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Working Paper Series (J) No.39

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(1)

Working Paper Series (J)

No.39

健康状態と障害者手帳所持状況によるグレーゾーンの同定

―生活と支えあいに関する調査2017の記述― Identify Those Who Are in the Gray Areas According to Status of Health and Disability Certificate: Description of the National

Survey on Social Security and People's Life in 2017

百瀬由璃絵 Yurie MOMOSE

2021年01月

http://www.ipss.go.jp/publication/j/WP/IPSS_WPJ39.pdf

〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル6階

http://www.ipss.go.jp

(2)

本ワーキング・ペーパーの内容は全て執筆者の個 人的見解であり、国立社会保障・人口問題研究所 の見解を示すものではありません。

(3)

健康状態と障害者手帳所持状況によるグレーゾーンの同定

― 生活と支えあいに関する調査 2017 の記述 ―

東京大学 百瀬由璃絵

1 問題の所在

本稿は、健康ではないが障害者手帳所持者でもないグレーゾーンの存在を記述すること を目的とする。

近年、社会保障政策と労働政策の連携が求められ、両政策のはざまの問題に注目が寄せら れている(濱口

2013

) 。しかし、健康上の問題を抱える者の困難に関する研究は、依然とし て障害者や高齢者の政策を中心に研究が蓄積されている。障害者には、障害者総合支援法に 基づく障害福祉サービスや障害者雇用率制度があり、高齢者には、高年齢者雇用対策や年金 制度がある。いずれにしても何かしらの施策の対象者となっている。

一方で、健康ではないが障害者手帳を所持していない者が抱える困難の所在は未だ明ら かにされていない。健康ではないが障害者手帳を所持していない者は、いかなる社会政策の 対象からも外れており、グレーゾーンにいる可能性がある。

そもそも障害者に関する量的研究の蓄積は浅く、全国データを用いて障害者手帳所持者 に着目した研究は泉田・黒田(

2019

)が最初であると言えるだろう。先行研究では、所得と いう単一尺度だけでなく困窮経験や剥奪指標を用いて経済状況を多面的に分析した結果、

障害者手帳を所持する者がいる世帯といない世帯で統計的に差がある項目、差のない項目 があることが明らかとなっている。

だが、泉田・黒田(

2019

)の分析では、障害者手帳非所持者の結果として健康である者と 健康でない者が混同されてしまっているため、健康ではない障害者手帳非所持者の困難を 過少に評価してしまっている危険性がある。そのため、もし健康でない障害者手帳非所持者 が困難を抱えていても、健康である者の影で見過ごされてしまう。

さらに、障害者手帳所持者に関しても、精神障害者・知的障害者・身体障害者の障害によ る分類のみで、軽度障害者と重度障害者が混在している。秋風(

2008

)は、下記の問題関心 から、軽度障害者が抱える固有の困難については、相互行為論の観点からその意味世界を解 明している。 「先行する障害者研究は、その障害が可視的である重度障害者に特化して語っ てきた。可視的で、機能的に「できない」障害者であり、その障害が重い人びとについて、

「障害者」と一括りに論じられたり、モデルストーリーとして論じられることが多かった。

可視的ではない障害者、自身を重度障害者と認識していない人びと、いわゆる軽度障害者と いわれる人びとについて言及したものはいまだ数少ない。 」 (秋風

2008: 53

グレーゾーンがどのような人達であるのかを明らかにするためには、境界線の接点に近

い、障害者手帳を所持していない健康な者と、障害者手帳を所持している軽度障害者との比

較が必要になるだろう。本稿では、上記の先行研究を踏まえ、健康状態と障害者手帳所持者

(4)

から健康ではないが障害者手帳所持者でもないグレーゾーンを同定したうえで、その実態 を探索し、特にグレーゾーンと健康な者や軽度障害者との比較を通じて、グレーソーンがど のような人達であるのか記述をしていく。

2 データ

本稿で用いるデータは、国立社会保障・人口問題研究所の「生活と支えあいに関する調査

2017

年」である。

日本において、障害者手帳所持状況がわかる全国調査のデータは僅少である。本データ以 外に知る限りでは、厚生労働省「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等 実態調査) 」のみである。厚生労働省のデータは、調査員が調査区内の世帯を訪問し、調査 趣旨の説明をしたうえで、在宅の障害者手帳所持者・医師から難病と診断された者・長引く 病気やけが等により生活のしづらさがある者かを確認している。つまり、厚生労働省のデー タでは、何らかの健康上の問題を抱えている者に調査時点で対象者が限定されている。

しかし、本データは、

2017

年の国民生活基礎調査で対象となった全国

1106

地区のうち

300

地区を無作為抽出した全国調査であり、障害者手帳所持状況のほかに、健康状態に関す る質問がなされているため、自分自身で健康上の問題があると認識しているものの、障害者 手帳を所持していない者が特定できる

