• 検索結果がありません。

昭和62年度目本獣医公衆衛生学会講演要旨

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "昭和62年度目本獣医公衆衛生学会講演要旨"

Copied!
66
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

昭 和

6

2

年 度 目 本 獣 医 公 衆 衛 生 学 会 講 演 要 旨 Collection of papers Read before the Meetings of1987the Association of

J

apanese Public Health Veterinarians 昭 和 62年 度 日 本 獣 医 公 衆 衛 生 学 会 ( 北 海 道 ) 期 日 : 昭 和62年9月10日 会 場 : 北 見 市 市 民 会 館 地 区 学 会 長 : 富 岡 徹

1

.

豚 多 包 虫 症 の 発 生 調 査 I 発生状況について

O

高 良 広 之 * 河 野 勝 彦 松 本 直 樹 山 際 美 智 弘 ゲ北海道東藻琴食肉検ー網走郡東藻琴村字千草72) 豚多包虫症(豚E症)の発生状況は,昭和 59年度本 学会で作井らが報告したが,全道的にみてE症の重点地 域は昭和 62年4月現在104市町村に広がりをみせてい る. 今回,われわれは,日常と畜検査業務の中で検査した 豚

E

症の発生推移について検討を加え,興味ある知見を 得たので,その概要を報告する. 1. 対象:昭和57年12月初めから昭和62年3月ま でに斜網食肉セγターおよび北海ミートと畜場でと畜検 査した豚525,135頭のうち,病理組織検査で寄生虫性肉 芽腫性炎症像のうち虫体を確認した764頭(E症),虫体 未確認のもの430頭(類似)について検討した. 2. 結果:(1)発生頭数

.E

症764頭,類似430頭(合 計1,194頭/525,138頭, 0.23%). (2)繁殖豚では,

E

症 102頭,類似32頭,そのうち斜網食肉センターではE症 96頭,類似27頭(合計123頭/8,530頭, 1.43%). (3) 年度別.E症と類似合計で, 57年 度10頭, 58年 度239 頭 (0.25%),59年度111頭・60年 度127頭(各 0.10 %), 61年 度707頭 (0.42%). (4)月別.58-61年度累 積で検査頭数比は, 4~5 月・ 1~2 月で 0.11-0.19%, 6-10月・3月で0.20-0.29%,11-12月で0.35-0.41 %.また, 11-12月の発生頭数比は

3

1.8%(380頭 / 1,194頭).(5)産地別.18市町村で発生.58-61年度累 積で検査頭数比は,津別町1.07%,東藻琴村 0.43%, その他平均0.18%.また,発生頭数比は,東藻琴村33.4 %,網走市18.2%,美幌町11.5弘 津 別 町9.8%,その 他27.1%. (6)戸数.174戸で, 57年 度3戸, 58年度80 戸, 59年 度52戸, 60年 度63戸, 61年 度121戸.産地 別分布のその比率は,東藻琴村18.4%,美幌町12.1%, 網走市 10.9%. (7) 1戸当りの頭数.58-61年度累積で 平均6.9頭,津別町16.7頭,東藻琴村12.6頭,網走市 11.4頭であった. 3. 考察およびまとめ:豚E症の発生状況は,戸数の 増加に比べて頭数の増加が著しく, 11-12月に多発の傾 向があり,肥育豚に比べて繁殖豚が高率であった.また, 津別町,東藻琴村で発生率が高く,特定養豚家の多発が 目立つた.これらの傾向は, 61年度においてとくに顕著 であった.

2

.

豚 多 包 虫 症 の 発 生 調 査

E

東藻琴村におけ:g疫学調査について

0

河 野 勝 彦 * 高 良 広 之 松 本 直 樹 山際美智弘 (本北海道東藻琴食肉検ー網走郡東藻琴村字千草72) 豚E症にかかわる養豚実態調査については,昭和59年 度の本学会でわれわれが報告したが,今回の発生状況調 査により,昭和 61年度に同症の著しい多発をみた東藻 琴村について,疫学調査を実施したのでその概要を報告 する. 1. 調査対象および内容 同村内において,比較的問症の発生が多くかっ地理的 条件の類似した2地区 (T-R)中の計四戸 (T@-@-R①-@)の養豚場を対象として,飼育形態・環境状況・ 飼養管理・衛生措置などについて,昭和 62年4月に, 現地および聞き取り調査を実施した. 2. 結果 昭 和61年度のE症および類似の発生累積頭数:T@ は132頭, T@-R ①⑧は 14-19 頭,その他は 4~8 頭. 飼育形態:T③(t)@③・ R①①⑮は一貫経営 (T⑥①は ウインドレス), T@-R⑤は一貫および子豚買入 R ①③①@は子豚買入肥育専門.以下調査項目別より引用 する. (1)狐・犬を豚舎近くで全くみない→T @・R③,よく みる→R①.(2)犬・猫の豚舎出入りが時々ある→R③ ① ①⑥⑪. (3)夏期豚舎の窓を終日開放→T@@・R①③⑤ @@. (4)豚舎出入口が通常開放または破損有り→

R

C

D

<lY ①⑥①@. (5)子豚を除く第死豚を化製場処理→T③⑥⑤ ③ -R

C

!

Y

.

(6)豚舎出入り時の靴の覆き替え無し→T @ @ -

R

CI:⑧①(k).(7)敷料(麦わら)を野積で保管→

R

<lY① @で,狐・犬などの糞汚染有り→

R

①(k).

(

8

)

配合飼料の 他に稲わら給餌→T⑥.(9)飼料を袋のまま豚舎内堆積→ R(k).帥運動場の山腹利用→T⑥-R①で, T(t)はその 場で繁殖豚に青草・野菜などを給飼.制T④はT地区 (繁殖と子豚育成棟)と数 km離れたW地区(肥育棟)

一一

136一 一

(2)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一198

に豚舎を有し,子豚体震が 30kg(約3カ月齢)を目安 に移動していた. また,出産の重なった昭和 61 年 4~5 月には 1カ月齢で移動していた豚がいた.との回答があ った. 3. 考察 R⑦⑧①①⑤@の各養豚場においては, E症発生の危 険性が多大であると恩われた. T地区のE症の多発をみ た@養豚場における発生要因はとくにみあたらなかった ものの,多発月における日単位での出荷頭数に対する発 生のばらつきが多いことから,子豚の移動時期に何らか のE症感染の要因があったのかもしれないと恩われた.

3

.

と 畜 検 査 で み ら れ た 豚 の 細 頚 嚢 虫 病 に つ い て

0

牛 木 清 * 田 村 哲 ぴ北海道帯広食肉検一帯広市西25条北2-1-1) 嚢虫症は公衆衛生上重要な疾病の 1つであり,とくに 包虫症は本遂とのかかわりが深く近年とみに問題となっ ている.人畜共通疾病蔓延防止の立場からこれら嚢虫症 の確実な診断と適切な措置が重要であるが,とりわけ細 頚嚢虫は包虫と肉眼像が類似するため誤認され易いと言 われている.最近,食肉検査において細頚嚢虫を検出し たので,概要を報告し参考に供したい. 材料と方法:検体は61年8月から62年5月の聞に, 十勝総合食肉流通セγターに健康豚として搬入された十 勝管内生産の肥育豚9例である.寄生嚢胞と臓器につき 材料採取,庄平標本,組織標本を作成し検査に供した. 肉眼所見概要:肝臓,牌臓,結腸,横隔膜,腸間膜の 竣膜,壁側腹膜4網膜並びに腕胸膜に嚢胞がみられた. 肝臓にのみ単発あるいは多発のもの6例,腹腔臓器に多 発のもの1例,胸腔に散発し腹腔臓器に多発のもの 2例 であった.嚢虫のほとんどは竣膜に懸垂あるいは付着し ていた.また6例の肝臓 2例の肺臓に結節病変がみら れた.その他の所見としては,肝小葉間結合織の線維性 増殖,心膜炎,胸膜炎,腹膜炎がみられた. 嚢胞の性状,形態の概要:嚢胞の大きさは小豆大 胡 桃大で,形は球形ないし氷嚢形,色は淡黄色ないし淡褐 色で表面より原頭節部を透視できた.原頭節は 1個で色 は乳白色,先端部に大小2種の鈎が輪状に交互に並んで いた.21個の原頭節につき鈎の総数を数えたところ 24 -31個であった.鈎の形態は側面からみると弓状で鋭鈍 の両端をもち中間よりやや鈍端側に寄った部位に突起が みられた.大小それぞれ代表的な鈎を1個ずつ選び長さ を測定したところ大鈎で最長250pm,最短153pm,小鈎 で最長163μm,最短110pmであった.吸盤は4個あり, 類円形であった. 組織所見概要:嚢虫の畿は外層はグチタラ層,内層は 網状の組織からなっていた.肝臓と肺臓にみられた結節 は,中心部に嚢虫を含む壊死があり,これらをとり囲む ようにして類上皮細胞,巨細胞がみられ,さらにその外 層が肉芽組織からなる寄生虫性肉芽腫であった. 考察と結括:1) 61年8月から62年5月の間,検査 頭数 81,016頭のうち9頭の豚より細頚嚢虫(Cystic町 即 tenuicollis)iJ'検出された.2)十勝管内の生産の豚からの 検出ではおそらく最初の報告である.3) 類症鑑別とし て嚢胞肝,腸気泡症,包虫症,豚嚢虫症などが重要であ る.

4

.

