 り 組む 姿 が見 ら れて き た。 新し い 体 験 や 知 識 を 獲 得し た 時 に 歓 声 を 挙 げ て 驚く 姿 が 見 ら れ る 。 遮 光板 を 使 い太 陽 の 形を 見 た 時 に は 、 普 段 まぶ し く て 光 の 束 で あ っ た太 陽 が 、 円 の 形 を し てい る こ とを 知 り 「真 ん 丸 だ ぁ 」 と 歓 声 を挙 げ て い た 。 チ ョ ウ に 甘い 水 を 与 え る と 口 ( スト ロ ー )を 伸 ばし た 瞬間 を 見て 、 興奮 気 味に 「 甘い 水 飲ん だ ああ あ。」と 友だ ち に知 ら せて い た。 教師 か ら の 話 で 新 し い 知識 を 得 た 後 の 読 書 の 時 間で は 、 図 書 室 で そ れ に関 連 し た本 を み つ け 「 先 生 、 こ の 前 言 っ て た 星 の 本 あ っ た よ 。」 と 教 師 に 報 告 し に 来 て 、 そ の 後 も 熱 心に 見 てい た 。 この よ う な 姿 を 見 せ る 子ど も 達 で は あ る が 、 自 分だ け の 意 見 を 言 う こ とを た め らい 、 大 多 数 の 意 見 に 同 調 し や す い 面 も あ る 。 ま た 、 大 豆 の 種 を 観 察 を し た 時 に 、「 丸 」 と し か 表現 で き な い 子 が 多 く 、よ く 見 る と 楕 円 で あ っ たり し わ や 色 の 違 い が ある こ と に目 が 向 けら れ な い と い う こ と があ っ た 。 そ こ で 観 察 す る前 に 「 観 察 す る ポ イ ント 」 を 意識 さ せる こ とで 色 形だ け でな く 、い ろ いろ な 観点 に 目が 行 くよ う にな っ てき た 。 そこ で 、 本 単 元 で は 、 大き さ 長 さ ・ 形 ・ 色 ・ 模 様・ 数 ・ つ な が り と い った 観 察 する ポ