1)

。さらに、本データでは、健康である者も特定でき るため、健康な者・グレーゾーン・障害者手帳所持の軽度障害者に着目して比較分析を行う ことができる。これは本データの大きな特徴である。

また、世帯主を対象とした世帯票と

18

歳以上の世帯員を対象とした個人票があり、デー タは入れ子状態になっているため、世帯と個人が抱える双方の困難を探索することが可能 である

2)

。以上の通り、健康状態と障害者手帳所持状況からグレーゾーンを同定し、固有の 困難を探索的に記述するには最良のデータであると言える。

3 分析

3.1 グレーゾーンの同定

本節では、本データにおいてグレーゾーンとみなせる者を同定する。

第1に、データにおいて健康上の問題を特定できる項目を確認する。健康状態が判別でき る項目として、主観的健康感や健康上の問題による活動制限の有無、抑うつ・不安障害の傾 向(

K6

)がある。この

3

項目と障害者手帳所持状況との関係を図

1

に示した

(

主観的健康 観:

Cramér's V = 0.142**,

活動制限:

Cramér's V = 0.150**,

抑うつ・不安障害:

Cramér's

V =0.070**

) 。図をみると、障害者手帳所持者のほうが、障害者手帳非所持者よりも健康状

態が悪い傾向にある。

(5)

1

主観的健康観・活動制限・抑うつ不安障害と障害者手帳所持状況

2

に、

3

項目から健康上の問題があるが障害者手帳を所持していない者を特定する。健 康上の問題は、それぞれ以下の通りに定めた。主観的健康については、「あまりよくない」

「よくない」に該当する場合を「不調」とした。健康上の問題による活動制限については、

「非常に制限があった」 「制限はあったがひどくはなかった」に該当する場合を「活動制限」

とした。抑うつ・不安障害については、国民生活基礎調査でうつ・不安障害が疑われるとさ れる

10

点以上の場合を「抑うつ・不安障害」とした。加えて、

3

項目のうち、どれか

1

つ 以上に該当する場合を「不健康」 、

1

つも該当しない場合を「健康」とした。

まず、等級によって細分化させた障害者手帳所持者の不健康の割合を確認していく

3)

。そ の結果、図

2

の通り、軽度精神障害・軽度知的障害・軽度身体障害・重度知的障害・手帳複 数では、障害者手帳非所持者と同様に不健康の割合が過半数を下回っている。一方で、重度 精神障害・重度身体障害・等級不明では、不健康の割合が過半数を超えていた。

2

健康状態と障害者手帳所持状況

次に、障害者手帳非所持者のなかにどの程度不健康な者がいるのかを確認する。結果は図

3

の通り、不健康である者は、障害者手帳所持者では

1148

人(53.0%)であったのに対し

て、障害者手帳非所持者では

6167

人(

35.8

%)であった。障害者手帳所持者のなかでの不

健康の割合は高いが、前述した通り、不健康の割合が過半数を超えていたのは重度精神障

(6)

害・重度身体障害者・等級不明のみで、軽度障害者は障害者手帳非所持者よりも不健康であ るとは言えないだろう。さらに実数でみると、不健康かつ障害者手帳非所持者は、不健康か つ障害者手帳所持者の

5.3

倍いることが明らかとなった。本稿では、不健康かつ障害者手帳 非所持の者をグレーゾーンと定義する。

3

健康状態と障害者手帳所持の有無

3.2 グレーゾーンの探索

2

節では、年齢や社会保障等の状況によって限定していった際に、データのなかで不健康 かつ障害者手帳非所持なグレーゾーンがどの程度存在するのか探索する(表1) 。

本稿でグレーゾーンと定義した不健康かつ障害者手帳非所持は、表の(

1

)全体を指し、

障害者福祉の枠から外れている存在である。一方で、健康上の問題として、加齢による要因 が考えられる。高齢者であれば、障害者手帳を所持していなくても既に社会政策の対象とな っている。さらに、高齢者はグレーゾーンにいる可能性もあるが、障害者手帳を所持する高 齢者の割合が高く、年金を受給する

60

歳以上を除いた時にどの程度グレーゾーンが存在す るのかを確認する必要がある。その結果、 (

2

)において、グレーゾーンは、

3035

人(

27.7%

) いることがわかった。加齢による要因を除いても、約

3

割がグレーゾーンにいることが明 らかとなった。

また、障害者福祉の枠を外れていても、セーフティネットである生活保護を受給している 可能性がある。生活保護を受給していれば、医療扶助の対象となる。この要因から生活保護 未受給者に限定した(