オ ー ス ト ラ リ ア か ら の 輸 入 牛 に み ら れ た 単 包 虫 症 に つ い て

O

作 井 陸 子 * 森 田 謙 一 川 嶋 幸 治 市 原 敏 大 藤 進 高 橋 俊 之 石 下 真 遇 (*北海道帯広食肉検一帯広市西25条北2-1-1) 包虫症(エキノコッグス症)は, トロヒナ症,有鈎嚢 虫症などとともに世界的にも重要な人獣共通寄生虫病で ある.とくに本道においては, 1984年のプタ多包虫症発 生報告以来,全道各地で確認が相次ぎ,対策が強化され ているところである.当所では,このプタ多包虫症に加 えて昨年末よりオーストラリアから輸入されたウシに単 包虫症と認められる症例を発見したので,その概要を報 告する. 1. 症例 1986年12月から 1987年3月までに当所で検査した 輸入牛958頭のうち40頭 (4.2%)の肺,肝臓あるいは 腎臓に嚢胞が認められた.品種はすべてアンガス類,ヘ レフォード種などの肉用種で,年齢は2-3歳の去勢牛 であった.これら当該牛は生体検査時にはとくに異常は 認めていない. 嚢胞のみられた臓器を検体とし,常法に従い組織切片 を作成し,鏡検した. 2. 肉眼的所見 腕,肝臓,腎臓にみられた嚢胞は,灰白色,限界明瞭 不整球状で,包膜面からわずかに隆起するかまたは実質 内に埋没し,内部には透明ないし半透明の水様液あるい はゼリ}状物を入れ,嚢胞内壁は灰褐色調で平滑,凹凸 または鍛獲を形成.大きさは5mmから50mmまで. 発生個数は単発から多発まで様々で、あった. 3. 組織学的所見 襲胞内には好酸性, PAS陽性,非細胞性のクチグラ層 と,その内側には核を有する薄いAE層がみられ,グチク ラ層の外側は時に多核巨細胞を混じえて類上皮細胞が放 射状に囲務し,さらにその周囲には好酸球,リシパ球な どの細胞浸潤層や石灰沈着領域ポみられた.最外層には 罪薄な結合織が認められた.シスト内部には繁殖胞や原 頭節は認められず,包虫の変性の傾向がみられた. 一一一137一一ー

(3)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一1987) 4. まとめ 単包虫症は,これまでわが国ではほとんど注目されて いなかったが,近年,輸入牛の増加に伴ない本症例が道 外でも 200例近く報告されている. 今後も他の疾病も含めて輸入家畜の疾病動向には注意 が必要と思われる.

5

.

養 豚 場 に 発 生 し た , マ イ コ プ ラ ズ マ が 原因と思われる豚膝関簡炎(予報)

0

助 工 秀 世 * 林 和 代 高 良 広 之 (*北海道東藻琴食肉検ー網走郡東藻琴村字千草72) 豚の関節炎は,豚丹毒菌などの微生物感染によるもの が知られているが ,Mycoplasma (以下品⑫co.)による発 生例の報告は近年見当らない.今回われわれは,昭和61 年 8 月 ~62年 4 月に,北海ミートと畜場に搬入された某 養豚場の 6~7 カ月齢肉豚に継続的に発生した膝関節炎 に遭遇したので,その発生状況並びに細菌・Myco.・病理 組織などの検査を実施したので,その結果の概要を報告 する. 部j検所見:膝関節はいずれも腫脹.滑液増量し帯寅褐 色混濁,時に血様調.滑膜帯黄色調肥厚し,線維素性索 状物付着.内腸骨リンパ節おおむね陪赤色調慶大. 材料および方法:上記期間中 1~4 月搬入で,枝肉検 査時本症を認めた 431頭中,無作為に 23頭の患部滑液 を滅菌注射器または滅菌綿棒にて,関節腔内より無菌 的に採取した.うち 5頭を一般細菌検査とし Heart -infusion, CV azideおよび血液加寒天培地にて, 18頭を Myco.検査とし,尾形ら (1982)の方法に準じ, MAG液 体およびM寒天培地にて好気および嫌気培養を行った. さらに6頭を両者検査とし,以下常法により分離培養, 各種生化学的性状検査を実施し同定した.また患部膝蓋 骨 (4頭)を 10%ホルマリン固定後,常法によりHE染 色にて病理組織検査した. 結果:1.発生状況 (1)発生頭数:713頭(と畜検査頭 数 64,109頭比1.1%). (2)月別: 8月 16頭 (0.3%),9 月 24頭 (0.4%),10月 67頭 (0.9克), 11 月 ~62 年 4 月 82 頭~130 頭(1. 2%~1. 7%). (3)部位別:(平均) 両膝 605百,右膝 29克,左膝 11%. 2. 一般細菌検査結 果:表皮ブドウ球菌4例,枯草菌3OU.3. Myco.検査 結果:嫌気培養より乳頭状集落分離5例,ともにFilnお よびSpot形成+, うち2例の生化学的性状でSterol要 求, digitonin感受性 mutinによる発育増殖, Arginine 加水分解が各々十.4. 組織所見:いすやれも滑膜水腫, 血管増生および肥大ならびにリンパ球および形質細胞の 浸潤. 考察およびまとめ:一般細菌検査では有意菌は認めな いが ,}Ayco.検査で 5例から乳頭状集落分離, うち 2例 は生化学的性状で M.hyosynoviaeと思われた.今回の某 養豚場における関節炎は組織所見から考えて,同Myco. が関与しているものと推察された.なお生化学的性状検 査中の3例を含め,血清学的検査を継続して家畜衛生対 策の一助としたい.

6

.

と 畜 検 査 で み ら れ た 関 節 炎 型 豚 丹 毒 について

0

高 成 寿 男 * 定 免 畠 医 島 田 陽 一 深 浦 淳 新 木 茂 井 上 典 子 鳥 井 博 正 (*北海道銀11 路保-~II 路市花園町 8-6) 昭和 62年3月から約1カ月聞にわたり, iIi

l

l

路管内の 1養豚場より,北海道畜産振興公社に搬入された豚から 高率に (26/1,097頭〉豚丹毒菌 (Erys伊lothrixrhusiopa -thiae,以下Er.と略す)を分離したので・その概要を報告す る. 1) 検主主材料および方法:肉眼的に病変の認められる 関節液,内側腸骨および絞寵リ γパ節 5大臓器を無菌 的に採取しO.1% Tween 80加トリプトソイブイヨンに て増菌後, CVアザイド寒天平板および馬血液寒天平板 にて分離培養し Er.を疑うコロニーを検出した場合は 常法による各種生化学性状により同定し,菌体熱抽出抗 原と特異抗血清(農林水産省動物医薬品検査所より分与 されたもの)による寒天ゲル内沈降反応により血清型を 調べた. 2) 成績:解体後検査により関節炎(腫脹,関節液の 増量,

r

骨膜表面の潮紅,紋毛形成など)およびリンパ 節炎(腫大,脆弱,出血など)を呈していた 31頭につ いて保留措置をとり,菌分離を試みたところ 26頭〔発 育不良豚 86%,12/14頭,肥育豚 82%,14/17頭)よ りEr.を検出し,血清型は 26株すべてが 2型であった. 検出箇所は,膝関節 92%(24/26),股関節 19%(5/26), 肘関節 38%(10/26),肩関節 15%(4/26),内側腸骨リ ンパ節 46%(12/26),肢笛リンパ節 27%(7/26)で 1 カ所のみから検出されたもの 19%(5/26), 2カ所 27% (7/26), 3カ所 15%(4/26),4カ所以上 38%(10/26) であった. 3) 行政措置:1カ所以上からEr.が分離された 26頭 については「関節炎型豚丹毒」で全部廃棄,残りの 5頭 についてはいずれの菌も検出されなかったので,病変部 を除去し合格とした. 4) 考察:発育不良豚については生体検査時に関節炎 を疑う所見(盟主行,背湾姿勢,削痩など)が多くみられ たが,肥育豚についてはほとんど認められず,また 5大 臓器についても特筆すべき所見が得られなかったので, 解体後検査時における関節およびリンパ節の所見が,本 病を疑うポイントと思われる.今回のような1養豚場で 一一一 138一一一

(4)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一1987) の集団的な発生は損害も非常に大きいので,検査データ の還元を通じての,家畜保健衛生所など関係機関との連 携の重要性を痛感した.

7

.

Rhodococcus

菌 の 分 離 さ れ た 豚 に お け る 肉 芽 腫 性 小 腸 炎 お よ び リ ン パ 節 炎 の

1

0

小松崎千代子キ 中山正人 (持北海道旭川食肉検ー旭川市東鷹栖6線12号) RhodococcusとMγcobacteriumと分類学上近縁で, 家畜病原菌としては R.equiが含まれる.今回,R. equi 以外の Rhodococcusを分離した.症例U:豚,ランドレ ース雑種, No. 139去勢,約6カ月齢,芽室産.昭60. 5.30.上富良野食肉センターに搬入.票告なし.臨床的 事項とくになし.方法:検体の病理学的および細菌学的 検索.肉眼所見:空腸リンパ節高度腫大(径約2.5cm), 数コずつ集結し全長約 10cm,腸管走路に沿って正常な リンパ節と腸管の間を走り,回盲部まで数コ認、む.害

1

面 責白色弾力性に富む.空回腸粘膜および紫膜肥厚,援膜線 需産素析出.軽度大腸炎,肝包膜炎,肺炎.病理組織学的診 断:膿湯形成性肉芽展性小腸炎およびリンパ節炎

.ZE

回 腸の主に粘膜下織で,リンパ節はリシパ洞で,病変高度. 竣膜でリ γパ管炎.菌性状: pンパ節を定法にて前処理 し1%小川培地370C培養.1カ月後R型淡黄白色集落1 コ,その約2カ月後,すべてR型赤澄色の集落数コを認 む.2代目以降は,約3日で発育.同培地上集落のZiehl -Neelsen染色は弱抗酸性で,菌糸なしアリルサルファ ターゼ活性試験2週間法陰性.マンノースからの自主形成, 陽性.シュウク戸ースの炭素源としての発育への利用, 陽性.

s

ーガラクトシダーゼ活性試験,陰性. (追加試験 は実施中).考察 Rhodococcus属は,自然界に広く常 在する菌であるが,病原菌も含まれている .R. equiは, 免疫能低下の傾向のある子馬に化膿

f

空気管支肺炎を起こ し,また, Lばしば単独で豚下顎P:/パ節の結核様病巣 から分離されている M.a叫umcomplex狭義:自然感 染豚の腸結核病変は,主に類上皮細胞結節であり,本症 例と膿蕩形成性の点で異なる.本症例の肉芽腫は,貧食 能をもっ類上皮細胞の増殖を伴う,結節の形をとる慢性 炎ととらえられよう.また,今回分離されたRhodococcus は,豚に対する新たな病原菌としての可能性が示唆され た.