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豊野西小理科- 4 -イ ント を 意 識 さ せ な が ら 、動 物 を 観 察 し て い く こ とで 、 自 然 事 象 に つ い て新 し い 見方 ・ 考 え方 を 持 つ こ と が で き 、更 に 新 し い 見 方 ・ 考 え 方を 持 つ こ と で 興 味 ・ 関心 を 高 めて い くき っ かけ に する こ とが で きる の では な いか と 考え る。【科 学的 な 見方 】 また 、 豊 野 に あ る 豊 か な自 然 を 生 か し 、 子 ど も 自身 が 動 物 に 触 れ る 体 験を す る こと で 対 象と の 距 離 を 縮 め 、 図 鑑づ く り を す る こ と で ど の子 も 積 極 的 に 自 然 事 象と か か わっ て いこ う とす る こと が でき る ので は ない か と考 え る。【 直接 体 験】 自信 が 持 て な い 児 童 も グル ー プ で 協 力 し な が ら 活動 し 、 見 方 や 比 較 ・ 分類 の 仕 方を 共 に考 え るこ と で自 分 の発 見 とし て 自信 を 持っ て 進め る こと が 期待 で きる 。 児童 の 生 活 す る 学 校 周 辺に は 、 チ ョ ウ や ト ン ボ 、ア リ な ど の 様 々 な 動 物が い て 、そ れ を 児童 の 手 に よ り 採 取 し 、そ の 体 の つ く り を 観 察 する ポ イ ン ト を 意 識 し なが ら 観 察・ 記 録 する こ と で 、 科 学 的 な 見方 を 養 い 、 様 々 な 動 物 の体 の 部 分 の 共 通 点 を みつ け 自 然事 象 と進 ん でか か わり 広 げて い こう と する こ とが で きる と 考え 、 本単 元 を設 定 した 。 3 単 元 の目 標 (1) 自然事象への関心・意欲・態度 ・ 昆虫 ( 成虫 ) の体 の つく り はど の よう に なっ て いる か 興味 ・ 関心 を もつ 。 (2) 科学的な思考・表現 ・ い ろ い ろ な 昆 虫 の 体 の つ く り を 比 較 し 共 通 点 や 差 異 点 を 見 つ け る こ と が で き る 。 ・ 昆虫 の 体の つ くり に は、 一 定の き まり が ある と いう 見 方や 考 え方 が でき る 。 (3) 観察・実験の技能 ・ 虫 眼 鏡 な ど を 必 要 に 応 じ て 使 用 し 、 細 か な 部 分 を 拡 大 し 、 動 物 の 特 徴 を 図 や 絵 で 記録 す るこ と がで き る。 (4) 自然事象についての知識・理解 ・ 昆 虫 の 体 を 調 べ 、 体 は 三 つ の 部 分 に 分 か れ 、 頭 に は 目 や 触 覚 や 口 が あ り 、 胸 に は 6本 の あし が ある こ とを と らえ る。種類 に より は ねの 枚 数が 違 うこ と をと ら える 。 4 単 元 展開 段階 時間 ○学習活動 ・予想される児童の反応 支援・留意点 ◆評価 第 ① ・学校敷地図にまとめながら、身のまわ 1 ② りには、たくさんの虫がいることを再 次 認識させる。(虫分布図) ○学校のまわりを探検し、どんな虫がいる ◆目標の(1) [つぶやき、行動] か調査し図にまとめる。 ・ダンゴムシが石の下にいたよ。 ・ポプラの木のところででアリを見つけた よ。 ・アリジゴクがいたなんて知らなかった。 ・体のつくりを調べ、オリジナル豊野の ・草むらにバッタがいたよ。 夏秋動物図鑑を作ることを知らせる。 ・小さなトンボが増えてきたなぁ。 ・虫の観察するポイントを確認する。 ③ ○アリをつかまえる ・自分でつかまえたアリの他に観察しや ・アリはすばしっこいね。 すいように大きいアリを用意してお ・小さくて動いているからよく見えない。 く。 ④ ・アリの体の特徴を調べ、足の数、体の 構成、目や触覚の形状、足と手のつな がり、お腹の形状(節)に気づかせる。 『身のまわりにはどんな虫がいるだろ う』(夏秋) 『アリの体のつくりを調べよう』 (観察 ・記 録の 仕方を 学ぶ )

