小学校外国語活動におけるオリジナル劇の可能性 ‑ 新教材"Hi, friends!"より「桃太郎」を使って‑
著者 西崎 有多子
雑誌名 東邦学誌
巻 41
号 1
ページ 75‑88
発行年 2012‑06‑10
URL http://id.nii.ac.jp/1532/00000260/
小学校外国語活動におけるオリジナル劇の可能性
-新教材“Hi, friends !”より「桃太郎」を使って-
西 崎 有多子
東邦学誌第41巻第1号抜刷 2 0 1 2 年 6 月 1 0 日 発 刊
愛知東邦大学
小学校外国語活動におけるオリジナル劇の可能性
-新教材“Hi, friends !”より「桃太郎」を使って-
西 崎 有多子
目 次 1.はじめに
2.新教材“Hi, friends !”の導入 2.1 『英語ノート1・2』の廃止 2.2 “Hi, friends !”の作成 2.3 新教材への移行 3.新旧教材における劇用教材
3.1 『英語ノート2』における「大きなかぶ」
3.2 “Hi, friends ! 2”における「桃太郎」
3.3 指導計画の比較 4.オリジナル劇の実践例
4.1 北海道教育大学附属旭川小学校 4.2 岐阜県本巣市立真桑小学校 5.オリジナル劇の指導上の留意点 5.1 題材・ストーリー 5.2 台本・準備
5.3 読み聞かせからセリフへ 6.オリジナル劇の効果
6.1 教育的効果 6.2 劇という舞台
6.3 目的に向かう学び合い
7.“Hi, friends !”「桃太郎」の活用と可能性 8.おわりに
1.はじめに
2011(平成23)年度から必修化された小学校外国語活動において、文部科学省によって初めて 作成された共通教材である『英語ノート1』・『英語ノート2』(以下『英語ノート1・2』と略 す)は、その1年目の年度末をもって早くも廃止されることになった。2012(平成24)年度から は、新教材である“Hi, friends !”が配布されて使用されることになっている。
新教材は『英語ノート1・2』が全国で広く使用されていることを踏まえて、様々な混乱を避 けるためにその内容について大きくは変更されていない。しかし、その中でも新しく取り入れら 東邦学誌
第41巻第1号 2012年6月 論 文
れた教材として“Hi, friends ! 2”Lesson 7の「桃太郎」の絵本は注目に値する。この「桃太郎」
の絵本部分は、『英語ノート1・2』にはなかった教材として、今後の外国語活動においてより 発展的展開を可能にするものである。本稿においては、『英語ノート2』にあった「大きなか ぶ」と“Hi, friends ! 2”における「桃太郎」について比較し、外国語活動の中でのオリジナル劇 の持つ可能性について考えたい。
2.新教材“Hi, friends !”の導入
2.1 『英語ノート1・2』の廃止
『英語ノート1・2』は、2008(平成20)年度に試作版が拠点校に配布され、移行措置期間で ある、2009(平成21)・2010(平成22)年度の2年間は全国の24,000校に希望数が配布され、ほ とんどの小学校で使用された。
ところが、2011(平成22)年秋、行政刷新会議の事業仕分けで2011(平成22)年予算について 審議され、「英語教育改革総合プラン」の廃止が決定された。この中には、2012(平成23)年度 配布予定の『英語ノート1・2』の印刷費も含まれており、実質的には、『英語ノート1・2』
は、必修化1年目には配布できないことになってしまった。『英語ノート1・2』を基準として カリキュラムを作り、教員研修も進め、授業も軌道に乗りかけていた時期であっただけに、まさ に青天の霹靂であった。
文部科学省はウェブサイトで、「事業仕分けに関しお寄せいただいたご意見への対応について」
(平成21年12月15日)において、その後の対応について説明を行った。「3.英語教育関係」に は、「「英語教育改革総合プラン」について事業仕分けの結果(廃止)に反対する意見、特に英語 ノートは小学校の外国語活動を進める上で必要不可欠との意見が多く寄せられました。事業仕分 けの結果や頂いた御意見を踏まえ、本事業は平成22年度限りで廃止いたします。しかし、英語ノ ートについては平成22年度において平成23年度使用分を作成・配布することとしつつ、平成22年 度中にウェブ利用などの意見も踏まえた見直しを図ることとしております。」〔1〕と掲載された。
その後、2011(平成23)年度の配布にかかる予算は復活したが、2012(平成24)以降については 配布することもできず、2012(平成24)年春の配布を可能にするため、2011(平成23)年度に新 教材“Hi, friends !”が作成されることになった。そのための新規予算として「小学校外国語活動 の教材整備事業」202,843千円が平成23年度概算要求額とされた。