8

.

と 畜 検 査 で み ら れ た 牛 の 血 液 検 査 所 見 一敗血・白血病についてー

0

宮 内 健 ネ 工 藤 潔 三 宮 和 男 (*北海道早来食肉検ー勇払郡早来町字遠浅695) 血液は疾病を把握するうえで重要な検体であり,その 検査所見から得られる情報も多い. われわれは,と畜検査を通じてみられた中から,敗血 症と白血病について,血液検査所見と生体・解体後・精 密検査所見との関係に考察を加えてみたので,ここにそ の概要を報告する. 検査方法:搬入時に敗血症・白血病を疑う例では,無 菌的に採血し他はと殺放血時に採取した.採取後ただ ちに塗抹・ギムザ、染色を施し検査に供した. 細菌培養検査は,血液にはGAM半流動高層培地,他 は馬血液加トリプトソイ寒天培地を用い初代分離した. 分離菌の検査は全国食肉衛生検査所協議会の敗血症細菌 検査術式に従って実施した. 検査結果:(1)敗血症の血液検査所見と,と畜検査所見. 昭和60年4月から同62年5月まで,早来食肉流通セ ンターに搬入された中で,敗血症と判定した中から,血 液検査を実施した 43例を対象とした.ヘマトクリット 値は 20~45% ,平均は 30.7% で、あった.白血球百分比 では,そのほとんと。が好中球の増加とリンパ球の減少を 認めた. 好中球は核の著しい左方移動を伴い,好中性後骨髄球 を含めた梓状核の比率は 11.3%~92. 2%,平均は 55.5 %であった. 生体・解体後検査で乳房炎を認めた 13例では,百分 比における好中球核の左方移動が著しかった.梓状核の 比率は34.6~92. 2%,平均は66.8%であった.解体後 検査で心内膜炎を認めた 14

i

郊では,百分比におけるリ γパ球の減少が著しく, 6~56克,平均は 25.7% であっ た. 主たる分離細菌はグラム陽性球菌32例,同梓菌91Ju, 陰性梓菌2例であった. (2)白血病と判定した症例の血液検査所見. 当該畜は昭和61年12月5日,腹腔内腫湯との病名で 搬入された.血液検査で異型リンパ球を多数認めた.異 型リンパ球は不整形核・核膜濃染・核小体が存在,細胞 質内に微細空胞を有していた.以上の所見から白血病と 判定し,と殺禁止措置をとった. 考察:血液像の観察は,敗血症の判定に際しては,細 菌の有無はもとより,血球の状態から病性の把握に有効 で、あった.好中球の増加,核の著しい左方移動,とくに 後骨髄球の出現例では敗血症所見を強く認めた.また病 歴書内容から白血病を疑う例では,生体検査時での判定 が可能であった. 以上,血液検査を併用した判定は,検査後の措置を迅 速かつ的確にし,また汚染拡大防止からも大きな意味が あり,公衆衛生上有意義であると考える. 一一一139一一ー

(5)

学会講演要旨 獣医公衆衛生ぐ北海道一1987) 後の症例を含め,寅痘を主徴とする豚の肝臓について? 病理組織学的所見に若干の考察を加えて報告する. 1. 材料および方法 昭 和 田 年5月より62年4月の間に,上川総合食肉セ ンターに搬入され I高度の黄痘」により全部廃棄され た豚62頭の全例について肝臓を採取した.材料は10% ホルマリン液固定後, HEおよび PAS染色,必要に応 じてAlcianblue染色, Gram染色 (Brown-Hopps法)を 変 病 標 包 日 ふ み J

症 血 敗 る 4 J お 査 検 畜 討 @と検

n M U

0

大 内 敏 * 岩 瀬 妙 子 中 山 正 人 鳥 井 博 正 宮内武夫中村i~事志松本勝則 (キ北海道中標津保ー標津郡中標津町東l条南6) 敗血症において出現する病像は多彩であり,原発巣・ 2次病巣の存在が必ずしも明瞭で、はないこともある.と くに本症の初期の段階で、と殺された場合,解体後の所見 がきわめて軽微であることが多い.このため当保健所に おいてはと畜検査に際し死状性心内膜炎,肺血栓,後大 静脈血栓症,壊痘性乳房炎および麿静脈感染症(以下 5 病変と称す)のいずれかの所見が認められた場合,他の 臓器の肉眼病変の有無にかかわらずすべて敗血症を疑い 細菌検査を行っている.この結果,肉娘的に著変のない 臓器から敗血症の起因菌を分離した例が多数認められた ので,ここに報告する. 1. 検査材料および方法 昭和60年 8月 1日から昭和 62年 5月 31日までに中 標津保健所管内と畜場に搬入された成牛および績のうち 前記 5病変が認められた場合,心筋,肝臓,牌臓,腎臓 および病変部位を材料とし

5%

馬血液加トリプトソイ寒 天平板に無菌的にスタンプし好気およびピロガロール法 による嫌気培養を 48時間行い2カ所以上から同一菌種 が分離されたものを敗血症と判定した. 2. 成 績 調査期間内に5病変の認められた成牛および債は 437 頭であり敗血症と判定されたものは271頭であった.こ のうち肉眼的に著変の認められなかった臓器より原因菌 が分離された頭数は236頭であった. 3. 考 察 以上の成績からと畜検査において敗血症を疑う際,典 型的な敗血症の病変が全身各臓器に認められない場合で も敗血症に移行しやすい初感染病巣もしくは血行性転移 病巣を指標とし,その指標となる病変が認められた場合 lこは細菌検査を行うことが望ましいと思われる. また,厚生省編,食肉衛生検査マニュアルによれば前 記 5病変の他にも子宮炎,腸炎および創傷などが敗血症 の原因となる場合が多いとされていることから今後それ らの病変に関しても敗血症の指標となるか否かを検討し ていく必要があると思われる.

1

0

.

豚 の 責 痘 : 原 虫 起 因 性 肝 責 痘

0

菅 原 ま さ 子 * 山 崎 文 雄 佐 藤 学 (*北海道旭川食肉検ー旭川市東鷹栖6線12号) われわれは昭和 61年度本学会で,豚の黄痘肝に原虫 感染を疑う症例が存在したことを報告した.今回はその 行った. 2. 結 果 1) 肝臓の内眼所見 全例に責褐色調・腫大・硬化・実質混濁がみられた. 小葉内に出血巣や壊死巣のみられるもの,不規則な小葉 閑結合織の増殖のみられるもの,また包膜が肥厚して横 隔膜や腹腔諸臓器と癒着するものが数例にみられた. 2) 肝臓の病理組織学的所見 26例 (41.9%)に原虫様構造物の存在と異物多核巨細 胞反応並びに胆汁色素の沈着が特徴的な所見として認め られた.病理組織学的に原虫様構造物の存在+胆汁色素 の沈着 (5例), 異物多核巨細胞反応十胆汁色素の沈着 (9例),原虫様構造物の存在十異物多核巨細胞反応+胆 汁色素の沈着 (12例)に大別された. その他の所見として,種々の程度に類j向の拡張と内皮 細胞の農大,類洞内における円形細胞・好中球の流泳, 小葉内不全壊死および壊死巣,毛細胆管の拡張,髄外造 血巣,小葉間結合織の増殖(時に水腫性疎性化),小案内 出血巣などが認められた. 3. 考 察 1) 異物多核巨細胞反応については,胆汁色素に対す る異物多核巨細胞反応が殆んど認められない症例もある ことなどから,胆汁色素のみに対する異物多核巨細胞反 応とは考え難く,原虫様構造物に対する反応と理解した 2) 原虫様構造物は大きさ,形態および内部構造より コクシジウムが推定される. 3) 感染経路として門脈路性が考えられ,コクシジウ ムが肝細胞内に侵入し,変性・壊死を引き起こし,胆汁 色素を滞留させた肝細胞(障害)性責痘と考える.

1

1

.

