密 教 文 化
大
日
経
の
意
曼
茶
羅
に
つ
い
て
(下
)
酒
井
紫
朗
先 ( 高 野 山 大 学 論 叢 第 十 六 巻 ( 一-二 六 頁 ) の 号 に 続 い て 掲 載 す る 故 に こ こ に 先 述 の 如 く 本 文 に は な い が 見 出 項 目 を 附 す る こ と に す る。 六 マ ン ダ ラ 諸 尊 の 住 位 1 ビ ル シ ャ ナ の マ ン ダ ラ ( 中 台 ) 2 仏 部 の マ ン ダ ラ ( 遍 智 院 ) 3 蓮 花 部 の マ ン ダ ラ ( 観 自 在 院 ) 4 金 剛 部 の マ ン ダ ラ ( 金 剛 手 院 ) 5 十 二 執 金 剛 の マ ン ダ ラ ( 持 明 院 ) 6 仏 母 の マ ン ダ ラ ( 仏 母 院 ) 7 諸 菩 薩 の マ ン ダ ラ ( 諸 菩 薩 院 ) 8 釈 迦 の マ ン ダ ラ ( 釈 迦 院 ) 9 文 珠 の マ ン ダ ラ ( 文 珠 院 ) 10 除 蓋 障 の マ ン ダ ラ ( 除 蓋 障 院 ) 11 地 蔵 の マ ン ダ ラ ( 地 蔵 院 ) 12 虚 空 蔵 の マ ン ダ ラ ( 虚 空 蔵 院 ) ( 60b2 ) ( 98 ) 成 就 し て 虚 空 に 行 く こ と は と よ り ( 1 ) 等 覚 者 と 倶 に 喜 ぶ。 と に 至 る 迄 を 以 て は 悉 地 の 諸 果 を 尋 ね た る 答 を 釈 さ れ た る も の に し て ( 悉 地 昇 空 界 如 幻 無 畏 者 呪 術 網 所 感 同 於 帝 釈 網 如 乾 闊 婆 城 所 有 諸 人 民 身 秘 密 如 是 非 身 亦 非 識 又 如 於 睡 夢 而 遊 諸 天 宮 不 捨 於 此 身 亦 不 至 於 彼 如 是 玲 伽 夢 住 具 言 行 者 所 生 功 徳 業 身 相 猶 虹 電 真 言 如 意 珠 出 生 意 語 身 随 念 雨 衆 物 而 無 分 別 想 猶 十 方 虚 空 離 諸 有 為 行 真言 行 者 不 染 一 切 分 別 行 解 了 唯 有 想 如 是 遍 観 察 爾 時 真 語 者 諸 仏 同 随 喜 ( 95) 成 就 し て 虚 空 に 行 く こ と は 恰 も 幻 化 の 畏 な き が 如 く 真 言 の 網 に よ り て 惑 さ れ る の 正 し く 大 帝 釈 網 ( 幻 化) の 如 し 。 と は 虚 空 に 行 く ( 昇 る) の 悉 地 を 釈 さ れ た も の に し て 、 恰 ( 1) も 幻 化 師 が 虚 空 に 行 く ( 昇 る) と 種 々 の 神 変 を な す が 如 く 、 そ の 真 言 者 も ま た 持 明 等 を 成 就 し て 陰(2) 身 と な(3) り て 喩 の ( 如 ( 4) く) 乾 闊 婆 城 ( 等 の) 種 々 の 神 変 を な す な り と な り 。 ( 99) そ こ に 於 て は 身 と 語 な く 乾 闊 婆 城 の 如 く に し て 同 じ く 身 秘 密 と 転 変 す と 名 つ く 彼 は そ こ に 住 す る も の 掛 か. ( 3) と は 、 持 明 等 を 成 就 し て 陰(2) 身 と な り て の 喩 の ( 如 く) 乾 闊 婆 城 よ り 起 ち て ( た る 場 合) を 釈 さ れ た る も の に し て 、 恰 も 乾 闊 婆 城 の ( 如 き) 身 等 を ま の あ た り 顕 わ さ ず に 住 せ し め る 如 く 彼 の 真 言 者 も ま た ( 持 明 等 を) 成 就 し て ま た 身 も ( ま の あ た り) 顕 わ さ ず し て 、 言 葉 に 述 べ る べ き も ま た 聞 か ず に 、 虚 空 に 於 い て 顕 わ れ ず し て 中 間 ( 空 間) に 住 せ し む る な り と 釈 さ れ た り 。 ( 18) 恰 も 睡 中 の 夢 に 於 い て 三 十 三 天 に 到 り 身 も ま た 捨 て ず し て そ の も の と し て ま た そ こ を 去 ら ず ( 101) そ の 如 く ユ ガ そ の も の と し て ま た 真 言 に 住 す る 真 言 者 等 浄 福 を な す べ き の 諸 業 に よ り て ま た 虹 と 等 し き の ( 61 a) 身 を 得 ん 。 と は 、 真 言 者 が 持 明 等 を 成 就 し て 、 ま た そ の 身 を す て ず し て 虚 空 等 に 行 く ( 昇 る) 喩 ( と し て) 夢 よ り 起 ち て ( た る 場 合) を 釈 さ れ た る も の な り 、 さ れ ば 、 恰 も 人 が 睡 中 の 夢 に 三 十 三 天 等 の 住 処 を ま た 見 る に ( 到) り た る と 同 じ く 、 そ の 真 言 者 も ま た ユ ガ の 力 に よ り て こ の 身 を ば す て ず に 、 虚 空 等 に 行 く ( 昇 る) こ と を も ま た 自 ら 見 る な り 。 種 々 の 身 を も ま た 示 す こ と が 出 来 る な り と な り 。 ( 101) ま た 虹 と 等 し き の 身 を 得 ん 。 と は 種 々 な る 身 を 示 す こ と な り 。 ( 201) 身 口 意 よ り 出 で た る の 真 言 は 如 意 宝 珠 と 等 し く そ れ よ り よ く 思 惟 し た る の 義 ( 境) は ま た 無 分 別 を 出 生 せ ん 。 と は 、 真 言 の 悉 地 を 如 意 宝 珠 よ り 喩 を と り て 釈 さ れ た る も 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 の に し て 、 恰 も 如 意 宝 珠 は 思 惟 し た る 諸 義 を 分 別 を 要 せ ず し ( 5) て 自 然 に 得 る に 到 る 、 そ の 如 く 真 言 の 悉 地 の 果 も ま た 欲 す る 処 の 諸 の も の を 分 別 を 要 せ ず し て 自 然 に 得 る に 到 ら ん と な り 。 ( 301) 恰 も 虚 空 の 諸 方 に 於 い て 有 為 の 一 切 の 境 界 を 以 て 染 ま ざ る 如 く ま た 真 言 者 は 一 切 の 分 別 の 境 界 に よ り て ( 染 ら ず) 。 と は 、 悉 地 を 得 た る も の 彼 も ま た 、 曜 (と 星 と 悪 徴 等 に よ り て 不 壊 な る こ と を 釈 さ れ た り 、 さ れ ば 、 恰 も 虚 空 は 有 為 等 の 垢 に よ り て 染 ら ざ る 如 く 、 悉 地 ( を 得 た る) 彼 の 真 言 者 も ま た 、 曜 と 星 等 の 善 悪 を 期 待 せ ず ( の み な ら) ず し て 、 此 等 に よ り て 、 悪 徴 等 に よ り て も ま た 不 壊 と な る な り と な り 。 ( 1) こ の 全 て は 想 の み と 凡 そ か く 学 び て よ く 習 熟 し た れ ば そ の 真 言 者 を 等 覚 者 と 倶 に 喜 ぶ な 堅 。 と は 、 真 言 者 が 悉 地 を 得 て 、 仏 と 倶 な る 友 人 と な り 得 た こ と を 釈 さ れ た る も の に し て 、 そ の 全 て は 想 の み 、 と は 、 有 為 等 の ( 61 b) 此 等 一 切 諸 法 は 事 実 と し て す て る こ と あ ら ざ れ ど ( 6) も 、 想 の み と 菩 提 心 を 学 び た る 時 、 ( か く) 習 熟 せ る こ と に よ り て 、 普 覚 者 と 倶 に 友 人 と な り て 、 彼 に 法 を 聞 く 等 を 以 て 喜 び と な ら ん と な り 。 ( 61 炉) (105) 仏 両 足 尊 が ゴ マ は 二 ( 種) と 釈 さ れ し は 外 の と 内 の に し て こ れ は ま た 思 沢 す べ き こ と を 伴 え り 。 シ タ ク ( 正 覚 両 足 尊 説 二 種 護 摩 所 謂 内 及 外 増 威 亦 如 是) と は 、 ゴ マ の 事 業 と 火 の 二 つ と を 先 に 尋 ね た る 中 、 二 種 は 先 に 釈 し 了 り て 、 こ こ に 於 て は 二 種 の ゴ マ た る 外 の 火 と 内 の 火 の 二 種 を 釈 さ れ た り 、 さ れ ば 、 こ れ ま た 思 沢 す べ き こ と を 伴 え へ り と は 、 説 か れ た る こ の 中 、 内 の 心 の 火 を 思 沢 す べ き こ と は そ の 種 子 よ り 再 び 本 尊 の 身 と 転 変 し た る こ と を 先 に 釈 さ れ た ( 7) り 。 外 の 火 ( に 関 し て) 喜 ば し む べ き は 事 物 を 以 て 思 沢 せ し む べ き な り 。 ( 8) (61b4) (106) 諸 尊 の 夫 々 の と よ り ( 211) 正 等 覚 者 の 真 言 の 果 は 劫 を 越 え た り 。 ( 諸 尊 珠 類 性 観 察 当 証 知 世 間 諸 真 言 今 説 彼 限 量 福 徳 自 在 等 衆 知 識 天 神 彼 所 説 明 叩几 及 与 大 力 印 彼 皆 観 世 果 故 説 有 分 量 錐 成 不 堅 住 悉 是 生 滅 法 出 世 間 真 言 無 作 本 不 生 業 生 悉 巳 断 戦 勝 離 三 過 麟 角 無 師 者 及 仏 声 聞 衆 菩 薩 諸 真 言 彼 量 我 当 説 超 越 於 三 時 衆 縁 所 生 起 可