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豊野西小理科- 5 -○採取したアリを、詳しく観察記録する。 ・アリの体を細部まで観察・記録するこ ・頭と胸とお腹に3つに分かれていること とで観察するポイントを意識できるよ がわかった。 うに声がけしていく。 ・足が6本あるよ。 ・昆虫という分類を知る。 ・あしは胸から出ているよ。 ◆目標の(3)(4) [学習カード] ・頭と体(胸)とお腹の3つに分かれてい るね。 ・はねがないね。 第 ⑤ ○虫をつかまえる。 ・学校のまわりの虫分布図を元にいろい 2 ・とんぼをつかまえたいな。 ろな虫をつかまえる。 次 ⑥ ・虫を捕まえる時間を大切にし、虫と子 ⑦ どもの接点を多くしていく。 ・アリ(昆虫)との共通点に目が向くよ 本 ○身近な動物を採取し、詳しく観察記録す うに足の数や体の構成等がどうなって 時 る。 いるか声がけしていく。 ・アリと同じところがあるよ。 ・ダンゴムシやクモ、ムカデといった動 ・昆虫にもいろいろな種類がいるね。 物を観察することで、昆虫との違いに ・足が6本あるよ。 も目が向けられるようにする。 ・足がたくさんあるものもいるよ。 ・子どもたちに昆虫だと思う虫を観察・ ・羽根が4枚もある。 記録させることで、その共通点に気が ○他のグループで観察した昆虫を見たり触 つき、はねの数など昆虫類より更に小 れたりする。 さい分類があることを知らせる。(多 ・クモは違うんだな。 様性に気づく) ◆目標の(2) [学習カード、つぶやき] 第 ⑧ ・これまでの学習を振り返りながら、昆 3 虫の体のつくりには、ある一定のきま 次 ○蓄積してきた資料を図鑑にまとめる。 りがあることを確認する。 ※総合的な学習の時間も活用しながら、単元を組んだ。 5 本 時 の学 習 指導 案 (1) 主眼 ア リ の 体 の つ く りを 観 察 ・ 記 録 し て 昆 虫と い う 分 類 を 知 っ た 子 ども た ち が 、 身の ま わ り に い る い ろ い ろな 虫 の 体 の つ く り を 観察 ・ 記 録 す る こ と で 、 共通 す る 部 分 や違 う 部 分 に気 付 き、 虫 の体 の つく り を比 較 する こ とが で きる 。 (2) 本時の位置(8時間中の第7時) 前 時 :採 集 した 虫 の観 察 記録 を する 。 次 時 :図 鑑 にま と める 。 (3) 指導上の留意点 ・ 生 きた 虫 、虫 の 死骸 を でき る かぎ り 用意 し てお く 。 ・ 小 さな 虫 を見 ら れる よ うに デ ジカ メ や書 画 カメ ラ を接 続 した テ レビ を 用意 す る。 ・ 虫 を 観 察 ・ 記 録 した も の は 事 象 が 子 ど もの 頭 を 通 過 し た も の と し、 実 物 ・ 写 真と を 『身のまわりの虫の体のつくりを調べ 分類してみよう』(資料集め) 『図鑑にまとめよう』

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豊野西小理科- 6 -区 別し て 扱っ て いく 。 (4) 展開 学習内容 予想される児童の反応 時間 *支援 ◆評価 導 1 *捕まえてきた場所を示す 入 学校敷地図を提示し様々 1学習問題を確認する。 ・今日は、カミキリムシ な虫を観察したことを振 を観察してリアルに描 り返る。 くぞ。 *観察するポイントを意識 ・アリと同じ昆虫の特徴 させる。 があるのかなぁ。 展 2自分でつかまえてきた虫 ・クモはよくみるとあし 20 *アリの体のつくりを手が 開 を詳しく観察して、記録 の数が8本あるから、 かりに、同じところをみ する。 昆虫の仲間じゃないぞ。 つけられるように声がけ ・アリと同じように3つ をしていく。 の部分に分かれていた。 *観察する部位の数や部位 ・はねが4枚あるけどこ の有無に目をつけること れも昆虫だね。 ができるように学習カー ・きれいに3つに分かれ ドを工夫する。 ていないよ。 3観察した虫の特徴につい ・ちょうととんぼは足が 20 *観察したことの中で昆虫 て発表しながら班で分類 6本だから昆虫だと思 の特徴を確認する。 する。分類する時に困っ う。 *他の班の虫に触れたり実 ていることを全体で話し ・ダンゴムシは足の数が 際に見たりできるように 合う。 多いから多足類だと思 しておく。 う。 *あしのつながりや体がい ・体が二つに分かれてい くつに分かれているか判 るよ。 断しずらいものについて ・あしが腹から出てる。 全体で考える。 ま 4わかったことや友だちの ・テントウ虫も昆虫だと 4 ◆昆虫と、多足類クモ類と と 発表を聞いて思ったこと わかった。 の違いがわかる。 め を書く。 ・3つに分かれているの が昆虫なんだな。 (5) 実証の観点 ① ア リ の 体 の 特 徴 を調 べ 、 体 の つ く り を 観察 す る ポ イ ン ト に 気 づ かせ た こ と は 、他 の 虫 の 体 の つく り の 共 通 点 や 相 違 点 を見 つ け 、 自 分 の 考 え を説 明 す る の に 有 効 であ っ た か。 ② 観 察 す る 部 位 の 数や 部 位 の 有 無 な ど に 目を 向 け ら れ る よ う な カ ード に 記 録 さ せた こ と は 、 虫 の体 の 共 通 す る 部 分 や 違 う部 分 に 気 づ か せ 、 比 較さ せ る の に 有 効 で あっ た か 。 学習問題『身のまわりの虫の体のつくりを調べよう』