2.2 “Hi, friends !”の作成
2012(平成24)年1月、文部科学省は新教材作成の経緯について、次のように発表した。「平 成23年度より、小学校学習指導要領が全面実施され、第5・第6学年において、週1コマの外国 語活動が導入された。外国語活動は、教科としては位置づけられておらず教科書が存在しないが、
教育の機会均等、中学校との円滑な接続、外国語活動の質的水準の担保等の観点から、文部科学 省において学習指導要領に沿った共通教材として「英語ノート」を作成し、希望する小学校等に
配布してきた。(平成21~23年度)このたび、「英語ノート」の活用実績や使用する中で出てきた 課題等を踏まえ、外国語活動の一層の充実を図るため、文部科学省において、平成24年度以降に 使用する新たな外国語活動教材、“Hi, friends !”を作成し、希望する小学校等に配布することと した。」〔2〕配布時期・方法については、「児童用教材、教師用指導書、デジタル教材」を2012
(平成24)年3月中に各学校へ直接配布し、「年間指導計画、指導案、ワークシート」は、同年 1~3月に文部科学省ホームページに順次掲載されるとした。
2012(平成24)年3月末現在、“Hi, friends !”はデジタル教材と共に、既に各小学校に届けら れている。「Hi, friends ! 1 年間指導計画例」・「Hi, friends ! 2 年間指導計画例」、「Hi, friends ! 1 Lesson 1~9」・「Hi, friends ! 2 Lesson 1~8」は文部科学省ホームページで公表されており、ワー クシートならびに絵カードについては、「デジタル教材に収録されていますのでご活用下さい。」
〔3〕と記載されている。
2.3 新教材への移行
新教材導入により、小学校の教育現場では、年間指導計画以下各レッスンの指導案に至るまで、
大小さまざまな変更が生じると推察される。一例として、アルファベットの単元は、『英語ノー ト2』から“Hi, friends ! 1”へ移動した。新6年生は、6年次で習うはずであったが、6年時に 配布される新教材では5年次で習うことになっているため、6年次の教材には記載されていない。
この結果、5年次でも6年次でもアルファベットの単元が載っていない教材を使用することにな るため、移行措置的な指導が必要になる。
全体的には『英語ノート1・2』の指導案を基に、“Hi, friends !”と各小学校の実態に合わせ た新しい指導案の検討が必要になるだろう。新教材の配布が年度末になったために、新学期早々 の対応は難しい場合もあると思われる。
3.新旧教材におけるオリジナル劇用教材
3.1 『英語ノート2』における「大きなかぶ」
『英語ノート2』Lesson 8「オリジナル劇をつくろう」において、Lesson 8の時間配分は4時 間となっている。表現に繰り返しが多いとはいえ物語は短いものではなく、目標にある「英語を 使ってオリジナルの劇をつくり演じようとする」、「まとまった英語の話を聞いて、内容を理解す る」を実現することは現実にはかなり難しいと思われる。
せりふの文については、“Wow, a very big turnip!”や“Grandpa pulls the turnip.”など4語文が 多く、“The dog pulls the girl.”のように5語文となっているものもある。話の内容からどうして も登場人物の単語には定冠詞のtheがついており、児童にとっては余計に発話しにくい可能性も ある。
「発展的活動」には、「タスク:オリジナル『大きなかぶ』を演じよう」が載っており、ねら いは自分たちで創意工夫して、オリジナルの物語を創作し、演じることにより、英語を使う楽し
さを味わい、通常のActivityの代わりとすることが想定されている。「留意点」には「自分たちが 言いたいことをセリフにすることに重点を置く」となっているが、既修事項以外の文や単語を使 用する場合は、より負担も時間もかかるため、やはり4時間での実践は極めて厳しいと言わざる を得なかった。
3.2 “Hi, friends ! 2”における「桃太郎」
“Hi, friends ! 2”Lesson 7においては、最初のページを含んで11ページにわたって絵本仕立て になっており、絵手紙風の和風なタッチで美しい色合いの「桃太郎」の絵本の世界がひろがって いる。時間配分は、2時間増えて6時間となっている。
