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経営比較分析表(令和2年度決算)

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Academic year: 2022

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(1)

グラフ凡例

当該団体値(当該値)

類似団体平均値(平均値)

令和2年度全国平均

経営比較分析表(令和2年度決算)

大阪府 枚方市

業務名 業種名 事業名 類似団体区分 管理者の情報 人口(人) 面積(km2) 人口密度(人/km2)

65.12 6,137.75

資金不足比率(%) 自己資本構成比率(%) 普及率(%) 1か月20m3当たり家庭料金(円) 現在給水人口(人) 給水区域面積(km2) 給水人口密度(人/km2)

法適用 水道事業 末端給水事業 A1 自治体職員 399,690

- 71.95 99.99 2,277 398,167 65.12 6,114.36 【】

全体総括

 枚方市では、給水人口が年々減少しています。

 また、節水型機器の普及や大口利用者の地下水転 換が進み、有収水量、給水収益ともに減少傾向と なっています。

 令和2年度では、新型コロナウイルス感染症の影 響による水需要の変化により、給水収益が減少しま したが、概ね健全経営を維持しています。

 一方で、今後は、中宮浄水場をはじめ、老朽化し た管路の更新に取り組みながら、これに対応するた めの経営基盤の強化に向けた取組も合わせて進めて いく必要があります。

 このことから、平成30年度に策定した「水道施設 整備基本計画」と「経営戦略」に基づき、総括原価 に基づく料金制度の構築に向けた定期的な見直しを はじめとして、世代間負担の公平性の確保や持続を 基本とした継続的な経営改善に向けた取り組みを進 めていきます。

分析欄

1. 経営の健全性・効率性 1. 経営の健全性・効率性について

 経営状況については、これまでから、給水人口の 減少や節水機器の普及、大口利用者の地下水転換に より、有収水量は減少傾向となっていましたが、令 和2年度については、新型コロナウイルス感染症の 影響で在宅時間が増加したことなどにより、一般用 の使用水量は増加、大口利用者の使用水量は減少し ました。これにより、給水収益全体として減少と なっていますが、事務事業の見直しなども行ってお り、「経常収支比率」は、100%を超える良好な状 況で推移しています。

 「流動比率」は、おおむね200%を維持してお り、短期的な債務に対する支払能力は確保できてい ます。

 「企業債残高対給水収益比率」は、類似団体平均 値より高くなっていますが、水道料金が類似団体と 比べて低いことが原因です。

 「料金回収率」は、100%を超えていますが、大 口利用者の使用水量の減少により、前年度から減少 しています。

 以上のことから、経営の健全性や効率性として は、新型コロナウイルス感染症の影響があり、給水 収益の予測がしにくいなど不確定要素はあります が、本決算においては、維持できているものと考え ます。

2. 老朽化の状況について

 中宮浄水場をはじめ、浄水施設・配水施設につい ては、半数以上が開設後30年以上経過しています が、施設能力の低下を招くことのないよう、適切な 維持管理を行っています。

 特に、昭和40年竣工から50年以上経過した第一浄 水施設は、安定した水の供給を継続するために、更 新事業に着手しています。

 また、「有形固定資産減価償却率」は、施設の老 朽化が更新投資を上回っているため、上昇傾向にあ ります。

 一方、「管路の更新」については、鉛管解消と合 わせて順次更新していますが、これまで水道料金の 低廉化のために更新投資を抑制してきた影響から、

「管路経年化率」は、類似団体平均値に比べて高く なっています。

 この影響に加えて、地震の影響から「管路更新 率」は低くなっています。

 これらにより、各施設は老朽化が進んでいるた め、計画的な更新改良を進めます。

2. 老朽化の状況

0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 1.02 1.35 0.65 0.95 0.59

平均値 0.73 0.74 0.75 0.73 0.79

100.00 105.00 110.00 115.00 120.00 125.00 130.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 123.68 128.00 125.37 126.97 125.83

平均値 117.25 116.77 115.41 113.57 112.59

43.00 44.00 45.00 46.00 47.00 48.00 49.00 50.00 51.00 52.00 53.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 46.50 46.91 47.88 48.34 49.61

平均値 49.10 49.66 50.41 51.13 51.62

0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 24.05 24.39 24.99 25.98 26.76

平均値 17.42 18.94 20.36 22.41 23.68

①経常収支比率(%)

0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 1.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

平均値 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 250.00 300.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 199.08 208.86 247.47 252.17 277.22

平均値 249.08 254.05 258.22 250.03 239.45

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 250.00 300.00 350.00 400.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 353.14 354.10 347.20 348.31 352.66

平均値 266.66 258.63 255.12 254.19 259.56

95.00 100.00 105.00 110.00 115.00 120.00 125.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 119.27 122.12 119.23 121.94 115.43