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豊野西小理科- 7 -6 資 料 ( 1) 虫 の体 の つく り を観 察 する ポ イン ト 頭 体 足 はね 頭の 大 きさ 体 の 形 足 の数 ☆ はね の ある な し☆ 触覚 の ある な し☆ 体 の 模様 ☆ 足 の大 き さ はね の 数 触覚 の 長さ 体 の 毛 足 の長 さ はね の 形 目の 大 きさ 足 との つ なが り ☆ はね の 大き さ 目の 数 足 の模 様 目の つ なが り は さみ 口の 形 ☆ 全体 そ の 他 全体 の 大き さ ツ ノ ある な し 色 に お い い く つ に 分 か れ て や わ らか さ かた さ いる か (* ) ( 虫 の声 ) し っ ぽの あ るな し し っ ぽの 長 さ * 教師 か ら示 唆 した ポ イン ト ☆ 特に 着 目し て ほし い ポイ ン ト ( 2) 夏 から 秋 にか け て本 校 敷地 内 でよ く 見ら れ る昆 虫 (他 の 虫た ち も含 む ) 【 7 月 】

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豊野西小理科- 8 -【 7 月 】

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豊野西小理科- 9 -【 9 月 】

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修 正 本時 案 1 -単 元 名 『 昆 虫の か らだ を しら べ よう 』 ~オ リ ジナ ル 豊野 の 夏秋 昆 虫図 鑑 を作 ろ う~ 日 時 平 成 23 年 1 0 月5 日 (木 ) 第1 校 時 9 :4 0 ~1 0 :2 5 指 導 者 授 業 学級 3 年 2組 ( 男子 1 6名 , 女子 9 名, 計 25 名 ) 授 業 会場 3 年 2組 教 室 授 業 者 全 校 研究 テ ーマ 「 生 き生 き と自 ら 学ぶ 子 ども を 育て る ため の 支援 は どう あ った ら よい か 」 理 科 部会 テ ーマ 「 生 き生 き と, 自 ら学 ぶ 子ど も を育 て るた め の観 察 ・実 験 にお け る支 援 はど う あっ た らよ い か」 ~ 恵 まれ た 校舎 周 辺の 自 然環 境 を生 か した 自 然観 察 の学 習 にお け る, 生 活科 か ら6 年 まで の つな が りを 大 切に し た指 導 のあ り 方に つ いて ~

修正本時 案

豊 野西 小 学校 5 修 正 本時 案 (1) 主眼 ア リ の 体 の つ く りを 観 察 ・ 記 録 し て 昆 虫と い う 分 類 を 知 っ た 子 ども た ち が 、 身の ま わ り にい る いろ い ろな 昆 虫( だと 予 想し た 虫)の体 の つく り を観 察 ・記 録 する 場 面で 、 共 通 す る 部 分 ( 昆 虫の 特 徴 ) や 違 う 部 分 に気 付 き 、 昆 虫 の 体 の つ くり を 比 較 す るこ と を 通 して 、 昆虫 で ある か どう か を仲 間 分け す るこ と がで き る。 (2) 本時の位置(8時間中の第7時) 前 時 :採 集 した 虫 を観 察 ・記 録 する 。 次 時 :図 鑑 にま と める 。 (3) 指導上の留意点 ・ 児 童が い ろい ろ な昆 虫 を観 察 でき る よう に 死ん で いる 昆 虫も 用 意し て おく 。 ・ 小 さな 昆 虫を 見 られ る よう に デジ カ メや 書 画カ メ ラを テ レビ に 接続 し てお く 。 ・ 教 室に 、 図鑑 を おい た り昆 虫 の飼 育 スペ ー ス( 昆 虫ラ ン ド) を 作っ た りす る 。