見 非 見 果 従 意 語 身 生 世 間 之 所 伝 果 数 経 一 劫 等 正 覚 所 説 真 言 過 劫 数) と に 至 る 迄 を 以 て 、 諸 尊 の 自 性 と 悉 地 と 量 等 を 釈 さ れ た る も の な り 、 さ れ ば 、 (106) 諸 尊 の 夫 々 の 自 性 を よ く 知 り た ま い て と は 、 諸 の 自 性 ( 性 質) を よ く し り た れ ば 、 彼 等 の 悉 地 も ま た 知 る に 至 ら ん と 云 う こ と に し て 、 こ の 中 、 出 世 間 者 の 諸 尊 の 自 性 は 既 に 釈 し 了 り た り 。 こ こ に 於 て は 世 間 ( 者) の 諸 尊 の 自 性 を 釈 し て そ の 神 力 に よ る 果 の 量 を し る べ し 、 さ れ ば こ の 故 に (106) 世 間 者 の 諸 真 言 ( 尊) の 量 等 を よ く 説 か れ た る は と 云 う 等 を 説 か れ た り 。 自 在 天 等 の 此 等 の 大 力 の 天 が 述 べ ら れ た る 真 言 と 印 等 は 果 を 速 疾 に 与 え る こ と に し て 、 ( こ れ は) 彼 等 の 量 を 示 さ れ た り 。 量 と は 彼 等 の 神 力 と せ ら る べ き な り 。 (108) 然 れ ど も 生 と 滅 の 法 ( 性 質) あ る 彼 等 は 堅 固 な ら ず 。 と は 、 彼 等 の 殊 ( 異 性) を 説 か れ た る も の に し て 、 世 間 者 の 諸 尊 の 果 は 今 生 に 於 い て は 速 疾 に 与 え ら る れ ど も 、 彼 等 は 生 滅 の 法 ( 性 質) あ る が 故 に 無 常 な り 。 (109) 出 世 間 者 の ( 62 a) 諸 真 言 ( 尊) の と よ り (110) 真 言 の 量 は 昔 釈 さ れ た り 。 と に 至 る 迄 を 以 て は 出 世 間 者 の 真 言 ( 尊 に 関 し て) で あ っ て 、 仏 ・ 菩 薩 ・ 声 聞 ・ 縁 覚 等 が 説 か れ た る が 故 に 、 諸 真 言 は 最 初 の 能 作 ( 作 者) な く し て ( な け れ ど も) 業 と 生 ( 寿) を 断 ち た る も の な り 、 さ れ ば 、 食 ・ 瞑 ・ 凝 の 三 過 失 よ り 離 れ た る が 故 に 生 じ 且 っ 滅 す る 等 な く し て 、 諸 量 ( 神 力) は 既 に 釈 し 了 り た り と な り 。 (111) 三 時 ( 世) よ り 真 に 越 え 縁 起 生 に し て 見 と 非 見 の 果 あ り 、 語 と 意 と 身 よ り 出 で た る も の な り 。 と は 、 か く な れ ば 、 出 世 間 者 の 諸 真 言 ( 尊) は 世 間 者 の 如 く 現 見 の 法 の み に 於 い て 果 を 速 疾 に 与 う る の み な ら ず し て 、 現 見 の 法 と 非 現 見 の 両 者 に 於 い て も 果 を 与 へ る な り と ( 云 う こ と な り 、 さ れ ば) 、 ( こ の 中) 現 見 と は 天 と 人 等 の 悉 地 な り 。 非 現 見 と は 浬 葉 な り 。 (112) 世 間 者 の 果 の 量 は 一 劫 と 釈 さ れ た り 。 ( 9) と 説 か れ た る は 、 世 間 者 の 諸 尊 の 悉 地 の 果 は 凡 そ 得 る に 至 る と 説 か れ て 、 世 間 者 の 果 は 一 劫 に 至 る 迄 に 得 る と な り 。 ( 211) 等 正 覚 者 の 真 言 の 果 は 劫 を 越 え た り 。 と は 、 出 世 間 者 の 諸 真 言 ( 尊) の 果 は ( 一) 劫 よ り 越 え る 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 こ と が 出 来 る と な り。 (311) 大 仙 た る 仏 と 諸 仏 子 ( 菩 薩) の 三 摩 地 は 無 相 に し て 清 浄 な り 世 間 者 の は 有 相 ( な り)。 ( 大 仙 正 等 覚 仏 子 衆 三 昧 清 浄 離 於 想 有 想 為 世 間) と は、 諸 真 言 者 の 三 摩 地 を 釈 さ れ た も の に し て、 こ の 中、 ま た 一 般 に 三 摩 地 に 二 種 あ り て、 勝 義 と 俗 諦 な り。 こ の 中、 勝 義 は a ( 字) 等 の 夫 々 の 文 字 ( 粒) の 門 よ り 示 さ れ た り。 俗 諦 の は ( 十) 力 と ( 十) 無 畏 等 の 功 徳 を 言 葉 に 転 じ た る 此 等 の 真 言 の 婁 の 言 葉 よ り 三 摩 地 に と 転 変 し た る 諸 文 字 に し て 既 に 釈 し 了 り た り。 こ こ に 於 て は 三 摩 地 の 諸 義 を 釈 さ れ た り、 即 ち、 仏 大 仙 と は 身 口 意 の 三 ( が 整 い を) 得 た る ( ム ニ 日 暮 一) の 相 あ る が 故 に 仙 人 巨 牟 尼 者 に し て、 不 住 浬 葉 者 た る 普 覚 者 等 と せ ら る べ (10) き な り。 諸 仏 子 と は 菩 薩 等 な り。 彼 等 の 三 摩 地 の 義 (境) は 一 切 諸 法 本 来 不 生 に し て 無 妄 分 別 の 相 あ る が 故 に 無 相 に し て 清 浄 な り。 ( 311) 世 間 者 の は 有 相 な り。 と は、 凡 そ 菩 薩 が 三 摩 地 よ り 起 ち て 仏 刹 荘 厳 等 の 有 相 の 行 と 入 ( 菩 提 心) と 正 覚 し て 現 覚 ( 成 仏) し た る 時、 ま た 過 去 の 誓 願 力 ( 本 願 力) に よ り て 身 無 尽 輪 等 を 出 す 有 相 の 行 に し て、 此 等 を も ま た 有 相 の 世 間 と 名 つ く る な り。 二 ( 義) 云 何 と な れ ば、 外 道 の 世 間 者 の 諸 天 の 三 摩 地 は 実 体 あ り と 見 る が 故 に 有 相 と 名 つ く る な り。 (114) こ の 成 熟 そ の も の に 於 い て 業 の 果 は 熟 せ ん。 ( 従 業 而 獲 果 有 成 熟 熟 時 若 得 成 悉 地 自 在 転 諸 業) と は、 過 去 の 業 の 成 熟 た る こ の 五 薙 に 於 い て 本 尊 の 色 ( 姿) を 熟 す る に い た る 業 の 果 の 成 熟 に し て、 凡 そ そ の 三 摩 地 等 の (12) 悉 地 を 得 た る(11) 時、 そ の 時、 そ の 悉 地 に よ り て 業 成 熟 す る が 故 に こ れ を 圧 し て 果 の 不 熟 ( よ り) 退 転 せ ん と 云 う こ と な り。 ( 511) 心 は 自 性 な き が 故 に 諸 の 因 と 果 を よ く す て て 業 と 寿 よ り 解 説 す れ ば 如 虚 空 と な り た る も の な り。 ( 心 無 自 性 故 遠 離 於 因 果 解 脱 於 業 生 生 等 同 虚 空) と は、 悉 地 の 最 後 に 於 い て、 仏 と な る に い た る こ と を 示 さ れ た (13) も の に し て、 成 就 者 が 清 浄 な る 菩 提 心 を 習 熟 し た る が 故 に 心 の 無 自 性 を 悟 っ て、 法 の 因 と 果 不 可 得 な る が 故 に、 因 た る 業 と 寿 即 ち 業 と 寿 の 二 つ よ り よ く 解 脱 す る に 到 り て、 か く の 如 く 業 と 寿 よ り ょ く 解 脱 し た れ ば、 如 虚 空 に し て 所 取 と 能 取 を す て、 清 浄 の ( 63 a) 相 と な ら ん と な り。 ( 63 部) 秘 密 主 よ、 と よ り 大 悲 ( 胎 蔵) 生 と 名 つ く る も の あ