豚 心 臓 の 左 房 室 弁 後 尖 の 出 血 の 成 り た ち について一一左房室弁ならびに右房室弁中隠 尖についての観察一一

0

山 崎 文 雄 キ 岩 上 正 則 藤 沢 真 知 子 沢 口 広 州 原 田 雅 明 天 野 国 子 (年北海道富良野保ー富良野市末広町2-10) と畜検査時にみられる豚心臓弁膜病変における涜賛性 の病変は,細菌感染とあいまって豚丹毒・敗血症の1所 見として全部廃棄処分となる重要な病変である.同じ弁 『ーー140一一一

(6)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一1987) 膜部の病変として,時々,出血・裏胞形成などがみられ るが,その発生部位が左房室弁後尖に多いことに興味を もち,その成因について知りたく,病理組織学的に検索 したので報告する. 材料および方法:材料は空知郡上富良野町にある上富 良野食肉センターに,昭和 61年 6月から約 1年の間に 搬入・と殺された豚の心臓で,左房室弁膜部に病変を認 めた105例である(弁膜の出血・肥厚72例, (血)嚢胞30 例,その他3

O

U

)

.

繁殖豚雌3例,肥育豚102例, 性別 は雌雄ほぼ同数で,産地は搬入先である 3支庁管内(上 川51例, 十勝44

O

U

,網走10例)に渡っている.材料 は10%ホノレマリンで固定され,左房室弁膜病変部およ び左房室弁前尖・右房室弁中漏尖を含む心室中隔の 2カ 所(以上)を切り出した.常法に従い処理し, HE染色, HE-LFB染色で観察した. 肉眼所見:左房室弁後尖にみられた出血巣は大小様々 でg大きなもので幅 1cm位に及び,肥厚の強いもの, また,水屋様・黄色着色を呈するものもあった. (血)嚢 胞は大きさ米粒大 小指頭大で,単独発生が多かった. (血)嚢胞・出血巣が同前尖に見られる/及ぶ例もあった. 組織所見:左房室弁後尖では溺漫性 巣状出血,ヘモ ジデリンの貧食/沈着,穎粒球の浸潤/巣,血管・謬原 繊維の増生,時に石灰沈着,弁膜上皮の剥離・上皮下の 水腫などがみられた.また,左房室弁膜慕始部,時に弁 内側にも,軟骨化生を認めた.左房室弁前尖では,軽度 であるが,後尖と質的に同じ病変がみられることが多か った. 今回の観察では,右房室弁中隔尖には,数例を除いて 大きな変化はなかったが,心室中隔に存在する房室結節 では神経繊維束の荒廃がみられ,時に明らかな軸索の膨 イじを認めた.同様な神経繊維束の荒廃は心筋間質内にも, 時折存在した. 考察:今回は左房室弁後尖の出血の成りたちについて 考えるに,まず,隣接弁膜について観察した.左房室弁 後尖および前尖の病変は質的に同じであった.左房室弁 基始部の軟骨化生および心室中隔房室結節の神経繊維来 の変性は,左房室弁後尖の出血の成りたちを考える上で, 興味深いものである.

1

2

.

豚の前胃部の粘膜上皮肥厚(異常角質化) : 上 皮 細 臨 に お け る 細 胞 質 封 入 体 形 成

0

伊 藤 歌 江 子 * 広 川 和 郎 (*北海道江別食肉検一江別市角山591-3) 異常角質化 (Abnormalcorni五cation)による豚の前胃 部の粘膜の肥厚は,日常の検査で頻繁に観察される.こ の病変は

r

不全角化」と一般的に言われているものと 一致する. 材料および方法:肉用豚41頭の前胃部41例 (2例は 肉眼的に正常),食道および付属リンパ節各18例,迷走 神経 9例,噴門部,胃底,幽門部各 4例. 10%フォルマリンおよび 4%燐酸緩衝パラフォノレム アノレデヒド液で国定. HE染色, [Masson染色 Gomory 変法, Feulgen反応を行った. 肉眼所見:前胃部粘膜上皮表面が概して,ほぼ一面に, 黄色,責褐色あるいは黄緑色調を呈し,肥厚し,硬く, 弾力性を欠く.そして表面は大脳回転様の鍛髪を示した り,亀裂を生じてカサカサした感じを与えたり,あるい は亀裂が深くて乳頭状を呈したりしている.上皮の上層 部は,一般にはがれやすい.腹部粘膜との境に沿って, 線条の際煽がみられることもある. 前胃部の組織所見:(1)粘膜上皮;角質麿は厚く,有核 で,その下位層は水麗性である.有蘇細胞層は角質層に 連続し,上位層の有株細胞は水腫性に腫脹,時折りケラト ヒアリン穎粒を持つ(類表皮化生).有線締胞層の中位層 以下の有線細胞も暖践して見え,時折水腫性変性を表わ す.基底細胞はしばしば有糸分裂像を示す.上皮が固有 層に突起状に伸びることがしばしばである(疎細胞増殖). (2)徴細好酸性細胞質封入体 41例中24例の有縁細胞麿 の中{立層および上位震の上皮細胞に見出された.同一細 胞に単あるいは複数存在,略々円形,時に梓状で,大小 様々. Masson染色にて赤染する. (3)微細好塩基性細胞 質封入体,有林細胞層の中位層以下において,41例中11 例に見出し得た(2例の食道粘膜上皮にも存在).同一細 胞に単あるいは複数存在. DNA湯性を表わす.電顕的 検索実施中.(4)粘膜固有層水腫,平滑筋繊維の水腫性変 性.細小血管の皇室の水産性膨化並びに疎繁化.壁内神経 束における軽度の神経繊維脱落並びに水腫. まとめ:粘膜上皮の肥厚は,主として有疎細抱の水腫 性変性に続く角質化の允進(上皮の新陳代謝尤進)によ るものである.角質化は,時に皮膚表皮におけるような 像をとる.粘膜上皮細胞の変化は,細胞質封入体形成と 深い係わりの下に起こったと考えられる.そして封入体 はウイルス性で、あると考えられる.

1

3

.

と 畜 検 査 に お け る 酵 素 抗 体 法 の 応 用 2. Haemophilu8 somnu沼感染症の診断について

0

横 山 敦 志 * 小 笠 原 徹 加 地 勝 二 (*北海道江別食肉検一江別市角山591-3) 前回,われわれは酵素抗体法による豚丹毒の診断につ いて報告した.そこで今回は,と畜場に搬入された Haemothilus somnω (以下 H.s)感染症の牛でも同様に簡 易診断への有用性を検討し,若干の知見を得たので報告 する. 材料および方法 一一一 141~ー

(7)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一1987) 札幌総合食肉流通センターに病畜として搬入され,臨 床症状から H.s感染症を疑った牛 3頭を供試材料とし た,まずこ対照としてリステリア感染牛と大脳皮質壊死症 牛の脳組織を同時に染色した. Peroxidase帽antiperoxidase(PAP)法を用い,方法は前 報に準じたが,一次抗体に100倍希釈した抗H.s兎血清 を使用し,基質としてDAB(3, 3-diamino benzidine)を 用いた. 結果および考察 No.1, No.2は早い転帰をとり発症後1日で,と畜場 に搬入され,起立不能と昏睡を主症状としていた.また No.3は大量の抗生物質の投与により耐過し,発症から 19日目に搬入,起立不能と南限の白潟を呈していた. 解体所見はNo.1,No.2とも大脳の血管が拡張し不潔 感が有り, 3~7mm の軟化巣と出血巣が多数みられた. No.3の脳は肉眼的にほとんど変化は認められなかった. また,細菌培養を行ったところNo.1, No.2ともにH.s が純粋に分離されたが, No.3は分離されなかった. 脳組織切片に PAP法を応用したところ 3例とも脳 の細小血管の内皮細胞内あるいは血栓内に抗原物質がみ られた.この抗原物質はNo.1では大脳に, No.2では 大・中・小脳・延髄・脊髄に, No.3では大脳を除いて すべての脳に分布していた. H.s感染症と類症鑑別が必要なリステリア菌が分離さ れた脳と,海床的に大脳皮質壊死症と診断された脳を同 様に染色したところ両側とも陰性であった. 現在 H.s感染症とリステリア症, 大脳皮質壊死症の 類症鑑別には,菌分離向定が確実な方法とされている. しかし,H.s菌の分離同定は必ずしも容易ではない.今 回の2例では,培養法, PAP法ともに H.s感染症と診 断されたが,他の1例では培養陰性, PAP法陽性の結 果を得た.このことから, PAP法は,と畜検査における H.s感染症の有効な簡易診断法と考えられた.

1

4

.