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修 正 本時 案 2 -(4) 展開 学習内容 予想される児童の反応 時間 *支援 ◆評価 導 入 1 *捕まえてきた場所を示す 1学習問題を確認し見通し ・今日は、カミキリムシ 学校敷地図を提示し様々 をもつ。 を観察してリアルに描 な昆虫を観察したことを くぞ。 振り返る。 ・アリと同じ昆虫の特徴 *観察するポイントを意識 があるのかなぁ。 させる。 展 2自分でつかまえてきた昆 ・アリと同じように3つ 20 *アリの体のつくりを手が 開 虫を詳しく観察して、記 の部分に分かれていた。 かりに、同じところをみ 録する。 ・はねが4枚あるけどこ つけられるように声がけ ・昆虫である証拠 れも昆虫だね。 をしていく。 ・昆虫であるか疑わしい証 ・きれいに3つに分かれ *観察する部位の数や部位 拠 ていないよ。 の有無に目をつけること ・胸と腹の区切れがよく ができるように学習カー わからないなぁ。 ドを工夫する。 20 3観察した虫の特徴につい ・とんぼは足が6本だか *昆虫の特徴を確認する。 て発表しながら班で昆虫 ら昆虫だと思う。 *あしのつながりや体がい かどうか判定する。 ・体が二つに分かれてい くつに分かれているか判 ・判定する時に困っている るよ。これはどっちか 断しずらいものについて ことを全体で話し合う。 なぁ。 全体で考える。 ・はねがあるけど昆虫で *他の班の虫に触れたり実 いいよね。 際に見たりできるように ・あれ?カマキリのあし しておく。 が腹から出てる。 ◆昆虫の特徴(足が6本、 体が3つ)がわかり、自 分のつかまえてきた虫が 昆虫かどうか判定するこ とができる。 ま 4わかったことや友だちの ・テントウ虫も昆虫だと 4 ・本時に学習したことが振 と 発表を聞いて思ったこと わかった。 り返り感想を記入させる。 め を書く。 ・3つに分かれているの が昆虫なんだな。 (5) 実証の観点 ① ア リ の 体 の 特 徴 を調 べ 、 体 の つ く り を 観察 す る ポ イ ン ト に 気 づ かせ 昆 虫 の 特 徴に つ い て 学 ん だこ と は 、 他 の 虫 の 体 の つく り の 共 通 点 や 相 違 点を 見 つ け 、 自 分 の 考え を 説 明す る のに 有 効で あ った か 。 ② 観 察 す る 部 位 の 数や 部 位 の 有 無 な ど に 目を 向 け ら れ る よ う な カ ード に 記 録 さ せた こ と は 、 虫 の体 の 共 通 す る 部 分 や 違 う部 分 に 気 づ か せ 、 比 較さ せ る の に 有 効 で あっ た か 。 学習問題『身のまわりの虫が昆虫かどうか調べてみよう』 昆虫判定会議