3

)をみると、グレーゾーンは

2888

人(

27.3

%)であった。つまり、

障害者福祉以外の年金や生活保護といった社会保障を除いても、グレーゾーンは

3

割弱い ることがわかる。

さらに、生命保険や傷害保険に加入していない場合、病気やケガにかかる費用を捻出でき

不調

活動制限 抑うつ・

不安障害 10+

健康 11055人

(64.2%)

570人

(3.3%)

障害者手帳非所持

1639人

(9.5%)

1441人

(8.4%)

285人

(1.7%)

1121人

(6.5%)

382人

(2.2%)

729人

(4.2%)

17222人(100.0%)

不健康 6167人(35.8%)

不調

抑うつ・

不安障害 10+

96人

(4.4%)

障害者手帳所持

171人

(7.9%)

244人

(10.4%)

42人

(1.9%)

302人

(14.0%)

81人

(3.7%)

232人

(10.7%)

2164人(100.0%)

不健康 1148人(53.0%)

健康 1016人

(47.0%)

全体 19386人

活動制限

(7)

ず困難を抱えている可能性がある。そのため、 (3)から生命保険や傷害保険に未加入の場合 を除いた(4)をみると、グレーゾーンは

434

人(35.6%)であった。保険に未加入者に限 定すると実数は減少するが、割合は増加していた。

続いて、働き世代である社会人に限定して、グレーゾーンの状況を確認する。 (

5

)は、 (

2

) から現時点で在学していない者に限定した。その結果、グレーゾーンは

2900

人(

27.7%

) であった。 (

5

)から生活保護受給者に限定した(

6

)のグレーゾーンは

2757

人(

27.4%

)で あった。また、 (

6

)から無職者に限定した(

7

)においては、グレーゾーンは

485

人(

32.3

%)

であった。無職者に限定すると実数は減少するが、割合は増加していた。さらに、保険の加 入状況により限定した(

8

)をみると、グレーゾーンは

108

人(

38.2%

)であった。

1

不健康かつ障害者手帳非所持なグレーゾーンの割合

3.3 グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較

3

節では、グレーゾーンが抱える困難を特定するため、表1の(1)全体と(5)60 歳未 満の社会人(在学中を除く

18

歳~

59

歳)に着目し、グレーゾーンと隣接する健康や障害者 手帳を所持する軽度障害者を中心に相違点を比較する。

3.3.1 クロス集計

第1に、①社会階層等(個人属性、困窮状況、就業状況、雇用環境) 、②剥奪(居住環境、

未払い・不履行・滞納、基本的なニーズの欠如、耐久消費財の欠如、世帯の状況、個人の状 況) 、③社会的孤立(社会的交流、社会的参加、社会的サポート)について、健康・グレー ゾーン・障害者手帳所持者でクロス集計を行った

4)

。ここでは特に、グレーゾーンと健康や 障害者手帳所持する軽度障害者について考察する。クロス表の結果のうち、有意な結果が得 られた項目で割合が高かったものを表

2~7

にまとめた。

まず、 (

1

)全体の結果を考察する。

①社会階層等(個人属性、困窮状況、就業状況、雇用環境)からは、グレーゾーンが不利

2017年

健康 57.03 63.32 63.80 52.05 63.13 63.60 52.99 40.99

不調のみ 2.94 1.85 1.87 2.05 1.91 1.93 2.06 3.53

うつ・不安障害のみ 8.45 12.34 12.21 15.60 11.95 11.90 10.17 9.89

健康上の問題による制限のみ 7.43 5.12 5.03 5.17 5.23 5.16 6.58 6.36

不調+うつ・不安障害 1.47 1.63 1.58 2.30 1.68 1.62 1.93 2.12

不調+制限 5.78 2.11 2.08 2.46 2.23 2.20 3.39 3.18

うつ・不安障害+制限 1.97 2.09 2.05 3.12 2.10 2.05 2.73 3.89

3つ 3.76 2.52 2.43 4.93 2.64 2.54 5.39 9.19

精神障害 0.37 0.42 0.41 0.57 0.43 0.42 0.93 0.71

知的障害 0.66 0.91 0.92 1.07 0.95 0.94 1.60 1.77

身体障害 0.81 0.55 0.56 0.57 0.54 0.54 0.40 0.71

精神障害 0.66 0.70 0.63 0.99 0.69 0.62 1.73 2.47

知的障害 0.36 0.42 0.39 0.25 0.44 0.41 0.86 0.71

身体障害 6.08 4.13 4.23 5.50 4.14 4.22 5.98 9.54

手帳複数 0.51 0.54 0.48 0.90 0.56 0.50 1.33 1.77

等級不明 1.73 1.35 1.35 2.46 1.38 1.37 1.93 3.18

Total(N /Percent)