(14) る が 故 に そ れ を 画 く べ き の 法 則 を 聞 け よ か し ( 復 次 秘 密 主 諦 聴 。 彼 密 印 。 形 相 。 敷 置 聖 天 之 位 。 威 験 現 前 。 三 昧 所 趣 。 如 是 五 者 。 往 昔 諸 仏 成 菩 提 。 法 界 虚 空 行 。 本 所 誓 願 。 度 脱 無 飴 衆 生 界 。 為 欲 利 益 安 楽 彼 真 言 門 修 菩 薩 行 諸 菩 薩 故 。 金 剛 手 言 。 如 是 世 尊 願 楽 欲 聞 。 時 薄 伽 梵 以 偶 頭 日 最 初 正 等 覚 敷 置 漫 茶 羅 密 中 之 秘 密 大 悲 胎 蔵 生 及 無 量 世 間 出 世 漫 茶 羅 彼 所 有 図 像 次 第 説 當 聴) と 云 う に (15) 至 る 迄 を 以 て は 、 秘 密 マ ン ダ ラ の 自 性 と 功 徳 を 述 べ る が 故 に 聞 よ か し と な り 、 さ れ ば 、 こ の 中 、 印 の 姿 を 建 立 す べ き 品 ( 章) と は 、 大 悲 ( 胎 蔵) 生 の マ ン ダ ラ と 転 字 輪 マ ン ダ ラ に 於 て は 、 身 と 語 を 以 て 姿 を 建 立 し た れ ど も 、 こ こ に 於 て は 心 の 自 性 を 事 実 と し て 置 く べ き ( 具 体 的 に 表 現 す る こ と) 不 適 の 故 に 印 の 姿 と し て 建 立 さ れ た る な り 、 さ れ ば 、 こ の 品 ( 章) は 印 の 姿 と し て 建 立 し た る の マ ン ダ ラ と せ ら る べ き な り 、 諸 尊 の 住 位 を 加 持 し と は 、 こ の マ ン ダ ラ に 於 け る 諸 尊 は 印 の 姿 と し て 建 立 さ れ た る が 故 に 加 持 す る ( と 云 う 意 味) な り 。 五 ( 種) 三 摩 地 を 悟 り と は 、 大 自 在 ( 地) 等 の 此 等 の 五 輪 (mandala) そ の も の を 智 の 差 別 と 加 持 し た る も の に し て 、 そ の 五 輪 よ り 智 の 三 摩 地 の 五 差 別 を 悟 る に 至 る こ と な り 。 過 去 の 諸 仏 が 現 等 覚 せ る と は 、 一 切 の 諸 仏 が 一 所 作 を 示 し た ま い た る も の に し て 、 過 去 の 諸 仏 が ま た 知 り た ま い て 釈 し た る が 故 に そ れ を 聞 け よ か し と 相 応 す べ し 。 菩 薩 に し て 真 言 の 門 よ り と よ り 利 益 と 安 楽 の た め に と 云 う に 至 る 迄 は 、 こ の マ ン ダ ラ を 釈 せ し か ど も 金 剛 手 が 知 ら ざ る の 故 に 非 ず し て 、 信 解 行 地 に 住 す る 菩 薩 に し て 真 言 門 よ り 菩 薩 の 行 を 行 ず る も の 達 を 利 益 し 安 楽 な ら し め ん が た め に 釈 さ れ た る な り と 、 さ れ ば 、 法 界 を 悟 り ( そ の) 境 界 と な り と は 、 信 解 行 地 に 住 す る も の 達 の 智 の 功 徳 を 釈 さ れ た る も の に し て 、 彼 等 の 智 は 如 虚 空 た る 法 界 を 縁 じ た る 境 界 と な ら ん と な り 。 彼 等 の 法 界 た る 如 虚 空 ( を 証 す る) の 境 界 と な り た れ ば 、 真 言 の 理 趣 ( 道) を 釈 す べ き 云 何 か 必 要 あ ら ん や と な れ ば 、 彼 等 は か く の 如 く ( 63 b) 空 性 の 境 界 を 持 つ も の と な り た れ ど も 、 方 便 を 以 て 有 情 を 解 脱 せ し む る な り 。 こ の 故 に 無 余 の 有 情 界 を 度 脱 せ し め ん と の 誓 願 を な せ る も の と 説 か れ た り 。 か く の 如 く 方 便 と 智 の 双 結 せ る 真 言 の 門 よ り 菩 薩 の 行 を 行 ず る も の 達 を 利 益 し 安 楽 な ら し め ん が た め に こ の マ ン ダ ラ を 聞 け よ か し と な り 。 こ の 中 、 た め と は 、 諸 菩 薩 の た め た る 浬 契 か ま た は 決 定 の 善 き 安 楽 の た め な り 、 利 益 と 安 楽 の と は 、 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 今 生 と 後 生 を 利 益 す る た め な り 。 安 楽 分 た ぬ ど ば 今 生 に 於 け る 所 作 の た め と な り 。 一 ビ ル シ ャ ナ の マ ン ダ ラ ( 中 台) ( 63 が) 秘 密 主 よ 、 最 初 に 正 等 覚 者 の 、 マ ン ダ ラ を 建 立 す べ き ( 最 初 正 等 覚 敷 置 漫 茶 羅 密 中 之 秘 密 大 悲 胎 蔵 生 及 無 量 世 間 出 世 漫 茶 羅 彼 所 有 図 像 次 第 説 當 聴) と は 、 先 の 多 く の マ ン ダ ラ と 等 し く 最 初 に 心 髄 ( 中 台) の マ ン ダ ラ と し て 世 尊 ビ ル シ ャ ナ を 建 立 す べ き な り 。 さ れ ば 画 く べ き の 法 則 を 聞 け よ か し と 下 よ り 出 ず る も の と 相 応 す べ し 。 秘 密 の 中 の 最 秘 密 と に 於 け る 秘 密 と は 心 の 自 性 微 細 に し て 不 可 得 の 故 に 秘 密 な り 。 最 秘 密 と は 三 昧 耶 な き 有 情 等 に は 示 さ ざ る の 故 な り 。 大 悲 胎 蔵 生 と は 先 の 如 し 。 こ の 中 、 世 間 者 と 出 世 間 者 の マ ン ダ ラ は 無 数 に 出 つ と に 於 け る 世 間 者 の マ ン ダ ラ と は 影 像 の マ ン ダ ラ に し て 色 彩 を 以 て 画 く べ き も の 等 な り 。 出 世 間 者 ( の) は 自 性 の マ ン ダ ラ に し て 影 像 の マ ン ダ ラ 等 も ま た こ れ よ り 発 現 す る も の に し て 、 且 つ 自 性 の マ (16) ン ダ ラ も ま た こ れ を 現 見 す る こ と よ り 知 る に 至 る が 故 に 世 間 者 と 出 世 間 者 の マ ン ダ ラ 出 生 と 名 つ く る な り 。 ま た 、 世 間 者 の 諸 天 の マ ン ダ ラ と 出 世 間 者 の 諸 尊 の マ ン ダ ラ は 無 数 な れ ど も ( 全 て) こ れ よ り 出 ず る と ( 云 う こ と) に し て 、 こ れ を 画 く べ き 法 則 を 聞 け よ か し と な り 。 ( 611) 正 四 角 に し て と よ り ( 121) 諸 荘 厳 を も ま た 雅 意 あ る も の は こ れ ( 64 a) よ り 出 で た り と し る べ し 。 ( 四 方 普 周 匝 一 門 及 通 道 金 剛 印 遍 厳 中 掲 磨 金 剛 其 上 妙 蓮 華 開 敷 含 果 実 於 彼 大 蓮 印 大 空 点 荘 厳 八 葉 悉 円 正 善 好 具 髪 蘂 十 二 支 生 句 普 遍 華 台 中 其 上 両 足 尊 導 師 成 正 覚 以 入 漫 茶 羅 春 属 自 囲 続 当 知 此 最 初 悲 生 漫 茶 羅 従 此 流 諸 壇 各 如 其 本 教 事 業 形 悉 地 安 置 諸 仏 子) と に 至 る 迄 を 以 て ( は) 、 世 尊 ビ ル シ ャ ナ の い ま す 胎 蔵 ( 中 台) の マ ン ダ ラ を 画 く べ き に し て 、 マ ン ダ ラ の 地 を 区 画 し 、 画 面 の 次 第 や 色 彩 の 運 布 す べ き 等 の 諸 法 則 は 前 の 諸 マ ン ダ ラ に 於 い て 正 し く 説 か れ た る が 如 し 。 ( 611) 正 四 角 ( 正 方 形) に し て と は 、 四 無 量 を 具 す る こ と を 示 す も の な り 。 一 門 と は 多 門 ( あ る) 中 、 法 界 の 一 門 に 集 ま る こ と を 示 さ れ た り 。 橋 を 具 う と は 、 端 を 色 彩 を 以 て 画 き た る の 中 央 に 黄 色 の 色 彩 を 以 て 充 し て 、 世 尊 の い ま す の 根 基 を 具 う と な り 。(妙 善 の) 諸 金 剛 を 以 て 相 と し と は 、 そ の
(17) 内 の 両 方 に 五 貼 金 剛 を 画 く べ き な り 。 中 央 に 百 峰 ( 古月) 金 剛 ( あ り) と は 、 因 ( 位) の 時 、 解 脱 の 陀 羅 尼 た る 百 智 を 伴 う こ と を 示 す な り 。 解 脱 の 門 と な り た る 百 智 に 関 し て も ま た 転 字 輪 品 ( 章) 中 に a 字 を 以 て 首 と な し てka 部 よ りya 、ra 、va 珍 に 至 る 迄 の 二 十 四 文 字 を 述 べ た る と 最 初 の 、 字 を 伴 い 二 十 五 ( 字) な り 。 同 じ く a ( 字) を 伴 う こ れ ま た 二 十 五 ( 字 (18) と)am ( 字) 伴 う 廿 五 ( 字 と) 油 ( 字) を 伴 う 十 五 字 に し (17) て 、 か く の 如 く 解 脱 の 百 門 よ り 百 智 と 相 応 す べ き 自 性 た る 百 峰 ( 古月) 金 剛 を そ の 中 央 に 画 く べ き な り と な り 。 陥 と 聞 と 隙 とha 等 は 第 二 部 ( 重) の 中 に 集 り た り と し る べ し 。 (611) そ の 上 に 蓮 花 を 画 く べ き こ と は 種 子 を 伴 い 広 大 に な さ か た、 堅 。 と は 、 そ の 金 剛 の 上 に 四 葉 ( 弁) と そ の 種 子 を 伴 う 蓮 花 を 画 く べ き な り 。 ( 711) 為 伽 必 に、 更 偽 ガ 蓮 花 み 堅 恥 ゆ 蜜 蔚 を 瑛 で 美 い 6 か ぎ わ た い ( 811) 八 葉 は よ く 円 ( 備) し 髪 蘂 を 伴 い 甚 だ 善 く と は 、 そ の 蓮 花 の 上 に 更 に 八 葉 の 大 蓮 花 を 画 き て 、 印 は 空 点 を 以 て 美 し く な さ れ た り と ( に 於 け る) 空 点 と は 空 性 を 示 す の 言 葉 な る が 故 に 十 二 支 生 ( 句) の 明 王 と せ ら る べ き に し て 、 ( 811) 十 二 支 句 ( を 以 て) 飾 る と 相 応 す べ き な り 。 印 と は (19) ( 64 b) 秘 密 の 入 印 に し て ( 911) 入 円 輪 の 諸 衆 に よ り て と 相 応 す べ し 。 蓮 花 の 表 面 は 大 (20) に し て 、 入 葉 と し て 特 に 開 く が 故 に そ の 下 ( 位) の も の は そ れ よ り 小 さ く す べ く 表 ( 現) し て 四 葉 と し る べ し 。 二 ( 義) 云 何 ( と な れ ば) 因 位 の 時 の 蓮 花 な る が 故 に 小 さ き と し る べ し 。 大 蓮 花 の 八 葉 な る こ と は 入 智 の 自 性 な り と 既 に 釈 せ る が 如 し 。 ( 811) 諸 葉 一 切 処 に 十 二 支 句 ( を 以 て) 飾 る 。 と は 、 十 二 支 生 ( 句) の 明 妃 の 心 究 と 近 心 叩几 を 伴 う 二 入 11 十 六 文 字 等 を 八 葉 に 画 く べ し 。 ( 911) そ れ 等 の 中 央 に 尊 者 い ま す は 等 正 覚 両 足 尊 な り 八 円 輪 の 諸 衆 に よ り て 周 囲 を よ く 囲 続 さ る 。 と は 、 蓮 花 の 中 央 の 中 台 に 世 尊 い ま し て 、 秘 密 の 入 印 等 も ま た 世 尊 の 周 囲 に そ の 円 輪 と 種 子 を 伴 う 蓮 花 の 中 台 そ の も の を 画 く べ し 。 (120) 累 分 怒 お か 出 で た か 争 ひ ダ テ 酔 最 勝 ど レ を 恭 ぎ 偽 い で 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 と は 内 最 勝 と は 教 師 の 最 勝 な り 。 悲 よ り 出 で た る と は 先 の 如 し 。 ( 021) 教 説 と 等 し き 諸 輪 と 事 業 と 身 と 悉 地 と 諸 荘 厳 等 も ま た 雅 意 あ る も の は こ れ よ り 出 で た り と し る べ し 。 (21) (22) と は 、 息 災 や 増 益 を 首 と す る 諸 事 業 の マ ン ダ ラ は 身 色 を 必 要 と し て ( 彫 刻 ま た は 鋳 造 の 形 を 必 要 と す る) と し て 、 マ ン ダ ラ の 真 言 の 他 の 教 説 よ り 釈 さ れ た る も の 等 も ま た こ の マ ン ダ ラ よ り 出 で た り と し る べ し 。 さ れ ば 、 こ れ は 世 尊 ビ ル シ ャ ナ の 住 位 た る 大 自 在 ( 地) 輪 と し る べ し 。 二 仏 部 の マ ン ダ ラ ( 遍 智 院) ( 64 レ) 秘 密 主 よ 、 復 次 に 諸 如 来 の マ ン ダ ラ は と よ り 、 ( 421) そ れ ( ( そ の 光) は 十 方 に 及 ぶ 、 ( 復 次 秘 密 主 如 来 漫 茶 羅 猶 如 浄 円 月 内 現 商 怯 色 一 切 仏 三 角 在 於 白 蓮 華 点 為 標 幟 金 剛 印 囲 続 従 彼 真 言 主 周 匝 放 光 明 以 無 疑 慮 心 普 遍 而 流 出) と に 至 る 迄 を 以 て ( は) 、 世 尊 の 東 方 に 過 去 の 一 切 如 来 の マ ン ダ ラ を 画 く べ き に し て 、 ( 221) 色 は 月 輪 に 等 し く し て ( 65 a) と は 、 世 尊 の 座 の 蓮 花 の 色 は 月 輪 の 如 く 白 色 と な り 。 ( 221) 螺 貝 と 等 し き の 中 央 に と は 、 水 輪 に し て 色 は 螺 貝 と 等 し と 知 る べ し 。 ( 1) 一 切 仏 の 三 角 が 白 蓮 の 上 に 住 す 。 と は 、 水 輪 の 上 に 印 た る 三 角 が 白 蓮 の 上 に 住 す る を 画 く べ き な り と な り 。 ( 321) 空 点 を 伴 え る 相 を 以 て 施 さ れ と は 、 そ こ に 空 点 を 伴 え る a ( 字) を 置 く べ し と な り 。 ( 123) 金 剛 の 標 幟 を 以 て 表 わ さ れ と は 、 そ こ に 五 貼 金 剛 を 画 い て と な り 。 ( 421) 吟 味 を 要 せ ず し て 普 ね く 光 明 は 二 筋 に な す べ く 真 言 の 尊 主 よ り 出 で て そ れ ( そ の 光) は 十 方 に 及 ぶ 。 ス ミ と は 、 そ の 印 は 三 角 に し て 、 そ の 二 角 よ り 二 光 出 で た る を 画 く べ き に し て 、 こ れ も ま た 法 身 よ り 受 用 円 満 ( 身) と 化 身 出 つ と 知 る べ し 。 三 蓮 花 部 の マ ン ダ ラ ( 観 自 在 院) ( 65 評) ( 塒) 秘 密 主 よ 復 次 に 観 自 在 の マ ン ダ ラ は と よ り (031) 明 王 を 伴 へ る を 智 者 は よ く 建 立 す べ し 。 ( 復 次 秘 密 主 観 世 自 在 者 秘 密 漫 茶 羅 仏 子 一 心 聴 普 遍 四 方 相 中 吉 祥 商 怯 出 生 鉢 曇 華 開 敷 含 果 実 上 表 金 剛 慧 承 以 大 蓮 印 布 一 切 種 子 善 好 以 為 種 多 羅 毘 倶 知 及 与
白 処 尊 明 妃 資 財 主 及 与 大 勢 至 諸 吉 祥 受 教 皆 在 漫 茶 羅 得 自 在 者 印 殊 妙 作 標 相 何 耶 掲 哩 婆 如 法 住 三 角 漫 茶 羅 囲 続 厳 好 初 日 暉 当 在 明 王 辺 巧 慧 者 安 立) と に 至 る 迄 は 、 観 自 在 の マ ン ダ ラ を 釈 さ れ た る も の に し て ( 521) 正 四 角 に し て と は 、 大 自 在 ( 地) 輪 と し て 画 く べ き こ と な り 。 ( %) ( そ の) 中 央 に 螺 貝 と 等 し き ( も の を) 置 く べ し と は そ の 中 央 に 水 輪 を 画 く べ き こ と な り 。 ( %) そ の 上 に 於 け る 蓮 花 は 種 子 を 伴 い て 大 き く 画 け 。 と は 、 そ の 水 輪 の 上 に 種 子 た る a 字 を 伴 う 白 蓮 花 を 画 く べ き な り 。 ( 621) そ の 上 に 大 金 剛 と は 、 蓮 花 の 上 に 五 脂 金 剛 を 置 く べ き と な り 。 ( 721) 金 剛 よ り ま た 大 蓮 花 あ り 全 て は 諸 の 種 子 を 以 て 表 わ す 自 ( そ の) 種 子 と よ く 相 応 す べ し と は 、 そ の 金 剛 の 上 に (23) 八 葉 の 大 蓮 花 を 画 く べ き に し て 、 自 ( そ の) 種 子 を 伴 う も の を 画 く べ し と な り 。 ( 721) 多 羅 と 毘 倶 底 ( 念 怒 の 鍛 あ る も の) と よ り (129) 特 に 画 く べ し と 云 う に 至 る 迄 を 以 て 、 多 羅 等 の 諸 衆 ( 春 属) を こ の マ ン ダ ラ に 印 の 姿 と し て 画 い て と ( 65 b) な り 。 (129) 馬 頭 の 所 作 は と よ り ( 031) 智 者 は よ く 建 立 す べ し と ( 云 う に) 至 る 迄 は 、 そ の マ ン ダ ラ の 西 方 の 端 に 三 角 の 馬 頭 ( 国 超 轟 昌 く 餌) の マ ン ダ ラ ( 輪) を 画 く べ き に し て 、 ( 031) マ ン ダ ラ に 好 善 の 標 幟 を 以 て 施 し と は 、 三 角 の マ ン ダ (24) ラ を 以 て 表 示 す る と な り 。 ( 031) 太 陽 の 昇 る 色 と 等 し く と は 、 こ の マ ン ダ ラ の 色 は 太 陽 と 等 き な り 。 ( 031) 明 王 を 伴 う も の を 智 者 は よ く 建 立 す べ し 。 と は 、 馬 頭 明 王 を 伴 う そ の 三 角 の マ ン ダ ラ を 画 く べ き に し て 、 そ の ( そ れ は) 印 の 姿 と し て 画 く べ き と し る べ し 。 (25) 四 金 剛 部 の マ ン ダ ラ ( 金 剛 手 院) ( 65 b) 秘 密 主 よ 、 復 次 に 汝 自 ら の マ ン ダ ラ を 要 略 し て 釈 す べ へ し 。 