乳 用 雌 育 成 牛 の 下 痢 症 に お け る

C

α

m-pylob

α

c

t

e

r

h

y

o

i

n

t

e

s

t

i

n

α

l

i

s

の 分 離 と 抗 体 調 査 成 績 に つ い て

0

熊 木 貴 博 永 奥 田 敏 男 薮 木 泰 男 田口雅持 ゲ北海道網走家保衛一北見市新生町54-2) 網走支庁管内で‘発生した乳用雌育成牛のB・V・Dウイ ノレス感染症例から Campylobacterhy仰 testinalis(以下 C・ H.I)を分離し, 本菌の下痢に対する役割を検討するた め当管内の乳用牛における分離および抗体調査を行った ので概要を報告する. 1. 発生状況:1986 年 1 月 ~2 月にかけ O 町の 1 酪農 家(搾乳牛26頭,晴育・育成牛27頭飼養〕でJ捕育・育 成牛に呼吸器症状を伴う下痢症が発生し 3~4 カ月齢 の4頭および 13カ月齢の1頭が死亡した. 2. 病性鑑定成績:死亡した育成牛1頭を病性鑑定に 供した.病理検査では第 4胃の陰寵炎,小腸の偽膜形成, 固有層の血栓形式,血管変性を{半う粘液流出の著しいカ ターノレ性腸炎,Warthin starry染色陽性のCampylobacter 様菌多数,肝臓の R・E・S活性化と小壊死巣,牌臓の

F

胞壊死萎縮,腎臓の血栓形成がみられた.細菌検査では 消化管各部からC.H.I,各臓器からClostridium属菌が 検出された.SalmoneIIa並びに E.Coli(K99)は陰性で あった.ウイルス検査で、は各臓器からB・V.Dウイルス が検出された.B・V.D抗体価は鑑定牛で4倍以下,同居 牛10頭の対血清では上昇を示すものはなかった.寄生虫 検査では鑑定牛と同居牛 8頭中 2頭でコクシジウムオー シストが 200~900 個 fg 認められた. 3. 乳牛の C・H.I分離成績:同居牛10頭中 5頭,管 内下痢発症牛 11頭中5頭,健康牛143頭中2頭の糞便 から C・H.Iが検出された. 4. C.H・I抗体調査成績:鑑定牛は 160倍,同居牛 10頭では10倍 ~80 倍であった.管内下痢発症牛 11 頭, 健康牛 143 頭では 10 倍未満 ~160 倍であったが月齢が 増すに従い抗体価の高くなる傾向があった. 今回の下痢症例はB・V.Dウイルス感染症と診断した.

c

・H.Iの役割は, (1)死亡牛の消化管各部でC・H.Iが増 殖している.(2)同居牛に保菌牛が多い (5/10頭).(3)管 内下痢発症牛から分離される例が多い (5/11頭). μ)健 康牛から分離される例が極めて少ない(2/143頭)ことか ら, C.H・Iは下痢原因の1つで、あると考えられる. 一 方, C.H.I抗体調査の成績から,野外において,本菌の 白然感染がくり返されていることも考えられる.

1

5

.

網 走 支 庁 管 内 に お け る 牛 丘 疹 性 ロ 炎 の 発 生 倒 と 抗 体 調 査 成 績 に つ い て O~ヒ嶋量治*田口雅持薮木泰男熊木貴博 清 原 博 光 岡 崎 ひ づ る 阿諏訪次郎 (*北海道網走家保衛ー北見市新生町54-2) わが国における牛丘疹性口炎(BPS)の発生は,1969年 に青森県,1983年に北海道根室支庁管内でそれぞれ輸入 牛に発生が報告されている.今回われわれは, 1984年よ り当管内の乳牛放牧場で BPSの発生があり,病性鑑定 の結果 BPSウイルスが分離され,さらに抗体調査を行 い流行の疫学について検討を行ったので概要を報告す る. 1. 発生概要 本病は 1984 年より 1986 年まで,毎年 7 月 ~9 月上旬 にかけ,同一放牧場において発生し, 1984年60/347頭, 1985年28/386頭, 1986年3/378頭が発症した. 2. 病性鑑定成績 一 一142一一一

(8)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道一1987) (1) 臨床病理学的検査成績 主病変は口腔,鼻鏡周聞に限局した丘疹や潰療であり, 病変部は表皮角質層の壊死巣形成,角化尤進し,有線細 胞層の膨化変性,好酸性細胞質内封入体が認められた. (2) ウイルス分離培養成績 1985年発病牛1頭の発疹部材料より,牛胎子精巣細胞 培養において接種後10日自に, CPEAgentが認められ,

BPS

ウイルスと同定された. (3) 血清抗体謂査成績 1985年の発病牛群は抗体陽性率が,入牧前 3/15頭 (20 %),発病時6/15頭 (40%),終息時 8/15頭 (53.3%) と推移している.同居放牧牛では同じく,入牧前に1985 年22/70頭 (31.4%), 1986年 30/40頭 (75%)でその後 同程度の推移を認めた.非発生地の放牧牛9市町 10放 牧場および舎飼繁殖牛4戸のすべてに抗体陽性例が確認 され,陽性率は 46.7~75% で,とくに合飼繁殖牛の抗 体保有率が高く,広く管内に

BPS

の浸

i

閏が認められた. なお, 1984年の発病牛6頭の口蹄疫抗体は,全例陰性で あった. 3. 疫 学 発生放牧場は47戸の酪農家が利用していたが,放牧 牛はすべて自家生産牛であり,今回の発生例においては 感染源を直接輸入牛に特定できなかった. 16. 食肉検査データの有効活用について モデル 養豚農家方式による食肉検査データの還元一

0

中 村 佳 苗 * 横 山 智 子 谷 口 真 二 沢 辺 幸 雄 岡 田 三 男 板 東 聡 秋 本 浩 志 三 上 祐 二 (*北海道早来食肉検ー勇払郡早来町字遠浅695) 〔褒賞論文一褒賞論文要旨掲載参照〕

1

7

.

肉用豚の皮下脂肪!織における色調別 残血調査(予報)

O

遠藤敏郎*河合達正 (*北海道北見保ー北見市常盤町3-9-4) 北見市営家畜処理場において食肉検査業務中,枝肉検 査において,肉用豚の皮下脂肪織の色調にノミラツキが認 められた.色調によっては格付けにおいて格落ちの要因 の1つとなり得る.この色調のバラツキは皮下脂肪織に おける残血量の違いによるものと思われる. 今回,皮下脂肪織を用い,残血量を調べる目的でオノレ トトリジン(以下O-t)法で比色定量し,合わせて脂肪 織の組織標本を鏡検したのでその概要を報告する. 1. 材料 供試豚は昭和 62 年 3 月 6 日 ~3 月 27 日に北見市営家 畜処理場に搬入された肉用豚30頭で替部皮下脂肪織を 材料とした. 2. 方法 検査方法はO-t法を原法として定量法を行った.脂肪 をエーテルで、脱脂後,酢酸,エーテノレで処理,遠心分離し, 上澄みエーテル層を試料液として, O-t調整試薬と混和, 比色定量を行った.豚血液で検量線を作成し,残血量と して算出した.残血量の2,OOO~ 11, 000個未満/mm3を +, 11, 000~20, 000値未満/mm3を十十, 20, 000~29, 000 個未満/mm3を制,29,000 個以上

fmm

3を出とした.脂 肪織色調を白いものから11原にW,P W, W P, Pの4段 階 とした.放血色調の動脈血をR,静脈血をB,中間をRB とした.染色はヘマトキシリン,エオジンおよびベルリ ンブ、/レー染色を行った. 3. 結 果 1) 脂肪織色調と残血量 脂肪織色調W では残血量の少ないものが多かった. 2) 校重量と残血量では, 64~71 kg未満のものに残 血量の少ないものが多かった.放血色調と残血量では動 脈血の方が残血量の多くなる傾向がみられた.雌雄,切 り口,電殺 放血時間などによる残血量との差は認めら れなかった. 4. 考察 今回の調査で脂肪織色調のパラツキは残血量の違いに よるものと示唆された.O-t法に示された残血量は,ほ とんど赤血球量によるものと,組織標本から推察された. O-t法はある程度,簡単に残血量が判断できる方法なの で,放血状態の指標として有効であり,これにより放血 不良および放血方法の改善指導に役立つと思われる. 今後さらに脂肪織色調と肉との関係,残血量と放血方 法との関係について例数を増し調査する予定である.

1

8

.

肉用牛枝肉の格付くきめ,しまり〉 成 績 と と 殺 処 理 時 間 と の 関 連 に つ い て

0

森 千 恵 子 * 前 田 博 之 湯 浅 亮 (*北海道旭川i食肉検ー旭川市東鷹栖6線12号) 昭和 60年度獣医畜産学会(北海道)において,われ われは,和牛肉のくきめ・しまり〉低下が枝肉pH値の 急激な低下によること(豚肉PSE現象類似),生体時の 興奮やストレス状態がくきめ@しまり〉に影響を与える ことを明らかにした. 一方,と殺処理時間について考えると,多くのと畜場 では,豚のと殺処理が作業の中心となっており,牛のと 殺処理は当日の処理頭数や作業員の配置などにより一定 しないのが現状である.ところで,肉用牛がと殺処理さ わしてからその枝肉が冷蔵庫に入れられるまでの時間(と 殺処理時間)が長くなることは:枝肉の冷却を遅らせて 筋肉における解糖作用を促進し,枝肉のくきめ・しまり〉 を低下させる1つの要因と考えられる.そこで本報では, 一 -143一一

(9)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(北海道,東北-1987) 牛肉の品質向上を目的として,肉用牛のと殺処理時間が 2) くきめ・しまり〉並以下のもののと殺後3待問にお 枝肉くきめ・しまり〉成績に及ぼす影響について検討し げる校肉の温度

C

C

)

とpH値は36.3と6.15で,中以上 た. 供試材料は, 1984年1月から12月までに上JiI総合食 肉センターでと殺処理された肉用牛(ホルスタイン種目巴 育牛・アンガス牛・黒毛和種牛)4, 586頭で, 1)それらの 格付くきめ・しまり〉成績を調査し, 2)一部の肉用牛に ついて,と殺後 3 時間における枝肉の温度と pH~直を測 定した.3)アγガス牛30例について,実験的にと殺処 理時間の長さを変えて,枝肉の温度と pH~直の推移を観 察した.4)と殺処理時聞が2時間未満のもの(短時間処 理群)と3時間以上のもの(長時間処理群)について, 格付くきめ・しまり〉成績を比較検討した. 1) 肉用牛の格付くきめ・しまり〉成績は,年間を平 均すると中以上のもの59.2%で 9月から12月にかけ て処理頭数が増加するのに伴い低下する傾向がみられ た. のものの 36.0と6.28に比較して,枝肉の温度は高く pH{i直は低い傾向を示した. 3) と殺処理時間の長短と校肉の温度

C

C

)

とpHの推 移との関連について調べた結果,と殺処理時間が 45分 の群ではと殺後3時間の肉温35.2・pH6.04に対して, 90分の群では肉湿36.9. pH 5. 89, 3時間以上の群では 肉温38.3・pH5.76と,と殺処理時聞が長くなるにつれ て肉温の低下は遅くpHの低下が早かった. 4) と殺処理時間と格付くきめ・しまり〉成績との関 連を調べたところ,短時間処理群では〈きめ・しまり〉 中以上のものが63.8%であったのに対して,長時間処 理群では, 41.7%と著しく低かった. これらのことから,と殺処理時間の長短は肉用牛枝肉 のくきめ・しまり〉を低下させ,牛肉の品質を下落させ る要因となりうることが明らかとなった. 昭 和 62年 度 日 本 獣 医 公 衆 衛 生 学 会 ( 東 北 〕 期 日 : 昭 和62年10月7日 会 場 : 福 島 市 福 島 ピ ュ ー ホ テ ル 地区学会長:大槻忠男

1

.

