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審 査 論 文 要 旨(日本文) 論文提出者氏名: 梅田 純子 審査論文

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Academic year: 2021

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審 査 論 文 要 旨(日本文)

論文提出者氏名: 梅田 純子 審査論文

題 名 :A newly designed plastic stent for endoscopic-ultrasonography guided hepaticogastrostomy: a prospective preliminary feasibility study (with videos) (新規デザイ ンのプラスチックステントを用いた超音波内視鏡下胆管胃吻合術の前向き検討試験)

著 者:Junko Umeda, Takao Itoi, Atsushi Sofuni, Fumihide Itokawa, Takayoshi Tsuchiya, Kentaro Ishii, Shujiro Tsuji, Nobuhito Ikeuchi, Kentaro Kamada, Reina Tanaka, Ryosuke Tonozuka, Mitsuyoshi Honjo, Shuntaro Mukai, Mitsuru Fujita, Fuminori Moriyasu

掲載誌:Gastrointestinal Endoscopy (in press, 2015)

(審査論文要旨:日本語論文の場合1,000字以内・英語論文の場合500 words)

【背景と目的】

現 時 点 で は 超 音 波 内 視 鏡 下 胆 管 胃 吻 合 術 ( Endoscopic-ultrasonography guided hepaticogastrostomy : EUS-HGS)に特化した専用のステントは存在しない.今回,我々が開発 した新規デザインのEUS-HGS専用のプラスチックステントの有用性,手技成功率,治療効果 につき前向きに検討を行った.

【対象および方法】

当院にてEUS-HGSを施行した23名を対象とした.EUS-HGSの適応としては乳頭部腫瘍浸 潤が 9例,術後腸管が 7例,十二指腸への内視鏡挿入困難が 3例,胆管挿管困難が 4例であ った.これらの症例に対し,EUS-HGS に際し 8Fr の片側ピッグテールタイプ,4 つのフラッ プを有する新規デザインのプラスチックステントを用いた.なお,本研究は東京医科大学倫 理委員会の承認を得て(承認番号 2503),患者よりインフォームドコンセントを得て行われ た.

【結果】

全症例においてステントの留置が可能であった.術後 3 日で穿刺部胃壁より出血を来した 症例が 1 例あったが,ステントをフルカバーの自己拡張型金属ステントに交換し止血が得ら れた.また自制内の腹痛を3例において認めたが自然軽快した.すべての症例において黄疸,

肝機能障害の改善といった治療効果が得られた.観察期間中(中央値 5.0ヶ月,0.5-12.5ヶ月)

にステント閉塞を13.7%3/22例)において認めた.ステント開存期間の中央値は4ヶ月0.5-9.0 ヶ月)であった.観察期間中ステントの迷入や逸脱は認めなかった.

【結論・考察】

新規デザインのプラスチックステントは安全に留置可能であり,適応を慎重に考慮した悪 性,良性胆道狭窄を有する症例に対し有用と考えられた.これまでEUS-HGSに際しては通常 ERCP に用いられているプラスチック,金属ステントが使用されてきた.しかし従来のス テントではデバイスの挿入性が悪く,また腹腔内へのステントの迷入の可能性があった.今 回開発したステントは次の点で従来のステントより優れている.①先端先細りの構造であり,

穿刺経路から肝臓,胆管へのステント挿入が容易である.②フラップを有する片側ピッグテ ール形態がステントの迷入,逸脱を防ぐ.③有効長が15cmであり,術後腸管症例を含めたす べての症例に用いることができる.④両端に側孔とフラップの開口部を有しており濃縮胆汁 であってもドレナージ効果が見込まれる.⑤中央部には側孔がなく,腹腔内への胆汁の漏出 を防ぐことができる.⑥8Fr径で他の胆管枝を塞ぐことがない.

本研究は単施設での少数症例検討であり,症例数を増やした長期経過の検討が望まれる.

東 京 医 科 大 学

参照

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