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「アジアからの多様な育種学情報発信を強化する取り組み」

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Academic year: 2021

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科学研究費助成事業 研究成果公開促進費 国際情報発信強化(平成29年度採択分)

「アジアからの多様な育種学情報発信を強化する取り組み」

(課題番号:17HP2008)

学術団体名:一般社団法人日本育種学会 学術刊行物の名称:Breeding Science

事業期間:平成29(2017)年度~令和3(2021)年度

1 取組の概要

1.取組内容の特徴と目的、意義及び方法

本取組では、Breeding Science の国際的な地位の安定化を図り、日本 を含むアジア地域から良質な育種学情報を効果的かつ継続的に国際発信す るための体制を構築することを目的とする。

2.応募時に設定した取組の目標・評価指標

(1) 魅力ある総説を掲載するため、国際発信性のある企画を充実させる。

(2) 外国人編集委員数の割合を 30%に増やし、編集体制を国際化する。

(3) 外国人レフェリー数の割合を 30%に増やし、査読体制を国際化する。

(4) 早期公開化(オンラインファースト)を効果的に継続運用する。

(5) 広報活動を強化して、全論文投稿数を年 200 報、このうち海外からの

投稿数を年 130 報以上、掲載論文へのアクセス数や PDF のダウンロード数 を 24 万件以上、結果として 5 年-IF 値での 2.0 の達成を目指す。

2 目標の達成状況

1.現在までの目標の達成状況

(1)2017 年 4 月、2018 年 4 月に特集号を発刊した。海外を含む著名な研究 者を含む最先端のレビューを 2018 年 8 月、2019 年 7 月に掲載した。

(2)著名な外国人を編集委員として増員した。その結果、4 人増の 13 人と

なった。ただし、IF の上昇に伴い、投稿数が急激に増加し、国内の編集 委員の負担が大きくなったため、国内編集委員を増員したため、比率とし

ては 3%増の 26%のやや微増となっている(図1)。

(3)外国人レフェリーの登録数は毎年 200 名以上であるが、審査に関わっ

た割合は 30%を達成できていない。

(4) 継続的に投稿料の見直しを行い、これまで四半期毎であった早期公開 を1〜2ヶ月毎に変更し、よりタイムリーな情報発信が可能となった。

(5) メール配信、ホームページ改訂等により国際的な広報活動を強化した こと、インパクトファクターが 2 に近づいたことから、海外からの投稿が 大幅に増加し、2018 年の総投稿数は目標値を大きく上回る 245 報に達し た(図2)。掲載論文へのアクセス数と PDF のダウンロード数はそれぞれ 約 43 万件および約 13 万件を突破した(図3)。2018 年度のインパクト ファクターは 1.743、5-Year インパクトファクターは 2.185 となり、目標 を超過達成した(図4)。

2.今後の計画

(1) 2020 年度および 2021 年度に発行予定の特集号でも、国際的に著名な研究者に執筆を依頼してい

る。レビューの企画については、2019 年度および 2020 年度はそれぞれ 1 報の掲載を予定しており、

それ以降についても注目されている最先端の研究テーマのレビューの依頼を継続する。

(2)海外からの投稿が増加し、対象作物も多様化しているため、これらに対応可能な外国人研究者を 編集委員として招聘し、外国人の割合を 30%以上に引き上げる。

(3)レフェリーとして海外の研究者率を増加するようにエディターの注意喚起に努める。

(4)長期的にも自立可能な早期公開システムの確立をめざし、著者の自己負担のもとで運用できるよ う、投稿料の見直しを継続的に実施する。

(5)海外からの投稿を含む総投稿数は 200 報以上を達成しているため、広報活動や魅力的なレビュー

等の掲載により、今後は投稿数のみならず、掲載論文の科学的水準についても維持に務める。

図1 外国人編集委員の比率

図4 IF の変化 図3 掲載論文へのアクセス

数、PDFのダウンロード数 図2 全論文投稿数に対

する海外からの投稿数

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