重複を省いた登場人物の英語表現としてのせりふは次のとおりである。
1 See you later. 2 See you.
3 A peach! 4 Look! A boy!
5 A good boy. 6 I’m strong!
7 We are strong! 8 Please stay here.
9 Kibidango. 10 Here you are.
11 Thank you. 12 Take care!
13 I’m brave! 14 Hello, Momotaro.
15 How are you? 16 I’m good.
17 Hi, Dog. 18 It’s kibidango.
19 A kibidango, please. 20 We are good friends.
21 Let’s go to Onigashima. 22 Look! Onigashima!
23 Oh, yes. 24 We are strong and brave!
25 That’s OK. 26 We are happy.
27 We are very happy!
これらの文の特徴として、次のようなことがいえる。
1 せりふが英文で記載されている。
2 20、21、24、27の文を除いて、すべて3語文以下となっており、「大きなかぶ」に比べて全 体的に文も短く平易なものが多い。
3 長い単語は日本語のきびだんご(kibidango)と鬼が島(Onigashima)となっており、日本語 であるため児童への負担はほとんどないといえる。
4 定冠詞theは一度も使われていない。
5 5年次から慣れ親しんでいるコミュニケーションのための表現が多く使われている。
6 6年生にとって卒業前の総復習をするよい機会となる表現が多い。
7 オリジナル劇をつくる上で、使いやすい表現が多い。
8 日本の民話であるため、将来外国人に伝える機会も期待できる。
3.3 指導計画の比較
2つの教材を目標、表現と主な語彙、時間配分、評価規準などについて以下のように比較し、
表にした。
表1 「大きなかぶ」と“We are good friends.”(桃太郎)の比較
『英語ノート2』 Lesson 8
「オリジナル劇をつくろう」
“Hi, friends ! 2” Lesson 7
“We are good friends.”
単元の 目標
1 世界の物語に興味を持つ。
2 積極的に英語を使ってオリジナルの劇を つくり演じようとする。
3 まとまった英語の話を聞いて、内容を理 解する。
・積極的に英語で物語の内容を伝えようとす る。
・まとまった英語の話を聞いて、内容がわか り、場面に合ったセリフを言う。
・世界の物語に興味をもつ。
物語 ロシア民話『大きなかぶ』 日本の民話『桃太郎』
表現と 主な語彙
Please help me.
turnip, grandpa, grandma, pull, come, me, girl
We are strong and brave.
We are good friends.
dog, monkey, bird, peach, boy, Grandpa, Grandma
時間配分 4時間 6時間
第1時 どのような話でしょうか
・Let’s Listen 1
CDを聞いてどの物語か考えよう
・Let’s Listen 2
『大きなかぶ』の物語を聞こう
世界の様々な物語に興味をもつ。
【P】「だれがかくれているか、さがそう。」 誌面の絵から様々な物語の登場人物を 探す。
【L】「お話を聞こう。」1回目
【L】「お話を聞こう。」2回目(単語)
○「ポインティングゲーム」(単語編)
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評価規準〈行動観察・振り返りカード分析〉
【気づき】世界には様々な物語があることに 気付いている。
第2時 オリジナル『大きなかぶ』の話を考えよう
・Let’s Listen 3 CDを聞いて登場する順に 人物絵カードを置こう
・Let’s Chant ♪ Yo-heave-ho! ♪
・Let’s Listen CDを聞いて、どの場面か吹 き出しに番号を書こう
・Activity 登場する人物や動物を考え、自 分たちで物語をつくろう
まとまった話を聞いてそのあらすじがわか る。
【L】「お話を聞こう。」3回目(桃太郎セリフ)
○「ポインティングゲーム」(桃太郎セリフ編)
【L】「お話を聞こう。」4回目(共通セリフ)
【C】“We are good friends.”
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評価規準〈行動観察・振り返りカード点検〉
【慣れ親しみ】まとまった話をきいている。
第3時 オリジナル『大きなかぶ』の物語を発表しよ う
・Let’s Chant ♪ Yo-heave-ho! ♪
・Activity 1
セリフを考え、自分たちで物語をつくろう
まとまった話を聞いてそのあらすじがわか り、様子や要求を表したり尋ねたりする表現 や、誰かに何かするよう命令したり促したり する表現に慣れ親しむ。
【L】「お話を聞こう。」5回目(鬼セリフ)
【C】“We are good friends.”
【A】「オリジナルの物語をつくって演じよ う。」グループで登場人物を考えて、
オリジナルの物語をつくる。
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評価規準〈行動観察・振り返りカード点検〉
【慣れ親しみ】・まとまった話を聞いている。
・様子や要求を表したり尋ねたりする 表現や、誰かに何かするよう命令し たり促したりする表現を聞いたり言 ったりしている。
第4時 オリジナル『大きなかぶ』の物語を発表しよ う
・Let’s Chant ♪ Yo-heave-ho! ♪
・Activity 1
セリフを考え、自分たちで物語をつくろう 第5時
様子や要求を表したり尋ねたりする表現や、
誰かに何かするよう命令したり促したりする 表現に慣れ親しむ。
【C】“We are good friends.”
【A】「オリジナルの物語をつくって演じよ う。」グループで登場人物を考えて作 った物語を演じる練習をする。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─
評価規準〈行動観察・振り返りカード点検〉
【慣れ親しみ】・様子や要求を表したり尋ね たりする表現や、誰かに何かするよ う命令したり促したりする表現を聞 いたり言ったりしている。
第6時 積極的に英語を使って、考えた物語を聞こう
としたり伝えたりしようとする。
【C】“We are good friends.”