牛の ~αemo

philu8 8omnU8

感染症 について

0

長 岡 大 介 ネ 菊 池 佳 子 高 橋 俊 嗣 高 田 清 己 (*岩手県水沢食肉衛検ー水沢市佐倉河字西上川原188) Haemophilus somnus (H. s)感染症はアメリカで1956年 に初めて報告されて以来,わが国を含め世界各地で多数 報告されている.当検査所では,昭和 61年度に3例の H.s感染症牛に遭遇し,病理組織学的,細菌学的検査を 実施した. 肉眼的には 3例とも脳全般にわたり,軟膜の充血, 浮腫および点状 大豆大の出血斑を多数認め,割面にお いても大小の出血巣や,壊死巣が認められた. 組織学的にぬ,脳脊髄全般に化膿性髄膜脳炎像が認め られた.すなわち,軟膜における激しい好中球浸潤,出 血,水腫,血栓形成,実質における出血,血栓,化膿巣 が認められ,とくに脳講に沿って顕著であった.なおグ ラム染色により,軟膜下および第三脳室脈絡叢,大脳皮 質,血管内壁などに多数のグラム陰性小樗菌が認められ た.他に心臓,肺,肝臓,牌臓,腎臓, Jl'幸脱においても 同様の病巣が認められた. なお併せて各臓器の細菌学的検査を実施したところ, 脳から純培養的に分離され,腎臓,腕,肝臓,心臓から も高率に分離された.分離菌は培地上で,針頭大~0.5 mm大の光沢ある湿潤な集落を形成し,集菌するとレモ ン色を呈し,グラム陰性多形性の短梓菌であり,生化学 的性状は,運動性(一),溶血性(一), CO2要求,カタ ラーゼ(一 ),オキジダーゼ(十), OF試験 (F),硝酸塩 還元,インドール(+), H2S弱産生, V:X因子要求 (一)であり,糖分解試験は,グルコース(+),マンノ ース(+),ラタトース(一), トレハロース(一),ラフ ィノース(一),イノシット(一)であり ,H.sと同定さ れた. 以上の結果,H.s感染症は病理学的,細菌学的に敗血 症の定義に合致し,全部廃棄の対象となる疾病と考えら れる.そこで生体検査時に神経症状を呈する場合,改め て脳の検査および各臓器の観察の必要性を痛感する. 最後に,H.s分離に際じ,嫌気性およびローソク培養 下で,血液寒天,チョコレート寒天(新鮮脱線血および 冷凍保存血液使用), 0.2%チャコール加TSA培地を使 用したが,発育支持力において新鮮血液を使用したもの とほとんど差は認められず,いずれも ,H.sの分離に有 効なことを確認した.すなわち,このことはH.s感染 症の細菌学的検査を行う場合,生血液の確保という煩雑 さから解放される意味で有意義であると考えられた.

2

.

宮城県の人畜共通缶染病感染動物の実 態 に 関 す る 調 査

O

小 松 哲 也 * 牧 野 仁 ゲ宮城県仙南食肉衛検一角田市江尻字巻向114-2) 一一一144一一一

(10)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(東北-198

現在,犬や猫が人畜共通伝染病に重要な役割を演ずる ことが問題祝され,全国的にその実態調査が行われてい る.今回,宮城県内の保健所に抑留された犬について調 査を行ったので報告する. 材料および方法 昭和60年11月より昭和61年12月までの期間に,県 内各保健所(仙台市を除く)に捕獲・抑留された犬 200 頭について,MGL法による糞便検査を行った.なお,そ のうち20頭について,ふきとりによる口腔内P出t問 問II司 a multocidaの検出と,血清中のBrucellacanis抗体の検出 を行った. 結果 糞便検査において 200頭中58頭 (29%)の糞便に嬬 虫卵が検出された.単種および重複感染の状態は,単種 感染が最も多く 70.7忽 2種および3種感染は, それ ぞれ24.1%,5.2%で、あった.その虫卵の種類は,条虫 卵3種でマンソン裂頭条虫卵10頭 (12.8%),豆状条虫 卵2頭 (2.6%),瓜実条虫卵1頭(1.3%),線虫卵は3 種で犬鞭虫卵38頭(48.7%),犬回虫卵20頭(25.6%), 犬鈎虫卵7頭 (9%)の計6種で,延 78頭中にみられ た.なお,吸虫類の卵は検出されなかった. 口腔内の Pasteurella multocidaの検出は, 20頭中4頭 (20%)であ った.血清中Brucellacanis抗体価は,いずれも陰性であ っTこ. 今回の調査により 29%の犬が何らかの寄生虫卵を持 っており,その中でも犬綾虫卵および犬回虫卵が多くの 犬より検出された.他の報告と同様,検出された虫卵は, そのほとんどが人にも感染し得るものであり,幼虫移行 症を起こすものも含まれていた. また ,Brucella抗体陽 性の犬はみられなかったが,犬からの人体感染の報告が あることより今後とも注意する必要があると思われる. 一方,小数ながら口腔内より P出 加 問llaが検出され, 吹傷による人体感染例jの報告があることから十分に注意 をはらわなければならないと思われる.また,抑留所内 での捕獲犬の水平感染なども考えられるので,抑留所内 での管理についても改めて考える必要があると思われ る. なお,本調査結果は,さらに例数を増やしデータを蓄 積し,解析して獣疫衛生担当者にフィードバックしてい く予定である.

3

.

牛 の 好 酸 球 性 筋 炎 の

1

例について

O

下 回 信 彦 * 佐 々 木 肇 大 野 譲 治 坂 上 友 康 松 山 栄 蔵 土 倉 猛 (ネ青森県回会館食肉衛検ー南津軽郡田舎館村川部字富岡 84ー1) 牛の好酸球性筋炎“Bovi・neeosinophilic叩ositis"は,激 しい好酸球浸潤を特徴とする原因不明の筋肉変性症であ る.とくに住肉胞子虫との関連性が注目されているが, まだ確証は得られていない.わが国ではすでに河野ら (1972),土屋ら (1972),宮西ら (1973)の発生報告がみ られるが,今回,稀有に遭遇した本症の1例について, 病理組織学的に検索する機会を得たので、報告する. 症例はホルスタイン種,雌 3歳である.生前の特記 症状は欠如し,また生体検査時にも,とくに異常所見は 認められなかった.解体検査時に初めて異常所見に遭遇 した.すなわち剥皮時,全身性皮下脂肪織は淡緑色を呈 していた.同時に脂肪織内には鶏卵大 ソフトボール大 の硬回病巣が多発性に形成されていた.さらに全身性筋 肉は,すでに正常の固有形状ないし色調を失い,禰漫性 あるいは一様に灰白色ないし帯緑色調を呈していた.ま た部位により筋線維は不整となり,さらに不整白色調な いし結合織様病巣を形成していた.それらの変化は,と くに後躯の大腿筋で顕著であった.同時にそれらの領域 では,多数の石灰化病巣を形成していた. 病理組織学的には,著明な好酸球浸潤を伴なう慢性筋 炎として捉えられた.すなわち全身の筋線維は穎粒状な いし硝子化,変性萎縮ないし壊死性変化に陥っていた. 変性筋線維にはマクロファージが侵入していた.それら 筋線維聞ないし間質には,多数の好酸球が結節性ないし 溺漫性に浸潤し,同時に好酸球額粒が頻繁に遊離散在性 に観察された.また好酸球と同時に間様系細胞,さらに 陳旧化病巣では新生血管と結合織性細胞の増殖が著明で あった.部位によっては筋線維の消失と石灰沈着を伴い, 結合織性に置換していた.筋線維内には住肉胞子虫の寄 生もみられた. 以上の所見は,従来報告されている牛の好酸球性筋炎 の病態に酷似するものであったが,とくに原因論を考察 すべき所見は見いだせなかった.

4

.