38.16

2.93

8.57

3.19

12.72 5.25

10067 / 100.00 1504 / 100.00 27.40

1.90 (6)

在学中除く18~59歳

・生活保護未受給

在学中除く18~59歳

・生活保護未受給

・無職 (7)

32.25

(2) (3) (4) (5)

5.25 5.25 6.74 5.27

19386 / 100.00 11039 / 100.00 10600 / 100.00 1218 / 100.00 10067 / 100.00

全体 18~59歳 18~59歳

・生活保護未受給

18~59歳

・生活保護未受給

・保険未加入

在学中除く

・18~59歳

27.74

1.92 (1)

27.66 27.25 35.63

1.88 1.89 2.21

31.80

7.10

在学中除く18~59歳

・生活保護未受給

・無職

・保険未加入

283/ 100.00 (8)

1.84

(8)

な状況にいる傾向が読み取れる(表

2)

。個人属性をみると、グレーゾーンは、離別・死別 の経験があるが子どもがいない、低学歴の高齢女性に多い。困窮状況は、相対的貧困かつ生 活保護が多く、世帯支出の負担感もすべてにおいて重いと感じている者が多い。就業状況は、

初職や現職で無職が多い。働いていても労働日数や労働時間は短い。離宅時間に関しては健 康状態や障害者手帳所持状況による有意な結果は得られなかったが、帰宅時間に関しては 有意な結果が得られており、グレーゾーンは帰宅時間が遅い傾向にある。また、仕事と家族 の関係がうまく言っていない傾向にある。

一方で、健康な者は、所帯を持っている

30

代の高学歴の男性で、困窮状況・就業状況・

雇用環境は良好である。また、障害者手帳を所持する軽度障害者は、障害の種類により状況 が異なる。軽度精神障害者は、未婚で子どもがいない

30

代の高学歴の男性に多い。軽度知 的障害者は、未婚で子どもがおり、低学歴な若年層に多い。軽度身体障害者は、未婚で子ど もがおらず、低学歴の高齢男性に多い。軽度障害者の困窮状況や雇用環境は悪い場合もある が、グレーゾーンのほうが不利な状況にあることが考えられる。

2

グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(社会階層等):全体

②剥奪(居住環境、未払い・不履行・滞納、基本的なニーズの欠如、耐久消費財の欠如、

世帯の状況、個人の状況)では、グレーゾーンがすべての項目で剥奪されている傾向にある

(表

3

) 。一方で、健康な者はすべての項目で剥奪されていない。また、軽度障害者は障害 の種類によって剥奪傾向が異なる。経済的な理由により買えない物やできない項目を単純

2017年:全体 健康 グレーゾーン 軽度精神障害 軽度知的障害 軽度身体障害

性別 男性 女性 男性 同率 男性

年齢 30-39歳 60-69歳 30-39歳 18-29歳 70歳以上

学歴 大学・大学院 小・中学校 大学・大学院 小・中学校 小・中学校

婚姻状況 配偶者あり 離別・死別 未婚 未婚 未婚

18歳未満の子どもの有無 いる いない いない いる いない

相対的貧困 非貧困 貧困 貧困 貧困 貧困

生活保護 未受給 受給 受給 受給 受給

世帯支出の負担感

住宅費 負担はない/感じていない とても重い とても重い とても重い 負担はない/感じていない

教育費 やや重い とても重い とても重い とても重い 負担はない/感じていない

保育料・ベビーシッター代 やや重い とても重い 負担はない/感じていない やや重い 同率

医療費・介護費 負担はない/感じていない とても重い とても重い 負担はない/感じていない とても重い

家計のやりくり 大変ではない とても大変 とても大変 とても大変 とても大変

就業状況

初職の就業状態 役員・一般常雇者(正規 仕事未経験 不安定就労 仕事未経験 自営業等

初職の仕事内容 保安の職業 運搬・清掃・包装等の職業 サービスの職業 運搬・清掃・包装等の職業 その他

初職の勤め先規模・官公庁 官公庁 30人未満 1000人以上 1000人以上 官公庁

現在の就業状態 役員・一般常雇者(正規) 非就業(求職中) 非就業(非求職) 就業(就業状態不明) 非就業(年金受給)