と よ り (731) 勝 者 ( 仏) の 主 達 が 説 か れ た り 、 ( 復 次 秘 密 主 今 説 第 二 壇 正 等 四 方 相 金 剛 印 囲 続 一 切 妙 金 色 内 心 蓮 華 敷 毫 現 迦 羅 奢 光 色 如 浄 月 亦 以 大 空 点 周 匝 自 荘 厳 上 表 大 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 風 印 駿 鍵 猶 玄 雲 鼓 動 憧 旛 相 空 点 為 標 幟 其 上 生 猛 焔 同 於 劫 災 火 而 作 三 角 形 三 角 以 囲 之 光 量 相 周 普 農 朝 日 暉 色 是 中 鉢 頭 摩 朱 貼 猶 劫 火 彼 上 金 剛 印 流 散 登 焔 暉 持 以 欝 字 聲 勝 妙 種 子 字 先 仏 説 是 法 勤 勇 漫 茶 羅 部 母 商 憩 羅 及 金 剛 部 主 金 剛 鉤 索 支 大 徳 持 明 王 一 切 皆 於 此 大 漫 茶 羅 中 印 壇 諸 仏 子 形 色 各 如 次 随 類 而 相 応 諸 業 善 成 就) と に 至 る 迄 を 以 て 、 金 剛 手 の マ ン ダ ラ を 釈 さ れ た り 、 さ れ ば 、 金 剛 手 は 成 所 作 (智) の 自 性 よ り (出 で た る) 一 切 者 な る が 故 に マ ン ダ ラ の 四 分 の 一 を も つ も の と 知 る べ し 。 ( 131) 正 四 角 と し て 金 剛 の 諸 相 を 以 て 標 幟 し 全 て 黄 色 に し て 快 適 と は 、 最 初 に 大 自 在 ( 地) 輪 を 画 く べ き こ と に し て 前 の 如 し 。 ( 131) 中 央 に 蓮 花 が よ く 住 す ( 231) そ の 中 央 に な す べ き は 月 光 と 等 し き 瓶 な り 。 と は 、 大 自 在 ( 地) 輪 の 中 央 に 蓮 花 を 画 き て 、 ( そ の) 蓮 花 の 上 に 水 輪 を 画 く べ き な り 。 瓶 ( と は) 水 輪 と し る べ し 。 ( 231) こ れ は 諸 相 を 以 て 標 幟 し ま た 空 点 を 以 て よ く 飾 ら る 。 と は 、 そ の マ ン ダ ラ は 自 ( そ の) 種 子 た る 空 点 を 伴 え るva 字 の 相 を 以 て 標 幟 し た る も の な り 。 ( 331) そ の 上 に ま た 大 風 あ り 夏 の 雨 雲 と 等 し き 色 真 言 者 は ゆ れ る 憧 を な せ ( 画 け) 空 点 を 以 て ま た よ く 飾 堅 。 と は 、 そ の 水 輪 の 上 に 風 輪 に し て 紫 黒 色 の 夏 の 雨 雲 と 等 し き の 揺 れ 動 き つ つ あ る 憧 を 伴 え る も の を 画 く べ し 、 さ れ ば ( 331) ま た 空 点 を 以 て よ く 飾 り と は 、 自 ( そ) の 種 子 た る 空 (26) 点 を 伴 え るha 字 ( な り) と し る ( 66 a) べ し 。 ( 1) そ の 上 に ま た 三 角 あ り 甚 だ 畏 る べ き 姿 あ り て 破 壊 せ し む る 火 と 等 し く 三 角 ( 三 辻 合 様) の 相 を 以 て 施 さ れ 。 と は 、 そ の 風 輪 の 上 に 火 輪 に し て 三 角 、 破 壊 の 劫 ( 未) の 火 の 色 と 等 し く 怖 畏 ( 者) を ( も) 怖 畏 ( せ し む る) 如 く あ る も の と ( 云 う こ と) に し て 、 ( 1) 三 角 の 標 幟 を 以 て 施 さ れ と は 、 そ の マ ン ダ ラ の 相 た る 三 角 ( な る も の) を 以 て ま た 施 さ れ と ( な り) 。 ( 531) 焔 糞 の 囲 続 ( あ り) 怖 畏 ( 者) を も 怖 畏 ( せ し む る) 如 く 太 陽 の 昇 る 姿 と 等 し き も の な り 。 と は 、 焔 婁 に し て 太 陽 の 昇 る と 等 し き 色 ( あ り) 、 怖 畏 者 (27) に よ り て さ え お そ れ ら る べ し と な り 。
( 531) そ の 中 央 に 大 蓮 花 あ り と は 、 そ の 火 輪 の 中 央 に 蓮 花 (あ り て) 劫 末 の 火 の 光 と 等 し き 色 に し て 赤 色 の も の を 画 く べ し と な り 。 ( 1) ( 大) 蓮 花 の 上 に あ る 金 剛 は 焔 糞 の ( 光) を 発 し と は 、 ( 大) 蓮 花 の 上 に 金 剛 ( あ り) 赤 紫 色 に 画 く べ き に し て 焔 と は 火 の 色 に し て 、 発 し と は 風 の 部 分 な り 、 さ れ ば 、 火 と 風 の 両 者 の 部 分 な る が 故 に 金 剛 は 赤 と 紫 に 画 く べ き に し て 、 焔 と は 金 剛 火 の 色 に し て 、 ( 1) 咋 ( げ 51 。8) と 名 つ く る の 声 を 具 し 勝 妙 の 諸 種 子 を 以 て 標 幡 レ と は 、 そ の 上 に 金 剛 手 の 種 子 た る 畔 ( 冨 桓) を 置 く べ し 。 ( 731) 勇 者 汝 の こ の マ ン ダ ラ は 勝 者 ( 仏) の 主 達 が 説 か れ た か. (28) と は 、 過 去 の 勝 者 達 が ま た 説 か れ た り と ( 云 う こ と) に し て 、 勇 者 と は 金 剛 手 を 呼 ぶ こ と な り 。 ( 731) 摩 々 枳 ( 日 碧 爵 圃) と 索 ( 骨 ぎ 謬 巴 餌) と よ り (931) そ れ 等 を よ ろ し き に 随 っ て な す べ し と に い た る 迄 を 以 て 、 摩 々 枳 等 の 諸 春 属 を ま た 大 自 在 ( 地) 輪 の 内 に 画 く べ き こ と を 釈 さ れ た る に し て ( 931) 印 の マ ン ダ ラ と 種 子 と 色 ( 彩) を 特 に 次 第 の 如 く そ れ 等 を よ ろ し き に 随 っ て な す べ し 。 と は 、 夫 々 の 印 の ( マ ン ダ ラ) と 種 子 等 と 夫 々 の 色 と を 如 実 に ( な す) 中 、 マ ン ダ ラ も ま た 同 様 と し る べ き に し て 、 先 に 釈 し た る 次 第 の 如 く 画 く べ し と な り 。 五 十 二 執 金 剛 の マ ン ダ ラ ( 持 明 院) ( 66 評 × 蜘) 次 い で 復 次 に 大 執 金 剛 に し て と よ り ( 66 b) (145) 尊 勝 を 伴 う も の あ り (復 次 我 所 説 金 剛 自 在 者 謂 虚 空 無 垢 金 剛 輪 及 牙 妙 住 与 名 称 大 念 及 迅 利 寂 然 大 金 剛 井 及 青 金 剛 蓮 華 及 広 眼 妙 金 剛 金 剛 及 住 無 戯 論 無 量 虚 空 歩 是 等 漫 茶 羅 所 説 白 黄 赤 乃 至 黒 色 等 印 形 及 所 飴 三 戟 一 股 印 二 首 皆 五 峯 或 執 金 剛 糞 随 色 類 区 別 一 切 作 種 子 大 福 徳 当 知 不 動 漫 茶 羅 風 輪 与 火 倶 依 浬 哩 底 方 大 日 如 来 下 及 種 子 囲 続 微 妙 大 慧 刀 或 復 絹 索 印 具 慧 者 安 布 降 三 世 殊 異 謂 在 風 輪 中 続 以 金 剛 印 而 住 於 三 処) と 云 う に 至 る 迄 を 以 て 、 金 剛 手 の マ ン ダ ラ の 下 側 に 虚 空 無 垢 等 の 執 金 剛 に し て 名 を 以 て 述 べ ら れ た る 十 二 等 を 画 き て 、 此 等 の マ ン ダ ラ も ま た 大 自 在 ( 地) 輪 等 の 四 (輪) を 画 く べ き に し て 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 ( 241) 此 等 の マ ン ダ ラ の ( 色) を 釈 さ れ た る は 白 と 黄 と 赤 と 黒 な り と 正 し く 云 わ る と は 、 十 二 執 金 剛 等 を こ の 四 ( 種) マ ン ダ ラ ( 輪) に 三 度 繰 返 し て 次 第 の 如 く 相 応 す べ し 。 ( 1) 次 い で 復 次 に 印 の 姿 は 三 貼 と 独 胎 と 更 に ま た 二 と 二 な ら ざ る も の と 量 の 如 き も の ( と) 余 他 な り ( 541) 色 の 区 別 よ り 知 る べ し . と は 、 此 等 の 手 標 ( 持 物) た る 三 胎 金 剛 に も ま た 二 種 あ り て 、 一 方 三 胎 と 両 方 三 砧 な り 。 独 肪 に も ま た 同 様 と し る べ き に し て 、 こ の 故 に 、 両 面 の も の も ま た と る ( し る) べ き な り 。 両 ( 者) な ら ず と は 取 手 の あ る モ リ 錘 と し る べ し 。 ( 441) 婁 の 如 き も の ( と) 余 他 な り と は 、 金 剛 糞 の 印 に し て 此 等 の 六 印 を 二 度 繰 返 し て 十 二 を 充 す こ と な り 。 (145) 色 の 区 別 に よ り て 知 る べ し と は 、 此 等 の 印 の 色 と ま た 此 等 の 執 金 剛 の 色 と は 如 実 ( あ り の ま ま) に と な り 。 ( 541) 此 等 彼 全 て ま た 大 力 に し て 尊 勝 を 伴 う も の な り 。 と は 、 此 等 の 執 金 剛 を 讃 嘆 し た る も の に し て 、 難 降 の も の 達 よ り よ く 勝 つ も の ( 尊 勝 を 伴 う) な り と な り 。 ( 641) 不 動 尊 の マ ン ダ ラ は と よ り ( 741) 具 恋 幡 石 伽 鹸 齢 面 ぐ 小 い と 云 う に 至 る 迄 を 以 て 、 聖 不 動 ( 尊) の マ ン ダ ラ を 釈 さ れ た も の に し て 、 ( 641) 風 と 火 の な り と 認 め ら る と は 、 風 輪 の 上 に 火 輪 を 画 き フ ナ ワ て 、 そ の 上 に 聖 不 動 ( 尊) の 印 に し て 剣 か 索 か 何 れ か 適 し き も の 一 つ と そ の 種 子 を 伴 い て 画 く べ し と な り 。 ( 1) 降 三 世 の も ま た 特 に 風 ( 輪) の 中 央 ( に) と は 、 ( 67 a) ま た 、 と の 言 葉 を 以 て 、 聖 不 動 の マ ン ダ ラ の 如 く 風 輪 の 上 に 火 輪 を 画 く べ き と な り 。 風 輪 の 中 央 ( に) と は 火 輪 の 上 に 風 輪 を 画 き て 、 そ の 中 央 に 金 剛 の 印 に し て 自 ( そ) の 標 幟 を 伴 う も の を 画 く べ き と な り 。 ( 841) 三 処 等 に 坐 せ り と は 、 二 風 輪 と 一 火 輪 に し て 三 ( 処) に 在 り と な り 、 六 仏 母 の マ ン ダ ラ ( 仏 母 院) ( 67 謡) 秘 密 主 よ 、 復 た 次 に と よ り ( 151) 要 略 す れ ば 種 子 を 具 す べ し ( 復 次 秘 密 主 先 説 漫 茶 羅 諸 仏 菩 薩 母 安 置 壇 形 像 方 正 真 金 色 金 剛 印 囲 続 最 勝 漫 茶 羅 今 当 示 尊 相 彼 中 大 蓮 華 暉 焔 遍 黄 色 中 置 如 来 頂 超 越 於 中 分 而 至 三 分 位 応 作 如 来 眼 自 住 光 焔 中 遍 布 (29) 彼 種 子) と 云 う に 至 る 迄 を 以 て 、 虚 空 眼 の マ ン ダ ラ を 釈 さ れ
た り、 さ れ ば、 大 自 在 ( 輪) は 前 の 如 し。 こ の 妃 の 色 も ま た 黄 色 と な す べ き に し て、 蓮 花 の 上 に い ま し 給 う も の な り。 ( 051) そ こ に ま た 頂 髪 ( 仏 頂) を 置 く べ き は 三 分 の 一 に 住 す 恭 レ。 と は、 大 自 在 ( 地) 輪 の 上 に 蓮 花 を 画 く べ き に し て、 蓮 花 の 上 に 頂 髪 を 三 分 の 一 の ( 場 処 を と り て) 画 く べ し と な り。 ( 151) 中 央 の 部 を す て て そ こ ( に) ま た 仏 眼 を 画 く べ し。 と は、 そ の 頂 髪 の 印 の 下 に 三 分 の 二 を す て ( 措 い) て、 上 の 三 分 の 一 の 内 に 仏 眼 の 印 を 画 く べ き な り。 ( 151) 自 ( そ) の 光 の 焔 の 中 央 に 住 す と は、 そ の 頂 髪 の 印 は 光 の 焔 の 中 に 住 す べ し と な り。 ( 151) 要 略 す れ ば 種 子 を 具 す べ し と は、 そ の 妃 の 種 子 の 文 字 を 具 す べ し と な り。 七 諸 菩 薩 の マ ン ダ ラ ( 諸 菩 薩 院) ( 67 が) ( 醜) 一 切 諸 仏 の ( は) と よ り ( 351) 一 切 の 意 願 を 満 足 せ し め 給 う。 ( 次 一 切 菩 薩 大 如 意 寳 尊 謂 彼 漫 茶 羅 圓 白 而 四 出 遍 寂 極 清 浄 満 一 切 希 願) と 云 う に 至 る 迄 は、 諸 菩 薩 の 印 は 如 意 宝 珠 に し て 水 輪 の 上 に 画 き て と な り。 八 釈 迦 の マ ン ダ ラ ( 釈 迦 院) ( 67 漂) ( 削) 次 い で 釈 迦 師 子 に よ り て ま た と よ り (651) 次 第 の 如 く 置 く べ し ( 復 次 応 諦 聴 釈 迦 師 子 壇 謂 大 因 陀 羅 妙 善 真 金 色 四 方 相 拘 等 如 前 金 剛 印 上 現 波 頭 摩 周 遍 皆 黄 暉 大 鉢 具 光 焔 金 剛 印 囲 続 袈 裟 錫 杖 等 置 之 如 次 第 五 種 如 来 頂 諦 聴 今 当 説 白 傘 以 傘 印 具 恵 者 勝 頂 囲 以 大 慧 刀 普 遍 皆 流 光 最 勝 頂 輪 印 除 障 頂 鈎 印 大 士 頂 髪 相 是 名 火 聚 印 広 生 践 折 羅 発 生 以 蓮 華 無 量 聲 商 怯 観 察 知 像 類 豪 相 摩 尼 珠 仏 眼 次 当 聴 頂 髪 遍 黄 色 囲 以 抜 折 羅 無 能 勝 妃 印 以 手 持 蓮 華 無 能 勝 大 口 而 在 黒 蓮 上 浄 境 界 之 行 所 謂 浄 居 天 置 彼 諸 印 相 仏 子 応 諦 聴 所 謂 思 惟 手 善 手 及 笑 手 華 手 虚 空 手 画 之 如 法 則 地 神 迦 羅 奢 圓 白 金 剛 囲 請 召 火 天 印 当 以 大 仙 手 迦 摂 驕 答 摩 末 建 肇 端 伽 婆 私 侃 刺 婆 各 如 其 次 第 応 画 違 陀 手 而 居 火 壇 内 閻 摩 但 茶 印 常 処 風 輪 中 没 栗 底 鈴 印 黒 府 計 都 印 湧 達 羅 輸 羅 大 梵 妃 蓮 華 倶 摩 利 鎌 底 毘 悪 女 輪 印 当 知 焔 摩 后 以 没 掲 羅 印 嬌 吠 離 耶 后 用 劫 践 羅 印 如 是 等 皆 在 風 漫 茶 羅 中 烏 鷲 及 婆 栖 野 干 等 囲 続 若 欲 成 悉 地 依 法 以 図 之 浬 哩 底 大 力 毘 丑 勝 妙 輪 鳩 摩 羅 礫 底 難 徒 践 難 陀 密 雲 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 與 電 倶 皆 具 清 潭 色 來 輔 門 痛 衛 在 釈 師 子 壇 商 掲 羅 三 戟 妃 作 鉢 砥 印 月 大 迦 羅 奢 浄 白 蓮 華 敷 日 天 金 剛 輪 表 以 與 轄 像 社 耶 毘 社 耶 当 知 大 力 者 倶 以 大 弓 印 在 因 陀 羅 輪 風 方 風 撞 印 妙 音 楽 器 印 縛 櫓 學 羅 索 而 在 円 壇 中 汝 大 我 応 知 種 子 字 環 続 如 是 等 標 誌 如 次 漫 茶 羅 釈 師 子 春 属 我 巳 署 宣 記) と 云 う に 至 る 迄 は、 マ ン ダ ラ の 第 二 画 面 に 釈 迦 牟 尼 が 大 自 在 ( 地) 輪 に 住 し 給 う を 画 く べ き に し て 余 他 は 前 の 如 し。 大 自 在 ( 地) 輪 の 上 に 黄 色 の 蓮 花 を 置 き て ( そ の) 蓮 花 の 上 に 鉢 か、 法 衣 か、 錫 杖 の 三 つ の う ち 何 れ か 適 し き も の を 置 く べ き な り、 さ れ ば、 こ れ ま た ( 67 b) 焔 を 伴 う 金 剛 を 以 て 標 幟 す べ し と な り。 ( 751) 五 頂 髪 と 称 さ れ る 処 の と よ り ( 061) 種 々 の 区 別 に よ り 知 る べ し と 云 う の、 五 頂 髪 等 の 印 を 画 く べ き こ と を 釈 さ れ た る に し て、 此 等 の マ ン ダ ラ は 夫 々 の 色 に 等 し き も の と 相 応 す べ し、 さ れ ば、 色 は ま た 先 の マ ン ダ ラ に 於 い て 既 に 釈 し 了 り た り。 ( 061) 白 毫 の は 如 意 宝 珠 の 如 し と は、 白 毫 の 印 た る 如 意 宝 珠 を 画 く べ し と 云 う こ と に し て、 マ ン ダ ラ も ま た そ の も の 色 と 等 し く 相 応 す べ し。 ( 601) 仏 眼 の も ま た こ れ を 聞 け よ か し 一 切 の 頂 髪 は 黄 色 に し で 金 剛 の 標 幟 を 以 て 表 示 す べ し。 と は、 仏 眼 の 印 は 黄 色 の 仏 頂 ( と 同 じ く) 画 く べ き に し て、 金 剛 の 標 幟 を 伴 い 画 く べ し と な り。 そ の 色 は 黄 色 な る が 故 に 大 自 在 ( 地) 輪 と し て 画 く べ し と し る べ し。 ( 161) 無 能 勝 妃 の は 手 に 希 有 の 蓮 花 を 持 す と は、 妃 た る 無 能 勝 の 印 は 手 を 拳 に 握 っ た と 等 し き 蓮 花 を 把 る を 画 く べ き な り。 ( 261) 無 能 勝 と 名 つ く る 大 口 ( 者) は 黒 蓮 に 住 す。 と は、 無 能 勝 と 名 つ く る の 明 王 の 印 は 黒 色 の 蓮 花 の 上 に 住 す る を 画 く べ き な り。 ( 261) 浄 居 ( 天) と 称 さ れ る も の は と よ り ( 1) 詳 し く 法 則 ( の 如 く) 画 く べ し と に 至 る 迄 を 以 て、 浄 居 の 諸 ( 天 子) の 印 を 画 く べ き こ と を 釈 さ れ た る も の に し て オ ト ガ イ 思 惟 の 手 と は 掌 を 願 に 依 せ る こ と に し て、 ( こ れ を) マ ン ダ ラ に 画 く べ き 時 は、 頃 を 画 く べ き に し て 掌 を 少 し く 上 方 に 抜 き 出 し て 画 く べ き な り。 善 の 手 と は 施 無 畏 の 手 を 画 く べ き な ク チ パ タ り。 微 笑 の 手 と は、 口 辺 よ り 導 く が 如 く 画 く べ き な り。 花 の