豚ポ}(...フィリン症の

1

0

大 谷 勝 実 * 広 野 滋 小 松 修 蒲 沢 昭 ゲ山形県内陸食肉衛検一山形市大字中野字的場82

先天性ポルフィリン症は,ポルフィリンの代謝異常に より大量のポルフィリンが組織,ことに骨と歯に沈着す るまれな代謝病であるとされている.わが国においては, 牛で2件,豚で3件の報告があるにすぎない.われわれ は, 昭和61年8月, 山形県鶴岡市のと畜場において, 豚の先天性ポノレブィリン症と考えられる例に遭遇じたの で,その概要を報告する. 1. 発症豚:発症豚は雑種,雌,約6カ月齢の一般肉 豚で,藤島町の一貫経営のS農家から生産されたもので おり,生体検査ではとくに異常を認めなかった.

s

農家 からのその後の聞きとりにおいても,当該豚を含め同腹 145~一一

(11)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(東 北-1987) のものも尿の異常や皮膚炎などはみられず,発育は順調 であったとのことである. 2. 肉眼所見:臓器;肝臓および腎臓が陪褐色を呈し ていたほかはとくに異常を認めなかった.骨;すべての 骨が暗褐色を呈しており,断面においても強い暗褐色を 呈していた.しかし,関節部などの軟骨の着色はみられ なかった.歯;門歯から臼歯まですべて紫褐色を呈して L 、ナこ. 3 組織学的所見:腎臓;尿細管,とりわけ遠位尿細 管の上皮細胞質内に犬小不同の寅褐色穎粒を多数認め た.また軽度の禰漫性増殖性糸球体腎炎像を認めた.骨 髄;固有構造および細胞組成には大きな変化はみられな かったが,網内系と思われる細胞の細胞質内に大小不同 の黄褐色穎粒を多数認めた.これらの黄褐色穎粒は鉄反 応陰性で,蛍光顕微鏡による観察ではその位置に相当し て赤褐色の蛍光が認められた. 4. 理化学的所見:骨および歯に波長356nmの紫外 線を照射したところ,明擦な赤色蛍光を発した. 骨髄を試料としポルフィリン体の分別測定を行ったと ころ,正常ではみられない大量のウ戸ポノレフィリンとコ プ戸ポルフィリン,また微量のプロトポノレブィリ γを検 出した. 以上の所見により,本症は豚の先天性ポノレフィリン症 と判定した. ポノレフィリン症は,先天性のもののほかに重金属など の中毒による続発性のポルフィリン症が知られており, 食肉衛生上留意しなければならない疾病である. なお,本例においては,着色部分以外は合格とした.

5

.

魚 肉 ね り 製 品 の 流 通 過 程 で の 細 菌 増 猪 に 関 す る モ デ ル 実 験 に つ い て

0

佐 藤 文 俊 * 山 崎 朋 子 松 浦 隆 弘 箱 崎 泰 秀 小 川 徹 渡 辺 正 校 菊 地 惇 尾 崎 和j煩 佐藤雅蕎 (*福島県平保ーいわき市平字梅本15) いわき地方の特産品で、ある魚肉ねり製品について,製 造所における監視指導を行っているが,細菌の増殖に関 しては,流通過程での取り扱いが大きな影響をもってい る.そこで,魚肉ねり製品の盛夏期流通過程時における 温度変化を想定したモデル実験を行い,若干の知見を得 たので、報告する. 実験内容;{:共試材料は, リテーナ成型板蒲鉾および揚 げ蒲鉾各2種類(向ーロγ ト)を検査ごとに各5個使用 した.実験方法は,盛夏期の流通過程での温度変化を以 下のように想定し,各条件下で検体を保存して経時的に 細菌検査を行った.製造所から市場(200C 11時間),市 場での販売 (300C8時間, 50C 16時間, 300C 8時間), 市場から小売り庖 (200C 5時間), 小売り庖での販売お よび霜取り (50C 保存 1日1回200C1時間),なお, 対照とした検体は常時50Cに保存した.検査日は,実験 開始日 2日後 6日後(揚げ蒲鉾), 15日後(リテー ナ成型板蒲鉾)とした. 検査項目は, 一般細菌数, 大 腸菌群,黄色ブドウ球菌(揚げ蒲鉾のみ)について行っ Tこ. 実験結果; yテーナ成型板蒲鉾は,実験開始日はすべ て細菌数 300個

!

g

以下 2日後は最高1.5 X 104個

!

g

, 15日後は最高5.8X 105個

!

g

であり,大腸菌群はすべて 陰性であった.揚げ蒲鉾は,実験開始日はすべて細菌数 300個

!

g

以下 2日後は最高4.5X 104個

!

g

,6日後は最 高1.2 X 105

!

g

であった.大腸菌群は 6日後に1種 類の5検体中3検体が陽性であった以外は陰性であっ た.黄色ブドウ球菌はすべて陰性であった.常時50Cに 保存した対照群はすべて細菌数300個

!

g

以下,大腸菌群 陰性,黄色ブドウ球菌陰性(揚げ蒲鉾のみ)であった. まとめ:現在,音水産食品の微生物規格について再検 討がなされており,現在は細菌数の規格のない食品につ いても,そのほとんどについて紹菌数の規格が設けられ る方向にある.上記の実験結果から,流通販売過程での 温度管理が不適切な場合,細菌数超過による不良食品の 発生も考えられる.盛夏期においては,保存基準が設定 されている食品を含め,流通販売過程での温度管理が不 適切な場合が多くみられる.これらのことから,微生物 規格の遵守,品質風味の変化防止,ひいては食品事故防 止のためにも,流通販売過程での温度管理の重要性を再 認識してもらい,そのことに十分注意するよう今後とも 指導していきたいと考えている.

6

.

力 ン ピ ロ パ ク タ ー ・ ジ ェ ジ ュ ニ ー の 汚 染 調 査 成 績 ( 第3報)一動物園における保菌 状況ー

0

斉 藤 志 保 子 容 小 松 守 (*秋田県衛研一秋田市千秋久保田町6-6) C.j~juni は,ヒトの下痢症の重要な原因菌であると同 時に,人畜共通感染症の病原でもあることから,われわ れはこれまで食肉の汚染状況やイヌの保菌状況を調査す るとともに,それらから分離された菌株について血清型 別を行い,本学会でも報告してきたが,本報では動物園 で飼育されている数種のサル類と,副餌として与えられ ている鶏の頭,並びに鳥類の保菌調査を実施したので, その成績を報告する. 方法:分離はスキロー,ノミツラー,プレストンなどの 培地を用い,ガスパック法で行った.血清型別は当所で 作成した抗血清を用いた受身赤血球凝集反応、で、行った. 材料:サルや鳥類の糞便は綿棒で、直腸便を採取し,キ ャリーブレア培地で輸送した.鶏頭はブロック状に凍結 してあるものを溶解給与持に採取した. 一一一146一一

(12)

学会講演要旨ー獣医公衆衛生(東 北-1987) 結果:(1) リスザノレ (11頭)は 10回検盗したが,陽 性例があったのは3回だけで,それぞれ, 4, 1, 3頭が 陽性であり,幼若な個体からの分離が多い傾向を示した. ノドジロオマキザノレ (6頭)は昭和 61年 7,9, 11月の 3回検査したが,楊性頭数はそれぞれ 4,1, 5頭であっ た.血清型は7月はすべて J-13型, 11月は J-20型を 中心とする 5種類で,検体採取日により菌型がほぼ共通 する傾向がみられた. (2) リスザルとノドジロに副餌と して与えている鶏頭からは27.6%(16/58)分離された. 血清型はJ-5型がほとんどで,サルからの分離菌型とは 異なった傾向を示したが,検体採取後再度凍結して保存 したこと 1検体から拾ったコロニーが1個から2{固と 少なかったことなどから菌量の少ないものは検出できな かったのではないかと思われた.(3) マントヒヒ(1頭) は昭和61年 12月 8日から鶏頭を与え,保菌検査を 1カ 月余り実施したが,翌日のみ陽性であった.鶏頭からは 11 日, 12 日にマントヒヒの分離株と同じ J-15型が分 離された.また, 22日から 26日にかけて裂別不能株が 分離されたが,マントヒヒからはすべて分離されなかっ た.(4) ニホンザルは2回,延べ 90頭について検査し たが,C.jejuniは49%が陽性であり, C.coliも34%分 離された.血清型は多岐にわたった. (5) ヒナイドリは 8 固にわたり延べ 51羽を検査したが,分離率は 62.5~ 100%と常に高率であった.その他の鳥類では,クジャ ク10羽中 4羽,キンパ 4羽中 2羽が分離陽性であった.

7

.

輸入牛にみられた単包虫症について

O

新 谷 哲 土 * 大 西 良 雄 佐 藤 次 郎 津 島 勇 治 上野昭二 (ネ青森県十和田食肉衛検ー十和田市三本木字野崎1) わが国では,毎年大量にオーストラリア・アメリカな どから牛が輸入され,とくにオーストラロア産牛はその 中の 60~90% を占めている. オーストラリアは,単包条虫の重度汚染地区であり, それらの牛のと畜検査時に,牛単包虫症として内臓廃棄 されているものも少なくない. 今回われわれは,オーストラリアより輸入され,数カ 月間青森県内で肥育された牛のと畜検査時に,単包虫症 に遭遇したので,その概要を報告する. 昭和61年 4月以降,昭和 62年 7月末までに十和田食 肉衛生検査所で検査したオーストラリア産輸入牛196頭 中5頭(アンガス種 115頭中 3頭,マリーグレ一種 79 頭中2頭,ショートホーン種2頭中O頭〉に胞嚢を認め た.検出率は2.6%であった. 胞嚢は,肺臓 (4例),肺臓と肝臓 (1例)で認めら れ,その数は腕臓では 1~19j{箇,肝臓では64偲確認さ れた.それらは 3~50mm の大きさであり,単褒状,多 形状を呈していた.胞嚢壁は白色 半透明の結合織伎の 厚い摸よりなり,内部には透明な液体が充満しているも のも認められた.病理組織学的検査を実施したところ, PAS強陽性の Fチグラ層やそれに比べて薄い伍芽層が 認められたため,牛単包虫症と診断した.また,光学的 検査,病理組織学的検査のいずれにおいても原頭節は認 められなかった. 今回の症例は原頭節の認められない牛単包虫症で、あっ たが,原頭節が検出された報告もなされていることから, 感染畜およびその臓器の的確な処置は,公衆衛生上とく に重要である.また国外より多くの家畜が輸入されてい る現状から,包虫症のみならず,他の人獣共通伝染病の 侵入も示唆され,これからのと畜検査には,より一層慎 重な対応が望まれる.