平均値 110.87 110.30 109.12 107.42 105.07

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 100.00 120.00 140.00 160.00 180.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 114.96 112.12 114.79 111.64 110.73

平均値 150.54 151.85 153.88 157.19 153.71

57.00 58.00 59.00 60.00 61.00 62.00 63.00 64.00 65.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 60.95 60.70 60.23 59.71 60.32

平均値 63.18 63.54 63.53 63.16 64.41

90.50 91.00 91.50 92.00 92.50 93.00

H28 H29 H30 R01 R02

当該値 92.60 92.59 92.67 92.37 92.81

平均値 91.60 91.48 91.58 91.48 91.64

②累積欠損金比率(%) ③流動比率(%) ④企業債残高対給水収益比率(%)

⑤料金回収率(%) ⑥給水原価(円) ⑦施設利用率(%) ⑧有収率(%)

①有形固定資産減価償却率(%) ②管路経年化率(%) ③管路更新率(%)

【110.27】 【1.15】 【260.31】 【275.67】

【89.82】

【60.69】

【166.40】

【100.05】

【50.19】 【20.63】 【0.69】

資料3-1

(2)

令和2年度 水道事業 経営分析表(参考資料)

1.経営の健全性・効率性

①経常収支比率

②累積欠損金比率

③流動比率(支払能力)

④企業債残高対給水収益比率

経常収支比率は、当該年度において、給水収益や一般会計からの繰入金等 の収益で、維持管理費や支払利息等の費用をどの程度賄えているか、経常損 益を表す指標であり、単年度の収支が黒字であることを示す

100%以上とな

っていることが必要です。

【算出式】 経常収益

経常費用 経常収支比率(%)= ×100

流動比率は、短期的な債務に対する支払能力を表す指標であり、1 年以内 に支払うべき債務に対して支払うことができる現金などがある状況を示す

100%以上であることが必要です。

【算出式】 流動資産

流動負債 流動比率(%)= ×100

企業債残高対給水収益比率は、給水収益に対する企業債残高の割合であり、

企業債残高の規模を表す指標であり、この比率が高い場合は、投資規模は適 切か、料金水準は適切かといった分析を行い、必要な経営改善を図っていく 必要があります。

【算出式】

企業債現在高合計 給水収益

企業債残高対

給水収益比率(%) = ×100

累積欠損金比率は、営業収益に対する累積欠損金(営業活動により生じた 損失で、前年度からの繰越利益剰余金等でも補てんすることができず、複数 年度にわたって累積した欠損金)の状況を表す指標であり、累積欠損金が発 生していないことを示す

0%であることが求められます。

【算出式】 当年度未処理欠損金 営業収益-受託工事収益

累積欠損金比率(%)= ×100

(3)

⑤料金回収率

⑥給水原価

⑦施設利用率

⑧有収率

料金回収率は、給水に係る費用がどの程度給水収益で賄えているかを表す 指標であり、料金回収率が

100%を下回っている場合、給水に係る費用が給

水収益以外の収入で賄われていることを示します。

【算出式】 供給単価

給水原価 料金回収率(%)= ×100

給水原価は、有収水量

1

㎥あたりについて、どれだけの費用がかかってい るかを表す指標です。

【算出式】

給水原価(円)=

年間総有収水量

経常費用-(受託工事費+材料及び不用品売却原価

+付帯事業費)- 長期前受金戻入

有収率は、施設の稼動が収益につながっているかを判断する指標であり、

100%に近ければ近いほど施設の稼動状況が収益に反映されていると言えま

す。

【算出式】

年間総有収水量

有収率(%)=

年間総配水量 ×100

施設利用率は、一日配水能力に対する一日平均配水量の割合であり、施設 の利用状況や適正規模を判断する指標です。

【算出式】 一日平均配水量

一日配水能力 施設利用率(%)= ×100

(4)

2.老朽化の状況

①有形固定資産減価償却率

②管路経年化率

③管路更新率

有形固定資産減価償却率は、有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却 がどの程度進んでいるかを表す指標で、資産の老朽化度合いを示しています。

【算出式】

有形固定資産減価償却累計額

有形固定資産のうち、償却対象資産の帳簿原価

有形固定資産

減価償却率(%) = ×100

管路経年化率は、法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表した指標で、

管路の老朽化度合いを示しています。

【算出式】

法定耐用年数を経過した管路延長 管路延長

管路経年化率(%) = ×100

管路更新率は、当該年度に更新した管路延長の割合を表す指標で、管路の 更新ペースや状況を把握することができます。

【算出式】

当該年度に更新した管路延長

管路更新率(%) = 管路延長 ×100

参照

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