現在の仕事内容 管理的職業 運搬・清掃・包装等の職業 建設・採掘の職業 運搬・清掃・包装等の職業 保安の職業

現在の勤め先規模・官公庁 1000人以上 30~99人 30人未満 100~299人 官公庁

雇用環境 働き方

労働日数 週5以上 週3未満 週3未満 週5日 週5以上

労働時間 40時間以上~45時間未満 20時間未満 20時間未満 30時間以上~40時間未満 30時間以上~40時間未満

帰宅時間 20時 翌1~11時 翌1~11時 20時 18時

仕事と家族の関係

仕事が原因で家族と一緒に過ごす時間が十分にとれ

ない あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまらない

家族のあれやこれやでおもうように仕事に時間を配分

できない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまる

家事や育児に疲れてしまい、仕事をやろうという気持

ちになれない あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまらない あてはまる

個人属性

困窮状況

障害者手帳非所持 障害者手帳所持

(9)

加算すると、軽度身体障害者は

28

項目に該当し、軽度精神障害者は

18

項目、軽度知的障 害者は

17

項目であった。一方で、グレーゾーンは

32

項目のすべてに該当しており、どの 障害を持っていてもグレーゾーンほど剥奪傾向にあるとは言えない。

3

グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(剥奪):全体

③社会的孤立(社会的交流、社会的参加、社会的サポート)の状況からは、グレーゾーン の孤立している傾向が読み取れる(表

4

) 。グレーゾーンの社会的交流は、 「医療・福祉・教 育関係の専門家」や「電話相談の相談員」と直接話した以外に、会話の頻度や人数が少ない 傾向にある。 「医療・福祉・教育関係の専門家」や「電話相談の相談員」に関しては、健康 である場合は交流がない傾向があり、不利な状況にあるほど接触する可能性が高まること が考えられる。社会参加は、参加していない現状であっても、グレーゾーンは参加したいが できない状況である項目が多い傾向があるのに対して、軽度精神障害者や軽度身体障害者

2017年:全体 健康 グレーゾーン 軽度精神障害 軽度知的障害 軽度身体障害

居住環境

水洗トイレがない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまらない

浴室・シャワー室がない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまる

雨漏り、湿気、破損などの問題がある あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまる

窓から十分な光が入らない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまらない

世帯の人数からすると手狭だ あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまる

交通の便が悪い あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまる

近隣の騒音がひどい あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまらない

大気汚染、悪臭がひどい あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまらない

地域の犯罪、暴力、荒らし行為に困っている あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまらない

病院、公共施設、買い物、生活施設が遠い あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまる

未払い・ 滞納・ 不履行

電気料金の未払い 該当しない あった なかった なかった あった

ガス料金の未払い 該当しない あった なかった 該当しない 該当しない

水道料金の未払い 該当しない あった なかった 該当しない あった

電話代の未払い 該当しない あった あった あった あった

家賃の滞納 なかった あった なかった なかった あった

住宅ローンの滞納 なかった あった なかった なかった あった

住民税の滞納 なかった あった 該当しない なかった 該当しない

その他の債務不履行 なかった あった あった なかった あった

基本的なニーズの欠如

家族に必要な食料が買えない(金銭的理由) ない ある ない ある ある

家族に必要な衣料が買えない(金銭的理由) ない ある ある ない ある

世帯の状況

2日一1回以上、肉や魚を含む食事が取れる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまる あてはまらない(金銭的理由)

必要な時に医者にかかることができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) 必要なときに歯医者にかかれる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 風邪薬・鎮痛剤・塗り薬などの市販薬が買える あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 親戚の冠婚葬祭への出席できる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) バスや電車の料金を払える あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 予期せぬ支出への対応ができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) 部屋の快適な温度に保てる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 火災報知器を設置できる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由)

耐久消費財の欠如

家族人数分のベットまたは布団 ある 買えない ある ある ある

テレビ ある 買えない ある 買えない 買えない

固定電話 必要ない 買えない ある/必要ない 買えない ある

自家用車 ある 買えない ある ある 買えない

個人の状況

医療機関受診・治療 病気やけがはなかった 受診・治療をしなかった つねに受診・治療をした 病気やけがはなかった つねに受診・治療をした  医療機関受診・治療しなかった理由  (仕事などで多忙)  (金銭的理由)  (ぞの他の理由)  (ぞの他の理由)  (金銭的理由)

健康診断の受診 受診した 受診しなかった 受診した 受診しなかった 同率

生命保険等への加入している あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 就職・仕事用のスーツがある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 携帯電話がある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 年に一度の旅行ができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(必要でない) あてはまらない(金銭的理由) 家族のためでなく、自分のために使えるお金がある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(必要でない)

障害者手帳非所持 障害者手帳所持

(10)

は参加する予定がない傾向を示す項目が多い。社会的サポートに関しても、グレーゾーンは 頼りたくても頼れないのに対して、軽度知的障害者はサポートを求めていない傾向がある。