8

.

牛の肺にみられた腫癌

2

例!こついて

0

石 川 弥 恵 子 * 箱 崎 泰 秀 吉 田 忠 功 (*福島県食肉衛検ー郡山市富久山町久保田宇古坦95-2) 昭和62年 2月と 6月に,制福島県食肉流通センター に病畜として搬入された牛で 2例の珍しい肺腫癌に遭 遇したので、組織学的に検索した. 1. 材料および方法:肉眼的に腫癌が認められた異常 組織の部分とその周辺臓器などを採取し,常法により切 片を作製, HE.AZAN.鍍銀.PAS.PTAH の各染色 を施し鏡検した. 2. 所見:例 1は,黒毛和種の雌・ 4歳で, T=39.0 .C. 菓告は歩行異常.自

J

検所見は,肺に大豆大 鶏卵大 乳白色の

E

更結で光沢のある腫濯の密発と,右側骨盤腔内 に癒着したバレーボール大乳白色で柔らかな腫癒を認め た. その他の部検所見として,左側骨盤腔内に小児頭大の 出血塊,左卵巣・惇臓・空腸リンパ節・胆嚢の出血,右 腎臓の白色化,腫癌周囲リンパ節の腫脹を認めるほかは, 著変は認められなかった.組織所見は,いずれも淡明大 型で円形 紡錘形の核と細胞からなる腫癌細胞が,胞巣 状に認められた.また細胞の輪郭や核小体は不明瞭で, 核分裂像も多数認められ,腫癒周囲リンパ節への腫濠細 胞浸j聞もみられた.右腎臓はリンパ球の浸j聞が認められ た.PAS反応は陰性であった. 例2は,ホJレ九タイン種の雌・ 5歳で, T=39.6.C. 搬入時の添付診断書名は肺炎.部検所見は,肺に大豆大 鶏卵大乳白色で硬結の渥癒を多数認め,腫癌の一部は 人頭大で,胸腔内一面に癒着していた.その他腫癌周回 リンパ節の腫脹を認めるほかは,著変は認められなかっ た.組織所見は,好酸性の抱体冶持つ紡錘形 円形の核 よりなる異型性の強い麗蕩細胞が,花笈状に認められた. 好酸性の胞体内には,ときに横紋構造がみられ, PTAH 一一一147一一一

(13)

学会講演要旨ーァ獣医公衆衛生(東 北-198

染色で明瞭に確認された.また 1~数個の明瞭な核小体 を持ち,核分裂像も多数認め,腫癌周囲リンバ節への腫 癒細胞の浸潤もみられた.PAS反応は強陽性の穎粒を認 めた. 3. 考察およびまとめ:以上の所見より,例1は未分 化癌,例2は異型性の強い横紋筋肉置と診断したが 2 例とも蹄における病変は,転移巣と考えられた.ヒトの 横紋筋肉腫は主に 60歳以上に発生し,きわめて悪性度 が高く,局所の再発をしばしば繰り返すとともに,血行 性あるいはリンパ行性の転移を起こし易く,転移の好発 部位として肺・脊椎などが挙げられるが,動物では数少 ない麗湯であり,転移 好発部位などについては,ヒト と同様であると考えられた.

9

.

牛ヨーネ病の発生について

0

坂 本 尚 志 キ 加 沢 敏 明 加 賀 千 光 児 玉 孝 文 (*秋田県中央食肉衛検ー河辺郡河辺町神内字堂坂2-6) 〔褒賞論文一褒賞論文要旨掲載参照〕

1

0

.

と 殺 豚 に み ら れ る 関 節 炎 の 細 菌 学 的 お よ び 病 理 学 的 調 査 。 鈴 木 古 ー * 鈴 木 青 滋 安 孫 子 千 恵 子 大 谷 勝 実 (*山形県内陸食肉衛検一山形市大宇中野字l的場82η 肉眼的に非化膿性関節炎を呈すると殺豚73頭につい て,細菌学的および病理学的に調査した. 73頭のうち,栄養優良豚42頭,栄養不良豚31頭で, 栄養優良豚は膝関節炎を呈するものが多く,栄養不良豚 は多発性関節炎を呈するものが多かった.関節の変化は 一様ではなく,肉眼的所見により大きく 3つに分けられ た.ポリープ状の紋毛で, リンパ節は大きく腫脹し,栄 養状態の良いもの.樹校状の紋毛で,リンパ節は腫大し, 発育不良で多くは多発性関節炎を呈すもの.紋毛の増生 は軽度で,関節滑液の増量がきわめて著明で栄養優良な ものであった. 細菌学的検査は一般細菌数のほか, 23頭 に つ い て は マイコプラズマの分離も試みた.また,関節滑液につい ては,分離とともに,菌数の測定も行った. 豚丹毒菌が 17頭,マイコプラズマが5頭, レンサ球 菌が 3頭から分離された.48頭からは分離できなかっ た. 関節滑液中の豚丹毒菌数は, 1~6 個/0.1mlのも のが14頭(14検体), 11~24 個/0.1mlのものが1頭(4 検体)であった.豚丹毒菌が分離されたものは,栄養不 良豚で分離率が高かった.その病理学的所見は, リンパ 節の腫大,紋毛の増生が著明で,紡毛は新生血管に富み, プラズマ細胞, リンパ様細胞が多数みられる肉芽様組織 で,類線維素と多数の好中球がみられた. リンパ節は洞 カタルを呈し,好中球が浸潤していた.マイコプラズマ 分離例は紋毛の増生は軽度で, リンパ節の腫大はなかっ た.蘭節f音波はきわめて増量していた.病理組織学的に は紋毛の細胞浸潤は軽度で, リンパ節で、は好中球の浸j閏 はなく,好酸球が多くみられた. レンサ球菌分離例では リンパ節は髄様に腫脹し, ~同カタルはなく,好中球の浸 j聞が著明であった. 病変を認めながら,菌が分離されなかった 48頭の病 理学的所見は 8頭が豚丹毒菌が分離されたものと類似 していた.菌数が少いために,豚丹毒菌が分離されなか ったと思われる. 33頭が,豚丹毒菌が分離されたもの と類似するが好中球がみられず,好酸球が紋毛に出現し ていた.これは長期に慢性化した関節炎型豚丹毒で,関 節腔は無菌の状態となったと考えられる.その他は,マ イコプラズマ感染を疑えるものと,非感染性の関節滑液 の増量と思われる. 48頭のうち, マイコプラズマやレ ンサ球菌が分離されたもののほかは,ほとんどが長期に 慢性化した関節炎型豚丹毒と考えられる.

1

1

.

豚 リ ン パ 節 結 核 様 病 巣 の 発 生 状 況 と 分 離 菌

0

勝見正道* 小島照郎 (*宮城県仙台市食肉衛検ー仙台市扇町6-3-6) 豚の非定型抗盟主菌症は,下顎リンパ節 (Subと略)お よび腸間膜リンパ節 (Mesと略)を中心に,乾酪化,石 灰化病巣として認められる疾病で,各地で発生が報告さ れている.一方, Subの同様な病巣からRhodococcusequi (R. equiと略〉が分離されるという報告もある.当所で もこのような病巣をもっ豚が最近急激に増加しはじめ, 集団発生も認められるようになった.今回は, Subおよ びMesに結核様病巣をもっ豚の実態調査と同部位にお ける細菌検索を行った. 昭和 56~61 年度の 5 年聞に仙台市ミートプラントに 搬入された豚のうち, Subおよび Mesに結核様病巣が 認められたものについて,統計処理を行った.また昭和 61 年 6 月 ~62 年 2 月までの期間に,病巣が観察された Sub 137検体と Mes102検体について細菌検索を試み た. 本症の発生は,昭和 59年度から急激に増加し,現在 もその傾向は続いている.昭和56年度と昭和61年度を 比較すると発生頭数で13倍,発生率で11倍に増えた. 月別の発生率は,冬から春に上昇し夏から秋に低下した. この季節変動はMesでの発生率で顕著であったが, Sub では大きな変動はみられなかった.昨年度集団発生を認 めたのはB件で,全発生頭数の約 60%をしめていた. その発生は1件を除き, Mω中心で,一i率性のピークを 形成した後漸減し,散発的な発生に移行した.抗駿菌は Sub 82検体 (59.8%),Mes 86検体 (84.3%)から分 離された.

-148

参照

関連したドキュメント

医師の臨床研修については、医療法等の一部を改正する法律(平成 12 年法律第 141 号。以下 「改正法」という。 )による医師法(昭和 23

次に、第 2 部は、スキーマ療法による認知の修正を目指したプログラムとな

トリガーを 1%とする、デジタル・オプションの価格設定を算出している。具体的には、クー ポン 1.00%の固定利付債の価格 94 円 83.5 銭に合わせて、パー発行になるように、オプション

② 

★分割によりその調査手法や評価が全体を対象とした 場合と変わることがないように調査計画を立案する必要 がある。..

実効性 評価 方法. ○全社員を対象としたアンケート において,下記設問に関する回答

不正な投機を助長する等、特定の者(具体的に個人又は法人等が確定していることま

1アメリカにおける経営法学成立の基盤前述したように,経営法学の