手 ( 手 に 花) と は 無 名 指 と 大 指 の 二 つ を 接 着 し た る を 画 く べ き な り ( 11 持 花 の 印)。 虚 空 の 手 と は 手 を ( 空 に) 立 て る (如 く) 画 く べ き な り。 ( 1) 地 天 女 の は 瓶 に し て 水 輪 を 金 剛 を 以 て 標 幟 す る ( な り) と は、 地 主 ( 天) の 印 は 水 を 以 て 充 せ る 瓶 に し て 金 剛 を 以 て 飾 れ る を 画 く べ き と な り。 ( 561) 召 請 の 手 は 火 ( 天) の に し て 諸 仙 を 伴 え る を 画 け。 と は、 火 ( 68 a) ( 天 の に し て)、 光 護 ( 訂 貫 幽 葛) を 首 と す (30) る 仙 人 に し て ( 現 実 に) 名 を 以 て 述 べ ら れ た る も の と 倶 に 画 く べ し、 さ れ ば、 吠 陀 (veda) の 手 と は、 言 説 を 調 諦 す る 手 の 如 く に し て、 大 指 を 指 の 節 に 置 く こ と は 諸 仙 人 の 印 な り。 ( 76l) 夜 摩 ( 冒 日 餌) の は 杖 ( 富 督 量) を 画 く べ き に し て 風 輪 の 内 に 在 り。 と は、 夜 摩 ( 天) の 杖 は 風 輪 ( の う ち) に 在 る を 画 く べ き と な り。 ( 761) 死 主 の は 鈴 な り と よ り ( 071) よ ろ し き に 随 っ て 画 く べ し と に 至 る 迄 を 以 て ( は)、 夜 摩 の 春 属 た る 死 主 と 黒 夜 ( 天) を 首 と す る も の に し て、 ( 現 実 に) 名 を 以 て 述 べ ら れ た る も の 等 の 印 は、 風 輪 の 内 に カ ラ ス 最 後 ( に) 烏 と 鷲 等 に よ り て 囲 続 さ れ た る を 画 く べ き な り。 (171) 離 真 ( 轟 醇 誉) の は 剣 を 画 け と よ り (31) ( 571) 水 ( 輪) な り と し る べ し と に 至 る 迄 に 於 て は、 毘 紐 を 首 と す る ( 現 実 に) 名 を 以 て 述 べ ら れ た る も の 等 の 印 も ま た 正 し く 述 べ ら れ た る 如 く 画 く べ き と 釈 さ れ た り。 此 等 を 首 と す る の マ ン ダ ラ に ( 於 て) 事 実 に 述 べ ら れ ざ り し も の 等 も ま (32) た、 夫 々 の 天 の 色 と 姿 を 以 て ま た 先 に 釈 さ れ ( 具 縁 品) マ ン ダ ラ と 相 応 す べ し。 九 文 珠 の マ ン ダ ラ ( 文 珠 院) (68a4) ( 酩) 復 次 に 最 勝 施 ( 妙 施 -文 珠) 金 剛 の と よ り ( 181) 諸 青 蓮 ( 暮 窟 貯) を 以 て 囲 む べ し カ コ ム ( 仏 子 次 諦 聴 施 願 金 剛 坦 四 方 相 均 普 衛 以 金 剛 印 当 於 彼 中 作 火 生 漫 茶 羅 内 心 復 安 置 妙 豊 呈 目 蓮 印 智 者 曼 殊 音 本 真 言 囲 之 如 法 布 種 子 而 以 為 種 子 復 於 其 四 傍 厳 飾 以 青 蓮 図 作 勤 勇 衆 各 如 其 次 第 光 網 以 鈎 印 宝 冠 持 宝 印 無 垢 光 童 子 青 蓮 而 未 敷 妙 音 具 大 慧 所 説 諸 使 者 当 知 彼 密 印 各 如 其 所 応 髪 設 尼 刀 印 優 波 輸 羅 印 質 恒 羅 杖 印 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 地 慧 以 憧 印 彼 招 召 使 者 以 鴛 但 摩 印 一 切 如 是 作 囲 以 青 蓮 華 所 有 諸 奉 教 皆 差 掲 梨 印) と 云 う に 至 る 迄 を 以 て、 第 三 画 面 に 聖 文 殊 の マ ン ダ ラ を 画 く べ き こ と を 釈 さ れ た り。 即 ち (178) 正 四 角 に し て 金 剛 の 標 幟 を 以 て 表 示 さ れ た り か く し て と は、 そ の 大 自 在 ( 地) 輪 は 前 の 如 し ( 971) そ の 中 央 に 於 い て な さ る べ き は 火 よ り 出 で た る マ ン ダ ラ な り。 と は、 そ の 大 自 在 ( 地) 輪 の 中 央 に 火 輪 ( 三 角) を 画 く べ き と な り。 ( 971) そ の 中 央 に 安 ず べ き 印 は 青 蓮 と 名 づ け 善 き も の な り。 ウ ト パ ラ と は、 火 輪 の 中 央 に 印 た る ウ ト パ ラ を 把 り 青 蓮 色 の も の を 画 く べ き な り。 ( 081) 具 恵 た る 妙 音 ( 文 殊) は ( の) 自 ( そ) の 真 言 を 以 て 威 光 を 生 じ た る も の な り。 ウ ト パ ラ と は、 青 蓮 の 上 に 文 殊 ( 妙 音) そ の も の の 真 言 の 種 子 を 置 き て、 称 讃 す べ し と な り。 ( 081) そ の 住 位 は 法 則 の 如 し 自 ( そ) の ( 68 b) 種 子 を 以 て ( 囲 続) 施 さ れ と は、 大 自 在 ( 地) 輪 と 火 輪 に 夫 々 の 種 子 た る a ( 字) と na ( 字) を 如 法 に 置 く べ き と な り。 ウ ト パ ラ ( 181) 辺 際 と 周 囲 に は 諸 青 蓮 を 以 て 囲 む べ し。 と は、 そ の マ ン ダ ラ の 辺 際 を 青 蓮 を 以 て 囲 む べ し ( と な ウ ト バ ラ り)。 (33) ( 181) そ の 中 央 に 画 く べ き は と よ り 青 蓮 は 未 開 敷 な り。 ウ ト パ ラ と に 至 る 迄 は、 有 網 光 ( 光 網 童 子) 等 の 印 に し て 正 し く 述 べ ら れ た る 如 く 画 く べ し と な り。 ( 281) 具 恵 な る 妙 音 ( 文 殊) の 使 者 と 称 さ れ る も の と よ り ( 481) 此 等 全 て は 青 蓮 の 相 等 を 以 て 標 幟 す べ し と に 至 る 迄 は、 有 髪 女 ( 髪 設 尼) を 首 と す る 使 者 女 達 の 印 に し て、 正 し く 述 べ ら れ た る も の 等 を 青 蓮 の 標 幟 を 以 て 施 し て 画 く べ き な り。 (34) へ ( 581) 正 し く 説 か れ た る の 供 養 女 の 此 等 の 印 は 小 刀 (khadga) 掛 か と は、 聖 文 殊 の 供 奉 女 ( の 印) は 先 に 正 し く 釈 さ れ る も の 等 の 印 た るkhadga と 名 つ く る 小 刀 と 等 し き も の 等 を 画 く べ き な り。
一 〇 除 蓋 障 の マ ン ダ ラ ( 除 蓋 障 院) ( 68b4) ( 脱) 南 方 に 精 進 し て 大 精 進 除 蓋 障 の と よ り (33) 此 等 は 全 て は ま た 蓮 花 に 住 し て マ ン ダ ラ の 内 に 入 る べ し。 ( 復 次 南 方 印 除 一 切 蓋 障 大 精 進 種 子 謂 真 陀 摩 尼 住 於 火 輪 中 翼 従 端 厳 衆 当 知 彼 春 属 秘 密 之 標 誌 次 第 応 図 画 我 今 広 宣 説 除 疑 以 宝 瓶 置 一 股 金 剛 聖 者 施 無 畏 作 施 無 畏 手 除 一 切 悪 趣 発 起 手 為 相 救 意 慧 菩 薩 悲 手 常 在 心 大 慈 生 菩 薩 応 以 執 華 手 悲 念 在 心 上 垂 屈 火 輪 手 除 一 切 熱 悩 作 施 諸 願 手 甘 露 水 流 注 遍 在 諸 指 端 具 不 思 議 慧 持 如 意 珠 手 皆 住 蓮 華 上 在 漫 茶 羅 中) と に 至 る 迄 は、 春 属 (衆) を 伴 う 除 一 切 蓋 障 の 印 に し て、 正 し く 述 べ ら れ た も の 等 を 画 く べ き と 説 か れ し も の な り、 さ れ ば 手 を 胸 に 安 ず べ き と は、 一 方 の 手 を ( 胸 に) 安 ず る 如 く 画 く べ し。 此 等 は 全 て ま た 蓮 花 に、 住 し て マ ン ダ ラ の 内 に 入 る べ し と は、 聖 文 殊 の 有 網 光 ( 童 子) 以 後 の マ ン ダ ラ は 事 実 と し て 述 べ ら れ ず、 全 て は 先 の マ ン ダ ラ の 内 に 於 け る 如 く 蓮 花 の 上 に 画 く べ き と な り。 