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課 題 研 究 論 文 「コーチ学研究の現状と課題」

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Academic year: 2021

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「コーチ」学を特集するにあたって

びわこ成蹊スポーツ大学研究紀要第3号の特集として「コーチ」に関する論 文が求められた。そこで構成員5名が数回にわたり議論をした結果,吉田敏明 教授によるコーチ(学 論)に対する概念規定を総論とし,他はこれを基にし た各論的立場でそれぞれの専門領域から論述することとした。

結果は,バレーボールを実技背景とする吉田の深い洞察力から発した総論が 提出された。そして,個人種目的観点として,植田がテニスを背景に論述した。

競技の立場から渋谷は,本学の女子駅伝ティームの現状と課題の分析をもとに コーチ(学)のあり方に一石を投じた。そして,松田が自らのサッカー指導を 背景に集団種目のコーチのあり方について文化論などを駆使しながらまとめん としている。最後に豊田がスポーツ心理学をメンタルトレーニングに限定し,

これがコーチ(学)にどのように位置づけられるのが望ましいのかなどについ て自らのメンタルトレーニングメソッドを紹介しながら論述した。

これらの中で特色としてあげられるのは,コーチ(学 論)コーチングなど 未だ明確な呼称に戸惑いが見られる本分野の背景には,近代スポーツ科学が,

どちらかといえばヒトの解明を中心とし,人という人格と個性を有する存在に 対する究明が今一歩停滞していることではなかろうか。現場に立つ指導者は,

選手にそれぞれひと味違う隠し味でもって完成を求めるが,その部分はどのよ うにすれば説得力のある論理となり得るのか。

「観」「勘」「直感」「共感」「共鳴」などの観点も含め,換言するならば 唯識的論点からの接近が待たれる。

豊 田 一 成

課 題 研 究 論 文

「コーチ学研究の現状と課題」

参照

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