【A】「オリジナルの物語をつくって演じよ う。」グループで登場人物を考えて作 った物語を交流する。
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評価規準〈行動観察・振り返りカード点検〉
・相手意識をもってまとまった話を聞いたり 伝えたりしている。
〔4〕〔5〕〔6〕
4.オリジナル劇の実践例
4.1 北海道教育大学附属旭川小学校
北海道教育大学附属旭川小学校では、2007(平成19)年度に高校生や外国人との交流を最終目 標に、英語劇を取り入れた授業の構築が行なわれた。成果発表資料によれば、英語劇を授業で活
用した理由については、これまでの英語の授業の行き詰まりから、歌やゲームだけでは授業がも たないこと、目的意識を持った活動が必要であることが挙げられている。子どもの実態としては、
外国人との交流意欲や、体を動かす活動への意欲が高く、「できた」という成功体験を求めてお り、劇そのものへの興味関心があった。この両面から、英語劇を外国の人に見てもらう英語劇発 表交流会をしようということになった。
英語劇をするにあたり児童にとって考慮した点は、次の6点が挙げられている。
「① 興味がもてる劇であること
② 今まで学習した表現を生かせること
③ 表現が平易で外国の人との交流に生かせる表現を含んでいること ④ 全員が活動に参加できること(セリフを全員が言う)
⑤ 児童の実態に応じて、児童自身が台本のアクションやセリフを吟味していくこと
⑥ 相手に気持ちを伝えるためには何が必要であるかということが大事であると考えた」
〔7〕
4.2 岐阜県本巣市立真桑小学校
本巣市立真桑小学校は、岐阜県の農業地帯ともいえる静かでのどかな地域に立地している。
2010(平成22)、2011(平成23)年の2年間、「自ら課題をとらえ、学びを生かして共に解決に取 り組む児童の育成」を研究主題として教育に取り組んできている。2011(平成23)年11月18日に
「平成23年度 本巣市立真桑小学校自主公表会」において国語科部、外国語・英語活動部、特別 支援教育部が全クラスでいずれかの発表が行われ、参観させて頂いた。
1年生から4年生の英語活動は5クラス、5・6年生の外国語活動は3クラスの授業が公開さ れた。低学年の英語活動では、ALTとその文化的バックグラウンドを、パトカーの比較を通して 紹介し、英語と異文化理解をうまく組み合わせた授業が行われた。中でも6年B組の「オリジナ ル劇をつくろう」は4時間配当のうちの4時間目にあたり、「6Bオリジナル劇発表会」が行わ れたが、特筆すべきすばらしい発表であった。子どもたちは6グループに分かれて、『英語ノー ト2』の「大きなかぶ」の表現を基本として、創作劇を発表した。各グループは、「かぶ」に代 わる別の物を求めてメンバーで協力して目的を達成するという設定になっており、卵を求めて協 力し巨大プリンを作ったグループ、大きなカニを皆で釣り上げてカニ料理を食べたグループ、大 きな宝箱の鍵を協力して開けたグループ、牢に捉えられた人を助けに行くグループ、大きなプレ ゼントを皆で開けるグループなどそれぞれの設定が子どもらしく実に楽しいものであった。グル ープごとにメンバーには一人ずつ内容にちなんだ名前や、アニメの登場人物の名前が付けられて おり、それらの名前を呼ばれて入場する児童は皆楽しそうで得意げな様子だった。檀上で発表す るグループ以外は、全員で床に座って発表を見ていたが、誰一人として退屈している児童はおら ず、全員が劇を注視し、登場人物の面白いネーミングやセリフなどを一生懸命聞きとろうとして いた。各グループは、何とか笑いを得ようと工夫を凝らし、その成果に大爆笑が続いた。
担任の河合は指導案の「指導と評価の在り方」の中で、様々な工夫について次のように書いて いる。
「① 課題作りの工夫
スキットでは、HRTが「Granpa」,児童が「Granma」になりきり、表情やジェスチャーを 工夫したり気持ちを込めたりして演じる。「かぶ」を引っ張る時に歯を食いしばる表情をし たり,「かぶ」が大きすぎてなかなか抜けない時や助けを呼ぶ時にジェスチャーを取り入れ たりすることで,児童が本時の課題(Today’s aim)「オリジナル劇」を成功させるために,
大切にしたいこと(Today’s point)「場面に応じた表情やジェスチャーを工夫する(コ)」
「登場人物の名前や台詞の表現を使う(慣)」が必要であることをつかむことができるよう にする。
② 「学び合う」場の設定と工夫
前半では、児童が大切にしたいことを意識して演じようとしている姿や仲間に積極的によ かったところやアドバイスを伝えようとしている姿を見逃すことなく価値付けることで、課 題を意識し続けることができるようにする。中間交流会では、ペアグループ同士で観合った 後に「青/黄札」や「Prize card」で評価をし合う。そして,「黄札」が出たのはなぜなのか。