グレーゾーンは、意図せず参加の機会が欠如し、サポートも受けられていない可能性が高い。

4

グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(社会的孤立):全体

次に、 (

5

60

歳未満の社会人(在学中を除く

18

歳~

59

歳)の結果を考察する。

①社会階層等(個人属性、困窮状況、就業状況、雇用環境)は、 (

5

60

歳未満の社会人 に限定した際に、個人属性や就業状況が、前述した(

1

)全体のグレーゾーンと異なる傾向 が読み取れる。 (表

5

) 。 (

1

)全体においては、性別によって健康状態や障害者手帳所持状況 が異なる傾向が見られたが、 (

5

60

歳未満の社会人に限定した場合には有意な結果が得ら れなかった。

グレーゾーンは、離別・死別を経験したが子どものいない低学歴の若年層に多い。一方で、

健康な者や軽度知的障害者は(

1

)全体と同様の傾向であった。軽度精神障害者は、 (

5

60

歳未満の社会人に限定すると、やや低学歴が多くなる傾向にある。軽度身体障害者は、 (

5

60

歳未満の社会人に限定すると、若年層に多い傾向があった。

また、困窮状況や就業状況、雇用環境は(

5

60

歳未満の社会人に限定しても、グレーゾ ーンはすべてに対して不利な状況であり、健康な者はすべてに対して有利な状況にあり、軽 度障害者はまばらな状況であった。 (

1

)全体において、

15

歳時の生活保護の有無に対する 有意差はなかったが、 (

5

60

歳未満の社会人に限定すると有意な結果が得られた。グレー ゾーンや軽度障害者は

15

歳時に生活保護を受給していた割合が高く、健康な者は生活保護

2017年:全体 健康 グレーゾーン 軽度精神障害 軽度知的障害 軽度身体障害

社会的交流

会話頻度 1週間に1回以上 2週間に1回以下 2週間に1回以下 1週間に1回以上 2週間に1回以下

1か月間の会話人数 月5人以上 月5人未満 月5人未満 月5人未満 月5人未満

1か月間に直接話した人

同居の家族・親族 話した 話していない 話した 話した 話した

別居の家族・親族 話した 話していない 話していない 話していない 話していない

友人・知人 話した 話していない 話していない 話していない 話していない

近所の人 話した 話していない 話していない 話していない 話していない

職場の同僚や元同僚 話した 話していない 話していない 話した 話していない

医療・福祉・教育関係の専門家 話していない 話した 話した 話した 話した

電話相談の相談員 話していない 話した 話していない 話していない 話した

社会参加

自治会や町内会 参加中 参加したいができない 参加する予定はない 参加したいができない 参加する予定はない

ボランティアやNPO 参加中 参加したいができない 参加したいができない 参加する予定はない 参加する予定はない

宗教団体 参加する予定はない 参加したいができない 参加する予定はない 参加したいができない 参加中

PTAや保護者会 参加中 参加したいができない 参加する予定はない 参加したいができない 参加する予定はない

趣味の会やスポーツクラブ 参加中 参加したいができない 参加する予定はない 参加する予定はない 参加する予定はない

職場内の会やグループ 参加中 参加したいができない 参加する予定はない 参加したいができない 参加したいができない

同じ学校出身者の会やグループ 参加中 参加したいができない 参加する予定はない 参加する予定はない 参加する予定はない

社会的サポート

子どもの世話や看病 頼れる 頼れない そのことで頼らない そのことで頼らない 頼れない

子ども以外の介護や看病 頼れる 頼れない そのことで頼らない そのことで頼らない 頼れる

重要な事柄の相談 頼れる 頼れない 頼れる 頼れる 頼れない

愚痴を聞いてくれること 頼れる 頼れない 頼れる そのことで頼らない 頼れない

喜びや悲しみを分かち合うこと 頼れる 頼れない 頼れる そのことで頼らない 頼れない

いざという時のお金の援助 そのことで頼らない 頼れない 頼れない 頼れる 頼れない

日頃のちょっとしたことの手助け そのことで頼らない 頼れない 同率 頼れる 頼れない

家を借りる時の保証人を頼むこと 頼れる 頼れない 頼れない 頼れない そのことで頼らない

成年後見人・保佐人を頼むこと 頼れる 頼れない 頼れない 頼れない 頼れない

障害者手帳非所持 障害者手帳所持

(11)

を受給していない割合が高くなっていた。現在の生活保護に関しては、 (5)60 歳未満の社 会人に限定しても(1)全体と同様の結果となった。

5

グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(社会階層等):60 歳未満の社会人

②剥奪(居住環境、未払い・不履行・滞納、基本的なニーズの欠如、耐久消費財の欠如、

世帯の状況、個人の状況)は、 (

5

60

歳未満の社会人に限定した際にも、グレーゾーンは すべての項目で剥奪されている傾向が読み取れた。 (表

6

) 。

1

)全体の傾向と同様に、グレーゾーンは何かしらの健康上の問題があっても医療機関 で受診や治療をおこなっていない傾向がある。医療機関を受診しなかった理由としては、社 会人の場合は仕事などが多忙を理由に医療機関にかかれない可能性があるが、その傾向が あったのは健康な者のみで、グレーゾーンは金銭的な理由が多いという特徴がある。