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修 正 本時 案 3 -(6) 座席表 ⑤ ⑤ ③ ③ ① ① *イナゴ *ショウリョウバッタ *イナゴ *(オンブ)バッタ *ハチ *トノサマバッタ *小さい甲虫 *チョウ *カミキリ *セミ *ハグロトンボ *アリジゴク ・書 き 始 める の に 時 間 が かかる。 ▲ ∞ ▽∞ ▽ ∪∞ ⑤ ⑤ ③ ③ ① ① *(オンブ)バッタ *(オンブ)バッタ *トノサマバッタ *カマキリ *赤トンボ *イナゴ *セミ *小さい虫 *コオロギ *オニヤンマ *スズムシ *タマムシ ・ 時 間を かけ ・細 か な とこ 丁寧に書く。 ろ ま で 目 が いく。 ▲〒▽∞ 〒▽ ⑥ ⑥ ④ ④ ② ② *イナゴ *イナゴ *(オンブ)バッタ *(オンブ)バッタ *オオカマキリ *コカマキリ *クワガタ *(オンブ)バッタ *アリジゴク *チョウ *小さい甲虫 *シジミチョウ ・ 書く こ とに ・虫が大好き。・虫 を 触 るの 時 間 が か か 自 然 を こ よ が苦手。 る なく愛する。 ▲ ∧∪▽ ▲▽ A 〒∧∪▽∞ ⑥ ⑥ ④ ④ ② ② *カマキリ *(小さな甲虫) *(オンブ)バッタ *イナゴ *コガネムシ *コカマキリ *小さい甲虫 *クマバチ *小さい甲虫 *カミキリ *シジミチョウ *カミキリ ・ 虫を 触 るの が苦手 ▽ ▲〒Y ▽ A ∧▽∞ ▲:家庭生活において虫等をあ ④ ①②③④⑤⑥班:名前の まり飼ったことがない。 前の数字は班を表してい A:アリを触れない。 *アリジゴク る。 〒:トンボを触れない。 *チョウ ∧:バッタを触れない。 ・ ア リ ジゴ ク *選んだ昆虫 Y:カブトムシを触れない。 に こ だ わ っ *選んだ昆虫(死んでい ∪:クワガタを触れない。 ていた。 る) ▽:カマキリを触れない。 ∞:蛾を触れない。 B:チョウを触れない。(0名) ○ :テ ン トウ ム シを 触 れな い。(0 名)

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修 正 本時 案 4 -(7) 教材研究 ① 虫と 昆 虫の 違 い 虫 : 湧 く よ う に し て 生 ま れ て 来 、 地 上 を は い ( 飛 び ) 回 っ た り 、 池 ・ 川 や 海 中 ・ 地 中 にす ん でい た りす る 、小 さ い動 物 。 昆 虫 :〔「 昆 」 は 、 種 類 が 多 い の 意 〕 節 足 動 物 の 一 つ 。 頭 ・ 胸 ・ 腹 の 三 部 が 比 較 的 は っ き り 分 か れ 、 胸 部 に 三 対 の 足 を 持 つ 動 物 。 多 く は 二 対 の 羽 が 有 る 。 卵 生 で 幼 虫 は 成 虫と 形 が違 う 。種 類 がき わ めて 多 い。 例 、チ ョ ウ・ ト ンボ ・ ハチ 。 三 省堂 「 新明 解 国語 辞 典」 よ り抜 粋 つま り 、身 の 回り の 小動 物 を「 虫 」と 言 い、 そ の中 に 昆虫 が 分類 さ れる 。 誤 解 しや す い分 類 ② 昆虫 の 体の つ くり の 観察 す るポ イ ント 虫 昆 虫 本 来 の分 類 ク モ 昆虫 多 足 マムシ デンデンムシ 虫 ③ 昆虫 を 観察 す ると き の支 援 (1) 道具を使った支援(すごいと感じたり・感動したりした部分をしっかりと観察でき る ) ・ デジ カ メ( マ クロ 撮 影な ど を使 い 、撮 影 する 技 術) ・ 虫眼 鏡 (焦 点 の合 わ せる 技 術) ・ 観察 ホ ルダ ー (生 き 物を 観 察し 易 くす る 道具 の 使い 方 ) ・ ジ ッ パ ー 付 き の ビ ニ ー ル 袋 ( 生 き 物 の 動 き を 制 限 し 観 察 し 易 く す る 道 具 の 使 い 方 ) (2) 物語の中に入り込む支援 ・ 子ど も の 意 識 が 、 虫 み た いに 小 さ く な っ て 、 そ の世 界 に 入 っ て い け るよ う な声 が け。( ○○ く んが ア リの 足 に毛 が 生え て いる っ て言 う んだ け ど見 え る? ) ・ 虫に 対 する 声 がけ ( 少し の 間だ か ら我 慢 して ね ) ・ 昆虫 と 自 分 と の 関 係 に 目 を向 け て い く 声 が け ( 昆虫 の よ う に 速 く 歩 ける か なぁ ) (3) 概念を伝える支援 ・ 虫と い う言 葉 を「 昆 虫」 と いう 言 葉に か えて い く。

参照

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