一般外国語 ( 英語以外)教育 を考 える
‑ ア ン ケ ー トと ヒ ア リ ン グ ー
一般外国語部会
大学 当局 の 「語学教 育 の改革」計画 に したが っ て、本学 の一般外 国語 (ドイツ語 ・フラ ンス語 ・ ロシア語 ・スペ イ ン語 ・中国語 ・朝鮮語 )教 育 の 質 の向上 と充実 を図 るこ とは、国際化時代 に即 し た本 学 の イ メー ジ ・ア ップの重 要 な一要 素 で あ る。
一般外 国語部会 で は、第一 回の試 み と して、去 る
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月5
日 (水 )、一般外 国語教 育 に関心 を持 っ てお られ る先生方 の ご意見 を拝聴 した。出席 された方 は、経済学部貿易学科 の富 岡倍雄 先生 、 同経済学科 の中村平八先生。工学部機械工 学科 の赤沢正久先生。外 国語学部 スペ イ ン語学科 の大林文彦先生、 同一般英語 の松 山正男先生 、保 崎則雄先生。以上であ る。一般外語部会 の中本、
犬飼 、塚 田、佐藤 、倉 田が それぞれの立場 で応答 した。
部会 で用意 した ア ンケー トの主 な事項 と答 は、
以下 の とお りであ る。
Ⅰ
「一般外 国語 を選択必修科 目にすべ きか、 あ るい は、 自由科 目 (卒業単位 にな らない科 目) にすべ きか」〔本学 で は、外 国語学部 の英語英文学科 は初級 ・ 中級 とも選択必修 、経済学部 は初級 のみ選択必
修 、短期大学 は、 フラ ンス語 か 中国語 の初級 の み選択必修。
W大学で は、初級 ・中級 と も選択必修。
C大学で は、初級 ・中級 とも選択必修
。A大学で は、初級 のみ選択必修。
Y
s大学 で は、初級 ・中級 とも選択必修 。 一般外 国語 (初級 ・中級 ) を自由科 目として 扱 ってい る大学 はご く少数であ る。 〕
○初級 ・中級 とも選択必修 とす る。(富 岡)
○初級 ・中級 とも選択必修 とす る。(松 山)
○初級 のみ選択必修 とす る。(保崎 )
○英語 を必修課 目とせず 、他 の外 国語 の 中か らい ず れか を選択必修 とす る。(赤沢 )
○ 自由科 目の ままで よい。(大林 )
I
「一般外 国語 は、週何 コマが適 当か」〔本学 の一般外 国語授業 の コマ数 は、初級週 2コマ、 中級過 2コマ。短期 大学 は週 3コマ。
W 大学で は、初級 (文学部 ・週 4コマ、他学 部 ・過 3コマ、中級週3コマ。
C大学で は、初級週2コマ、 中級週2コマ。
K大学 で は、毎 日 1コマ (集 中的の語学 を修 得す る)。
( 3)
かな り多数の大学が一週 間のコマ数 を検討 し ている]
○初級3コマ、中級2コマ とす る。 (富 岡)
○初級3コマ、中級2コマ とす る。 (赤沢 )
○初級3コマ、中級2コマ とす る。 (桧 山)
○初級以外、特 コマ を設 けない。 (保崎)
Ⅲ 本学では、一般外 国語 の初級 ・中級 の上 に「上 級 クラス」 (2コマ)が設 け られていて、 3、
4
年次生対象の 自由科 目として扱 われてい る。文部省 の指示 によれば、 この科 目は 「‑事情」
「‑文化論」 な どの名称 に変 えて専 門科 目とし て扱 うことになってい るが、今度の改革で どの ようにす るか
。
C大学 な ど他大学では、専 門科 目の外書講読 の振替 えた り、廃止 した りしてい る。○各学部 ・学科 の意向 に したが って専 門科 目とす
る。 (富岡)
○各学部 ・学科 の意向に したが って専 門科 目とす
る。 (松山)
○工学部 の場合、実用 と結 びついた ドイツ語 を、
た とえば、「ドイツ科学技術事情」 な どと称 し て教 えてはどうか。 (赤沢 )
Ⅳ 本学では、一般外 国語担当の専任外 国人教員 がいないが、今 日の若者 の傾 向 として 「会話」
の習得 を強 く希望 してお り、非常勤外 国人講 師 の ク ラス はいず れ も多 数 の学生 が 出席 してい る。
本学 の一般外 国語教育 に外 国人専任教員 を採用 す ることは必要ではないのか。
〔一般英語 には専任外 国人教員がいる。〕
○必要である。 (富岡)
○必要である。 (桧山)
○必要である。(但 し、語学のための語学でな く、
語学 と関係 のない専 門 も持 った人が よい) (保崎) その他 、 自由な論議 として、以下の ような発言 が あ った。「横 浜 とい う国際都市 を背景 に、外 国 語が使 える卒業生 を社会 は要求 している」(松山)
「第二の外 国語の重要性 は言 を保 たない。その 必要性 を学生 のガイダンスで行 ない、第二の外 国
語履修 の動機 づ け を与 える必要 があ る」
(中村平八 )
「第二の外国語学習の動機づけが必要だ
」
(赤沢 )「神奈川大学 のアイデ ンテ ィテ ィーは何 か とい う場合、=語学教育"だ と言 いたい
」
(中村平八 )「第一外国語、第二外 国語 の転換 を して、一般 外 国語 の いづ れか を第 一外 国語 にす るほ うが よ
い
」
(赤沢 )「経済学部が第二の外 国語 を選択必修 に したの
は成功であ った
」
(富岡)「教 え方 を更 に考 えてほ しい
」
(富岡)「工学部的用語 を教 えてほ しい
」
(赤沢 )〔フランス語 の場合、.中級 クラスで、文学 的な もの と同時 に法律 ・経済 ・科学技術 な どの文献 の 抜粋 を読 むクラス もある〕
「ドイツ語 についてゲーテ ・イ ンステ イ トゥ‑
トで最初 の二 ヶ月 で教 えて い る こ とを本学 で も
や ってほ しい
」
(赤涙 )「第二 の外 国語 につ いて、=‑語 な ら少 し出来 ます" と、威張 って言 える くらいの実力 をつ けて
ほ しい
」
(赤沢 )「朝鮮語やスワヒリ語 な ど、 アジア ・アフ リカ の言語 を教 えるのはよい
」
(中村平八 )以上、一時間ほ どの短 い、 しか し、熱心 な話 し 合 いの主 な内容である。
終 わ りに、「一般外 国語教 育の改革 には、大学 当 局 としての語学教 育の方針 が どの ような ものか明 確 に示 してもらいたい」(塚 田)との発言 が あった。
すで に一般外国語部会で意見が一致 しているこ とも含 めて、今 回の会合で提 出 され、早急 に検討 しなければな らない問題点 は、
(D一般外 国語 の初級、 ない し、初級 ・中級 の選択 必修化
(∋初級週
3
コマ、中級週2
コマ (∋専任外 国人教員 の採用④ 「上級 クラス」の取扱 いであ った。
一般外 国語部会 (中本運営委員 )で は、その他 当面す る種 々な問題 について検討 しているが、
よ り多 くの方 々か ら率直 なご意見 を期待 して、
近 くヒヤ リングを行 な う予定である。
(文責 倉 田)
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