また、軽度障害者は、 (

5

60

歳未満の社会人に限定した際もグレーゾーンは一貫して剥 奪傾向にあるが、項目によって剥奪されるものが異なる。軽度精神障害者では「電話代」が 異なり、軽度知的障害者では「食料」 「医療機関の受診・治療」 「携帯電話」が異なり、軽度 身体障害者では「水洗トイレ」 「ガス料金」が異なっていた。

2017年:60歳未満の社会人 健康 グレーゾーン 軽度精神障害 軽度知的障害 軽度身体障害

年齢 30-39歳 18-29歳 30-39歳 18-29歳 18-29歳

学歴 大学・大学院 小・中学校 小・中学校 小・中学校 小・中学校

婚姻状況 配偶者あり 離別・死別 未婚 未婚 未婚

18歳未満の子どもの有無 いる いない いない いる いない

相対的貧困 非貧困 貧困 貧困 貧困 非貧困

生活保護 未受給 受給 受給 受給 受給

15歳時の生活保護 未受給 受給 受給 受給 受給

世帯支出の負担感

住宅費 負担はない/感じていない とても重い とても重い 負担はない/感じていない 負担はない/感じていない

教育費 やや重い とても重い とても重い 負担はない/感じていない とても重い

保育料・ベビーシッター代 やや重い とても重い 負担はない/感じていない やや重い 負担はない/感じていない

医療費・介護費 負担はない/感じていない とても重い とても重い 負担はない/感じていない やや重い

家計のやりくり 大変ではない とても大変 とても大変 とても大変 とても大変

就業状況

初職の就業状態 役員・一般常雇者(正規) 仕事未経験 不安定就労 仕事未経験 自営業等

初職の仕事内容 管理的職業 運搬・清掃・包装等の職業 運搬・清掃・包装等の職業 運搬・清掃・包装等の職業 その他

初職の勤め先規模・官公庁 1000人以上 30~99人 100~299人 1000人以上 官公庁

現在の就業状態 役員・一般常雇者(正規) 非就業(求職中) 非就業(求職中) 就業(就業状態不明) 役員・一般常雇者(正規)

現在の仕事内容 管理的職業 輸送・機械運転の職業 保安の職業 その他 事務的職業

現在の勤め先規模・官公庁 1000人以上 30~99人 100~299人 100~299人 官公庁

雇用環境 働き方

労働日数 週5以上 週3未満 週5以上 週3未満 週5以上

労働時間 40時間以上~45時間未満 20時間未満 30時間以上~40時間未満 20時間以上~30時間未満 20時間以上~30時間未満

帰宅時間 20時 翌1~11時 翌1~11時 17時 18時

仕事と家族の関係

仕事が原因で家族と一緒に過ごす時間が十分にと

れない あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまらない

家族のあれやこれやでおもうように仕事に時間を配

分できない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまらない

家事や育児に疲れてしまい、仕事をやろうという気

持ちになれない あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまらない あてはまらない

障害者手帳非所持 障害者手帳所持

個人属性

困窮状況

(12)

6

グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(剥奪):60 歳未満の社会人

③社会的孤立(社会的交流、社会的参加、社会的サポート)からは、 (5)60 歳未満の社 会人に限定した際にも、多くの項目でグレーゾーンの孤立している傾向が読み取れる。 (表