他の「Prize card」をもらうためにはどんな工夫をすればよいのか,ということを考えるこ とによって,課題意識をもち続け,次の発表会につなげられるようにする。
③ 振り返りの工夫
児童が「“かぶ”」を引っ張る時の表情が,本当に一生懸命引っ張っているようで,よかっ た。」「疲れたり,仲間を呼んだりするジェスチャーを使っていたので分かりやすかった。」
「みんながよかったところや感想を言ってくれたので,劇を頑張って作ってきてよかった」
等と語ったことを基に,HRTが大切にしたいことに沿って児童の具体的な姿を価値付ける。」
〔8〕
この発表会を見せて頂き、小学校において、外国語活動のクラスにおける学びはこのようにす ばらしいものであることを実感し、このような方法による英語のオリジナル劇の活用が有効であ る確信を得る機会となった。担任の先生の学級経営が非常にうまくいっている成果であるとも思 われた。指導案によれば、課題作りの工夫、「学び合う」場の設定と工夫、振り返りの工夫につ いて言及されており、学級担任が大切にしたいことと児童の具体的な姿がはっきりとしているこ とがわかった。英語表現の具体的な指導としてジェスチャーの活用が多用されており、暗記を越 えた感情のこもったせりふと結びついて劇の中で有効に働いていた。
5.オリジナル劇の指導上の留意点
5.1 題材・ストーリー
北海道教育大学附属旭川小学校の場合は、担当教員が「日本昔ばなし」「サザエさん」の2点 を提示し、児童の話し合いで後者に決定した。一方直山は著書の中で、オリジナル「大きなか
ぶ」の登場人物を考えるにあたり、次のように述べている。「各教科等で学んだことを生かし、
メッセージ性のある自分たちなりの「大きなかぶ」に取り組ませたいと考えました。そのための 指導の手立てとして、一つは、指導者がつくったオリジナル「大きなかぶ」の物語を提示するこ とにより、ゴールのイメージを児童にもたせることです。もう一つは、話し合い活動を進めやす くするために、グループごとにワークシートを用意したことです。」「実際に児童が考えた物語 例」として「地球温暖化を防ぐため、男の子と女の子、白クマ、スーパーマンが、うちわで地球 をあおぐ話。(地球をうちわであおいでも、温暖化が止まらず困っている。Please help me.)」・
「お母さんに感謝の気持ちを伝えるために、子どもたちとケーキやさんが、お母さんの好きなケ ーキを作る話。(卵が泡立たず困っている。Please help me.)」「世界の人に料理をつくるため、世 界の昔話の主人公が、大きな大根をぬく話。(大きな大根が抜けず困っている。Please help me.)」
・「低学年を楽しませるために、人気キャラクターが正義の味方になる話。(悪者に打ちまかされ て困っている。Please help me.)」〔9〕
このように、題材・ストーリーは、良く知られているアニメや物語の中に設定することもでき るが、同時に全くのオリジナルの設定も可能である。小さい劇の会編集委員会によると、劇の種 類には、生活劇(ふだんの生活を描く)、童話劇(よく知られたお話の世界を描く)、民話劇(昔 から語り継がれた話を描く)、構成劇(劇の中に呼びかけや朗読などの表現が入っているもの)、 パントマイム、仮面劇、人形劇などに分類できるとされる。
外国語活動でのオリジナル劇も、桃太郎以外の日本の民話、世界の昔話や民話、有名な物語な どを簡単にしたものや、その一部分、または、パロディ化したもの、その他として、住んでいる 地域を紹介する内容のものなども考えられる。いずれも子どもの実態に合わせて、見る側にとっ てもわかりやすく、子どもたちが演じていて楽しいと思える世界を選びたい。
5.2 台本・準備
北海道教育大学附属旭川小学校では、担当教員が作成した台本を英会話教室の教師に校正を依 頼した。セリフの追加など児童のアイディアや工夫を最大限に尊重した。台本作成上留意した点 は、次の6点であると紹介されている。
「① 交流に生かせるように、基本的挨拶表現を含んでいる ② これまで学習してきた表現を生かせる
③ 文型が単純である ④ 語彙が少ない
⑤ 台本全体の長さが5分程度である
⑥ 全員がセリフをしゃべることができる」〔10〕
オリジナル劇というと、台本も含めてオリジナル劇にすることも不可能ではないが、子ども言 いたいことを発表させることを尊重するあまり、劇のために新しい表現や単語をいくつも追加し て学ぶことになると、さまざまな影響や問題が生じることが考えられる。習っていない表現や単
語を使用する場合、英語として正しい表現であるかどうか、チェックする必要が生じることもあ る。可能であれば、ALTに頼んでもよいだろう。また、新しい表現等を覚えることに負担がかか り、英語劇を最大限有効に楽しむ余裕がなくなる可能性もある。そのため、台本は子どもの創意 工夫を尊重しつつも、既修表現をいかに最大限活用するかにおいても工夫するよう、子どもたち を指導するのが望ましい。それにより、今まで習った表現や単語を見直す機会ともなり、外国語 学習の総仕上げにふさわしい学びとなると考える。