十 一 地 蔵 の マ ン ダ ラ ( 地 蔵 院) ( 68b4) (189) 北 方 に 於 け る 地 蔵 の 印 は と よ り (091) 印 の 姿 と し て こ こ に 釈 さ れ た り (北 方 地 蔵 尊 密 印 次 当 説 先 作 荘 厳 座 在 因 陀 羅 壇 大 蓮 発 光 焔 問 錯 備 衆 色 於 彼 建 大 憧 大 宝 在 其 端 是 名 為 最 勝 密 印 之 形 像 復 当 磐 勲 作 上 首 諸 春 属 無 量 無 数 衆 彼 諸 慕 達 羅 宝 作 於 宝 上 三 股 金 剛 印 宝 掌 於 宝 上 一 股 金 剛 印 持 地 於 宝 上 二 首 金 剛 印 宝 印 手 宝 上 五 股 金 剛 印 堅 意 於 宝 上 掲 磨 金 剛 印 一 切 皆 応 住 彼 漫 茶 羅 中) と に 至 る 迄 は、 地 蔵 の マ ン ダ ラ を 釈 さ れ た る に し て、 ( 981) 大 自 在 ( 地) 輪 の 内 に 住 す と は、 大 自 在 ( 地) 輪 は 前 の 如 く に し て ( 981) 座 は 前 の 如 く に 安 ず べ し と は、 そ の 大 自 在 ( 地) 輪 の 中 央 に 座 は 大 悲 生 ( 具 縁 品) の マ ン ダ ラ に 於 い て ( 69 a) 釈 さ れ た る 如 く 画 く べ と な り。 ( 981) そ の 上 に 大 蓮 花 あ り て (190) 一 切 色 を 具 し 焔 を 伴 う と は、 そ の 座 の 上 に 八 葉 の 蓮 花 を 画 く べ き に し て、 一 切 色 を 具 し と は、 白 と 黄 と 青 と 此 等 の 色 の 中 に 他 を 和 せ る 緑 を 首 と す る 三 と 八 に し て 入 葉 の 蓮 花 を 種 々 色 等 に な す べ し。 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)
密 教 文 化 イ タ ダ キ ( 901) そ の 上 に 大 憧 ( 旛) あ り て 頂 に 大 宝 を 置 く べ し。 と は、 蓮 花 の 上 に 於 け る 撞 の 頂 に 大 宝 を 安 ぜ る を 画 け と な り ( 091) そ の 姿 は 最 勝 に し て 印 の 姿 と し て こ こ に 釈 さ れ た り。 と は、 そ の 地 蔵 の 姿 を 印 の 姿 と し て 釈 さ れ た り と な り。 ( 191) そ の 春 族 は 無 数 に し て 尊 主 の 功 徳 ( も ま た) 無 辺 な り さ れ ば、 と よ り 一 切 印 も ま た マ ン ダ ラ の 内 に 入 る べ し。 と に 至 る 迄 は、 地 蔵 の 春 属 の 無 辺 に し て 無 数 の 印 を 画 く べ き と (35) 釈 さ れ た る も の に し て ( こ の 中) 持 地 の は 二 首 金 剛 に し て 宝 の 上 に 在 り、 と は、 金 剛 に 上 下 二 頂 の も の あ り と 云 う こ と に (36) し て、 か く の 如 く そ の 金 剛 は 特 に 大 な る が 故 に、 先 ( そ) の 金 剛 両 者 ( 面 に 於 い て) 夫 々 の 方 に 三 頂 ( 肺) と 一 頂 ( 肺) と し る べ し。 一 切 の 印 も ま た マ ン ダ ラ の 内 に 入 る べ し。 と は、 此 等 の 一 切 の 印 は ま た 大 自 在 ( 地) 輪 の 内 に 入 る べ し と な り。 十 二 虚 空 蔵 の マ ン ダ ラ ( 虚 空 蔵 院) (69a5) (192) 西 方 に 於 け る 虚 空 蔵 の 印 は と よ り こ の 品 ( 章) (37) を 終 る 迄 は、 西 方 に 於 け る 春 属 を 伴 え る 虚 空 蔵 の 印 に し て、 正 し く 述 べ ら れ た る 相 を 画 く べ し と 知 る こ と な り。 ( 西 方 虚 空 蔵 圓 白 悦 意 壇 大 白 蓮 華 座 置 大 慧 刀 印 如 是 堅 利 刀 鋒 鋭 猶 氷 霜 自 種 子 為 種 智 者 当 安 布 及 画 諸 春 属 印 形 如 法 教 虚 空 無 垢 尊 応 当 以 輪 印 輪 像 自 囲 続 是 足 在 風 壇 虚 空 慧 商 怯 在 風 漫 茶 羅 清 浄 慧 白 蓮 在 風 漫 茶 羅 行 慧 之 印 相 当 以 車 栗 瓶 上 挿 青 蓮 華 在 風 漫 茶 羅 安 慧 金 剛 蓮 在 風 漫 茶 羅 略 説 仏 秘 蔵 諸 尊 密 印 寛) こ の 中、 こ の マ ン ダ ラ に 於 け る 諸 尊 の 色 と 形 に し て 明 瞭 に (38) 説 か れ ざ る も の 等 は 先 の 二 つ の マ ン ダ ラ に 於 い て 釈 さ れ た る (39) の 色 と 形 を 見 る べ し。 先 の 二 つ の マ ン ダ ラ に 於 い て 色 等 詳 し く 釈 さ れ ざ れ ど も、 こ の 後 の マ ン ダ ラ に 於 い て 夫 々 の 尊 の マ ン ダ ラ に し て 正 し く 釈 さ れ た も の の 中、 此 等 の 色 も ま た 同 様 (40) と し る べ し。 大 ビ ル シ ャ ナ 現 等 覚 神 変 加 持 ( 経) 中、 秘 密 マ ン ダ ラ 広 ( 釈) な り。 註 ( 1) 北 京 版 に よ る。 ( 2) 陰 身 と は 漢 訳 の 身 秘 密 に 当 り、 姿 を か く す こ と。 ( 3) 冨 蔦 をpas と よ む。 ( 4) 等 の 字 を 除 き よ む。
( 5) 北 京 版 の 如 く よ む。 ( 6) 未 来 形 で あ る が 過 去 形 に よ む。 ( 7) bahi と あ る が ba ni と よ む。 ( 8) 釈 に 引 用 さ れ る 偶 文 は こ の 処 具 格 の 助 詞 を 用 い 合 致 さ せ る も の あ る た め テ キ ス ト に 従 う。 こ の 例 上 に も あ り 下 に も あ り、 一 一 指 摘 す れ ば 繁 な る 故 主 と し て テ キ ス ト に 従 う。 ( 9) 具 体 的 な 量 の 説 明 が な い。 ( 10) 北 京 版 に よ り 加 え る。 ( 11) 北 京 版 の 如 く よ む。 ( 12) 北 京 版 の 如 く 旦 ハ格 に よ む。 ( 13) 北 京 版 の 如 く 過 去 に よ む。 ( 14) 具 格 に よ む。 ( 15) na と な っ て い る がpas。 に 改 め て よ む。 ( 16) 北 京 版 の 如 く 現 在 に よ む。 ( 17) 漢 11 掲 磨 金 剛 ( 三 胎 金 剛 の ク ロ ス) 疏 大 正 三 十 九 巻 七 四 一 c、 デ 版= 八 峰、 ナ 版= 八 峰、 ぺ 版= 百 峰、 チ ベ ッ ト 語 の 百brgya と 八brgya と は 字 が よ く 似 て い る 故 混 同 さ れ 易 い。 こ の 釈 の 説 明 に 百 峰 と あ る 故 百 砧 (峯) が 正 し い。 ( 18) 北 京 の 9 日 を と る。 ( 19) 秘 密 八 印 品 の 八 印 を 指 す。 ( 20) che もphye 同 音 で あ り て 同 意 趣 で あ る が 北 京 版 の 開 を と る。 ( 21) 北 京 版 のlus に よ む。 ( 22) sgoms 霧 はdgos と よ く 混 同 さ れ る の で い ま はdgos に よ む。 ( 23) 北 京 版 に よ り て 補 充 す る。 ( 24) 北 京 版 の 如 く 具 格 に よ む。 ( 25) こ の 金 剛 手 院 の マ ン ダ ラ は 金 剛 手 灌 頂 経 に 説 か れ る も の よ り の 進 転 で あ る。 ﹁ 大 日 経 の 成 立 に 関 す る 研 究 ﹂ 一 八 五-六 頁、 高 野 山 時 報 一 六 九 八 号 参 照。 ( 26) 北 京 版 で 補 う。 ( 27) hkhor と あ れ ど もhjigs と よ む。 ( 28) 先 仏 説 と は 先 馳 の 経 典 に 説 か れ て い る 事 を 指 し、 こ の 場 合 は 金 剛 手 灌 頂 経 に 説 か れ て い る 事 を 如 実 に 物 語 っ て い る こ と を 指 し て い る の で あ る。 ( 29) 北 京 版 に よ る。 ( 30) 北 京 版 を と る。 ( 31) デ 版 はlha ぺ 版 はyi と な っ て い る が テ キ ス ト の 如 く よ む。 ( 32) 北 京 版 にlha ( 天) の 挿 入 あ り、 こ れ を と る。 ( 33) こ の 文 章 は 偶 に 非 ず し て 長 行 な り。 但 し 北 京 版 は な す べ し と て 文 章 を 一 応 区 切 っ て い る。 ( 34) ノ コ ギ リ の 刃 の 如 き 小 刀 を 指 す。 ( 35) 北 京 版 の 属 格 を と る。 ( 36) デ 版 はche を 用 い、 ぺ 版 はphye 用 う。 チ ベ ッ ト 語 と し て は 同 音 で あ る が デ は 形 の 大 な る こ と、 ぺ は 金 剛 の 胎 の 開 く こ と を 指 し て い る。 い ま デ 版 に よ る。 ( 37) 北 京 版 のrdsogs ( 38) 地 蔵 と 除 蓋 障 の 両 マ ン ダ ラ を 指 す。 ( 39) こ の 文 の 前 に デ 版 で はbsad-pa の 字 あ る も 除 く。 ( 40) 北 京 版 の 如 く よ む。 -56 ・ 1 ・ 16 稿 了 大 日 経 の 意 曼 茶 羅 に つ い て ( 下)