7

) 。 (

1

)全体では有意であった「電話相談の相談員」に関しては、 (

5

60

歳未満の社会人 に限定すると有意ではなくなった。一方で、 「医療・福祉・教育関係の専門家」に関しては、

健康状態と障害者手帳所持者での差が確認された。グレーゾーンや軽度障害者は専門家と 話している者が多く、健康な者は専門家と話していない傾向があり、 (

1

)全体と同様な結果 となった。

また、 (

1

)全体のグレーゾーンでは「自治会や町内会」と「同じ学校出身者の会やグルー プ」については参加したいができない傾向にあったが、 (

5

60

歳未満の社会人に限定する と参加する予定はない傾向が多くなっていた。 (

1

)全体では加齢による要因が含まれている ため、この

2

項目に関しては年齢により参加したいか否かが分かれている可能性がある。

2017年:60歳未満の社会人 健康 グレーゾーン 軽度精神障害 軽度知的障害 軽度身体障害

居住環境

水洗トイレがない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまる

浴室・シャワー室がない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまる

雨漏り、湿気、破損などの問題がある あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまる

窓から十分な光が入らない あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまらない

世帯の人数からすると手狭だ あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる 同率

交通の便が悪い あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる あてはまる

近隣の騒音がひどい あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまらない あてはまらない

大気汚染、悪臭がひどい あてはまらない あてはまる あてはまる あてはまる 同率

地域の犯罪、暴力、荒らし行為に困っている あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまらない

病院、公共施設、買い物、生活施設が遠い あてはまらない あてはまる あてはまらない あてはまる あてはまる

未払い・ 滞納・ 不履行

電気料金の未払い 該当しない あった なかった なかった あった

ガス料金の未払い 該当しない あった なかった 該当しない あった

水道料金の未払い 該当しない あった なかった 該当しない あった

電話代の未払い 該当しない あった なかった あった あった

家賃の滞納 なかった あった 該当しない 該当しない あった

住宅ローンの滞納 なかった あった なかった なかった あった

住民税の滞納 なかった あった 該当しない なかった 該当しない

その他の債務不履行 なかった あった あった なかった あった

基本的なニーズの欠如

家族に必要な食料が買えない(金銭的理由 ない ある ない ない ある

家族に必要な衣料が買えない(金銭的理由 ない ある ある ない ある

世帯の状況

2日一1回以上、肉や魚を含む食事が取れる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) 必要な時に医者にかかることができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) 必要なときに歯医者にかかれる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 風邪薬・鎮痛剤・塗り薬などの市販薬が買える あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 親戚の冠婚葬祭への出席できる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) バスや電車の料金を払える あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまる あてはまらない(金銭的理由) 予期せぬ支出への対応ができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由) 部屋の快適な温度に保てる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 火災報知器を設置できる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(その他の理由) あてはまらない(金銭的理由)

耐久消費財の欠如

家族人数分のベットまたは布団 ある 買えない ある ある ある

洗濯機 ある 買えない 必要ない ある ある

テレビ ある 買えない ある ある 買えない

固定電話 ある 買えない ある ある ある

自家用車 ある 買えない ある ある ある

個人の状況

医療機関受診・治療 病気やけがはなかった 受診・治療をしなかった つねに受診・治療をした 受診・治療をしなかった つねに受診・治療をした  医療機関受診・治療しなかった理由  (仕事などで多忙)  (金銭的理由)  (ぞの他の理由)  (ぞの他の理由)  (近くに病院・診療所がない)

健康診断の受診 受診した 受診しなかった 受診しなかった 受診しなかった 受診した

生命保険等への加入している あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) 就職・仕事用のスーツがある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(必要ではない) 携帯電話がある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(必要ではない) あてはまらない(必要ではない) あてはまらない(金銭的理由) 年に一度の旅行ができる あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(必要ではない) あてはまらない(金銭的理由) 家族のためでなく、自分のために使えるお金がある あてはまる あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由) あてはまらない(金銭的理由)

障害者手帳非所持 障害者手帳所持

図 1  主観的健康観・活動制限・抑うつ不安障害と障害者手帳所持状況  第 2 に、 3 項目から健康上の問題があるが障害者手帳を所持していない者を特定する。健 康上の問題は、それぞれ以下の通りに定めた。主観的健康については、「あまりよくない」 「よくない」に該当する場合を「不調」とした。健康上の問題による活動制限については、 「非常に制限があった」 「制限はあったがひどくはなかった」に該当する場合を「活動制限」 とした。抑うつ・不安障害については、国民生活基礎調査でうつ・不安障害が疑われるとさ れる 10
表 6  グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(剥奪):60 歳未満の社会人  ③社会的孤立(社会的交流、社会的参加、社会的サポート)からは、 (5)60 歳未満の社 会人に限定した際にも、多くの項目でグレーゾーンの孤立している傾向が読み取れる。 (表 7 ) 。 ( 1 )全体では有意であった「電話相談の相談員」に関しては、 ( 5 ) 60 歳未満の社会人 に限定すると有意ではなくなった。一方で、 「医療・福祉・教育関係の専門家」に関しては、 健康状態と障害者手帳所持者での差が確認された。グレー
表 7  グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との比較(社会的孤立):60 歳未満の社会人  3.3.2  メディアン検定  第 2 に、グレーゾーンと健康や障害者手帳所持者との関係について、等価世帯所得・個人 収入・世帯総支出・世帯預貯金の関係を比較するため、メディアン検定をおこなった。 まず、 ( 1 )全体から確認する(図 4 ) 。 等価世帯所得( N =18040, Median=247,  大分類 x 2   (9)=407.7**,  小分類 x 2   (15)=494.9**) において、

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