台本に加えて、劇には舞台、扮装、道具なども準備されることが多いが、あくまでも外国語活 動の一環としての劇であるので、必要以上に凝ったものは必要ないと考える。他教科と連動して 準備ができる場合を除いて、それらの準備はできるだけ手間をかけずに簡単なものにしたい。例 えば、お面をつけるだけでも役になり切ろうとする気持ちを十分後押しできるであろうし、何も 準備がない場合は、せりふと演技で観客を惹きつける工夫をするように指導してもよいだろう。
5.3 読み聞かせからセリフへ
全員によるオリジナル劇を最終目的とする場合、そうでない場合と同様に、まず物語の読み聞 かせをするシラバスがほとんどである。読み聞かせの回数により、読み方、読む人と人数、どこ に注意をして聞くかなどを変えて、より有効な読み聞かせになるよう計画する必要がある。
上江洲らの論文では、次のような段階を追った指導が提案されている。
1 担任によるICTを活用した読み聞かせ(実物や具体物を表示)
2 担任とALTで掛け合いながらの読み聞かせ 3 グループごとにロールプレイ練習
4 オリジナル劇の準備・作成 5 オリジナル劇の発表
このような段階を踏むことによって、子どもたちは回数を追うごとに物語の具体的なイメージ を持つようになり、同じ語彙や表現が繰り返されることにより、定着も期待できる。
菅らの著書では、英語劇の段階的読み聞かせの指導について、『スイミー』を例に次のように 提案されている。
「英語の読み聞かせを聞こう!
(1) どんな生き物がでてくるか気をつけて聞こう (2) スイミーの気持ちを考えて、読み聞かせを聞こう (3) 場面絵カードを並べながら物語を聞こう
(4) 場面絵カード取りをしよう」
読み聞かせに続く劇の発表については、
「みんなでスイミーの劇をしよう!
(1) 好きな海の生き物の絵カードを作ろう
(2) 海の生き物になって、スイミーと会話をしよう
(3) スイミーの劇をしよう」〔11〕
直山らの実践事例には、「大きなかぶ」を利用したオリジナルの劇を作るための具体的な活動 として、次のような段階を経た指導が提案されている。
「1 CDを聞き、何の物語かを考える
2 どのような人物が出てくるかに注意して、「大きなかぶ」のCDを聞く 3 場面に合わせて、登場人物絵カードを黒板に貼る
4 “Yo-heave-ho!”を言う 5 CDを聞いて、どの場面か考える
6 グループでオリジナルの物語の登場人物を考える
7 前時に考えた登場人物のセリフを考え、劇の練習をする」〔12〕
劇の練習(けいこ)は、英語に限らない練習順序として、テーブルげいこ、読み合わせ、立ち げいこ、通しげいこ、舞台げいこの順で進んでいくのが一般的である。テーブルげいこでは、ま ず教師がせりふを正確に読んで聞かせることにより、せりふと内容の理解を確認をさせる。前述 のとおり、せりふは基本的に既修表現を用いる。読み合わせでは、子どもたちがそれぞれのせり ふをお互いに読み合う。この段階で、せりふに気持ちを入れる練習をし、お互いに注意をし合う こともよい。次の立ちげいこでは、読み合わせに動きを入れて演じる練習を行う。子どもたちへ の負担軽減のためにもせりふはすべて覚えてから練習するのではなく、練習しながら覚えていっ てよいとしたい。話の流れの中での練習はせりふの意味を体得しやすく、せりふが意味を持った ものとして、覚えやすくなるだろう。何度も繰り返して練習しつつ、気持ちがこもったせりふを 言うために、ジェスチャー、声の大きさやトーンについて、どのようにしたらより気持ちがこも ったせりふになるか、観客にわかってもらえるかを考えさせることが大切である。このように、
オリジナル劇の発表に至る指導として、段階を経た指導の徹底が有効である。
「桃太郎」のせりふは、前述のとおり短く平易な文が多い。何度も読み聞かせを行い、子ども たちが自信をもって自ら発話できるように指導することが求められる。一生懸命暗記をしたせり ふを自信がなく不安な気持ちの中で発話することになるのならば、オリジナル劇を行う価値はな い。菅らのいうとおり、「表現(言葉)が児童自身のものになっていれば動作と言葉が一致し、
動作も自然なものとなるが、ただ暗記しただけの表現であれば、動作と言葉が一致せず、動作も ぎこちないものになる。そこで、言葉に感情を込める練習をしながら、表情や表現の練習をする ことが大切である。」〔13〕であることを留意したい。
6.オリジナル劇の効果
6.1 教育的効果
北海道教育大学附属旭川小学校では、英語劇の効果として、児童から4点挙げられている。
「① セリフという形で英語の表現を身に付けることができた
② 身振り手振りを交えながら英語の表現を身に付けることができた
③ 人前で恥ずかしがらずに英語表現を口にすることができた ④ 劇をつくりあげること自体が楽しい」〔14〕
教員からは、高学年では目的意識をもって活動に取り組むという発達段階に応じた指導もでき たので、表現も身に付き効果的であった。学級の友達以外の様々な人々との関わりの中で英語を 活用してコミュニケーションの場を持てたことは有効であったと報告されている。
児童の変容については、英語の学習は強制的な暗記であるという印象を持っていた児童がいた が、劇の実践を通して数名の児童に「英語を話していて楽しい!」という変化が見られたこと、
事前アンケートでは英語は使えなくてもよいと答えた児童が3名いたが、実践後は1名になった こと、間違いを気にせず英語を使うことができた環境がよい結果につながったとも報告されてい る。
6.2 劇という舞台
英語でコミュニケーションをすることは、周りがほとんど日本人である状況で生活していると、
その意味や意義が感じられる機会は多くはない。外国語活動におけるアクティビティも毎回クラ スの同じメンバーで行っていると、ワクワクしたりドキドキしたりしながら一生懸命英語を使う 場面を設定することは実際にはなかなか難しいものである。この問題は、EFL(外国語としての 英語)として学ぶ日本では、小学校に限らず、中学校以降のすべての段階でも同じ問題が存在す る。現実に近い環境を演出するために、タスク活動を行なう方法もその一つである。劇も想像の 世界を作り出してその中で遊ぶことにより、せりふを自分の気持ちとして英語で発話する疑似体 験であるといえる。
劇では、子どもたちは舞台上の演技者であり、観客となっている圧倒的な相手である人たちに 向かって、自分たちが伝えたいことに感情を込めて演じることとなる。それは、一人一人が聞い て貰いたいという気持ちを強く持ち、一生懸命伝えようと全身で努力する、またとない特別な舞 台でもあるだろう。小学生は、中学生以上の生徒・学生に比べて、劇をすることに慣れており、
劇に対する違和感も少なく、劇を楽しむことに適していると思われる。
6.3 目的に向かう学び合い
子どもたちはオリジナル劇の発表を準備する中で、自分のせりふを責任をもって練習し、ジェ スチャーなどを加えて観客に伝わるように工夫しながら繰り返し練習することになる。暗記や勉 強のための単調なことばの繰り返しと異なり、この繰り返し練習は、繰り返すことへの苦痛も少 なく、自分のせりふだけでなくグループ内の他の子どものせりふまで覚えてしまうこともあるだ ろう。終了後の達成感も大きく、卒業を前にした6年生には大きな意味を持つだろう。
せりふが言えない子どもを他のメンバーが助けたり、教え合ったり、互いのせりふに工夫を凝 らし、アイディアを出し合ったりとグループとしての完成度向上を目指して子ども同士の学び合 いも期待できると思われる。
7. “Hi, friends !”「桃太郎」の活用と可能性
“Hi, friends !”における「桃太郎」は、『英語ノート2』の「大きなかぶ」に比べて、今まで 述べてきたように、よりオリジナル劇を発表するのに適した外国語活動の教材として、今後活用 できる可能性が高い。物語として楽しみながら聞いたり話したりすることに加えて、平易な表現 集としてせりふに利用でき、加えて平易な表現の利用法としての意味もある。少ない表現をいか にいろいろな場面で使いこなすかを工夫でき、しいては方略的能力を向上させるよい例ともいえ る。
栃木県総合教育センター主催の「小学校外国語活動指導者研修 平成22年度受講者アンケート 集計結果」によると、授業について、先生方が現在感じている課題として、次の項目が挙がって いる。
「・『素地を養う』ことが目標だが、『実践力を身に付ける』ことはしなくていいのか疑問に思 う。
・児童の英語力に差がある。
・教材の準備の時間が十分に取れない。
・児童が自分から取り組んでみたくなるような授業内容の工夫。
・授業中に、英語を話したいと児童が思う場・必要性のある場の設定が難しい。
・児童の英語の発話量を確保することが難しい。
・すでに英語に苦手意識をもっている児童にどのような指導をしたらよいのか。」〔15〕
オリジナル劇が万能薬になるとは言えないが、オリジナル劇を導入してみることで、このよう な課題を少しでも軽減できる突破口になる可能性はある。今までオリジナル劇への挑戦をためら ってきた学校やクラスも新教材導入に伴って、オリジナル劇に挑戦し、その成果を子どもたちの 笑顔や自信と共に発表して頂きたいと願うところである。
8.おわりに
『英語ノート』は、長年の研究開発校での業績を反映して作成され、全国のほとんどの小学校 現場で根付き始めていた。事業仕分けによる突然の『英語ノート』廃止のニュースは、始まった ばかりの外国語活動に大変大きな影響を及ぼすだろうと多くの関係者が心配した。その旨文部科 学省へ意見を送った関係者も多い。今回“Hi, friends !”として「桃太郎」の絵本も加わってコン パクトに生まれ変わった。個人的感想を述べれば、『英語ノート』が脱皮をした印象である。外 国語活動は教科ではないため、“Hi, friends !”が教科書ではないことに変わりはないが、中学校 の新しい英語教科書を見る限り、小学校でこれらの内容をひととおり学んでから中学校へ進学す る前提が見え隠れしている。小学校現場においては、今回の新教材の導入は当初は負担になると 思われるが、小学校においては子どもたちが英語を学んでいくよき礎となるように今後も取り組 んで頂けることだろう。
≪引用文献≫
〔1〕 文部科学省ウェブサイト「事業仕分けに関しお寄せいただいた御意見への対応について(平成21 年12月25日)」 http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h22/1288550.htm
〔2〕 文部科学省ウェブサイト「新たな外国語活動教材、“Hi, friends !”の作成について(平成24年1 月12日) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/01/1314922.htm
〔3〕 文部科学省ウェブサイト「“Hi, friends !”関連資料」
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1314837.htm
〔4〕 文部科学省『英語ノート2 指導資料』pp.119-134.
〔5〕 文部科学省『指導編 Hi, friends ! 2』2012年、pp.26-35.
〔6〕 文部科学省ウェブサイト「“Hi, friends !”関連資料 学習指導案 Hi, friends ! 2 Lesson 7」
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/03/29/1319015_
16_1.pdf
〔7〕 斉藤誠・遠藤昌一『旭川グループ実践成果発表 英語劇を通して英語による実践的コミュニケー ション能力を高める授業』北海道教育大学附属旭川小学校、平成19年2月17日
http://www.hokkyodai.ac.jp/pdf/en/en-asa18.pdf#
〔8〕 岐阜県本巣市立真桑小学校『平成23年度 本巣市立真桑小学校授業公開(地域公開)指導案集・
実践資料集』平成23年11月18日、p.II-19.
〔9〕 直山木綿子編著『教育技術MOOK よくわかるDVDシリーズ 英語ノート2を活用した英語活 動の授業』小学館、2011年、p.55.
〔10〕 前掲書〔7〕
〔11〕 菅正隆編著『すぐ役立つ!小学校英語活動ガイドブック』ぎょうせい、2008年、pp.130-133.
〔12〕 直山木綿子編著『教育技術MOOK 小学校新学習指導要領の授業 外国語活動実践事例集Ⅱ』小
学館、2009年、pp.60-65.
〔13〕 前掲書〔11〕
〔14〕 前掲書〔7〕
〔15〕 栃木県総合教育センター『小学校外国語活動指導者研修 平成22年度受講者アンケート集計結
果』実施時期:平成23年9~10月、回答者:98名
http://www.tochigi-edu.ed.jp/center/kensyu/kensyu2011/eigokyoin-sho/
≪参考文献≫
阿部直美『劇あそび 脚本と演出』チャイルド本社、1988年
上江洲隆・下地陽子・幸喜めぐみ『コミュニケーション能力の素地をはぐくむ指導の工夫―英語ノー トの単元「オリジナルの劇をつくろう」を通して―』平成20年度個人研究・協力員共同研究報告書、
沖縄県立総合教育センター、2008年
http://www.edu-c.open.ed.jp/images/documents/chousa/20uezu2.pdf
小さい劇の本 編集委員会編『小学生 小さい劇のやりかたハンドブック』国土社、1991年
直山木綿子講演「外国語活動のカリキュラムのあり方」第9回京都市小学校英語活動研究大会、京都 市総合教育センター、平成23年12月16日
直山木綿子講演「外国語教育と小学校教育としての外国語活動の成果と課題」小学校語教育学会
(JES)京都支部 第1回立ち上げ記念講演会、キャンパスプラザ京都、平成24年2月19日 文部科学省ウェブサイト「平成23年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(平成22年8月)初等
中等教育局 06-3 平成23年度概算要求説明資料」
http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h23/1297094.htm
文部科学省「特集Ⅱ 新学習指導要領における指導のポイント 外国語活動 外国語活動をより一層 充実していくために」『初等教育資料』2月号(通巻883号)、2012年
受理日 平成24年3月30日